JP3931207B2 - 流体軸受装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸部材の動圧面と軸受スリーブの動圧面との間に介在させた潤滑流体に動圧を発生させることによって、両部材どうしを相対回転可能に支承するように構成した流体軸受装置に関するものである。さらに詳細には、前記潤滑流体の漏出を防止するカバー部材の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気ディスク、光ディスク、ポリゴンミラー等の各種回転体を高速回転支持するための流体軸受装置に関する提案が種々行われている。図4は、流体軸受装置における要部拡大図である。この流体軸受装置は、軸部材(回転軸)10側の動圧面11と軸受スリーブ20側の動圧面21とが所定の間隔をおいて対向するように設けられており、両対向動圧面11,21のうち少なくとも一方側には図示しない動圧発生用溝が形成されている。また、その対向隙間内にはオイルや空気等の潤滑流体6が充填されており、回転体の回転時における上記動圧発生用溝のポンピング作用により潤滑流体6が加圧され、その潤滑流体6の動圧力によって軸部材10と軸受スリーブ20の両部材どうしが相対的に非接触の状態で回転支持が行われるようになっている。
【0003】
また、軸部材10の一端にはリング状のスラストプレート30が嵌合され、このスラストプレート30は、軸受スリーブ20に形成された軸受面21の内径よりも大径の収納部23内に収納されている。さらに、軸受スリーブ20の開口部に、前記収納部23を画成するように設けられた段部22の外表面には、円板状のカバー部材40が密着するように当接されており、接着剤7及びカシメ部24によって固着されている。ここで、スラストプレート30の軸方向端面もしくは当該端面に対向するカバー部材40または軸受スリーブ20の端面にはスラスト動圧発生用溝(図示せず。)が凹設されていて、スラストプレート30の回転に伴って発生する潤滑流体6の動圧力によってスラストプレート30と軸受スリーブ20及びカバー部材40とが非接触状態でスラスト方向に支持されるように構成されている。なお、符号50はその内周面で軸受スリーブ20を保持するフレームである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような流体軸受装置において、流体軸受内部の潤滑流体6が装置の外部に漏出するのを防止することが重要な課題となっている。その対策として、図4に示すように、一般にカバー部材40と軸受スリーブ20とのラジアル方向の隙間S1に接着剤7を注入して両者を接合することにより潤滑流体6の漏出防止が図られている。しかしながら、通常に使用されている接着剤を流体軸受装置におけるカバー部材40と軸受スリーブ20との接合に用いた場合、以下のような問題点がある。すなわち、カバー部材40や軸受スリーブ20はその表面がレース加工により仕上げられているため、微細な切削痕が残っているので、軸受スリーブ20の段部22とカバー部材40とを当接させても両者の間にサブミクロンオーダーのスラスト方向の隙間S2が生じている。したがって、接着剤7を隙間S1に注入すると、接着剤7が毛細管現象によってわずかな隙間S2に浸み込んで行く。その結果、カバー部材40が軸受スリーブ20の段部22に対して微妙に浮いた状態になり、収納部23内の高さ寸法が変化するとともに、スラストプレート30及び軸部材10のスラスト方向の変動量が大きくなってしまう。また、軸受スリーブ20の段部22とカバー部材40との隙間S2に浸入した接着剤7が内側に浸み出て、潤滑流体6中に混入する虞れがある。この場合、潤滑流体6中に未硬化状態の接着剤7が混入すると、潤滑流体6の粘度が大幅に上昇するので、回転負荷が増大して消費電流が増加するといった問題が生じてしまう。
【0005】
以上のような実状に鑑みて、本発明は、未硬化のまま残ることのない接着剤により確実にカバー部材を固定して潤滑流体の漏出を防ぐと共に、接着剤が潤滑流体中に混入することを未然に防止することのできる構成を備えた流体軸受装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、第1の動圧面を有する略円筒状の軸受スリーブと、第2の動圧面を有して前記軸受スリーブに対して相対回転可能に装着された軸部材と、前記第1及び第2の動圧面の間隙内に充填された潤滑流体と、前記軸受スリーブの一方の開口部に接合固着されて前記潤滑流体の漏出を防止するカバー部材とを備え、上記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部に接着剤を用いた流体軸受装置において、上記接着剤の主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき、前記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部には、
