JP3923586B2 - 自動改札装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の情報が磁気的に記録されている乗車券や入場券などの改札券に対して自動改札処理を行なう自動改札装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、鉄道などの交通機関の駅や種々の施設などの入場口や退出口には、改札業務の省力化を目的として、自動改札処理を行なう自動改札装置が設置されている。この自動改札装置は、利用者が施設に入場する際や施設から退出する際あるいは施設を変更する際に、利用者によって投入された乗車券や入場券などの改札券を検査し、正当な改札券に対しては利用者の通過を許可し、不当な改札券に対しては利用者の通過を阻止する。
【0003】
このような自動改札装置は、駅への入退出の際や電車の乗り継ぎの際に、利用者によって投入された乗車券の片面すなわち印刷処理が施された面の裏側の面に設けられた磁気記録部に記録されている磁気情報、例えば入場駅情報や料金情報を読み取り、この読み取った情報に基づいて利用者の通行の可否を判定するともに、必要に応じて投入された乗車券に対して、磁気情報の書き込みやパンチ処理や印字処理などを行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの自動改札装置では、乗車券に対する情報の書き込みの際、書込ヘッドにより情報を書き込んだ後、ベリファイヘッドにより情報が正しく書き込まれたか否かを確認している。情報の書き込み不良に対しては、例えば駆動モーターを逆転させることにより搬送機構を逆転運転して乗車券を逆行させ、いったん乗車券を情報書込前の位置まで戻し、その後で搬送機構を正転運転して再び情報の書き込みを行なっている。
【0005】
このように搬送機構の運転方向を逆転させる行為は、特に正転逆転の切り替えを短時間で行なう際には、搬送機構を構成している部品に多大な負荷を与えるため、搬送機構の寿命を縮める要因となる。また、正転運転と逆転運転で、搬送機構のベルトの位置が微妙にずれるため、乗車券の位置ずれを引き起こし、安定した書き込みを妨げる。
【0006】
複数枚の乗車券の一括投入に対応した自動改札装置は、大きい乗車券と小さい乗車券を一緒に排出する場合には、利用者による乗車券の取り忘れを防止するため、大きい乗車券の上に小さい乗車券を重ねて排出する工夫が成されている。
【0007】
これまでは乗車券の搬送順番を整理することで対応しており、搬送順番の整理は、保留券枚数分の保留用ポケットを設け、これに乗車券をいったん保留した後、好ましい順番で乗車券を送り出すことで行なっている。
【0008】
しかし、このやり方は、保留券枚数分の保留ポケットと多くの搬送部品やフラッパ等を必要とするため、部品点数の増大やスペースの増大を招いている。
また、鉄道等の交通機関で利用されている自動改札装置には、不正乗車の防止や利用客に対しての案内などのために、乗車券に印字を行なう機能が設けられている。この印字は、切符や回数券などに対しては表面に、定期券やプリペイドカードに対しては裏面に対して行なわれる。
【0009】
自動改札装置は、この印字機能を実現するために、一つの印字ユニットと乗車券を裏返す反転装置を用いたものと、表面印字用の印字ユニットと裏面印字用の印字ユニットを別々に設けたものとがある。現在では、小型化のため、二つの印字ユニットを設けたものが主流である。
【0010】
これらの自動改札装置はいずれも、今後、要望が高まるであろうと予想される乗車券の表面と裏面の両面への印字には対応していない。これらの自動改札装置を流用して、乗車券の両面への印字を実現するには、搬送機構を逆転運転する必要がある。これは、前述したように搬送機構の寿命を縮める原因となると共に、搬送機構の逆転運転と正転運転の切り替えは乗車券の位置ずれを引き起こすため、正確な位置に安定して印字することも難しい。
【0011】
本発明は、このような現状を鑑みて成されたものであり、その主な目的は、情報の書き込みが正しく行なわれなかった乗車券に対して、搬送機構を逆転運転することなく、再度の情報の書き込みを行なえる自動改札装置を提供する。
【0012】
本発明の別の目的は、一括投入された複数枚の乗車券に対して、保留用ポケットを用いることなく、その搬送順番を変更できる自動改札装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、搬送機構を逆転運転することなく、乗車券の両面に対して印字処理を行なえる自動改札装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の自動改札装置は、
磁気記録部を備える乗車券が投入される投入口と、
この投入口に投入された前記乗車券を搬送する第1の搬送手段と、
この第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取って搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、再度前記第1の搬送手段に前記乗車券を搬送する第3の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を前記第2の搬送手段若しくは前記第3の搬送手段のいずれかに振り分ける振分手段と、
前記第2の搬送手段の後段に設けられ、前記第2の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、前記第3の搬送手段に前記乗車券を搬送する第4の搬送手段と、
