JP3932938B2 - 射出成形金型及び射出成形金型用ピン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形金型と、この金型に使用されるエジェクタピン等の各種機能を備えたピンに関する。特に本発明は、射出成形金型内のガスを外部に吸引除去するのに便利な開閉可能なガス抜き構造を備えた射出成形金型用ピンと、かかるピンを備えた射出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の金型装置の断面図であり、図8は図7のイ−イ切断線における断面図である。
図示しない射出成形装置の固定部分には固定取り付け板1が固定され、固定取り付け板1には固定型板2が固定されている。図示しない射出成形装置の可動部分には可動取り付け板3が固定され、可動取り付け板3にはスペーサブロック4を介して可動型板5が固定されている。対面する固定型板2と可動型板5は、閉止して互いに密着した時(型締め時)には、製品を成形するための材料が充填されるキャビティ6を区画する。可動型板5にはガイドシャフト7が固定され、このガイドシャフト7は固定型板2のガイドブシュ8に摺動可能に挿入されている。よって、射出成形装置の可動部分がガイドシャフト7の軸方向に移動すれば、ガイドシャフト7及びガイドブシュ8の案内によって、可動型板5は固定型板2に対して平行状態を保持しながら移動して型締め・型開きができる。可動取り付け板3と可動型板5の間には、ガイドシャフト9を案内として上下のエジェクタ板10,11が移動可能に設けられている。エジェクタ板10,11には1本又は複数本のエジェクタピン12が設けられている。エジェクタピン12は可動型板5に形成された貫通孔13を摺動可能に挿通しており、前記キャビティ6に対して出没可能とされている。型締め時、エジェクタ板10,11は可動型板5から離れる方向に移動し、エジェクタピン12はキャビティ6から退避する。型開き時、エジェクタ板10,11は可動型板5に接近する方向に移動し、エジェクタピン12はキャビティ6内に突出して成形品を可動型板5から分離する。
【0003】
成形用金型では、成形時に充填中の樹脂から腐食ガスが発生して型内にデポジット成分(ヤニ)が付着するという不都合があり、このために成形品に巣ができたり、キャビティ6内に樹脂が回りきらず、精密な成形品が得られない等の問題があった。
【0004】
この問題を解決すべく、成形用金型にはキャビティ6からガスを抜くための構造を有しているものがある。即ち、図8に示すように、キャビティ6にはゲート14と反対の側に多孔質の材料からなるベント部15が設けられている。キャビティ6は、このベント部15を介して、外部空間に開放されたガス抜き用の空間16に連通している。即ち、キャビティ6内のガスはベント部15を通過してガス抜き用の空間16から外に放散される。
【0005】
しかしながら、前述したベント部によるガス抜きは必ずしも充分ではなく、型内にヤニが付着し、またベント部自体がヤニで詰まる等の不都合が避けられなかった。
【0006】
そこで、図9に示すようなガス抜き装置を備えた射出成形金型が提案されている。固定型板2との間にキャビティ6を区画する可動型板5に排気路17を貫通して形成し、該排気路17には棒状の弁体18をばね19を介してスライド可能に設ける。可動型板5の裏面側には固定板20を取り付け、排気路17の密閉性を確保するとともに、該排気路17を可動型板5の側方に導いて大気に開放する。かかる構成によれば、成形時にキャビティ6内に溶融樹脂が導入されると、キャビティ6内のガスは開いた排気路17から外に排出され、溶融樹脂が弁体18を押圧すると該弁体18は下降して排気路17を閉止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなキャビティ6内のガス抜きのために金型に専用のガス抜き構造を作り込むことは金型製作のコスト増大の原因となる。また上記排気路17に外部の吸引手段を接続してガスの吸引を行なう場合には、吸引路の密閉性をさらに向上させるため、例えば前記可動型板5の下面と固定板20との間にOリング等の気密保持手段を設ける必要があり、金型装置としての構造がさらに複雑になってさらなるコスト増大の原因となり、メンテナンス性も悪化する。
