JP3932998B2 - 部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置 - Google Patents

部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置 Download PDF

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  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両や車両の各パーツ等を生産する生産工場において扱われる部品を所定の配送場所に配送する際、その部品の配送を最適に行うための部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両や車両の各パーツ等の生産工場は、その扱う部品の数や種類がとても多い。そして、その多数の部品は、要領良く所定の場所に運ばれることが望ましい。通常、生産工場など流れ作業で作業が行われている現場においては、決められた場所と時間に、決められた部品が運ばれていないと、作業の効率を悪くしてしまう。
【0003】
このように、生産工場などにおいては、決められた場所と時間に、決められた部品が配送されることが望ましく、一般的には、生産工場にトラックなどで納入される部品を、工場内では配送車が生産ラインの収容棚まで配送する。
通常、トラック等の部品の納入時間は、予め決められており、その納入された部品をいかに効率良く生産ラインの収容棚に配送するかが重要となる。
【0004】
しかしながら、このとき、工場に納入される部品がスムーズに所定の生産ラインの収容棚に配送できればよいが、実際には納入される部品が不定刻に納入されることが多く、所定の生産ラインの収容棚に定刻に配送されないなどでスムーズに配送できないことがあった。
【0005】
また、生産ラインの収容棚が収容できる収容数より納入された部品の数が多い場合、納入されたその複数の部品を分割して収容棚まで配送させる必要がある。このように、複数の部品を分割して配送すると、いつどの部品が納入されて、いつどの部品をどの配送車で運ばせたらよいかなどという部品配送のための配送計画はとても複雑となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そして、従来、このような配送計画は、手作業で作成されていたために、多大な時間がかかっていた。
また、手作業で配送計画が作成されるために、部品をどのように分割して配送するかなどの判断は、その配送計画を作成する人の経験や勘等に委ねられていた。そのため、例えば、各配送車の仕事量を平準化させることが難しかった。具体的には、工場内にトラック等の納入便によって納入された部品を、今度は、配送車で生産ラインの収容棚に配送する際、その配送車が生産ラインの収容棚に部品を置いて戻ってくるまでの時間を一定時間内にさせることが難しかった。配送車毎にその時間を均一にすることで全体の仕事を効率良くすることができるが、従来の配送計画を作成させるときには、この配送車の仕事量の平準化をさせることが難しく、平準化させた配送計画を立てることも手作業であったために大変時間がかかっていた。
【0007】
また、更に、配送計画の作成に時間がかかるために、急な配送計画の変動に対応することができないなどの問題もあった。
また、更に、配送計画の作成に時間がかかるために、各種生産データに変動があった場合に、迅速な対応ができないなどの問題もあった。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、配送計画の作成にかかる時間を短縮し、且つ、正確な配送計画を作成することのできる部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置を提供することにある。また、他の目的として、配送の仕事量を平準化することができ、かつ、急な配送計画の変動に対応することのできる部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、使用する台車に関する情報と部品に関する情報とを記録しておき、上記記録された情報を読み出し、配送車毎に配送すべき部品を割り付ける際、割り付けられた部品に対してフラグを立て、該フラグの立っている部品以外の部品を割り付けが終了していない配送車に割り付けることを特徴とする。
【0010】
この場合、上記部品配送計画作成方法は、上記配送車毎に予め配送順路が決められており、該配送順路に基づいて配送車に部品を割り付けていくことが望ましい。
このように、どの配送車でどの部品を配送するかを決める際、処理が終わった部品に対して、もう処理が終わったことを示すフラグを立て、そのフラグが立っていない部品については、まだ処理が終わっていない配送車に割り付けるようにしているので、確実に各配送車に全ての部品をもれなく割り付けること及び今まで手作業であった各配送車の部品の割り付け作業時間の短縮が可能となる。
【0011】
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、各配送場所における各部品の使用量を示す情報を記録しておき、上記記録された情報を読み出し、該読み出された使用量に基づいて部品毎に単位時間当りの配送回数を算出することを特徴とする。
【0012】
この場合、上記部品配送計画作成方法は、上記使用量が、ある部品が1日に納入される部品数と配送車が1回の配送にかかる時間との積を、1日の作業時間で割った値であり、上記ある部品の配送回数が、1回に納入される部品数を、上記ある部品の配送場所の収容可能な部品数から上記使用量の値を引いた値で割ることで求めることが望ましい。
【0013】
上記配送回数とは、同種類の部品を何回に分けて配送するかを示すものであり、その配送回数は、収容棚の収容スペースの大きさで変わる。収容棚の収容スペースにあまり余裕がなければ、部品を何回も配送しなくてはならないが、収容スペースに十分余裕があれば、少ない配送回数で配送できることになる。
【0014】
このように、使用量に基づいて部品毎に単位時間あたりの配送回数を求めているので、部品毎にどのくらいの早さで使用されるのかがわかり、部品毎に収容スペースがどのくらいあるのかがわかる。これより、次に、配送車が収容棚に来るまでに部品がなくなってしまうことがなくなる。
【0015】
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、1つの部品の配送に要する時間と該部品が1日に使用される総数と上記配送車が1日の配送に要する時間とを記録しておき、上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数とを読み出し、上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数との積の値を算出し、上記配送車が1日の配送に要する時間を読み出し、該積の値が該読み出された配送車が1日の配送に要する時間を超えないように上記配送車が1日の配送に要する部品を特定することを特徴とする。
【0016】
上記1つの部品の配送に要する時間とは、配送車が収容棚のところで部品を配送車から収容棚に置くのにかかる時間のみのことであり、配送車の走行時間などは含まれない。この配送にかかる時間を部品毎にそれぞれ求め、その求められた時間を累積していく。累積した時間と配送車が1日に作業できる時間とを比較し、配送車が1日に作業できる時間内になるように、部品を特定している。
【0017】
これより、配送車が収容棚に持っていく部品の数を多すぎることなく、また、少なすぎることなく求めることができるので、配送作業の短縮化を図ることが可能となる
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録しておき、上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出し、上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を決めることを特徴とする。
【0018】
上記配送便とは、配送車が生産ラインの収容棚まで部品を置きに行って戻ってくるまでの一連の動作のことをいい、上記配送便回数とは、1日の内に何回配送便が行われるかを示すものである。
各配送車が何時の配送便に各部品をどのくらい配送すれば良いかを決める際、各部品の1回の配送便で配送される部品数は、1日に納入される部品数をその配送車が1日で行う配送便の回数で割った値に基づいて、決めているので各部品の1日の納入される部品の状況に応じて、各配送便に均一に割り付けることができ、配送作業の短縮化を図ることが可能となる。
【0019】
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、上記配送車の配送便毎に上記部品の配送すべき部品数を仮に決めた後に上記配送車の各配送便の配送時間を平準化する際、上記部品の配送を開始する配送便を上記部品が納入される時刻よりも後の配送便に変更することを特徴とする。
【0020】
この場合、上記部品配送計画作成方法は、上記部品の配送が開始される配送便を他の配送便に変更することが可能な場合、その変更が可能な他の配送便において、それぞれ配送に要する時間を求め、該時間が最も長い配送便と該時間が最も短い配送便との時間の差が最小となるように上記部品の配送が開始される配送便を他の配送便に変更することが望ましい。
【0021】
これより、配送車の1日の内の配送便の中で配送する部品数がある配送便では多く、ある配送便では少ないというようなことがなくなり、配送の仕事量を平準化することが可能となる。また、各部品は、納入される時間の少し後から配送するようにしているので、急な配送計画の変更にも十分対処することが可能となる。
【0022】