前記第3の搬送手段の中段から分岐し、前記第3の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、搬送する第5の搬送手段と、
前記第2の搬送手段及び前記第5の搬送手段により搬送された前記乗車券を排出する排出口と、
前記第1の搬送手段上に設けられ、搬送される乗車券のうち小型乗車券及び大型乗車券に磁気処理を行なう磁気処理手段と、
前記第2の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の一方の面に印刷処理を行なう第1印刷手段と、
前記第5の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の他方の面に印刷処理を行なう第2印刷手段と、を具備し、
前記投入口に投入された前記小型乗車券を前記第1の搬送手段及び第2の搬送手段により前記排出口まで搬送させる第1の搬送路と、
この第1の搬送路に基づいて前記小型乗車券が搬送されているときにおいて、前記小型乗車券に対する前記磁気処理手段による処理が正しく行なわれなかったのに基づき、前記小型乗車券を前記第2及び第4の搬送手段により前記第3の搬送手段に搬送し、この第3の搬送手段により再度前記第1の搬送手段に前記小型乗車券を搬送して前記磁気処理手段により再度磁気処理を行なわせる第2の搬送路と、
前記投入口に投入された前記大型乗車券を前記第1の搬送手段で搬送させ前記振分手段により前記第3の搬送手段に振り分け前記第3の搬送手段の中段まで搬送させ、さらに前記第5の搬送手段により前記排出口まで搬送させる第3の搬送路と、
この第3の搬送路に基づいて前記大型乗車券が搬送されているときにおいて前記大型乗車券に対する前記磁気処理手段による処理が正しく行なわれなかったのに基づき、前記大型乗車券を前記振分手段により前記第3の搬送手段に振り分け、この第3の搬送手段により再度前記第1の搬送手段に前記大型乗車券を搬送して前記磁気処理手段により再度磁気処理を行なわせる第4の搬送路と、
を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項2の自動改札装置は、
磁気記録部を備える乗車券が投入される投入口と、
この投入口に投入された前記乗車券を搬送する第1の搬送手段と、
この第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取って搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、再度前記第1の搬送手段に前記乗車券を搬送する第3の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を前記第2の搬送手段若しくは前記第3の搬送手段のいずれかに振り分ける振分手段と、
前記第2の搬送手段の後段に設けられ、前記第2の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、前記第3の搬送手段に前記乗車券を搬送する第4の搬送手段と、
前記第3の搬送手段の中段から分岐し、前記第3の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、搬送する第5の搬送手段と、
前記第2の搬送手段及び前記第5の搬送手段により搬送された前記乗車券を排出する排出口と、
前記第1の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券に磁気処理を行なう磁気処理手段と、
前記第2の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の一方の面に印刷処理を行なう第1印刷手段と、
前記第5の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の他方の面に印刷処理を行なう第2印刷手段と、を具備し、
前記投入口に投入された前記乗車券を前記第1の搬送手段により前記第2の搬送手段に搬送し、前記第1印刷手段により前記乗車券の一方の面に印刷処理を行わせた後に前記第2の搬送手段により前記第3の搬送手段に搬送し、前記第3の搬送手段の中段から前記第5の搬送手段に搬送し、前記第2印刷手段により前記乗車券の他方の面に印刷処理を行わせた後に前記第5の搬送手段により前記排出口まで搬送させる搬送路を備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の自動改札装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、この実施の形態の自動改札装置の概略的な構成を示している。自動改札装置10は、利用者によって投入された乗車券を検査し、乗車券が正当な場合には利用者の通過を許可し、乗車券が不当な場合には利用者の通過を阻止する。また、自動改札装置10は、投入された乗車券に対して必要に応じてパンチ処理や印字処理を施した後、乗車券の種類や通過の目的(入場か退場か)に応じて、利用者へ乗車券を返却したり、乗車券を回収したりする。
【0024】
自動改札装置に投入される乗車券は、その片面に種々の情報が磁気的に記録されており、自動改札装置はこの情報に基づいて乗車券の検査や券種の判別を行なう。このような乗車券としては、普通乗車券、回数乗車券、定期乗車券、プリペイドカードなどがある。以下の説明においては、普通乗車券や回数乗車券の様に比較的小さい乗車券を小型乗車券と記し、定期乗車券やプリペイドカードの様に比較的大きい乗車券を大型乗車券と記すことにする。また、乗車券は、磁気的に情報が記録されている面を裏面とし、その反対側を表面とする。
