JP3531022B2 - プラスチック組成物及びそれを用いたプラスチックカード - Google Patents

プラスチック組成物及びそれを用いたプラスチックカード

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JP3531022B2
JP3531022B2 JP28740695A JP28740695A JP3531022B2 JP 3531022 B2 JP3531022 B2 JP 3531022B2 JP 28740695 A JP28740695 A JP 28740695A JP 28740695 A JP28740695 A JP 28740695A JP 3531022 B2 JP3531022 B2 JP 3531022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンボス加工を施
して使用するクレジットカード、ICカード等のプラス
チックカードの成形に用いられるプラスチック組成物及
びそれを用いたプラスチックカードに関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカードのようにエンボス加工
により記号、文字等を浮き出させたプラスチックカード
類が広く使用されているが、従来、これらの材料として
は、エンボス加工時に圧延性が要求されるため、ポリ塩
化ビニル樹脂を使用して成形したプラスチックシートが
用いられている。しかしながら、ポリ塩化ビニル樹脂を
使用して成形したプラスチックシートの場合、文字の種
類や数によってエンボス文字に割れが生じるという問題
点があった。
【0003】そこで、ポリ塩化ビニル樹脂シートの耐衝
撃性や柔軟性を向上させるため、ポリ塩化ビニル樹脂に
メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂やエ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂を添加したり、ポリ塩化
ビニル樹脂を使用して成形したシートを使用して成形し
たシートを芯材とし、これにポリ塩化ビニル樹脂オーバ
ーレイフィルムを積層し、エンボス加工特性を向上させ
ることが知られている。この方法によって、エンボス加
工時におけるエンボス文字の割れを防止することができ
るものの、ポリ塩化ビニル樹脂シートは熱変形温度が低
く、耐熱性が十分でないため、高温になると熱による変
形が大きくなりエンボス加工した部分が元に戻り平坦に
なってしまうという問題点があった。
【0004】ポリ塩化ビニル樹脂シートの耐熱性を向上
させる方法として、特開昭48−68681号に記載さ
れているように、アクリロニトリル・スチレン共重合体
又はアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体
を主体とした芯材の両側にポリ塩化ビニル樹脂オーバー
レイフィルムを積層する方法等が知られている。しかし
ながら、この場合、芯材にオーバーレイフィルムを積層
する工程が必要になり生産コストが高くなる。更に、I
Cカードを製造する場合には、ICを搭載するための凹
部を切削する工程が必要となり生産コストが更に高くな
るという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、耐熱性を向上
させるため、熱変形温度(耐熱性)が高いアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン共重合プラスチック組成物
を用いて、射出成形法によりプラスチックカードを一体
成形することが考えられる。この場合、積層工程をなく
すことができ好適であるが、薄肉のカードを成形するた
め流動性の良いアクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合樹脂を用いて高速で成形する必要があり、その
高速度流動により、樹脂を構成する分子が延ばされ、一
定方向に配列する分子配向(流動配向)が顕著になる。
そのため成形されたプラスチックカードの機械的特性に
方向性が生じ、エンボス加工時にエンボス文字に割れや
反りが生じるという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の問
題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果なされたもので
あって、請求項1の発明は、アクリロニトリル成分とブ
タジエン成分とスチレン成分とを重合して得られたプラ
スチック組成物であって、ブタジエン成分含有量が5〜
15モル%、アクリロニトリル成分含有量が40〜50
モル%、スチレン成分含有量が40〜50モル%、メル
トフローインデックス値(JISK7210に準拠して
260℃、2.16kgで測定)が5g/10分以上で
あるカード成形用プラスチック組成物とすることを特徴
とする。請求項2の発明は、請求項1の発明のプラスチ
ック組成物100重量部にメチルメタクリレート・ブタ
ジエン・スチレン樹脂を0.5〜25重量部添加したカ
