JP2002315260A - モータ保持機構及びそれを用いた記録装置 - Google Patents

モータ保持機構及びそれを用いた記録装置

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JP2002315260A
JP2002315260A JP2001107364A JP2001107364A JP2002315260A JP 2002315260 A JP2002315260 A JP 2002315260A JP 2001107364 A JP2001107364 A JP 2001107364A JP 2001107364 A JP2001107364 A JP 2001107364A JP 2002315260 A JP2002315260 A JP 2002315260A
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belt
pulley
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motor mounting
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JP2001107364A
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Yasushi Akatsuka
靖 赤塚
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Seiko Epson Corp
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各プーリのプーリ軸の平行度を保てるように
したモータ保持機構及びそれを用いた記録装置を提供す
る。 【解決手段】 モータ38の出力軸38Aに嵌合された
駆動プーリ61と、この駆動プーリにベルト39掛けさ
れた従動プーリ62とを備え、モータ38をベルト39
と平行に延びるモータ取付板63に取り付け、このモー
タ取付板をベルト39と平行に延びる固定部47に緩衝
材67,68を挟んで固定したモータ保持機構におい
て、モータ取付板63と固定部47間に各プーリのプー
リ軸の平行度を調整する調整手段64,65を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動プーリ及び従
動プーリの各プーリ軸の平行度を調整する構造を備えた
モータ保持機構及びそれを用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、モータ81の出力軸
81Aに嵌合された駆動プーリ82と、この駆動プーリ
82にベルト83掛けされた従動プーリ84とを備え、
モータ81をベルト83と平行に延びるモータ取付板8
5に取り付け、このモータ取付板85をベルト83と平
行に延びる固定部86に緩衝材87A,87Bを挟んで
固定したモータ保持機構がある。
【0003】この種のものでは、固定部89と従動プー
リ84のホルダ84Aとの間に介装されたコイルばね8
8を介してベルト83に矢印A方向の張力が作用し、こ
の張力はモータ81の出力軸81Aに作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、モータ
81の出力軸81Aに張力が作用した場合、図9に示す
ように、緩衝材87A側が圧縮して、モータ81の出力
軸81Aに嵌合された駆動プーリ82が従動プーリ84
側に傾く恐れがある。
【0005】これが傾くと、駆動プーリ82のフランジ
82Aがベルト83に接触し、ベルト83が損傷を受け
るばかりでなく、例えばこのベルト83が記録装置のキ
ャリッジを保持した場合、このキャリッジの安定した走
行性が損なわれ、ひいては記録装置の記録精度が低下す
る等の問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する課題を解消し、各プーリのプーリ軸の平行
度を保てるようにしたモータ保持機構及びそれを用いた
記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータの出力軸に嵌合された駆動プーリと、この駆動プ
ーリにベルト掛けされた従動プーリとを備え、上記モー
タを上記ベルトと平行に延びるモータ取付板に取り付
け、このモータ取付板を上記ベルトと平行に延びる固定
部に緩衝材を挟んで固定したモータ保持機構において、
上記モータ取付板と上記固定部間に各プーリのプーリ軸
の平行度を調整する調整手段を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記モータ取付板及び上記固定部のそれぞ
れに互いに同一方向に曲がってプーリ軸と略平行に延び
る延長部を設け、各延長部間に上記緩衝材を挟んだこと
を特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載のも
のにおいて、上記延長部が上記ベルトの延長線上に延在
することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれか1項記載のものにおいて、上記緩衝材と上記
調整手段とを上記モータを挟んで反対側の上記モータ取
付板と上記固定部間に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、キャリッジ駆動モ
ータの出力軸に嵌合された駆動プーリと従動プーリとの
間に記録ヘッドを搭載するキャリッジを保持したベルト
を掛け渡し、上記キャリッジ駆動モータを上記ベルトと
平行に延びるモータ取付板に取り付け、このモータ取付
板を上記ベルトと平行に延びる固定部に緩衝材を挟んで
固定したモータ保持機構を備えた記録装置において、上
記モータ取付板と上記固定部間に各プーリのプーリ軸の
