JPH10327549A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH10327549A
JPH10327549A JP9134599A JP13459997A JPH10327549A JP H10327549 A JPH10327549 A JP H10327549A JP 9134599 A JP9134599 A JP 9134599A JP 13459997 A JP13459997 A JP 13459997A JP H10327549 A JPH10327549 A JP H10327549A
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JP
Japan
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rotor yoke
spindle motor
magnet
drive magnet
rotor
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JP9134599A
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Masayuki Ishikawa
政幸 石川
Shinichi Niwa
伸一 丹羽
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors
    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2789Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
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    • H02K21/22Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating around the armatures, e.g. flywheel magnetos
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
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  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動マグネットとして用いるボンド磁石の表
面形態を改良することによって、ボンド磁石とロータヨ
ークとを接着するのに用いる樹脂に対する制約を無く
し、生産性を高めることのできるスピンドルモータを提
供すること。 【解決手段】 スピンドルモータ1において、ハードデ
ィスクを搭載するためのハブ6に固着されているロータ
ヨーク9の表面には電解ニッケルめっき層51が形成さ
れ、ボンド磁石からなる駆動マグネット11の表面には
無電解ニッケルめっき層52が形成されている。ロータ
ヨーク9に駆動マグネット11を固着する際にはアクリ
ル系接着剤50を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク、
光ディスク、回転多面鏡等の被回転体を載置したハブな
どをロータとして回転駆動するスピンドルモータに関す
るものである。さらに詳しくは、ロータヨークに対する
駆動マグネットの固定技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種のディスク、回転多面鏡、その他の
各種の被回転体を回転するためにスピンドルモータが使
用されている。このスピンドルモータとしては、固定軸
の回りに被回転体の載置面が形成されたハブをロータと
して回転自在に支持した構成のものが知られている。ロ
ータには、磁性体からなるロータヨークと、このロータ
ヨークに接着剤で固定された駆動マグネットとが構成さ
れている。駆動マグネットとして、磁性粉体をバインダ
ー樹脂で成形したボンド磁石を用いる場合には、従来、
ボンド磁石の表面をエポキシ系樹脂などで被覆し、しか
る後に、ロータヨークにエポキシ系接着剤で接着固定し
ている。
【0003】このように、ボンド磁石とロータヨークと
を接着するのにエポキシ系接着剤を使用しているのは、
ボンド磁石の表面をエポキシ系樹脂などで被覆してある
ため、同種の接着剤を使用したほうが接着力が強い傾向
にあること、およびエポキシ系接着剤であれば格別の触
媒を用いなくても完全硬化させることができ、未硬化の
接着剤からアウトガスが発生することを防止できるから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スピン
ドルモータに対して低コスト化の強い要求がある中、従
来のように、ボンド磁石とロータヨークとを接着するの
にエポキシ系樹脂しか使用できないと、エポキシ系樹脂
が硬化時間が長いため、生産性をこれ以上、向上させる
ことができないという問題点がある。
【0005】そこで、本発明の課題は、駆動マグネット
として用いるボンド磁石の表面形態を改良することによ
って、ボンド磁石とロータヨークとを接着するのに用い
る接着剤の種類に対する制約を無くし、生産性を高める
ことのできるスピンドルモータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、回転自在に支持されたロータと、該ロ
ータに固着された磁性体からなるロータヨークと、該ロ
ータヨークに接着剤により固定されたボンド磁石からな
る駆動マグネットとを有するスピンドルモータにおい
て、前記ロータヨークの少なくとも前記駆動マグネット
との接着面には第1の金属層が形成され、前記駆動マグ
ネットの少なくとも前記ロータヨークとの接着面には第
2の金属層が形成されていることを特徴とする。
【0007】本発明では、ロータヨークおよび駆動マグ
ネットの双方に対してその接着面に金属層を予め形成し
てあるため、あくまで金属と金属との接着構造を採用し
ていることになる。従って、エポキシ系樹脂に限らず、
たとえば、硬化時間が短くて済み、かつ、常温放置して
おくだけでも硬化が進むのでアウトガスの問題がない
が、樹脂と金属との接着には適さないとしてこれまで使
用されていなかったアクリル系接着剤などを使用でき
る。
【0008】本発明において、前記第1の金属層と前記
第2の金属層とは同一の金属材料、たとえばニッケル層
から構成されていることが好ましい。このように構成す
ると、双方が同一の表面形態であるため、接着の際に駆
動マグネット(ボンド磁石)に歪みが発生しない。従っ
て、駆動マグネットを真円に保ることができるので、ス
ピンドルモータに回転むらなどの回転異常が発生しな
い。
【0009】このようなスピンドルモータは、生産性が
高いとともに、アウトガスの発生がないので、低コスト
化の要求が厳しく、かつ、アウトガスの発生を嫌う情報
記録ディスク駆動用に用いるのに適している。この場合
には、前記のロータを情報記録ディスクを載置するハブ
として構成することになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0011】図1には、本発明を適用したハードディス
クドライブ用のスピンドルモータを示してある。このス
ピンドルモータ1はフレーム2を有しており、このフレ
ーム2の円盤状底壁21の中心には固定軸3が垂直に起
立している。固定軸3は基端部分に大径のステータコア
取付け部31が形成されている。固定軸3の外周には、
ボールベアリング4、5を介して同心状態に円筒状のハ
ブ6(ロータ)が回転自在に支持されている。固定軸3
の先端部分とハブ6の先端部分との間には環状封鎖部材
7が配置され、固定軸3とハブ6の間に形成される環状
隙間が封鎖されている。ハブ6の外周面には環状段面6
1が形成されており、これが、図において想像線で示す
ハードディスク8の載置面とされている。
【0012】ハブ6の下側の環状端面62には、円環状
のロータヨーク9が取付け固定されている。このロータ
ヨーク9の内周面には駆動マグネット11が、後述する
とおり、接着剤で固着されている。一方、固定軸3のス
テータコア取付け部31の周囲にはステータコア12が
取付けられている。ステータコア12には半径方向の外
側に突出した突極が一定の角度間隔で形成されており、
各突極には駆動コイル13が巻回されている。各突極の
外周面は一定の間隔をおいて上記の駆動マグネット11
に対峙している。公知のように、駆動マグネット11の
回転位置に応じて各相の駆動コイル13に通電し、当該
通電状態を切り換えることにより、駆動マグネット11
が固着されているハブ6が固定軸3の回りに回転する。
したがって、ハブ6に載置されたハードディスク8を回
転駆動できる。
【0013】なお、ロータヨーク9の外周側には、これ
を取り囲む状態にフレーム外周壁22が形成されてい
る。このフレーム外周壁22の上縁には回転軸線3aの
半径方向の外側に広がる環状フランジ23が形成され、
この部分が、ハードディスクドライブの本体側(図示せ
ず)に取付け固定される。
【0014】ここで、環状封鎖部材7は、その外周面が
ハブ6の内周面に密閉状態で固着され、ハブ6と一体回
転するようになっている。環状封鎖部材7の内周面は、
微小隙間14を開けて、固定軸3の外周面に対峙してい
る。この環状封鎖部材7の図において下側の環状端面
は、ボールベアリング4に対峙している。ボールベアリ
ング4は、固定軸3の外周面に嵌めた内輪と、ハブ6の
内周面に嵌め込んだ外輪と、これらの間に転動自在に挿
入されたボールを備えている。また、本例では、内輪と
外輪の隙間が、環状封鎖部材7に面する側において、環
状シール板44によって実質的に封鎖されている。
【0015】回転側であるハブ6に固定された外輪の側
は、その上側の環状端面が環状封鎖部材7の環状端面に
密着固定されている。しかし、固定側の固定軸3に固定
されている内輪の側は、その上側の環状端面が僅かの隙
間を開けて環状封鎖部材7の環状端面に対峙している。
このように、固定軸3の側に固定された構成部品と、回
転側であるハブ6の側に固定された構成部品との間は縁
が切れており、したがって、空気が流通可能な隙間が形
成されている。このようにして、ボールベアリング4か
らモータ外に通じている隙間に着目し、この隙間の大き
さを変えることにより、ラビリンスシールを構成してあ
る。すなわち、ボールベアリング4の内輪の端面と、環
状封鎖部材7の環状端面との隙間15を、約30ないし
50μmに設定してある。これに対して、固定軸3の外
