JP2002010603A - ディスク駆動用スピンドルモータ - Google Patents

ディスク駆動用スピンドルモータ

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JP2002010603A
JP2002010603A JP2000187805A JP2000187805A JP2002010603A JP 2002010603 A JP2002010603 A JP 2002010603A JP 2000187805 A JP2000187805 A JP 2000187805A JP 2000187805 A JP2000187805 A JP 2000187805A JP 2002010603 A JP2002010603 A JP 2002010603A
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stator
shaft
bearing
bearings
rotor
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Tadashi Akahori
忠 赤堀
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Minebea Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • H02K5/1737Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotor around a fixed spindle; radially supporting the rotor directly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクを多数枚装着できるような軸方
向寸法の比較的長いアウタロータ型のディスク駆動用ス
ピンドルモータにおいて、部品コスト及び組立コストを
低減し、また回転精度を上げる。 【解決手段】 ステータ2を、ロータ胴部3b内の一対
の軸受4,5相互間ではなく、胴部3bの開口面3d側
に配設し、ステータコイル端2a2を、軸受5を介する
ことなく胴部外方に導出可能とし、従来技術で必要とし
ていたシャフト1の加工やリード線の管状穴通し作業等
を不要とした。また、従来技術において回転精度の低
下、部品や組立コストの上昇の原因となっていた胴部3
b及び軸受5相互間のブッシュをなくした。軸受間距離
を長くし、ステータ軸方向寸法を小さくするため、ロー
タ3に設けるマグネット3aには、この種のモータで使
用される一般的なものよりも磁気エネルギ積の高いマグ
ネット材料を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク等の
ディスクが複数枚積層して装着(搭載)される、アウタ
ロータ型のディスク駆動用スピンドルモータの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アウタロータ型のディスク駆動用スピン
ドルモータは、構造上、ロータ外径が大きくなり、慣性
モーメントが大きいので回転むらが小さいことから、例
えばコンピュータの記憶媒体として使用される磁気ディ
スクの駆動用モータとして好適である。
【0003】ところで従来、1.6インチハイトと呼ば
れる、総高さが40.6mmの磁気ディスク駆動装置に
おいて、磁気ディスクを10枚程度積層して装着可能な
ディスク駆動用スピンドルモータがある。
【0004】このような従来のディスク駆動用スピンド
ルモータを図4に示す。図示するように、アウタロータ
型のディスク駆動用スピンドルモータは、シャフト1に
支持固定された、コイル(ステータコイル)2aを有す
るステータ2の外側に、そのステータ2に対向するマグ
ネット3aを有するロータ(ハブ)3が位置する。そし
て、それらステータコイル2a及びマグネット3aによ
る電磁気的な相互作用によりロータ3がステータ2の外
周を回転するものである。
【0005】従来のこの種のディスク駆動用スピンドル
モータにおいては、ロータ3及びステータ2は次のよう
な支持構造をもって構成されている。まずロータ3は、
その外周軸方向に所望枚数、ここでは10枚のディスク
(図示せず)を積層して装着可能に当該軸方向寸法が設定
されたほぼ円筒状の胴部3bを有して形成される。そし
てロータ3は、その胴部3bの図中上側の開口面3cに
位置する上軸受4及び下側の開口面3dに位置する下軸
受5を介してシャフト1に回転自在に支持される。
【0006】この場合、上記下側開口面3dの開口端縁
及び下軸受5相互間にはほぼ環状のブッシュ6が装着さ
れている。したがってロータ3の下端部分はこのブッシ
ュ6を介して下軸受5に支持されているもので、シャフ
ト1とは軸受5のみならずブッシュ6をも介して支持さ
れた間接支持構造が採られている。
【0007】またステータ2は、上下両軸受4,5相互