平行度を調整する調整手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載のも
のにおいて、上記モータ取付板及び上記固定部のそれぞ
れに互いに同一方向に曲がってプーリ軸と略平行に延び
る延長部を設け、各延長部間に上記緩衝材を挟んだこと
を特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載のも
のにおいて、上記延長部が上記ベルトの延長線上に延在
することを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項5ないし7
のいずれか1項記載のものにおいて、上記緩衝材と上記
調整手段とを上記モータを挟んで反対側の上記モータ取
付板と上記固定部間に設けたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0016】図1は、本発明に係るモータ保持機構の一
実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタのプ
リンタ本体を示す斜視図である。図2は、図1のプリン
タ本体の側断面図である。
【0017】これらの図に示す記録装置としてのプリン
タ10は、記録ヘッドの多数の記録ワイヤを、インクリ
ボン(共に図示せず)を介してシートに打ち付けてドッ
トを記録することにより、文字を含む画像を印刷するド
ットインパクトプリンタである。このプリンタ10は、
記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本
体11に装着されたプッシュトラクタユニット12と、
プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケ
ース(不図示)及びロアケース13と、プリンタ本体1
1の前方側に設置されてカットシートKを案内するシー
ト供給ガイド43と、を有して構成される。
【0018】上記シートには、所定長さに切断された上
記カットシートKと、複数枚が連接された連続シートと
がある。カットシートKとしては、例えば単票紙、複写
紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連
続紙がある。
【0019】上記プリンタ本体11は、本体フレームと
してのベースフレーム14、メインフレーム15、左サ
イドフレーム16及び右サイドフレーム17と、記録機
構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シ
ート搬送機構部としてのプラテン20、シート案内2
5、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬
送ローラ23及び第4搬送ローラ24と、を有して構成
される。
【0020】ベースフレーム14及びメインフレーム1
5の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフ
レーム17が立設して固定される。これらの左サイドフ
レーム16と右サイドフレーム17間に、ロアキャリッ
ジ軸26とアッパキャリッジ軸27が上下方向に所定距
離離れて架け渡される。このうち、ロアキャリッジ軸2
6が左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に
回動自在に枢支される。また、左サイドフレーム16と
右サイドフレーム17間にプラテン20が架け渡されて
回転自在に配設されると共に、シート案内25が固定し
て配設される。
【0021】図2に示す上記プッシュトラクタユニット
12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラテン20
を備えた上記シート搬送機構部へ供給するものであり、
左右一対のトラクタ28を有する。これらのトラクタ2
8は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方向摺動自
在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラ
クタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸
支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにトラクタベ
ルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を備えて構
成される。
【0022】一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべ
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。
【0023】プラテン20を含む上記シート搬送機構部
は、プラテン20に対し、第1搬送ローラ21及び第2
搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬
送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体1
1の後方側にそれぞれ配置されて構成される。更に、第
1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22が、また第3搬
送ローラ23と第4搬送ローラ24が、それぞれ上下方
向に配置されて対をなす。
【0024】このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬
送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の
下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ロー
