JP2710540B2 - 自動改札機 - Google Patents
自動改札機Info
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- JP2710540B2 JP2710540B2 JP5154164A JP15416493A JP2710540B2 JP 2710540 B2 JP2710540 B2 JP 2710540B2 JP 5154164 A JP5154164 A JP 5154164A JP 15416493 A JP15416493 A JP 15416493A JP 2710540 B2 JP2710540 B2 JP 2710540B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ticket
- transport path
- tickets
- holding
- path
- Prior art date
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- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動改札機に係り、特
に、一人の利用者の改札処理、すなわち、一つの改札処
理に普通乗車券と特急券のように、複数枚組の乗車券類
を使用することのできる自動改札機、いわゆる複数乗車
券対応型の自動改札機に関する。
に、一人の利用者の改札処理、すなわち、一つの改札処
理に普通乗車券と特急券のように、複数枚組の乗車券類
を使用することのできる自動改札機、いわゆる複数乗車
券対応型の自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数乗車券対応型の自動
改札機は、例えば特開昭58−78280号公報に示さ
れるように、自動改札機の本体(以下、本体という)の
挿入口に挿入された複数枚の乗車券類(以下、乗車券と
いう)に記録しているデータの演算結果が有効なとき
に、入場(改札)または出場(集札)を許可するように
ドアが開閉制御されるように構成されている。
改札機は、例えば特開昭58−78280号公報に示さ
れるように、自動改札機の本体(以下、本体という)の
挿入口に挿入された複数枚の乗車券類(以下、乗車券と
いう)に記録しているデータの演算結果が有効なとき
に、入場(改札)または出場(集札)を許可するように
ドアが開閉制御されるように構成されている。
【0003】上記自動改札機において、入場を許可する
場合は、挿入された複数枚の乗車券に、入場データが記
録されて排出口から排出されて利用者(乗客)に返却さ
れるとともに、複数枚の乗車券のうち一枚でも無効券が
あれば、ドアは入場を阻止するように回動され、全ての
乗車券が排出口から排出されて利用者へ返却される。ま
た、出場の際は、挿入された複数枚の乗車券は本体内に
回収されるが、定期券等のように返却の必要のある乗車
券は排出口から排出されて返却される。そして、複数枚
のうち一枚でも無効券があるときは、ドアは出場を阻止
するように回動されるとともに、全ての乗車券が排出口
から返却される。
場合は、挿入された複数枚の乗車券に、入場データが記
録されて排出口から排出されて利用者(乗客)に返却さ
れるとともに、複数枚の乗車券のうち一枚でも無効券が
あれば、ドアは入場を阻止するように回動され、全ての
乗車券が排出口から排出されて利用者へ返却される。ま
た、出場の際は、挿入された複数枚の乗車券は本体内に
回収されるが、定期券等のように返却の必要のある乗車
券は排出口から排出されて返却される。そして、複数枚
のうち一枚でも無効券があるときは、ドアは出場を阻止
するように回動されるとともに、全ての乗車券が排出口
から返却される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数乗車券対応型の自動改札機においては、先に挿
入された乗車券が有効と判定されて改札データが書込ま
れた後に、後に挿入された乗車券が無効と判定されたと
き、一つの改札処理ができないために、全ての乗車券が
利用者に返却されるが、この場合、先に有効と判定され
た乗車券は再使用できなくなる。このような不都合を避
けるために、挿入された全ての乗車券の読取りが終了す
るまで、先に挿入された乗車券を本体内部に一時保留し
ておき、全ての乗車券が有効と判定されたときに、初め
て全ての乗車券に改札データを書込むようにしている。
したがって、本体内には、挿入された乗車券を一時保留
するための複雑な機構を必要としていた。
来の複数乗車券対応型の自動改札機においては、先に挿
入された乗車券が有効と判定されて改札データが書込ま
れた後に、後に挿入された乗車券が無効と判定されたと
き、一つの改札処理ができないために、全ての乗車券が
利用者に返却されるが、この場合、先に有効と判定され
た乗車券は再使用できなくなる。このような不都合を避
けるために、挿入された全ての乗車券の読取りが終了す
るまで、先に挿入された乗車券を本体内部に一時保留し
ておき、全ての乗車券が有効と判定されたときに、初め
て全ての乗車券に改札データを書込むようにしている。
したがって、本体内には、挿入された乗車券を一時保留
するための複雑な機構を必要としていた。
【0005】また、従来の自動改札機においては、乗車
券の表面(行先等の記載されている面)が挿入口に裏返
しにして挿入されたときは、排出口から裏返しのまま排