【0025】
図1に示されるように、自動改札装置10は、乗車券を投入する投入口12、投入された乗車券を送り出す送出部14、乗車券の向きを正しい向きに整える整列部16、乗車券の検査と乗車券への情報書込とパンチ処理と印字処理を行なう中央処理部20、返却か回収かに応じて乗車券を振り分ける振分部70、返却のために乗車券を排出する排出部82、乗車券を露出する排出口84、回収した乗車券を収容する回収箱86を有している。
【0026】
この自動改札装置10は複数枚の乗車券の一括投入に対応しており、複数枚の乗車券の一括投入に対しては、送出部14は投入された複数枚の乗車券を一枚ずつ送り出し、中央処理部20は先に大型乗車券を処理して送り出してから続いて小型乗車券を処理して送り出し、排出部82は送られてくる複数枚の乗車券を重ねてから排出する。
【0027】
中央処理部20は、乗車券に記録されている情報を読み取る情報読取部22、裏返しに投入された乗車券を裏返す反転部28、乗車券に情報を書き込む情報書込部32、小型乗車券に対してパンチ処理と印字処理を行なう小型乗車券処理部42、大型乗車券に対してパンチ処理と印字処理を行なう大型乗車券処理部52、大型乗車券と小型乗車券の混ざった複数枚の乗車券の投入に対して大型乗車券と小型乗車券の搬送順番を整えるための一時保留部92を有している。
【0028】
また、中央処理部20は、投入された乗車券の種類、送出部14から送り出された複数の乗車券の順序、情報書込部32での乗車券への書込エラー等に応じて、前述の各部を適切な順番で経由させて乗車券を搬送する複数の搬送路を形成する搬送機構を含んでいる。この搬送機構は、複数のフラッパ62、64、66を切り換えることにより複数の搬送路の一つを作り出す。搬送機構については後に詳しく説明する。
【0029】
情報読取部22は第一の読取ヘッド24と第二の読取ヘッド26を有している。第一の読取ヘッド24はそこを通過する乗車券の上側に配置され、第二の読取ヘッド26はそこを通過する乗車券の下側に配置されており、第一の読取ヘッド24は表裏が逆に投入された乗車券の裏面に記録されている情報を読み取り、第二の読取ヘッド26は表裏が正しく投入された乗車券の裏面に記録されている情報を読み取る。
【0030】
情報読取部22は、どちらの読取ヘッドが乗車券の情報を読み取ったを調べることで乗車券の表裏を判定すると共に、読み取った情報に基づいて乗車券の種類を識別する。
【0031】
反転部28は、読取部22による表裏の正しい乗車券の投入の検出、言い換えれば情報記録面すなわち裏面が下側を向いた乗車券の確認に対しては、図2に矢印で示されるように、乗車券をそのままの姿勢で情報書込部32に送る搬送路を形成し、これとは逆に、読取部22による表裏の間違った乗車券の投入の検出、つまり、情報記録面すなわち裏面が上側を向いた乗車券の確認に対しては、図3に太線の矢印で示されるように、乗車券を裏返して情報書込部32に送る搬送路を形成する。
【0032】
この搬送路の切り替えは、揺動可能に支持されたフラッパ30の切り替えによって行なわれ、フラッパ30は、乗車券の表裏が正しい場合には、図2に示されるように乗車券の直進を妨げない姿勢を取り、乗車券の表裏が正しくない場合には、図3に示されるように乗車券の直進を妨げる姿勢を取る。図3において、表裏の正しくない乗車券は、まず、右側の小さい矢印に示されるように、先端から下方に引き込まれ、その後で、左側の小さい矢印に示されるように、後端から上方に引き上げられることにより裏返されて、表裏が正しい姿勢となって情報書込部32に送られる。
【0033】
情報書込部32は書込ヘッド34とベリファイヘッド36を有しており、書込ヘッド34は乗車券の裏面の情報記録面に磁気的手段により必要な情報を書き込み、ベリファイヘッド36は書込ヘッド34によって乗車券の裏面に書き込まれた情報を読み取る。情報処理部32は、ベリファイヘッド36による読取結果に基づいて、所定の情報が乗車券に正しく書き込まれたか否かを判断する。
【0034】
小型乗車券処理部42はパンチ装置44とサーマルヘッド46を有しており、パンチ装置44はそこを通過する小型乗車券に対して必要に応じて、例えば入場時に、パンチ処理すなわち穴開けを行ない、サーマルヘッド46はそこを通過する小型乗車券の表面に所定の情報、例えば日時等を印字する。
【0035】
大型乗車券処理部52はパンチ装置54とサーマルヘッド56を有しており、パンチ装置54はそこを通過する大型乗車券に対して必要に応じて、例えばプリペイドカードに対してその残り金額に応じて所定の位置に、パンチ処理すなわち穴開けを行ない、サーマルヘッド56はそこを通過する大型乗車券の裏面に所定の情報、例えば駅名や日時等を印字する。
【0036】
振分部70は、乗車券を排出部82に送る返却用搬送部72と、乗車券を回収箱86に送る回収用搬送部74と、乗車券を案内する搬送路を切り替えるための切替フラッパ76を有している。切替フラッパ76は、例えば、退出時の小型乗車券に対しては、これを回収用搬送部74へ案内する搬送路を形成する姿勢を取り、それ以外、例えば、入場時の小型乗車券に対して、また大型乗車券に対しては常に、これを返却用搬送部72へ案内する搬送路を形成する姿勢を取る。
【0037】
