JP2004222890A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】しみ汚れを簡単に除去できる部分洗い装置を備えた洗濯機を提供すること。
【解決手段】洗濯機に、水を噴射する吐出口9を設けた吐出体10と、前記吐出体10に水を導く水路8と、前記吐出体10に導く水を加熱する加熱手段11と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器14と、前記洗浄剤容器14に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口17を設けた第2の吐出体16と、前記第2の吐出体16に洗浄剤を導く供給路15とを有したものである。
【選択図】 図3
【解決手段】洗濯機に、水を噴射する吐出口9を設けた吐出体10と、前記吐出体10に水を導く水路8と、前記吐出体10に導く水を加熱する加熱手段11と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器14と、前記洗浄剤容器14に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口17を設けた第2の吐出体16と、前記第2の吐出体16に洗浄剤を導く供給路15とを有したものである。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類などの被洗浄物の部分的な汚れを落とす部分洗い装置を設けた洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、衣類に付着したしみ汚れは、通常の洗濯だけでは落ちにくい。また、しみ汚れは成分に応じた洗剤や洗浄方法を選択しなければ、逆に洗浄時に衣類にしみを広げてしまう場合もある。しみ汚れを除去する部分洗い装置として、洗濯機に設けたブラシで衣類をこするようにしたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。また、専用洗剤を溶かした水に衣類を漬ける、いわゆる、漬け置きと呼ばれる方法で、しみを衣類から移動させる方法などがある。また、近年では、超音波振動子を利用したしみ汚れ除去装置を利用した洗濯機も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭59−209388号公報
【特許文献2】
特開2001−178984号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブラシなどを使用する方法は、衣類の繊維を傷めるという課題がある。また、しみの漬け置き除去には洗剤水への長い浸漬時間が必要である。また、洗濯機で通常どおり洗濯する場合でも、しみ汚れ専用洗剤などをあらかじめ衣類の汚れた部分にしみ込ませるなどの手間が必要で、被洗浄物が多すぎる場合は洗浄が不十分になり、しみ汚れが残ったり、他の衣類にしみが移染する場合がある。
【0005】
一方、超音波振動子を利用した洗濯機は、布をあらかじめ水に浸漬する手間が必要で、水と同時に部分洗い用の洗剤を含んだ洗浄剤を利用することも考えられているが、この洗浄剤は洗剤を水で適当に希釈するものであるため、洗浄が不十分となる場合がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、しみ汚れの洗浄が容易に行える部分洗い装置を備えた洗濯機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の課題を解決するために、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたものである。これにより、衣類などの被洗浄物のしみ汚れ等の部分洗浄性能を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたものであり、衣類のしみ汚れ等の部分的に汚れた個所に対して、第2の吐出体による洗浄液と、吐出体による温水で汚れの度合いに応じた洗浄を容易に行うことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤と水を混合する混合部と、前記混合部で生成された洗浄剤混合水を噴射する吐出口を有した吐出体と、前記混合部から前記吐出体に洗浄剤混合水を導く供給路と、前記吐出体に導く洗浄剤混合水を加熱する加熱手段とを備え、前記混合部から吐出体へ供給する洗浄剤混合水の洗浄剤濃度を調整可能に構成したものであり、衣類のしみ汚れ等の部分的に汚れた個所に対して、汚れの度合いに応じた洗浄剤の濃度を選択することができ、最適な洗浄剤の濃度で洗浄することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、水を貯える貯水部を設け、前記貯水部の水を吐出体に供給するようにしたものであり、前記貯水部の水を利用して洗濯中にも部分洗いを行うことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、筐体に吐出体および第2の吐出体を収納する収納部を設けたものであり、不使用時はこれら部分洗い装置が邪魔になることがなく、コンパクトに格納することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、水路および供給路を可撓性を有するチューブで構成したものであり、部分洗い個所や任意の方向または姿勢に対して柔軟に変形し、使い勝手をよくすることができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載の発明において、吐出体および第2の吐出体は、収納部から任意の長さに引き出し可能に構成したものであり、部分洗い個所や任意の方向または姿勢に応じて、任意の長さに引き出すことができ、使い勝手をよくすることができる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水の圧力を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの付着の程度や布地の種類に応じて噴射時の水圧を可変することができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水量を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの大きさに応じた洗浄を行うことができる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水温を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの種類に応じて噴射時の水温を選択し、洗浄性を高めることができる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、水の噴射時間を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの付着の程度に応じて噴射時間を変化させて洗浄性を高めることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1〜図5において、1は洗濯機の筐体、2は筐体1の上面開口部を覆う開閉自在な二つ折れの蓋、3は筐体1内に回転自在に設けた洗濯槽、4は洗濯槽3に洗浄水を給水する給水路で、その一端は例えば水道の蛇口(図示せず)に接続されている。5は前記給水路4に設けた給水バルブ、6は切り替え弁7および給水バルブ5を介して給水路4に繋がった貯水容器である。8は給水路4と貯水容器6に繋がった水路で、一端を水を噴射する吐出口9を設けた吐出体10に接続しており、切り替え弁7の切り替えにより給水路4からの水と、貯水容器6からの水が選択的に供給される。
【0020】
11は吐出体10に導く水を加熱するヒータ等で構成した加熱手段で、水路8を通過する水を加熱する。12は加熱手段11により加熱された水の温度をより高温まで加熱するため加熱室で、沸点を100℃以上に上げることができるようにするため、高圧下で使用することができる構造(図示せず)を有している。13は加熱手段11、加熱室12で加熱された温水を吐出体10へ導くための水路で、耐熱性を有した可撓性のチューブで構成している。
【0021】
14は洗浄剤を貯える洗浄剤容器で、洗浄剤を注入する注入口(図示せず)を有するとともに、可撓性のチューブからなる供給路15を介して第2の吐出体16と接続し、第2の吐出体16の先端部には洗浄剤を吐出する吐出口17を設けている。洗浄剤容器14の出口には開閉弁18が設けられている。19は部分洗い装置で、貯水容器6、切り替え弁7、水路8、吐出体10、加熱手段11、加熱室12、水路13、洗浄剤容器14、供給路15、および第2の吐出体16等によって構成されており、洗浄剤容器14および貯水容器6は、筐体1の奥上部に配設されている。
【0022】
水路13に接続された吐出体10は、先端部に吐出口9を有するとともに、細長いペン状に形成した把手20に、スイッチ21、開口調節部22が設けられており、把手20を把持して使用する。開口調節部22は把手20に回動自在に設けてあり、スイッチ21の操作により水の噴射と停止を行うことができるとともに、開口調節部22を回転させることにより、吐出口9の開口面積を任意に可変することができる。また、水を噴射する圧力調整手段(図示せず)を内蔵している。
【0023】
供給路15に接続された第2の吐出体16は、先端部に吐出口17を有するとともに、細長いペン状に形成した把手23に、スイッチ24が設けられており、このスイッチ24の操作により洗浄剤の吐出と停止を行うことができるとともに、把手23を把持して使用する。
【0024】
25は筐体1上面の手前側に設けた操作部で、制御手段(図示せず)を介して制御が行われる、吐出体10および第2の吐出体16をはじめ、給水バルブ5、切り替え弁7、加熱手段11、加熱室12、開閉弁18、および洗濯機の運転動作等の設定操作を行う。