【0008】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、射出成形金型への組み付けが簡単で既存の設備にも容易に適用でき、装置が小型でメンテナンス等が簡単であり、ガスの吸引効果が安定している吸引構造付きの射出成形金型用ピンと、かかるガス抜き機能を備えたピンを備えた射出成形金型を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された射出成形金型は、開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティ(6)を区画する一対の型板(2,5)と、前記キャビティに達するピンを備えた射出成形金型において、前記ピンが密閉形スリーブ(22)と弁体(23)と付勢手段(ばね24)から構成されていることを特徴としている。そして、前記密閉形スリーブは、上端が開口した通孔(27)が形成された管部(25)と、前記通孔の下端に設けられた段部(29)と該段部を介して連通した拡径部(28)と該拡径部に開口した排気孔(30)を有する箱型のフランジ部(26)とを備えている。前記弁体は、前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路(38,39)を区画する棒状の弁部(35)と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部(36)とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう。そして、前記付勢手段は、前記弁体を前記上死点方向に付勢する。
【0010】
請求項2に記載された射出成形金型は、開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティ(6)を区画する一対の型板(2,5)と、エジェクタ板(10)と、前記エジェクタ板に固定され前記キャビティに達するピンを備えた射出成形金型において、
前記ピンが、
上端が開口した通孔(27)が形成された管部(25)と、前記通孔の下端に設けられた段部(29)と該段部を介して連通した拡径部(28)と該拡径部に開口した排気孔(30)を有する箱型のフランジ部(26)と、を備えた密閉形スリーブ(22)と、
前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路(38,39)を区画する棒状の弁部(35)と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部(36)とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう弁体(23)と、
前記弁体を前記上死点方向に付勢する付勢手段(ばね24)とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載された射出成形金型は、請求項1又は2記載の射出成形金型において、前記弁部(35)の上部の周面の一部に切り欠き部(37)を設けることにより、前記管部(25)及び前記弁部の上部では周方向の一部分に前記ガス抜き路(39)が区画されるようにし、
前記スリーブ(22)に対する前記弁体(23)の固定手段(50)を設けることにより、前記スリーブに対して前記弁体が回転しないようにし、
前記通孔(27)が前記キャビティ(6)において所定の方向を向いて開口するように前記射出成形金型に対して前記ピンを取り付けたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載された射出成形金型用ピンは、
開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティ(6)を区画する一対の型板(2,5)を備えた射出成形金型に設けられる射出成形金型ピンにおいて、
上端が開口した通孔(27)が形成された管部(25)と、前記通孔の下端に設けられた段部(29)と該段部を介して連通した拡径部(28)と該拡径部に開口した排気孔(30)を有する箱型のフランジ部(26)と、を備えた密閉形スリーブ(22)と、
前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路(38,39)を区画する棒状の弁部(35)と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部(36)とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう弁体(23)と、