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が介在して、前記軸受スリーブと前記カバー部材とが接合されていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、第1の動圧面を有する略円筒状の軸受スリーブと、この軸受スリーブを保持するスリーブ保持部を有するフレームと、第2の動圧面を有して前記軸受スリーブに対して相対回転可能に装着された軸部材と、前記第1及び第2の動圧面の間隙内に充填された潤滑流体と、前記フレームの一方の開口部に接合固着されて前記潤滑流体の漏出を防止するカバー部材とを備え、上記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部に接着剤を用いた流体軸受装置において、上記接着剤の主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき、前記フレームと前記カバー部材との接合部には、
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が介在して、前記フレームと前記カバー部材とが接合されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1および請求項2に係る発明では、カバー部材が接合される相手部材が軸受スリーブもしくはフレームであり異なってはいるが、使用される接着剤はいずれも同一のものである。このように、主剤の分子量と硬化剤の分子量とが比較的近似している2液性エポキシ樹脂によってカバー部材と相手部材を接合することにより、カバー部材と相手部材との隙間(スラスト方向または/およびラジアル方向の隙間)に主剤と硬化剤とが同様に浸み込んで行くので、当該隙間内においても確実に硬化反応が起こる。したがって、接着剤の未硬化が生じたり、接着剤が潤滑流体中に混入することを防止することができる。その結果、接着剤によりカバー部材が確実に固定され、接着剤が潤滑流体装置の外部に漏出する事態は発生しない。
【0009】
請求項1または請求項2に記載の流体軸受装置において、主剤の分子量と硬化剤の分子量とが同等であることが好ましい。これにより、如何なる隙間においても主剤と硬化剤が同条件で浸み込んでいくので、請求項1または請求項2の作用効果をより良好に発揮することができる。
【0010】
また、請求項1または請求項2に記載の流体軸受装置において、カバー部材と相手部材とはカシメ手段、螺合手段、もしくは溶接手段の何れかの手段により結合されていることが好適である。これにより、カバー部材と相手部材との接合強度が増大し、当該流体軸受装置の耐衝撃性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる流体軸受装置の実施の形態を説明する。図1に示す実施の形態は、本発明にかかる流体軸受装置を適用したハードディスク等のディスクを回転駆動するスピンドルモータとして構成されているが、当該流体軸受装置は、各種機器の流体軸受装置としても適用可能である。
【0012】
図1に示す軸回転型スピンドルモータは、固定部材としてのステータ組2と、そのステータ組2に対して回転可能に取り付けられた回転部材としてのロータ組1とから概略構成されている。ステータ組2は、図示を省略したドライブ装置本体のシャーシ側にネジ止め固定されるフレーム50を有している。このフレーム50の略中央部分に形成された筒状のスリーブ保持部51の内側には、中空円筒状に形成された軸受スリーブ20が圧入や焼き嵌め等の固定手段によってフレーム50と一体的に接合されている。この軸受スリーブ20は、その加工を容易化するためにリン青銅などの銅系材料から成り、両端に開口部を有する中心孔が形成されている。また、スリーブ保持部51の外周面には、放射状に突出した突極に駆動コイル53を巻装したステータコア52が嵌着されている。
【0013】
