JP3475794B2 - 部品発注システム - Google Patents

部品発注システム

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JP3475794B2
JP3475794B2 JP18585298A JP18585298A JP3475794B2 JP 3475794 B2 JP3475794 B2 JP 3475794B2 JP 18585298 A JP18585298 A JP 18585298A JP 18585298 A JP18585298 A JP 18585298A JP 3475794 B2 JP3475794 B2 JP 3475794B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品発注システム、
特に部品を消費することで製品を作る生産工場において
残業により稼働時間が延長された場合に適切な部品発注
を行うためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】生産工場において製品生産管理の効率化
を図るためには、過不足のないかつ遅れのない部品調達
を行うことが極めて重要である。この効率的な部品調達
方法の一つとして、いわゆる「かんばん方式」といわれ
る調達方法が従来からある。この方法では、消費した部
品は再度消費されるという前提のもと生産工場で消費さ
れた部品を各部品工場に発注する場合、納入タイミング
指示カード(以下、「かんばん」という)を利用して行
うようにしている。かんばんというのは、納入指示先
(部品工場)、納入先(生産工場)、品名、品番、かん
ばんサイクルや部品箱への収容数等の部品調達に関する
情報が全て記載されたシート状のもので、部品工場と生
産工場との間を循環している。通常の場合、部品は箱詰
めされて納入されてくるので、部品箱1つと1枚のかん
ばんとを対応付けて漏れのない発注を実現している。こ
のかんばんを利用した部品の発注システムについて説明
する前に、まず、かんばんの流れについて、図5を用い
て説明する。
【0003】図5には、自動車の組立工程を行う生産工
場1と、生産工場1からの納品指示に従い部品を納入す
る部品工場2とが示されている。生産工場1の車両等の
組立ライン4において、調達した各種部品は各部品箱6
から取り出され消費されることになる。その箱内の最初
の部品が消費されると、空の部品箱6に付いているかん
ばん8は外されてかんばんポスト10に入れられる。か
んばんポスト10に入れられたかんばん8は、一定時間
毎に回収され1箇所に集められ、かんばんソータシステ
ム12によって読み込まれる。かんばんソータシステム
12は、集められた各かんばん8に付いているバーコー
ドから仕入先と品番を読み取り、記憶する。かんばんソ
ータシステム12には、仕入先毎に区切られているポケ
ット14があり、読み取られたかんばん8は、該当する
仕入先のポケット14に搬送され仕分けされる。なお、
以降において上記かんばん8のバーコードを読み取り仕
分けする処理を読取処理と呼ぶことにする。この読取処
理は、一定時間毎に行われる。
【0004】一定時間間隔に設定された部品納入時間が
間近に迫ると、かんばんソータシステム12は、これま
でに読み込んだかんばん8の枚数を仕入先毎品番毎に集
計し、発注帳票16を作成する。なお、以降において発
注帳票16を作成する処理を発注処理と呼ぶことにす
る。この発注処理も一定時間毎に行われるが、この時間
の設定に関しての詳細は後述する。
【0005】仕入先(部品工場2)は、納品時に次回の
発注分として自己宛のかんばん8と発注帳票16を持ち
帰る。つまり、通常の納入指示は、納入便の帰り便が利
用される。納入便で納入された部品は、かんばん8が付
けられた部品箱6に入れられた状態で納品され、必要時
に部品箱6に入れられたまま各組立ライン4に運ばれ上
記のように消費される。
【0006】以上のようにして、かんばん8は、各生産
工場1と納品指示先となる部品工場2との間を循環する
ことになる。次に、部品の発注方法について詳述する。
【0007】図6は、従来の部品発注システムの概略構
成を示した図である。従来において部品発注を稼動させ
るためには、発注テーブルマスタ21、仕入先マスタ2
2、作業順序管理テーブル23及び按分テーブル24を
予め用意しておく必要がある。まず、発注テーブルマス
タ21は、設定済みの仕入先マスタ22に基づき生成さ