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録し、上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出し、上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を特定し、使用された部品数を入力し、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を上記使用された部品数に基づいて修正することを特徴とする。
【0023】
これより、注文に合った正確な配送計画を立てることが可能となる。
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各生産ラインに配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録し、上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出し、上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を特定し、前回生産された製品の品番及び該製品の生産台数を示す製品情報を記録し、上記製品を構成する部品及び該部品の部品数を示す部品情報を記録し、上記製品情報及び該部品情報に基づいて、上記生産ラインにおいて使用される部品及び該部品の使用部品数を特定し、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を上記使用部品数に変更することを特徴とする。
【0024】
これより、注文に合った配送計画を立てることが可能となる。
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録し、上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出し、上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を特定し、実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定し、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品の部品数を上記特定した部品及び該部品数に基づいて修正することを特徴とする。
【0025】
これより、配送車の作業者は、正確な配送情報(配送部品数など)に基づいて円滑な配送作業を行うことが可能となる。
また、本発明の部品配送計画作成方法は、コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定し、上記特定した部品及び該部品数を上記配送車毎に、所定の記録媒体に記録することを特徴とする。
【0026】
また、上記部品配送計画作成方法は、上記配送車にて上記配送すべき部品のうち配送できなかった部品があった場合、その配送できなかった部品、該部品の部品数、及び該部品の収容位置を上記記録媒体に記録するようにしてもよい。
これより、上記配送できなかった部品が急に必要になっても、すぐに、適切な配送指示を作業者に与えることが可能となる
また、本発明の範囲は、その処理を実行させるための部品配送計画作成装置にまで及ぶ。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる部品配送計画作成方法及び部品配送計画作成装置における部品配送計画作成システムの全体的な動作の流れを説明するための図である。
【0028】
図1において、11は、部品配送計画作成システムに適用される組立工場を、12は、組立工場11に必要な部品を製造している部品メーカーを、13は、部品メーカー12で製造される部品を組立工場11に納入するための納入便(トラック等)を、14は、納入便13を受け入れるための納入便ヤードを、15は、納入便ヤード14に入った納入便13から部品を取り出し運ぶためのフォークリフトを、16は、フォークリフト15の部品を生産ラインの収容棚に配送するために一旦部品を置くための配送レーンを、17は、配送レーン16から部品を所定の収容棚に配送するための配送車(配送便)を、18は、配送車17の走行経路を、19は、生産ラインを示している。
【0029】
まず、部品メーカー12は、通常、複数あり、各部品メーカー12から納入便13によって箱詰めにされた部品(以下、部品箱という)が数個、パレットという台の上に載って組立工場11に納入される。そして、各納入便13が所定の納入ヤード14に到着すると、フォークリフト15等によってパレット単位で部品箱を配送レーン16に運ぶ。そして、配送レーン16からは、各パレットを配送車17に複数連結される台車に載せて、所定の収容棚に順番に配送していく。
【0030】
ここで、所定の収容棚に部品箱を配送する際、その収容棚に部品箱を置くスペースに余裕があれば、すなわち、必要な部品箱が載っているパレットが置けるスペースが収容棚にあれば、パレット毎台車に載せてその収容棚に配送することができるが、収容棚にパレットを置くスペースがない場合は、パレット単位で配送してしまうと、収容棚に収まりきれなくなってしまう。このように、部品箱を配送する場合に、パレット単位で配送できる部品箱とパレットから降ろして分割して配送する部品箱の2種類の部品箱が存在する。
【0031】
そして、このパレットのまま生産ライン19の収容棚に置ける部品箱はパレット毎台車に載せて配送する(以下、この部品箱をパレット単位で配送することをダイレクト配送とする)。
一方、パレットのままでは収容棚から部品箱があふれてしまう部品箱は納入ヤード14から必要分だけ小分けして決められた配送レーン16に運んで必要分だけ台車に載せて配送する(以下、この部品箱を小分けして配送することを分割配送とする)。
【0032】
この分割配送を行う際には、どれだけの部品箱をいつ持っていけばよいかが重要となる。すなわち、生産ライン19で必要な部品が足らなくなるということが起きないように、また、収容棚にあふれないように、部品箱を小分けして配送する必要がある。
【0033】
そして、ダイレクト配送及び分割配送どちらの配送の場合においても、どの部品箱をどの収容棚に置けばよいか示す札(以下、配送札という)を配送車17毎に作成する。その配送札を元に生産ライン19の所定の収容棚に部品箱を置いていく。
【0034】
また、分割配送においては、どの部品箱をどのくらいの箱数でどの台車に載せて運べばよいかなどを示す札(以下、分割札という)を作成する。
このように、ダイレクト配送では、配送札を元にパレット単位で台車に載せ、所定の収容棚に部品を置いていく。
【0035】
一方、分割配送は、最初に、分割札を元に必要な部品箱を台車に載せ、次に、配送札を元に所定の収容棚に部品箱を置いていく。
例えば、図1に示すように、配送車17である1号車は、生産ライン19の▲1▼と、生産ライン19の▲3▼を通り、分割配送で配送するように予め決められており、分割配送を対象とする部品箱が割り付けられる。
【0036】
また、同様にして、配送車17である3号車は、生産ライン19の▲3▼を通り、ダイレクト配送と分割配送で配送するように予め決められており、ダイレクト配送と分割配送を対象とする部品箱が割り付けられる。
また、同様にして、配送車17である2号車は、生産ライン19の▲1▼と、生産ライン19の▲2▼を通り、ダイレクト配送で配送するように予め決められており、ダイレクト配送を対象とする部品箱が割り付けられる。
【0037】
また、配送車17である4号車は、生産ライン19の▲2▼を通り、ダイレクト配送で配送するように予め決められており、ダイレクト配送を対象とする部品箱が割り付けられる。
そして、これら配送札や分割札などの配送計画は、本実施形態にかかる部品 配送計画作成方法を実行するコンピュータである配送計画サーバ20によって作成される。
【0038】
配送計画サーバ20は、例えば、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、可搬記録媒体、ネットワーク接続装置などで構成される。即ち、前述してきた実施の形態を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、配送計画サーバ20に供給し、その配送計画サーバ20のコンピュータがプログラムコードを読み出し実行することによって達成される。
【0039】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVDーROM、DVDーRAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回路)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
【0040】
また、コンピュータがメモリ上に読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態に機能が実現される。
【0041】
さらに、可搬記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理に一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施の形態に機能が実現され得る。
【0042】
基本的に、配送計画は、納入便13のスケジュールに基づいて立てられており、納入便13が到着する時刻以降に部品が配送されるように配送車17を動かすための配送計画を立てる。
また、使用された部品は、各部品にあるカンバンを回収することによって、使用されている部品の状況を確認することも可能である。
【0043】
図1において、カンバン21は、納入される全ての部品に関する情報を示すものであって、部品毎又は部品の種類毎に備えられている。カンバン21は、実際どのくらい使用されたかを確認するためのものであって、使用された部品については、カンバン21を生産ライン19の脇にためておく。そして、ある一定の間隔、例えば、1日に24回、等間隔の時間で回収すると決めて、カンバン21を回収する。回収されたカンバン21は、ソータ室などで集計され、どの部品がどのくらいの量使用されるのかなどを確認する。そして、集計されたカンバン情報(部品使用状況情報)を配送計画サーバ20に与えることによって、配送計画サーバ20は、その部品使用状況情報を考慮に入れた配送計画(配送札及び分割札)を作成することも可能になる。