【0025】
26は吐出体10および第2の吐出体16を並べて格納する凹状の収納部で、筐体1上面の側方に配設し、開閉自在な蓋27で覆ってあり、蓋2を開くことによって開閉することができるとともに、吐出体10および第2の吐出体16を収納部26から任意の長さに引き出して使用できるようにしている。そして、使用時に水と洗浄剤の識別が容易なように、吐出体10および第2の吐出体16の先端部分の形状を異ならせて設けてあり、各々を収容する収納部26の凹部26a、26bもその形状に対応させたものとしている。
【0026】
以上のように構成した部分洗い装置を備えた洗濯機について、以下その動作を説明する。しみ汚れが付着した衣類などの被洗浄物を洗浄する際には、洗濯機による通常の洗濯前に、部分洗い装置19によりしみ汚れの除去を行う。まず、蓋2および蓋27を開いて吐出体10と第2の吐出体16を収納部26から取り出し、作業が行い易い任意の長さに引き出す。
【0027】
そして、第2の吐出体16を把持し、吐出口17を被洗浄物の汚れが付着している部分に当ててスイッチ24を操作すると、洗浄剤容器14から開閉弁18、供給路15を通して第2の吐出体16へ洗浄剤が送られ、吐出口17から洗浄剤が被洗浄物へ噴射される。
【0028】
次に、吐出体10を把持し、吐出口9を洗浄剤が付着した部分に当ててスイッチ21を操作すると、給水バルブ5が水道からの水を洗濯槽3側から部分洗い装置19側へ供給するように切り替えられ、水道からの水あるいは貯水容器6内の水は、切り替え弁7、水路8、加熱手段11、加熱室12、水路13を経由して吐出体10へ水が導かれ、吐出口9から調圧した水が噴射される。水路8中の水は、加熱手段11を通過する際に加熱されて温水となる。
【0029】
吐出体10から噴射される水の温度、水圧、水量、噴射時間、および第2の吐出体16から噴射される洗浄剤の量などを任意に設定する場合は、スイッチ21、24、あるいは操作部25によって温水利用条件を選択し、給水バルブ5、切り替え弁7、加熱手段11、加熱室12の制御を行う。
【0030】
しみ汚れ除去後の被洗浄物は、全体を洗浄するために洗濯槽3に入れ、通常の洗濯コースにより洗浄する。このとき、給水バルブ5は水道からの水を洗濯槽3側へ供給されるように切り替わる。そして、洗濯中に部分洗いを行うときは、貯水容器6内の水を使用して行うことができる。なお、洗浄剤と水の噴射順序は、被洗浄物の材質としみ汚れの組み合わせに応じて変更する。
【0031】
また、温度を変化させた温水を利用する場合には、操作部25から温水利用の条件を選択し、加熱手段11の制御を行う。また、しみの付着部分が複数の場合は、吐出口9と吐出口17を汚れた部分に移動させながら汚れを除去する。しみを除去した後の水は筐体1に設けられた排水部(図示せず)から排出される。
【0032】
なお、本実施例では洗浄剤容器14と貯水容器6を筐体1の奥上部に配設し、部分洗い装置19の吐出体10と第2の吐出体16を、筐体1の上面に設けたが、その場所を限定するものではない。また、部分洗い装置19から噴射された水は排出部から排出されるとしたが、排水用の貯水容器を付設してもよい。
【0033】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について図6を用いて説明する。なお、上記実施例とと同一部材または同一機能のものは同一番号で示し、説明は省略する。本実施例が上記実施例1と相違する点は、洗浄剤と水を混合させるための混合部28を設け、この混合部28から吐出体29へ供給する洗浄剤混合水の濃度を調整可能に構成したものである。
【0034】
以下、その動作を説明する。操作部25あるいは吐出体29に設けたスイッチ30により、噴射する洗浄剤混合水の濃度を任意に設定すると、洗浄剤と水をそれぞれ洗浄剤容器14、貯水容器6から混合部28へ送り、規定の濃度の洗浄剤混合水を生成する。生成した洗浄剤混合水を加熱室12にて加熱し、吐出体29の吐出口(図示せず)から噴射する。洗浄剤混合水を加圧して加熱すると、洗浄剤を混合していない場合に比べ、吐出口の開口面積が一定でも吐出水量は多くなり、しみ汚れの除去に要する時間を短縮させることができる。なお、スイッチ30は、洗浄剤混合水の噴射と停止操作が行えるようにしてもよい。
【0035】
ここで、しみ汚れの状態としみ汚れの除去条件について簡単に説明する。厚手の衣類や除去しにくいしみ汚れ(野菜の汁、泥汚れなど)を除去する場合には、噴射時の水圧あるいは洗浄剤の濃度を高めに設定する。また、広い範囲のしみ汚れを除去する場合には噴射水量を多くし、しみ汚れの程度に応じて噴射時間を可変する。
【0036】
噴射時間を30秒一定にして、洗浄剤を混合した水と混合していない水をそれぞれ加熱してしみ汚れに噴射した後に、洗濯機による通常洗濯した場合におけるしみ汚れ除去の実験の結果を(表1)に示す。目視で布に残ったしみが確認できた場合は×、洗浄前よりもしみ汚れが薄くなった場合は△、目視で布に残ったしみは確認できなかった場合を○とした。