次に、中央処理部20の搬送機構について述べる。この搬送機構は、前述したように、複数の搬送路を形成でき、乗車券の種類や処理形態や処理結果に応じて適切な一つの搬送路を形成する。
【0038】
まず、一枚の乗車券が単独で投入された状況における搬送機構の動作について述べる。
搬送機構は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれた小型乗車券に対しては、これを改札処理するため、図4に示されるように、小型乗車券処理部42のパンチ装置44とサーマルヘッド46を経由させて振分部70に送る第一の搬送路(小型乗車券改札用搬送路)T1 を形成する。小型乗車券改札用搬送路T1 は、フラッパ62(振分手段)とフラッパ64の姿勢の切り替えによって形成される。フラッパ62(振分手段)は、情報読取部22による小型乗車券の確認に対して、情報書込部32を通過した乗車券を小型乗車券処理部42に案内する姿勢を取り、フラッパ64は、情報書込部32による情報の書き込みの成功の確認に対して、小型乗車券処理部42を通過した乗車券を振分部70に案内する姿勢を取る。
【0039】
振分部70は、例えば入場の際の普通乗車券のように、返却すべき小型乗車券に対しては、フラッパ76と返却用搬送部72の共働により、乗車券を排出部82に送る返却用搬送路Te を形成し、例えば退出の際の普通乗車券のように、回収すべき小型乗車券に対しては、フラッパ76と回収用搬送部74の共働により、乗車券を回収箱86に送る回収用搬送路Tc を形成する。
【0040】
搬送機構は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれなかった小型乗車券に対しては、これを再び情報書込部32に送るため、図5に示されるように、小型乗車券処理部42を通過した後に振分部70の手前から情報書込部32に戻す第二の搬送路(小型乗車券用ループ搬送路)T2 を形成する。小型乗車券用ループ搬送路T2 は、フラッパ62(振分手段)とフラッパ64とフラッパ66の姿勢の切り替えによって形成される。フラッパ62(振分手段)は、情報読取部22による小型乗車券の確認に対して、情報書込部32を通過した乗車券を小型乗車券処理部42に案内する姿勢を取り、フラッパ64とフラッパ66は、情報書込部32による情報の書き込みの失敗の確認に対して、小型乗車券処理部42を通過した乗車券を再び情報書込部32に案内する姿勢を取る。なお、小型乗車券用ループ搬送路T2 に沿って搬送される小型乗車券に対して、小型乗車券処理部42は一切処理を行なわない。
【0041】
情報書込部32は、再度送られてきた小型乗車券に対して、書込ヘッド34により情報を書き込み、ベリファイヘッド36により書き込み結果を確認する。
従って、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれなかった小型乗車券は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれるまで、図5に示される小型乗車券用ループ搬送路T2 によって繰り返し情報書込部32に戻され、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれた小型乗車券は、図4に示される小型乗車券改札用搬送路T1 によって振分部70に送られる。
【0042】
搬送機構は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれた大型乗車券に対しては、これを改札するため、図6に示されるように、大型乗車券処理部52のパンチ装置54とサーマルヘッド56を経由させて振分部70に送る第三の搬送路(大型乗車券改札用搬送路)T3 を形成する。大型乗車券改札用搬送路T3 は、フラッパ62(振分手段)とフラッパ66とフラッパ64の姿勢の切り替えによって形成される。フラッパ62(振分手段)は、情報読取部22による大型乗車券の確認に対して、情報書込部32を通過した乗車券をフラッパ66へ案内する姿勢を取り、フラッパ66は、情報書込部32による情報の書き込みの成功の確認に対して、乗車券を大型乗車券処理部52に案内する姿勢を取り、フラッパ64は、大型乗車券処理部52を通過した乗車券を振分部70に案内する姿勢を取る。
【0043】
振分部70は、大型乗車券に対しては常にこれを返却するように、フラッパ76と返却用搬送部72の共働により、乗車券を排出部82に送る返却用搬送路Te を形成する。
【0044】
搬送機構は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれなかった大型乗車券に対しては、これを再び情報書込部32に送るため、図7に示されるように、フラッパ66から情報書込部32に戻す第四の搬送路(大型乗車券用ループ搬送路)T4 を形成する。大型乗車券用ループ搬送路T4 は、フラッパ62(振分手段)とフラッパ66の姿勢の切り替えによって形成される。フラッパ62(振分手段)は、情報読取部22による大型乗車券の確認に対して、情報書込部32を通過した乗車券をフラッパ66に案内する姿勢を取り、フラッパ66は、情報書込部32による情報の書き込みの失敗の確認に対して、乗車券を再び情報書込部32に案内する姿勢を取る。
【0045】
従って、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれなかった大型乗車券は、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれるまで、図7に示される大型乗車券用ループ搬送路T4 によって繰り返し情報書込部32に戻され、情報書込部32による情報の書き込みが正しく行なわれた大型乗車券は、図6に示される小型乗車券改札用搬送路T3 によって振分部70に送られる。