ラ24がシート案内25の上方に配置される。プラテン
20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上
部は、シート案内25の上方に突出した状態となってい
る。また、シート案内25におけるプリンタ本体11の
前方側には、シート案内25との間でシートを保持する
シート保持プレート37が設けられている。
【0025】プラテン20、第1搬送ローラ21、第2
搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロー
ラ24は、駆動輪列部34により、図2の時計方向(C
W)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。ま
た、上記プッシュトラクタユニット12のトラクタベル
ト31は、同様に駆動輪列部34により反時計方向に駆
動される。
【0026】図1に示す上記駆動輪列部34は、左サイ
ドフレーム16又は右サイドフレーム17の一方、例え
ば右サイドフレーム17に設置される。この駆動輪列部
34は、正転または逆転可能なシート供給モータ35の
駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオン36を備
える。このモータピニオン36をからの駆動力が巻掛け
伝動機構や歯車機構を介して、プラテン20、第1搬送
ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ2
3、第4搬送ローラ24及びプッシュトラクタユニット
12へ伝動可能とされる。
【0027】単票紙又は複写紙等のカットシートKは、
図2に示すように、プリンタ本体11の前方側から手動
供給された後、プラテン20、第1搬送ローラ21及び
第3搬送ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送
ローラ22、第4搬送ローラ24の反時計方向の回転に
より、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印
A方向に搬送され、また、プラテン20、第1搬送ロー
ラ21及び第3搬送ローラ23の反時計方向の回転、並
びに第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24の時計方
向の回転により、プリンタ本体11の後方から前方へ向
かって矢印B方向に搬送される。
【0028】他方、連続紙等の連続シートは、プッシュ
トラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側
から矢印B方向に供給された後、プラテン20、第1搬
送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ2
3及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)
に搬送される。
【0029】これにより、カットシートK及び連続シー
トは、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副
走査方向に搬送される。
【0030】上記キャリッジ19は、図1に示すよう
に、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27
に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18を搭載
する。ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸2
7がプラテン20と平行に配置されることから、キャリ
ッジ19は、これらプラテン20、ロアキャリッジ軸2
6及びアッパキャリッジ軸27の軸方向と一致する主走
査方向に走行(走査)可能に設けられる。
【0031】このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モ
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図2)に結合される。従って、このキャ
リッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆
転により、タイミングベルト39を介し、ロアキャリッ
ジ軸26及びアッパキャリッジ軸27に案内されて、主
走査方向における図1の左向き又は右向きに走査され
る。ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート供給
モータ35と共に例えばステッピングモータにて構成さ
れる。
【0032】また、キャリッジ19には、図1に示すよ
うに、リボンカセット装着部40が設けられ、このリボ
ンカセット装着部40に、インクリボンを収納したリボ
ンカセット(共に図示せず)が装着される。更にキャリ
ッジ19には、リボンカセットのインクリボンをプラテ
ン21の上方周面に接して搬送されるシート(カットシ
ートまたは連続シート)から保護するリボンマスクホル
ダ41が設置されている。リボンカセット内のインクリ
ボンは、リボンカセット装着部40に設置されたリボン
駆動軸42により、記録ヘッド18の記録ワイヤの前方
を移動可能に設けられる。
【0033】上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20(図2)と
記録ヘッド18との間に搬送されるシート(カットシー
トK又は連続シート)に付着させて、このシートに文字
を含む画像を記録する。
【0034】記録ヘッド18による記録動作は、キャリ
ッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走査される間