【0037】
【表1】
【0038】
なお、しみ汚れの程度に応じて噴射時間は可変させるものとする。このように、洗浄剤混合水を加熱して噴射することで、しみ汚れを効果的に除去することができた。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の発明によれば、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたから、衣類などの被洗浄物のしみ汚れ等の部分洗浄を容易に行うことができるとともに、その洗浄効果を高めることができる。
【0040】
また、請求項2に記載の発明によれば、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤と水を混合する混合部と、前記混合部で生成された洗浄剤混合水を噴射する吐出口を有した吐出体と、前記混合部から前記吐出体に洗浄剤混合水を導く供給路と、前記吐出体に導く洗浄剤混合水を加熱する加熱手段とを備え、前記混合部から吐出体へ供給する洗浄剤混合水の洗浄剤濃度を調整可能に構成したから、しみ汚れや布地に応じて部分洗い装置から噴射する洗浄剤濃度を選択することができ、しみ汚れ等の部分洗浄性能を高めることができるとともに、衣類の傷みを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の洗濯機の一部切欠斜視図
【図2】同洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機の部分洗い装置の構成図
【図4】同洗濯機の収納部の斜視図
【図5】同洗濯機の部分洗い装置の吐出体の側面図
【図6】本発明の実施例2の洗濯機の部分洗い装置の構成図
【符号の説明】
1 筐体
3 洗濯槽
4 給水路
6 貯水容器
8 水路
9 吐出口
10 吐出体
11 加熱手段
13 水路
14 洗浄剤容器
15 供給路
16 第2の吐出体
17 吐出口
19 部分洗い装置
28 混合部
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類などの被洗浄物の部分的な汚れを落とす部分洗い装置を設けた洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、衣類に付着したしみ汚れは、通常の洗濯だけでは落ちにくい。また、しみ汚れは成分に応じた洗剤や洗浄方法を選択しなければ、逆に洗浄時に衣類にしみを広げてしまう場合もある。しみ汚れを除去する部分洗い装置として、洗濯機に設けたブラシで衣類をこするようにしたものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。また、専用洗剤を溶かした水に衣類を漬ける、いわゆる、漬け置きと呼ばれる方法で、しみを衣類から移動させる方法などがある。また、近年では、超音波振動子を利用したしみ汚れ除去装置を利用した洗濯機も開発されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭59−209388号公報
【特許文献2】
特開2001−178984号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブラシなどを使用する方法は、衣類の繊維を傷めるという課題がある。また、しみの漬け置き除去には洗剤水への長い浸漬時間が必要である。また、洗濯機で通常どおり洗濯する場合でも、しみ汚れ専用洗剤などをあらかじめ衣類の汚れた部分にしみ込ませるなどの手間が必要で、被洗浄物が多すぎる場合は洗浄が不十分になり、しみ汚れが残ったり、他の衣類にしみが移染する場合がある。
【0005】
一方、超音波振動子を利用した洗濯機は、布をあらかじめ水に浸漬する手間が必要で、水と同時に部分洗い用の洗剤を含んだ洗浄剤を利用することも考えられているが、この洗浄剤は洗剤を水で適当に希釈するものであるため、洗浄が不十分となる場合がある。
【0006】
本発明は上記課題を解決するもので、しみ汚れの洗浄が容易に行える部分洗い装置を備えた洗濯機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の課題を解決するために、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたものである。これにより、衣類などの被洗浄物のしみ汚れ等の部分洗浄性能を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたものであり、衣類のしみ汚れ等の部分的に汚れた個所に対して、第2の吐出体による洗浄液と、吐出体による温水で汚れの度合いに応じた洗浄を容易に行うことができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤と水を混合する混合部と、前記混合部で生成された洗浄剤混合水を噴射する吐出口を有した吐出体と、前記混合部から前記吐出体に洗浄剤混合水を導く供給路と、前記吐出体に導く洗浄剤混合水を加熱する加熱手段とを備え、前記混合部から吐出体へ供給する洗浄剤混合水の洗浄剤濃度を調整可能に構成したものであり、衣類のしみ汚れ等の部分的に汚れた個所に対して、汚れの度合いに応じた洗浄剤の濃度を選択することができ、最適な洗浄剤の濃度で洗浄することができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、水を貯える貯水部を設け、前記貯水部の水を吐出体に供給するようにしたものであり、前記貯水部の水を利用して洗濯中にも部分洗いを行うことができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、筐体に吐出体および第2の吐出体を収納する収納部を設けたものであり、不使用時はこれら部分洗い装置が邪魔になることがなく、コンパクトに格納することができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、水路および供給路を可撓性を有するチューブで構成したものであり、部分洗い個所や任意の方向または姿勢に対して柔軟に変形し、使い勝手をよくすることができる。
【0013】
請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載の発明において、吐出体および第2の吐出体は、収納部から任意の長さに引き出し可能に構成したものであり、部分洗い個所や任意の方向または姿勢に応じて、任意の長さに引き出すことができ、使い勝手をよくすることができる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水の圧力を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの付着の程度や布地の種類に応じて噴射時の水圧を可変することができる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水量を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの大きさに応じた洗浄を行うことができる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、噴射時の水温を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの種類に応じて噴射時の水温を選択し、洗浄性を高めることができる。
【0017】
請求項10に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、吐出体は、水の噴射時間を可変できる構成としたものであり、しみ汚れの付着の程度に応じて噴射時間を変化させて洗浄性を高めることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1〜図5において、1は洗濯機の筐体、2は筐体1の上面開口部を覆う開閉自在な二つ折れの蓋、3は筐体1内に回転自在に設けた洗濯槽、4は洗濯槽3に洗浄水を給水する給水路で、その一端は例えば水道の蛇口(図示せず)に接続されている。5は前記給水路4に設けた給水バルブ、6は切り替え弁7および給水バルブ5を介して給水路4に繋がった貯水容器である。8は給水路4と貯水容器6に繋がった水路で、一端を水を噴射する吐出口9を設けた吐出体10に接続しており、切り替え弁7の切り替えにより給水路4からの水と、貯水容器6からの水が選択的に供給される。
【0020】
11は吐出体10に導く水を加熱するヒータ等で構成した加熱手段で、水路8を通過する水を加熱する。12は加熱手段11により加熱された水の温度をより高温まで加熱するため加熱室で、沸点を100℃以上に上げることができるようにするため、高圧下で使用することができる構造(図示せず)を有している。13は加熱手段11、加熱室12で加熱された温水を吐出体10へ導くための水路で、耐熱性を有した可撓性のチューブで構成している。
【0021】
14は洗浄剤を貯える洗浄剤容器で、洗浄剤を注入する注入口(図示せず)を有するとともに、可撓性のチューブからなる供給路15を介して第2の吐出体16と接続し、第2の吐出体16の先端部には洗浄剤を吐出する吐出口17を設けている。洗浄剤容器14の出口には開閉弁18が設けられている。19は部分洗い装置で、貯水容器6、切り替え弁7、水路8、吐出体10、加熱手段11、加熱室12、水路13、洗浄剤容器14、供給路15、および第2の吐出体16等によって構成されており、洗浄剤容器14および貯水容器6は、筐体1の奥上部に配設されている。
【0022】
水路13に接続された吐出体10は、先端部に吐出口9を有するとともに、細長いペン状に形成した把手20に、スイッチ21、開口調節部22が設けられており、把手20を把持して使用する。開口調節部22は把手20に回動自在に設けてあり、スイッチ21の操作により水の噴射と停止を行うことができるとともに、開口調節部22を回転させることにより、吐出口9の開口面積を任意に可変することができる。また、水を噴射する圧力調整手段(図示せず)を内蔵している。