軸受スリーブ20の中心孔内には、上記ロータ組1の一部を構成する軸部材としての回転軸10が回転自在に挿入されている。すなわち、軸受スリーブ20の内周面には第1の動圧面21が形成されているとともに、回転軸10の外周面には第2の動圧面11が形成されており、両動圧面11、21が近接するようにして対向配置されて、ラジアル動圧軸受部RBを構成している。より詳細には、軸受スリーブ20側の第1の動圧面21と回転軸10側の第2の動圧面11とが数μmのラジアルギャップを介して対向配置され、そのラジアルギャップからなる軸受空間内には、例えば、エステル系、あるいはポリαオレフィン系の潤滑性オイルや磁性流体等の潤滑流体6が注入されている。さらに、上記第1および第2の動圧面11、21の少なくとも一方側には、例えばヘリングボーン形状のラジアル動圧発生用溝が軸方向に2ブロックに分かれて凹設されており、回転軸10の回転時に、当該ラジアル動圧発生用溝のポンピング作用により潤滑流体6が加圧されて動圧を生じ、その動圧によって回転軸10、および後述するハブ60が回転自在に支持される構成になっている。
【0014】
また、回転軸10とともにロータ組1を構成しているハブ60は、図示を省略した磁気ディスク等の記録媒体を搭載するように鉄系金属からなる略カップ状を呈しており、当該ハブ60の中心部に設けられた接合穴に回転軸10の上端部が圧入や焼き嵌めあるいは接着等の固定手段によって固定されている。ハブ60の周壁61の内周面には、予め周方向に一定間隔でNS交互に着磁が施された円筒状のロータマグネット62が接着固定されている。なお、ハブ60をアルミ系金属により形成し、磁性体からなるバックヨークを介してロータマグネット62を装着するようにロータ組1を構成しても良い。
【0015】
一方、前記回転軸10の図示下端側の先端部分には、環状のスラストプレート30が固着されている。このスラストプレート30は、上述した軸受スリーブ20の図示下端側における中心部分に凹設された円筒状の収納部23に収容するようにして配置されており、その軸受スリーブ20の収納部23内においてスラストプレート30と軸受スリーブ20とが軸方向に近接対向する動圧面によって、上側のスラスト動圧軸受部SBaが形成されている。
【0016】
さらに、スラストプレート30の図示下側の動圧面に近接するようにして、円板状のカバー部材としてのカウンタープレート40が、上記軸受スリーブ20の下端側開口部分を閉塞するように装着されており、そのカウンタープレート40の外周側部分と上記軸受スリーブ20との間に形成されたラジアル方向隙間S1内に接着剤7が注入されていることによって、上記カウンタープレート40の固定が行われている。ここで用いる接着剤7の組成に付いては、後に詳細説明する。また、当該カウンタープレート40の図示上面側の動圧面と、上述したスラストプレート30の動圧面とによって、下側のスラスト動圧軸受部SBbが形成されている。
【0017】
より詳細には、これら軸方向に隣接して配置された一組のスラスト動圧軸受部SBa,SBbにおけるスラストプレート30側の両動圧面と、それに対向する軸受スリーブ20及びカウンタープレート40側の両動圧面とが、数μmの微少間隔を介して軸方向に対向配置されているとともに、その微少間隔からなる軸受空間内に、潤滑オイルや磁性流体等の潤滑流体が、前記スラストプレート30の外周側通路を介して軸方向に連続するように注入されている。
【0018】
さらに、上記スラストプレート30の動圧面と、軸受スリーブ20及びカウンタープレート40の動圧面との少なくとも一方側には、例えばへリングボーン形状のスラスト動圧発生用溝が環状に凹設されており、回転時に、当該スラスト動圧発生用溝のポンピング作用により潤滑流体が加圧されて動圧を生じ、その潤滑流体の動圧によって、上述した回転軸10およびハブ60がスラスト方向に支持される構成になされている。
【0019】
ここで、軸受スリーブ20とカバー部材としてのカウンタープレート40との接合構造について詳細に説明する。本願発明者は、軸受スリーブ20とカウンタープレート40とを接着剤7によって接合するにあたり、紫外線硬化型樹脂接着剤、1液性エポキシ樹脂接着剤、および2液性エポキシ樹脂接着剤をそれぞれ別々のスピンドルモータに用いて検証を行った。接合部の概略構造自体は図4に示した構造と同等であって、接着剤7として上記3種の接着剤を用いた。
【0020】
[実験例1]紫外線硬化型樹脂接着剤の場合
