JP3930279B2 - 透明複合プラスチックシート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電防止性を有する複合プラスチックシートに関し、特に、IC製品等の半導体関連製品の包装に適した透明複合プラスチックシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリスチレン系樹脂シート及びABS系樹脂シートは、一般に、体積抵抗率及び表面抵抗率が高いので、絶縁材料として適しているが、表面抵抗率が高いので、摩擦や接触によって容易に帯電する。そのため、ポリスチレン系樹脂シート又はABS系樹脂シートをIC製品を付設した電子回路板の包装容器として使用すると、帯電した電気の静電放電により、収納したIC製品の機能が破壊される。この問題を解決するために、種々の方法が提案されている。
【0003】
例えば、ポリスチレン系樹脂シートやABS系樹脂シートの表面に、帯電防止剤を塗布する方法がある。塗布直後は帯電防止効果を示すが、水分により流失したり、表面の摩擦により帯電防止剤が磨り減ったりする。
ポリスチレン系樹脂シートやABS系樹脂シートの表面に、導電性塗料を塗工する方法もあるが、この方法では、塗料と基材となる樹脂との密着性が良好であることが重要であり、適用しうる基材が限定されてしまう、という問題がある。
【0004】
特開昭57−205145号公報及び特開昭59−83644号公報には、ポリスチレン系シート基材又はABS系樹脂シート基材の表面に、導電性層としてカーボンブラックを含有する層を積層したシートが開示されている。これらの場合には、カーボンブラックを含有するので、シート裁断時に断面からカーボンブラックが欠落し、また、使用時に摩擦により表面からカーボンブラックの欠落が発生する。したがって、IC端子間の絶縁性を保持することができない。なお、カーボンブラックを使用しているため、シートが透明でなく黒色を呈するので、容器内に収納された電子部品を光センサや画像処理によって確認することができない、という問題もある。
【0005】
また、ポリスチレン系樹脂にポリエーテルエステルアミドを練り込み、表面固有抵抗率を調整する方法も知られているが、ポリエーテルエステルアミドがポリスチレン系樹脂中に筋状に分散するので、形成されたシートはハイドロショット衝撃値が小さくなり、このシートを用いて真空成形された容器は、割れやすいという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであり、本発明の目的は、帯電防止性を有し、また、形成された容器内部に収納された物体を、容器外部から光センサ等によって確認可能な透明性を有し、さらにまた、成形した場合に製品が割れ等を生じない優れた耐久性を有する透明複合プラスチックシートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る真空成形用透明複合プラスチックシートは、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有することを特徴とする。
本発明に係る真空成形体は、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対し、該透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有する樹脂組成物を用いて透明複合プラスチックシートを形成し、該透明複合プラスチックシートを真空成形することによって形成されることを特徴とする。
本発明に係る真空成形体の製造方法は、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対し、該透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有する樹脂組成物を形成する工程と、該樹脂組成物を用いて透明複合プラスチックシートを形成する工程と、該透明複合プラスチックシートを真空成形して真空成形体を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に係る透明複合プラスチックシートは、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満である屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有する樹脂組成物を主成分とする。
【0009】
本発明において、透明とは、容器等に形成した際に、容器内に収納した物体を容器外部から光センサや画像処理によって確認できるような透明性を有するものであり、例えば、透過率が85%以上、かつ、ヘーズが50未満であることをいうものとする。
【0010】
本発明に用いられる透明ポリスチレン系樹脂は、スチレン系モノマーと(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとの共重合体を主成分とするものであり、スチレン系モノマーと(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとからなる共重合体の連続相中に、ゴム状弾性体を分散させた透明ゴム状弾性体分散ポリスチレン系樹脂が好ましく使用される。
スチレン系モノマーとして、スチレン、α−スチレン、p−メチルスチレン等を用いることができる。(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとして、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等を用いることができる。スチレン系モノマーと(メタ)アクリル酸エステル系モノマーとの比率は、共重合体の連続相の屈折率が、分散させたゴム状弾性体の屈折率と近似するように選択される。また、添加剤等を添加する場合には、その屈折率を近似するように選択することが好ましい。
例えば、大日本インキ工業株式会社製の商品名「クリアパクトTI300」、同社製の商品名「クリアパクトTI350」、電気化学工業株式会社製の商品名「デンカTXポリマーTX100−300L」、新日鉄化学株式会社製の商品名「エスチレンMS−200」等を商業的に入手することができる。
【0011】
本発明においては、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、導電剤としてポリエーテルエステルアミドを15質量部〜75質量部含有する。