れる。図6に例示したように1日に16回の発注を行う
場合、16回の発注回数において各仕入先の納入回数分
に応じた発注ができるように各仕入先が設定される。図
6の例に基づくと、仕入先Aに対しては、2回目の発注
で1便目の納入時に、16回目の発注で4便目の納入時
に、それぞれ発注を行うように設定される。なお、“4
便”というのは、1日の納入回数が4回以上である仕入
先において4便目の納入時に発注することを示してい
る。以下、n便目の納入時における発注を「n便の発
注」と表現することにする。この発注テーブルの生成作
業は、人手により生成される。
【0008】発注テーブルが生成されると、これに基づ
き作業順序管理テーブル23が生成される。前述したよ
うに、読取処理及び発注処理は、一定間隔で行われ、そ
の時間間隔は等しく通常は1日の稼働時間によって決ま
る。等しい時間間隔であるため、読取処理と発注処理と
は、交互に行われることになり、通常は読取処理の後に
発注処理が行われる。このため、作業順序管理テーブル
23には、読取処理と発注処理が交互に設定され、読取
処理の場合には読取回数が、発注処理の場合には発注テ
ーブル番号がそれぞれ設定される。図6の例に基づく
と、発注テーブルマスタ21では、1日16回の発注を
行うので、作業順序管理テーブル23には、読取処理と
発注処理をあわせて32回の作業が行われることにな
る。この設定作業も人手により行われる。この後、按分
テーブル24が生成されるが、この生成手順について例
を用いて説明する。
【0009】図7は、1日に4回読取処理を行う生産工
場1の読取処理と発注処理との関係を例として示した図
であり、所定回数目の読取処理実行後に対応する発注処
理が行われる。この作業順序は、図6に示したような作
業順序管理テーブルの設定内容によって決まる。図7に
おいて、納入回数が4回とする仕入先であれば、4回行
う発注毎に発注帳票を作成すればよいが、納入回数が3
回以下である場合には、いずれかの発注処理のタイミン
グにおいては、発注帳票の作成を行う必要はない。従っ
て、各回の発注処理では、実際に部品の納入を行う仕入
先のみの発注帳票の作成を行うことにして多数の仕入先
に伴い過剰となりうる発注処理の負荷を軽減している。
では、納入回数が3回以下である仕入先に対して4回あ
る発注処理のうちいずれの時に発注帳票を作成すればよ
いかというと、これは発注テーブルに従いスケジュール
される。
【0010】すなわち、図6に示したように、発注テー
ブルに発注処理の対象となる複数の仕入先を設定したパ
ターンを予め作成しておき、作業順序管理テーブルにお
いて各発注処理に各発注パターンを対応付けしている。
例えば、図6において当該生産工場1における16回目
の発注処理に発注テーブルの番号“No.16”を割り
当てておけば、16回目の発注時には仕入先B,C,
L,M,N,Yに対する発注帳票が作成されることにな
る。
【0011】ここで、図7の例に戻って説明すると、納
入回数が3回である場合、発注帳票を作成しなかった次
の回の納入指示には、2回分の読取処理により読み取ら
れたかんばんに基づく発注が含まれることになるため、
各発注処理時における発注数は大きく変動してしまう。
そこで、部品発注システムでは、読み取られたかんばん
をそのまま発注するのではなく、そのうち何割かを次回
の発注に回すという操作を行う。例えば、図8に示した
ように、納入回数が3回の仕入先Mへの発注を1,2,
4回目に行うとする。また、各読取処理では、仕入先M
へ発注分のかんばんが3枚ずつ読み取られるとする。こ
のとき、1日のかんばん枚数は、3枚×4回=12枚と
なり、1便当たりの平均発注枚数は、12枚÷3回=4
枚となるため、各便の発注が4枚ずつとなるように操作
すればよい。従って、図8によると、仕入先Mにおける
3便の発注では、6枚のかんばん全てを発注するのでは
なく平均発注枚数である4枚分のみを発注する。そし
て、翌日の1便の発注では、残りの2枚と新たに読み取
られた3枚のかんばんの合わせて5枚のうち4枚分のみ
を発注する。そして、2便の発注では、残りの1枚と新
たに読み取られた3枚のかんばんの合わせて4枚を発注
する。このようにして、発注枚数の変動を平準化してい
る。この操作の管理を按分テーブル24を用いて行って
いるが、按分テーブル24では、今回発注する分を発注
率、また、次回の発注に回す枚数を保留率として予め設
定しておく。例えば、図6に示した例によると、仕入先
Lの1回目には3枚あるかんばんのうち66%に相当す
