JP3931704B2 - 電装箱のハーネス取出構造及び記録装置 - Google Patents

電装箱のハーネス取出構造及び記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電装箱のハーネス取出構造、及びこの電装箱のハーネス取出構造を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、キャリッジに搭載された記録ヘッドに複数の記録ワイヤを備え、これらの記録ワイヤの突出動作により、インクリボンを介してシートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている。
【0003】
上記プリンタでは、記録ヘッド及びキャリッジなどは基板部により制御される。この基板部は電装箱に収納され、この電装箱には、上記基板部から延びるハーネスを挿通して取り出すための取出口が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記電装箱を構成する部材が金属板であることから、この電装箱に形成された上記取出口は、一般に金属板のエッジに囲まれて形成されることになる。この取出口に挿通されたハーネスは、取出口のエッジに接触すると、その被覆が剥されたり、万一の場合には断線する恐れがある。
【0005】
このハーネス被覆の剥離などを防止するために、取出口のエッジにグロメットなどの保護部材を施したり、ハーネスに保護テープを巻くなどの処置をしなければならない。
【0006】
また、このように保護部材等を取り付けることは、電装箱内への制御基板部の組付作業工程を増大させることになり、その作業時間が増加してしまう。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、部品点数を増大させることなく、ハーネスを保護できる電装箱のハーネス取出構造及び記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、金属板からなる電装箱に、ハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備えた電装箱のハーネス取出構造において、上記取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ形成され、互いに略平行な一対の曲げ部を備えた切欠きが互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、金属板からなる電装箱に、ハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備えた電装箱のハーネス取出構造において、上記取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ矩形状に形成されて両側方に曲げ部を備えた切欠きが相互にほぼ直交配置されて、互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記複数の金属板にそれぞれ形成された切欠きが交差する箇所は、それぞれの切欠きにおける曲げ部がオーバラップして構成されたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記切欠きがそれぞれに形成された複数枚の金属板は2枚であることを特徴とするものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像記録し、上記記録ヘッド及びキャリッジなどを制御する基板部が電装箱に収納された記録装置において、上記電装箱は金属板からなり、上記基板部から延びるハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備え、この取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ形成され、互いに略平行な一対の曲げ部を備えた切欠きが互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像記録し、上記記録ヘッド及びキャリッジなどを制御する基板部が電装箱に収納された記録装置において、上記電装箱は金属板からなり、上記基板部から延びるハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備え、この取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ矩形状に形成されて両側方に曲げ部を備えた切欠きが相互にほぼ直交配置されて、互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、上記電装箱の取出口を構成する切欠きであって、複数の金属板にそれぞれ形成された切欠きが交差する箇所は、それぞれの切欠きにおける曲げ部がオーバラップして構成されたことを特徴とするものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載のにおいて、上記電装箱の取出口を構成する切欠きがそれぞれに形成された複数枚の金属板は、2枚であることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す側断面図である。
【0018】
この図に示す記録装置としてのプリンタ10は、記録ヘッド18の多数の記録ワイヤを、インクリボン(不図示)を介してシートに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷するドットインパクトプリンタである。このプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着されたプッシュトラクタユニット12と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケース11A及びロアケース11Bと、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートを案内するシート供給ガイド39と、を有して構成される。
【0019】
上記シートには、所定長さに切断された上記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとがある。カットシートとしては、例えば単票紙(単票複写紙を含む)又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連続紙(連続複写紙を含む)がある。
【0020】