【0046】
次に、複数枚の乗車券が一括で投入された状況における搬送機構の動作について述べる。
小型乗車券と大型乗車券の両方を含む複数枚の乗車券の一括投入に対しては、大型乗車券の上に小型乗車券が重ねられて排出されることが望ましい。このため、搬送機構は、先に大型乗車券を情報書込部32と大型乗車券処理部52に送り、その後で小型乗車券を情報書込部32と小型乗車券処理部42に送る。
【0047】
図5に示される小型乗車券用ループ搬送路T2 と図7に示される大型乗車券用ループ搬送路T4 は共通する部分を有しており、その共通部分には一時保留部92が設けられている。一時保留部92は第一のストッパ94と第二のストッパ96を有しており、第一のストッパ94と第二のストッパ96は共に、小型乗車券用ループ搬送路T2 と大型乗車券用ループ搬送路T4 の共通部分を搬送される乗車券を保留する。
【0048】
以下では、三枚の乗車券が一括投入されたものとして説明する。三枚の乗車券の一括投入に対して、送出部14は一枚ずつ順番に乗車券を送り出し、乗車券は整列部16を経て中央処理部20に供給される。情報読取部22は、乗車券の情報を読み取ることにより、順番に搬送される乗車券の種類、つまり小型乗車券か大型乗車券かを認識する。
【0049】
三枚の乗車券が共に同じ種類である場合には、三枚の乗車券は順番に情報書込部32によって情報の書き込みが行なわれる。
情報処理部32による情報書き込みが正しく行なわれた乗車券は、乗車券が大型乗車券の場合には、図6に示される大型乗車券改札用搬送路T3 に沿って搬送され、大型乗車券処理部52を経て振分部70に送られ返却され、乗車券が小型乗車券の場合には、図4に示される小型乗車券改札用搬送路T1 に沿って搬送され、小型乗車券処理部42を経て振分部70に送られ、返却または回収される。
【0050】
情報書込部32による情報書き込みが正しく行なわれなかった乗車券は、乗車券が大型乗車券の場合には、図7に示される大型乗車券用ループ搬送路T4 に沿って搬送され、再び情報書込部32に送られ、乗車券が小型乗車券の場合には、図5に示される小型乗車券用ループ搬送路T2 に沿って搬送され、再び情報書込部32に送られる。
【0051】
三枚の乗車券が小型乗車券と大型乗車券の両方を含む場合には、大型乗車券が先に振分部70に送られ、その後で小型乗車券が振分部70に送られるように、搬送機構は、必要に応じて図5に示される小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成して、そこから送り出す三枚の乗車券の順番を変える。以下、具体例をあげて説明する。
【0052】
三枚の乗車券が、小型乗車券、大型乗車券、大型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目の小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、小型乗車券は情報書込部32を素通りして一時保留部92に送られ、一時保留部92は送られ来る小型乗車券を第一のストッパ94を用いて一時的に保留する。搬送機構は二枚目と三枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、二枚目と三枚目の大型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。一時保留部92は、他の二枚の大型乗車券に対する情報の書き込みが正しく行なわれたことが確認された後、第一のストッパ94による小型乗車券の保留を解除し、小型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。
【0053】
三枚の乗車券が、大型乗車券、小型乗車券、大型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、一枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。また、搬送機構は二枚目の小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、小型乗車券は情報書込部32を素通りして一時保留部92に送られ、一時保留部92は送られくる小型乗車券を第一のストッパ94を用いて一時的に保留する。搬送機構は三枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、三枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。一時保留部92は、他の二枚の大型乗車券に対する情報の書き込みが正しく行なわれたことが確認された後、第一のストッパ94による小型乗車券の保留を解除し、小型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。
【0054】