【0023】
供給路15に接続された第2の吐出体16は、先端部に吐出口17を有するとともに、細長いペン状に形成した把手23に、スイッチ24が設けられており、このスイッチ24の操作により洗浄剤の吐出と停止を行うことができるとともに、把手23を把持して使用する。
【0024】
25は筐体1上面の手前側に設けた操作部で、制御手段(図示せず)を介して制御が行われる、吐出体10および第2の吐出体16をはじめ、給水バルブ5、切り替え弁7、加熱手段11、加熱室12、開閉弁18、および洗濯機の運転動作等の設定操作を行う。
【0025】
26は吐出体10および第2の吐出体16を並べて格納する凹状の収納部で、筐体1上面の側方に配設し、開閉自在な蓋27で覆ってあり、蓋2を開くことによって開閉することができるとともに、吐出体10および第2の吐出体16を収納部26から任意の長さに引き出して使用できるようにしている。そして、使用時に水と洗浄剤の識別が容易なように、吐出体10および第2の吐出体16の先端部分の形状を異ならせて設けてあり、各々を収容する収納部26の凹部26a、26bもその形状に対応させたものとしている。
【0026】
以上のように構成した部分洗い装置を備えた洗濯機について、以下その動作を説明する。しみ汚れが付着した衣類などの被洗浄物を洗浄する際には、洗濯機による通常の洗濯前に、部分洗い装置19によりしみ汚れの除去を行う。まず、蓋2および蓋27を開いて吐出体10と第2の吐出体16を収納部26から取り出し、作業が行い易い任意の長さに引き出す。
【0027】
そして、第2の吐出体16を把持し、吐出口17を被洗浄物の汚れが付着している部分に当ててスイッチ24を操作すると、洗浄剤容器14から開閉弁18、供給路15を通して第2の吐出体16へ洗浄剤が送られ、吐出口17から洗浄剤が被洗浄物へ噴射される。
【0028】
次に、吐出体10を把持し、吐出口9を洗浄剤が付着した部分に当ててスイッチ21を操作すると、給水バルブ5が水道からの水を洗濯槽3側から部分洗い装置19側へ供給するように切り替えられ、水道からの水あるいは貯水容器6内の水は、切り替え弁7、水路8、加熱手段11、加熱室12、水路13を経由して吐出体10へ水が導かれ、吐出口9から調圧した水が噴射される。水路8中の水は、加熱手段11を通過する際に加熱されて温水となる。
【0029】
吐出体10から噴射される水の温度、水圧、水量、噴射時間、および第2の吐出体16から噴射される洗浄剤の量などを任意に設定する場合は、スイッチ21、24、あるいは操作部25によって温水利用条件を選択し、給水バルブ5、切り替え弁7、加熱手段11、加熱室12の制御を行う。
【0030】
しみ汚れ除去後の被洗浄物は、全体を洗浄するために洗濯槽3に入れ、通常の洗濯コースにより洗浄する。このとき、給水バルブ5は水道からの水を洗濯槽3側へ供給されるように切り替わる。そして、洗濯中に部分洗いを行うときは、貯水容器6内の水を使用して行うことができる。なお、洗浄剤と水の噴射順序は、被洗浄物の材質としみ汚れの組み合わせに応じて変更する。
【0031】
また、温度を変化させた温水を利用する場合には、操作部25から温水利用の条件を選択し、加熱手段11の制御を行う。また、しみの付着部分が複数の場合は、吐出口9と吐出口17を汚れた部分に移動させながら汚れを除去する。しみを除去した後の水は筐体1に設けられた排水部(図示せず)から排出される。
【0032】
なお、本実施例では洗浄剤容器14と貯水容器6を筐体1の奥上部に配設し、部分洗い装置19の吐出体10と第2の吐出体16を、筐体1の上面に設けたが、その場所を限定するものではない。また、部分洗い装置19から噴射された水は排出部から排出されるとしたが、排水用の貯水容器を付設してもよい。
【0033】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について図6を用いて説明する。なお、上記実施例とと同一部材または同一機能のものは同一番号で示し、説明は省略する。本実施例が上記実施例1と相違する点は、洗浄剤と水を混合させるための混合部28を設け、この混合部28から吐出体29へ供給する洗浄剤混合水の濃度を調整可能に構成したものである。
【0034】
以下、その動作を説明する。操作部25あるいは吐出体29に設けたスイッチ30により、噴射する洗浄剤混合水の濃度を任意に設定すると、洗浄剤と水をそれぞれ洗浄剤容器14、貯水容器6から混合部28へ送り、規定の濃度の洗浄剤混合水を生成する。生成した洗浄剤混合水を加熱室12にて加熱し、吐出体29の吐出口(図示せず)から噴射する。洗浄剤混合水を加圧して加熱すると、洗浄剤を混合していない場合に比べ、吐出口の開口面積が一定でも吐出水量は多くなり、しみ汚れの除去に要する時間を短縮させることができる。なお、スイッチ30は、洗浄剤混合水の噴射と停止操作が行えるようにしてもよい。
【0035】