上記プリンタ本体11は、図2に示すように、本体フレームとしてのベースフレーム14、メインフレーム15、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としての平プラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、この第1搬送ローラ21に対向する第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及びこれに対向する第4搬送ローラ24と、を有して構成される。また、42はステーショナリー形式のリボンカートリッジであり、このリボンカートリッジ42にインクリボンが収納されている。
【0021】
ベースフレーム14及びメインフレーム15の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイド板26とキャリッジガイド軸27とが上下方向に所定距離離れて架け渡される。キャリッジガイド軸27は左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回動自在に枢支される。左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に平プラテン20が架け渡されて配設されると共に、シート案内25が固定して配設される。
【0022】
上記プッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのトラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ29Aと、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ29Bとにトラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を備えて構成される。一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とされる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された孔(不図示)に係合可能とされる。プラテン20を含む上記シート搬送機構部は、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置されて構成される。更に、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22が、また第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24が、それぞれ上下方向に配置されて対をなしている。
【0023】
このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24がシート案内25の上方に配置される。
【0024】
第1搬送ローラ21及び第4搬送ローラ24は、図示しない駆動輪列部により、図1における時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。また、上記プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト31は、同様に上記駆動輪列部により反時計方向に駆動される。
【0025】
上記駆動輪列部は、左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一方、例えば右サイドフレーム17に設置される。この駆動輪列部は、正転または逆転可能なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオン36を備える。このモータピニオン36からの駆動力が巻掛け伝動機構や歯車機構等の上記駆動輪列部を介して、第1搬送ローラ21、第4搬送ローラ24及びプッシュトラクタユニット12へ伝動可能とされる。尚、第2搬送ローラ22及び第3搬送ローラ23は従動ローラである。
【0026】
単票紙又は複写紙等のカットシートは、プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の反時計方向の回転により、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送される。また、上記カットシートは、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の反時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の時計方向の回転により、プリンタ本体11の後方から前方へ向かって矢印B方向に搬送される。
【0027】
他方、連続紙等の連続シートは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側から上述の矢印B方向に供給された後、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ(不図示)、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)に搬送される。
【0028】
これにより、カットシート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0029】
上記キャリッジ19は、図2に示すように、キャリッジガイド軸27に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18を搭載する。
【0030】
キャリッジガイド軸27がプラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらプラテン20の長手方向及びキャリッジガイド軸27の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けられる。このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミングベルト37に結合される。従って、このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により、タイミングベルト37を介し、キャリッジガイド軸27に案内されて、主走査方向における図2の左向き又は右向きに走査される。
【0031】
ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート搬送モータ35と共に例えばステッピングモータにて構成される。