ード成形用プラスチック組成物とすることを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1または2に記載のプラ
スチック組成物を射出成形法により成形したプラスチッ
クカードとすることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の第1の発明は、耐熱性を向上させ
るためアクリロニトリル成分とブタジエン成分とスチレ
ン成分とを重合して得られたプラスチック組成物を用い
る。成形して得られたプラスチックカードのエンボス加
工時におけるエンボス文字の割れ状態は、かかるプラス
チック組成物の構成成分のうちブタジエン成分の耐衝撃
性改善効果が大きく影響することに着目し、ブタジエン
成分含有量を5〜15モル%、アクリロニトリル成分含
有量を40〜50モル%、スチレン成分含有量を40〜
50モル%としてある。
【0009】ブタジエン成分含有量が5モル%未満であ
ると、耐衝撃性、伸び特性の改善効果が充分でなく、こ
のため射出成形して得られたプラスチックカードのエン
ボス加工時においてエンボス文字の割れが発生する。又
ブタジエン成分含有量が15モル%を超えると、本発明
の組成物を充分重合することができないため、ブタジエ
ン成分含有量は15モル%が上限となる。
【0010】射出成形時の成形性(流動性)は、メルト
フローインデックス値(JISK7210に準拠して2
60℃、2.16kgで測定)(以下MI値という。)
が大きく影響する。MI値が5g/10分未満である
と、成形性が十分でなく成形不良が生じるため、MI値
が5g/10分以上とする。MI値は大きいほうが成形
性が良好となるため好ましいが、アクリロニトリル成分
とブタジエン成分とスチレン成分の重合度を低下させる
必要があり、重合条件により異なるが、重合度を低下さ
せ過ぎると、本発明の組成物を充分重合することができ
ないため、MI値は約25g/10分が上限となる。
【0011】上記の第1の発明のプラスチック組成物を
射出成形法にて成形したプラスチックカードであって
も、エンボス機の種類(手動・電動、機種)、エンボス
加工速度、文字の種類やエンボス加工時の温度等が異な
ると、エンボス文字に割れが発生することある。このた
め、本発明の第2の発明は、上記第1の発明のプラスチ
ック組成物100重量部に耐衝撃性改質剤であるメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を0.5〜
25重量部添加し、これによりエンボス文字に割れが発
生するのを更に改善することができる。メチルメタクリ
レート・ブタジエン・スチレン樹脂が0.5重量部より
も少ないと、耐衝撃性改質効果が得られないので、0.
5重量部以上とする。また、メチルメタクリレート・ブ
タジエン・スチレン樹脂を25重量部より多く添加する
と、成形が十分でなく成形不良が生じるため、25重量
部以下とする。
【0012】本発明の第3の発明は、第1または2の発
明のプラスチック組成物を射出成形法により成形してプ
ラスチックカードとする。
【0013】本発明の第1の態様として、前記第1の発
明のプラスチック組成物100重量部にタルクを0.5
〜25重量部添加し、これによりエンボス加工の際に発
生するプラスチックカードの反り(カール)を小さくす
ることができる。タルク成分の量は多いほうが反りは改
善されるが、タルク成分が25重量部を超えると成形時
に、シルバーストリーク(銀条)などの成形不良が生じ
やすくなるため、タルク成分は25重量部が上限とな
る。
【0014】本発明の第2の態様として、上記第
の組成物100重量部に耐衝撃性改質剤であるメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1〜20
重量部添加し、これによりエンボス文字に割れが発生す
るのを更に改善することができる。メチルメタクリレー
ト・ブタジエン・スチレン樹脂が1重量部よりも少ない
と、耐衝撃性改質効果が得られないので、1重量部以上
とする。また、メチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を20重量部より多く添加すると、成形が十
分でなく成形不良が生じるため、20重量部以下とす
る。
【0015】本発明の第3の態様として、上記第
のタルク成分の大きさである平均粒子径(島津製作所
製SA−CP3光透過遠心沈降法による)を4〜30μ
mとする。タルク成分の大きさは大きいほうが反りは改
善されるが、タルク成分の大きさが大きいと、各種配合
剤の添加量との関係で分散状態が悪くなったり、表面状
態に悪い影響を与える。又小さいと各種配合剤の添加量
との関係で満足する反り改善効果の得られないことがあ
る。そのため、更に好ましくは6〜22μmの平均粒子
径が良い。
【0016】本発明の第態様として、前記第1の発
明のプラスチック組成物100重量部にカオリン(白石
カルシウム株式会社製、商品名カオリンクレー、白石工
業株式会社製、商品名カオブライト等)を5〜25重量
部添加し、これによりエンボス加工の際に発生するプラ
スチックカードの反り(カール)を小さくすることがで
