JP2518617Y2 - フラツトモ−タのブラケツト構造 - Google Patents

フラツトモ−タのブラケツト構造

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JP2518617Y2
JP2518617Y2 JP1987025368U JP2536887U JP2518617Y2 JP 2518617 Y2 JP2518617 Y2 JP 2518617Y2 JP 1987025368 U JP1987025368 U JP 1987025368U JP 2536887 U JP2536887 U JP 2536887U JP 2518617 Y2 JP2518617 Y2 JP 2518617Y2
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case bracket
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進一 市川
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、フラットモータに係り、特にケーシングを
構成するケースブラケットの構造に関する。
(従来の技術) 一般に自動車の車室内に空気を送出する送風ファン等
の駆動源として第4図(A),(B)に示すようなフラ
ットモータが用いられている。このフラットモータは第
4図(B)に示すように、それぞれのケースブラケット
5a,5bを最中を合わせるようにして密閉ケーシングを形
成し、その内部には、永久磁石1と、この永久磁石1よ
り発せられた磁束を切って回転し、この永久磁石1と僅
かな間隔を以て対設されたアマチュア2と、このアマチ
ュア2に電流を供給するように接続されたコンミュテー
タ3(図示のものはアマチュアコイルとコンミュテータ
とを一体的に成形したもので、このアマチュア3の半径
方向内方部分がコンミュテータ3である)及びブラシ4
とを備えている。
前記永久磁石1はケースブラケット5bの内面上に固着
されており、それぞれのケースブラケット5a,5b同士
は、この永久磁石1の磁力によって相互に強力に密着さ
れている。そして、ケースブラケット5aの中心部には回
転軸6が設けられ、この回転軸6には図示しないファン
が取付けられている。この回転軸6は焼結含油合金より
なる軸受7により回転自在に支承され、この回転軸6に
はハブ部8を介して前記アマチュア2が取付けられてお
り、全体としてロータRを構成している。前記ケースブ
ラケット5bにはゴム製のブラシホルダサポート9が取付
けられ、このブラシホルダサポート9にはブラシホダ10
が嵌挿されている。このブラシホルダ10内にはスプリン
グ11により弾撥されたブラシ4が進退自在に設けられ、
このブラシ4の先端面はコンミュテータ3の表面に当接
されている。
また、ケースブラケット5bにはゴム製のリード線ホル
ダサポート16が取付けられ、このリード線ホルダサポー
ト16を挿通してリード線17が、ケーシング外部よりケー
シング内部のブラシ4へと接続されている。
このように構成されたフラットモータのケースブラケ
ット5a,5b相互の位置固定及びケースブラケット5a,5b接
合部より密閉ケーシング5内への水、油、ほこり等の異
物侵入を防止するために、第4図(A)(B)に示すよ
うに、ケースブラケット5a,5bに適合するように形成す
るゴム一体成形部品20を、ケースブラケット5a,5bの周
囲に覆いかぶせてシールするものがある。また、このゴ
ム一体成形部品20のケースブラケット5a,5bに当接する
面に凹凸状部分を形成し、この凹凸状部分により両ケー
スブラケット5a,5b間のシール性をより高めたものもあ
る(実開昭61-74,245号公報参照)。或いは、第5図に
示すように、ケースブラケット5aの直径をケースブラケ
ット5bより大きくして段部21を形成し、この段部21をコ
の字状に折り曲げてカシメ固定することによりシールす
る等の処理が施されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述の如き処理をするには、ゴム一体成形
品20でのケースブラケット間のシールにあっては、部品
が必要であり、カシメ固定によるケースブラケット間の
シールにあっては、加工用の治具が必要であると共に、
一度ケースブラケット同士をカシメてしまうと、モータ
13のブラシ4が寿命となり交換を要する等の密閉ケーシ
ング5を分解する必要が生じた場合に、分解作業が困難
であり、さらにケースブラケットの再使用ができない虞
れがある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて成された
もので、ケースブラケット相互を固定するのに部品を必
要とせず、工数が少なくてすみ、その結果としてコスト
の低減を可能にするフラットモータのブラケットシール