【0032】
キャリッジ19には、図1に示すように、ステーショナリー形式のリボンカートリッジ42内のインクリボンを、プラテン20の上面に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。リボンカートリッジ42内のインクリボンは、リボン駆動軸43により駆動されて、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を、主走査方向と同一の方向に移動可能に構成される。
【0033】
上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査される間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像を記録する。
【0034】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走査される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、シートがカットシートの場合には、シート搬送機構部(第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、またシートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0035】
図1に示すキャリッジ19、記録ヘッド18、平プラテン20及びメインフレーム15などを有してなるプリンタ本体11は、図3及び図4に示すように、前述の如くアッパケース11A及びロアケース11Bに覆われて構成される。そして、キャリッジ19の走行を伴う記録ヘッド18の記録動作、及びシート搬送機構部によるシートの搬送動作などは、制御基板部51により制御される。
【0036】
この制御基板部51に隣接する電源基板部50は、制御基板部51とともにメインフレーム15の背面(後面)に設置される。これらの電源基板部50及び制御基板部51を覆うようにして、図5及び図6に示す防火用のシールドプレートカバー52が、メインフレーム15の背面に装着されている。これらのメインフレーム15及びシールドプレートカバー52により、電源基板部50及び制御基板部51を収納する電装箱53が構成される。
【0037】
この電装箱53を構成するメインフレーム15及びシールドプレートカバー52は金属板にて構成され、内部の電源基板部50から延びるハーネス54を挿通して取り出すための取出口55を備える。
【0038】
この取出口55は、図7〜図9に示すように、メインフレーム15の突出片56に形成されて曲げ部57及び開口58を備えた第1切欠き59と、シールドプレートカバー52の側面61に形成されて曲げ部62及び開口63を備えた第2切欠き60とが、互いの開口58及び開口63を閉塞し、かつ当該取出口55周囲に曲げ部57及び曲げ部62が位置付けられるように、メインフレーム15の突出片56とシールドプレートカバー52の側面61とが重ね合わされて構成される。
【0039】
つまり、第1切欠き59は、メインフレーム15の突出片56に矩形状に形成され、プリンタ10の下方に開口58を備え、この開口58を挟む両側方に、約180度に折り曲げられた曲げ部57が、互いに対向して形成されている。一方、第2切欠き60は、シールドプレートカバー52の側面61に矩形状に形成され、プリンタ10の横方向でメインフレーム15に向かう側に開口63を備え、この開口63を挟む上下の両側方に、約180度に折り曲げられた曲げ部62が、互いに対向して形成されている。
【0040】
これらの第1切欠き59と第2切欠き60とが相互にほぼ直交配置されて、それぞれの開口58及び63を閉じ、且つ取出口55周囲に第1切欠き59の曲げ部57および第2切欠き60の曲げ部62が位置づけられるように、メインフレーム15の突出片56とシールドプレートカバー52の側面61とが重ね合わせされて、取出口55が形成されている。
【0041】
この取出口55では、第1切欠き59と第2切欠き60とが交差する箇所、つまり4つの隅部64は、第1切欠き59の曲げ部57と第2切欠き60の曲げ部62とがオーバーラップすることにより構成されている。
【0042】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲4▼を奏する。
【0043】
▲1▼メインフレーム15及びシールドプレートカバー52により構成された電装箱53に形成されて、電源基板部50からのハーネス54を取り出すための取出口55は、メインフレーム15の突出片56の第1切欠き59とシールドプレートカバー52の側面61の第2切欠き60とが相互にほぼ直交配置されて、互いにの開口58、63を閉塞し、且つ取出口55周囲にそれぞれの曲げ部57および62が位置づけられるように、上記突出片56と上記側面61とが重ね合わされて構成されている。このため、取出口55の周囲に突出片56、側面61のエッジ部が存在せず、取出口55に挿通されるハーネス54は、湾曲面形状の曲げ部57または62に接触することになる。この結果、取出口55に挿通されるハーネス54は、取出口55の上記エッジ部によって、その被覆が剥がされたり、断線したりすることを防止できるので、取出口55は、このハーネス54を好適に保護できる。
【0044】
▲2▼取出口55に挿通されたハーネス54が曲げ部57または62に接触して好適に保護されるので、ハーネス54の一部に被覆部材を配設する必要がなく、取出口55は、部品点数を増大させることなく、ハーネス54を好適に保護できる。
【0045】
▲3▼取出口55に挿通されたハーネス54が曲げ部57または62に接触されて好適に保護されるので、取出口55の一部に被覆部材(グロメット等)を配設する必要がなく、またはハーネス54に保護用のテープなどを巻きつける必要もない。この結果、電装箱53内への電源基板部50の組付け作業時に、上記保護部材の配設工程などが不要となるので、その組付け作業を短時間で実施でき、コストを低減できる。
【0046】
▲4▼取出口55では、4つの隅部64は、第1切欠き59の曲げ部57と第2切欠き60の曲げ部62とがオーバーラップして構成されたことから、取出口55に挿通されたハーネス54は、この隅部64に位置付けられたときにも湾曲面形状の曲げ部57または62に接触するので、断線等から確実に保護される。
【0047】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0048】