前記弁体を前記上死点方向に付勢する付勢手段(ばね24)とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載された射出成形金型用ピンは、請求項4記載の射出成形金型用ピンにおいて、前記フランジ部(26)の下面に前記つば部(36)が通過可能で前記拡径部(28)に連通したねじ孔(33)が設けられ、該ねじ孔に蓋部材(34)が着脱可能に設けられたことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載された射出成形金型用ピンは、請求項4記載の射出成形金型用ピンにおいて、前記排気孔(30)が前記フランジ部(26)の側面に形成されたことを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載された射出成形金型用ピンは、請求項4記載の射出成形金型用ピンにおいて、前記排気孔(30)が前記フランジ部(26)の側面に形成され、該排気孔に前記管部(25)と直交する方向に配管(32)が接続されたことを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載された射出成形金型用ピンは、請求項4記載の射出成形金型用ピンにおいて、
前記弁体(23)が前記下死点にある時、前記弁体の弁部の上端部が前記スリーブ(22)の前記管部(25)の上端部と実質的に同一平面内に位置することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に説明する本発明の実施の形態は射出成形金型に関するものであり、その基本的な構成は図7を参照して説明した従来の射出成形金型と略同一である。本発明の実施の形態における特徴は、キャビティ内のガスを金型外に抜くためにガス抜き路が内部に形成され、かつ真空吸引装置に接続されたエジェクタピン等の各種機能ピンの構成にある。そこで、以下の説明では、金型装置の全体の図示は説明の簡潔化のために省略し、当該機能ピン付近を示す断面図を主に参照することとする。なお、本発明が適用されるピンはエジェクタピンには限定されず、例えば成形品の突き出し機能がないコアピン等も含まれる。
【0018】
図1は、第1の例の射出成形金型のエジェクタピン付近を示す断面図である。このエジェクタピン21は上エジェクタ板10に固定されており、可動型板5を摺動可能に貫通し、その先端はキャビティ6内に臨んでいる。
【0019】
エジェクタピン21は、スリーブ22と、スリーブ22内に設けられた弁体23と、スリーブ22内に設けられて弁体23をキャビティ6に向けて付勢する付勢手段としてのばね24から大略構成されている。
【0020】
まずスリーブ22は、管部25と、該管部25の一端に設けられたフランジ部26を有している。フランジ部26は上エジェクタ板10に形成された取り付け部に取り付けられ、管部25は上エジェクタ板10を挿通している。管部25は可動型板5を摺動可能に貫通しており、その先端はキャビティ6内に臨んでいる。
【0021】
管部25には通孔27が形成されており、その上端はキャビティ6に開口している。フランジ部26には空洞部である拡径部28が形成されており、前記通孔27の下端は段部29を介して前記拡径部28に連通している。通孔27は、上半部の内径が下半部の内径よりも小さい。即ち、先端にいく程内径が小さくなっている。
【0022】
フランジ部26の側面には、前記拡径部28に連通して排気孔30が形成されている。この排気孔30には、金型外にある真空ポンプ31が配管32を介して接続される。
【0023】
フランジ部26の下面には、前記拡径部28に連通したねじ孔33が設けられている。このねじ孔33の内径は、前記弁体23が通過可能な程度とされている。従って、前記弁体23はこのねじ孔33からスリーブ22内に挿入することができる。このねじ孔33には、ねじ式の蓋部材34が着脱可能に設けられている。
【0024】
次に、前記スリーブ22に挿入されている弁体23は、棒状の弁部35と、該弁部35の一端に設けられたつば部36を有している。棒状の弁部35は、前記スリーブ22の通孔27内に挿入されており、つば部36は、前記スリーブ22の拡径部28内に設けられている。
【0025】
弁体23をキャビティ6方向に付勢している前記ばね24は、拡径部28内において、つば部36に形成された凹部36aと、蓋部材34に設けられた凹部34aの間に収納されている。本例では、蓋部材34のフランジ部26に対するねじ込み可能な量を構造的に規制することにより、蓋部材34が所定の位置に設定されるようにし、これによってばね24が弁体23に与える付勢力を所定の値とし、弁体23をスリーブ22内の所定の位置に設定すると共に弁体23aの下死点位置を規定する。本例では、弁体23はばね24に付勢されてつば部36が拡径部28の段部29に係止した状態となる。即ち、弁体23はばね24の付勢力に抗して軸方向について所定範囲内で移動することができ、その上死点ではつば部36が前記段部29に係止し、その下死点では前記弁部35の上端部が前記スリーブ22の前記管部25の上端部と実質的に同一平面内に位置する。
【0026】
