JP3042452B2 - リール部品管理システム - Google Patents

リール部品管理システム

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JP3042452B2 JP17625597A JP17625597A JP3042452B2 JP 3042452 B2 JP3042452 B2 JP 3042452B2 JP 17625597 A JP17625597 A JP 17625597A JP 17625597 A JP17625597 A JP 17625597A JP 3042452 B2 JP3042452 B2 JP 3042452B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリール部品管理シス
テムに関し、特に複数の部品を組立てて製品を製造する
工場における資材所要量計算、つまりリール部品等の予
め設定された数量の整数倍での供給を必要とする部品の
手配本数及び出庫本数の計算を行うリール部品管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のリール部品管理システ
ムではリール部品等の予め設定された数量の整数倍での
供給(以下、まるめ払い出しとする)を必要とする部品
の手配本数及び出庫本数の計算、すなわち資材所要量計
算[以下、MRP(Material Require
ment Planning)計算とする]を行ってい
る。
【0003】このMRP計算は基準生産計画、在庫情
報、部品表、手配済みオーダ情報、手配済み未出庫情
報、カレンダ情報を入力情報とし、独立需要のある親品
目から子品目の必要数量及び必要時期を求め、これを満
たす手配オーダを生成する計算である。
【0004】上記のMRP計算については、「実践MR
P方式による生産管理システム」(日本電気C&C製造
システムグループ編,日本能率協会マネージメントセン
ター発行,P90−104)等に詳述されている。
【0005】ここで、MRP計算の基本的な原理を、図
8及び図9を用いて説明する。以下、手配済みオーダ情
報をオーダ、手配済み未出庫情報をデマンドとする。
【0006】図8は部品表の一例であり、親品目Xは子
品目A,Bから構成され、親品目Yは子品目B,Cから
構成され、親品目Aは子品目a,bから構成され、親品
目Bは子品目bから構成されていることを示している。
ここで、品目X,Y,A,B,C,a,bを品目情報、
品目の親子関係を表すつながりを構成情報とする。
【0007】品目情報の一例を図10に示す。品目情報
には該当品目のオーダリング処理に必要な情報、すなわ
ち品目番号(X,Y,A,B,C,a,b)、手配方式
(個別,ロット,擬似)、最大まとめ期間(1,1
0)、最大まとめ数量(30)、添加率(0,10)、
まるめ単位(1,100)、リードタイム(0,5,1
0,20)が含まれている。
【0008】構成情報の一例を図11に示す。構成情報
1件で一つの親子関係を表している。構成情報にはデマ
ンド生成処理に必要な情報、すなわち親品目番号(X,
Y,A,B)、子品目番号(A,B,C,a,b)、単
位数量(1,2,4)、添加率(0)、有効開始日(0
000/00/00)、有効終了日(1997/11/
31,9999/99/99)が含まれている。品目情
報と構成情報とを合わせて部品表と呼ぶ。
【0009】図9は親品目Aのオーダから子品目bのデ
マンドとオーダとを求めた例を示している。品目Aには
品目bが2個必要であるから、オーダS9,S10から
デマンドD9,D10が求められる。この時、図10の
品目情報に設定されたリードタイム分遡った日時にデマ
ンドが生成される。これをデマンド生成処理と呼ぶ。
【0010】次に、品目bのオーダに関しては、例えば
デマンドD9,D10から期間まとめ及びまるめ処理と
行ってオーダS11が作られる。これをオーダリング処
理と呼ぶ。
【0011】ここで、上記の文献に述べられているよう
に、生産ラインにおける仕損分を上積みした添加率計算
や手配数量をまるめ数の整数倍にする「まるめ処理」
は、公知の技術である。
【0012】図10の品目Cは疑似品目である。疑似品
目とは設計の都合や部品表の版数管理の都合等によって
疑似的に定義される品目であり、実在の品目ではない。
疑似品目に対しても、上記のようなオーダリング処理や