例えば、上記実施の形態では、メインフレーム15における突出片56の第1切欠き59とシールドプレートカバー52における側面61の第2切欠き60とが矩形状のものを述べたが、半円形状であって、これらの半円の第1切欠き59、第2切欠き60のそれぞれの全周に曲げ部が形成され、これら第1切欠き59と第2切欠き60の開口を対向した状態で閉塞し、メインフレーム15の突出片56とシールドプレートカバー52の側面61とを重ね合わせて、電装箱53に取出口を形成してもよい。
【0049】
また、上記実施の形態では、第1切欠き59を備えたメインフレーム15の突出片56と、第2切欠き60を備えたシールドプレートカバー52の側面61とが重ね合わされて取出口55を形成するものを述べたが、切欠きが形成された3枚以上の金属板を重ね合わせて取出口55を形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】
請求項1乃至4に記載の発明に係る電装箱のハーネス取出構造によれば、部品点数を増大させることなくハーネスを保護できる。
【0051】
請求項5乃至8に記載の発明に係る記録装置によれば、電装箱のハーネス取出構造において、部品点数を増大させることなくハーネスを保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す断面図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す斜視図である。
【図3】図1のプリンタを前方側から目視して示す斜視図である。
【図4】図1のプリンタを後方側から目視して示す斜視図である。
【図5】図1のプリンタ本体を後方側から目視して示す斜視図である。
【図6】図1のプリンタ本体を後方から目視し、シートプレートカバーを取り外して示す分解斜視図である。
【図7】図5のハーネス取出口周囲を示す電装箱の斜視図である。
【図8】図7のハーネスを取り除いて示す電装箱の斜視図である。
【図9】図8の電装箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
15 メインフレーム
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 平プラテン
51 制御基板部
52 シールドプレートカバー
53 電装箱
54 ハーネス
55 取出口
57、62 曲げ部
58、63 開口
59 第1切欠き
60 第2切欠き
64 隅部

Claims (8)

  1. 金属板からなる電装箱に、ハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備えた電装箱のハーネス取出構造において、
    上記取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ形成され、互いに略平行な一対の曲げ部を備えた切欠きが互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、
    上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とする電装箱のハーネス取出構造。
  2. 金属板からなる電装箱に、ハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備えた電装箱のハーネス取出構造において、
    上記取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ矩形状に形成されて両側方に曲げ部を備えた切欠きが相互にほぼ直交配置されて、互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、
    上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とする電装箱のハーネス取出構造。
  3. 上記複数の金属板にそれぞれ形成された切欠きが交差する箇所は、それぞれの切欠きにおける曲げ部がオーバラップして構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電装箱のハーネス取出構造。
  4. 上記切欠きがそれぞれに形成された複数枚の金属板は2枚であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電装箱のハーネス取出構造。
  5. プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像記録し、
    上記記録ヘッド及びキャリッジなどを制御する基板部が電装箱に収納された記録装置において、
    上記電装箱は金属板からなり、上記基板部から延びるハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備え、
    この取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ形成され、互いに略平行な一対の曲げ部を備えた切欠きが互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、
    上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とする記録装置。
  6. プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像記録し、
    上記記録ヘッド及びキャリッジなどを制御する基板部が電装箱に収納された記録装置において、
    上記電装箱は金属板からなり、上記基板部から延びるハーネスを取り出し可能な所定の大きさを有する取出口を備え、
    この取出口は、複数枚の金属板にそれぞれ矩形状に形成されて両側方に曲げ部を備えた切欠きが相互にほぼ直交配置されて、互いの開口を閉じ、且つ当該取出口の周囲に上記曲げ部が位置づけられるように、複数枚の上記金属板が重ね合わされて形成され、
    上記取出口は、複数枚の上記金属板を当接させることにより、上記所定の大きさを維持するように形成されたことを特徴とする記録装置。
  7. 上記電装箱の取出口を構成する切欠きであって、複数の金属板にそれぞれ形成された切欠きが交差する箇所は、それぞれの切欠きにおける曲げ部がオーバラップして構成されたことを特徴とする請求項5または6に記載の電装箱のハーネス取出構造。
  8. 上記電装箱の取出口を構成する切欠きがそれぞれに形成された複数枚の金属板は、2枚であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の記録装置。
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