きる。カオリン成分の量は多いほうが反りは改善される
が、カオリン成分が25重量部を超えると成形時に、シ
ルバーストリーク(銀条)などの成形不良が生じやすく
なるため、カオリン成分は25重量部が上限となる。
【0017】本発明の第態様として、前記第
の組成物100重量部に耐衝撃性改質剤であるメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1〜20
重量部添加し、これによりエンボス文字に割れが発生す
るのを更に改善することができるメチルメタクリレート
・ブタジエン・スチレン樹脂が1重量部よりも少ない
と、耐衝撃性改質効果が得られないので、1重量部以上
とする。また、メチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を20重量部より多く添加すると、成形が十
分でなく成形不良が生じるため、20重量部以下とす
る。
【0018】本発明の第態様として、前記第
のカオリン成分の大きさである平均粒子径(島津製作
所製SA−CP3光透過遠心沈降法による)を0.5〜
10μmとする。カオリン成分の大きさは大きいほうが
反りは改善されるが、カオリン成分の大きさが大きい
と、各種配合剤の添加量との関係で分散状態が悪くなっ
たり、表面状態に悪い影響を与える。又小さいと各種配
合剤の添加量との関係で満足する反り改善効果の得られ
ないことがある。そのため、更に好ましくは2〜8μm
の平均粒子径が良い。
【0019】本発明の第態様として、前記第1の発
明のプラスチック組成物100重量部にアルミ系板状微
細結晶(水澤化学工業株式会社製、商品名ミズカラッ
ク)を5〜25重量部添加し、これによりエンボス加工
の際に発生するプラスチックカードの反り(カール)を
小さくするすることができる。アルミ系板状微細結晶成
分の量は多いほうが反りは改善されるが、アルミ系板状
微細結晶成分が25重量部を超えると成形時に、シルバ
ーストリーク(銀条)などの成形不良が生じやすくなる
ため、アルミ系板状微細結晶成分は25重量部が上限と
なる。
【0020】本発明の第態様として、前記第
の組成物100重量部に耐衝撃性改質剤であるメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1〜20
重量部添加し、これによりエンボス文字に割れが発生す
るのを更に改善することができる。メチルメタクリレー
ト・ブタジエン・スチレン樹脂が1重量部よりも少ない
と、耐衝撃性改質効果が得られないので、1重量部以上
とする。また、メチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を20重量部より多く添加すると、成形が十
分でなく成形不良が生じるため、20重量部以下とす
る。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例により詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
ない。
【0022】(実施例1) ブタジエン成分含有量 5 モル% アクリロニトリル成分含有量 47 モル% スチレン成分含有量 48 モル% MI値 10 g/10分 (実施例2) ブタジエン成分含有量 6 モル% アクリロニトリル成分含有量 47 モル% スチレン成分含有量 47 モル% MI値 5 g/10分 (実施例3) ブタジエン成分含有量 9 モル% アクリロニトリル成分含有量 45 モル% スチレン成分含有量 46 モル% MI値 12 g/10分 (実施例4) ブタジエン成分含有量 15 モル% アクリロニトリル成分含有量 42 モル% スチレン成分含有量 43 モル% MI値 7 g/10分 (比較例1) ブタジエン成分含有量 4 モル% アクリロニトリル成分含有量 48 モル% スチレン成分含有量 48 モル% MI値 25 g/10分 (比較例2) ブタジエン成分含有量 13 モル% アクリロニトリル成分含有量 43 モル% スチレン成分含有量 44 モル% MI値 3 g/10分 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス加工を
施した。
【0023】各実施例、比較例の組成物を用いて成形し
たICカード用カードを下記の評価方法により評価した
結果を表1に示す。
【0024】(1)エンボス加工時におけるエンボス文
字の割れ状態ポリ塩化ビニル樹脂を用いて射出成形した
ICカード用カード(以下、従来品という。)と比較評
価する。 ◎:優れる ○:同等 ×:劣る (2)成形性 ◎:優れる ○:同等 ×:悪い (3)エンボス低下率エンボス加工した後、90℃で3
0分間加熱し、エンボス部分が変形し高さが低下する割
合を、従来品(ポリ塩化ビニル樹脂を用いて射出成形し
たICカード用カード)と比較評価する。
【0026】
【表1】 表1から明らかなように、ブタジエン成分含有量を5〜
15モル%、アクリロニトリル成分含有量を40〜50
モル%、スチレン成分含有量を40〜50モル%とし、
MI値が5g/10分以上とした実施例1〜4の組成物