間に配設されている。このステータ2は、軸方向寸法S
2がマグネット3aの軸方向寸法M2とほぼ同一に設定
されており、ロータ3の胴部3b内方において、全軸方
向寸法S2の範囲に亘りシャフト1に支持固定されてい
る。
【0008】なお図4において、1aはシャフト1に明
けられた管状穴、2a1はステータコイル2aのコイル
端に接続されたリード線で、このリード線2a1は上記
管状穴1aに挿通されてロータ3(胴部3b)の外方に
導出される。7はシャフト1を保持固定するフレーム
で、ブッシュ6を覆う位置にある。
【0009】上記軸受4,5は、図示するようにいずれ
もラジアル軸受である。上記マグネット3aは、この種
のモータにおける代表例である、磁気エネルギ積で16
0kJ/m3以下のマグネット材料が使用されており、
上下両軸受4,5相互間寸法の全長近くの軸方向寸法を
もって、ロータ3の胴部3b内壁に固着されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、次のような問題点があった。まず、ステータ
2を上下両軸受4,5相互間に配設する構造であるた
め、ステータコイル2aからのリード線2a1はシャフ
ト1の管状穴1aを通してロータ3の外方に引き出さな
ければならない。このため、シャフト1の加工、リード
線2a1の管状穴通し等が必要となり、部品コスト、組
立作業コスト共に高いものとなった。ステータ2を上下
両軸受4,5相互間に配設する構造自体もステータ2の
組込みに手間がかかる原因となっていた。
【0011】また、下軸受5及びロータ3相互間にブッ
シュ6を介在させるため、組立精度、延いては回転精度
を低下させ、精度を上げるためには手間がかかった。の
みならず、ブッシュ6は高価な精密部品であり、部品コ
スト、組立作業コストが共に高くなった。
【0012】特に、シャフト1に管状穴1aを有し、そ
の管状穴1aにリード線2a1を通し、更にフレーム7
以外にブッシュ6を有するというような複雑なモータ構
造をもつことによっては、組立が非常に困難なものとな
り、組立作業コスト増大の大きな原因になっていた。
【0013】なお、ステータ2を上下両軸受4,5相互
間ではなく、その外側(胴部下側開口面3d側)に配設
することで、上下両軸受4,5相互間に配設した場合の
上述問題点を解消することも考えられる。以下、これに
ついて述べる。図4に示すモータにおいて、Lをシャフ
ト1の長さ(≒モータ全長)、B2を軸受4,5の相互
間寸法としたとき、L:S2=1:0.38、L:B2
=1:0.66であるとする。
【0014】いま、シャフト長さLをそのままにして、
すなわちモータを大型化させないことを条件に、ステー
タ2を軸受4,5相互間から外側に移設した場合のLに
対するS2(ステータ軸方向寸法)及び軸受4,5の相
互間寸法(図示しないが、便宜上、B3と記す。)を求
める。すると、L:S2=1:0.38は変わらず、
L:B3=1:0.22となる。
【0015】すなわち、ステータ軸方向寸法S2が余り
に大きいために、シャフト長さ(≒モータ全長)Lに対
する軸受4,5の相互間寸法B3の比率が0.22と極
端に小さくなってしまう。このため、軸受4,5相互間
の中心、ディスク装着されたロータ3の重心が大きくな
り、軸受負荷の片寄が生じ、また回転精度や軸受寿命に
影響を及ぼす。ディスクは、基本的には軸受4,5の相
互間対応位置に装着されるのが望ましく、軸受4,5の
相互間寸法(比率)が小さくなるとディスクの装着可能
枚数も少なくなる。そこで、上記Lに対する軸受4,5
の相互間寸法Bの比率L:Bは大きいほうが望ましく、
一般的には下限値として0.5程度が要求される。
【0016】しかし、上記のようにステータ2を軸受
4,5相互間から単に外側に移設する方法では、上記比
率が0.22と極端に小さくなるため実際には採用され
ず、したがって、上述したような問題点は未だ解消でき
ないというのが現状であった。
【0017】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたもので、部品コスト及び組立作業コス
トを低減できると共に、組立精度,回転精度を上げるこ
とのできるディスク駆動用スピンドルモータを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、シャフトに支持固定され
た、コイルを有するステータの外側に、当該ステータに
対向するマグネットを有するロータが位置するアウタロ
ータ型のディスク駆動用スピンドルモータにおいて、前
記ロータは、その外周軸方向に所望枚数のディスクを積
層して装着可能に当該軸方向寸法が設定されたほぼ円筒
状の胴部を有して形成され、その胴部の一方の開口面近
傍に位置決めされた第1軸受及び他方の開口面側の所定
位置に位置決めされた第2軸受を介して前記シャフトに
回転自在に支持され、前記ステータは、前記第2軸受の
位置よりも前記他方の開口面側に配設され、他方の開口
面の近傍部分で、前記シャフトを保持するフレームに固
定されることで当該フレームを介して前記シャフトに支