デマンド生成処理が行われるが、一般的には実際のオー
ダ情報や出庫指示情報としては使用されない。
【0013】次に、まるめ処理について詳しく説明す
る。例えば、プリント板組立ラインの部品搭載工程にお
いては、自動搭載機が使用される。自動搭載機対応の部
品としては抵抗やコンデンサ、及びQFP(Quad
Flat Package)等の表面実装部品があり、
これら表面実装部品はテープ上に部品を等間隔に収容
し、そのテープをリール状に巻いた形で設備に供給され
る。
【0014】部品メーカも自動搭載機対応とするため
に、表面実装部品をリール状に巻いた形で販売してい
る。このリール部品は紙テープを途中で切って使用する
ことが困難なため、リール単位での購入及び設備供給が
必要となる。
【0015】このような分割購入及び分割出庫が困難な
部品に対しては、まるめ処理を行う。例えば、リール1
本の部品数が100であれば、まるめ数を100に設定
する。すると、図9の部品bに見られるように、上述の
MRP計算では100の整数倍で手配オーダS11が生
成される。
【0016】ところが、上述のまるめ処理は手配数をま
るめる処理であり、生産ラインで実際にリールを何本必
要とするかという配慮は行われない。例えば、あるプリ
ント板を2つのラインで生産する場合で説明すると、各
ラインで必要とする数量が各々6個であるとすると、合
計12個の所要量となり、上述のまるめ計算では100
個、すなわちリール1本の手配オーダが生成される。
【0017】しかしながら、実際には2つの生産ライン
の各々に1本ずつのリールを供給する必要があり、合計
2本のリールを必要とする。このように、上述のまるめ
計算だけでは各生産ラインにおけるリール部品の所要本
数を正確に計算することができない。
【0018】この問題を解決するために、リール部品の
手配数と出庫数とを正確に計算するために、図10及び
図11に示す部品表とは別に、ある品目をどのラインで
製造するかを示した製造場所データを基準情報として保
持し、生産ライン別の使用部品数を算出し、生産ライン
別の必要リール数を計算するという方法もある。この方
法については、特開平8−222892号公報に開示さ
れている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のリール
部品管理システムでは、図12に示すように、1つの親
品目(A,B)に対して生産ライン(LINE1,LI
NE4)を1つしか指定できない。そのため、図12に
示すように、親品目(A)自体を複数の生産ライン(L
INE1,LINE3)に振り分けて生産する場合に対
応することができない。
【0020】また、例えば3月15日から生産ラインを
LINE1からLINE2に切替えるというように、将
来に生産ラインの切替えを必要とする場合、この指定が
できないので、ライン別のリール所要本数を正確に計算
することができない。
【0021】さらに、部品表とは別に品目別の製造場所
データ、部品収容数データ(まるめ数データ)、製造ラ
イン内在庫数データ等をファイルとして保持する必要が
あるため、基準情報が複数のファイルに分散する。その
ため、リール部品の手配数計算や出庫数計算が通常のM
RP計算の後処理として必要となるため、トータルの処
理時間が長くなるとともに、基準情報の維持管理が困難
になる。
【0022】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、最小限のMRPシステムの改造でかつ最短の計算
時間でリール部品の手配数量及び出庫数量を正確に計算
することができるリール部品管理システムを提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によるリール部品
管理システムは、予め設定された数量の整数倍で供給さ
れる部品を使用する製品を複数の生産ライン上で生産す
る生産システムのリール部品管理システムであって、前
記複数の生産ライン上での生産計画情報を生成する生産
計画機構と、前記製品を示す親生産品目と前記部品を示
す子部品と前記親生産品目及び前記子部品各々の中間に
予め前記複数の生産ライン各々に対応して設定されるラ
イン別疑似品目とそれらの親子関係を示す構成情報とか
らなる部品表を生成する部品表管理機構と、前記生産ラ
イン毎の部品残数を前記ライン別疑似品目の在庫数量と
