JP3926632B2 - 頭皮洗浄器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、頭皮洗浄器に関し、より詳細には、突起部のあるノズルヘッドを用いて頭髪を掻き分けながら頭皮を洗浄する頭皮洗浄器に関する。また、応用分野として、頭部の他に顔部、身体等の洗浄器が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、洗浄効率の向上やマッサージ効果等の利便性や快適性を求めた頭皮洗浄器がある。特開平11−196925号公報「頭部・顔部洗浄装置」によれば、洗浄効果や使用感が優れた範囲でピーク水圧および間欠パルス数を調整できるため、常に優れた洗浄効果および使用感(マッサージ感)を得ることができるという方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、洗浄用水が断続的に加圧され、脈動して吐出される場合、ノズルヘッドが頭皮から遠いと水圧が弱くなり、近すぎると脈動を感じにくくなり、適切なマッサージ感を得るには、ノズルヘッドと頭皮との間隔を適当に維持して使用する必要があるため、この間隔の維持が容易でないという問題点があった。
【0004】
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、ノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、外部から給水された洗浄用水を一時的に貯水するタンクと、タンクから洗浄用水を導水する少なくとも一つの流路と、少なくとも一つの流路で導水された洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、流路に導水された洗浄用水を加圧すると共に脈動を与えて脈動水流としてノズルヘッドへ送水するポンプ手段と、ポンプ手段を駆動して洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、を有する頭皮洗浄器において、吐出制御手段は、ポンプ手段を制御して、水圧が2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが1200〜3000回/分の洗浄用水を吐出し、ノズルヘッドは、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、かつ、突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、吐出制御手段が、ポンプ手段を制御して、水圧が2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが1200〜3000回/分の洗浄用水を吐出し、ノズルヘッドが、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、かつ、突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であることにより、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄でき、かつ、突起部によってノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易である。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、外部から給水された洗浄用水を一時的に貯水するタンクと、タンクから洗浄用水を導水する少なくとも一つの流路と、少なくとも一つの流路で導水された洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、流路に導水された洗浄用水を加圧すると共に脈動を与えて脈動水流としてノズルヘッドへ送水するポンプ手段と、ポンプ手段を駆動して洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、を有する頭皮洗浄器において、ノズルヘッドは、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、吐出制御手段は、予め突起部の長さに応じて設定されている適正値に基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを制御することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、ノズルヘッドが、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、吐出制御手段が、予め突起部の長さに応じて設定されている適正値に基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを制御することにより、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、請求項2に記載の頭皮洗浄器において、突起部の長さは、25mm以上、200mm以下であることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であることにより、ノズルヘッドと頭皮との間隔を最も洗浄力やマッサージ感が得られる間隔にすることができる。
【0011】
また、請求項4に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、請求項2または3に記載の頭皮洗浄器において、ノズルヘッドは、交換可能であることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、ノズルヘッドが、交換可能であることにより、ユーザの嗜好または洗浄の目的に合わせて、突起部の長短および数を調整したノズルヘッドを選択できる。
【0013】
また、請求項5に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、請求項4に記載の頭皮洗浄器において、さらに、突起部の長さを検出する検出手段を備え、吐出制御手段は、検出手段で検出した突起部の長さに基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、吐出制御手段が、検出手段で検出した突起部の長さに基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することにより、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。
【0015】