出されるので、利用者(乗客)は、自己の乗車券か否か
の判別がつきにくい等の不便があった。
券の表面(行先等の記載されている面)が挿入口に裏返
しにして挿入されたときは、排出口から裏返しのまま排
出されるので、利用者(乗客)は、自己の乗車券か否か
の判別がつきにくい等の不便があった。
【0006】さらに、裏返しに挿入された乗車券にも印
字やパンチング等の所定の処理を行う必要があるため
に、乗車券の表面を上にして挿入された乗車券に対する
印字ユニット等の他に、裏返しに挿入された乗車券用と
して別途印字ユニット等を設けなければならず、コスト
高になる欠点があった。
字やパンチング等の所定の処理を行う必要があるため
に、乗車券の表面を上にして挿入された乗車券に対する
印字ユニット等の他に、裏返しに挿入された乗車券用と
して別途印字ユニット等を設けなければならず、コスト
高になる欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡単な一時保
留機構を用いて、挿入口へ乗車券が裏返しで挿入された
ときに、排出口からは表面を上にして排出することので
きる自動改札機を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、簡単な一時保
留機構を用いて、挿入口へ乗車券が裏返しで挿入された
ときに、排出口からは表面を上にして排出することので
きる自動改札機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動改札機
は、上記目的を達成するために、本体の挿入口と排出口
との間に搬送路を設け、その挿入口から挿入された乗車
券がその搬送路によりその排出口へ搬送される間に、そ
の乗車券に記録されているデータを基に演算処理して改
札処理を行う自動改札機において、前記挿入口に挿入さ
れた乗車券の表裏方向を検出する検出手段と、乗車券が
複数枚組のときに各乗車券を1枚毎に段状に一時保留す
ることのできる保留搬送路と、前記搬送路から乗車券を
前記保留搬送路へ分流させる分流手段と、前記保留搬送
路から前記搬送路へ乗車券を合流させる合流手段と、前
記検出手段が表面を上にして乗車券が挿入されたと判定
し、かつ、その乗車券が前記保留搬送路に一時保留され
たときに、その保留搬送路を前記合流手段側に搬送させ
るとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車券を排出
させ、その検出手段が裏面を上にして乗車券が挿入され
たと判定し、かつ、その乗車券がその保留搬送路に一時
保留されたときに、その保留搬送路を前記分流手段側に
搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車
券を排出させる搬送制御手段とを有することを特徴とし
ている。
は、上記目的を達成するために、本体の挿入口と排出口
との間に搬送路を設け、その挿入口から挿入された乗車
券がその搬送路によりその排出口へ搬送される間に、そ
の乗車券に記録されているデータを基に演算処理して改
札処理を行う自動改札機において、前記挿入口に挿入さ
れた乗車券の表裏方向を検出する検出手段と、乗車券が
複数枚組のときに各乗車券を1枚毎に段状に一時保留す
ることのできる保留搬送路と、前記搬送路から乗車券を
前記保留搬送路へ分流させる分流手段と、前記保留搬送
路から前記搬送路へ乗車券を合流させる合流手段と、前
記検出手段が表面を上にして乗車券が挿入されたと判定
し、かつ、その乗車券が前記保留搬送路に一時保留され
たときに、その保留搬送路を前記合流手段側に搬送させ
るとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車券を排出
させ、その検出手段が裏面を上にして乗車券が挿入され
たと判定し、かつ、その乗車券がその保留搬送路に一時
保留されたときに、その保留搬送路を前記分流手段側に
搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車
券を排出させる搬送制御手段とを有することを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】上記構成において、検出手段は、表面を上にし
て乗車券が挿入されたと判定し、かつその乗車券が保留
搬送路に一時保留されたときに、その保留搬送路を合流
手段側に搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚
ずつ乗車券を排出させる。つまり乗車券は反転されずに
搬送路へ送られる。他方、検出手段が裏面を上にして乗
車券が挿入されたと判定し、かつその乗車券がその保留
搬送路に一時保留されたときに、その保留搬送路を分流
手段側に搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚
ずつ乗車券を排出させる。つまり乗車券は反転されて表
面を上にして搬送路へ送られる。
て乗車券が挿入されたと判定し、かつその乗車券が保留
搬送路に一時保留されたときに、その保留搬送路を合流
手段側に搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚
ずつ乗車券を排出させる。つまり乗車券は反転されずに
搬送路へ送られる。他方、検出手段が裏面を上にして乗
車券が挿入されたと判定し、かつその乗車券がその保留