本例では、棒状の弁部35の外径は一定であり、その値は通孔27の上半部の内径と略等しく、大径である通孔27の下半部の内径よりは小さい。また、棒状の弁部35の上部の周面の一部には、平坦面をなす切り欠き面37が軸方向に沿って形成されている。従って、通孔27の大径の下半部においては、棒状の弁部35の外周面と通孔27の内周面との間には全周にわたって環状の空間が区画され、これが第1のガス抜き路38となっている。また、通孔27の小径の上半部においては、棒状の弁部35と通孔27とは略同径であるので周面間には隙間はないが、但し棒状の弁部35の切り欠き面37においては通孔27の内周面との間に略かまぼこ型の空間が軸線方向に区画されるので、これが第2のガス抜き路39となる。よって、キャビティ6内の空間は、第2のガス抜き路39と第1のガス抜き路38を経て拡径部28に連通し、さらに排気孔30から配管32を介して金型外の真空ポンプ31に連通する。
【0027】
第2のガス抜き路39は、弁部35の周方向について特定の位置でキャビティ6に開口しているので、弁体23のスリーブ22に対する回転方向の位置によって第2のガス抜き路39によるガスの吸い込み方向が異なることとなる。よって、金型装置にこのエジェクタピン21を組み付ける際に、キャビティ6に対する第2のガス抜き路39の開口向きが所望の向きとなるように、スリーブ22の回転方向の位置を適宜に調整して固定する。即ち、後述するようにスリーブ22に対する弁体23の回り止め機構を設けて、キャビティ6に対する第2のガス抜き路39の開口する向きを所望の向きに固定する。
【0028】
次に、この成形用金型において成形が行なわれる際に、ガス抜き構造を有するエジェクタピン21が示す作用について説明する。
図1に示すように、弁体23は上死点にあってガス抜き路39はキャビティ6内に開口している。ここでキャビティ6内に溶融樹脂が供給された場合、真空ポンプ31の吸引力によってキャビティ6内が吸引され、キャビティ6内のガスはエジェクタピン21のガス抜き路39,38を通って排気孔30から吸い出される。
【0029】
なお、溶融樹脂はキャビティ6内で広がる際に弁部35を押し、該弁部35はスリーブ22の通孔27内に没し、ガス抜き路39は閉止される。溶融樹脂がガス抜き路39内に入り込むことはない。
【0030】
成形が終了して一対の型板2,5が開くとともにエジェクタ板10,11が型板5の方向に移動してエジェクタピン21が型板5を貫く方向に移動する。エジェクタピン21のガス抜き路39がキャビティ6内に開口し、キャビティ6内のガスが吸引され、ガスはエジェクタピン21のガス抜き路39,38を通って排気孔30から排出される。
【0031】
図2は、第2の例であり、射出成形金型のコアピン21a付近を示す断面図である。コアピンは可動型板5に固定されており、可動型板5を貫通して先端がキャビティ6内に臨んでいる。その構造は第1の例と実質的に同様である。
【0032】
図3は、第3の例であり、射出成形金型のスライドコアに本発明のピン21bを組み込んだ状態を示す断面図である。このピン21bは、スライドコア40に取り付けられ、その先端がキャビティ6内に臨んでいる。エジェクタピン41は別途設けられている。その構造は第1の例と実質的に同様である。
【0033】
図4は、第4の例であり、第1の例と同様にエジェクタピン21として射出成形金型に応用したものである。第1の例では、ガス抜き路38,39に連通する排気孔30に真空ポンプ31が配管32を介して接続されており、キャビティ6内の吸引のみが行なわれていたが、本例では排気孔30に接続された真空ポンプ31に切り替え弁45が設けられており、ガス抜き路38,39からの吸気と、ガス抜き路38,39への給気を選択的に行なえるようになっている。通常の使用においては、第1の例で説明したようにキャビティ6内のガスを吸引して金型外に排出することができ、また型開き工程でエジェクタピン21を突き出す際に圧縮空気を先端からキャビティ6内に噴射すれば、ガス抜き路39の開口やキャビティ6内に付着した溶融樹脂等に起因するヤニ等を吹き飛ばして清掃を行なうことができる。
【0034】
図5は、第5の例であり、射出成形金型に設けられてエジェクタピン21dとして利用されるものであり、その構造は第1の例と実質的に同様である。但し、本例では、スリーブ22のフランジ部26に設けられるねじ孔33に代える孔46と気密部材47を介してこれを塞ぐ蓋部材48の構造が第1の例と若干相違する。即ち、本例では、蓋部材48を孔46に気密部材47を介して装入した後、フランジ部26の側面から固定ねじ49をねじ込んで蓋部材48を確実に固定する。また、蓋部材48の一部に切り欠き面48aが形成されており、蓋部材48が排気孔30への流路を塞ぐことなく、拡径部28内にガスの流路が確保されるようになっている。さらに、本例は弁体23の回り止め機構を有する。即ち、弁体23のつば部36には切り欠き部36aが形成され、スリーブ22のフランジ部26からねじ込まれた固定ねじ50が当該切り欠き部36aに当接することにより、弁体23はスリーブ22内で軸方向には移動可能であるが、周方向に回転することが抑制される。