また、請求項6に記載の発明に係る頭皮洗浄器は、請求項4に記載の頭皮洗浄器において、さらに、突起部の長さを入力する入力手段を備え、吐出制御手段は、入力手段で入力された長さに基づいて洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、吐出制御手段が、入力手段で入力された長さに基づいて洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することにより、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る頭皮洗浄装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に述べるのは、一例であり、特に限定するものではない。
【0018】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における頭皮洗浄器の概略構成図である。実施の形態1における頭皮洗浄器は、外部から給水された洗浄用水を一時的に貯水するタンク1と、タンク1から洗浄用水を導水する連結部2と、連結部2から導水された洗浄用水を加圧して送出するポンプ3と、送出された洗浄用水を導水するホース4と、ホース4に導水された洗浄用水を吐出するノズルヘッド5と、ポンプ3を駆動するバッテリ6と、ポンプ3の駆動を制御する吐出制御部7と、から構成される。ここで、吐出制御部7が、本発明の吐出制御手段に相当し、ノズルヘッド5が、本発明のノズルヘッドに相当する。
【0019】
以上の構成において、その動作を説明する。本発明の頭皮洗浄器を用いて頭皮を洗浄するとき、ユーザは、図示しない電源スイッチを操作して電源投入する。電源が投入されると、バッテリ6からポンプ3へ電源が供給され、吐出制御部7が、ポンプ3の駆動を制御し、吐出制御を行う。ポンプ3は、連結部2を介してタンク1から給水された洗浄用水を加圧し、ホース4を介してノズルヘッド5へ洗浄用水を送出する。ノズルヘッド5は、洗浄用水を脈動のある脈動水流として吐出し、ユーザは、該脈動水流によって頭皮を洗浄する。ここで、吐出する水圧は、2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスは、1200〜3000回/分である。この数値は、予め、吐出制御部7内部に適正値として設定されている。
【0020】
図2は、実施の形態1における頭皮洗浄器のノズルヘッド5の概略構成図である。本実施の形態における頭皮洗浄器のノズルヘッド5は、頭皮洗浄時にユーザが把持する把持部8と、洗浄用水を吐出するノズル9と、髪を掻き分け、洗浄面(頭皮10)を洗浄する一様な(同じ)長さの複数の突起部11と、を備えている。ここで、A=25mmであり、B=200mmである。また、突起部11が、本発明の突起部に相当する。この突起部11は、ノズル9から吐出される洗浄用水のマッサージ感を損なわない範囲でブラシ等を用いても良い。
【0021】
図3は、ノズルからの距離と洗浄力およびマッサージ感の関係を表した図である。なお、図3において「○」は、「効果有り(良好)」を表し、「×」は、「効果が弱い」を表す。吐出する水圧が、2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが、1200〜3000回/分である場合、図3に示した効果を鑑みた結果、ノズルヘッド5に備えられた突起部11の長さが、25mm以上、200mm以下とすることが最も洗浄力およびマッサージ感の効果が大きくなる。
【0022】
以上の構成において、その動作を説明する。吐出制御部7の吐出制御によって、ポンプ3から送出された洗浄用水が、ホース4によって導水され、ノズル9から吐出される。ユーザは、把持部8を把持し、頭皮10に突起部11を当て、頭髪を掻き分けながら適度に頭皮10をマッサージして、ノズル9から吐出される脈動のある脈動水流によって、頭皮10を洗浄する。
【0023】
このとき、複数の突起部11の長さが、一様で、25mm以上、200mm以下であるので、突起部11を当てて、頭皮10を洗浄したとき、頭皮10とノズル9との間隔は、25mm以上、200mm以下に維持される。このため、ノズル9と頭皮10との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易となる。
【0024】
前述したように、実施の形態1によれば、吐出制御部7が、ポンプ3を制御して、水圧が2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが1200〜3000回/分の洗浄用水を吐出し、ノズルヘッド5が、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部11を有し、かつ、突起部11の長さが、25mm以上、200mm以下であるため、頭皮10を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。また、突起部11によってノズルヘッド5と頭皮10との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部11で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮10をマッサージできる。
【0025】
また、突起部11の長さが、25mm以上、200mm以下であるため、ノズルヘッド5と頭皮10との間隔を最も洗浄力やマッサージ感が得られる間隔にすることができる。
【0026】
(実施の形態2)
実施の形態2における頭皮洗浄器は、実施の形態1における頭皮洗浄器とほぼ同じ構成であるので、ここでは、異なる部分を述べる。
【0027】
図4は、突起部を短くしたノズルヘッド13を表した図であり、図5は、突起部を長くしたノズルヘッド16を表した図である。実施の形態2におけるノズルヘッド13および16は、ホース4の先端にあるノズルヘッド取付部12へ交換して取り付けることが可能である。
【0028】
ノズルヘッド13は、洗浄用水を吐出するノズル14と、洗浄用水を吐出する方向に長さ30mmの多数(例えば、30本程度)の突起部15と、を備えている。短い頭髪の頭皮を洗浄する場合には、多数の短い突起部15で頭髪を掻き分けることにより、より効果的に短い頭髪の頭皮を洗浄することができる。
【0029】
また、ノズルヘッド16は、洗浄用水を吐出するノズル17と、洗浄用水を吐出する方向に長さ150mmの少数(例えば、10本程度)の突起部18と、を備えている。長い頭髪の頭皮を洗浄する場合には、少数の長い突起部15で頭髪を掻き分けることにより、より効果的に長い頭髪の頭皮を洗浄することができる。
【0030】
