JP3933487B2 - デュアルモードドラムブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドラムブレーキ装置に関し、より詳細には、サービスブレーキ時にはリーディング・トレーリング形(LT形)ブレーキとして作動し、パーキングブレーキ時にはデュオサーボ形(DS形)ブレーキとして作動するデュアルモードドラムブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のデュアルモードドラムブレーキ装置が、例えば米国特許第5275260号公報や特公昭62−8652号公報や特開平9−273573号公報に開示されている。これらのドラムブレーキ装置の構造については、前記文献に詳述されているから、ここでは図6,7に基づいてその一例を概説するに留める。
【0003】
バックプレート1はその中央穴1aを車軸に遊嵌し、4箇所の穴1bに図外のボルトを通して車両の不動部に固定される。
【0004】
対向する第一のブレーキシュー2及び第二のブレーキシュー3は、夫々シューリム2a,3aとシューウェブ2b,3bとが断面T字状に形成され、シューリム2a,3aの外周面に夫々ライニング2c,3cが添着されている。そして、板ばねとピンから成る公知のシューホールド機構4,5で以ってバックプレート1上に可動的に装架されている。
【0005】
図6において、サービスブレーキ用アクチュエータとしてのホイールシリンダ6が、ブレーキシュー2,3の上方隣接端2d,3d間に配設され、前記バックプレート1上に固着されている。又、アンカーブロック7がブレーキシュー2,3の下方隣接端2e,3e間に配設され、前記バックプレート1の隆起部上に2本のリベット8,8で固定されている。
【0006】
一対のブレーキシュー2,3間には、アジャストボルト10とアジャストナット11とソケット部材12とから成る伸縮可能なシュー間隙調整装置9が懸け渡されている。そして、バックプレート1に設けた穴1c又はブレーキドラムに設けた穴(図示せず)からマイナスドライバ等の工具を挿入し、アジャストボルト10と一体の調整歯10aを手動回転することにより、アジャストナット11に対してアジャストボルト10が螺出・入し、シュー間隙を調整し得るものである。
又、本図中においては、アジャストレバー13とアジャストスプリング14とピン15とを付設したシュー間隙自動調整機構を示しているが、その詳説は省略し、ピボットレバー16とパーキングブレーキ用アクチュエータ17の振動抑制機能のみを説明する。つまり、アジャストスプリング14力によりピボットレバー16は、アジャストレバー13を枢支しているピボットレバー16と一体のピン15を介して常に時計方向に付勢されており、ピボットレバー16とパーキングブレーキ用アクチュエータ17の振動を抑制している。
【0007】
第一のブレーキシュー2には、その中間部にピボットレバー16の中間部(具体的には、図6におけるシュー間隙調整装置9と後述するストラット20との間)が枢支部16cで以って回転可能に枢支され、ピボットレバー16の上方端16aと下方端16bが、前記シュー間隙調整装置9と後述するストラット20に夫々係合している。
【0008】
ブレーキレバー18とストラット20とピン21とから構成されるパーキングブレーキ用アクチュエータ17が、前記アンカーブロック7に隣接して配設されている。ブレーキレバー18は、アンカーブロック7の近傍位置で、基部18aが第二のブレーキシュー3にピン21で以って回転可能に枢支され、ホイールシリンダ6側に位置する自由端部18bに、バックプレート1に固定したガイドパイプ26を通して配索したブレーキケーブル23のケーブルエンド23aが掛止されている。又、ストラット20は、ブレーキレバー18の基部18aの近傍部とピボットレバー16の下方端16bとの間に懸け渡されている。
【0009】
尚、一対のブレーキシュー2,3の夫々の上方側間と夫々の下方側間には、ブレーキシュー2,3を互いに相近寄る方向に付勢するシューリターンスプリング24,25が夫々張設され、ブレーキシュー2,3の上方対向部をシュー間隙調整装置9に、又、下方隣接端2e,3eをアンカーブロック7に夫々当接係合させている。
【0010】