ここで、しみ汚れの状態としみ汚れの除去条件について簡単に説明する。厚手の衣類や除去しにくいしみ汚れ(野菜の汁、泥汚れなど)を除去する場合には、噴射時の水圧あるいは洗浄剤の濃度を高めに設定する。また、広い範囲のしみ汚れを除去する場合には噴射水量を多くし、しみ汚れの程度に応じて噴射時間を可変する。
【0036】
噴射時間を30秒一定にして、洗浄剤を混合した水と混合していない水をそれぞれ加熱してしみ汚れに噴射した後に、洗濯機による通常洗濯した場合におけるしみ汚れ除去の実験の結果を(表1)に示す。目視で布に残ったしみが確認できた場合は×、洗浄前よりもしみ汚れが薄くなった場合は△、目視で布に残ったしみは確認できなかった場合を○とした。
【0037】
【表1】
【0038】
なお、しみ汚れの程度に応じて噴射時間は可変させるものとする。このように、洗浄剤混合水を加熱して噴射することで、しみ汚れを効果的に除去することができた。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に記載の発明によれば、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えたから、衣類などの被洗浄物のしみ汚れ等の部分洗浄を容易に行うことができるとともに、その洗浄効果を高めることができる。
【0040】
また、請求項2に記載の発明によれば、筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤と水を混合する混合部と、前記混合部で生成された洗浄剤混合水を噴射する吐出口を有した吐出体と、前記混合部から前記吐出体に洗浄剤混合水を導く供給路と、前記吐出体に導く洗浄剤混合水を加熱する加熱手段とを備え、前記混合部から吐出体へ供給する洗浄剤混合水の洗浄剤濃度を調整可能に構成したから、しみ汚れや布地に応じて部分洗い装置から噴射する洗浄剤濃度を選択することができ、しみ汚れ等の部分洗浄性能を高めることができるとともに、衣類の傷みを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の洗濯機の一部切欠斜視図
【図2】同洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機の部分洗い装置の構成図
【図4】同洗濯機の収納部の斜視図
【図5】同洗濯機の部分洗い装置の吐出体の側面図
【図6】本発明の実施例2の洗濯機の部分洗い装置の構成図
【符号の説明】
1 筐体
3 洗濯槽
4 給水路
6 貯水容器
8 水路
9 吐出口
10 吐出体
11 加熱手段
13 水路
14 洗浄剤容器
15 供給路
16 第2の吐出体
17 吐出口
19 部分洗い装置
28 混合部
Claims (10)
- 筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、水を噴射する吐出口を設けた吐出体と、前記吐出体に水を導く水路と、前記吐出体に導く水を加熱する加熱手段と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤容器に貯えた洗浄剤を噴射する吐出口を設けた第2の吐出体と、前記第2の吐出体に洗浄剤を導く供給路とを備えた洗濯機。
- 筐体と、前記筐体内に配設した洗濯槽と、前記洗濯槽に水を供給する給水路と、洗浄剤を貯える洗浄剤容器と、前記洗浄剤と水を混合する混合部と、前記混合部で生成された洗浄剤混合水を噴射する吐出口を有した吐出体と、前記混合部から前記吐出体に洗浄剤混合水を導く供給路と、前記吐出体に導く洗浄剤混合水を加熱する加熱手段とを備え、前記混合部から吐出体へ供給する洗浄剤混合水の洗浄剤濃度を調整可能に構成した洗濯機。
- 水を貯える貯水部を設け、前記貯水部の水を吐出体に供給するようにした請求項1または2記載の洗濯機。
- 筐体に吐出体および第2の吐出体を収納する収納部を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 水路および供給路を可撓性を有するチューブで構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 吐出体および第2の吐出体は、収納部から任意の長さに引き出し可能に構成した請求項5記載の洗濯機。
- 吐出体は、噴射時の水の圧力を可変できる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 吐出体は、噴射時の水量を可変できる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 吐出体は、噴射時の水温を可変できる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 吐出体は、水の噴射時間を可変できる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
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