三枚の乗車券が、小型乗車券、小型乗車券、大型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目の小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、一枚目の小型乗車券は情報書込部32を素通りして一時保留部92に送られ、一時保留部92は送られくる一枚目の小型乗車券を第一のストッパ94を用いて一時的に保留する。また、搬送機構は二枚目の小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、小型乗車券は情報書込部32を素通りして一時保留部92に送られ、一時保留部92は送られくる小型乗車券を第二のストッパ96を用いて一時的に保留する。搬送機構は三枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、三枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。一時保留部92は、大型乗車券に対する情報の書き込みが正しく行なわれたことが確認された後、第一のストッパ94による小型乗車券の保留を解除し、小型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。続いて、一時保留部92は、第二のストッパ96による小型乗車券の保留を解除し、小型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。
【0055】
三枚の乗車券が、小型乗車券、大型乗車券、小型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目の小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、一枚目の小型乗車券は情報書込部32を素通りして一時保留部92に送られ、一時保留部92は送られくる一枚目の小型乗車券を第一のストッパ94を用いて一時的に保留する。また、搬送機構は二枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、二枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。搬送機構は三枚目の小型乗車券に対して小型乗車券改札用搬送路T1 を形成し、三枚目の小型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。その後、一時保留部92は、第一のストッパ94による小型乗車券の保留を解除し、小型乗車券は情報書込部32に送られて情報の書き込みが行なわれる。
【0056】
三枚の乗車券が、大型乗車券、小型乗車券、小型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、一枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。搬送機構は二枚目と三枚目の小型乗車券に対して小型乗車券改札用搬送路T1 を形成し、二枚目と三枚目の小型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。
【0057】
三枚の乗車券が、大型乗車券、大型乗車券、小型乗車券の順番で中央処理部20に供給された場合、搬送機構は一枚目と二枚目の大型乗車券に対して大型乗車券改札用搬送路T3 を形成し、一枚目と二枚目の大型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。搬送機構は三枚目の小型乗車券に対して小型乗車券改札用搬送路T1 を形成し、三枚目の小型乗車券は情報書込部32において情報の書き込みが行なわれる。
【0058】
上の動作説明において、情報書込部32による大型乗車券に対する情報書き込みが正しく行なわれなかった場合、搬送機構は、この大型乗車券に対して大型乗車券用ループ搬送路T4 を形成して、大型乗車券を一時保留部92に送る。一時保留部92は、この大型乗車券が一時保留部92に達する前に、第一のストッパ94による小型乗車券の保留を解除し、さらに第二のストッパ96に別の小型乗車券を保留して場合には第二のストッパ96による保留を解除してこの小型乗車券を第一のストッパ94に送り、その後に送られてくる大型乗車券を第二のストッパ96を用いて保留する。搬送機構は、一時保留部92から送り出された小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成し、小型乗車券を再び一時保留部92に送る。同様の操作を適当な回数繰り返すことにより、大型乗車券に続いて小型乗車券が情報書込部32に送られるように、乗車券の順番を入れ替える。
【0059】
また、情報書込部32による小型乗車券に対する情報書き込みが正しく行なわれなかった場合、搬送機構は、小型乗車券に対して小型乗車券用ループ搬送路T2 を形成して、小型乗車券を一時保留部92に送る。このとき、一時保留部92に戻る搬送路に残っている乗車券は小型乗車券だけなので、乗車券の順番を入れ替える必要はない。
【0060】
情報処理部32による情報書き込みが正しく行なわれた大型乗車券は、大型乗車券改札用搬送路T3 に沿って搬送され、大型乗車券処理部52で適宜処理された後、振分部70を経て排出部82に送られる。また、情報の書き込みが正しく行なわれた小型乗車券は、小型乗車券改札用搬送路T1 に沿って搬送され、小型乗車券処理部42で適宜処理された後、振分部70によって振分けられ、排出部82または回収箱86のいずれかに送られる。排出部82は、小型乗車券が返却される場合には、大型乗車券の上に小型乗車券を重ねて排出口84から露出させ、小型乗車券が回収される場合には、大型乗車券だけを排出口84から露出させる。
【0061】