次に、前述した構成におけるブレーキ作動について説明する。
先ず、サービスブレーキ作動について説明する。ブレーキペダル(図示せず)を操作してホイールシリンダ6を加圧すると、両ブレーキシュー2,3の上方隣接端2d,3dが夫々左右に押圧されて下方隣接端2e,3eのアンカーブロック7との夫々の当接点を支点に拡開し、双方のライニング2c,3cが回転しているブレーキドラム(図示せず)に摩擦係合して制動力を生起するLT形ブレーキとして作動する。
【0011】
続いて、パーキングブレーキ作動について説明する。ハンドレバー(図示せず)を操作してブレーキケーブル23を第一のブレーキシュー2側に向けて牽引すると、図6において、ブレーキレバー18がピン21を支点に時計方向に回転してストラット20を押圧し、この押圧力によりピボットレバー16を、その枢支部16cを支点に反時計方向に回転させ、シュー間隙調整装置9を介して第二のブレーキシュー3を拡開すると共に、ピボットレバー16がシュー間隙調整装置9との当接点を支点に反時計方向に回転し、第一のブレーキシュー2をピボットレバー16の枢支部16cからの押圧力により拡開する。又、ブレーキレバー18の反力が、ストラット20との当接点を支点にピン21を介して第二のブレーキシュー3の下方端3eを押圧している。これにより、両ブレーキシュー2,3のライニング2c,3cがブレーキドラム(図示せず)に摩擦係合してこれの静止状態を維持する。ここでブレーキドラムが回転しようとする方向の一次側のブレーキシュー2又は3の摩擦力が、シュー間隙調整装置9を介して二次側のブレーキシュー3又は2に伝達されて制動力を生起するから、DS形ブレーキとして作動する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したデュアルモードドラムブレーキ装置には次のような問題点がある。
【0013】
図8に車両後方側のシャシーの一部を描いた一例を示す。アクスルハウジングbの左右端面に固定されるドラムブレーキ装置a,a(説明の便宜上、バックプレート1,1とホイールシリンダ6を示し、図6,7に示すバックプレート1は図8の奥側)は、車輪の溝への落下や飛び石からブレーキパイプ或いはブレーキホースc,cの破損を回避するため、通常、ホイールシリンダ6が車軸の上方側に配置される。しかして、前述した従来のデュアルモードドラムブレーキ装置においては、ブレーキケーブル23がホイールシリンダ6に隣接して配設され、ガイドパイプ26を通して車両前方側に向けて延伸する。しかしながら、車両前方側にはショックアブソーバd,dやコイルスプリングe,e等が存在するため、これらが邪魔になりブレーキケーブル23の配索が困難であった。
【0014】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、パーキングブレーキ用アクチュエータのみを変更する簡素な構成で以って、足回り部品が邪魔にならない車軸の下方側にブレーキケーブルを配設することができるデュアルモードドラムブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明によるデュアルモードドラムブレーキ装置においては、パーキングブレーキ用アクチュエータが、第一のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの両端部間に回転可能に枢支すると共にその自由端部を下方に向け、第二のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの下方端部に回転可能に枢支すると共にその自由端部を上方に向け、第一のブレーキレバーのブレーキ内方側に第二のブレーキレバーが並列するよう配設し、前記第一のブレーキレバーがその基部と自由端部の間前記第二のブレーキレバーの自由端部を係合すると共に、第二のブレーキレバーの両端部間と前記ピポットレバーの下方との間にストラットを懸け渡して構成され、前記第一のブレーキレバーの自由端部を牽引作動するブレーキケーブルを、前記アンカーに隣接すると共に第一のブレーキシュー側に向けて配設したものである。
【0016】
