JP5979575B2 - 給紙ガイド体 - Google Patents

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Description

本発明は、被印刷用紙に所望の印刷を行う印刷装置に装着される、給紙ガイド体に関する。
被印刷用紙に所望の印刷を行う小型の印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置では、直方体形状の筐体の上部に設けた導入口から被印刷用紙が導入されると、その導入されたた被印刷用紙をプラテンローラが搬送し、その搬送される被印刷用紙に対し印字手段(サーマルラインヘッド)が所望の印刷を行う。印刷後の被印刷用紙は、筐体の前方側側面に設けた排出口から排出される。
特開平7−309041号公報
上記従来技術において、印刷時には操作者が上部の導入口へ被印刷用紙を投入しなければならない。容易な投入を可能とするための給紙ガイドを設ける場合に、給紙ガイドを印刷装置に固定的に設けると全体構造が大型化する。したがって、印刷装置とは別体で印刷装置に着脱可能な給紙ガイドを用意しておき、必要に応じて操作者が印刷装置に装着するようにすれば便利である。
このとき、上記印刷装置は操作者によって各所へ持ち運ばれ用いられる場合が多いことから、給紙ガイドは、比較的大きな剛性を備えると共に、安定的に印刷装置を保持することが望ましい。そこで、例えば給紙ガイドの構造を、直方体形状の印刷装置の筐体をすっぽり覆うような態様とすることが考えられる。しかしながら、このような構造では、上記のような筐体上部に設けられた導入口からの被印刷用紙の円滑な導入や、筐体前方側に設けられた排出口からの印刷終了後の被印刷用紙の円滑な排出が、阻害される可能性がある。
本発明の目的は、被印刷用紙の円滑な導入及び印刷終了後の被印刷用紙の円滑な排出を確保しつつ、強固な構造により安定的に印刷装置を保持できる、給紙ガイド体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、長手方向を左右方向とし短手方向を上下方向及び前後方向として配置可能な略直方体形状の筐体;前記略直方体形状の前記筐体の上面に前記左右方向に沿って開口し、被印刷用紙を前記筐体の内部に導入する導入口;前記導入口から導入された前記被印刷用紙を搬送するローラ;前記ローラにより搬送される前記被印刷用紙に対し所望の印刷を行う印字ヘッド;前記略直方体形状の前記筐体の前方側側面に前記左右方向に沿って開口し、前記印字ヘッドによる印刷後の前記被印刷用紙を前記筐体の外部へと排出する排出口;を有する印刷装置に対し、装着可能な、給紙ガイド体であって、前記装着時において、前記略直方体形状の前記筐体の左右両端部を上方から覆うように保持する左・右保持部と、前記左・右保持部に接続して設けられ、受け入れた前記被印刷用紙の左・右両端部を案内しつつ前記導入口へと導く用紙ガイド部と、前記用紙ガイド部の後方において左右方向に延設され、前記左・右保持部を連結する後方連結部と、前記装着時において、前記左・右保持部の間に位置し、前記排出口を露出させる前方開口部と、前記前方開口部の下方において左右方向に延設され、前記左・右保持部を連結する前方連結部と、前記装着時において、前記前方連結部から後方側へ向かって突出して設けられ、前記略直方体形状の前記筐体の下面に対し下方から覆うようにして接する下保持部と、を有し、前記下保持部は、前記後方側へ向かって上下方向厚さ寸法が小さくなる先細り形状を備えており、当該給紙ガイド体が装着された状態の前記印刷装置が設置された状態では、前記装着時において前記印刷装置の前端側に位置する厚肉の前記下保持部と、前記印刷装置の後端側に設けられたゴム足部とが、設置面に接触することを特徴とする。
本願発明の給紙ガイド体は、略直方体形状の筐体を備えた印刷装置に装着して設けられる。印刷装置への装着時には、左・右保持部が、略直方体形状の上記筐体の左右両端部を上方から覆うように保持する。このとき左・右保持部に接続して用紙ガイド部が設けられており、この用紙ガイド部は、受け入れた被印刷用紙を印刷装置の導入口へと導く。導入口から印刷装置の筐体内部に投入された被印刷用紙はローラで搬送されつつサーマルラインヘッドで所望の印刷が行われた後、排出口から筐体外へ排出される。このとき、本願発明の給紙ガイド体の左・右保持部の間には、前方開口部が設けられ、この前方開口部によって排出口が露出する。この結果、上記のように排出口から筐体外へと出現する印刷後の被印刷用紙の円滑な排出が確保される。
