JP5636145B2 - 射出成形金型用導光体付ピン - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形金型が備えているエジェクタピン、コアピン等の各種のピンに光ファイバ、バンドルファイバ等の導光体を取付けた射出成形金型用導光体付ピンに関する。
近年射出成形金型のキャビティ内の溶融樹脂の温度、圧力、流速等を測定して成形条件を制御する、樹脂成形のインテリジェント化が進んでいる。キャビティ内の溶融樹脂の温度測定に、中空の金属スリーブの中空部に光ファイバを取付けたエジェクタピンが提案されている(特許文献1参照)。
図5により、従来の金属スリーブ内に光ファイバを取付けたエジェクタピンを説明する。
図5において、図5(a)は、エジェクタピンの長手方向(軸方向)の断面図(光ファイバFsを除く)、図5(b)は、図5(a)のY1−Y1部分の断面図である。
エジェクタピンは、軸方向に伸びる中空部を有する金属スリーブ11からなり、中空部の一部分の内径を大きくしてステンレス製のスペーサ12を固着してある。中空部には、単線(一本)の光ファイバFsを挿入し、光ファイバFsは、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂(耐熱性接着剤)13によりスペーサ12に固着してある。
図5の光ファイバFsを取付けた金属スリーブ11の先端は、射出成形金型のキャビティ15に露出し、後端は、受光部14に結合(接続)されている。キャビティ15に溶融樹脂が圧入されると、溶融樹脂から赤外線が放射される。赤外線は、光ファイバFsを介して矢印L1のように受光部14へ伝播する。受光部14へ伝播した赤外線は、電気信号に変化されて溶融樹脂の温度測定に用いられる。
図5の光ファイバ付エジェクタピンは、単線の光ファイバを1本用いているのみであるから、キャビティ13内の溶融樹脂の流速を測定するには、発光用と受光用の2本の光ファイバが必要になる。また発光用と受光用の光ファイバが夫々単線の場合、伝播する発光、受光の光量が小さいため、溶融樹脂の流速を測定するのに必要な光量の光を伝播することは難しい。
発光、受光の伝播光量を大きくするには、多数本の光ファイバを束ねた、いわゆるバンドルファイバが有効である。
一方バンドルファイバは、複数本の光ファイバを束ねてあるから、表面(外周面)は凹凸状で、かつ断面形状は、真円にならない。そのため、バンドルファイバを図5のように、金属スリーブ11の中空部に耐熱樹脂13により固着すると、バンドルファイバとスペーサ12の間に隙間が生じ、キャビティ内の樹脂圧に耐え得るに十分な接着(固着)強度が得られない。
そこで本願発明者は、図6のバンドルファイバ付ピンを試作した。
図6において、図6(a)は、バンドルファイバ付ピンの長手方向(軸方向)の断面図(バンドルファイバFbを除く)、図6(b)は、図6(a)のY3−Y3部分の断面図である。
図6のバンドルファイバ付ピンは、金属の外スリーブ(ピンスリーブ)21、金属のバンドルスリーブ22、バンドルファイバFbからなる。バンドルスリーブ22は、外スリーブ21の内面にエポキシ樹脂等の耐熱性樹脂で固着してある。またバンドルスリーブ22の中空部には、バンドルファイバFbを挿入してある。バンドルファイバ付ピンの先端は、キャビティ25に露出し、後端は、発光受光部24に結合(接続)されている。
ここでバンドルファイバ付ピンのキャビティ25側の端をバンドルファイバ付ピンの「先端」と呼び、反対側の端(発光受光部24側の端)を「後端」と呼ぶ。またバンドルファイバ付ピンの先端に近い部分を「先端部分」と呼び、後端に近い部分を「後端部分」と呼ぶ。以下本願において同様である。
バンドルファイバFbは、接着剤を用いることなく、多数本の光ファイバを熱圧着して1本に束ねて製作するから、耐熱性にも優れている。
バンドルスリーブ22の先端部分は、円錐状にかしめて(絞って)バンドルファイバFbを保持している。円錐状のかしめ部221は、先端に近いほど細くなるようにテーパーを有している。
なおバンドルファイバFbの断面形状は、便宜上真円で描いてあるが、一般的には真円でなく、また表面(外周面)は凹凸状である。
バンドルスリーブ22の先端部分をかしめると、かしめ部221と外スリーブ21の中空部の内面との間に隙間が生じるため、その隙間は、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂(耐熱性接着剤)23で肉埋めしてある。 なおかしめ部221の傾斜角度は、約10度に設定してある。