透明複合プラスチックシートは、表面固有抵抗率が109Ω/□〜1012Ω/□であれば、電子回路板と金属筐体との絶縁性を保持することができるので、表面固有抵抗率がこの範囲となるように調整する必要がある。本発明において、表面固有抵抗率は、JIS−K6911に基づいて、温度23℃、湿度50%において、超絶縁計を用いて測定した数値で表される。なお、ポリエーテルエステルアミドは、永久帯電性及び透明性に優れている。
ポリエーテルエステルアミドの含有量が15質量部未満では、所望の表面固有抵抗率が得られない。一方、ポリエーテルエステルアミドの含有量が75質量部より多いと、ゴムシートの様相を呈するので、成形用シートとして使用することはできない。
【0012】
本発明に好ましく用いられるポリエーテルエステルアミドとしては、例えば、三洋化成株式会社製の商品名「ペレスタットNC7530」、同社製の商品名「ペレスタットNC6321」を商業的に入手することができる。ただし、透明ポリスチレン系樹脂とポリエーテルエステルアミドの屈折率の差が0.03以上であると透明性が失われるので、本発明においては、透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満のポリエーテルエステルアミドを使用することが必要である。したがって、使用されるポリエーテルエステルアミドは、透明ポリスチレン系樹脂の種類に応じて適宜選択される。
【0013】
透明ポリスチレン系樹脂とポリエーテルエステルアミドの相溶性を向上させるために、変性ビニル重合体等の相溶化剤を、透明性及び永久帯電性の効果を阻害しない範囲内で添加してもよい。
【0014】
本発明に好ましく用いられるエポキシ変成アクリル、ポリスチレン及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーとは、一方の末端に重合可能な官能基を有する高分子量モノマー又はポリマーと、低分子量モノマーとを共重合して得られるくし型グラフトポリマーであり、その幹と枝に反応性官能基が導入されている。ここで、幹及び枝を形成する成分としてのポリマーやモノマーは、自由に組み合わせて使用することができ、また、幹成分と枝成分の種類を逆転させて使用することもできる。なお、本発明において、幹成分及び枝成分はホモポリマーの含有量が少ない。グラフトポリマーは、透明ポリスチレン系樹脂及びポリエーテルエステルアミドの界面の相溶性を向上させることができ、相溶性向上の効果の点からは、スチレンと相溶性の良いスチレンセグメントと、ポリエーテルエステルアミドと相溶性の良いエポキシ変成PMMAセグメントとを幹成分及び枝成分の一方として組み合わせることが好ましい。例えば、幹成分として、ポリスチレンあるいはPMMAを用い、枝成分として、エポキシ変成されたアクリルもしくはスチレンを用いることができる。もちろん、幹成分と枝成分とを入れ替えた、逆の組合せも可能である。
かかるグラフトポリマーの添加量は、透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対して1〜10質量部であり、好ましくは3〜8質量部である。グラフトポリマーの添加量を3〜8質量部にすると、シートの透明性を維持したまま、物性をさらに改良することができる。グラフトポリマーの添加量が1質量部より少ないと、ハイドロショット衝撃値を所望の範囲まで向上させることができない。また、添加量が10質量部より多いと、得られたシートの透明性が失われる。
【0015】
透明複合プラスチックシートは、例えば、透明ポリスチレン系樹脂とポリエーテルエステルアミドとグラフトポリマーとを、二軸押出機にそれぞれ供給し、溶融、混練、脱気した後、Tダイを介してシート形状に押出し成形することにより得られる。あるいは、透明ポリスチレン系樹脂とポリエーテルエステルアミドとグラフトポリマーとを主成分とする樹脂組成物を予め形成しておき、この樹脂組成物を押出機に供給し、Tダイを介してシート形状に押出し成形してもよい。
本発明において、透明複合プラスチックシートの厚さは、成形品の用途にもよるが、一般的には0.2〜2.0mmの範囲内であることが好ましい。
【0016】
本発明の透明複合プラスチックシートは真空成形性に優れており、透明複合プラスチックシートを真空成形することにより、トレイや容器に加工することができる。透明複合プラスチックシートからなるトレイや容器は、帯電防止性を有するので静電放電による破壊を防ぐことができ、IC、LSI、シリコンウエハー、ハードディスク、液晶基板等の電子部品や電子材料の保管、搬送に適している。また、本発明の透明複合プラスチックシートは、帯電防止性があるので、装着に際し、静電気等の発生を妨げることができる。
【0017】
【実施例】
以下に、実施例を用いて、本発明を更に具体的に説明する。本発明はこれら実施例により、なんら限定されるものではない。また、実施例において用いられる測定値及び評価は下記に示す方法により求めた。
【0018】
評価方法:
1.表面固有抵抗率
JIS−K6911に準拠して、温度23℃、相対湿度50%RHにおい て、超絶縁計を用いて測定した。
評価基準は、表面固有抵抗率が1010Ω/□〜1012Ω/□の場合には「 ○」で示した。また、表面固有抵抗率が1013Ω/□以上である場合には制電性がなく、記号「×」で示した。
2.透明性(全光線透過率、ヘーズ)
JIS−K7105に準拠して、シートの全光線透過率を測定し、ヘーズ を求めた。
評価基準は、全光線透過率が85%以上の場合には「○」、85%未満の 場合には「×」で示し、また、ヘーズが50%未満の場合には「○」、50 %以上の場合には「×」で示した。
3.ハイドロショット衝撃値
JIS K7124−2に準拠して、ハイドロショット衝撃値を求めた。 評価基準は、ハイドロショット衝撃値が250kgf・mm以上の場合に は「○」、250kgf・mm未満の場合には「×」で示した。
4.容器耐久性の評価
シートを部品搬送用トレーの形状に真空成形し、これに部品を収納し、輸 送テストを行った。輸送テスト後の容器の状態を肉眼で観察した。容器100個のうち、割れや欠けが認められたものの個数を検出した。
評価基準は、容器に割れや欠けが1個も生じなかった場合には「○」、割 れや欠けが1個でも生じた場合には「×」で示した。
【0019】
(実施例1)