る2枚のかんばんを残して1枚を発注することになる。
図8に示したような発注をさせるための按分テーブル
は、図9に示したようになる。
【0012】以上のように、部品の発注は、作業順序管
理テーブル23に設定されたスケジュールに従い行われ
ることになるが、そのスケジュールのどの作業まで実行
されたかを図6に示した内容の前回作業順序情報25と
して保持、更新している。ただ、かんばんの読取忘れが
あったときなどは続けて同じ回数の読取を行うなど、実
際には、作業順序管理テーブル23への設定通りではな
く不具合の発生等状況に応じた作業を行わなければなら
ない場合も少なくないため、行うべき作業内容を人が毎
回入力指定している。つまり、読取処理を行う場合は、
読取処理であることを作業区分とし、かつその読取回数
を、発注処理を行う場合は、発注処理であることを作業
区分とし、かつその時に使用する発注テーブルの管理番
号を、毎回入力指定しており、作業順序管理テーブル
は、どちらかと言えばシステムチェックのために用いら
れる。
【0013】ところで、月毎の生産計画などによって
は、通常の稼働時間に残業時間を付加して稼働時間を予
め長く設定する場合があるが、稼働日において残業時間
が付加された日(以下、「残業日」という)において
は、これに伴い発注回数を増やす必要が生じる場合があ
る。このような稼働時間の延長に対処するために、従来
では、図6に示したように、残業時間に対応させた発注
テーブル(1H残業用、2H残業用)を予め用意してお
き、付加される残業時間に応じた発注テーブルに基づき
その残業日の作業順序管理テーブル23のメンテナンス
をしていた。そして、発注回数が変更された仕入先に対
する按分テーブル24の設定内容を変更していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは、付加される残業時間に応じて残業日の度
に発注テーブルマスタに基づき作業順序管理テーブルと
按分テーブルの設定内容をその都度変更しなければなら
なかったので、そのメンテナンス作業が面倒であった。
特に、按分テーブルに関しては、変更箇所が多いため、
そのメンテナンス工数が過大であった。
【0015】また、従来のシステムが持つ発注テーブル
は、定時用(残業無し用)、1時間残業用など残業時間
の有無に関係なく各発注のパターンを同等に扱い、残業
時間に基づく発注テーブルの区分けは、人が把握し管理
していたため、人的負荷が大きかった。このため、メン
テナンス作業時において設定ミスが発生する可能性があ
った。すなわち、従来のシステムにおいては、各発注テ
ーブルの管理番号を残業時間に関係なくシーケンシャル
に付与しているためであり、また、このような管理番号
では、正しい発注テーブルが作業順序管理テーブルに設
定されているかなどの整合性のチェックが面倒であっ
た。
【0016】従来では、このように残業時間が付加され
たときに、残業時間に関する情報が活用されていなかっ
たため、メンテナンス作業における負荷が増大し、場合
によっては設定ミスが発生するおそれがあった。
【0017】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、稼働時間に残業時
間が付加されるときの各種情報の整合性チェック等のメ
ンテナンス作業の容易化を図る部品発注システムを提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る部品発注システムは、必要に
応じて残業時間が付加された稼働時間内において消費さ
れた部品の発注を一定時間毎に行う部品発注システムに
おいて、稼働日における残業時間が予め設定されている
残業時間マスタと、発注処理毎に設けられ当該発注処理
において発注の対象とする仕入先を指定した発注テーブ
ルであって、当該発注テーブルが利用される稼働日の残
業時間数と、同じ残業時間数が設定される発注テーブル
においての通し番号が設定された発注テーブルが予め
登録された発注テーブルマスタと、稼動時間内において
行われる順に設定された処理種別に、当該処理が読取処
理の場合には稼働日内における当該読取処理の実行
、当該処理が発注処理の場合には当該発注処理におい
て使用する前記発注テーブルをそれぞれ対応させた作業
順序情報が、残業時間毎に予め設定された作業順序管理
マスタと、各仕入先に対して発注可能な部品のうち次回
以降の発注処理に回す分を指定する発注保留情報が残業
時間毎に予め登録された按分テーブルマスタと、前記残
