JP3963113B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置本体を覆うケースの底面に防音部材が設置された記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、キャリッジに搭載された記録ヘッドに複数の記録ワイヤを備え、これらの記録ワイヤの突出動作により、インクリボンを介してシートに画像を記録するドットインパクトプリンタが知られている。
【0003】
このようなプリンタでは、キャリッジ及び記録ヘッドなどを有してなるプリンタ本体は、ケースによって覆われている。このケースの底面に防音用のパッドが装着されて、記録動作時にプリンタ外へ騒音が漏れることが抑制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このプリンタを机などに設置しておくと、プリンタの重量バランスなどの関係で、プリンタの後方側の防音用パッドが押し潰されて、プリンタの前方側が浮き上がり、このプリンタ前方側の防音パッドの机などに対する密着性が低くなってしまう。このため、記録動作時における騒音が、プリンタの特に前方側へ漏れ出してしまう恐れがある。
【0005】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、記録動作時における静粛性を確保できる記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像を記録し、上記プラテン、上記キャリッジ及び上記記録ヘッドを有してなる記録装置本体がケースに覆われて構成された記録装置において、上記ケースには、防音部材が設置される位置に、上記記録装置本体の幅方向、及び前後方向に沿って平行に延在する2本のリブが立設され、これら2本のリブ間に、その幅寸法が2本の前記リブ間の寸法よりも大きく、かつ、その高さ寸法が前記リブの高さ寸法よりも大きく形成された上記防音部材が嵌合して装着され、2本の前記リブの内面には、上記ケースの底面から前記リブの高さ方向に延びる突起が設けられたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記記録装置本体の側方側に位置する上記防音部材の硬度が、上記記録装置本体の前方側に位置する上記防音部材の硬度よりも高く構成されたことを特徴とすものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記記録装置本体の側方側に位置する上記防音部材は、上記記録装置本体の後方側の面積が前方側の面積よりも大きく構成されたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記記録装置本体の重量にアンバランスがある場合に、重い側に位置する上記防音部材の硬度が、軽い側に位置する上記防音部材の硬度よりも高く構成されたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記記録装置本体の重量にアンバランスがある場合に、重い側に位置する上記防音部材の面積が、軽い側に位置する上記防音部材の面積よりも大きく構成されたことを特徴とするものである
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の発明において、上記ケースの底面には、シートを記録装置本体へ導くシート供給口が形成され、防音部材が上記ケースの底面において、上記シート供給口の周囲に設置されたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す側断面図である。
【0015】
この図に示す記録装置としてのプリンタ10は、記録ヘッド18の多数の記録ワイヤを、インクリボン(不図示)を介してシートに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷するドットインパクトプリンタである。このプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着されたプッシュトラクタユニット12と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケース11A及びロアケース11Bと、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートを案内するシート供給ガイド39と、を有して構成される。
【0016】
上記シートには、所定長さに切断された上記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとがある。カットシートとしては、例えば単票紙(単票複写紙を含む)又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連続紙(連続複写紙を含む)がある。
【0017】
上記プリンタ本体11は、図2に示すように、本体フレームとしてのベースフレーム14、メインフレーム15、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としての平プラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、この第1搬送ローラ21に対向する第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及びこれに対向する第4搬送ローラ24と、を有して構成される。また、42はステーショナリー形式のリボンカートリッジであり、このリボンカートリッジ42にインクリボンが収納されている。
【0018】
ベースフレーム14及びメインフレーム15の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイド板26とキャリッジガイド軸27とが上下方向に所定距離離れて架け渡される。キャリッジガイド軸27は左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に回動自在に枢支される。左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に平プラテン20が架け渡されて配設されると共に、シート案内25が固定して配設される。