して管理する在庫管理機構と、前記ライン別疑似品目に
対して在庫引当処理及び前記部品の手配数のまるめ処理
を行って前記複数の生産ライン各々の資材所要量を計算
する資材所要量計算(MRP:MaterialReq
uirement Planning)機構とを備えて
いる。
【0024】すなわち、本発明のリール部品管理システ
ムは、生産計画情報を生成する生産計画機構と、部品表
を生成する部品表管理機構と、資材所要量を計算するM
RP機構と、在庫管理機構と、倉庫機構と、手配機構と
からなり、部品表管理機構においては親生産品目とまる
め払い出しを必要とする子部品との中間品目としてライ
ン別疑似品目を設定し、在庫管理機構においては生産ラ
インにおける部品残数を当該疑似品目の在庫数量として
設定し、MRP機構においてはライン別疑似品目に対し
て在庫引当処理及び手配数のまるめ処理を行っている。
これによって、各生産ラインにおけるリール部品の所要
本数を正確に計算できるようになる。
【0025】また、ライン別疑似品目を上位品目とする
デマンド情報を出庫指示として用い、倉庫機構に出庫指
示を出すことによって、各生産ラインヘ必要な時に必要
な本数だけリール部品を出庫できるようになる。
【0026】さらに、ライン別疑似品目の在庫数量を外
部から変更できるようにし、生産ラインにおける部品消
費の理論値と実態とを合わせることによって、生産ライ
ンにおける正確な残数を反映させることができる。
【0027】さらにまた、1つの生産品目に対して複数
のライン別疑似品目を設定し、かつ配分比率を構成情報
に設定することによって、1つの生産品目を複数の生産
ラインにおいて生産する場合にも、各生産ライン別の所
要本数を正確に計算することができるようになる。
【0028】一方、生産品目とライン別疑似品目とのつ
ながりを示す構成情報に有効開始日と有効終了日とを設
定することによって、生産ラインを未来のある時点で切
替える場合にも、生産ライン別の所要本数を正確に計算
することができるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の構
成を示すブロック図である。図において、本発明の一実
施例によるリール部品管理システムは生産計画機構1
と、生産計画ファイル2と、部品表管理機構3と、部品
表ファイル4と、MRP機構5と、オーダファイル6
と、デマンドファイル7と、在庫ファイル8と、在庫管
理機構9と、倉庫機構10と、手配機構11とから構成
されている。
【0030】生産計画機構1は生産計画ファイル2の更
新処理を行い、生産計画ファイル2は複数の生産ライン
(図示せず)各々での生産計画情報を格納する。部品表
管理機構3は部品表ファイル4の更新処理を行い、部品
表ファイル4は製品を示す親生産品目と、まるめ払い出
しを必要とする部品を示す子部品と、親生産品目及び子
部品各々の中間品目として予め複数の生産ライン各々に
対応して設定されるライン別疑似品目と、それらの親子
関係を示す構成情報とからなる部品表を格納する。
【0031】MRP機構5は生産計画ファイル2と、部
品表ファイル4と、オーダファイル6と、デマンドファ
イル7と、在庫ファイル8とから夫々の内容を読込み、
それらを基に資材所要量計算を行い、その結果をオーダ
ファイル6及びデマンドファイル7に出力する。
【0032】在庫管理機構9は倉庫機構10の入出庫実
績に基づいて在庫情報ファイル8を更新する。手配機構
11はオーダの完了実績に基づいてオーダファイル6を
更新する。倉庫機構10はデマンドファイル7に基づい
て部品の出庫指示情報を生成するとともに、倉庫(図示
せず)への部品の入庫及び出庫を把握し、入出庫実績情
報12を生成する。
【0033】図2は本発明の一実施例による部品表の一
例を示す図であり、図3は本発明の一実施例の処理動作
を示すフローチャートであり、図4は本発明の一実施例
によるオーダ及びデマンドの生成例を示す図である。
【0034】また、図5は本発明の一実施例による品目
情報の一例を示す図であり、図6は本発明の一実施例に
よる構成情報の一例を示す図であり、図7は本発明の一
実施例による在庫情報の一例を示す図である。
【0035】部品表管理機構3は、図2に示すように、
親生産品目A,Bとまるめ払い出しを必要とする子部品
bとの間に、中間品目としてライン別疑似品目b−LI
NE1,b−LINE2,b−LINE3を設定する。