持され、かつ、その前記第2軸受側の端面位置が、前記
胴部外周の他方の開口面側の所定位置に設定された前記
ディスクの積層面位置と同等又はそれより前記他方の開
口面側に設定されると共に、その外径が、前記胴部の外
径より小さく設定され、前記マグネットは、前記シャフ
トの長さ(≒モータ全長)に対する前記第1,第2軸受
相互間寸法の比率を0.5以上に設定させ得る磁気エネ
ルギ積を有し、前記第1,第2軸受の外輪相互間にはス
ペーサが設けられることを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、スペーサは、ロータの胴部内壁に突出
形成された顎部であることを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、第1,第2軸受の各外輪はスペーサと
一体形成され、第2軸受の内輪はシャフトと一体形成さ
れたことを特徴とする。
【0021】請求項1に記載の発明では、ステータを、
ロータ胴部内の第1,第2軸受相互間ではなく、それら
相互間とは反対側、すなわち胴部の他方の開口面側に配
設している。したがって、ステータコイルのコイル端は
軸受を介することなく胴部の外方に導出できる。これに
より、シャフトの加工、リード線の管状穴通し等が不要
となり、部品コスト、組立作業コストが共に削減され
る。
【0022】またこれによれば、ステータを第1,第2
軸受相互間に配設する従来技術に比べてステータの組込
みが容易になる。本発明では、ステータはシャフトを保
持するフレームに固定されることで当該フレームを介し
てシャフトに支持される構造であり、予めステータをフ
レームに固定しておけば、そのフレームとシャフトの結
合によりステータのシャフトへの支持がなされる。した
がって、これによってもステータの組込みを容易化す
る。
【0023】更に、胴部開口面の開口端縁及び軸受相互
間にブッシュは存在せず、胴部は第1,第2軸受を介し
てシャフトに支持されている。したがって、組立精度の
低下、延いては回転精度の低下を回避し得、のみなら
ず、部品コスト、組立作業コストが共に低減される。な
お、スペーサは第1,第2軸受の位置決め固定に機能す
る。
【0024】ステータの第2軸受側の端面位置を、ディ
スクの積層面位置よりも一方の開口面側に設定すると、
その分だけ第2軸受は第1軸受側にずらして位置設定し
なければならず、第1,第2軸受相互間隔は縮小する。
請求項1に記載の発明では、それとは逆に、ステータの
第2軸受側の端面位置を、ディスクの積層面位置よりも
同等か他方の開口面寄りに設定しているので、第1,第
2軸受相互間隔を拡大できる。これによれば、ロータ胴
部において安定な回転を得られ、より多くのディスクを
装着できる。逆に、装着する枚数が決まっていれば同じ
枚数のディスクを装着するのに必要なロータ胴部軸方向
寸法(シャフト長さ)を短縮でき、モータ外形につき、
軸方向の小型化が図れる。
【0025】ステータに対向するマグネットは、その磁
気エネルギ積が大きいほど、ステータの軸方向寸法Sを
小さく設定でき、シャフトの長さ(≒モータ全長)Lに
対する前記第1,第2軸受相互間寸法Bの比率L:Bを
大きく設定できる。その結果、軸受間距離を大きくで
き、ロータを安定に回転させ、剛性を高め、かつ回転精
度を上げることができる。請求項1に記載の発明では、
上記マグネットに、従来技術における値160kJ/m
3を超える磁気エネルギ積を有したものが用いられてお
り、ステータの磁気特性等、他の条件を同じくして上記
比率L:Bを求めた場合に、一般に要求される値=0.
5以上が実現できる。
【0026】上記構成によれば、ステータの、他方の開
口面側への配設が容易に実現できる。のみならず、上述
第1,第2軸受相互間隔の拡大と相俟って、同じ枚数の
ディスクを装着するのに必要なロータ胴部軸方向寸法を
更に短縮できる。
【0027】以上のように請求項1に記載の発明では、
モータ外形につき、軸方向及びその軸方向と交差する方
向の両寸法を短縮できる。すなわち、モータ外形状全体
の小型化が図れるもので、その際、装着できるディスク
枚数を減少させることも、また、ロータの軸心に対する
ぶれを生じさせることもない。
【0028】請求項2に記載の発明では、ロータの胴部
内壁に顎部を突出形成し、これを請求項1の発明におけ
るスペーサとしており、部品点数が削減され、構造が簡
易化される。
【0029】請求項3に記載の発明では、第1,第2軸
受、スペーサ及びシャフトが一体構成されることにな
り、更なる部品点数の削減と構造の簡易化が実現され、
また、回転精度が向上し、かつ、環境温度変化によるモ
ータ精度の影響を受けにくくし得る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明によるディスク駆動
用スピンドルモータの一実施形態を示す縦断面図であ
る。
【0031】図示するように、シャフト1に支持固定さ
れた、コイル(ステータコイル)2aを有するステータ
2の外側に、そのステータ2に対向するマグネット3a