周面と環状封鎖部材7の内周面の隙間14を、約20μ
mに設定してある。また、本例では、これらの隙間が温
度変化によって変動しないように、これらの隙間を規定
している各部材として熱膨張係数がほぼ等しいものを使
用している。したがって、ボールベアリング4のボール
軌道面の側から隙間15、14を経て外部に流出しよう
とするオイルミスト、ダスト等は、このように大きさの
異なる隙間15、14によって構成されるラビリンスシ
ールによって外部への流出が防止される。さらに、この
ようなラビリンスシールのみでは確実にオイルミスト等
がモータ外に流出することを防止できないおそれがある
ので、本形態では、環状封鎖部材7における内周面に複
数本の溝74を形成し、環状封鎖部材7が回転すると、
この溝74の作用によって、モータ回転に伴って隙間1
5、14に流れる気流を打ち消すような気流を発生させ
るようにしてある。
【0016】(ロータヨークと駆動マグネットとの接
着)このように構成したスピンドルモータ1におけるロ
ータヨーク9と駆動マグネット11との接着構造を、図
1に加えて、図2も参照して説明する。
【0017】図2は、スピンドルモータ1の製造方法の
うち、ロータヨーク9と駆動マグネット11とを接着す
るための工程フローを示す説明図である。
【0018】図1および図2において、本形態では、駆
動マグネット11として、Nd−Fe−B系などの磁性
粉をバインダー樹脂で成形した希土類ボンド磁石を用い
てある。この希土類ボンド磁石は、各種の方法で製造さ
れるが、たとえば、特開平8−64450号公報に開示
のように、希土類磁性粉、シラン系などのカップリング
剤、エポキシ樹脂と液状アクリルニトリルブタジエンゴ
ムとを混合したバインダー樹脂を混合した後、圧延、粉
砕し、しかる後に、圧縮成形、加熱硬化などの工程を経
て製造される。
【0019】さらに、本形態では、駆動マグネット11
として、上記のようにして製造したボンド磁石の全面に
対して無電解ニッケルめっき層52を形成し(ステップ
ST1)、しかる後に着磁処理(ステップST2)を行
ったものを使用する。
【0020】一方、ロータヨーク9としては、磁性粉を
圧縮成形したもの、あるいは磁性板にプレス加工したも
のを使用するが、いずれの場合でも、その表面全体に電
解ニッケルめっき層51を形成したものを準備する(ス
テップST3)。この電解ニッケルめっき層51を形成
したロータヨーク9については、所定の形状に加工(ス
テップST4)を施したハブ6に対して加締固定し(ス
テップST5)、しかる後に、駆動マグネット11との
接着工程を行う。
【0021】この接着工程では、駆動マグネット11の
無電解ニッケルめっき層52の表面、およびロータヨー
ク9の電解ニッケルめっき層51の表面にプライマー処
理をそれぞれ行った後、ロータヨーク9の内周面および
駆動マグネット11の外周面に対してアクリル系接着剤
50を塗布し(ステップST6、7)、次に、駆動マグ
ネット11をロータヨーク9の内側に挿入する(ステッ
プST8)。
【0022】しかる後に、常温で所定時間、放置してア
クリル系接着剤50を硬化させ、駆動マグネット11を
ロータヨーク9の内側に固定する(ステップST9)。
【0023】ここで、アクリル系接着剤50は、嫌気性
で、かつ、常温での放置によっても硬化し、しかも硬化
時間が短いが、樹脂と金属との接着には適さないとして
これまで使用されていなかった。しかるに本形態では、
あくまで、駆動マグネット11とロータヨーク9とを、
それぞれの表面に形成した無電解ニッケルめっき層5
2、および電解ニッケルめっき層51を介して接着する
ので、アクリル系接着剤50を用いることができる。従
って、本形態では、駆動マグネット11がロータヨーク
9から脱落しない程度までアクリル系接着剤50が硬化
すれば、完全硬化しないうちであっても、スピンドルモ
ータ1の組立て工程を進めていけば、その間に、アクリ
ル系接着剤50は完全硬化に到る。それ故、駆動マグネ
ット11のロータヨーク9への接着工程を実質的に短縮
できるので、生産性が向上し、スピンドルモータ1の生
産コストを低減することができる。
【0024】また、スピンドルモータ1の製造工程を終
えた時点でアクリル系接着剤50が完全硬化していなく
ても、少なくとも、スピンドルモータ1が実際にハード
ディスク(情報記録ディスク)の駆動装置などに組み込
まれるまでの間に完全硬化する。それ故、未硬化のアク
リル系接着剤50からアウトガスが発生することがない
という利点もある。さらに、駆動マグネット11を無電
解ニッケルめっき層52で覆ってあるので、それに用い
た磁性粉がこぼれ落ちることもない。よって、本形態の
スピンドルモータ1は、生産性が高いとともに、アウト
ガスの発生や磁性粉のダストの発生がないので、低コス
ト化の要求が厳しく、かつ、アウトガスやダストによる
汚染を嫌うハードディスクの駆動用として用いるのに適
している。
【0025】また、本形態では、駆動マグネット11お
よびロータヨーク9の表面には、無電解と電解という相
違こそあるが、同じニッケルめっき層を形成したため、
双方が同一の表面形態である。従って、アクリル系接着
剤50は、駆動マグネット11の側およびロータヨーク
9の側の双方からニッケル層の触媒作用を受けるが、同
等の触媒作用を受けながら硬化する。このため、アクリ