【0044】
次に、図2は、配送計画サーバ20で扱うデータと生産の流れを示す図である。図2において、生管データ22は、生産作業を管理するために必要なデータであり、各部品の詳細なデータであることを示す。生管データ22には、部品の仕入れ先の情報を記録している仕入先マスター22−1、各部品についている背番号の情報を記録している背番号マスター22−2、納入便13が1日何回納入されるか等の情報を記録している納入サイクルマスター22−3、部品の品名の情報を記録している品名マスター22−4、どの部品がどの生産ライン19に必要か等の情報を記録している受入マスター22−5、納入便13に関する情報を記録している納入便マスター22−6、生産に必要な稼動時間等を記録している稼働時間テーブル22−7、部品の製品番号を記録している品番マスター22−8、部品毎にどのくらいの箱数収容できるか等、収容棚に関する情報を記録している箱収容数マスター22−9、1日に納入される箱数を記録している日当内示引取箱数22−10、各データベースの情報を処理するためのプログラム等を記録しているデータベース処理22−11がある。
【0045】
また、物流データ23は、部品を生産ライン19に配送する際に必要な部品に関するデータであって、物流データ23には、パレットの名称等のデータを記録しているパレット名テーブル23−1、配送車17(以下、この配送車17のことをエレカともいう)に関する情報を記録しているエレカ名テーブル23−2、各部品を所定の収容棚に運ぶのにかかる時間や収容棚に置くのにかかる時間のデータを記録している投入時間テーブル23−3、配送レーン16にどの部品がどのような順番で並べられているかという情報を記録している納入順テーブル23−4がある。
【0046】
また、組立データ24は、部品を生産ライン19に配送する際に必要な生産ライン19に関するデータであって、組立データ24には、収容棚の位置を示すデータを記録するライン番地マスター24−1、どの収容棚にどのくらいの部品数を置くことができるかなどのデータを記録する棚収容箱数マスター24−2がある。
【0047】
これら生管データ22、物流データ23、及び組立データ24は、例えば、配送計画サーバ20の記録装置に格納されており、この生管データ22、物流データ23、及び組立データ24に基づいて配送計画が配送計画サーバ20によって作成される。なお、上記生管データ22、物流データ23、及び組立データ24を記録しておく記録装置は、配送計画サーバ20になくても良く、ネットワーク等を介して必要なときに読み出す構成でも良い。そして、配送計画サーバ20に備えられている出力装置、例えば、プリンタなどによって配送札または分割札が出力される。配送者は、その配送札または分割札を見ながら配送していく。
【0048】
上述したように、ダイレクト配送については、配送札のみを作成するようにすればよいが、分割配送の場合については、配送札と分割札を作成する。また、分割配送の場合は、部品をどのように分けるかを示す多回シミュレーション25によって部品の割り付けの調節する。
【0049】
このように、どの配送車17にどの部品をどのくらい箱数配送させるかを決め、更に、希望とする時間内に配送が完了するように部品をいつ配送するかの配送計画の調節を行い、配送札及び分割札を作成するここまでの一連の作業を配送計画サーバ20が行う。
【0050】
そして、人による配送作業において、ダイレクト配送であれば、配送札のとおりに配送車17に部品を載せ、配送札の通りに生産ラインへ部品を配送する。
また、分割配送であれば、まず、分割札の通りに配送車17に部品を載せ、次に、配送札で生産ライン19へ部品を配送する。
【0051】
本実施形態における部品配送計画作成システムの特徴とするところの1つは、この部品配送の計画作成をコンピュータ等に行わせることにある。
図3は、本実施形態における部品配送計画作成システムの動作の流れを説明するフローチャートであり、このフローチャート全体の動作を配送計画サーバ20が行うようになっている。
【0052】
まず、ステップS1において、配送計画サーバ20に記録されている生管データ22、物流データ23、及び組立データ24から配送札又は分割札を作成するための配送部品基本情報を作成する。例えば、配送計画サーバ20は、記録装置に記録されている生管データ22、物流データ23、及び組立データ24から必要な情報を読み出していき、部品毎に詳細な情報を示す配送部品基本情報(データベース)を作成し、記録装置の新たな格納場所に格納しておく。
【0053】
本実施形態では、この配送部品基本情報を元に配送札または分割札を作成していく。
この配送部品基本情報は、1日に使用する部品の一覧を示すものであり、部品毎に納入される部品箱数や収容棚の位置などの情報を備えている。
【0054】
図4は、配送部品基本情報のデータベースの具体例を示す図である。
図4において、各レコード4a、4b、4c・・・は、部品箱毎の情報を示すものであり、各フィールドにおいて、41は、部品が載っているパレット名を、42は、部品の名称を、43は、部品の製品番号を、44は、生産ライン19の名称を、45は、1日に納入される箱数を、46は、何回かに分けられて納入される際、納入便13が一回で納入する部品箱数を、47は、その日に納入される部品が収容棚へ配送されるのにかかる時間を、48は、生産ライン19のどの収容棚に配送すればよいかを示すための収容棚の位置を、49は、収容棚にどのくらいの箱が収容できるかを示す収容可能部品箱数を、50は、1つの部品箱を収容棚に置く時間を、51は、部品がいつ納入されるかを示している。
【0055】
上記フィールド51は、例えば、「1―6―5」の場合、左の数字から1日に6回納入され、この情報が納入便5便前の情報であることを示している。また、「2−1ー5」の場合、2日に1回納入され、この情報が5便前の情報であることを示している。
【0056】
1番上のレコード4aを例に挙げると、「パレット名はパレット1、品名は部品1、品番は001で、1日に1箱納入され、1回の納入で0.5箱納入され、1回の配送に12秒かかって収容棚に投入される。また、収容棚の位置は、生産ライン19のA1のA01−3で、その収容棚に収容可能な部品箱数は9箱で、1日に2回納入され、この情報が2便前の情報であること」を示している。なお、上記フィールド50の1つの部品箱を収容棚に置く時間は、例えば、配送車17がある生産ライン19を44回配送する内で、配送車17の走行時間などを含まない1つの部品箱を収容棚に置く時間のみを示しており、レコード4aでいえば、12秒かかる。
【0057】
この配送部品基本情報を元に、納入便13によって納入される部品をスムーズに生産ライン19の収容棚に配送するための計画表(配送札及び分割札)を作成していく。
次に、ステップS2において、配送車17を選択する。配送車17は、複数あり、その中から1台を選択し、その配送車17に配送部品基本情報の部品を割り付けていく。この図3のフローチャートでは、配送車17を順番に選択していき、配送部品基本情報の全ての部品が割り付けられるまで続けられる。
【0058】
次に、ステップS3において、生産ライン19を選択する。このステップS3においては、配送車17毎に生産ライン19が既に設定されており、ステップS2で配送車17を選択すると自動的に生産ライン19も決まる。
次に、ステップS4において、生産ライン19が選択されると、その選択される生産ライン19に必要な部品を配送部品基本情報の中から抽出する。
【0059】
ここで、上記ステップS2〜ステップS4を詳しく説明する。
図5は、予め設定されている各配送車17が持つ情報を示すデータベースの具体例である。本実施形態において、使用される配送車17は5台(車両1〜車両5)である。
【0060】
図5において、51は、どの配送車17が選択されているかを示す。選択されている配送車17には、有効として「0」が、選択されていない配送車17には無効として「1」が示される。図5の例では、車両1の配送車17が「0」となっており選択されていることを示している。また、車両1以外の車両2〜車両5は、「1」となっており選択されていないことを示している。
【0061】
次に、52は、配送車17の車両名を示している。53及び54は、各配送車17が分割配送を行う車両なのか、または、ダイレクト配送を行う車両なのかを示す。この53及び54も51と同様に、有効であれば「0」を、無効であれば「1」を示している。例えば、図5の車両1では、分割配送が「0」でダイレクト配送が「1」と示されているので、分割配送のみを行う配送車17であることを示している。また、車両3では、分割配送が「0」を、ダイレクト配送も「0」と示されているので、分割配送及びダイレクト配送を行う配送車17であることを示している。また、車両5では、分割配送が「1」でダイレクト配送が「0」と示されているので、ダイレクト配送のみを行う配送車17であることを示している。
【0062】
次に、55は、各配送車17が通る生産ライン19の種類を示している。本実施形態では、対象となる生産ライン19は、3つであり、図5の例では、それぞれN1、J1、A1という生産ライン19が配送車17毎に予め決められている。また、56は、各配送車17がそれぞれの生産ライン19を1回で回る走行時間(分)を示している。57は、各配送車17が次の台車を連結するのにかかる時間(分)を示している。58は、走行時間56及び連結時間57以外にかかる時間(分)を示している。例えば、図5の車両2では、生産ライン19「N1」及び「J1」を1回、回るのにかかる走行時間が7.3分、次の台車を連結するのにかかる連結時間が1分、それ以外の付帯時間が1分かかることを示している。
【0063】
また、59は、各配送車17が部品の配送にかかる時間(分)を示しており、生産ライン19毎に決められている。後述するが、この「投入時間累計で絞り込む時間(分)59」に示す時間を元に各配送車17が配送すべき部品を配送部品基本情報から抽出する。
【0064】
60は、59の時間の許容できる時間(分)を示し、61は、各配送車が配送を開始する時間が遅れる場合に、どのくらい遅延するかを示す。