業時間マスタを参照することによって取得した翌稼働日
の残業時間に基づき前記発注テーブルマスタにおいて使
用する発注テーブル及び前記作業順序管理マスタにおい
て使用する作業順序情報を特定するマスタメンテナンス
手段と、前記マスタメンテナンス手段により特定された
作業順序情報に従い、該当する前記発注テーブルに指定
された仕入先への部品の発注を行う前記発注処理を一定
時間毎に行う発注処理手段と、前記マスタメンテナンス
手段により特定された作業順序情報に従い、消費された
部品数を一定時間毎に仕入先毎に求める前記読取処理を
実行する読取処理手段とを有し、前記マスタメンテナン
ス手段は、前記残業時間マスタを参照することによって
取得した翌稼働日の残業時間に基づき前記按分テーブル
マスタにおいて使用する発注保留情報を特定し、前記発
注処理手段は、前記マスタメンテナンス手段により特定
された作業順序情報及び発注保留情報に従い、特定した
仕入先に対して、前記按分テーブルマスタに基づき算出
した部品数で発注を行うことを特徴とする。
【0019】
【0020】更に、直前に実行した処理を稼働日及び当
該稼働日の残業時間とともに記憶する前回作業順序情報
記憶手段を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0022】図1は、本発明に係る部品発注システムの
一実施の形態を示した構成図である。本実施の形態で
は、マスタデータとして発注テーブルマスタ31、仕入
先マスタ32、作業順序管理マスタ33、按分テーブル
マスタ34及び残業時間マスタ36を設けている。発注
テーブルマスタ31は、従来例と同様に複数の発注テー
ブルを有しており、各発注テーブルには、1回の発注処
理において発注の対象とする仕入先が指定されている。
そして、本実施の形態では、仕入先に加えて更に発注テ
ーブルが利用される稼働日の残業時間数及び同じ残業時
間数が設定される発注テーブルにおいての通し番号が設
定されている。仕入先マスタ32には、仕入先毎に一稼
働日における納入回数が予め設定されている。この仕入
先マスタ32のみが従来と同じものを使用することがで
きる。作業順序管理マスタ33には、従来例と同様の一
稼働日における作業順序の通し番号と各回において行う
処理の種別、そして当該処理が読取処理の場合には稼働
日内における当該読取処理の実行回を、当該処理が発注
処理の場合には当該発注処理において使用する前記発注
テーブルをそれぞれ対応させた作業順序情報が登録され
ており、本実施の形態では、更に作業順序情報が使用さ
れる残業時間数が設定されている。つまり、作業順序情
報を残業時間毎に予め設定したデータ構成を有してい
る。本実施の形態では、処理を実行する時間間隔を一定
に保つことを想定しているため、残業により稼働時間が
延長されるとその分処理実行回数が増えることになる。
図1では、残業が1時間だと32回から36回に増える
例を示している。按分テーブルマスタ34には、各仕入
先に対して発注可能な部品のうち次回以降の発注処理に
回す分を指定する発注保留情報が残業時間毎に予め登録
されている。そして、残業時間マスタ36には、各稼働
日における残業時間が予め設定されている。また、前回
作業順序情報記憶部35は、稼働日における処理の進捗
状況を把握するための情報を保持している。すなわち、
稼働日(作業日)と、その日の残業時間、そして直前に
実行された処理の作業順序、作業区分及び読取回数等
が、処理の実行の度に更新される。
【0023】一方、上記各データに基づき部品発注処理
を実行する部品発注システム40は、稼働日の残業時間
に応じて部品発注のための環境設定やマスタの整合性チ
ェック等を行うメンテナンス部41と、入力指示された
作業順序のチェックを行う作業順序管理部42と、メン
テナンス部41により特定された作業順序情報に従い発
注処理を一定時間毎に行う発注処理部43と、メンテナ
ンス部41により特定された作業順序情報に従い読取処
理を実行する読取処理部44とを有している。
【0024】本実施の形態において特徴的なことは、発
注テーブルマスタ31の各発注テーブル、作業順序管理
マスタ33の各作業順序情報及び按分テーブルマスタ3
4の発注保留情報にそれぞれ残業時間数を付加し、マス
タ化して保持するようにしたことである。これにより、
残業時間マスタ36に基づき特定された残業時間によっ
て利用すべき各マスタ31,33,34に登録されてい
るマスタデータを特定できるので、人的負荷を軽減する