【0019】
上記プッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのトラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ29Aと、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ29Bとにトラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を備えて構成される。一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とされる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された孔(不図示)に係合可能とされる。プラテン20を含む上記シート搬送機構部は、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置されて構成される。更に、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22が、また第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24が、それぞれ上下方向に配置されて対をなしている。
【0020】
このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24がシート案内25の上方に配置される。
【0021】
第1搬送ローラ21及び第4搬送ローラ24は、図示しない駆動輪列部により、図1における時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。また、上記プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト31は、同様に上記駆動輪列部により反時計方向に駆動される。
【0022】
上記駆動輪列部は、左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一方、例えば右サイドフレーム17に設置される。この駆動輪列部は、正転または逆転可能なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオン36を備える。このモータピニオン36からの駆動力が巻掛け伝動機構や歯車機構等の上記駆動輪列部を介して、第1搬送ローラ21、第4搬送ローラ24及びプッシュトラクタユニット12へ伝動可能とされる。尚、第2搬送ローラ22及び第3搬送ローラ23は従動ローラである。
【0023】
単票紙又は複写紙等のカットシートは、プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の反時計方向の回転により、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送される。また、上記カットシートは、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の反時計方向の回転、並びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の時計方向の回転により、プリンタ本体11の後方から前方へ向かって矢印B方向に搬送される。
【0024】
他方、連続紙等の連続シートは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側から上述の矢印B方向に供給された後、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ(不図示)、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)に搬送される。
【0025】
これにより、カットシート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0026】
上記キャリッジ19は、図2に示すように、キャリッジガイド軸27に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18を搭載する。
【0027】
キャリッジガイド軸27がプラテン20と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらプラテン20の長手方向及びキャリッジガイド軸27の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けられる。このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミングベルト37に結合される。従って、このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転により、タイミングベルト37を介し、キャリッジガイド軸27に案内されて、主走査方向における図2の左向き又は右向きに走査される。
【0028】
ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート搬送モータ35と共に例えばステッピングモータにて構成される。
【0029】
キャリッジ19には、図1に示すように、ステーショナリー形式のリボンカートリッジ42内のインクリボンを、プラテン20の上面に接して搬送されるシート(カットシートまたは連続シート)から保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。リボンカートリッジ42内のインクリボンは、リボン駆動軸43により駆動されて、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方を、主走査方向と同一の方向に移動可能に構成される。
【0030】
上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査される間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像を記録する。