に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録が
なされ、この一行文の記録がなされる度に、シートがカ
ットシートKの場合には、シート搬送機構部(プラテン
20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3
搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、またシー
トが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部及び
プッシュトラクタユニット12が、それぞれシートを所
定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返さ
れることにより実施される。
【0035】ところで、図3に示すように、右サイドフ
レーム17の外側には、略ボックス形状のモータ取付ブ
ラケット44がビス等により固着され、このモータ取付
ブラケット44にキャリッジ駆動モータ38が設置され
て支持される。
【0036】このモータ取付ブラケット44は、側面部
46、背面部47、天面部48及び底面部49が連設さ
れた略ボックス形状である。図4ないし図6に示すよう
に、このモータ取付ブラケット44の背面部47、天面
部48にそれぞれ形成されたフランジ50、51が、右
サイドフレーム17の立設面52に対しビス等により固
定される。更に、底面部49が、右サイドフレーム17
のベース面53にビス等により固定される。そして、モ
ータ取付ブラケット44の背面部47に、キャリッジ駆
動モータ38が設置される。
【0037】図7は、キャリッジ駆動モータ38の保持
機構を模式的に示している。なお、説明の便宜上、以
下、図7を参照して保持機構を説明するが、上記した構
成部材と同一部分には同一符号を付す。
【0038】本実施形態では、キャリッジ駆動モータ3
8の出力軸38Aに嵌合された駆動プーリ61と、従動
プーリ62との間にタイミングベルト39が掛け渡され
て、このタイミングベルト39に記録ヘッド18が保持
されている。従動プーリ62のホルダ62Aと固定部7
1との間にはコイルばね72が介装され、このコイルば
ね72を介してタイミングベルト39に引張力Fが作用
し、この張力はモータ38の出力軸38Aに作用する。
【0039】モータ取付ブラケット44の背面部(固定
部)47は、タイミングベルト39と平行に延びてい
る。キャリッジ駆動モータ38は、タイミングベルト3
9と平行に延びるモータ取付板63にねじ等で取り付け
られ、キャリッジ駆動モータ38の出力軸38Aが、モ
ータ取付ブラケット44の背面部47に形成された孔4
7Aを貫通し、モータ取付板63と背面部47とがゴム
材64を挟んでボルト65で固定されている。
【0040】このゴム材64とボルト65とが各プーリ
61,62のプーリ軸の平行度を調整する調整手段を構
成する。
【0041】モータ取付ブラケット44は、上述したよ
うに、背面部47に直交して延びる側面部(延長部)4
6を備えて構成され、モータ取付板63は、その側面部
46の折れ曲がり方向と一致する方向に折れ曲がって、
プーリ軸と略平行に延びる延長部66を備えて構成され
ている。
【0042】そして、各延長部46,66は、緩衝材6
7,68を挟んでボルト69,70で固定されている。
この延長部46,66は、タイミングベルト39の延長
線上に延在する。これら緩衝材67,68とゴム材64
とは、キャリッジ駆動モータ38を挟んで、モータ取付
板63とモータ取付ブラケット44間の反対側の位置に
設けられている。
【0043】このキャリッジ駆動モータ38の保持機構
では、キャリッジ駆動モータ38の出力軸38Aに引張
力Fが作用した場合、この引張力F或いは反力が、タイ
ミングベルト39の延長線上に延在する延長部46,6
6に作用し、この延長部46,66間の緩衝材67,6
8に作用する。従って、緩衝材67,68はそれが平均
的に伸長或いは圧縮されるため、従来(図9)のよう
に、キャリッジ駆動モータ38の出力軸38Aが傾くこ
とはない。また、モータ取付板63とモータ取付ブラケ
ット44間を、緩衝材67,68を挟んで固定した後、
ボルト65の締め付け力を調整する。
【0044】すなわち、キャリッジ駆動モータ38の出
力軸38Aが、タイミングベルト39で引っ張られて、
図7中で右方向に傾いた場合、ボルト65側におけるモ
ータ取付板63とモータ取付ブラケット44間の寸法W
が広がるため、ボルト65を締め付けて、ゴム材64を
圧縮して、寸法Wを狭めるように調整し、キャリッジ駆
動モータ38の出力軸38Aが、図7中で左方向に傾い
た場合、ボルト65側におけるモータ取付板63とモー
タ取付ブラケット44間の寸法Wが狭まるため、ボルト
65を緩めて、ゴム材64の弾発力により、寸法Wを広
げるように調整する。
【0045】本実施形態では、タイミングベルト39の
負荷を、タイミングベルト39の延長線上に延在する延
長部46,66間の緩衝材67,68で受けて、プーリ
軸の平行度を、ボルト65の締め付け度合いで調整する
ため、従来のように、キャリッジ駆動モータ38の出力
軸38Aが傾くことがなく、駆動プーリ61のフランジ
がタイミングベルト39に接触することがない。
【0046】従って、タイミングベルト39の走行性が
確保され、タイミングベルト39に保持されたキャリッ
ジ19の安定走行性が確保され、ひいては記録装置の記
録精度の低下が防止される。
【0047】また、キャリッジ駆動モータ38が、サイ
ドフレーム17に設置された略ボックス形状のモータ取
付ブラケット44に支持されたことから、タイミングベ
ルト39からキャリッジ駆動モータ38へ引張力Fが作
用しても、キャリッジ駆動モータ38が首振り運動(揺
動)することがない。この結果、タイミングベルト39
の位置、及びこのタイミングベルト39に作用する張力