ル系接着剤50に不自然な力が加わらないので、駆動マ
グネット11(ボンド磁石)に歪みが発生しない。それ
故、駆動マグネット11の真円形状を保つことができる
ので、スピンドルモータ11に回転むらなどの回転異常
が発生しない。
【0026】(その他の実施の形態)なお、上記形態で
は、駆動マグネット11およびロータヨーク9のいずれ
にも同一の金属材料(ニッケルめっき層51)を形成し
たが、生産性の向上とアウトガスの発生などを防止する
という観点からすれば、駆動マグネット11およびロー
タヨーク9に対して異なる金属材料からなる層を形成し
てもよい。また、その金属材料の種類についても限定が
ない。たとえば、駆動マグネット11およびロータヨー
ク9に亜鉛層やアルミニウム層を形成してもよく、その
形成方法についてもめっき法に限らず、化学気相堆積法
などといったドライプロセスを用いてもよい。さらに、
駆動マグネット11およびロータヨーク9の全面に金属
層を形成しなくても、お互いの接着面のみに金属層を形
成しても、生産性の向上とアウトガスの発生防止とを図
ることができる。さらにまた、駆動マグネット11およ
びロータヨーク9のいずれにも金属層を形成した場合に
は、駆動マグネット11をロータヨーク9に対して圧入
固定する方法や焼き嵌め固定するという方法も採用する
ことができる。
【0027】また、駆動マグネット11とロータヨーク
9との接着に用いる接着剤の種類については制約がない
ことから、従来から使用しているエポキシ系樹脂、その
他の接着剤であってもよい。
【0028】さらに、前述のスピンドルモータ1はハー
ドディスクドライブに使用するモータの例である。しか
し、本発明は、レーザビームプリンタ用のモータ等、そ
の他の被回転体を回転駆動するために使用する各種のモ
ータに適用することができる。
【0029】さらにまた、前述のスピンドルモータ1は
固定軸3の先端側の部分にボールベアリングを介してハ
ブ6が片持状態で支持された構造のものである。本発明
は、このような片持構造のスピンドルモータのみなら
ず、固定軸の軸線方向の中央に配置したモータステータ
の両側にボールベアリングを配置して、ハブを両持状態
で固定軸に支持した両持構造のスピンドルモータにも同
様に適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスピンド
ルモータにおいては、ロータヨークおよび駆動マグネッ
ト(ボンド磁石)の双方に対してその接着面に金属層を
予め形成してあるため、あくまで金属と金属との接着構
造を採用していることになる。従って、エポキシ系樹脂
に限らず、たとえば、硬化時間が短くて済み、かつ、常
温放置しておくだけでも硬化が進むアクリル系接着剤な
どを使用できるので、スピンドルモータの生産性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したハードディスクドライブ用の
スピンドルモータの概略縦断面図である。
【図2】図1に示すスピンドルモータの製造方法のう
ち、ロータヨークと駆動マグネットとを接着するための
工程フローを示す説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 フレーム 3 固定軸 4、5 ボールベアリング 6 ハブ 7 環状封鎖部材 8 ハードディスク 9 ロータヨーク 11 駆動マグネット(ボンド磁石) 12 ステータ 50 アクリル系接着剤 51 電解ニッケルめっき層(第1の金属層) 52 無電解ニッケルめっき層(第2の金属層) 61 ハブの外周に形成した段面(被回転体の載置面)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持されたロータと、該ロー
    タに固着された磁性体からなるロータヨークと、該ロー
    タヨークに接着剤により固定されたボンド磁石からなる
    駆動マグネットとを有するスピンドルモータにおいて、 前記ロータヨークの少なくとも前記駆動マグネットとの
    接着面には第1の金属層が形成され、前記駆動マグネッ
    トの少なくとも前記ロータヨークとの接着面には第2の
    金属層が形成されていることを特徴とするスピンドルモ
    ータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接着剤はアクリ
    ル系接着剤であることを特徴とするスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第1の
    金属層と前記第2の金属層とは同一の金属材料から構成
    されていることを特徴とするスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記第1の
    金属層および前記第2の金属層はいずれも、ニッケル層
    から構成されていることを特徴とするスピンドルモー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記ロータは情報記録ディスクを載置するハブであるこ
    とを特徴とする情報記録ディスク駆動用のスピンドルモ
    ータ。
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