そして、本願発明の給紙ガイド体では、上記左・右保持部の後方側は後方連結部によって互いに連結され、上記左・右保持部の前方開口部の下方側は前方連結部によって互いに連結されるので、全体として比較的大きな剛性が確保される。そして、印刷装置の略直方体形状の筐体は、上記のように連結されている左・右保持部によって左右両端部の上部及び前部が覆われ、かつ下面の前方側部分は下保持部によって覆われる結果、全体として、左・右保持部、後方連結部、前方連結部、下保持部によって、左右、上下、前後から抱え込まれるように安定的に保持されることとなる。
以上のようにして、本願発明の給紙ガイド体は、略直方体形状の印刷装置の筐体をすっぽり覆う構造とは異なり、被印刷用紙の印刷装置への円滑な導入及び印刷終了後の被印刷用紙の円滑な排出を確保しつつ、比較的大きな剛性を備えた強固な構造によって安定的に印刷装置を保持することができる。
本発明によれば、被印刷用紙の円滑な導入及び印刷終了後の被印刷用紙の円滑な排出を確保しつつ、強固な構造により安定的に印刷装置を保持することができる。
本発明の一実施の形態の給紙ガイドが適用される、プリンタの外観構成を表す斜視図である。 プリンタの内部構造を表す図1中II−II断面による横断面図である。 プリンタの内部構造を表す、前方側斜め上方向から見た分解斜視図である。 ガイド部材、プラテンローラ、及びサーマルラインヘッドの相対位置関係を表す、図2の部分拡大図である。 本発明の一実施の形態の給紙ガイド体の、用紙ガイド部を開放させた使用状態の上面図、正面図、底面図、右側面図、正面図中のA−A断面による横断面図(但しプリンタは取り外した状態)である。 プリンタに装着した給紙ガイド体の用紙ガイド部を開放した状態を前方側斜め方向から見た斜視図、用紙ガイド部を閉じた状態を前方側斜め方向から見た斜視図、及び、用紙ガイド部を開放した状態を後方側斜め方向から見た斜視図である。 給紙ガイド体の用紙ガイド部を開放した状態を前方側斜め方向から見た斜視図、及び、用紙ガイド部を閉じた状態を前方側斜め方向から見た斜視図である。 給紙ガイド体の押圧操作部周辺を斜め上方向から見た斜視図である。 給紙ガイド体の用紙ガイド部を開放した状態の後方開口部周辺を、後方側斜め上方向から見た斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
<プリンタの全体構成概略>
図1、図2、及び図3を用いて、本実施形態の給紙ガイド体が装着されるプリンタ1の全体構成を説明する。以下では、図1中の左下方向を前方、右上方向を後方、左上方向を左方、右下方向を右方、上方向を上方、下方向を下方として定義し、各図においてこれに対応した方向により説明する。
プリンタ1は、例えばPC端末や携帯電話等の外部機器より、有線通信(あるいは無線通信)を介して受信した印刷データを被印刷用紙Sに印刷する。このプリンタ1は、充電式電池10(図2参照)を電源として駆動可能であり、操作者が様々な場所に持ち運んで使用することができる。
プリンタ1は、例えば樹脂材料で構成され装置外郭を構成するハウジング100(筐体)と、シャーシ組立体50(図3参照)とが、組み付けられることによって、構成されている。
ハウジング100は、トップカバー101と、アンダーカバー102と、(後述の排出口107を覆うように)トップカバー101の上面前方側に開閉可能に設けられたカバー部材103とを備えている。このハウジング100は、全体として、上記左右方向を長手方向とし、上記上下方向及び前後方向を短手方向とする、略直方体形状を備えている。この結果、図3に示すように、トップカバー101及びカバー部材103それぞれのうち上部に露出する領域(以下適宜、単に「上部領域」という)101A,103Aが、各請求項記載の筐体100の上面を構成する。また、アンダーカバー102、トップカバー101、カバー部材103それぞれのうちの前部に露出する領域(以下適宜、単に「前部領域」という)102A,101B,103Bが、筐体100の前方側側面を構成している。なお、カバー部材103の上方前方側に位置する、上部領域103Aと前部領域103Bとの間には、それら上部領域103Aと前部領域103Bとの境界部を面取りする態様で傾斜面部108が設けられている。