まず、紫外線硬化型樹脂接着剤を軸受スリーブ20とカウンタープレート40との隙間S1に塗布した場合、軸受スリーブ20の段部22とカウンタープレート40との間に極わずかな隙間S2があるため、毛細管現象によりこの隙間S2に紫外線硬化型樹脂接着剤が侵入する現象が観られた。しかも、この隙間S2には紫外線が到達しないため、樹脂が未硬化のまま残存し、この未硬化の樹脂が潤滑流体6中に混入したことが確認された。また、紫外線硬化型樹脂はアクリル系樹脂であるため対油性が比較的弱く、軸受スリーブ20とカウンタープレート40との隙間においてこの紫外線硬化型樹脂と油性の潤滑流体とが接触したことにより紫外線硬化型樹脂が膨潤し、密閉性が損なわれる現象が発生した。以上のことから、流体軸受装置においてカウンタープレート40を紫外線硬化型樹脂接着剤により接合することは不適切であることが判明した。
【0021】
[実験例2]1液性エポキシ樹脂接着剤の場合
つぎに、本願発明者は、1液性エポキシ樹脂接着剤を軸受スリーブ20とカウンタープレート40との隙間S1に塗布して性能を検証した。エポキシ樹脂は一般的に対油性に優れているため油性の潤滑流体6と接触しても密閉性が損なわれることはない。また、1液性エポキシ樹脂は、主剤中に直径が5〜20μm程度の粒子状の硬化剤を分散させた液状樹脂であり、これを加熱して、硬化剤が液化して主剤中に溶け込むことによって主剤と硬化剤とが反応して全体が硬化する。
【0022】
しかしながら、このタイプの接着剤を軸受スリーブ20とカウンタープレートと40の隙間S1に塗布したところ、軸受スリーブ20の段部22とカウンタープレート40との間のわずかなサブミクロンオーダーの隙間S2に主剤のみが侵み込んで行き、粒子状硬化剤が入口で堰き止められてしまい、段部22とカウンタープレート40との隙間S2に未硬化状態の主剤の存在が観られた。これは、硬化剤の粒径が当該隙間S2よりも大きいことに起因するものであり、当該隙間S2内の主剤が未硬化のまま潤滑流体6中に混入し、潤滑流体6の粘度を上昇させ、モータ消費電流値を増大させる結果となった。従って、流体軸受装置において、1液性エポキシ樹脂接着剤によりカウンタープレート40を接合することは不適切であることが判明した。
【0023】
[実験例3]2液性エポキシ樹脂接着剤の場合
つぎに、本願発明者は、2液性エポキシ樹脂接着剤を軸受スリーブ20とカウンタープレート40との隙間S1に塗布して性能を検証した。この2液性エポキシ樹脂接着剤は対油性に優れているとともに、液状の主剤と液状の硬化剤とを予め混合してから接着部に流し込み、加熱して主剤と硬化剤との反応により硬化する接着剤である。従って、上述の1液性エポキシ樹脂接着剤のような軸受スリーブ20の段部22とカウンタープレート40との隙間の入り口部分における硬化剤粒子の堰き止め現象が発生せず、比較的良好な接着状態を得ることができた。
【0024】
しかしながら、2液性エポキシ樹脂接着剤であっても、主剤の分子量と硬化剤の分子量に大きな差異があると、段部22とカウンタープレート40との隙間S2を各々の樹脂が浸み込んで行く際に、浸入速度が異なるため、主剤と硬化剤とが分離する現象が生じてしまい、結果として樹脂の未硬化が発生する場合があることを発明者は知見した。すなわち、分子量の小さい方が上記隙間S2における浸入速度が速いため、接着剤の侵入方向の先端側には常に分子量の小さい樹脂のみが存在し、分子量の大きい樹脂は未到達の状態にあり、一旦混合された主剤と硬化剤とが分離する現象が起こることが判明した。このように両剤が分離した状態で加熱させて、樹脂の未硬化が発生すると、上記1液性エポキシ樹脂接着剤の場合と同様に、潤滑流体6を注入した際に、段部22とカウンタープレート40との接合部における内径側の部分から未硬化樹脂が潤滑流体6中に混入してしまい、その結果、潤滑流体6の粘度が上昇し、モータ消費電流値を増大させてしまう。
【0025】
そこで、発明者は、2液性エポキシ樹脂接着剤における主剤の分子量と硬化剤の分子量の差異に着目し、両剤の分子量比率(主剤:硬化剤)を様々に変えて、各々の試剤を軸受スリーブ20とカウンタープレート40との接合部に塗布して硬化状態を確認する実験を行った。その結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
Figure 0003931207
【0027】
表1に示す結果から明らかなように、実施例A〜実施例Eの分子量比率とした2液性エポキシ樹脂接着剤は、未硬化樹脂が残らずに完全硬化したが、比較例A〜Cの分子量比率とした2液性エポキシ樹脂接着剤は、未硬化部分が確認された。すなわち、実施例A〜実施例Eの接着剤のように、主剤の分子量と硬化剤の分子量との比率が1:0.5乃至1:2の範囲内であれば、両剤の分子量の差が比較的小さいので、接合される部材同士の隙間が極わずかであっても両剤がほぼ同じ速度で浸入していく。したがって、これらの2液性エポキシ樹脂接着剤を塗布した後、直ちに加熱して硬化処理を行っても、あらゆる箇所で硬化反応を起こして未硬化部分が残らないことが確認された。