このように、配送車17を選択すると、その配送車17が分割配送であるか、または、ダイレクト配送であるか、または、その両方であるかなどが決まり、更に、その選択された配送車17に対応する生産ライン19が特定される。
【0065】
生産ライン19が特定されると、配送部品基本情報において、フィールドが一つ追加される。
図6は、生産ライン19が特定され、配送部品基本情報において、フィールドが1つ追加されたことを示す図である。
【0066】
図6において、フィールド61は、各部品が選択された配送車17に対して配送の対象となるか否かを示している。
一番初めの配送車17が選択された時点では、このフィールド61には、全ての部品に対して「対象」が表示され、全ての部品が配送の対象となっている。そして、この「対象」となっている部品の中から抽出し終わると、その抽出された部品のフィールド61には「済み」と表示され、次の配送車17の部品の抽出の際には対象外となる。
【0067】
このフィールド61の「対象」が全て「済み」になれば、図3におけるフローチャートは終了する。すなわち、5台ある配送車17の内、4台目の配送車17でフィールド61が全て「済み」になれば、4台目でフローが終了する。
そして、ステップS4において、「対象」となっている部品の中において、選択された生産ライン19に必要な部品を抽出し、その部品のレコードを上方に集める。
【0068】
このように、従来では、手入力で1回割り付けた部品をもう一度見つけてからその部品以外を次の配送車17に割り付けていたので、割り付けに時間がかかったり、入力ミスが生じたりしていたが、本実施形態のステップS2からステップS4までのように、ある配送車17に割り付けられた部品を「済み」として、次の配送車17には「済み」以外の部品を割り付けるようにしているので、割り付け時間の短縮及び入力ミスを無くすことができる。
【0069】
次に、ステップS5において、ステップS4で抽出された部品が分割配送か、または、ダイレクト配送かを判別する。分割配送かダイレクト配送かを判別するために便当配送回数Nを算出する。
通常、この分割配送かダイレクト配送かを判別する場合、パレットの上に載っている部品箱が、これから配送する収容棚の収容スペースに収容できるか否かで判別する。そこで、パレットの上に載っている部品箱数が収容棚の収容可能な箱数よりも多いか否かで判別する。すなわち、パレットの上の箱数を収容可能な箱数で割ったときの値が、1よりも大きいときは、パレットの上の箱数の方が多いので分割配送しなくてはならないが、1以下のときは、収容棚の収容可能な箱数の方が多いのでダイレクト配送することができる。
【0070】
そして、本実施形態では、実際には、納入便13がスケジュール通りに納入されないことから、ある程度余裕を持たせて部品を収容棚に置いている。すなわち、納入便13の5分や10分の遅延を考慮に入れて、収容棚に残しておく部品箱数に少し余裕を持たせ、部品が足りなくなることを防いでいる。
【0071】
以下の式は、便当配送回数Nを算出するための式である。
安全在庫数M=(日当内示引取箱数)×(安全在庫時間)/(1日の最大の稼働時間)
便当配送回数N=(便当内示引取箱数)/[(棚収容箱数)−(安全在庫数M)]
上記安全在庫数Mとは、その部品が1日の生産ライン19の稼働時間当たりどのくらい使われるかを示すものであり、上記安全在庫時間は、配送車17が1回生産ライン19を回るのにかかる時間であり、例えば、安全在庫時間を25分としたときに、その25分よりも少し余裕をもたせた30分を安全在庫時間とする。
【0072】
本実施形態では、安全在庫数Mを考え、収容可能な棚収容箱数から安全在庫数Mを引いた収容箱数を求める。そして、1回で納入される箱数である便当内示引取箱数を棚収容箱数から安全在庫数Mを引いた収容箱数で割り、1よりも大きい値の時は分割配送とし、1以下の値の時はダイレクト配送とする。このとき、選択されている配送車17によって分割配送であるか、または、ダイレクト配送であるかは決まっているので、選択されている配送車17の配送方法に該当する部品が抽出される。すなわち、選択されている配送車17が分割配送であれば、便当配送回数Nが1よりも大きい値の部品を抽出する。また、選択されている配送車17がダイレクト配送であれば、便当配送回数Nが1以下の部品を抽出する。
【0073】
ここで、一番上のレコード4aを例に挙げると、レコード4aのパレット1において、まず、安全在庫数Mは、1日の最大の稼働時間を960分、安全在庫時間を30分、日当内示引取箱数を1としたときに、0.03箱となる。そして、0.03箱から棚収容数9箱を引いた値8.97箱で便当内示引取箱数0.5箱を割ると、0.05箱となる。この便当配送回数0.05箱は、1以下であるのでダイレクト配送となり、選択されている配送車17がダイレクト配送であれば、この部品が抽出され、選択された配送車17が分割配送であれば、この部品は対象から外れる。
【0074】
このように、単に収容棚に置ける分だけ箱を運送していたので、その部品がどのくらいの単位時間でどのくらい使用されるかを把握していなかったので、使用量が多い部品は、すぐに無くなり、次の運送がされる前に部品が足りなくなってしまうことがあったが、本実施形態では、各部品の時間当りの使用量を算出し、その使用量に基づいて各部品を何回に分けて配送するのかを決定している。
【0075】
また、このステップS4の便当配送回数Nを求める際、配送部品基本情報に更にフィールドが1つ追加され、便当配送回数Nの値が記入される。
図7は、便当配送回数Nが算出され、配送部品基本情報において、フィールドが1つ追加されたことを示す図である。
【0076】
図7において、フィールド71は、各部品に対応する便当配送回数Nを示しており、フィールド72は、パレット上の部品の内で一番便当配送回数Nが大きい部品の便当配送回数をそのパレット毎の便当配送回数の代表値Nとして示している。パレット毎にパレット上の部品の中で最も大きな便当配送回数を持つ部品の便当配送回数を示すことでパレット毎のデータの処理が可能となる。
【0077】
なお、本実施形態で分割配送かダイレクト配送かを判別する際、便当配送回数Nが1.01よりも大きい場合に分割配送とし、1.01以下の場合にダイレクト配送としているのは、各部品がダイレクト配送なのか分割配送なのかを判断する精度を上げるために100分の1の位まで見ているためである。
【0078】
次に、ステップS5において、便当配送回数Nの値が1.01よりも大きい場合、すなわち、1回の配送で所定の収容棚に載らない場合、ステップS6において、便当配送回数Nの値が大きい部品順に上から並べ変える。
このように、便当配送回数Nの値が大きい部品順に並べ替えると、すなわち、初めに何回も配送しなくてはいけない部品を先に割り付けられるように並べ替えると、部品割り付け作業の後の方で部品を割り付けられる配送車17の数が少なくなってきた場合に、割り付けられない部品が出てしまうのを防ぐことができる。
【0079】
そして、ステップS7において、1日の内で部品を扱う時間である累積工数を算出する。
各部品が1日当たりにかかる台車から収容棚に置くまでの時間(以下、部品荷扱い時間とする)は、
部品荷扱い時間(T1)=(投入時間)×(日当内示引取箱数)
であり、このT1を累積していくことで、全ての部品毎に1日にどのくらいの時間に配送が完了されるかがわかる。すなわち、部品毎に台車から収容棚に置くまでの時間(以下、累積工数とする)を求めることができる。
【0080】
次に、ステップS8において、配送車17が1日に作業できる時間を算出する。次に、選択された配送車17の1日当たりの部品を台車から収容棚に置くまでにかかる時間T2は、
T2=(配送車17の1日全体の稼働時間)ー[(走行時間)+(連結時間)+(付帯作業時間)}
として求める。
【0081】
この作業時間T2は、配送車17の1日の全体の稼働時間から走行時間と連結時間と付帯作業時間を足したものから引くことによって算出する。なお、このT2は、配送レーン16から台車に積み込む時間は含まれない。また、このT2は、例えば、図5における「投入時間累計で絞り込む時間(分)59」のことであり、配送車17を選択する時点で決まっている。
【0082】
例えば、この配送車13の1日で可能な作業時間T2が735分と算出されたとする。すると、累積工数T1が735分よりも少ないものであれば、配送可能な部品であるが、累積工数T1が735分よりも多いものであれば、配送できない部品となる。
【0083】
従来では、配送車17の1日の可能な作業量がわからなかった。すなわち、各配送車17の1日の内で、配送車17の1日の可能な作業量がわからないので、配送車17の1日の作業量が適当に割り振られていたために作業効率があまりよくなかった。例えば、規定時間内に部品が配送できないという場合には、配送しなくてはならない部品数が多すぎて規定時間内に配送できないのか、又は、配送しなくてはならない部品数は多くないが配送作業がゆっくりすぎて規定時間内に配送できないのか等がわからなかった。
【0084】
このように、従来では、配送車17の1日で可能な作業量がどのくらいなのかを把握しないまま作業が適当に割り振られていたために、作業効率があまりよくなかったが、上記ステップS7において、部品毎に配送されるまでの時間を算出し、上記ステップS8において、配送車17が1日に作業できる時間を算出することで、該配送車17が配送できる部品を特定することができる。
【0085】
また、上記ステップS7は、配送部品基本情報のフィールドを1つ増やし、この累積工数を示す。
図8は、配送部品基本情報において累積工数のフィールドを加えたものを示す図である。
【0086】
図8において、81は、累積工数を表示するフィールドであり、上から順番に部品荷扱い時間(T1)が累積されている。
そして、例えば、選択された配送車17の可能な荷扱い時間(T2)が75分である場合、累積工数51のパレット5までが選択された配送車17の対象となる部品となる。パレット6における最後の部品19は、T2が75.4分となり75分を越えてしまうので、パレット6以降は対象外(足切)となる。図8における破線は、対象となる部品とそうでない部品とを区別していることを示すものであり、破線より上が対象となり、破線より下が対象外(足切)となっている。