ことができる。すなわち、発注テーブルマスタ31にお
いては、残業時間毎に通し番号をつけることができるの
で管理や設定が簡易となる。作業順序管理マスタ33
は、従来人手により稼働時間が変わる度に設定していた
作業順序管理テーブルの設定作業をなくすことができ
る。按分テーブルマスタ34においては、従来では残業
時間が変更される度に作業順序管理テーブルの設定内容
に応じて保留率の計算を行っていたが、この作業が不要
となる。
【0025】次に、本実施の形態における処理の内容に
ついて、稼動日が切り替わるときの環境設定に関する処
理と稼動時間内における部品発注処理に大別して説明す
る。
【0026】本実施の形態では、稼働日における稼働時
間に応じて各種情報を自動的に選択するようにしている
ので、マスタデータの整合性チェックは、本来不要であ
る。ただし、本実施の形態では、突然の生産計画の変更
や前の稼働日でマスタの内容が臨時に変更されている可
能性もあり得るから念のために環境設定時に整合性のチ
ェックを行っている。この処理を図2に示したフローチ
ャートに沿って説明する。
【0027】まず、メンテナンス部41は、自動的に若
しくは人による指示に従い、残業時間マスタ36から稼
働日の残業時間を読み出し、その読み出した残業時間に
対応した情報をそれぞれ当該稼働日における発注テーブ
ルマスタ31、作業順序管理マスタ33、按分テーブル
マスタ34として特定することで環境設定を自動的に行
う。ここで、ユーザが入力した当該稼働日の残業時間を
受け付け(ステップ101)、その残業時間に対応した
作業順序情報が作業順序管理マスタ33に設定されてい
るかを確認する(ステップ102)。つまり、作業順序
管理マスタ33に設定されている発注テーブルNo.と
対応するものが発注テーブルマスタ31に存在するかを
チェックする。また、仕入先マスタ32に指定している
各仕入先の納入回数分の発注が各発注テーブルに指定さ
れているか、具体的には仕入先の抜け、あるいは各仕入
先における便の抜けやダブリがないかをチェックする
(ステップ103)。更に、入力された残業時間に対応
する按分テーブルが按分テーブルマスタ34に設定され
ているかをチェックする(ステップ104)。以上の全
てのチェックに問題がない場合は整合性ありと判断する
(ステップ105)。一方、いずれかのチェックに問題
があるようであれば、整合性は取れていない(NG)と
判断する(ステップ106)。このようにして、各マス
タの整合性のチェックを行う。
【0028】次に、部品発注処理の開始後の処理につい
て図3に示したフローチャートに沿って説明する。読取
処理や発注処理は、一定時間毎に行われることは前述し
たとおりであるが、現実には、ユーザによる一定時間間
隔での入力指示によって処理の実行が行われている。従
って、所定の時刻にユーザが入力した作業区分(読取又
は発注)及び作業区分に応じた発注テーブル番号又は読
取回数を受け付けると(ステップ111)、前回作業順
序情報記憶部35から前回作業順序情報を読み出す(ス
テップ112)。この読み出した前回作業順序情報がブ
ランクでなく稼働日における最後の作業でなければ、前
回作業順序情報に基づき次の作業順序及びそれに対応し
た作業区分、読取回数等を作業順序管理マスタ33から
読み出す(ステップ113,114,115)。そし
て、この読み出した作業順序情報とユーザにより入力さ
れた情報とを比較して一致するようであれば、何ら問題
はないと判断して作業区分に指定された処理の実行をさ
せる(ステップ116,117)。
【0029】また、前回作業順序情報が稼働日における
最後の作業であれば(ステップ114)、現在日付と前
回作業順序情報の作業日付とを比較して(ステップ11
9)、異なっていれば日付が変更されたと判断して、現
在日付を稼働日とした残業時間を残業時間マスタ36か
ら取り出して(ステップ120)、その残業時間に基づ
き作業順序1番の作業順序情報を作業順序管理マスタ3
3から読み出す(ステップ121)。そして、この読み
出した作業順序情報とユーザにより入力された情報とを
比較して一致するようであれば、何ら問題はないと判断
して作業区分に指定された処理の実行をさせる(ステッ
プ116,117)。また、現在日付と前回作業順序情
報の作業日付とを比較して、同日であれば、まだ稼働中
のおそれがあることから翌稼働日のための設定を行わず
に処理を終了させる。
【0030】ところで、本実施の形態では、システム初
期後並びに突発的な処理を行う場合に前回作業順序情報