発光受光部24の発光部241で発生した光は、バンドルファイバFbの多数の光ファイバの一部の光ファイバを介してキャビティ25へ伝播し、キャビティ25内の溶融樹脂を照射する。溶融樹脂から反射した光は、バンドルファイバFbの残りの光ファイバを介して発光受光部24の受光部242へ伝播し、電気信号に変換される。電気信号によりキャビティ25内の溶融樹脂の流速を測定(算出)する。なお矢印L2は、発光部241からバンドルファイバFbへ向かう光とキャビティ25内の溶融樹脂から反射してバンドルファイバFbを介して受光部242へ向かう光を表している。
特開2008−14686号公報
図6のバンドルファイバ付ピンの先端は、キャビティ25に露出しているから、耐熱性樹脂23は、キャビティ25内の溶融樹脂の熱により軟化して溶融樹脂圧により陥没が生じ、また溶融樹脂が発生するガスにより侵食されることがある。
本発明は、図6のバンドルファイバ付ピンの前記問題点に鑑み、かしめ部221と外スリーブ21の内面の間に隙間の生じない構造、即ち耐熱性樹脂23がキャビティ25内に露出しない構造の射出成形金型用光導体付ピンを提供することを目的とする。
請求項1に記載の射出成形金型用光導体付ピンは、外スリーブの中空部に内スリーブを挿入して該外スリーブの内面である該中空部の内面に固着し、内スリーブの中空部にバンドルスリーブを挿入して該内スリーブの内面である該中空部の内面に固着し、バンドルスリーブの中空部にバンドルファイバを挿入して該バンドルスリーブの内面である該中空部の内面に固着してあり、バンドルスリーブの先端部分は円錐状のかしめ部を有し、内スリーブの中空部の内面のバンドルスリーブのかしめ部に接触する部分は、そのかしめ部の形状に合致するテーパーを有し、外スリーブの中空部の内面の後端部分には肩当部を形成してあり、その肩当部に内スリーブの後端が係合していることを特徴とする。
請求項2に記載の射出成形金型用光導体付ピンは、請求項1に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、バンドルスリーブは、後端部分の外周面にボルト部を有し、そのボルト部にナットを嵌めてあり、ナットはスリーブの後端と前記肩当部の間に位置し、ナットの一部はその肩当部に係合していることを特徴とする。
請求項3に記載の射出成形金型用光導体付ピンは、請求項2に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、スリーブの後端とナットの間に耐熱性樹脂層を形成してあることを特徴とする。
請求項4に記載の射出成形金型用光導体付ピンは、請求項1に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、バンドルスリーブの軸方向の一部分の外周面と内スリーブの軸方向の一部分の内周面に凹凸部を形成してあり、その両スリーブの凹凸部の間に耐熱性樹脂層を形成してあることを特徴とする。
請求項5に記載の射出成形金型用光導体付ピンは、請求項4に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、前記凹凸部は、ねじ状又はリング状であることを特徴とする。
本発明の光導体付ピンは、バンドルファイバを内挿したバンドルスリーブの先端部分を円錐状にかしめてかしめ部を形成してあり、内スリーブの先端部分は、そのかしめ部に合致した形状のテーパーを有するから、光導体付ピンの先端には耐熱性樹脂が露出しない。したがって耐熱性樹脂がキャビティ内の溶融樹脂の圧力によって陥没したり、溶融樹脂の発生するガスにより侵食されたりすることがない。
本発明の光導体付ピンは、バンドルファイバを内挿したバンドルスリーブを、内スリーブを介して外スリーブに固着してあるから、スリーブ間のクリアランスが狭く、成形時にキャビティ内の溶融樹脂が光導体付ピン内に浸入することがない。
本発明の光導体付ピンは、外スリーブの後端部分に肩当部を設け、その肩当部に内スリーブの後端が係合しているから、キャビティ内の溶融樹脂の圧力により内スリーブやバンドルスリーブがキャビティと反対の側へ移動することがない。
本発明の光導体付ピンは、バンドルスリーブの後端部分にボルト状部を形成し、そのボルト状部にナットを嵌め、ナットの一部は、外スリーブの肩当部に係合しているから、キャビティ内の溶融樹脂の圧力により内スリーブとバンドルスリーブがキャビティと反対の側へ移動することがない。
本発明の光導体付ピンは、内スリーブとバンドルスリーブの後端部分に凹凸部を形成し、両凹凸部の間に耐熱性樹脂層を形成してあるから、内スリーブとバンドルスリーブは、強固に結合し、キャビティ内の溶融樹脂の圧力により内スリーブとバンドルスリーブがキャビティと反対の側へ移動することがない。