又、第二のブレーキレバーが1枚の板体から成り、このブレーキレバーの基部側を、シューウェブを挟持して対向する平行片に形成し、シューウェブの内縁の近傍部から自由端部にかけてその断面が略コ字形になるよう一体形成するとよい。
そして、略コ字形部の底部外面又は底部内面に、第一のブレーキレバーを係合させるとよい。
【0017】
上記のように構成されたデュアルモードドラムブレーキ装置によれば、第一のブレーキレバーを牽引するブレーキケーブルのバックプレートからの引き出し位置がアンカー側に、言い換えると、ブレーキケーブルを配索する位置が車軸の下方側になるから、車両の足回り部品に邪魔されることなくブレーキケーブルを配索できる。
【0018】
又、第一及び第二のブレーキレバー共、プレス加工で簡単に一体成型できることに加えて、第二のブレーキレバーはその基部がシューウェブを挟持するから、第一のブレーキレバーの作用力により生じる偏倚力に対して強度上有利であると共に、第一のブレーキレバーからの作用力をストラットに偏倚させることなく伝達できる。又、ブレーキレバーのレバー比は、第一及び第二のブレーキレバーのレバー比を積算した値でよく、夫々のブレーキレバーのレバー比を小さく抑えられるので、板厚を薄く出来て軽量化が可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜3を参照しながら本発明の実施例1について詳細に説明する。説明に当たって、前述した従来技術のデュアルモードドラムブレーキ装置と同一の構成部品及び部位については同一の符号を付してその説明を省略し、従来技術の課題解決に寄与するパーキングブレーキ用アクチュエータ117の構成を中心に、100の位の符号を付して説明する。
【0020】
本例のパーキングブレーキ用アクチュエータ117は、第一のブレーキレバー118と第二のブレーキレバー119とストラット120等から成る。第一のブレーキレバー118は、その基部118aが第二のブレーキシュー3の両端部間にピン121で以って回転可能に枢支され、第二のブレーキレバー119は、その基部119aが第二のブレーキシュー3の下方端部3eにピン122で以って回転可能に枢支されている。そして、両ブレーキレバー118,119の自由端部118b,119bが互いに相近寄る方向に伸長され、第一のブレーキレバー118のブレーキ内方側に第二のブレーキレバー119が並列するよう配設されている。
【0021】
1枚の板体から成る第一のブレーキレバー118は、シューウェブ3bのバックプレート1側に重合して配設され、自由端部118bがU字形に折り返されて溝118cを形成している。
一方、1枚の板体から成る第二のブレーキレバー119は、その基部119a側がシューウェブ3bを挟持して対向するよう平行片に形成され、シューウェブ3bの内縁の近傍部から自由端部119bにかけてブレーキ内方側が開口する断面形状が略コ字形に折曲形成されている。
この自由端部119bの底部外面に第一のブレーキレバー118の基部118aと自由端部118b間に形成した突起118dが当接係合すると共に、第二のブレーキレバー119の基部119aと自由端部119b間がストラット120の左端部に当接係合している。
【0022】
長方形の平板から成るストラット120は、その左端の突出部120aが第二のブレーキレバー119のコ字形部に嵌入して幅方向の動きが制限されると共に、図2における上方の段付面120bがコ字形部の上方片に形成した切り欠き溝119c底に当接係合して板厚方向の移動が規制され、且つ、第二のブレーキレバー119の切り欠き溝119cは、ストラット120の板厚方向へ傾動し得るようテーパ状に形成されている。又、ストラット120の下方の段付面120cが第二のブレーキレバー119のコ字形部の下方片に当接係合している。更に、ストラット120の右端部は、その切り欠き溝120d底がピボットレバー16の下方端16bに当接係合している。尚、第二のブレーキレバー119のコ字形部の形状を、図1における上方端の開口を塞ぐよう絞り成型すれば自由端部119bの強度を向上し得る。
【0023】
しかして、第一のブレーキレバー118の溝118cに嵌入してケーブルエンド23aがシューリム3a側の端面に掛止されるブレーキケーブル23は、アンカーブロック7に隣接して第一のブレーキシュー2側に向けて配設され、ガイドパイプ26内を通してブレーキ外に延設されるから、足回り部品に邪魔されることない車軸の下方側に配索できる。