を用いて射出成形したICカード用カードは、エンボス
加工時におけるエンボス文字の割れ状態が従来品(ポリ
塩化ビニル樹脂を用いて射出成形したICカード用カー
ド)と比較して同等か又は優れており、かつ成形性も普
通又は非常に良いことが分る。
【0026】比較例1は、ブタジエン成分含有量が4モ
ル%、MI値が25g/10分であり、MI値が5g/
10分以上であるので成形性は優れるものの、ブタジエ
ン成分含有量が5モル%未満のためエンボス加工時のエ
ンボス文字の割れが見られ、従来品(ポリ塩化ビニル樹
脂を用いて射出成形したICカード用カード)と比較し
て劣るものであった。
【0027】比較例2は、ブタジエン成分含有量が13
モル%、MI値が3g/10分であり、ブタジエン成分
含有量が5〜15モル%のためエンボス加工時のエンボ
ス文字の割れについては従来品(ポリ塩化ビニル樹脂を
用いて射出成形したICカード用カード)と比較して優
れるものの、MI値が5g/10分未満であるので成形
性は劣るものであった。
【0028】以上のエンボス加工性評価は手動式エンボ
ス機で行ったが、電動式エンボス機で評価を行ったとこ
ろ、文字割れが生じる場合があることが分った。そこ
で、上記実施例1の組成物、すなわち、 ブタジエン成分含有量 5 モル% アクリロニトリル成分含有量 47 モル% スチレン成分含有量 48 モル% MI値 10 g/10分 にメチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を
添加した以下の組成物を準備した。
【0029】(実施例5) 実施例1の組成物100重量部にメチルメタクリレート
・ブタジエン・スチレン樹脂を0.5重量部添加 (実施例6)実施例1の組成物100重量部にメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を5重量部添
加 (実施例7)実施例1の組成物100重量部にメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を15重量部
添加 (実施例8)実施例1の組成物100重量部にメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を25重量部
添加 (比較例3)実施例1の組成物100重量部にメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を27重量部
添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス加工を
施した。そして、電動式エンボス機を用い、上記と同じ
方法にて評価した結果を表2に示す。
【0030】
【表2】 表2から明らかなように、メチルメタクリレート・ブタ
ジエン・スチレン樹脂を0.5〜25重量部添加した実
施例5〜8の組成物を用いて射出成形したICカード用
カードは、エンボス文字の割れ状態が改善されているこ
とが分かる。比較例3は、メチルメタクリレート・ブタ
ジエン・スチレン樹脂を27重量部添加したものである
が、エンボス文字割れは改善されるものの、成形性が劣
るものであった。
【0031】更に、エンボス加工時にプラスチックカー
ドに生じる反り(カール)を低減させる方法について検
討した結果、タルクが反り(カール)を低減させること
に着目し、上記実施例1の組成物、すなわち、 ブタジエン成分含有量 5 モル% アクリロニトリル成分含有量 47 モル% スチレン成分含有量 48 モル% MI値 10 g/10分 にタルクを添加した以下の組成物を準備した。
【0032】(実施例9)実施例1の組成物100重量
部にタルクを0.5重量部添加(実施例10)実施例1
の組成物100重量部にタルクを5重量部添加 (実施例11)実施例1の組成物100重量部にタルク
を10重量部添加 (実施例12)実施例1の組成物100重量部にタルク
を20重量部添加 (実施例13)実施例1の組成物100重量部にタルク
を25重量部添加 (比較例4)実施例1の組成物100重量部にタルクを
27重量部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表3に示す。表3において、反りA
は手動式エンボス機を用いてエンボス加工した後の反り
量(mm)を示し、反りBは手動式エンボス機を用いて
エンボス加工した後、ついでチッパーにて着色した後の
反り量(mm)を示す。反りCは電動式エンボス機を用
いてエンボス加工した後の反り量(mm)を示し、反り
Dは電動式エンボス機を用いてエンボス加工した後、つ
いでチッパーにて着色した後の反り量(mm)を示す。
【0033】
【表3】 表3から明らかなように、タルク成分を0.5〜25重
量部添加すると、エンボス加工、チッパー後の反りがJ
IS X6301で規定されている反り量2mm以内で
あることを満足し、かつ成形性も問題ないことが分か
る。比較例4は、タルクを27重量部添加したものであ
るが、反りは2mm以内であるので問題ないものの、成
形性が劣るものであった。
【0034】しかし、タルク成分を添加するとエンボス
時に文字割れが発生し易くなる。この場合もメチルメタ
クリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を添加すること
により文字割れを防止することができる。上記実施例1
の組成物にタルクを添加した組成物に更にメチルメタク
リレート・ブタジエン・スチレン樹脂を添加した以下の
組成物を準備した。 (実施例14)実施例1の組成物100重量部にタルク
0.5重量部を添加した組成物の100重量部に対しメ
チルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1重
量部添加 (実施例15)実施例1の組成物100重量部にタルク
1重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1重量部
添加 (実施例16)実施例1の組成物100重量部にタルク
5重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を2重量部
添加 (実施例17)実施例1の組成物100重量部にタルク
10重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を2.5
重量部添加 (実施例18)実施例1の組成物100重量部にタルク
15重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を5重量
部添加 (実施例19)実施例1の組成物100重量部にタルク
25重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を20重
量部添加 (比較例5)実施例1の組成物100重量部にタルク2
7重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチル
メタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を22重量
部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表4に示す。表4において、反りA
〜Dは上記と同様であるので説明を省略する。
【0035】
【表4】 表4から明らかなように、タルクを0.5〜25重量部
を添加し、更にメチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を1〜20重量部添加した組成物を用いて射
出成形したICカード用カードは、エンボス加工、チッ
パー後のカードの反りがJIS X6301で規定され
ている反り量2mm以内を満足し、かつ成形性、エンボ
ス文字の割れなどの問題がないことが分かる。
【0036】次に、タルクの大きさを表す平均粒子径
(島津製作所製SA−CP3で光透過遠心沈降法で測
定)が反りに与える影響を見るため、前記実施例11の
タルク平均粒子径10μmを変えた以下の組成物を準備
した。
【0037】(実施例20)実施例11の組成物のタル
ク平均粒子径を約4μmとする (実施例21)実施例11の組成物のタルク平均粒子径
を約6μmとする (実施例22)実施例11の組成物のタルク平均粒子径
を約22μmとする (実施例23)実施例11の組成物のタルク平均粒子径
を約30μmとする (比較例6)実施例11の組成物のタルク平均粒子径を
約32μmとする 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表5に示す。表5において、反りA
は手動式エンボス機を用いてエンボス加工した後の反り
量(mmを示し、反りBは手動式エンボス機を用いてエ
ンボス加工した後、ついで チッパーにて着色した後の
反り量(mm)を示す。反りCは電動式エンボス機を用
いてエンボス加工した後の反り量(mm)を示し、反り
Dは電動式エンボス機を用いてエンボス加工した後、つ
いでチッパーにて着色した後の反り量(mm)を示す。
【0038】
【表5】 表5から明らかなように、タルク平均粒子径を約4〜3
0μmにすると、エンボス加工、チッパー後の反りがJ
IS X6301で規定されている反り量2mm以内で
あることを満足し、かつ成形性も問題ないことが分か
る。比較例6は、タルクの平均粒子径を約32μmにし
たものであるが、反りは2mm以内であるので問題ない
ものの、成形性が劣るものであった。
【0039】更に、反り(カール)を低減させる方法に
ついて検討した結果、白石カルシウム株式会社製、商品
名カオリンクレーや白石工業株式会社製、商品名カオブ
ライト等のカオリンが反り(カール)を低減させること
に着目し、前記実施例1の組成物に平均粒子径4μmの
カオリンを添加した以下の組成物を準備した。
【0040】(実施例24)実施例1の組成物100重
量部にカオリンを3重量部添加 (実施例25)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ンを5重量部添加 (実施例26)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ンを10重量部添加 (実施例27)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ンを25重量部添加 (比較例7)実施例1の組成物100重量部にカオリン