図1は、本発明の実施例1に係るバンドルファイバ付ピンの構造を示す。 図2は、本発明の実施例2に係るバンドルファイバ付ピンの構造を示す。 図3は、本発明の実施例3に係るバンドルファイバ付ピンの構造を示す。 図4は、実施例1に係るバンドルファイバ付ピンの製造手順を説明する図である。 図5は、従来の金属スリーブ内に光ファイバを取付けたエジェクタピンの構造を示す。 図6は、従来のバンドルファイバ付ピンの構造を示す。
図1〜図4により本発明の実施例に係るバンドルファイバ付ピンを説明する。なお各図に共通の部分は、同じ符号を付してある。
図1は、本発明の実施例1に係るバンドルファイバ付ピンの構造とバンドルファイバ付ピンをキャビティ内の溶融樹脂の流速の測定に用いた構成例を示す。
図1において、図1(a)は、バンドルファイバ付ピンの長手方向(軸方向)の断面図(バンドルファイバFbを除く)、図1(b)は、図1(a)のY4−Y4部分の断面図、図1(c)は、図1(a)のY5範囲の断面図、図1(d)は、図1(a)のY6範囲の断面図である。なお図1(c)のバンドルスリーブ32と内スリーブ33は、形状を分かり易くするため両スリーブを離して表記し、図1(d)は、内スリーブ33を省略して表記してある。
図1のバンドルファイバ付ピンは、図5のバンドルファイバ付ピンに内スリーブ33を追加した構成に相当する。即ち図1のバンドルファイバ付ピンは、金属の外スリーブ(ピンスリーブ)31、金属のバンドルスリーブ32、金属の内スリーブ33、バンドルファイバFbからなる。各スリーブとバンドルファイバFbの先端は、外スリーブ31の軸(ピン軸)と直交する面に並ぶように配置してある。
中空部にバンドルファイバFbを挿入したバンドルスリーブ32は、先端部分を円錐状にかしめて(絞って)バンドルファイバFbを保持している。円錐状のかしめ部321は、先端に近いほど細くなるようにテーパーを有している。内スリーブ33の中空部の内面形状は、バンドルスリーブ32の外周面の形状と合致するように形成してある。したがって内スリーブ33の内面の内、バンドルスリーブ32のかしめ部321に接する部分331は、かしめ部321のテーパーと同様のテーパーを有し、先端に近いほど内径が小さくなっている。なおかしめ部321の傾斜角度は、約10度に設定してある。
外スリーブ31の中空部の内径は、後端部分を他の部分より小さくして内スリーブ33の後端を保持する肩当部311を形成してある。肩当部311は、内スリーブ33が、キャビティ42内の樹脂圧により発光受光部41側へ移動するのを防止する。
内スリーブ33は、外スリーブ31の中空部に圧入し、バンドルスリーブ32は、内スリーブ33の中空部に圧入して固着してある。各スリーブの固着は、圧入方法に限らずエポキシ樹脂等の耐熱性樹脂(耐熱性接着剤)により固着してもよいし、圧入と耐熱性樹脂による固着を併用してもよい。各スリーブの固着に耐熱性樹脂を用いる場合、各スリーブの内面と外周面の加工精度は、圧入による固着の場合よりも低くてもよい。
発光受光部41の発光部411により発生した光は、バンドルファイバFbの一部の光ファイバを介してキャビティ42側へ伝播し、キャビティ42内の溶融樹脂を照射する。溶融樹脂から反射した光は、バンドルファイバFbの残りの光ファイバを介して発光受光部41の受光部412へ伝播し、電気信号に変換される。電気信号によりキャビティ42内の溶融樹脂の流速を測定(算出)する。なお矢印L3は、発光部411からバンドルファイバFbへ向かう光とキャビティ42内の溶融樹脂から反射し、バンドルファイバFbを介して受光部412へ向かう光を表している。
本実施例は、バンドルファイバFbを構成する複数の光ファイバを二つに分けて、一方を送信用に、他方を受信用に用いてキャビティ42内の溶融樹脂の流速を測定する例であるが、流速の測定に限らず、溶融樹脂の温度や圧力の測定、キャビティ42内の溶融樹脂の有無の検出等にも用いることができる。またバンドルファイバFbは、光を一方向にのみ伝播する手段として用いることもできる。
ここで図4により実施例1のバンドルファイバ付ピンの製造手順を説明する。
まず外スリーブ31の内面を先端側から中ぐりして肩当部511を形成する(図示せず)。
次にバンドルファイバFbをバンドルスリーブ32に挿入して先端部分をかしめる(図4(a1))。
次に図4(a1)のバンドルスリーブ32を外スリーブ31の後端側から外スリーブ31に挿入して外スリーブ31の先端側から外側へ突出させる(図4(a2))。
次にバンドルスリーブ32を内スリーブ33に挿入し、耐熱性の接着剤で内スリーブ33に固着する(図4(a3))。
次にバンドルスリーブ32を固着した内スリーブ33を外スリーブ31に挿入し、耐熱性の接着剤で外スリーブ31に固着する(図4(a4)。