【0024】
続いて、前述した構成におけるパーキングブレーキ作動について説明する。図1において、ブレーキケーブル23により第一のブレーキレバー118の自由端部118bを牽引すると、第一のブレーキレバー118がピン121を支点に反時計方向に回転し、突起118dで以って第二のブレーキレバー119の自由端部119bを押圧する。この押圧力により、第二のブレーキレバー119がピン122を支点に時計方向に回転してストラット120、ピボットレバー16、シュー間隙調整装置9の順に押圧する。又、第二のブレーキレバー119の反力が、ストラット120との当接点を支点にピン122を介して第二のブレーキシュー3の下方端3eに作用する。これ以降のパーキングブレーキの作動については、前述した従来技術のパーキングブレーキ作動と同じであるからその説明を省略する。
【0025】
次に、図4,5を参照しながら本発明の実施例2について説明する。本例のパーキングブレーキ用アクチュエータ217は、前述した実施例1で示した第二のブレーキレバー119及びストラット120の形状が相違するのみであるから、当該部品に200の位を符し相違点のみについて説明する。
【0026】
第二のブレーキレバー219は、シューウェブ3bの内縁の近傍部から自由端部219bにかけてブレーキ外方側が開口する断面形状が略コ字形に折曲形成され、この自由端部219bの底部内面に第一のブレーキレバー118の突起118dが当接係合している。
又、長方形の平板から成るストラット220は、その左端に形成した凹溝220aが、第二のブレーキレバー219のコ字形部に形成したテーパ状の窪み219dに交差するように当接係合している。
上述した構造によれば、パーキングブレーキ作動時における第一のブレーキレバー118の捩れを補正できると共に、ブレーキ中央部のスペースを広く確保出来る利点も有する。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したようになるから次のような効果を得ることができる。
【0028】
<イ> 対向するブレーキシューの上方隣接端間にサービスブレーキ用アクチュエータを配設すると共に、下方隣接端間にアンカーを配設し、サービスブレーキ用アクチュエータに隣接して両ブレーキシュー間にシュー間隙調整装置を懸け渡すと共に、アンカーに隣接してパーキングブレーキ用アクチュエータを配設し、第一のブレーキシューにピボットレバーを回転可能に枢支し、このピボットレバーの上方と下方を、夫々シュー間隙調整装置とパーキングブレーキ用アクチュエータに係合するデュアルモードドラムブレーキ装置でありながら、パーキングブレーキ用アクチュエータが、第一のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの両端部間に回転可能に枢支すると共にその自由端を下方に向け、第二のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの下方端部に回転可能に枢支すると共にその自由端を上方に向け、第一のブレーキレバーのブレーキ内方側に第二のブレーキレバーが並列するよう配設し、第一のブレーキレバーがその基部と自由端部の間前記第二のブレーキレバーの自由端部を係合すると共に、第二のブレーキレバーの両端部間と前記ピポットレバーの下方との間にストラットを懸け渡して構成され、第一のブレーキレバーの自由端部を牽引作動するブレーキケーブルを、アンカー側に隣接すると共に第一のブレーキシュー側に向けて配設したから、車軸の下方側から取り出せるようになり、ブレーキケーブルを足回り部品に邪魔されることなく容易に配索できる。
【0029】
<ロ> ブレーキレバーとストラット及びガイドパイプのバックプレートへの固定位置を変更するのみで、ブレーキケーブルの配設位置を、サービスブレーキ用アクチュエータとしてのホイールシリンダ側からアンカー側に移設できるので、その設計対応が容易である。
【0030】
<ハ> 第二のブレーキレバーの基部がシューウェブを挟持し、第一のブレーキレバーからの作用力をストラットに偏倚させることなく伝達でき、パーキングブレーキ用アクチュエータの強度上有利である。
【0031】