構造を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、永久磁石が取付
けられたケースブラケットと、前記永久磁石と僅かの間
隔を以て対設された扁平円盤状のアマチュアが取付けら
れた回転軸を回転可能に支持するケースブラケットとを
最中合せにすることにより密閉ケーシングを構成したフ
ラットモータにおいて、前記両ケースブラケットの外周
縁部を相互に直接接触するように構成するとともに一方
のケースブラケットの外周縁部を他方のケースブラケッ
トの外周縁部より全周に渡り半径方向外方に突出するよ
うに構成し、これら両外周縁部に形成された段差空間部
内にシール剤を充填したことを特徴とするフラットモー
タのブラケット構造である。
(作用) 上述のように構成した本考案では、ケースブラケット
の外周縁部に形成された段差空間部内にシール剤を充填
することにより、ケースブラケット固定用部品を必要と
せずケースブラケット相互を固定することができ、作業
性が向上する。また、シール剤が、外部に露出されるの
で、外部からシール剤の充填状態、つまりシール剤の施
工品質を確認でき、このシール剤を剥離する際の作業性
もよい。さらに、両ケースブラケットを最中合わせした
ときの当接面にシール剤が存在せず、両ケースブラケッ
トはその外周縁部が直接接触した状態となるので、永久
磁石と扁平円盤状のアマチュアとの間の間隔が不必要に
拡がらず、所定の間隔が維持され、これによりモータ性
能の低下を防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図(A)、(B)、(C)には、本考案に係るフ
ラットモータ13の正面図及び側断面図が示されている。
フラットモータ13のケースブラケット5aは、ケースブラ
ケット5bより一回り大きく構成されており、両ケースブ
ラケット5a,5bの外周縁部12に、後に詳述するシール剤
充填空間である段差空間部18を形成している。この外周
縁部12には、フラットモータ13を指定部位に固定するよ
うに、貫通孔14が3ケ所設けられている。
また、このケースブラケット5a,5bの形は、上記貫通
孔14の場所を確保するための3ケ所の凸部を有する、角
が丸い三角形状である。前記貫通孔14には、中心部に中
空部を有する円柱形状の、ゴム等の弾性体で作られた振
動吸収材15が嵌挿されており、この振動吸収材15内の中
空部にボルトを挿入してフラットモータ13を指定部位へ
固定する。そして、第1図に示されるように、永久磁石
1が取付けられたケースブラケット5bと、この永久磁石
1と僅かの間隔を以て対設された扁平円盤状のアマチュ
ア2が取付けられた回転軸6を回転可能に支持するケー
スブラケット5aとを最中合せにすることにより密閉ケー
シング5を構成しているが、これら両ケースブラケット
5a,5bは、最中合わせしたときの当接面が相互に直接当
接されている。つまり、両ケースブラケット5a,5bの当
接面相互間にはシール剤は存在せず、両ケースブラケッ
ト5a,5bはその外周縁部12が直接接触した状態となる。
ここに、本実施例のフラットモータは、一方のケース
ブラケット5aは、他方のケースブラケット5bに取付けら
れている永久磁石1のヨークとして機能し、このケース
ブラケット5aと永久磁石1との間には、扁平円盤状のア
マチュア2が設けられ、これが磁束を切って回転するよ
うになっている。モータでは、ケースブラケット5aと永
久磁石1との間や、永久磁石1とアマチュア2との間の
間のエアギャップは、小さい方がモータ性能としては好
ましい。したがって、両ケースブラケット5a,5bが直接
接触した状態となる本実施例のフラットモータは、他方
のケースブラケット5bに取付けられている永久磁石1と
の間の間隔は、シール剤によって不必要に拡げられるこ
とはなく、設計時の所定の間隔に維持され、モータ性能
の低下を防止できる。
前記ケースブラケット5a,5b間のシールは、第1図
(A)(B)(C)に示すように、ケースブラケット5
a,5bの大きさを異ならしめることによりケースブラケッ
ト5a,5bの間に段差空間部18を形成し、この段差空間部1
8内にシール剤19を充填することにより行なっている。
ここに充填されるシール剤19は、一方のケースブラケッ
ト5aの第1シール面S1と、この第1シール面S1と直角の
他方のケースブラケット5bの第2シール面S2との間の空
間内に収容されるので、シール剤19は、複数の面と接触
し良好な接着状態となり、剥がれにくい。また、塗布作
業は、ケーシングの外周側から行うことになるので、そ
の作業性も極めて良い。特に、ケースブラケットを最終
的な組立て位置に組み付けた状態でシール剤19を塗布す
るので、塗布作業終了後にケースブラケット5a,5b相互
を押し当て、接着状態を良好にするような作業は不要
で、また、塗布作業後、塗布面にごみなどの異物が侵入
することもないので、これを除去する作業も不要であ
る。
このように、この実施例のような構造にすると、密閉
ケーシング5内への異物の侵入を防止できると共に、ケ