最後に、図4(a4)の状態において、外スリーブ31、内スリーブ33、バンドルスリーブ32とバンドルファイバFbの先端が同一面に並ぶように研磨して仕上げる。
図2は、本発明の実施例2に係るバンドルファイバ付ピンの構造を示す。
図2のバンドルファイバ付ピンは、耐熱性樹脂層部341を設けた点が図1のバンドルファイバ付ピンと相違し、他の部分は、図1のバンドルファイバ付ピンと同じである。
なお図2は、図1の発光受光部41、キャビティ42の図示を省略してある。
バンドルスリーブ32の軸方向の一部分の外周面と内スリーブ33の軸方向の一部分の内周面に、ねじ状又はリング状の凹凸部Y7を形成し、その外周面と内周面の間に耐熱性樹脂を充填するとともに、バンドルスリーブ32の後端を耐熱性樹脂で覆うように耐熱性樹脂層部341を形成してある。なおバンドルスリーブ32の後端の耐熱性樹脂は、省略してもよく必要に応じて設ける。また凹凸部Y7は、内スリーブ33、バンドルスリーブ32の先端側へ図よりも広い範囲に形成してもよく、必要な結合強度を勘案して凹凸部Y7の範囲を設定する。
バンドルスリーブ32は、凹凸部Y7と耐熱性樹脂層部341により内スリーブ33に結合されており、かつ内スリーブ33の後端は、外スリーブ31の肩当部に係合しているから、キャビティ内の溶融樹脂の圧力により、発光受光部側へ移動することがない。なお凹凸部Y7は、ねじ状、リング状の外粗面状であってもよい。
図3は、本発明の実施例3に係るバンドルファイバ付ピンの構造を示す。
図3のバンドルファイバ付ピンは、ボルト部323とナット51を設けた点が図1のバンドルファイバ付ピンと相違する。他の部分は、図1のバンドルファイバ付ピンと同じである。
バンドルスリーブ32の後端部分は、その外周面をねじ加工してボルト部323を形成し、そのボルト部323にナット51を嵌めてある。またナット51の一部は、外スリーブ31の肩当部に係合している。内スリーブ33の後端とナット51の間には、耐熱性樹脂層部52を設けてある。耐熱性樹脂層部52は、設けずに内スリーブ33の後端がナット51に直接接触するように構成してもよいが、耐熱性樹脂層部52を設けると、内スリーブ33の軸方向の長さの誤差を吸収できる。
バンドルスリーブ32は、ボルト部323に嵌めたナット51を介して外スリーブ31の肩当部に係合しているから、キャビティ内の溶融樹脂の圧力により、発光受光部側へ移動することがない。
31 外スリーブ(ピンスリーブ)
311 肩当部
32 バンドルスリーブ
321 かしめ部
323 ボルト部
33 内スリーブ
331 テーパー
341 耐熱性樹脂層部
41 発光受光部
42 キャビティ
51 ナット
52 耐熱性樹脂層部
Fb バンドルファイバ
Y7 凹凸部

Claims (5)

  1. 外スリーブの中空部に内スリーブを挿入して該外スリーブの内面である該中空部の内面に固着し、内スリーブの中空部にバンドルスリーブを挿入して該内スリーブの内面である該中空部の内面に固着し、バンドルスリーブの中空部にバンドルファイバを挿入して該バンドルスリーブの内面である該中空部の内面に固着してあり、バンドルスリーブの先端部分は円錐状のかしめ部を有し、内スリーブの中空部の内面のバンドルスリーブのかしめ部に接触する部分は、そのかしめ部の形状に合致するテーパーを有し、外スリーブの中空部の内面の後端部分には肩当部を形成してあり、その肩当部に内スリーブの後端が係合していることを特徴とする射出成形金型用光導体付ピン。
  2. 請求項1に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、バンドルスリーブは、後端部分の外周面にボルト部を有し、そのボルト部にナットを嵌めてあり、ナットはスリーブの後端と前記肩当部の間に位置し、ナットの一部はその肩当部に係合していることを特徴とする射出成形金型用光導体付ピン。
  3. 請求項2に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、スリーブの後端とナットの間に耐熱性樹脂層を形成してあることを特徴とする射出成形金型用光導体付ピン。
  4. 請求項1に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、バンドルスリーブの軸方向の一部分の外周面と内スリーブの軸方向の一部分の内周面に凹凸部を形成してあり、その両スリーブの凹凸部の間に耐熱性樹脂層を形成してあることを特徴とする射出成形金型用光導体付ピン。
  5. 請求項4に記載の射出成形金型用光導体付ピンにおいて、前記凹凸部は、ねじ状又はリング状であることを特徴とする射出成形金型用光導体付ピン。
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