【0087】
また、図8のフィールド61において、破線より下の部品については、対象外として「足切」と表示される。
このように、対象となる全ての部品について累積工数を算出し、その算出した累積工数が選択された配送車17の可能な荷扱い時間を越えない部品を抽出している。
【0088】
選択された配送車17が配送する部品の抽出が終わると、次に、ステップS9において、その抽出された部品を所定の収容棚に配送するための配送計画表を作成する。この配送計画表は、どの部品が何時に配送されるのかを示したり、どの部品が何時から配送されるのかを示したりする。
【0089】
図9は配送計画表を示す図である。
図9において、レコード9a、9b、9c・・・は、ステップS4〜ステップS8において抽出された部品を示している。また、各フィールド91、92、93、・・・の一番上には、配送回数と、配送を開始する時刻と、その回に配送する部品箱数とが示され、レコードに対応するところは、箱数が示されている。また、最後のフィールド135には、一番上に配送車17が配送する箱数の総数が示され、各レコードに対応するところは箱数の総数が示されている。また、斜線が入っているところは、部品の配送がここから開始されることを示している。
【0090】
次に、1日で配送する部品箱を各配送便に振り分ける方法を説明する。
まず、日当内示引取箱数を日当配送回数で割り、1回の配送でどれだけの箱数を配送するかを求める。
次に、その求めた値を日当配送回数まで累積していく。
【0091】
そして、この累積したものが整数であるならば、1つ前の累積した値とその次に累積した値との差が配送車毎の配送箱数となる。
一方、累積していくときに、少数点が出てきてしまうものは、その小数点を切り捨てるか、切り上げるかを決める必要がある。
【0092】
そして、小数点を切り捨てるか、または、切り上げるかして整数にし、1つ前の累積値と次の累積値との差を配送車毎の配送箱数とする。
例えば、20箱を全24便で配送する場合を説明する。
まず、20箱を24便で割り、0.8(箱/便)を求める。この0.8(箱/便)を配送車毎に対応させて累積していく。ここで、累積値に少数点が出てくるので、累積値を切り捨て、または、切り上げにして整数値にする。
【0093】
下記の表1は、累積値の切り捨てを説明するものである。また、表2は、累積値の切り上げを説明するものである。
【0094】
【表1】
Figure 0003932998
【0095】
【表2】
Figure 0003932998
【0096】
表1において、「累積箱数」は、0.8、1.6、2.4、3.2、4.0、4.8、・・・であり、少数点の部分を切り捨てるので、下の段の「切り捨て」は、0、1、2、3、4、4、・・・となる。そして、この整数となった累積箱数(表1の「切り捨て」)において、1つ前の値と次の値との差を求めていくと、「便毎の配送数」は、0、1、1、1、1、0、・・・となり、この値が「便」n、n+1、n+2、・・・に対応する便毎の配送箱数となる。
【0097】
次に、表2において、「累積箱数」は、0.8、1.6、2.4、3.2、4.0、4.8、・・・であり、少数点の部分を切り上げるので、下の段の「切り上げ」は、1、2、3、4、4、5、・・・となる。そして、この整数となった累積箱数(表2の「切り上げ」)において、1つ前の値と次の値との差を求めていくと、「便毎の配送数」は、1、1、1、1、0、1、・・・となり、この差の値が「便」n、n+1、n+2、・・・に対応する便毎の配送箱数となる。
【0098】
なお、本実施形態においては、切り捨てを採用している。
このように、日当内示引取箱数を日当配送回数で割り、その値を日当配送回数に対応するように累積していき、少数点を切り捨て、または、切り上げて整数値にし、その整数値となった累積値の1つ前の値との差の値を配送車毎の配送箱数として、配送計画表を作成していく。
【0099】
この配送計画表によって、何時の何回目の配送時にどの部品を何個配送するかを示すことができる。
次に、ステップS10において、ステップS9で作成した配送計画表を元に配送計画グラフを作成する。この配送計画グラフは、選択された配送車17が1回の配送作業毎にどのくらいの時間を費やすか等を示す。
【0100】
図10は配送計画グラフを示す図である。
図10において、横軸は、部品の1回の配送を示す配送車の番号を示しており、図9における配送回数と対応している。また、縦軸は、各1回の配送にかかる時間を示している。縦に伸びる棒グラフによって各配送車にどれだけ配送に時間がかかるかを示している。また、太線は、理想とする配送(時間)間隔を示しており、本実施形態では25分間隔で配送するように計画が立てられている。
【0101】
図10に示すように、各配送車にかかる時間は、走行時間と、連結時間と、部品を収容棚に置くまでにかかる荷扱い時間とを足して求めている。
この配送計画グラフを作成することによって、理想とする1便当の配送にかかる時間と、実際の1便当の配送にかかる時間とを比較することが可能となる。すなわち、太線で示される理想とする配送(時間)間隔に実際の1回の配送時間である棒グラフの先端部分が近くなっているほど理想とする配送(時間)間隔となり、また、棒グラフの先端部分が太線から離れていれば、実際の配送時間が理想とする配送(時間)間隔より多く時間がかかっている、又は、実際の配送時間が理想とする配送(時間)間隔より少ない時間であることを示している。
【0102】
次に、ステップS11において、理想とする1便当の配送にかかる配送時間と実際の1便当にかかる配送時間との誤差を少なくするために平準化を行う。
この配送時間の誤差は、基本的には、納入便13が来る時刻が重なると、その時刻の配送車の箱数が多くなることで、配送時間が長くなっている。また、納入便13が少ない時刻は、その時刻の配送車の箱数が少なくなることで、配送時間が短くなっている。このように、配送時間の誤差は、納入便13の来る時刻に関係している。
【0103】
この配送時間の誤差を少なくするためには、ある配送車に配送箱数が集中しないように各部品箱を各配送車に割り付ける必要がある。すなわち、配送時間が長い配送車の部品箱を配送時間の短い配送車に割り付けることで、配送時間の誤差を少なくすることができ、具体的には、配送を開始する配送車を後の方の配送車にずらして配送時間の誤差を少なくする。
【0104】
次に、この配送時間の誤差を少なくするための平準化の方法を説明する。
まず、各部品について、それぞれ日当内示引取箱数を日当配送回数で割った値を3つに場合分けする。
1つ目の場合分けは、日当内示引取箱数を日当配送回数で割った値が2よりも大きい場合である。この部品は、ほぼ各配送車に均一に部品箱が割り付けられているので、割り付けした部品箱を他の配送車に移動させる必要はない。例えば、図9の配送計画表において、レコード9aのパレット23は、1日に配送される部品の箱数が120箱であり、この120箱を44便で割ると、2.7箱となる。1便当り2.7箱なのでほぼ全ての便に比較的多くの箱数が均一に割り付けられていることがわかり、平準化の対象からは外す。
【0105】
次に、2つ目の場合分けは、日当内示引取箱数を日当配送回数で割った値が1よりも大きく2よりも小さい場合である。この部品は、ほぼ各配送車に均一に部品箱が割り付けられているが、部品箱数が多い便を他の配送車に移動させる余地がある場合である。例えば、図9の配送計画表において、レコード9gのパレット44は、1日に配送される部品の箱数が60箱であり、この60箱を44便で割ると、1.3箱となる。1便当り1.3箱なのでほぼ各配送車に均一に部品箱が割り付けられていることがわかる。しかし、1便当り1.3箱は他の配送車に移動させることができる、すなわち、1.3箱を1箱と見るか、或いは、2箱と見るかによって便毎の配送箱数を変えることができるので平準化の対象とする。
【0106】
そして、3つ目の場合分けは、日当内示引取箱数を日当配送回数で割った値が1よりも小さい場合である。この部品は、全便の内の何便かが部品を配送すればよいので、部品箱を他の便に移動させることができる。例えば、図9の配送計画表において、レコードiのパレット52は、1日に配送される部品の箱数が7箱であり、この7箱を44便で割ると、0.1箱となる。1便当り0.1箱なので10便に1箱の割合で割り付けられていることがわかり、10便の内の何れかに割り付けることが可能である。すなわち、平準化の対象となる。
【0107】
そして、2つ目及び3つ目の場合分けに対して、配送を開始する配送車を後の方の便にずらすことをする。
2つ目の場合分けに対しては、日当内示引取箱数を日当配送回数で割った値の切り捨てを行い、開始の配送車を1つ後の便にずらす。また、3つ目の場合分けに対しては、開始の配送車の移動範囲を特定し、その移動可能な範囲のすべての割り付けによって考えられる配送車の工数を算出し、その算出した工数の最小値及び最大値を求め、最大値から最小値を引いた値が最も小さいものを採用する。
【0108】
なお、上述では、算出された工数の最大値から最小値を引いた値が最小となるものを採用しているが、工数の最大値と最小値との差が所定値以下のものを採用するようにしてもよい。
また、配送計画表の工数の平準化を行う際は、人の操作によって、開始の配送車を後方の便に移動することもできる。
【0109】
これより、配送車の1日の内の配送車の中で配送する部品数がある配送車では多く、ある配送車では少ないというようなことがなくなり、配送の仕事量を平準化することが可能となる。また、各部品は、納入される時間の少し後から配送するようにしているので、急な配送計画の変更にも十分対処することが可能となる。
【0110】
次に、ステップS12において、配送札を作成する。この配送札は、配送車17が生産ライン19を通る際に通過する収容棚の順番に配送計画表の部品を並べ替えたものを示している。
図11(a)は、配送札を示す図であり、図11(b)は、収容棚の位置(番地)を示したものである。
【0111】