透明ポリスチレン系樹脂として、スチレン系モノマーと(メタ)アクリル酸エステル系モノマーからなる共重合体の連続相中に、ゴム状弾性体を分散させたポリスチレン系樹脂(商品名「クリアパクトTI300」、大日本インキ工業(株)製)100質量部と、ポリエーテルエステルアミドとして、商品名「ペレスタットNC7530」、三洋化成(株)製)40質量部と、PMMAの幹にエポキシ変成されたアクリルを枝として持つグラフトポリマー(商品名「レゼダGP301」、東亜合成(株))7質量部とを、それぞれ同方向2軸押出機に投入して溶融、混練しながらTダイへ供給した。Tダイを介して押出し成形し、厚さ700μmの複合プラスチックシートを形成した。
得られた複合プラスチックシートについて、表面固有抵抗率、透明性、ハイドロショット衝撃値及び容器の耐久性の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0020】
(実施例2)
実施例1において、ポリエーテルエステルアミドの添加量を15質量部、グラフトポリマーの添加量を1質量部に変更した以外は実施例1と同様にして複合プラスチックシートを得た。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0021】
(実施例3)
実施例1において、ポリエーテルエステルアミドの添加量を75質量部、グラフトポリマーの添加量を10質量部に変更した以外は実施例1と同様にして複合プラスチックシートを得た。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0022】
(比較例1)
実施例1において、グラフトポリマーを添加しなかった以外は実施例1と同様にして、複合プラスチックシートを得た。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0023】
(比較例2)
実施例1において、ポリエーテルエステルアミドの添加量を10質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、複合プラスチックシートを作製した。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0024】
(比較例3)
実施例1において、ポリエーテルエステルアミドの添加量を80質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、複合プラスチックシートを作製した。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0025】
(比較例4)
実施例1において、グラフトポリマーの添加量を0.5質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、複合プラスチックシートを作製した。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0026】
(比較例5)
実施例1において、グラフトポリマーの添加量を12質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、複合プラスチックシートを作製した。得られた複合プラスチックシートについて、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
表1から明らかなように、実施例1〜3は、表面固有抵抗率が109〜1012Ω/□の範囲内にあり、帯電防止性が良好であることが分かった。したがって、電子回路板と金属筐体との絶縁性及びIC端子間の絶縁性を保持することができる。また、実施例1〜3の複合シートは、透明性にも優れていた。実施例1〜3の複合シートは、ハイドロショット衝撃値が高く、このシートを成形して得られた製品は、割れや欠けが生じず、耐久性に優れていることが分かった。
一方、比較例1及び4のシートは、ハイドロショット衝撃値が低く、このシートを成形して得られた製品は耐久性が劣っていた。比較例2のシートは、表面固有抵抗率が3×1013であり、帯電性に問題があり、電子部品等の包装には使用することができなかった。比較例3及び5のシートは、透明性に欠けており、成形された容器内に収納された電子部品を外部から光センサ等によって確認することができなかった。また、比較例3のシートは、ゴムシートの様相を呈しており、成形用シートとしては使用することができなかった。
本発明の透明複合プラスチックシートは真空成形性に優れており、本発明の透明性複合プラスチックシートを真空成形することによって、IC、LSI、シリコンウエハー、ハードディスク、液晶基板等の電子部品を保管、搬送するためのトレーや容器を作成することができた。得られた容器等は帯電防止性を有し、電子部品を収納するのに好適であり、保管、移送、装着に際し、静電放電による破壊やIC端子間の放電による破壊を防ぐことができる。また、容器等は透明性を有するので、容器内に収納した電子部品を容器外側から光センサ等によって確認することができた。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、帯電防止性、真空成形性及び透明性を有する透明複合プラスチックシートを提供することができる。また、本発明によれば、成形した製品に割れや欠け等を生じない優れた耐久性を有する透明複合プラスチックシートを提供することができる。
Claims (3)
- 透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対し、該透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有することを特徴とする真空成形用透明複合プラスチックシート。
- 透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対し、該透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有する樹脂組成物を用いて透明複合プラスチックシートを形成し、該透明複合プラスチックシートを真空成形することによって形成されることを特徴とする真空成形体。
- 透明ポリスチレン系樹脂100質量部に対し、該透明ポリスチレン系樹脂の屈折率との差が0.03未満の屈折率を有するポリエーテルエステルアミドを15〜75質量部と、エポキシ変性アクリル及びポリメタクリル酸メチル(PMMA)からなるグラフトポリマーを1〜10質量部とを含有する樹脂組成物を形成する工程と、該樹脂組成物を用いて透明複合プラスチックシートを形成する工程と、該透明複合プラスチックシートを真空成形して真空成形体を形成する工程とを含むことを特徴とする真空成形体の製造方法。
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