記憶部35の各項目をブランクとするようにしている。
従って、ステップ113において、取り出した前回作業
順序情報がブランクであるとき、まず、現在日付を取得
して、その日付を稼働日としたときの残業時間を残業時
間マスタ36から取り出す(ステップ122)。そし
て、当該残業時間のユーザが入力した作業区分(読取又
は発注)及び作業区分に応じた発注テーブル番号又は読
取回数があれば(ステップ123)、その作業順序情報
に従い処理の実行をさせる(ステップ117)。もし存
在しなければ処理を終了させる。
【0031】実行対象となる処理が読取処理の場合、前
述したように集められたかんばんを仕入先毎に仕分けを
するが、更に対象となる作業順序情報により特定される
読取回数により按分テーブルマスタ34の中から各仕入
先の発注保留情報を特定し、その発注保留情報に従い各
仕入先への発注部品数を算出する。
【0032】実行対象となる処理が発注処理の場合、対
象となる作業順序情報により特定される発注テーブルに
指定された仕入先に対して読取処理で求められた部品数
の発注を行う。
【0033】以上の処理の実行完了を確認した後、当該
作業順序情報で前回作業順序情報記憶部35の内容を更
新する(ステップ118)。
【0034】前述したように、本実施の形態において
は、部品発注処理の確実性又は異常時処理等への対応柔
軟性等の理由でユーザによる一定時間間隔での入力指示
によって処理の実行が行われている。入力する際には発
注テーブルNo.を指定することになるが、本実施の形
態では、残業時間毎に通し番号を割り付けたので発注テ
ーブルNo.の選択が容易になった。すなわち、例え
ば、図6に基づく従来例によると、2時間残業がある場
合に指定する発注テーブルNo.は、41番以降を指定
するので、稼働日における何番目の発注なのか容易に想
定できない。本実施の形態では、残業時間毎に通し番号
を割り付けたので残業がある場合でも常に1番から指定
をすればよい。
【0035】このようにして、本実施の形態では、部品
の発注処理を実行する。なお、上記処理において何も処
理をせずに終了させた場合は、ユーザにより入力された
内容が正しくない場合や作業順序管理マスタ33に従っ
た定常時の処理以外の突発的な処理を実行させたい場合
である。例えば、かんばんの読取装置の故障等によって
読取処理が実行できない場合などである。この場合は、
ユーザにより強制的に設定された読取処理又は発注処理
が実行されることになる。
【0036】ところで、実際の日付をまたいで稼動させ
る場合などを考慮してシステムで用いる日付の変更は、
人手によって行っている。稼働中に日付が変更されると
システム的には不都合だからである。そこで、本実施の
形態では、日付変更可能か否かのチェックを行うように
している。このチェック方法について図4に示したフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0037】メンテナンス部41は、前回作業順序情報
記憶部35から前回作業順序情報を読み出し(ステップ
131)、その内容がブランクか否かをチェックする
(ステップ132)。ブランクであれば、稼働中でない
と判断できるので、入力された日付で日付を変更する
(ステップ134)。ブランクでないとき前回作業順序
情報が稼働日における最後の作業でなければ(ステップ
133)、稼働中であり日付を変更しない。一方、最後
の作業であれば、作業順序管理マスタ33に従った作業
は終了していると判断できるので入力された日付に日付
を変更する(ステップ134)。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、発注テーブルマスタの
各発注テーブル、作業順序管理マスタの各作業順序情報
及び按分テーブルマスタの発注保留情報にそれぞれ残業
時間数を付加し、マスタ化して保持するようにしたの
で、残業時間マスタに基づき特定された残業時間によっ
て部品発注処理に利用すべき情報を特定できるので、人
手を介することなく環境設定をすることができる。この
ため、人的負荷を軽減することができるとともに設定ミ
スなどによる不具合が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る部品発注システムの一実施の形
態を示した構成図である。
【図2】 本実施の形態における整合性チェックの処理
を示したフローチャートである。
【図3】 本実施の形態における部品発注処理を示した