さらに、搬送機構は、表面と裏面の両方に印字される乗車券に対しては、図8に示されるように、小型乗車券処理部42のパンチ装置44とサーマルヘッド46を経由させ、続いて、大型乗車券処理部52のパンチ装置54とサーマルヘッド56を経由させた後で、乗車券を振分部70に送る第五の搬送路(両面印字用搬送路)T5 を形成する。両面印字用搬送路T5 は、フラッパ62(振分手段)とフラッパ64とフラッパ66の姿勢の切り替えによって形成される。情報読取部22による両面印字用の乗車券の確認に対して、フラッパ62(振分手段)は情報書込部32からの乗車券を小型乗車券処理部42に案内する姿勢を取り、フラッパ64は小型乗車券処理部42からの乗車券をフラッパ66に案内する姿勢を取り、フラッパ66は送られてくる乗車券を大型乗車券処理部52に案内する姿勢を取り、さらに、大型乗車券処理部52を通過した乗車券はフラッパ64によって振分部70に送られる。
【0062】
乗車券は、小型乗車券処理部42のサーマルヘッド46によって一方の面(例えば表面)に印字され、大型乗車券処理部52のサーマルヘッド56によって他方の面(例えば裏面)に印字される。表面と裏面の両方に印字された乗車券は振分部70に送られ、フラッパ76と返却用搬送路Te により排出部82に送られ、排出口84から露出される。
【0063】
この実施の形態の自動改札装置では、情報書込部32において情報の書き込みが正しく行なわれなかった小型乗車券は、これを一方向に搬送する小型乗車券用ループ搬送をT2 によって情報書込部32に戻され、情報書込部32において情報の書き込みが正しく行なわれなかった大型乗車券は、これを一方向に搬送する大型乗車券用ループ搬送をT4 によって情報書込部32に戻される。このように、この自動改札装置は、乗車券を通常の反対方向に逆転搬送する機構を持たないので、その構成部品が受ける負荷が少なく、従って寿命が長い。
【0064】
また、一時保留部92は、小型乗車券用ループ搬送路T2 と大型乗車券用ループ搬送路T4 の共通部分に設けられているので、部品点数の削減やスペースの低減に適している。
【0065】
さらに、フラッパの切り替えによって小型乗車券処理部42と大型乗車券処理部52を通る搬送路を形成できるので、搬送路を追加したり搬送方向を逆転したりすることなく、乗車券の表面と裏面の両方に対して印字を行なうことができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、情報の書き込みが正しく行なわれなかった乗車券に対して、搬送機構を逆転運転することなく、再度の情報の書き込みを行なえる自動改札装置が提供される。その自動改札装置は、寿命の長い搬送機構を持ち、安定した情報の書き込みを行なえる。
【0067】
また、一括投入された複数枚の乗車券に対して、保留用ポケットを用いることなく、その搬送順番を変更できる自動改札装置が提供される。その自動改札装置は、保留用ポケットを持たないので小型に構成される。
さらに、搬送機構を逆転運転することなく、乗車券の両面に対して印字処理を行なえる自動改札装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動改札装置の概略的な構成を示している。
【図2】反転部における表裏の正しい乗車券の搬送の様子を示している。
【図3】反転部における表裏が逆の乗車券の搬送の様子を示している。
【図4】情報書込部による情報の書き込みが正しく行なわれた小型乗車券に対して搬送機構が形成する小型乗車券改札用搬送路を示している。
【図5】情報書込部による情報の書き込みが正しく行なわれなかった小型乗車券に対して搬送機構が形成する小型乗車券用ループ搬送路を示している。
【図6】情報書込部による情報の書き込みが正しく行なわれた大型乗車券に対して搬送機構が形成する大型乗車券改札用搬送路を示している。
【図7】情報書込部による情報の書き込みが正しく行なわれなかった大型乗車券に対して搬送機構が形成する大型乗車券用ループ搬送路を示している。
【図8】両面が印字される乗車券に対して搬送機構が形成する両面印字用搬送路を示している。
【符号の説明】
10 自動改札装置
12 投入口
14 送出部
16 整列部
20 中央処理部
22 情報読取部
32 情報書込部
42 小型乗車券処理部
46 サーマルヘッド
52 大型乗車券処理部
56 サーマルヘッド
70 振分部
82 排出部
84 排出口
Claims (3)
- 磁気記録部を備える乗車券が投入される投入口と、
この投入口に投入された前記乗車券を搬送する第1の搬送手段と、
この第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取って搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、再度前記第1の搬送手段に前記乗車券を搬送する第3の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を前記第2の搬送手段若しくは前記第3の搬送手段のいずれかに振り分ける振分手段と、
前記第2の搬送手段の後段に設けられ、前記第2の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、前記第3の搬送手段に前記乗車券を搬送する第4の搬送手段と、
前記第3の搬送手段の中段から分岐し、前記第3の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、搬送する第5の搬送手段と、