本発明の一実施例では親生産品目Aを生産ラインLIN
E1,LINE3で、親生産品目Bを生産ラインLIN
E3で生産するものとする。
【0036】在庫管理機構9においては、図7に示すよ
うに、在庫情報に品目(親生産品目A,B、ライン別疑
似品目b−LINE1,b−LINE2,b−LINE
3、子部品b)別の在庫数量(0,15,100)を設
定する。ライン別疑似品目b−LINE1,b−LIN
E2,b−LINE3に関しては各生産ラインにおける
部品残数を在庫数量として設定する。
【0037】MRP機構5においては、上述したよう
に、上位の品目から下位の品目へ向けてデマンド生成処
理とオーダリング処理とを繰返すのであるが、ライン別
疑似品目b−LINE1,b−LINE2,b−LIN
E3に関しては添加率計算と在庫引当処理と手配数まる
め処理とを行う。
【0038】次に、上記の図1〜図4を参照して、本発
明の一実施例によるリール部品管理システムの処理動作
について説明する。
【0039】MRP機構5は品目ファイル17の内容を
読込んで品目情報をローレベルコードの小さい順、すな
わち部品表ファイル4の上位品目から下位品目の順でソ
ートする(図3ステップ101)。図4に示す例では、
親生産品目A,B、ライン別疑似品目b−LINE1,
b−LINE2,b−LINE3、子部品bの順に並
ぶ。
【0040】MRP機構5はソートした品目から1件を
読出し(図3ステップ102)、レコードが存在すれば
(図3ステップ103)、生産計画ファイル2とオーダ
ファイル6とデマンドファイル7と在庫ファイル8と品
目ファイル17とから夫々の内容を読込み、オーダリン
グ処理を行う(図3ステップ104)。
【0041】MRP機構5はオーダリング処理におい
て、生産計画とデマンドとに対してオーダと在庫とを引
当て、正味所要量を時系列に計算する。続いて、MRP
機構5は正味所要量に対して品目情報に設定されたまる
め処理とまとめ処理とリードタイム処理とを行ってオー
ダを生成し、そのオーダをオーダファイル6に登録す
る。
【0042】この後に、MRP機構5はデマンド生成処
理を行い(図3ステップ105)、生成されたオーダを
製造するために必要となる子部品の総所要量及び所要時
期の計算を行う。具体的には該当品目を構成する子部品
を部品表ファイル4の内容を展開して求める。
【0043】この時、展開日時点で有効な構成情報のみ
を選択する。子部品の所要量は親生産品目オーダの手配
数に対して単位数量、配分比率、添加率を乗算して求
め、それらをデマンドとしてデマンドファイル7に登録
する(図3ステップ106)。これらの処理を子部品が
無くなるまで繰返し行う(図3ステップ105〜10
7)。
【0044】また、上記の図1、図2、図4〜図7を参
照して本発明の一実施例によるリール部品管理システム
の各機構の動作について説明する。
【0045】これらの処理の動きを図4で説明する。親
生産品目Aを3月10日に10個、親生産品目Bを3月
20日に20個必要だとする。ここで、親生産品目Aに
関しては生産ラインLINE1で40%、生産ラインL
INE3で60%の配分で生産するものとする。
【0046】この配分は、図6に示すように、構成情報
の配分比率(0.4,0.6)として定義される。この
構成情報の単位数量、添加率、配分比率を用いて、生産
ラインLINE1,LINE3で夫々必要となるデマン
ドが求められる。本発明の一実施例ではデマンドD1,
D2,D3が求められる。
【0047】ライン別疑似品目b−LINE1,b−L
INE2,b−LINE3に関しては在庫引当処理及び
まるめ処理が行われる。この場合、ライン別疑似品目b
−LINE1,b−LINE2,b−LINE3は疑似
品目なので、それらのリードタイムをゼロとして計算す
る。
【0048】生産ラインLINE1についてはラインの
残数、即ち在庫Z1がゼロなので、デマンドD1に対し
てオーダS4を生成する。生産ラインLINE3につい
てはラインにおける残数Z3が15個あるので、デマン
ドD2に対してこの在庫を引当て、デマンドD3に対し
てオーダS5が生成される。
【0049】オーダS4,S5から子部品bのデマンド
D4,D5が求められる。子部品bの在庫としては倉庫
に実在するリール部品の数量を設定しておく。倉庫には
在庫がリール単位にしか存在しないので、まるめ数の整