【0035】
図6は、第6の例であり、射出成形金型に設けられてエジェクタピン21eとして利用されるものであり、その構造は第1の例と実質的に同様である。但し、本例では、第5の例( 図5)のピン21dとは異なる弁体23の回り止め機構を有する。即ち、図6(c)に示すように弁体23の弁部35は実質的に丸棒状であるが、図6(b)に示すように弁体23のつば部36は略長円形である。これに合わせ、図6(b)に示すように前記つば部36が収納されるスリーブ22のフランジ部26の拡径部28の内形状も長円形とされている。従って、弁体23のつば部36はスリーブ22のフランジ部26内では軸方向について所定範囲内で移動することはできるが、周方向に回転することができない。つまり、本例においてスリーブ22と弁体23を組み立てる場合には、図6(a)に示すようにガス抜き路39の開口が排気孔30と同じ方向を向く位置関係と、図示しないが図6(a)とは逆にガス抜き路39の開口が排気孔30と反対の方向を向く位置関係とのいずれかになる。よって、金型にこのピン21eを組み付ける場合には、スリーブ22のフランジ部26の向きを考慮してガス抜き路39の開口の向く方向を定めればよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
1.ガス抜き路が内部に作りこまれたコンパクトな構造なので、特別な取り付けのための加工をすることなく金型装置に組み込むことができる。また、特にエジェクタピンとして使用する場合には、成形品を突き出す際の圧力はスリーブで受け、棒状の弁体自体に加わる圧力は射出圧のみであるので、該弁体の負担が少なく、高射出圧に耐えうる構造でありながら十分なガス抜き路を設けて高い吸引効率を得ることができる。また、ピン自体に密閉形の吸引構造を作り込むので、配管系に多少の空気漏れが生じたとしてもガスの吸引効果が大きく低下することはなく、吸引効率が高い。このように本発明によれば、射出成形金型への組み付けが簡単で既存の設備にも後付けで容易に適用でき、装置が小型でメンテナンス等が簡単であり、ガスの吸引効果が安定している。
【0037】
2.さらに本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 樹脂から揮発するガスが排出されるので、ベント部のヤニ詰まりが防止され、ヤニ洗浄 (定期的拭き取り掃除、型分解清掃)が削減される。
(2) バリ、ガス抜き対策による型修正の削減と型製作納期が短縮される。
(3) 型内の空気が排出されるので、ショートショットが防止される。
(4) 転写性が向上する。
(5) 成形機過熱筒の減圧に対し樹脂配合成分のガス化が少ないので、樹脂物性変化が少なくなり、安価になる。
(6) 射出圧力を引き下げることができる。
(7) 型締め圧を引き下げることができる。
(8) 射出圧を引き下げることにより型製作コストを引き下げることができる。
【0038】
さらに、本発明において特に次のような構成とすれば、さらにつぎのような効果を得ることができる。
3.特に排気孔をフランジ部の側面に形成すれば、金型装置を構成する各種プレートの間からガス抜きの配管を引き出すことができるので、特別な取り付けのための加工をすることなく金型装置に組み込むことができる。
【0039】
4.弁体が下死点にある時、弁体の弁部の上端部がスリーブの管部の上端部と実質的に同一平面内に位置するようにすれば、成形時には弁体はキャビティ内から完全に退避することができるので、成形品に弁体の跡が残ることがない。
【0040】
5.棒状の弁部の周面の一部に切り欠き面を設けて管部の上部では周方向の一部分にガス抜き路が区画されるようにし、さらにスリーブに対する弁体の回り止めを設ければ、キャビティにおけるガス抜き路の開口方向を調整することができる。
【0041】
6.スリーブの通孔の内径を、上半部よりも下半部で大きくすることにより、ガス抜き路の下半部を広くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の第2の例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の第3の例を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の第4の例を示す断面図である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態の第5の例を示す断面図であり、(b)は(a)におけるb−b切断線における断面図、(c)は(a)におけるc−c切断線における断面図である。
【図6】(a)は本発明の実施の形態の第5の例を示す断面図であり、(b)は(a)におけるb−b切断線における断面図、(c)は(a)におけるc−c切断線における断面図である。