また、ハウジング100の後方側には、略棒状の充電式電池10を収容するバッテリ収納室105が設けられている(図2参照)。このバッテリ収納室105にはバッテリ室カバー170が着脱可能に設けられている(後述する図6(c)も参照)。当該バッテリ室カバー170を取り外した状態では、上記バッテリ収納室105がハウジング100の背面部分に開口する。
シャーシ組立体50は、アンダーカバー102の内表面に設けられた、シャーシ組立体50の底部を構成するメインシャーシ部材150と、このメインシャーシ部材150の長手方向両側端部より立設される一対のサイドシャーシ部材130L,130Rとを備えている。
<ハウジング内部の構造>
図2及び図3によりハウジング100内部の構造について説明する。サイドシャーシ部材130L,130Rは、軸孔131にプラテンローラ111の左右方向両端部の軸部材111aを挿通することにより、当該プラテンローラ111を筐体100に対し回転可能に支持している。このとき、サーマルラインヘッド112(印字ヘッド)を備えた放熱板114の後方側端部において、長手方向の両端部から当該長手方向に突出するように軸部材113が設けられている。サイドシャーシ部材130L,130Rはまた上記軸部材113を、回動可能に支持している。この結果、サーマルラインヘッド112は、放熱板114の軸部材113を介し上記サイドシャーシ部材130L,130Rに対しそれぞれ回動可能に支持されるとともに、プラテンローラ111に対し上下方向に対向するように左右方向に沿って配置されている。
また、左側のサイドシャーシ部材130Lには、プラテンローラ111を駆動する駆動モータ11と、この駆動モータ11の駆動力をプラテンローラ111の上記軸部材111aに伝達する、複数のギアからなるギア機構132とが設けられている。プラテンローラ111は、上記駆動力によって回転駆動され、被印刷用紙S(後述の図6参照)を搬送する。
また、サイドシャーシ部材130L,130Rの上部には、ビーム部材140が架け渡され固定されている。このビーム部材には、ガイド部材120(図1も参照)が固定されている。ガイド部材120は、図4に示すように、カバー部材103の上部領域のうち後端部に位置し左右方向に沿って開口した挿入口104(導入口)から挿入された被印刷用紙S(後述の図6も参照)を、プラテンローラ111とサーマルラインヘッド112との圧接部Pに案内する。すなわち、被印刷用紙Sの搬送経路は、上記挿入口104(図1も参照)から、上記ガイド部材120の傾斜面122、及び、プラテンローラ111とサーマルラインヘッド112との圧接部P、を経て、排出口107(図1も参照)に至る経路である。サーマルラインヘッド112は、プラテンローラ111により搬送される被印刷用紙Sに対し、所望の印刷を行う。排出口107は、上記のようにしてサーマルラインヘッド112によって所望の印刷がなされた被印刷用紙Sを筐体100外へ排出する。この排出口107は、カバー部材103の上記前部領域103Bとアンダーカバー102の上記前部領域102Aとの間に、左右方向に沿って開口するように形成されている。
トップカバー101の上部領域101Aの左端部には、電源キー30とフィードキー40が前後に隣接して配されている。これら電源キー30及びフィードキー40が各請求項記載の操作キーを構成している。フィードキー40が押し下げられると、上記駆動モータ11が駆動してプラテンローラ111が回転し、被印刷用紙Sを所定量搬送するフィード処理が行われる。なお、このフィード処理は、例えば被印刷用紙Sの搬送方向途中位置から印刷を開始するために用紙送りをする場合や、搬送方向長さが所定の長さよりも長い被印刷用紙Sを用いた場合において印刷終了後に用紙を排出するような場合に、行われる。
また、図1、図3(後述する図5(d)、図6(c)も参照)に示すように、トップカバー101の前部領域101Bの片側側面には、例えばPC端末や携帯電話等の外部機器より有線通信を行うためのUSBケーブル接続用の前後一対のUSBインターフェース70,80が設けられている。