数倍の値となる。本発明の一実施例ではデマンドD4に
対して倉庫の在庫Z4が引当てられ、最終的にオーダS
6が生成される。このオーダS6を手配機構11におい
て部品手配情報として利用する。
【0050】上述したように、各生産ラインLINE
1,LINE3に対する配分比率、各生産ラインLIN
E1,LINE3における残数を考慮しつつ、生産ライ
ンLINE1,LINE3毎に必要となるリール部品の
本数を正確に計算することができる。
【0051】ここで、親生産品目Aの生産ラインを3月
15日に、LINE1からLINE2に切替えるものと
する。この場合は、図6に示すように、親生産品目Aと
ライン別疑似品目b−LINE1とを結ぶ構成情報の有
効終了日15を3月14日に、親生産品目Aとライン別
疑似品目b−LINE2とを結ぶ構成情報の有効開始日
16を3月15日に設定すれば良い。すると、オーダS
3に対するデマンドD6は生産ラインLINE1で生成
されず、生産ラインLINE2で生成される。以下の処
理は上記の処理と同様である。
【0052】倉庫機構10にはデマンドD4,D5,D
8を出庫指示13として渡す。これらのデマンドD4,
D5,D8は生産ラインLINE1〜LINE3に対す
るリール部品(図示せず)の供給数を的確に表している
からである。
【0053】また、部品の仕損や紛失によって、生産ラ
インLINE1〜LINE3における部品残数が理論値
と異なる場合には、在庫管理機構9に接続されるコンピ
ュータ端末14からライン別疑似品目b−LINE1,
b−LINE2,b−LINE3の在庫数量Z1,Z
2,Z3を補正する。
【0054】このように、本発明の一実施例によるリー
ル部品管理システムでは、親生産品目A,Bとまるめ払
い出しを必要とする子部品bとの間に、中間品目として
ライン別疑似品目b−LINE1,b−LINE2,b
−LINE3を設定することによって、同一の生産品目
に複数の生産ラインLINE1〜LINE3で生産する
場合にも、各生産ラインLINE1〜LINE3毎に配
分比率が定義可能となる。
【0055】また、各生産ラインLINE1〜LINE
3における部品残数も考慮可能となり、かつ未来の生産
ラインの切替え(例えば、生産ラインLINE1から生
産ラインLINE2への切替え)にも、構成情報の有効
日指定で対応することができるので、リール部品のよう
なまるめ手配とまるめ払い出しとを必要とする部品を持
つ製品を複数の生産ラインLINE1〜LINE3で生
産する場合において、該当部品の手配数量、出庫数量を
正確に計算できる。よって、部品の過不足の問題を解消
し、生産ラインLINE1〜LINE3の生産性を大き
く向上させることが可能である。
【0056】また、MRP計算のロジックに工夫を加え
ることによって、上述したような効果を達成しているた
め、MRPシステムの改造コストが小さくて済み、また
計算時間が長くなることを防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め設定された数量の整数倍で供給される部品を使用する
製品を複数の生産ライン上で生産する生産システムにお
いて、複数の生産ライン上での生産計画情報を生成する
生産計画情報生成手段と、製品を示す親生産品目と部品
を示す子部品と親生産品目及び子部品各々の中間に予め
複数の生産ライン各々に対応して設定されるライン別疑
似品目とそれらの親子関係を示す構成情報とからなる部
品表を生成する部品表生成手段と、生産ライン毎の部品
残数をライン別疑似品目の在庫数量として管理する在庫
管理手段と、ライン別疑似品目に対して在庫引当処理及
び部品の手配数のまるめ処理を行って複数の生産ライン
各々の資材所要量を計算する資材所要量計算手段とを備
えることによって、最小限のMRPシステムの改造でか
つ最短の計算時間でリール部品の手配数量及び出庫数量
を正確に計算することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による部品表の一例を示す図
である。
【図3】本発明の一実施例の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の一実施例によるオーダ及びデマンドの
生成例を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による品目情報の一例を示す