【0028】
一方、比較例A〜Cの接着剤のように、主剤の分子量1に対して硬化剤の分子量が0.5以下の接着剤、あるいは主剤の分子量1に対して硬化剤の分子量が2を超える接着剤は、両剤の分子量の差が比較的大きいので、接合される部材同士の隙間において再分離を起こし、当該隙間内において分子量の大きい方の溶剤が不足してしまい、硬化処理後は上記隙間において分子量の小さい方の溶剤の未硬化体が確認された。
【0029】
以上のように、軸受スリーブ20とカウンタープレート40との接合部に塗布する接着剤としては、主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき、
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が好適であることが判った。かかる接着剤を用いることにより、主剤や硬化剤の未硬化が生じたり、接着剤が潤滑流体6中に混入することを防止することができる。その結果、カバー部材としてのカウンタープレート40が確実に軸受スリーブ20に固定されるとともに、潤滑流体6が外部に漏出する事態は発生しない。特に、主剤の分子量mと硬化剤の分子量nをほぼ等しくした2液性エポキシ樹脂接着剤は、極小の隙間であっても両剤が同様に浸入していくので、一層確実にカウンタープレート40と軸受スリーブ20とを接合できると共に、潤滑流体6の漏出および接着剤が潤滑流体6へ混入することを防止できる。
【0030】
なお、エポキシ樹脂は、化1に示したようなエポキシ基を分子内に2個以上持った化合物である。その代表的なものの構造を化2に示す。
【0031】
【化1】
Figure 0003931207
【化2】
Figure 0003931207
【0032】
上記化2において、エポキシ樹脂の構造式中のnの値は0〜30である。エポキシ樹脂を硬化して3次元の構造をとらせるためには分子の両端にあるエポキシ基が主役を果たし、nが1以上のときは分子中に存在する水酸基−OHが副次的な役割を果たす。少なくとも1分子中にエポキシ基を2個以上持っているエポキシ樹脂は、硬化剤の作用で橋かけ反応がおこり3次元化していく。硬化剤としては、ジアミンまたはトリアミン、あるいはそれ以上のポリアミン類、ポリアミド類、二塩基性酸およびその無水物、三フッ化ホウ素のようなルイス酸がある。
【0033】
また、2液性のエポキシ樹脂接着剤であっても、主剤と硬化剤の相溶性すなわち、なじみ性が極端に悪いと両剤を攪拌しても水と油のように完全に混合されない場合があるので、主剤と硬化剤との相溶性が良好なものを混合するのが好ましい。さらに、本発明にかかる流体軸受装置をハードディスク駆動用モータに適用する場合、磁気ヘッド等に悪影響を及ぼすアウトガスが発生しない2液性エポキシ樹脂接着剤を選択することが好適である。
【0034】
さらに、図1に示した実施形態において、カバー部材40と軸受スリーブ20とは、2液性エポキシ樹脂接着剤で固定されるとともに、カシメ手段により結合されている。すなわち、軸受スリーブ20の端部に予め形成されたカシメ部24を全周もしくは部分的にカシメることにより、両者は強固に固定されている。これにより、カバー部材40と軸受スリーブ20との接合強度が増大し、当該流体軸受装置の耐衝撃性が向上する。なお、上記カシメ手段に換えて、螺合手段、もしくは溶接手段をカバー部材40と軸受スリーブ20との接合に用いても、同様に耐衝撃性を向上させることができる。
【0035】
次に、本発明にかかる別の実施形態について、図2を参照しながら説明する。図2は、請求項2にかかる発明を適用した軸回転型の流体軸受装置の要部拡大図である。図1に示した軸回転型の流体軸受装置は、軸受スリーブ20の開口部にカバー部材としてのカウンタープレート40を2液性エポキシ樹脂により密閉接合したものであるが、図2の実施形態では、フレーム55の開口部にカバー部材40が上記2液性エポキシ樹脂により接合されている。なお、その他の構成は図1に示した実施の形態と同様であるので、同等の機能を有する構成には同一の符号を付け、重複する説明は一部省略する。すなわち、図2の流体軸受装置は、第1の動圧面21を有する略円筒状の軸受スリーブ20と、この軸受スリーブ20を保持するスリーブ保持部56を有するフレーム55と、第2の動圧面11を有して軸受スリーブ20に対して相対回転可能に装着された回転軸10と、前記第1及び第2の動圧面11,21の間隙内に充填された潤滑流体6と、前記フレーム55の一方の開口部に固着され潤滑流体6の漏出を防止するカバー部材40とを備えている。また、回転軸10の一端にはスラスト方向の端面に動圧発生用溝が形成されたリング状のスラストプレート30が挿嵌され、このスラストプレート30により回転軸10を含むロータ組のスラスト荷重が支承されている。回転軸10の他端側に固着されるハブやこのハブに装着されるロータマグネットはここでは省略してある。