を27重量部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表6に示す。表6において、反りA
は手動式エンボス機を用いてエンボス加工した後の反り
量(mmを示し、反りBは手動式エンボス機を用いてエ
ンボス加工した後、ついで チッパーにて着色した後の
反り量(mm)を示す。
【0041】
【表6】 表6から明らかなように、カオリン成分を5〜25重量
部添加すると、エンボス加工、チッパー後の反りがJI
S X6301で規定されている反り量2mm以内であ
ることを満足し、かつ成形性も問題ないことが分かる。
比較例7は、カオリンを27重量部添加したものである
が、反りは2mm以内であるので問題ないものの、成形
性が劣るものであった。
【0042】しかし、カオリン成分を添加するとエンボ
ス時に文字割れが発生し易くなる。この場合もメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を添加するこ
とにより文字割れを防止することができる。前記実施例
1の組成物にカオリンを添加した組成物に更にメチルメ
タクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を添加した以
下の組成物を準備した。
【0043】(実施例28)実施例1の組成物100重
量部にカオリン3重量部を添加した組成物の100重量
部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン
樹脂を1重量部添加 (実施例29)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ン5重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を1重量
部添加 (実施例30)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ン5重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を2重量
部添加 (実施例31)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ン10重量部を添加した組成物の100重量部に対しメ
チルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を25
重量部添加 (実施例32)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ン15重量部を添加した組成物の100重量部に対しメ
チルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を5重
量部添加 (実施例33)実施例1の組成物100重量部にカオリ
ン25重量部を添加した組成物の100重量部に対しメ
チルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を20
重量部添加 (比較例8)実施例1の組成物100重量部にカオリン
27重量部を添加した組成物の100重量部に対しメチ
ルメタクリレート・ブタジエン・スチレン樹脂を22重
量部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表7に示す。表7において、反り
A、Bは前記と同様であるので説明を省略する。
【0044】
【表7】 表7から明らかなように、カオリンを5〜25重量部を
添加し、更にメチルメタクリレート・ブタジエン・スチ
レン樹脂を1〜20重量部添加した組成物を用いて射出
成形したICカード用カードは、エンボス加工、チッパ
ー後のカードの反りがJIS X6301で規定されて
いる反り量2mm以内を満足し、かつ成形性、エンボス
文字の割れなどの問題がないことが分かる。
【0045】次に、カオリンの大きさを表す平均粒子径
(島津製作所製SA−CP3で光透過遠心沈降法で測
定)が反りに与える影響を見るため前記実施例26のカ
オリン平均粒子径4μmを変えた以下の組成物を準備し
た。
【0046】(実施例34)実施例26の組成物のカオ
リン平均粒子径を約0.5μmとする (実施例35)実施例26の組成物のカオリン平均粒子
径を約2μmとする (実施例36)実施例26の組成物のカオリン平均粒子
径を約8μmとする (実施例37)実施例26の組成物のカオリン平均粒子
径を約10μmとする (比較例9)実施例26の組成物のカオリン平均粒子径
を約12μmとする 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表8に示す。表8において、反りA
は手動式エンボス機を用いてエンボス加工した後の反り
量(mmを示し、反りBは手動式エンボス機を用いてエ
ンボス加工した後、ついで チッパーにて着色した後の
反り量(mm)を示す。
【0047】
【表8】 表8から明らかなように、カオリン平均粒子径を約0.