<給紙ガイド体の全体構造>
上記の基本構成のプリンタ1に対し、本実施形態の給紙ガイド体が装着される。以下、その詳細構造を順を追って説明する。図5、図6、及び図7に示すように、給紙ガイド体200は、上記略直方体形状のハウジング100に対し、前方側から装着可能となっている。すなわち、給紙ガイド体200は、プリンタ1への装着時において、略直方体形状のハウジング100の左右両端部(トップカバー101の前部領域101Bの左右側面)を上方から覆うように保持する左・右保持部201a,201bと、左・右保持部201a,201bに接続して設けられ、受け入れた被印刷用紙Sの左・右両端部を案内しつつプリンタ1の挿入口104へと導く用紙ガイド部202と、トップカバー101の上部に露出する上部領域101Aの一部を覆うよう上記用紙ガイド部202の後方において左右方向に延設され、上記左・右保持部201a,201bを連結する後方連結部203と、アンダーカバー102の前部に露出する前部領域102Aを前方から覆うよう後述する前方開口部204の下方において左右方向に延設され、上記左・右保持部201a,201bを連結する前方連結部205と、前方連結部205から後方側へ向かって突出して設けられ、アンダーカバー102の下面に対し下方から覆うようにして接する下保持部206と、を備えている。
<後方開口部、上方開口部、及び前方開口部>
また、給紙ガイド体200は、後部側に後方開口部208を有している。この後方開口部208により、バッテリ室カバー170の開閉が可能となっており、バッテリ室カバー170を開けることで上記バッテリ収納室105を外部へ臨ませることができる。
また、後方連結部203と前方連結部205との間には、上側に上方開口部207、前側に前方開口部204が、全体で略L字開口状となって連設されている。すなわち、上方開口部207は、前方開口部204の上部後方側に連続しており、上方開口部207及び前方開口部204は共に左・右保持部201a,201bの間に位置している。そして、プリンタ1に給紙ガイド体200が装着され、かつ、図6(a)及び図6(c)等のように用紙ガイド部202が開き状態にある状態では、上方開口部207にプリンタ1の挿入口104が露出し、前方開口部204にプリンタ1の排出口107が露出する。その際、上記プリンタ1への装着状態であっても、上方開口部207は、プリンタ1のハウジング100の前方側上部に開閉可能に備えられた上記カバー部材103の当該開閉を可能としている。
<下保持部>
図5(c)、図5(d)、図5()に示すように、下保持部206は、後方側へ向かって上下方向厚さ寸法が小さくなる先細り形状を備えている。そして、給紙ガイド体200の装着状態でプリンタ1を設置するときに、前端側は厚肉の上記下保持部206が設置面に接触する(プリンタ1のハウジング100の前端部にあるゴム足部60A,60Aは設置面に接触しない)。そしてこのとき、プリンタ1の後端側は、ハウジング100の後端部にあるゴム足部60B,60Bが設置面に接触する。
<押圧操作部>
また、図8や前述の図7(a)及び図7(b)等に示すように、左保持部201aには、給紙ガイド体200のプリンタ1への装着時においてハウジング100の上部の上記電源キー30及びフィードキー40の上部にそれぞれ位置する、一対の押圧操作部209a,209bを備えている。これら押圧操作部209a,209bは、左保持部201aの側面から上面にかけての略コ字状の長尺な切り込みによって形成され、その略コ字状の切り込み先端側の下方に、電源キー30及びフィードキー40が配置される。この結果、これら押圧操作部209a,209bは、押圧によりその周囲部よりも下方に弾性変形可能であり、給紙ガイド体200がプリンタ1へ装着されたままの状態で操作者が押圧操作部209a,209bを押圧することによって当該電源キー30及びフィードキー40を押圧操作可能となっている。なお、上記電源キー30及びフィードキー40がハウジング100の上部の右端側に設けられている場合には、上記一対の押圧操作部209a,209bもそれに対応して右保持部201bに設けられる。また電源キー30及びフィードキー40が左・右両端部に分かれて配置されている場合には、上記一対の押圧操作部209a,209bもそれに対応して左保持部201a及び右保持部201bに分かれて設けられる。