【0036】
図2において、フレーム55と前記カバー部材40との接合部には、主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤7が介在して、両者が密閉接合されている。この実施形態においても、主剤の分子量と硬化剤の分子量とが比較的近似している2液性エポキシ樹脂接着剤7によってカバー部材40とフレーム55とを接合することにより、カバー部材40とフレーム55とのスラスト方向の隙間に主剤と硬化剤とが同様に浸み込んで行くので、当該隙間内において確実に硬化反応が起こる。したがって、接着剤7の未硬化が生じたり、接着剤7が潤滑流体6中に混入することを防止することができる。その結果、接着剤7によりカバー部材40が確実に固定され、潤滑流体6が外部に漏出する事態は発生しない。
【0037】
また、フレーム55に形成したカシメ部57を塑性変形させ、てカバー部材40の外縁部をカシメることによりフレーム55とカバー部材40との接合強度を高めることができるので、当該流体軸受装置の耐衝撃性を高めることができる。
【0038】
つぎに、本発明にかかる流体軸受装置のさらに別の実施形態について、軸固定型のスピンドルモータに適用した例を示す図3を参照して説明する。なお、図1に示した軸回転型のスピンドルモータと共通する部分には同一の符号を付け、重複する説明は一部省略する。図3において、モータのフレーム50は中心孔54と円筒状のコア保持部51を有し、中心孔54には固定軸15の下端部が嵌められて固定されている。コア保持部51の外周側にはステータコア52が装着されている。フレーム50から上方に立ち上がる固定軸15には円筒状の軸受スリーブ25が挿嵌され、スリーブ25と固定軸15との間に充填された潤滑流体により両者が相対回転可能に支承されている。軸受スリーブ25の上端部外周にはハブ60が固定されて軸受スリーブ25とハブ60が一体に結合されている。ハブ60にはハードディスク(図示せず)が載置され、ハブ60と一体にハードディスクが回転可能になっている。
【0039】
上記固定軸15の上端部外周には、リング状のスラストプレート32が固定されている。そして、軸受スリーブ25の上端側開口部には、カバー部材としてのカウンタープレート42が、上述の実施形態で説明した接着剤と同様の2液性エポキシ樹脂接着剤7によって接合されている。
【0040】
なお、カウンタープレート42とスラストプレート32との対向面、スラストプレート32と軸受スリーブ25との対向面は軸方向に対向する一対のスラスト動圧軸受面となっていて、スラストプレート32の上面及び下面にそれぞれスラスト動圧軸受部SBa,SBbが形成されている。さらに、このスラスト動圧軸受部SBa,SBbには潤滑流体が充填されている。回転部材の回転に伴い、各スラスト動圧軸受部SBa,SBbで発生する動圧力によって回転部材と固定部材とが相対的に非接触で回転する。
【0041】
図3において、軸受スリーブ25とカウンタープレート42との接合部には、主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が介在して、両者が密閉接合されている。したがって、主剤の分子量と硬化剤の分子量とが比較的近似している2液性エポキシ樹脂によってカウンタープレート42と軸受スリーブ25とを接合することにより、カウンタープレート42と軸受スリーブ25とのスラスト方向の隙間に主剤と硬化剤とが同条件でに浸み込んで行くので、当該隙間内において確実に硬化反応が起こる。それ故、接着剤7の未硬化が生じたり、接着剤7が潤滑流体中に混入することを防止することができる。その結果、接着剤7によりカウンタープレート42が確実に固定され、潤滑流体が外部に漏出する事態は発生しない。