【0031】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走査される間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、シートがカットシートの場合には、シート搬送機構部(第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、またシートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0032】
ところで、記録ヘッド18、キャリッジ19、平プラテン20及びメインフレーム15などを有してなるプリンタ本体11は、図3に示すようにアッパケース11A及びロアケース11Bにより覆われるが、このうち、ロアケース11Bの底面45に防音部材としての防音パッド46が貼着されている。
【0033】
この防音パッド46は、図4に示すように、プリンタ10の前方に配置された1本の前方防音パッド47と、プリンタ10の両側方にそれぞれ平行に配置された側方防音パッド48とを備えてなる。そして、両側方防音パッド48の硬度は、前方防音パッド47の硬度よりも高く構成されている。
【0034】
側方防音パッド48の硬度が前方防音パッド47の硬度よりも高く構成されたことから、プリンタ10が机などに設置された場合に、側方防音パッド48におけるプリンタ10後方側がプリンタ10の重量により経時的に押し潰されて、プリンタ10の後方側が低くなり、プリンタ10の前方側が浮き上がることが抑制される。
【0035】
また、前方防音パッド47の硬度が側方防音パッド48の硬度よりも低く構成されたことによって、プリンタ10が机などに設置された場合に、前方防音パッド47の机に対する密着性が高まる。この前方防音パッド47の密着性は、プリンタ10の前方側の浮き上がりが、上述のように抑制されることによって確保される。
【0036】
なお、この実施の形態では、ロアケース11Bの底面45において、プリンタ10の後方側に膨出部49が形成されている。この膨出部49の高さ寸法は、図2に示すように、前方防音パッド47及び側方防音パッド48の高さ寸法よりも小さく設定される。万一、硬度の高い側方防音パッド48によってもプリンタ10の後方側が沈み込んでしまった場合、上記膨出部49が机などに直接当接して支持し、このプリンタ10の後方側のそれ以上の沈み込みを防止する。
【0037】
また、この実施の形態において、上記膨出部49の代わりに、ロアケース11Bの底面45における後方側に、前方防音パッド47と平行に後方防音パッド50を貼着してもよい。この場合、この後方防音パッド50の硬度は側方防音パッド48と同程度が、またはそれ以上の硬度に設定される。
【0038】
更に、上記前方防音パッド47、側方防音パッド48及び後方防音パッド50は、両面テープなどを用いてロアケース11Bの底面45に貼着されるものが一般的であるが、図5、図6、図7に示すように、ロアケース11Bの底面45に、平行に延在する2本のリブ52を立設し、これらのリブ52間に前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50を嵌合して装着してもよい。
【0039】
この場合、図5(A)及び(B)では、前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50は、その幅寸法W1が両リブ52間の寸法X1よりも若干大きく構成されたものが用いられる。
【0040】
また、図6(A)及び(B)では、両リブ52の先端に内側に屈曲された爪53が、リブ52の長手方向全長にわたり、または適宜間隔をおいて形成されている。この場合、前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50は、その幅寸法W2が両リブ52間の寸法X2よりも若干小さく、その高さ寸法H2がリブ52の高さ寸法Hよりも若干大きく形成されたものが用いられる。
【0041】
更に、図7(A)及び(B)では、両リブ52の内面に、リブ52の高さ方向に延びる突起54が設けられ、この突起54は、リブ52の長手方向に沿う適宜位置に形成されている。この場合、前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50は、その幅寸法W3がリブ52間の寸法X3よりも若干大きいか、またはほぼ同程度に形成されたものが用いられる。
【0042】
図6及び図7に示す前方防音パッド47、側方防音パッド48及び後方防音パッド50は、図5に示すものに比べ、リブ52から離脱しにくい構成となっている。
【0043】
また、図1に示すように、ロアケース11Bには、平プラテン20の下方に凹陥部55が形成され、この凹陥部55内に、平プラテン20に接触してアブソーバ51が装着されている。記録ヘッド18の記録ワイヤがインクリボン及びシートを介して平プラテン20を打ち付けるときの打撃音が、上記アブソーバ51により吸音される。このアブソーバ51は、凹陥部55の側面がアブソーバ51に対してリブ52の機能を果たし、この側面に図7に示す突起54が形成されることによって、凹陥部55内に離脱しにくい状態で装着される。
【0044】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼及び▲2▼を奏する。
【0045】
▲1▼ロアケース11Bの底面45に装着された防音パッド46のうち、側方防音パッド48の硬度が前方防音パッド47の硬度よりも高く構成されたので、プリンタ10を机などに設置した場合、プリンタ10の重量により側方防音パッド48のプリンタ10後方側が経時的に押し潰されて、プリンタ10の後方側が低くなり、プリンタ10の前方側が浮き上がることを防止できる。このため、前方防音パッド47が机などのプリンタ10の設置面に密着する密着性が良好に確保されて、プリンタ10の記録動作時における騒音が、プリンタ10の特に前方に漏れ出すことを防止でき、静粛性を確保できる。
【0046】