を有するロータ(ハブ)3が位置する。そして、それら
ステータコイル2a及びマグネット3aによる電磁気的
な相互作用によりロータ3がステータ2の外周を回転す
る点については、従来技術と変わらない。
【0032】またロータ3が、その外周軸方向に所望枚
数、ここでは10枚のディスク(図示せず)を積層して装
着可能に当該軸方向寸法が設定されたほぼ円筒状の胴部
3bを有して形成されている点についても従来技術と変
わらない。
【0033】なおここでは、胴部3bの内部は段付き形
状に、すなわち図示するように、ステータ2及びマグネ
ット3aが位置する部分はそれ以外の部分と同軸的では
あるがそれより径大に形成されている。
【0034】以下、本発明のディスク駆動用スピンドル
モータにおいて特有の構成を説明する。まずロータ3
は、その胴部3bの図中上側の開口面(以下、上側開口
面と記す。)3c近傍に位置決めされた上軸受4及び図
中下側の開口面(以下、下側開口面と記す。)3d側の
所定位置に位置決めされた下軸受5を介してシャフト1
に回転自在に支持される。この場合、ロータ3は軸受
4,5のみを介してシャフト1に支持された直接支持構
造が採られており、ブッシュ6(図4参照)等の介在物
は存在しない。
【0035】またステータ2は、下軸受5の位置よりも
下側開口面3d側(下軸受5及び下側開口面3d相互
間)部分、図示例では胴部3bの径大部分に配設され、
下側開口面3dの近傍部分でフレーム7を介してシャフ
ト1に支持されている。
【0036】このステータ2は、軸方向寸法S1がマグ
ネット3aの軸方向寸法M1とほぼ同一に設定されてお
り、ロータ3の胴部3b内方において、全軸方向寸法S
1の範囲に亘りフレーム7を介してシャフト1に支持固
定されている。
【0037】またこのステータ2は、その下軸受5側の
端面位置が、胴部3b外周の下側開口面3d側の所定位
置に設定された前記ディスクの積層面位置と同等又はそ
れより下側開口面3d側に、ここでは同等に設定される
と共に、その外径が、胴部3bの外径より小さく設定さ
れる。
【0038】なお、通常、胴部3b外周の下側開口面3
d側の所定位置には、側方に延出する鍔部3b1がシャ
フト1,胴部3bと同軸的に形成されており、その上面
3b2が前記ディスクの積層面とされている。
【0039】上記フレーム7はシャフト1を保持する部
材であり、ステータコイル2aのコイル端2a2はこの
フレーム7に明けられた貫通穴7aを介してロータ3
(胴部3b)の外方に導出される。
【0040】上記軸受4,5は、図示するようにいずれ
もラジアル軸受であるが、両軸受4,5の外輪相互間に
はスペーサ8が設けられ、両軸受4,5を固定しそれら
の相互間距離を保持させている。スペーサ8は、ここで
は円筒形に形成され、胴部3bの内壁に嵌め込まれてい
る。なお、スペーサ8が両軸受4,5の外輪相互間に配
設できるのは、マグネット3a及びステータ2が両軸受
4,5相互間に存在しないことによる。
【0041】ここで、下軸受5の位置よりも、胴部3b
の下側開口面3d側へのステータ2の配設を実現するに
は、マグネット3a及びステータ2の各軸方向寸法M
1,S1を小さくすることが主要な条件とされる。
【0042】この条件を満たすためには、マグネット3
aに、従来技術で使用されている、磁気エネルギ積で1
60kJ/m3以下のマグネット材料ではなく、その値
を超えるマグネット材料を使用することが極めて有効で
ある。マグネット3aは、その磁気エネルギ積が大きい
ほど、ステータ2の軸方向寸法Sを小さく設定すること
ができる。これによれば、マグネット3aの軸方向寸法
M1<M2,ステータ2の軸方向寸法S1<S2(M
2,S2につき図4参照)の設定が可能である。
【0043】そして、ステータ2の軸方向寸法S1を小
さく設定できることによれば、シャフト長さ(≒モータ
全長)Lに対する軸受4,5相互間寸法Bの比率L:B
を大きくさせ得る。図1に例示するモータにおいて、B
1を軸受4,5の相互間寸法とし、ステータ2の磁気特
性等、他の条件を同じくしたとき、例えばL:S1=
1:0.13、L:B1=1:0.52となる。すなわ
ち、比率L:B1につき、一般に要求される値=0.5
以上が実現でき、したがって、ステータ2の、下軸受5
の位置よりも胴部下側開口面3d側への配設が容易に実
現できることになる。
【0044】なお上述実施形態では、スペーサ8を胴部
3bとは別体に形成したが、これを胴部3bと一体に形
成してもよい。図2はその一例を示す図で、ここでは胴
部3bの内壁にスペーサ8と同形状の顎部3b3を突出
形成し、これを上記スペーサ8として機能させたもので
ある。これによれば、部品点数を削減でき、構造を簡易
化できる。
【0045】また、軸受4,5、スペーサ8及びシャフ
ト1を一体形成すれば、更なる部品点数の削減と構造の
簡易化が図れる。図3はその一例を示す図で、ここでは
軸受4,5の各外輪をスペーサ8と一体形成し、かつ軸
受5の内輪をシャフト1と一体形成している。なお図