前述したように、実施の形態2によれば、ノズルヘッド13および16が、交換可能であるため、ユーザの嗜好または洗浄の目的に合わせて、突起部の長短および数を調整したノズルヘッド13および16を選択できる。
【0031】
(実施の形態3)
実施の形態3における頭皮洗浄器は、実施の形態1における頭皮洗浄器とほぼ同じ構成であるので、ここでは、異なる部分を述べる。
【0032】
図6は、ノズルヘッド20およびその種類を判別するセンサ23および24を備えたノズルヘッド取付部19を表した図である。ノズルヘッド20は、ノズルヘッドの種類を示す検出ピン21と、ノズルヘッド20をノズルヘッド取付部19へ取り付ける挿入部22と、を備えている。
【0033】
図7は、ノズルヘッド取付部19の正面図である。ノズルヘッド取付部19は、ノズルヘッドの種類を検出するセンサ23および24と、挿入部22を挿入して連結する挿入口25と、を備えている。ここで、センサ23および24は、本発明の検出手段に相当する。また、検出ピン21は、導体である。
【0034】
以上の構成において、その動作を説明する。ノズルヘッド20が、ノズルヘッド取付部19へ取り付けられると、ノズルヘッド20の種類(突起部の長さ)によって、検出ピン21が、センサ23または24へ挿入される。検出ピン21が挿入されたセンサ23または24では、導体である検出ピン21によって、電気的に導通してスイッチがONの状態となる。
【0035】
次いで、吐出制御部7が、センサ23または24の電気的な導通を検知することにより、ノズルヘッド20の種類を識別する。吐出制御部7は、ノズルヘッド20の種類から突起部の長さを検出し、検出した突起部の長さに基づいて、洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を決定する。さらに、吐出制御部7は、決定した距離に基づき、吐出制御を行う。
【0036】
例えば、図4に示したような洗浄用水を吐出する方向に長さ30mmの多数(例えば、30本程度)の突起部を備えたノズルヘッドの場合、吐出する水圧を2.9〜5.0×105Pa、脈動パルスを1200〜2500回/分とする。また、図5に示したような洗浄用水を吐出する方向に長さ150mmの少数(例えば、10本程度)の突起部を備えたノズルヘッドの場合、吐出する水圧を5.0〜7.8×105Pa、脈動パルスを2000〜3000回/分とする。
【0037】
前述したように、実施の形態3によれば、吐出制御部7が、センサ23または24で検出した突起部の長さに基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更するため、ノズルヘッド20を交換した場合でも、自動的に最適な吐出制御を行って、最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。また、ノズルと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。
【0038】
(実施の形態4)
実施の形態4における頭皮洗浄器は、実施の形態1における頭皮洗浄器とほぼ同じ構成であるので、ここでは、異なる部分を述べる。
【0039】
図8は、洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を予め設定されたTYPE1の長さに切り替えた切替スイッチ26を表した図である。実施の形態4における頭皮洗浄器は、本体の筐体上に切替スイッチ26を備えている。ここで、切替スイッチ26は、本発明の入力手段に相当する。また、図4のような短い突起部を備えたノズルヘッドを「TYPE1」とし、図5のような長い突起部を備えたノズルヘッドを「TYPE2」とする。
【0040】
以上の構成において、その動作を説明する。ユーザは、ノズルヘッドをTYPE1のノズルヘッドへ交換したとき、切替スイッチ26を回し、「TYPE1」へ切り替える。これにより、切替スイッチ26は、洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を図4のような短い突起部を備えたノズルヘッドに適した長さへ切り替える。
【0041】
吐出制御部7は、切替スイッチ26が切り替えた短い距離に基づいて、吐出制御する。例えば、図4に示したような洗浄用水を吐出する方向に長さ30mmの多数(例えば、30本程度)の突起部を備えたノズルヘッドの場合、吐出する水圧を2.9〜5.0×105Pa、脈動パルスを1200〜2500回/分とする。このため、ノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる短い間隔に維持することが容易である。
【0042】
図9は、洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を予め設定されたTYPE2の長さに切り替えた切替スイッチ26を表した図である。ユーザは、ノズルヘッドをTYPE2のノズルヘッドへ交換したとき、同時に切替スイッチ26を回し、「TYPE2」へ切り替える。これにより、切替スイッチ26は、洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を図5のような長い突起部を備えたノズルヘッドに適した長さへ切り替える。
【0043】
吐出制御部7は、切替スイッチ26が切り替えた長い距離に基づいて、吐出制御する。例えば、図5に示したような洗浄用水を吐出する方向に長さ150mmの少数(例えば、10本程度)の突起部を備えたノズルヘッドの場合、吐出する水圧を5.0〜7.8×105Pa、脈動パルスを2000〜3000回/分とする。このため、ノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる長い間隔に維持することが容易である。
【0044】
前述したように、実施の形態4によれば、切替スイッチ26で入力された長さに基づいて洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更するため、ノズルヘッドを交換した場合でも、最適な吐出制御を行って、最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。また、ノズルと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、吐出制御手段が、ポンプ手段を制御して、水圧が2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが1200〜3000回/分の洗浄用水を吐出し、ノズルヘッドが、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、かつ、突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であるため、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。突起部によってノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。