5〜10μmにすると、エンボス加工、チッパー後の反
りがJIS X6301で規定されている反り量2mm
以内であることを満足し、かつ成形性も問題ないことが
分かる。比較例6は、タルクの平均粒子径を約12μm
にしたものであるが、反りは2mm以内であるので問題
ないものの、成形性が劣るものであった。
【0048】更に、反り(カール)を低減させる方法に
ついて検討した結果、アルミ系板状微細結晶(水澤化学
工業株式会社製、商品名ミズカラック)が反り(カー
ル)を低減させることに着目し、上記実施例1の組成物
にアルミ系板状微細結晶を添加した以下の組成物を準備
した。
【0049】(実施例38)実施例1の組成物100重
量部にアルミ系板状微細結晶を3重量部添加 (実施例39)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶を5重量部添加 (実施例40)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶を15重量部添加 (実施例41)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶を25重量部添加 (比較例10)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶を27重量部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表9に示す。表9において、反りA
は手動式エンボス機を用いてエンボス加工した後の反り
量(mmを示し、反りBは手動式エンボス機を用いてエ
ンボス加工した後、ついで チッパーにて着色した後の
反り量(mm)を示す。
【0050】
【表9】 表9から明らかなように、アルミ系板状微細結晶成分を
5〜25重量部添加すると、エンボス加工、チッパー後
の反りがJIS X6301で規定されている反り量2
mm以内であることを満足し、かつ成形性も問題ないこ
とが分かる。比較例10は、アルミ系板状微細結晶成分
を27重量部添加したものであるが、反りは2mm以内
であるので問題ないものの、成形性が劣るものであっ
た。
【0051】しかし、アルミ系板状微細結晶成分を添加
するとエンボス時に文字割れが発生し易くなる。この場
合もメチルメタクリレート・ブタジエンスチレン樹脂を
添加することにより文字割れを防止することができる。
前記実施例1の組成物にアルミ系板状微細結晶成分を添
加した組成物に更にメチルメタクリレート・ブタジエン
・スチレン樹脂を添加した以下の組成物を準備した。
【0052】(実施例42)実施例1の組成物100重
量部にアルミ系板状微細結晶成分3重量部を添加した組
成物の100重量部に対しメチルメタクリレート・ブタ
ジエン・スチレン樹脂を1重量部添加 (実施例43)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分5重量部を添加した組成物の100
重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・スチ
レン樹脂を1重量部添加 (実施例44)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分5重量部を添加した組成物の100
重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・スチ
レン樹脂を2重量部添加 (実施例45)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分10重量部を添加した組成物の10
0重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を25重量部添加 (実施例46)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分15重量部を添加した組成物の10
0重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を5重量部添加 (実施例47)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分25重量部を添加した組成物の10
0重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を20重量部添加 (比較例11)実施例1の組成物100重量部にアルミ
系板状微細結晶成分27重量部を添加した組成物の10
0重量部に対しメチルメタクリレート・ブタジエン・ス
チレン樹脂を22重量部添加 上記の組成物を射出成形機により加熱混練して、射出圧
縮成形法により約0.8mmの厚みのICカード用カー
ドを成形し、そのICカード用カードにエンボス機を用
いてエンボス加工を施し、その後、チッパー(着色機)
にて着色し、JIS X6301に準拠してカードの反
りを測定した結果を表10に示す。表10において、反
りA、Bは前記と同様であるので説明を省略する。
【0053】
【表10】 表10から明らかなように、アルミ系板状微細結晶を5
〜25重量部を添加し、更にメチルメタクリレート・ブ
タジエン・スチレン樹脂を1〜20重量部添加した組成
物を用いて射出成形したICカード用カードは、エンボ
ス加工、チッパー後のカードの反りがJISX6301
で規定されている反り量2mm以内を満足し、かつ成形
性、エンボス文字の割れなどの問題がないことが分か
る。
【0054】
【発明の効果】以上の通り、本発明のプラスチック組成
物を用いたプラスチックカードは、耐熱性に優れ、エン
ボス加工時におけるエンボス文字の割れや変形を防止す
ることができると共に、成形性が優れる等の利点があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−92261(JP,A) 特開 平3−124757(JP,A) 特開 平4−77545(JP,A) 特開 平3−292351(JP,A) 特開 昭59−20347(JP,A) 特開 平3−84056(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 55/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリロニトリル成分とブタジエン成分と
    スチレン成分とを重合して得られたプラスチック組成物
    であって、ブタジエン成分含有量が5〜15モル%、ア
    クリロニトリル成分含有量が40〜50モル%、スチレ
    ン成分含有量が40〜50モル%、メルトフローインデ
    ックス値(JISK7210に準拠して260℃、2.
    16kgで測定)が5g/10分以上であることを特徴
    とするカード成形用プラスチック組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプラスチック組成物10
    0重量部にメチルメタクリレート・ブタジエン・スチレ
    ン樹脂を0.5〜25重量部添加したカード成形用プラ
    スチック組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のプラスチック組
    成物のいずれかを射出成形法により成形したプラスチッ
    クカード。
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