図11(a)において、配送札111は、どの配送車17であるかを示す欄112と、何回目の配送かを示す欄113と、配送時間を示す欄114と、どの部品をどの番地の収容棚に何箱置くのかを示す欄115と、配送車17が牽引する台車の番号を示す欄116などから構成されている。
【0112】
また、図11(b)において、117は、収容棚の各番地を、矢印は、生産ライン18を示している。この番地の並ぶ順番に対応する配送順テーブルが作成され、その配送順テーブルを元に配送札111の欄115及び欄116の並び順を変える。
【0113】
図12は、配送札を作成するためのフローチャートである。
まず、ステップST1において、配送計画表と配送順テーブルとを読み込む。
次に、ステップST2において、配送計画表の部品の番地と配送順テーブルの番地と対応させて、配送計画表の部品を配送順テーブルの番地順に並べ替える。
【0114】
次に、ステップST3において、部品を各台車に割り付けていく。本実施形態では、配送車13が牽引する台車数は、5台としており、台車1台につき15箱まで載せられるようになっている。例えば、図11(a)の配送札111において、台車番号1には部品3から部品211までの12箱を、台車番号2には部品77の13箱を、台車番号3には部品23の11箱を、台車番号4には部品99から部品200までの5箱を、台車番号5には部品290から部品98までの11箱を載せることを示している。
【0115】
そして、ステップST4において、配送車毎に図11(a)に示すような配送札111の出力フォーマットに出力して終了する。
この配送札111は、配送車17毎に配送回数分を紙で出力してもよいし、配送車17に上記ステップST8で出力したフォーマットを出力できるような表示画面を備えていれば、その表示画面に出力するようにしてもよい。この配送札111を見ながら部品を配送していく。
【0116】
次に、ステップS13において、分割札を作成する。この分割札は、配送レーン16の位置に基づいてステップS12で作成した配送札111の部品を並べ替えたものを示している。
図13(a)は、分割札を示す図であり、図13(b)は、配送レーン16の位置を示したものである。
【0117】
図13(a)において、分割札131は、何回目の配送かを示す欄132と、配送時間を示す欄133と、部品箱を配送レーン16から台車に載せる時刻を示す欄134と、どの部品をどの番地の収容棚に何箱置くのかを示す欄135と、配送車17が牽引する台車の番号を示す欄136などから構成されている。この分割札131は、配送札111において台車番号順に並んでいる部品を配送レーン16に並んでいる部品の順番に並べ替えたものである。すなわち、各台車に部品を載せていく順番に部品を並べ替えたものである。
【0118】
また、図13(b)において、137は、配送レーン16に並んでいる部品の位置を、矢印は、配送車17が配送レーン16を移動するラインを示している。この配送レーン16において部品が並ぶ順番に対応する納入順テーブルが作成され、この納入順テーブルを元に配送札111の部品を並べ替える。
【0119】
図14は、分割札を作成するためのフローチャートである。
まず、ステップSTP1において、配送計画表と配送順テーブルとを読み込む。次に、ステップSTP2において、配送計画表の部品の番地と配送順テーブルの番地と対応させて、配送計画表の部品を配送順テーブルの番地順に並べ替える。
【0120】
次に、ステップSTP3において、部品を各台車に割り付けていく。ここまでは、配送札111を作成する工程と同じである。なお、ダイレクト配送の場合は、パレット単位で部品を取り扱うので、パレット名が示されている配送札111だけを作成すればよい。すなわち、ダイレクト配送の場合は、配送札111を作成する工程だけでよい。
【0121】
次に、ステップSTP4において、納入順テーブルを読み込む。
そして、ステップSTP5において、配送順にならべられている部品を納入順テーブルに対応する順番に並べ替える。
最後に、ステップSTP6において、配送車毎に図11(a)に示すような配送札111の出力フォーマットに出力して終了する。
【0122】
この分割札131は、配送車17毎に配送回数分を紙で出力してもよいし、配送車17に上記ステップST8で出力したフォーマットを出力できるような表示画面を備えていれば、その表示画面に出力するようにしてもよい。この分割札131を見ながら各台車に各部品を載せていく。
【0123】
そして、ステップS14において、ステップS2で選択された配送車17が選択できる配送車17の内で最終のものか否かを判断する。
ステップS14で最終の配送車17であると判断された場合(ステップS14がYes)、配送計画システムを終了する。
【0124】
一方、ステップS14で最終の配送車17であると判断されなかった場合(ステップS14がNo)、ステップS2に戻り、次の配送車17を選択する。
なお、このフローでは、ステップS14において、配送車17が最終車であるか否かを判断しているが、配送部品基本情報の部品が全て割り付けられたときもこのフローは終了する。従って、5台ある配送車17の内で4台目の配送車17において、全ての部品が割り付け終わったら、4台目の配送車17で終了する。
【0125】
また、ステップS5において、便当配送回数Nが1.01より低い場合、すなわち、1回で該部品を配送することができる場合、ステップS15において、配送部品基本情報を分割回数の多い順に上から並べていく。
ステップS15からステップS21までのダイレクト配送の工程は、上述したステップS6からステップS13までの分割配送の工程とほぼ同じ工程である。ダイレクト配送の工程では、配送札だけを作成すればよく、分割札の作成は必要としない。
【0126】
なお、以上、説明した実施形態の部品配送計画作成システムは、発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
例えば、上述した実施形態では、ステップS13において、各台車に部品箱を割り付けていく際、最大積載箱数を予め決めておき、その範囲内において部品箱を割り付けたが、箱の大きさと箱数とを乗じた容積値を予め設定しておき、その容積値の範囲内で部品箱を台車に割り付けるようにしてもよい。
【0127】
また、上記配送計画サーバ20の記録装置において、格納されている各データは、基本的には、予め作成されているデータであって、各データに対して修正箇所や新たな追加箇所があった場合には、適宜データが入力されて、その各データは変更される構成であるが、例えば、その各データを一部若しくは全部を他のサーバやクライアントからネットワーク回線などの伝送媒体を介して伝送制御部から受信する構成にしてもよい。
【0128】
また、例えば、生産ライン19上で使用された部品情報(生産ライン19上で使用された部品の品番や個数などを示す情報であって、以下ラインオン情報という)等を用いて上記配送計画表(図9)、上記配送札(図11(a))、又は上記分割札(図13(a))に示される情報を修正するようにしてもよい。図4に示す配送部品基本情報は、月一回作成されるものであって、この配送部品基本情報を元に翌月の部品配送計画を立てている。そして、この生産ライン19で使用された部品情報であるラインオン情報を考慮することによって、注文に合った配送計画を立てることが可能となる。
【0129】
例えば、図15は、本実施形態の部品配送計画システムにおいて、ラインオン情報を用いて配送札111を立てる場合のシステム構成図である。なお、説明に必要ないものは図示を省略している。
図15の部品配送計画作成システムには、配送計画サーバ20と、ラインオン情報や部品情報等を管理するためのデータサーバなどを備え、所定の処理を行うラインオンサーバ30とが示されている。また、上記配送計画サーバ20とラインオンサーバ30とは、LAN31などで接続されている。ラインオンサーバ30は、生産ライン19からのラインオン情報を受信し、そのラインオン情報に基づいて修正された配送札111の情報を作業者の持つPDA(PersonalDigital(Data) Assistants)32等に送信する。なお、生産ライン19からラインオンサーバ30へのデータの送信形態は、有線でも、無線でもよい。
【0130】
次に、ラインオンサーバ30において、ラインオン情報に基づいて配送札111の情報を修正する際の動作を説明する。
図16は、ラインオン情報に基づいて配送札111の情報を修正する際のラインオンサーバ30の動作を説明するためのフローチャートである。
【0131】
先ず、ステップH1において、各生産ライン19から、どんな製品(例えば、エンジンなど)がいつ生産されるかという情報を受信する。すなわち、各生産ライン19上で生産される製品の品番とその製品の生産日時を示す情報を受信する。
【0132】
次に、ステップH2において、各生産ライン19から、所定配送サイクル毎にどんな製品がどのくらい生産されるかという情報を受信する。すなわち、例えば、配送車17が一回に配送する時間25分毎に、その25分間で生産される製品の品番とその製品の生産台数を受信する。なお、ステップH1及びステップH2において、各生産ライン19から受信する情報は、生産ライン19の近くに位置する作業者の携帯端末通信装置などから送信するようにしてもよいし、パーソナルコンピュータなどから送信するようにしてもよい。
【0133】
次に、ステップH3において、各製品に使われている全ての部品を示す情報、すなわち、製品アッセンブリ情報を配送計画サーバ20から受信する。この製品アッセンブリ情報は、製品品番とその製品に使用されている全ての部品の品番、箱数、目次引当、及び箱収容数などの情報を持っている。なお、この製品アッセンブリ情報は、配送計画サーバ20のデータベース以外の場所に記録されていてもよいし、また、予めラインオンサーバ30のデータベースなどに記録されていてもよい。
【0134】
そして、ステップH4において、受信した製品アッセンブリ情報から各生産ライン19で生産される製品に使用される部品品番とその部品の箱数を特定する。
次に、ステップH5において、配送札111(図11(a))の情報を配送計画サーバ20から受信する。
【0135】