▲2▼前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50、アブソーバ51がリブ52を介してロアケース11Bの底面45に装着されることによって、両面テープなどの接着剤を用いる場合に比べ、プリンタ10の分解時に前方防音パッド47、側方防音パッド48、後方防音パッド50、アブソーバ51を剥しやすくなり、しかも、両面テープなどの剥し残しが生じないことから、リサイクル性を向上させることができる。
【0047】
図8は、本発明に係る記録装置の他の実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタを、下方から目視した斜視図である。この他の実施の形態において、前記一実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0048】
このプリンタでは、ロアケース11Bの底面45に両面テープなどを用いて貼着、またはリブ52を介して嵌合して装着された両側方防音パッド60は、プリンタ10の後方側部分60Bがプリンタ10の前方側部分60Aよりも面積が大きく形成されている。
【0049】
これにより、プリンタ10が机などに設置された場合、プリンタ10の重量によって側方防音パッド60の後方側部分60Bが経時的に押し潰されることが抑制されるので、プリンタ10の前方側の浮き上がりを防止でき、前方防音パッド47による防音機能を良好に確保できる。
【0050】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0051】
例えば、プリンタ10の重量バランスがプリンタ10の前後方向中央位置になく、いずれかに偏って重量アンバランスが生じている場合には、重量が強く作用する(重い)側の防音パッド46の硬度を、重量が強く作用しない(軽い)側の防音パッド46の硬度に比べて高く設定してもよく、あるいは、重量が強く作用する(重い)側の防音パッド46の面積を、重量が強く作用しない(軽い)側の防音パッド46の面積よりも大きく形成してもよい。
【0052】
更に、ドットインパクトプリンタにおいて、ロアケース11Bの底面45に、シートをプリンタ本体11へ導くシート供給口(不図示)が開口されている場合には、上述の防音パッド46、前方防音パッド47、側方防音パッド48、側方防音パッド60は、このシート供給口の周囲に形成されることになる。この場合、シート供給口を経て漏れ出る記録ヘッド18における記録ワイヤの打撃音は、防音パッド46、前方防音パッド47、側方防音パッド48、側方防音パッド60によって良好に吸音され防音される。
【0053】
また、上記プリンタ10は、ドットインパクトプリンタの場合を述べたが、インクジェットプリンタやタイプライタなどにも本発明を適用できる。
【0054】
【発明の効果】
本発明に係る記録装置によれば、記録動作時における静粛性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す断面図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す斜視図である。
【図3】図1のプリンタを示す斜視図である。
【図4】図1のプリンタを底面から目視して示す斜視図である。
【図5】図4の防音パッドの装着構造を示す断面図である。
【図6】図4の防音パッドの装着構造を示す断面図である。
【図7】図4の防音パッドの装着構造を示す断面図である。
【図8】本発明に係る記録装置の他の実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタを、下方から目視して示す斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
11 プリンタ本体(記録装置本体)
11B ロアケース
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 平プラテン
45 底面
46 防音パッド
47 前方防音パッド
48 側方防音パッド
60 側方防音パッド
60A 前方側部分
60B 後方側部分

Claims (6)

  1. プラテンに沿って走行するキャリッジに搭載された記録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されるシートに画像を記録し、
    上記プラテン、上記キャリッジ及び上記記録ヘッドを有してなる記録装置本体がケースに覆われて構成された記録装置において、
    上記ケースの底面には、防音部材が設置される位置に、上記記録装置本体の幅方向、及び前後方向に沿って平行に延在する2本のリブが立設され、これら2本のリブ間に、その幅寸法が2本の前記リブ間の寸法よりも大きく、かつ、その高さ寸法が前記リブの高さ寸法よりも大きく形成された上記防音部材が嵌合して装着され、
    2本の前記リブの内面には、上記ケースの底面から前記リブの高さ方向に延びる突起が設けられたことを特徴とする記録装置。
  2. 上記記録装置本体の側方側に位置する上記防音部材の硬度が、上記記録装置本体の前方側に位置する上記防音部材の硬度よりも高く構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 上記記録装置本体の側方側に位置する上記防音部材は、上記記録装置本体の後方側の面積が前方側の面積よりも大きく構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 上記記録装置本体の重量にアンバランスがある場合に、重い側に位置する上記防音部材の硬度が、軽い側に位置する上記防音部材の硬度よりも高く構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 上記記録装置本体の重量にアンバランスがある場合に、重い側に位置する上記防音部材の面積が、軽い側に位置する上記防音部材の面積よりも大きく構成されたことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 上記ケースの底面には、シートを記録装置本体へ導くシート供給口が形成され、防音部材が上記ケースの底面において、上記シート供給口の周囲に設置されたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の記録装置。
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