<ニ> 第二のブレーキレバーの自由端部に形成したコ字形部の底部内面に第一のブレーキレバーの突起部を収容して係合させる場合には、ブレーキ中央部の空間を広く確保できてレイアウトが容易になる。
【0032】
<ホ> ブレーキレバーのレバー比は、第一及び第二のブレーキレバーのレバー比を積算した値でよく、夫々のブレーキレバーのレバー比を小さく抑えられるので、板厚を薄く出来て軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わるデュアルモードドラムブレーキ装置の正面図
【図2】 図1のII−II断面図
【図3】 図1の第二のブレーキシュー側の分解斜視図
【図4】 本発明の実施例2に係わるデュアルモードドラムブレーキ装置の正面図
【図5】 図4のV−V断面図
【図6】 従来のデュアルモードドラムブレーキ装置の正面図
【図7】 図6のVII−VII断面図
【図8】 車両のリヤ側プラットホーム部の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 バックプレート
2 第一のブレーキシュー
3 第二のブレーキシュー
6 ホイールシリンダ
7 アンカーブロック
9 シュー間隙調整装置
16 ピボットレバー
23 ブレーキケーブル
117 パーキングブレーキ用アクチュエータ
118 第一のブレーキレバー
119 第二のブレーキレバー
120 ストラット
217 パーキングブレーキ用アクチュエータ
219 第二のブレーキレバー
220 ストラット

Claims (4)

  1. バックプレート上に第一及び第二のブレーキシューを対向配設し、この一対のブレーキシューの上方隣接端間にサービスブレーキ用アクチュエータを配設すると共に、下方隣接端間にアンカーを配設し、前記サービスブレーキ用アクチュエータに隣接して両ブレーキシュー間にシュー間隙調整装置を懸け渡すと共に、前記アンカーに隣接してパーキングブレーキ用アクチュエータを配設し、第一のブレーキシューにピポットレバーを回転可能に枢支し、このピポットレバーの上方と下方を、夫々前記シュー間隙調整装置と前記パーキングブレーキ用アクチュエータに係合して構成されるデュアルモードドラムブレーキ装置において、
    前記パーキングブレーキ用アクチュエータが、第一のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの両端部間に回転可能に枢支すると共にその自由端部を下方に向け、第二のブレーキレバーの基部を第二のブレーキシューの下方端部に回転可能に枢支すると共にその自由端部を上方に向け、第一のブレーキレバーのブレーキ内方側に第二のブレーキレバーが並列するよう配設し、前記第一のブレーキレバーがその基部と自由端部の間前記第二のブレーキレバーの自由端部を係合すると共に、第二のブレーキレバーの両端部間と前記ピポットレバーの下方との間にストラットを懸け渡して構成され、
    前記第一のブレーキレバーの自由端部を牽引作動するブレーキケーブルを、前記アンカーに隣接すると共に第一のブレーキシュー側に向けて配設したことを特徴とする、
    デュアルモードドラムブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のデュアルモードドラムブレーキ装置において、前記第二のブレーキレバーが1枚の板体から成り、このブレーキレバーの基部側を、前記第二のブレーキシューのシューウェブを挟持して対向する平行片に形成し、且つシューウェブの内縁の近傍部から自由端部にかけてその断面が略コ字形になるよう一体形成したことを特徴とする、デュアルモードドラムブレーキ装置。
  3. 請求項2に記載のデュアルモードドラムブレーキ装置において、前記第二のブレーキレバーの略コ字形部の底部外面に、前記第一のブレーキレバーを係合したことを特徴とする、デュアルモードドラムブレーキ装置。
  4. 請求項2に記載のデュアルモードドラムブレーキ装置において、前記第二のブレーキレバーの略コ字形部の底部内面に、前記第一のブレーキレバーを係合したことを特徴とする、デュアルモードドラムブレーキ装置。
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