2,図3において、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、ステータ
の、第2軸受(下軸受)の位置よりも胴部の他方の開口
面側への配設が実現できるので次のような効果がある。
すなわち、ステータコイルのコイル端は軸受を介するこ
となく胴部の外方に導出でき、シャフトの加工、リード
線の管状穴通し等が不要となって部品コスト、組立作業
コストが削減できる。また、ステータを両軸受間に配設
する従来技術に比べてステータの組込みも容易になる。
本発明では、ステータはシャフトを保持するフレームに
固定されることで当該フレームを介してシャフトに支持
されるので、予めステータをフレームに固定しておけ
ば、フレームとシャフトの結合によりステータのシャフ
トへの支持がなされる。したがって、これによってもス
テータの組込みを容易化できる。
【0047】更にロータ胴部は、ブッシュを介さずシャ
フトに支持されるので、ブッシュを必要とした従来技術
に比べて組立精度、回転精度が上がり、組立作業コスト
を低減できるという効果もある。ブッシュを必要としな
いことによっては、このブッシュが高価な精密部品であ
ることから、部品コストを低減できるという効果もあ
る。
【0048】また、装着できるディスク枚数を減少させ
ることや、ロータの軸心に対するぶれを生じさせること
もなく、モータ外形状全体の小型化が図れるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク駆動用スピンドルモータ
の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同じく他の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】図2とは異なる他の実施形態を示す縦断面図で
ある。
【図4】従来のディスク駆動用スピンドルモータを示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ステータ 2a ステータコイル 3 ロータ 3a マグネット 3b 胴部 3b3 顎部 3c 上側の開口面(一方の開口面) 3d 下側の開口面(他方の開口面) 4 上軸受(第1軸受) 5 下軸受(第2軸受) 7 フレーム 8 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 BB03 BB13 BB16 BB21 5H605 AA04 AA08 BB05 BB14 BB19 CC01 CC04 CC05 DD05 EA13 EA14 EB03 EB10 EB16 GG04 5H621 BB07 GA01 GA04 GB08 JK01 JK19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに支持固定された、コイルを有
    するステータの外側に、当該ステータに対向するマグネ
    ットを有するロータが位置するアウタロータ型のディス
    ク駆動用スピンドルモータにおいて、 前記ロータは、その外周軸方向に所望枚数のディスクを
    積層して装着可能に当該軸方向寸法が設定されたほぼ円
    筒状の胴部を有して形成され、その胴部の一方の開口面
    近傍に位置決めされた第1軸受及び他方の開口面側の所
    定位置に位置決めされた第2軸受を介して前記シャフト
    に回転自在に支持され、 前記ステータは、前記第2軸受の位置よりも前記他方の
    開口面側に配設され、他方の開口面の近傍部分で、前記
    シャフトを保持するフレームに固定されることで当該フ
    レームを介して前記シャフトに支持され、かつ、その前
    記第2軸受側の端面位置が、前記胴部外周の他方の開口
    面側の所定位置に設定された前記ディスクの積層面位置
    と同等又はそれより前記他方の開口面側に設定されると
    共に、その外径が、前記胴部の外径より小さく設定さ
    れ、 前記マグネットは、前記シャフトの長さに対する前記第
    1,第2軸受相互間寸法の比率を0.5以上に設定させ
    得る磁気エネルギ積を有し、 前記第1,第2軸受の外輪相互間にはスペーサが設けら
    れることを特徴とするディスク駆動用スピンドルモー
    タ。
  2. 【請求項2】 スペーサは、ロータの胴部内壁に突出形
    成された顎部であることを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク駆動用スピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 第1,第2軸受の各外輪はスペーサと一
    体形成され、第2軸受の内輪はシャフトと一体形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動用ス
    ピンドルモータ。
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