を安定させることができるので、キャリッジ19の走行
を安定化できる。
【0048】右サイドフレーム17に略ボックス形状の
モータ取付ブラケット44が設置されたことから、この
モータ取付ブラケット44により、右サイドフレーム1
7の立設面52がベース面53に対し横方向に揺動する
ことを抑制できる。この結果、この右サイドフレーム1
7の剛性も向上させることができる。
【0049】以上、本発明を上記実施形態に基づいて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0050】上記実施形態では、緩衝材67,68を、
各延長部46,66間に設け、ゴム材64を、キャリッ
ジ駆動モータ38を挟んで、モータ取付板63とモータ
取付ブラケット44間の反対側に設けたが、これに限定
されるものではない。例えば、各延長部46,66が、
背面部47及びモータ取付板63に対し鋭角、或いは鈍
角を持って連結されていてもよく、背面部47及びモー
タ取付板63と略平行に延びていてもよい。
【0051】本発明は、ドットインパクトプリンタ10
等の記録装置への適用に限定されるものではなく、ベル
トを駆動するモータ保持機構であれば、すべてに適用可
能なことはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】本発明では、モータの出力軸が傾くこと
がなく、駆動プーリのフランジ等がベルトに接触するこ
とがなく、ベルトの安定走行性が確保され、例えば、記
録装置において、ベルトにキャリッジが保持された場
合、その安定走行性が確保され、記録装置の記録精度が
良好に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図3】図1のプリンタのフレーム構成等を示す斜視図
である。
【図4】キャリッジ駆動モータの保持機構を示す斜視図
である。
【図5】キャリッジ駆動モータの保持機構を示す斜視図
である。
【図6】キャリッジ駆動モータの保持機構を示す斜視図
である。
【図7】キャリッジ駆動モータの保持機構を模式的に示
す図である。
【図8】従来の図7相当図である。
【図9】従来の図7相当図である。
【符号の説明】 10 プリンタ(記録装置) 17 右サイドフレーム 38 キャリッジ駆動モータ 38A 出力軸 39 タイミングベルト 44 モータ取付ブラケット 46 側面部(延長部) 47 背面部(固定部) 61 駆動プーリ 62 従動プーリ 63 モータ取付板 64 ゴム材 65 ボルト 66 延長部 67,68 緩衝材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C480 CA01 CB03 CB25 CB27 CB29 DA01 DB15 DB17 3J049 AA01 BB05 BB14 BB22 BH20 CA10 5H607 AA04 AA15 BB01 BB10 BB26 CC01 CC03 DD01 DD19 EE28 FF11 JJ05 JJ08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に嵌合された駆動プーリ
    と、この駆動プーリにベルト掛けされた従動プーリとを
    備え、上記モータを上記ベルトと平行に延びるモータ取
    付板に取り付け、このモータ取付板を上記ベルトと平行
    に延びる固定部に緩衝材を挟んで固定したモータ保持機
    構において、 上記モータ取付板と上記固定部間に各プーリのプーリ軸
    の平行度を調整する調整手段を設けたことを特徴とする
    モータ保持機構。
  2. 【請求項2】 上記モータ取付板及び上記固定部のそれ
    ぞれに互いに同一方向に曲がって上記プーリ軸と略平行
    に延びる延長部を設け、各延長部間に上記緩衝材を挟ん
    だことを特徴とする請求項1記載のモータ保持機構。
  3. 【請求項3】 上記延長部が上記ベルトの延長線上に延
    在することを特徴とする請求項2記載のモータ保持機
    構。
  4. 【請求項4】 上記緩衝材と上記調整手段とを上記モー
    タを挟んで反対側の上記モータ取付板と上記固定部間に
    設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    項記載のモータ保持機構。
  5. 【請求項5】 キャリッジ駆動モータの出力軸に嵌合さ
    れた駆動プーリと従動プーリとの間に記録ヘッドを搭載
    するキャリッジを保持したベルトを掛け渡し、上記キャ
    リッジ駆動モータを上記ベルトと平行に延びるモータ取
    付板に取り付け、このモータ取付板を上記ベルトと平行
    に延びる固定部に緩衝材を挟んで固定したモータ保持機
    構を備えた記録装置において、 上記モータ取付板と上記固定部間に各プーリのプーリ軸
    の平行度を調整する調整手段を設けたことを特徴とする
    記録装置。
  6. 【請求項6】 上記モータ取付板及び上記固定部のそれ
    ぞれに互いに同一方向に曲がって上記プーリ軸と略平行
    に延びる延長部を設け、各延長部間に上記緩衝材を挟ん
    だことを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 上記延長部が上記ベルトの延長線上に延
    在することを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 上記緩衝材と上記調整手段とを上記モー
    タを挟んで反対側の上記モータ取付板と上記固定部間に
    設けたことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1
    項記載の記録装置。
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