前記第2の搬送手段及び前記第5の搬送手段により搬送された前記乗車券を排出する排出口と、
前記第1の搬送手段上に設けられ、搬送される乗車券のうち小型乗車券及び大型乗車券に磁気処理を行なう磁気処理手段と、
前記第2の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の一方の面に印刷処理を行なう第1印刷手段と、
前記第5の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の他方の面に印刷処理を行なう第2印刷手段と、を具備し、
前記投入口に投入された前記小型乗車券を前記第1の搬送手段及び第2の搬送手段により前記排出口まで搬送させる第1の搬送路と、
この第1の搬送路に基づいて前記小型乗車券が搬送されているときにおいて、前記小型乗車券に対する前記磁気処理手段による処理が正しく行なわれなかったのに基づき、前記小型乗車券を前記第2及び第4の搬送手段により前記第3の搬送手段に搬送し、この第3の搬送手段により再度前記第1の搬送手段に前記小型乗車券を搬送して前記磁気処理手段により再度磁気処理を行なわせる第2の搬送路と、
前記投入口に投入された前記大型乗車券を前記第1の搬送手段で搬送させ前記振分手段により前記第3の搬送手段に振り分け前記第3の搬送手段の中段まで搬送させ、さらに前記第5の搬送手段により前記排出口まで搬送させる第3の搬送路と、
この第3の搬送路に基づいて前記大型乗車券が搬送されているときにおいて前記大型乗車券に対する前記磁気処理手段による処理が正しく行なわれなかったのに基づき、前記大型乗車券を前記振分手段により前記第3の搬送手段に振り分け、この第3の搬送手段により再度前記第1の搬送手段に前記大型乗車券を搬送して前記磁気処理手段により再度磁気処理を行なわせる第4の搬送路と、
を備えたことを特徴とする自動改札装置。 - 磁気記録部を備える乗車券が投入される投入口と、
この投入口に投入された前記乗車券を搬送する第1の搬送手段と、
この第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取って搬送する第2の搬送手段と、
前記第1の搬送手段の後段に設けられ、前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、再度前記第1の搬送手段に前記乗車券を搬送する第3の搬送手段と、
前記第1の搬送手段により搬送された前記乗車券を前記第2の搬送手段若しくは前記第3の搬送手段のいずれかに振り分ける振分手段と、
前記第2の搬送手段の後段に設けられ、前記第2の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、前記第3の搬送手段に前記乗車券を搬送する第4の搬送手段と、
前記第3の搬送手段の中段から分岐し、前記第3の搬送手段により搬送された前記乗車券を受け取り、搬送する第5の搬送手段と、
前記第2の搬送手段及び前記第5の搬送手段により搬送された前記乗車券を排出する排出口と、
前記第1の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券に磁気処理を行なう磁気処理手段と、
前記第2の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の一方の面に印刷処理を行なう第1印刷手段と、
前記第5の搬送手段上に設けられ、搬送される前記乗車券の他方の面に印刷処理を行なう第2印刷手段と、を具備し、
前記投入口に投入された前記乗車券を前記第1の搬送手段により前記第2の搬送手段に搬送し、前記第1印刷手段により前記乗車券の一方の面に印刷処理を行わせた後に前記第2の搬送手段により前記第3の搬送手段に搬送し、前記第3の搬送手段の中段から前記第5の搬送手段に搬送し、前記第2印刷手段により前記乗車券の他方の面に印刷処理を行わせた後に前記第5の搬送手段により前記排出口まで搬送させる搬送路を備えたことを特徴とする自動改札装置。 - 前記第3の搬送手段において、第5の搬送手段は前記第4の搬送手段から乗車券が搬送される位置よりも搬送方向後段の位置から分岐していることを特徴とする請求項1または2の自動改札装置。
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JPH10283508A JPH10283508A (ja) | 1998-10-23 |
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JP08937297A Expired - Fee Related JP3923586B2 (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | 自動改札装置 |
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JP (1) | JP3923586B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-08 JP JP08937297A patent/JP3923586B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10283508A (ja) | 1998-10-23 |
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