図である。
【図6】本発明の一実施例による構成情報の一例を示す
図である。
【図7】本発明の一実施例による在庫情報の一例を示す
図である。
【図8】従来例による部品表の一例を示す図である。
【図9】従来例によるオーダ及びデマンドの生成例を示
す図である。
【図10】従来例による品目情報の一例を示す図であ
る。
【図11】従来例による構成情報の一例を示す図であ
る。
【図12】従来例による部品表の一例を示す図である。
【図13】従来例による部品表の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 生産計画機構 2 生産計画ファイル 3 部品表管理機構 4 部品表ファイル 5 MRP機構 6 オーダファイル 7 デマンドファイル 8 在庫ファイル 9 在庫管理機構 10 倉庫機構 11 手配機構 12 入出庫実績 13 出庫指示 14 コンピュータ端末 15 有効終了日 16 有効開始日 17 品目ファイル S1〜S8 オーダ D1〜D8 デマンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/60 G06F 15/21 R (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 307 B65G 1/137 H05K 13/02 B23Q 41/08 G05B 15/02 G06F 17/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された数量の整数倍で供給され
    る部品を使用する製品を複数の生産ライン上で生産する
    生産システムのリール部品管理システムであって、 前記複数の生産ライン上での生産計画情報を生成する生
    産計画機構と、 前記製品を示す親生産品目と前記部品を示す子部品と前
    記親生産品目及び前記子部品各々の中間に予め前記複数
    の生産ライン各々に対応して設定されるライン別疑似品
    目とそれらの親子関係を示す構成情報とからなる部品表
    を生成する部品表管理機構と、 前記生産ライン毎の部品残数を前記ライン別疑似品目の
    在庫数量として管理する在庫管理機構と、 前記ライン別疑似品目に対して在庫引当処理及び前記部
    品の手配数のまるめ処理を行って前記複数の生産ライン
    各々の資材所要量を計算する資材所要量計算(MRP:
    Material Requirement Plan
    ning)機構とを有することを特徴とするリール部品
    管理システム。
  2. 【請求項2】 前記ライン別疑似品目を上位品目とする
    デマンド情報を前記部品の出庫指示情報として生成する
    倉庫機構を含むことを特徴とする請求項1記載のリール
    部品管理システム。
  3. 【請求項3】 前記在庫管理機構は、管理する前記ライ
    ン別疑似品目の在庫数量を外部からの指示命令に従って
    可変するよう構成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載のリール部品管理システム。
  4. 【請求項4】 前記部品表は、1つの親生産品目に対し
    て前記ライン別疑似品目を複数設定しかつ前記ライン別
    疑似品目各々に対応する前記構成情報に前記生産ライン
    の配分比率を設定するよう構成したことを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれか記載のリール部品管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記構成情報は、前記親生産品目と前記
    ライン別疑似品目との接続内容として有効開始日及び有
    効終了日を含むことを特徴とする請求項1から請求項4
    のいずれか記載のリール部品管理システム。
  6. 【請求項6】 前記部品は、予め設定された数量がまと
    められかつリール状に巻かれて収納されるリール部品で
    あることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    記載のリール部品管理システム。
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