ースブラケット5a,5b同士の位置固定が、シール剤19を
塗布する作業のみで極めて容易にでき、さらに、ケース
ブラケット5a,5b同士をシール剤19により一体となるよ
うに接着するので、防振及び防音の効果を奏することが
できる。また図示されるように、シール剤19は、表面を
外部に露出した状態でに収容されているので、外部から
容易にシール剤19の塗布状態を確認することができる。
つまり、シール剤19の施工品質が確認できるので、塗布
品質が不良であることや、長期使用により品質が劣化し
たことを、外部から容易に認識することができ、シール
剤19の交換時期を容易に判断できる。したがって、安定
した品質を得ることができ、信頼性が向上する。
またシール剤19の表面は外部に露出されているので、
剥離が容易である。シール剤19を剥離すれば、必要に応
じて容易に分解ができると共に、ケースブラケット等の
部品へ損傷を与えないために何度でも同じ部品が使用で
きる。
第2図は、本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図
であり、この実施例は、第1図(C)に示すものとは逆
にケースブラケット5b側をケースブラケット5a側より半
径方向外方に突出し、段差空間部18を形成したものであ
る。
また、第3図は、本考案の他の実施例を示す要部拡大
断面図であり、この実施例は、ケースブラケット5bの外
周縁部をL字状に曲げて構成し、このケースブラケット
5bのL字状の外周縁部とケースブラケット5a間で形成さ
れる段差空間部18内にシール剤19を塗布したものであ
る。
このように、いずれの実施例にあっても、製品の外形
からシール剤、はみでることはないので、外部からの衝
撃に対する信頼性が高い。
それから、本実施例中で、接着剤を有するシール剤19
を用いたが、具体的には、紫外線硬化樹脂としての不飽
和ポリエステル樹脂、チオールオレフィン樹脂、アクリ
ル樹脂及びエポキシ樹脂等の紫外線を照射することによ
り硬化が開始される接着剤等が硬化が速く適当である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、一対のケースブラケ
ットの外周縁部を相互に直接接触し、ここに形成した段
差空間部内にシール剤を充填したので、ケースブラケッ
ト固定用部品を必要とせず、ケースブラケット相互を固
定することができ、作業性が向上する。また、シール剤
が、外部に露出されるので、シール剤の施工品質を確認
でき、このシール剤を剥離する際の作業性もよい。さら
に、両ケースブラケットを最中合わせしたときの当接面
にシール剤が存在せず直接接触状態となるので、モータ
性能の低下を防止できる。加えて、モータケーシング内
への異物侵入の防止、密閉ケーシングの分解、組立ての
容易化、シール剤の交換あるいは交換時期の判断の容易
化、モータの防振性防音性の向上、ケースブラケットの
再使用が可能等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本案のフラットモータの正面図、第1図
(B)は第1図(A)の側断面図、第1図(C)はケー
スブラケットの外周部を示す要部拡大断面図、第2図乃
至第3図は本案の他の実施例を示す要部拡大断面図、第
4図(A)は従来のフラットモータの正面図、第4図
(B)は第4図(A)の側断面図、第5図は従来のフラ
ットモータのブラケットの接合部を示す要部拡大断面図
である。 1……永久磁石、2……アマチュア、5……密閉ケーシ
ング、5a,5b……ケースブラケット、12……外周部、13
……フラットモータ、18……段差空間部、19……シール
剤。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石(1)が取付けられたケースブラ
    ケット(5b)と、前記永久磁石(1)と僅かの間隔を以
    て対設された扁平円盤状のアマチュア(2)が取付けら
    れた回転軸(6)を回転可能に支持するケースブラケッ
    ト(5a)とを最中合せにすることにより密閉ケーシング
    (5)を構成したフラットモータ(13)において、 前記両ケースブラケット(5a)(5b)の外周縁部(12
    a)(12b)を相互に直接接触するように構成するととも
    に一方のケースブラケットの外周縁部(12a)を他方の
    ケースブラケットの外周縁部(12b)より全周に渡り半
    径方向外方に突出するように構成し、これら両外周縁部
    (12a)(12b)に形成された段差空間部(18)内にシー
    ル剤(19)を充填したことを特徴とするフラットモータ
    のブラケット構造。
JP1987025368U 1987-02-23 1987-02-23 フラツトモ−タのブラケツト構造 Expired - Lifetime JP2518617Y2 (ja)

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