<切り欠き部>
また、図7(a)及び図7(b)や、図5(d)、図5(e)等に示すように、右保持部201bには、後方開口部208側から側方に略L字状に切除された切欠部201cが形成されている。これにより、トップカバー101の前部領域101Bの片側側面に形成されている前後一対の上記USBインターフェース70,80は、この切欠部201cによって露出している。
<用紙ガイド部>
用紙ガイド部202は、上方開口部207を開放する開き状態(図6(a)、図6(c)、図7(a)等参照)と上方開口部207を閉鎖する閉じ状態(図6(b)、図7(b)等参照)との間で開閉するように、左・右保持部201a,201bに対し回動可能に支持されている。すなわち、後方連結部203側に位置する上記上方開口部207の左右対向縁部に、起立板状の軸受部305が形成されている。そして、この軸受部305に、用紙ガイド部202の一端側左右縁側に互いに外方へ突出した軸部304が支承されることで、用紙ガイド部202は、上記開き状態と上記閉じ状態との間を回動する。
また、用紙ガイド部202の内面(上方開口部207を開放した状態で斜め上向きとなる面)には、左右一対となって形成された横方向のスライド溝303と、このスライド溝303に沿って互いに連動してスライド可能な左右一対の幅調整用スライダ302L,302Rと、が設けられている。これら幅調整用スライダ302L,302Rの各外端側には、被印刷用紙Sの左・右両端部を保持するための左・右爪部300L,300Rが備えられている。すなわち、左・右爪部300L,300Rは、導入される被印刷用紙Sの左・右両端部の上方で左右方向の内側に向かって突出すると共にその突出形状の下方に当該被印刷用紙Sを挿通するための空間を形成する。
さらに、図9や図6(a)及び図7(a)等に示すように、用紙ガイド部202の開放先端側における内面両端側には、外向きL字状のフック部301が形成されている。そして、用紙ガイド部202を閉じて上方開口部207が閉鎖された状態では、フック部301が上方開口部207の内縁部に係架され、一時的なロックが可能となる。また、用紙ガイド部202を開ける場合には、この開放先端側を強制的に引き上げることで、左右のフック部301は互いに内側に撓んでその係止が外れ、用紙ガイド部202は上記開放位置に回動される。
<本実施形態の作用効果>
以上のように構成した本実施形態においては、給紙ガイド体200が、プリンタ1の略直方体形状のハウジング100に装着される。装着時には、左・右保持部201a,201bが、略直方体形状のハウジング100の左右両端部を上方から覆うように保持する。このとき左・右保持部201a,201bに接続して設けられた用紙ガイド部202が、受け入れた被印刷用紙Sをプリンタ1の挿入口104へと導く。挿入口104からプリンタ1のハウジング100内部に投入された被印刷用紙Sはプラテンローラ111で搬送されつつサーマルラインヘッド112で所望の印刷が行われた後、排出口107からハウジング100外へ排出される。このとき、給紙ガイド体200の左・右保持部201a,201bの間に設けられた前方開口部204によって排出口107が露出しているので、上記のように排出口107からハウジング100外へと出現する印刷後の被印刷用紙Sの円滑な排出が確保される。
一方、本実施形態の給紙ガイド体200では、上記左・右保持部201a,201bの後方側は後方連結部203によって互いに連結され、上記左・右保持部201a,201bの前方開口部204の下方側は前方連結部205によって互いに連結される。これにより、給紙ガイド体200全体として比較的大きな剛性が確保される。そして、プリンタ1の略直方体形状のハウジング100は、上記のように連結されている左・右保持部201a,201bによって左右両端部の上部及び前部が覆われ、かつ下面の前方側部分は下保持部206によって覆われる。この結果、プリンタ1は、全体として、左・右保持部201a,201b、後方連結部203、前方連結部205、下保持部206によって、左右、上下、前後から抱え込まれるように安定的に保持される。