そして、ステップH6において、製品アッセンブリ情報と配送札111の情報とを比較し、配送札111の情報を修正する。具体的には、例えば、製品アッセンブリ情報にある部品品番が配送札111にない場合は、その部品品番と箱数を配送札111に追加表示する。また、製品アッセンブリ情報の示す部品品番の箱数が配送札111の示す箱数よりも少ない場合は、配送札111の示す箱数を製品アッセンブリ情報の示す箱数に変更する。
【0136】
このように、配送札111の情報をラインオン情報に基づいて修正することによって、生産ライン19の部品棚に部品があふれたり、また、部品棚に部品が足りなくなったりすることを少なくすることができるので、生産ライン19に部品を円滑に効率良く配送することが可能となる。
【0137】
なお、図16に示すフローチャートでは、配送札111を作成した後に、ラインオン情報を用いてその配送札111の情報を修正しているが、配送札111の作成時にラインオン情報を考慮してもよい。
また、図16に示すフローチャートにおける配送札111は、分割配送の配送札111でもダイレクト配送の配送札111でもよい。
【0138】
次に、納入便13が実際に運んできた部品の情報と配送計画表の情報との整合を取り、納入札を作成する動作を説明する。
上記納入札とは、納入便13が運んできた部品をフォークリフト15等によってパレット単位で部品箱を配送レーン16に運ぶ際に、どの部品をどの配送レーン16に運んだらよいかという情報が示される納入場所指示札である。
【0139】
図17は、納入札の情報が印字されたリライトカード40を示す図であり、後述するリライトカードライターによってそのリライトカード40に納入札の情報が印字される。
図17において、リライトカード40には、上から順に、作成日、部品を納入した納入便名、部品を配送する配送車名、配送回数、配送レーン名、部品を納入する時間を示す便入荷時間、パレット名、及び配送時間が記載され、配送車17毎に作成される。また、後述するが、リライトカード40の下方には、バーコード41が印字され、配送車17の配送作業をより効率良くするために使用される。
【0140】
このリライトカード40は、カンバン情報や実際に納入された部品を示す情報に基づいて作成され、部品を配送レーン16に配送する作業者や配送時の台車に備えられる。
作業者は、このリライトカード40を見ながら配送レーン16に部品を運ぶことにより、円滑な配送作業を行うことが可能となる。
【0141】
図18は、本実施形態の部品配送計画システムにおいて、ラインオンサーバ30が配送札111及びリライトカード40を作成する際の動作を説明するためのシステム構成図である。
図18におけるシステム構成図には、配送計画サーバ20と、ラインオンサーバ30と、納入便13と、作業者が持つ携帯端末装置であるPDA32と、リライトカード40と、リライトカード40に所定の情報を印字するためのリライトカードライター42とが示されている。なお、説明に必要ないものは図示を省略している。
【0142】
次に、図19は、ラインオンサーバ30による配送札111及びリライトカード40の作成動作を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートは、ステップK1〜ステップK4が作業者の動作ステップであり、ステップK5〜ステップK8までがラインオンサーバ30の動作ステップとなっている。
【0143】
先ず、ステップK1において、作業者は、生産ライン19で使用された部品からカンバン21を外す。
次に、ステップK2において、作業者は、その外したカンバン21を生産ライン19付近に設置されている所定のポストに入れる。
【0144】
そして、ステップK3において、作業者は、定刻になると、上記ポストからカンバン21を回収する。
そして、ステップK4において、作業者は、回収したカンバン21の示す情報(以下、カンバン情報という)をオンラインサーバ30に入力する。このカンバン情報として、使用された部品品番やカンバン21の枚数すなわち部品の箱数などが含まれている。なお、各カンバン21には、部品品番とその部品品番に対応する1箱毎の個数が表されており、カンバン21の枚数がそのまま箱数となる。
【0145】
そして、ステップK5において、入力されたカンバン情報をメーカー側に送り、納入便13が特定されると、その納入便13に関する情報(納入日時、納入部品品番、及び部品数などを示す情報)を受信しデータベースなどに記録する。なお、この納入便13に関する情報は、メーカー側から受信し記録するようにしてもよいし、カンバン情報に基づいて納入便17を特定し、その納入便17に関する情報を記録するようにしてもよい。
【0146】
そして、ステップK6において、納入便13が、納入した部品が発注通りに納入されたことが確認されると、その旨を示す情報を受信する。このラインオンサーバ30が受信する情報は、単に納入便13が納入されたことを示す情報だけではなく、実際に納入された部品品番とその箱数などを示す情報(以下、納入便情報という)も含むことが望ましい。なお、納入便13により納入された部品は、その納入便13に対応するカンバン情報を呼び出すことによって特定することが可能であるが、実際に納入された部品の情報を得る方がより正確な配送計画を立てることが可能となる。
【0147】
次に、ステップK7において、ラインオンサーバ30は、配送札111(図11(a))の情報を配送計画サーバ20から受信する。すなわち、作成された配送車17毎の部品品番とその箱数を示す情報を受信する。
次に、ステップK8において、ラインオンサーバ30は、上記カンバン情報又は上記納入便情報に基づいて、配送札111の情報を修正すると共に、リライトカード40に表示させる納入札情報を作成する。具体的には、例えば、配送札111に表示されている部品の箱数が上記カンバン情報の示す箱数よりも小さい場合、上記カンバン情報の示す箱数をリライトカード40に印字する。
【0148】
そして、ステップK9において、ラインオンサーバ30は、上記作成した納入札情報をリライトカードライター45によりリライトカード40に印字させる。
なお、上記ステップK9では、上記納入札情報をリライトカード40に出力するようにしているが、リライトカード40の他にもICカードに記録したり、PDA32などの携帯端末装置の表示部に表示させるようにしたりしてもよく、特に、納入便情報の出力形態は限定されない。
【0149】
また、上記ステップK8において、配送札111の情報とカンバン情報とを比較し、配送札111の情報を修正しているが、ここでいう配送札111は、ダイレクト配送又は分割配送のどちらの場合の配送札111でもかまわない。
また、上記ダイレクト配送又は分割配送において、例えば、生産ライン19の生産動作の遅れなどによって部品棚の部品がいっぱいとなり、配送車17が配送しても部品を持って帰らなくてはならない場合がある。
【0150】
図20は、本実施形態の部品配送計画システムにおいて、配送車17が部品を持ち帰ってきた場合のラインオンサーバ30の動作を説明するためのシステム構成図である。
図20におけるシステム構成図には、配送計画サーバ20と、ラインオンサーバ30と、PDA32と、リライトカード40と、配送車17と、配送車17が持ち帰ってきた持帰り部品43と、その持帰り部品43を収納する持帰り棚44と、バーコードリーダー45とが示されている。なお、説明に必要ないものは図示を省略している。
【0151】
従来の部品配送計画作成システムでは、配送車17が持ち帰ってきた部品の管理を行っていなかったために、持帰り部品43が必要になった場合、どこに収容したかがわからなくなり部品を探すという手間がかかっていた。
図20に示す部品配送計画作成システムでは、上記リライトカード40のバーコード41とバーコードリーダー45とを利用して持帰り部品43の管理を行う。
【0152】
図21は、本実施形態の部品配送計画システムにおいて、配送車17が持ち帰ってきた部品の管理動作を説明するためのフローチャートである。
先ず、ステップM1において、各台車に載せられているパレットの部品品番、配送場所、及び配送箱数などの情報を示すバーコード41が印字されたリライトカード40を配送車17に備える。また、リライトカード40に表示される情報をディスプレイ装置などに表示するようにしてもよい。なお、このリライトカード40にバーコード41を表示させる構成は、一例であって、納入札40をICカードで構成する場合は、バーコード41を表示させる必要はない。
【0153】
そして、ステップM2において、配送車17の台車に載せられている部品が全て各配送棚に配送できれば(ステップM2がYes)、ステップM3において、次の配送車17にリライトカード40を備え部品配送を行う。
一方、ステップM2において、配送車17の台車に載せられている部品を全て配送できない場合、すなわち、持帰り部品43が生じた場合(ステップM2がNo)、ステップM4において、持帰り棚44に配置されているバーコードリーダー45に、リライトカード40のバーコード41を読み取らせる。
【0154】
そして、ステップM5において、バーコードリーダー45は、読み取った情報(各台車に載せられているパレットの部品品番、配送場所、及び配送箱数などの情報)やバーコード41を読み取った位置情報をラインオンサーバ30に送信し、ラインオンサーバ30におけるデータベースなどにその情報を記録しておく。また、例えば、バーコードリーダー45には、予め設置位置(持帰り棚44付近)を示す情報がラインオンサーバ30に登録されており、バーコードリーダー45が使用された旨を示す情報などがラインオンサーバ30に送信されることによって簡単に上記設置位置を特定することが可能となる。
【0155】
このように、ラインオンサーバ30が配送車17の持ち帰り部品情報(持帰り棚44の位置情報、品番情報、及び箱数情報)を記録することにより、持帰り部品43が急に必要になっても、すぐに、適切な配送指示を作業者に与えることが可能となる。すなわち、ラインオンサーバ30が持帰り部品情報を記録していることより、生産ライン19からの持帰り部品43の急な要求があっても、すぐに、その要求される持帰り部品43がどこに置かれているのかを示す情報を作業者の携帯端末装置や各配送車17の備えるディスプレイ装置に伝えることが可能となる。