【0046】
また、請求項2に記載の発明によれば、ノズルヘッドが、洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、吐出制御手段が、予め突起部の長さに応じて設定されている適正値に基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを制御するため、突起部によってノズルヘッドと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。さらに、頭皮を洗浄するのに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。
【0047】
また、請求項3に記載の発明によれば、突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であるため、ノズルヘッドと頭皮との間隔を最も洗浄力やマッサージ感が得るのが容易な間隔にすることができる。
【0048】
また、請求項4に記載の発明によれば、ノズルヘッドが、交換可能であるため、ユーザの嗜好または洗浄の目的に合わせて、突起部の長短および数を調整したノズルヘッドを選択できる。
【0049】
また、請求項5に記載の発明によれば、吐出制御手段が、検出手段で検出した突起部の長さに基づいて、洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更するため、ノズルヘッドを交換した場合でも、自動的に最適な吐出制御を行って、請求項4に記載の発明よりも、さらに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。また、ノズルと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。
【0050】
また、請求項6に記載の発明によれば、吐出制御手段が、入力手段で入力された長さに基づいて洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更するため、ノズルヘッドを交換した場合でも、最適な吐出制御を行って、請求項4に記載の発明よりも、さらに最適な水圧および脈動パルスで頭皮を洗浄できる。また、ノズルと頭皮との間隔を洗浄力やマッサージ感が得られる適当な間隔に維持することが容易で、かつ、突起部で頭髪を掻き分けながら適度に頭皮をマッサージできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における頭皮洗浄器の概略構成図である。
【図2】実施の形態1における頭皮洗浄器のノズルヘッドの概略構成図である。
【図3】ノズルからの距離における洗浄力およびマッサージ感の関係を表した図である。
【図4】突起部を短くしたノズルヘッドを表した図である。
【図5】突起部を長くしたノズルヘッドを表した図である。
【図6】ノズルヘッドおよびその種類を判別するセンサを備えたノズルヘッド取付部を表した図である。
【図7】ノズルヘッド取付部の正面図である。
【図8】洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を予め設定されたTYPE1の長さに切り替えた切替スイッチを表した図である。
【図9】洗浄用水によるマッサージ感が最適となる距離を予め設定されたTYPE2の長さに切り替えた切替スイッチを表した図である。
【符号の説明】
1 タンク
3 ポンプ
4 ホース
5、13、16、20 ノズルヘッド
7 吐出制御部
9、14、17 ノズル
11、15、18 突起部
12、19 ノズルヘッド取付部
21 検出ピン
23、24 センサ
26 切替スイッチ
Claims (6)
- 外部から給水された洗浄用水を一時的に貯水するタンクと、前記タンクから前記洗浄用水を導水する少なくとも一つの流路と、前記少なくとも一つの流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、前記流路に導水された前記洗浄用水を加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として前記ノズルヘッドへ送水するポンプ手段と、前記ポンプ手段を駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、を有する頭皮洗浄器において、
前記吐出制御手段は、前記ポンプ手段を制御して、水圧が2.9〜7.8×105Pa、脈動パルスが1200〜3000回/分の洗浄用水を吐出し、
前記ノズルヘッドは、前記洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、かつ、前記突起部の長さが、25mm以上、200mm以下であることを特徴とする頭皮洗浄器。 - 外部から給水された洗浄用水を一時的に貯水するタンクと、前記タンクから前記洗浄用水を導水する少なくとも一つの流路と、前記少なくとも一つの流路で導水された前記洗浄用水を吐出するノズルヘッドと、前記流路に導水された前記洗浄用水を加圧すると共に脈動を与えて脈動水流として前記ノズルヘッドへ送水するポンプ手段と、前記ポンプ手段を駆動して前記洗浄用水の吐出制御を行う吐出制御手段と、を有する頭皮洗浄器において、
前記ノズルヘッドは、前記洗浄用水を吐出する方向に一様な長さの複数の突起部を有し、
前記吐出制御手段は、予め前記突起部の長さに応じて設定されている適正値に基づいて、前記洗浄用水の水圧および脈動パルスを制御することを特徴とする頭皮洗浄器。 - 前記突起部の長さは、25mm以上、200mm以下であることを特徴とする請求項2に記載の頭皮洗浄器。
- 前記ノズルヘッドは、交換可能であることを特徴とする請求項2または3に記載の頭皮洗浄器。
- さらに、前記突起部の長さを検出する検出手段を備え、
前記吐出制御手段は、前記検出手段で検出した前記突起部の長さに基づいて、前記洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することを特徴とする請求項4に記載の頭皮洗浄器。 - さらに、前記突起部の長さを入力する入力手段を備え、
前記吐出制御手段は、前記入力手段で入力された長さに基づいて前記洗浄用水の水圧および脈動パルスを変更することを特徴とする請求項4に記載の頭皮洗浄器。
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