以上のようにして、本実施形態の給紙ガイド体200は、略直方体形状のプリンタ1のハウジング100をすっぽり覆う構造とは異なり、被印刷用紙Sのプリンタ1への円滑な導入及び印刷終了後の被印刷用紙Sの円滑な排出を確保しつつ、比較的大きな剛性を備えた強固な構造によって安定的にプリンタ1を保持することができる。
また、本実施形態においては特に、用紙ガイド部202が開閉可能に左・右保持部201a,201bに対し支持されている。これにより、給紙ガイド体200をプリンタ1へ装着した後に用紙ガイド部202を開き状態とすることで前方開口部204及び上方開口部207を大きく開口させ(図6(a)参照)、排出口107からの印刷済みの被印刷用紙Sの円滑な排出を確保することができる。また、開き状態として印刷している途中に何らかの理由で被印刷用紙Sの紙詰まり等が生じた場合でも、上方開口部207を用いてカバー部材103を容易に開くことができるので、当該紙詰まり等を確実に解消することができる。
また、本実施形態においては特に、給紙ガイド体200の後方側に後方開口部208が備えられている。これにより、給紙ガイド体200を装着した状態のまま、後方開口部208を介し、バッテリ収納室105の後方からバッテリ交換を行うことができる。また後方側を露出させる構造であることから、操作者が給紙ガイド体200を装着した状態のプリンタ1全体を手で把持するときには、給紙ガイド体200のみを把持するのではなく、必ず、後方開口部208から露出しているプリンタ1のハウジング100も併せて把持することとなる。この結果、給紙ガイド体200のみを操作者が把持する場合に起こりうる、給紙ガイド体200からハウジング100が外れることによるプリンタ1の落下事故を確実に防止することができる。
また、本実施形態においては特に、下保持部206が前述の先細り形状となっている。これにより、給紙ガイド体200を装着した状態でプリンタ1を設置するときに、前端側は厚肉の上記下保持部206が設置面に接触すると共に、後端側はプリンタ1のハウジング100に設けたゴム足部60B,60Bが設置面に接触する。この結果、給紙ガイド体200を装着したプリンタ1全体として前端側から後端側へとやや傾斜した設置態様とすることができ、設置時における安定性の向上及び滑りの発生防止等を図ることができる。
また、本実施形態においては特に、給紙ガイド体200に、電源キー30及びフィードキー40を押圧操作可能な一対の押圧操作部209a,209bを備えている。これにより、電源キー30及びフィードキー40の上部に開口部を設ける場合のような給紙ガイド体200の剛性低下を防止しつつ、電源キー30及びフィードキー40の良好な操作性を確保することができる。
また、本実施形態においては特に、用紙ガイド部202に左・右爪部300を備えている。これにより、用紙ガイド部202の被印刷用紙Sの搬送方向の寸法が比較的短い場合であっても、挿入口104への導入時における被印刷用紙Sの曲がりを確実に防止し、良好な直進搬送性を確保することができる。
なお、以上においては、給紙ガイド体200を、上記略直方体形状のハウジング100に対し、前方側から装着した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。すなわち、左・右保持部201a,201b、用紙ガイド部202、後方連結部203、前方開口部204、前方連結部205、及び下保持部206、を有する構成の給紙ガイド体であれば、ハウジング100に対し、後方側、又は側方側、若しくは上方側等、装着可能な前方側以外の適宜の方向から装着するようにしてもよい。この場合も、上記同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 プリンタ(印刷装置)
100 ハウジング(筐体)
104 挿入口(導入口)
107 排出口
111 プラテンローラ
112 サーマルラインヘッド(印字ヘッド)
200 給紙ガイド体
201a 左保持部
201b 右保持部
202 用紙ガイド部
203 後方連結部
204 前方開口部
205 前方連結部
206 下保持部
207 上方開口部
208 後方開口部
209a,b 押圧操作部
300L 左爪部
300R 右爪部
S 被印刷用紙