【0156】
【発明の効果】
上述したように、本発明の部品配送計画作成方法及び部品配送作成装置によれば、例えば、コンピュータによって、配送便毎に部品を割り付ける際、割り付けられた部品に対してフラグを立て、該フラグの立っている部品以外の部品を割り付けが終了していない配送車に割り付けるようにしているので、配送計画の作成にかかる時間を短縮し、且つ、正確な配送計画を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品配送システムの全体的な動作の流れを説明するための図である。
【図2】配送計画サーバ20で扱うデータと生産の流れを示す図である。
【図3】部品配送計画作成システムの動作の流れを説明するフローチャートである。
【図4】配送部品基本情報のデータベースの具体例を示す図である。
【図5】各配送車17が持つ情報を示すデータベースの具体例である。
【図6】生産ライン19が特定され、配送部品基本情報において、フィールドが1つ追加されたことを示す図である。
【図7】便当配送回数Nが算出され、配送部品基本情報において、フィールドが1つ追加されたことを示す図である。
【図8】配送部品基本情報において累積工数のフィールドを加えたものを示す図である。
【図9】配送計画表を示す図である。
【図10】配送計画グラフを示す図である。
【図11】(a)は、配送札を示す図であり、(b)は、収容棚の位置(番地)を示したものである。
【図12】配送札を作成するためのフローチャートである。
【図13】(a)は、分割札を示す図であり、(b)は、配送レーン16の位置を示したものである。
【図14】分割札を作成するためのフローチャートである。
【図15】本実施形態の部品配送計画システムにおいて、ラインオン情報を用いて配送札111の情報を修正する場合のシステム構成図である。
【図16】ラインオン情報に基づいて配送札111を修正する際のラインオンサーバ30の動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】リライトカード40を示す図である。
【図18】本実施形態の部品配送計画システムにおいて、ラインオンサーバ30が配送札111及びリライトカード40を作成する動作を説明するためのシステム構成図である。
【図19】ラインオンサーバ30における配送札111及び納入札40の作成動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】本実施形態の部品配送計画システムにおいて、配送車17が部品を持ち帰ってきた場合のラインオンサーバ30の動作を説明するためのシステム構成図である。
【図21】本実施形態の部品配送計画システムにおいて、配送車17が持ち帰ってきた部品の管理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 組立工場
12 部品メーカー
13 納入便
14 納入便ヤード
15 フォークリフト
16 配送レーン
17 配送車
18 走行経路
19 生産ライン
20 配送計画サーバ
21 カンバン
22 生管データ
23 物流データ
24 組立データ
25 多回シミュレーション
30 ラインオンサーバ
31 LAN
32 PDA
40 リライトカード
41 バーコード
42 リライトカードライター
43 持帰り部品
44 持帰り棚
45 バーコードリーダー

Claims (10)

  1. コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、
    各配送場所における各部品の使用量を示す情報を記録しておき、
    上記記録された情報を読み出し、
    上記読み出された使用量に基づいて部品毎に単位時間当りの配送回数を算出し、
    上記使用量は、ある部品が1日に納入される部品数と配送車が1回の配送にかかる時間との積を、1日の作業時間で割った値であり、上記ある部品の配送回数は、1回に納入される部品数を、上記ある部品の配送場所の収容可能な部品数から上記使用量の値を引いた値で割ることで求めることを特徴とする部品配送計画作成方法。
  2. コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、
    1つの部品の配送に要する時間と該部品が1日に使用される総数と上記配送車が1日の配送に要する時間とを記録しておき、
    上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数とを読み出し、
    上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数との積の値を算出し、
    上記配送車が1日の配送に要する時間を読み出し、上記積の値が該読み出された配送車が1日の配送に要する時間を超えないように上記配送車が1日の配送に要する部品を特定することを特徴とする部品配送計画作成方法。
  3. 納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成装置であって、
    各配送場所における各部品の使用量を示す情報を記録する記録手段と、
    上記記録された情報を読み出す読出手段と、
    上記読出手段で読み出された使用量に基づいて部品毎に単位時間当りの配送回数を算出する算出手段と
    を備え、
    上記使用量は、ある部品が1日に納入される部品数と配送車が1回の配送にかかる時間との積を、1日の作業時間で割った値であり、上記ある部品の配送回数は、1回に納入される部品数を、上記ある部品の配送場所の収容可能な部品数から上記使用量の値を引いた値で割ることで求めることを特徴とする部品配送計画作成装置。
  4. 納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成装置であって、
    1つの部品の配送に要する時間と該部品が1日に使用される総数と上記配送車が1日の配送に要する時間とを記録する記録手段と、
    上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数とを読み出す第1の読出手段と、
    上記1つの部品の配送に要する時間と上記部品が1日に使用される総数との積の値を算出する算出手段と、
    上記配送車が1日の配送に要する時間を読み出す第2の読出手段と、
    上記積の値が上記配送車が1日の配送に要する時間を超えないように上記配送車が1日の配送に要する部品を特定する特定手段と、
    を備えることを特徴とする部品配送計画作成装置。
  5. コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、
    各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録し、
    上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出し、
    上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を特定し、
    実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定し、
    上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を上記特定した部品及び該部品数に基づいて修正することを特徴とする部品配送計画作成方法。
  6. コンピュータによって、納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成方法であって、
    実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定し、
    上記特定した部品及び該部品数を上記配送車毎に、所定の記録媒体に記録することを特徴とする部品配送計画作成方法。
  7. 請求項に記載の部品配送計画作成方法であって、
    上記配送車が上記配送すべき部品を全て配送できなかった場合、その配送できなかった部品、該部品の部品数、及び該部品の収容位置を上記記録媒体に記録することを特徴とする部品配送計画作成方法。
  8. 納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成装置であって、
    各部品の1日に納入される部品数と配送車における1日の配送便の回数とを記録する第1の記録手段と、
    上記各部品の1日に納入される部品数と上記配送便の回数とを読み出す読出手段と、
    上記各部品の1日に納入される部品数を、上記配送便の回数で割った値に基づいて、上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を特定する第1の特定手段と、
    実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定する第2の特定手段と、
    上記配送便毎に上記各部品の配送すべき部品数を上記特定した部品及び該部品数に基づいて修正する修正手段と、
    を備えることを特徴とする部品配送計画作成装置。
  9. 納入される部品を各配送場所に配送するための配送車の配送計画を作成する部品配送計画作成装置であって、
    実際に使用された部品及び該部品の部品数に基づいて納入された部品及び該部品の部品数を特定する特定手段と、
    上記特定した部品及び該部品数を上記配送車毎に、所定の記録媒体に記録する記録手段と、
    を備えることを特徴とする部品配送計画作成装置。
  10. 請求項に記載の部品配送計画作成装置であって、
    上記配送車にて上記配送すべき部品のうち配送できなかった部品があった場合、その配送できなかった部品、該部品の部品数、及び該部品の収容位置を上記記録媒体に記録する媒体記録手段を備えることを特徴とする部品配送計画作成装置。
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