【図7】射出成形金型装置の断面図である。
【図8】図7におけるイ−イ切断線における断面図である。
【図9】従来の射出成形金型におけるガス抜き構造の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
2…固定側型板
3…可動取り付け板
5…可動型板
6…キャビティ6
10…上エジェクタ板
11…下エジェクタ板
21…エジェクタピン
22…スリーブ
23…弁体
24…付勢手段としてのばね
25…管部
26…フランジ部
27…通孔
28…拡径部
29…段部
30…排気孔
33…ねじ孔
34…蓋部材
35…弁部
36…つば部
37…切り欠き面
38,39…ガス抜き路
Claims (8)
- 開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティを区画する一対の型板と、前記キャビティに達するピンを備えた射出成形金型において、
前記ピンが、
上端が開口した通孔が形成された管部と、前記通孔の下端に設けられた段部と該段部を介して連通した拡径部と該拡径部に開口した排気孔を有する箱型のフランジ部と、を備えた密閉形スリーブと、
前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路を区画する棒状の弁部と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう弁体と、
前記弁体を前記上死点方向に付勢する付勢手段とを有することを特徴とする射出成形金型。 - 開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティを区画する一対の型板と、エジェクタ板と、前記エジェクタ板に固定され前記キャビティに達するピンを備えた射出成形金型において、
前記ピンが、
上端が開口した通孔が形成された管部と、前記通孔の下端に設けられた段部と該段部を介して連通した拡径部と該拡径部に開口した排気孔を有する箱型のフランジ部と、を備えた密閉形スリーブと、
前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路を区画する棒状の弁部と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう弁体と、
前記弁体を前記上死点方向に付勢する付勢手段とを有することを特徴とする射出成形金型。 - 前記弁部の上部の周面の一部に切り欠き部を設けることにより、前記管部及び前記弁部の上部では周方向の一部分に前記ガス抜き路が区画されるようにし、
前記スリーブに対する前記弁体の固定手段を設けることにより、前記スリーブに対して前記弁体が回転しないようにし、
前記通孔が前記キャビティにおいて所定の方向を向いて開口するように前記射出成形金型に対して前記ピンを取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の射出成形金型。 - 開閉可能に設けられて閉時に製品を成形するための材料が充填されるキャビティを区画する一対の型板を備えた射出成形金型に設けられる射出成形金型ピンにおいて、
上端が開口した通孔が形成された管部と、前記通孔の下端に設けられた段部と該段部を介して連通した拡径部と該拡径部に開口した排気孔を有する箱型のフランジ部と、を備えた密閉形スリーブと、
前記スリーブの通孔内に設けられて前記通孔との間に前記キャビティ内のガスを導くガス抜き路を区画する棒状の弁部と、前記スリーブの拡径部内に設けられて前記段部に係止するつば部とを有し、前記つば部が前記段部に係止して前記通孔を前記キャビティに開口する位置を上死点とする所定範囲で移動することにより前記ガス抜き路の開閉を行なう弁体と、
前記弁体を前記上死点方向に付勢する付勢手段とを有することを特徴とする射出成形金型用ピン。 - 前記フランジ部の下面に前記つば部が通過可能で前記拡径部に連通したねじ孔が設けられ、該ねじ孔に蓋部材が着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項4記載の射出成形金型用ピン。
- 前記排気孔が前記フランジ部の側面に形成された請求項4記載の射出成形金型用ピン。
- 前記排気孔が前記フランジ部の側面に形成され、該排気孔に前記管部と直交する方向に配管が接続されたことを特徴とする請求項4記載の射出成形金型用ピン。
- 前記弁体が前記下死点にある時、前記弁体の弁部の上端部が前記スリーブの前記管部の上端部と実質的に同一平面内に位置する請求項4記載の射出成形金型用ピン。
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