Claims (6)

  1. 長手方向を左右方向とし短手方向を上下方向及び前後方向として配置可能な略直方体形状の筐体;前記略直方体形状の前記筐体の上面に前記左右方向に沿って開口し、被印刷用紙を前記筐体の内部に導入する導入口;前記導入口から導入された前記被印刷用紙を搬送するローラ;前記ローラにより搬送される前記被印刷用紙に対し所望の印刷を行う印字ヘッド;前記略直方体形状の前記筐体の前方側側面に前記左右方向に沿って開口し、前記印字ヘッドによる印刷後の前記被印刷用紙を前記筐体の外部へと排出する排出口;を有する印刷装置に対し、装着可能な、給紙ガイド体であって、
    前記装着時において、前記略直方体形状の前記筐体の左右両端部を上方から覆うように保持する左・右保持部と、
    前記左・右保持部に接続して設けられ、受け入れた前記被印刷用紙の左・右両端部を案内しつつ前記導入口へと導く用紙ガイド部と、
    前記用紙ガイド部の後方において左右方向に延設され、前記左・右保持部を連結する後方連結部と、
    前記装着時において、前記左・右保持部の間に位置し、前記排出口を露出させる前方開口部と、
    前記前方開口部の下方において左右方向に延設され、前記左・右保持部を連結する前方連結部と、
    前記装着時において、前記前方連結部から後方側へ向かって突出して設けられ、前記略直方体形状の前記筐体の下面に対し下方から覆うようにして接する下保持部と、
    を有し、
    前記下保持部は、
    前記後方側へ向かって上下方向厚さ寸法が小さくなる先細り形状を備えており、
    当該給紙ガイド体が装着された状態の前記印刷装置が設置された状態では、
    前記装着時において前記印刷装置の前端側に位置する厚肉の前記下保持部と、前記印刷装置の後端側に設けられたゴム足部とが、設置面に接触する
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
  2. 請求項1記載の給紙ガイド体において、
    前記用紙ガイド部は、
    開き状態と閉じ状態との間で開閉するように、前記左・右保持部に対し回動可能に支持されるとともに、
    前記装着時における前記開き状態では、前記排出口を覆うように前記印刷装置の前記筐体の前方側上部に開閉可能に備えられたカバー部材の当該開閉を可能とするように、前記前方開口部の上部後方側に連続する上方開口部を形成し、
    前記装着時における前記閉じ状態では、前記上方開口部を閉鎖する
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
  3. 請求項2記載の給紙ガイド体において、
    前記印刷装置の前記略直方体形状の筐体に備えられた、前記ローラ及び前記印字ヘッドを駆動するためのバッテリを後方側から収納可能なバッテリ収納室を、外部へ臨ませるための後方開口部を有する
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
  4. 請求項3記載の給紙ガイド体において、
    前記右保持部には、
    前記後方開口部側から側方に略L字状に切除された切欠部が形成されており、
    当該給紙ガイド体が装着された状態の前記印刷装置は、前記切欠部より、前記印刷装置が有するUSBインターフェースが露出する
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか1項記載の給紙ガイド体において、
    前記左・右保持部の少なくとも一方は、前記装着時において前記筐体の上部に設けられた操作キーの上部に位置し、弾性変形により当該操作キーを押圧操作可能な押圧操作部を有する
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の給紙ガイド体において、
    前記用紙ガイド部は、
    前記被印刷用紙の左・右両端部の上方で左右方向の内側に向かって突出するとともにその突出形状の下方に当該被印刷用紙を挿通する空間を形成する、左・右爪部を備える
    ことを特徴とする給紙ガイド体。
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