フローチャートである。
【図4】 本実施の形態における日付変更のチェック処
理を示したフローチャートである。
【図5】 部品発注システムが実施されるシステムにお
けるかんばんの流れを説明するために用いる概要図であ
る。
【図6】 従来の部品発注システムの概略構成を示した
図である。
【図7】 読取処理と発注処理との時間関係を説明する
ために用いる図である。
【図8】 読取処理と発注処理との時間関係を説明する
ために用いる図である。
【図9】 図8に基づき設定される従来における按分テ
ーブルを示した図である。
【符号の説明】
31 発注テーブルマスタ、32 仕入先マスタ、33
作業順序管理マスタ、34 按分テーブルマスタ、3
5 前回作業順序情報記憶部、36 残業時間マスタ、
40 部品発注システム、41 メンテナンス部、42
作業順序管理部、43 発注処理部、44 読取処理
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−244445(JP,A) 特開 平9−290351(JP,A) 特開 平8−194751(JP,A) 特開 平7−175511(JP,A) 特開 平7−93412(JP,A) 小谷重徳,生産管理システム,経営の 科学 オペレーションズ・リサーチ,日 本,社団法人日本オペレーションズ・リ サーチ学会,1997年 2月 1日,第42 巻,第2号,第66−71頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G05B 19/418 B23Q 41/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要に応じて残業時間が付加された稼働
    時間内において消費された部品の発注を一定時間毎に行
    う部品発注システムにおいて、 稼働日における残業時間が予め設定されている残業時間
    マスタと、 発注処理毎に設けられ当該発注処理において発注の対象
    とする仕入先を指定した発注テーブルであって、当該発
    注テーブルが利用される稼働日の残業時間数と、同じ残
    業時間数が設定される発注テーブルにおいての通し番号
    が設定された発注テーブルが予め登録された発注テー
    ブルマスタと、 稼動時間内において行われる順に設定された処理種別
    に、当該処理が読取処理の場合には稼働日内における当
    該読取処理の実行回を、当該処理が発注処理の場合には
    当該発注処理において使用する前記発注テーブルをそれ
    ぞれ対応させた作業順序情報が、残業時間毎に予め設定
    された作業順序管理マスタと、各仕入先に対して発注可能な部品のうち次回以降の発注
    処理に回す分を指定する発注保留情報が残業時間毎に予
    め登録された按分テーブルマスタと、 前記残業時間マスタを参照することによって取得した翌
    稼働日の残業時間に基づき前記発注テーブルマスタにお
    いて使用する発注テーブル及び前記作業順序管理マスタ
    において使用する作業順序情報を特定するマスタメンテ
    ナンス手段と、 前記マスタメンテナンス手段により特定された作業順序
    情報に従い、該当する前記発注テーブルに指定された仕
    入先への部品の発注を行う前記発注処理を一定時間毎に
    行う発注処理手段と、 前記マスタメンテナンス手段により特定された作業順序
    情報に従い、消費された部品数を一定時間毎に仕入先毎
    求める前記読取処理を実行する読取処理手段と、 を有し、 前記マスタメンテナンス手段は、前記残業時間マスタを
    参照することによって取得した翌稼働日の残業時間に基
    づき前記按分テーブルマスタにおいて使用する発注保留
    情報を特定し、 前記発注処理手段は、前記マスタメンテナンス手段によ
    り特定された作業順序情報及び発注保留情報に従い、特
    定した仕入先に対して、前記按分テーブルマスタに基づ
    き算出した部品数で発注を行う ことを特徴とする部品発
    注システム。
  2. 【請求項2】 直前に実行した処理を稼働日及び当該稼
    働日の残業時間とともに記憶する前回作業順序情報記憶
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の部品発注
    システム。
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