【0042】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのは言うまでもない。例えば、表1において、本発明にかかる2液性エポキシ樹脂接着剤の主剤分子量と硬化剤分子量との実施例をAからEまで6種類を例示したが、これらの実施例のみに限定されず、主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき
n/2≦m≦2n
の条件を満たす2液性エポキシ樹脂であれば、いかなる分子量比率であっても上記実施例と同様の効果を奏することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、主剤の分子量と硬化剤の分子量とが比較的近似している2液性エポキシ樹脂によってカバー部材と相手部材を接合することにより、カバー部材と相手部材との隙間に主剤と硬化剤とが同様に浸み込んで行くので、当該隙間内においても硬化反応が起こる。したがって、接着剤の未硬化が生じたり、接着剤が潤滑流体中に混入することを防止することができる。その結果、接着剤によりカバー部材が確実に固定され、潤滑流体が外部に漏出する事態は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる流体軸受装置を適用したスピンドルモータの断面図である。
【図2】本発明にかかる流体軸受装置の別の実施形態を示す部分断面図である。
【図3】本発明にかかる流体軸受装置のさらに別の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来の技術を説明するための流体軸受装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
6 潤滑流体
7 接着剤
10,15 軸部材
20,25 軸受スリーブ
40,42 カバー部材(カウンタープレート)
50,55 フレーム
51,56スリーブ保持部

Claims (5)

  1. 第1の動圧面を有する略円筒状の軸受スリーブと、第2の動圧面を有して前記軸受スリーブに対して相対回転可能に装着された軸部材と、前記第1及び第2の動圧面の間隙内に充填された潤滑流体と、前記軸受スリーブの一方の開口部に接合固着されて前記潤滑流体の漏出を防止するカバー部材とを備え、上記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部に接着剤を用いた流体軸受装置において、
    上記接着剤の主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき、前記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部には、
    n/2≦m≦2n
    の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が介在して、前記軸受スリーブと前記カバー部材とが接合されていることを特徴とする流体軸受装置。
  2. 第1の動圧面を有する略円筒状の軸受スリーブと、この軸受スリーブを保持するスリーブ保持部を有するフレームと、第2の動圧面を有して前記軸受スリーブに対して相対回転可能に装着された軸部材と、前記第1及び第2の動圧面の間隙内に充填された潤滑流体と、前記フレームの一方の開口部に接合固着されて前記潤滑流体の漏出を防止するカバー部材とを備え、上記軸受スリーブと前記カバー部材との接合部に接着剤を用いた流体軸受装置において、
    上記接着剤の主剤の分子量をm、硬化剤の分子量をnとしたとき、前記フレームと前記カバー部材との接合部には、
    n/2≦m≦2n
    の条件を満たす2液性エポキシ樹脂接着剤が介在して、前記フレームと前記カバー部材とが接合されていることを特徴とする流体軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の流体軸受装置において、主剤の分子量mと硬化剤の分子量nとが同等であることを特徴とする流体軸受装置。
  4. 請求項1に記載の流体軸受装置において、
    前記カバー部材と前記軸受スリーブとはカシメ手段、螺合手段、もしくは溶接手段の何れかの手段により結合されていることを特徴とする流体軸受装置。
  5. 請求項2に記載の流体軸受装置において、
    前記カバー部材と前記フレームとはカシメ手段、螺合手段、もしくは溶接手段の何れかの手段により結合されていることを特徴とする流体軸受装置。
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