搬送路に一時保留されたときに、その保留搬送路を分流
手段側に搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚
ずつ乗車券を排出させる。つまり乗車券は反転されて表
面を上にして搬送路へ送られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る自動改札機の概
略構成図であって、本体aの一端側(図1において右
側)に挿入口1が設けられているとともに、他端側に排
出口2が設けられている。
する。図1は、本発明の一実施例に係る自動改札機の概
略構成図であって、本体aの一端側(図1において右
側)に挿入口1が設けられているとともに、他端側に排
出口2が設けられている。
【0011】挿入口1と排出口2との間の本体a内に
は、挿入口1から挿入された乗車券を排出口2まで搬送
するための搬送路3が設けられている。この搬送路3
は、挿入口1側から排出口2側にかけて、順に、挿入さ
れた乗車券を整列させる整列搬送路3a、磁気読取ヘッ
ドH1 ,H2 を有する読取搬送路3b、後述する保留搬
送路を対設している主搬送路3c及び乗車券を排出口2
へ排出する排出搬送路3dからなり、モータM1 により
図示の矢印方向へ搬送するように構成されている。
は、挿入口1から挿入された乗車券を排出口2まで搬送
するための搬送路3が設けられている。この搬送路3
は、挿入口1側から排出口2側にかけて、順に、挿入さ
れた乗車券を整列させる整列搬送路3a、磁気読取ヘッ
ドH1 ,H2 を有する読取搬送路3b、後述する保留搬
送路を対設している主搬送路3c及び乗車券を排出口2
へ排出する排出搬送路3dからなり、モータM1 により
図示の矢印方向へ搬送するように構成されている。
【0012】保留搬送路4は、主搬送路3cのウイング
W1 (本発明の分流手段に当る)と合流搬送路(本発明
の合流手段に当る)3c′との間の下方に設けられると
ともに、保留搬送路4の搬送方向と平行に、かつ互いに
所定の間隔を保って3段に設けられていて、上段保留搬
送路4a、中段保留搬送路4b及び下段保留搬送路4c
から構成されている。
W1 (本発明の分流手段に当る)と合流搬送路(本発明
の合流手段に当る)3c′との間の下方に設けられると
ともに、保留搬送路4の搬送方向と平行に、かつ互いに
所定の間隔を保って3段に設けられていて、上段保留搬
送路4a、中段保留搬送路4b及び下段保留搬送路4c
から構成されている。
【0013】各保留搬送路4a〜4cは、モータM2 に
よって駆動されるように構成されていて、モータM2 が
時計方向に回転したときは、各保留搬送路4a〜4cの
搬送方向は、主搬送路3cの搬送方向と同方向となり
(図1の実線矢印参照)、他方、モータM2 が反時計方
向に回転したときは、各保留搬送路4a〜4cの搬送方
向は、主搬送路3cの搬送方向と逆方向となるように構
成されている(図1の鎖線矢印参照)。
よって駆動されるように構成されていて、モータM2 が
時計方向に回転したときは、各保留搬送路4a〜4cの
搬送方向は、主搬送路3cの搬送方向と同方向となり
(図1の実線矢印参照)、他方、モータM2 が反時計方
向に回転したときは、各保留搬送路4a〜4cの搬送方
向は、主搬送路3cの搬送方向と逆方向となるように構
成されている(図1の鎖線矢印参照)。
【0014】各保留搬送路4a〜4cの一端側(図1で
は左側)には、図示しないソレノイド駆動されるストッ
パT1 ,T2 ,T3 がそれぞれ設けられていて、乗車券
を一時保留したり、排出したりすることができるように
構成されている。
は左側)には、図示しないソレノイド駆動されるストッ
パT1 ,T2 ,T3 がそれぞれ設けられていて、乗車券
を一時保留したり、排出したりすることができるように
構成されている。
【0015】各保留搬送路4a〜4cの他端側(図1で
は右側)には、つまりウイングW 1 の下方には、モータ
M2 によって駆動される分配搬送路5が設けられている
とともに、各保留搬送路4a〜4cとの間には、ウイン
グW2 〜W4 がそれぞれ設けられている。
は右側)には、つまりウイングW 1 の下方には、モータ
M2 によって駆動される分配搬送路5が設けられている
とともに、各保留搬送路4a〜4cとの間には、ウイン
グW2 〜W4 がそれぞれ設けられている。
【0016】上述したウイングW1 〜W 4 のうち、主搬
送路3cに設けられているウイングW1 、上段保留搬送
路4a側に設けられているウイングW2 及び中段保留搬
送路4b側に設けられているウイングW3 は、図示しな
いソレノイドにより二点鎖線で示されるように移動し
て、乗車券の搬送方向を変更できるように構成されてい
る。
送路3cに設けられているウイングW1 、上段保留搬送
路4a側に設けられているウイングW2 及び中段保留搬
送路4b側に設けられているウイングW3 は、図示しな
いソレノイドにより二点鎖線で示されるように移動し
て、乗車券の搬送方向を変更できるように構成されてい
る。
【0017】上記合流搬送路3c′は、一部が主搬送路
3と重なり合って主搬送路3の後半部を形成し、他の一
部は各保留搬送路4a〜4cの一端側に位置していて、
モータM1 によって駆動されるように構成されている。
3と重なり合って主搬送路3の後半部を形成し、他の一
部は各保留搬送路4a〜4cの一端側に位置していて、
モータM1 によって駆動されるように構成されている。
【0018】図中6は、主搬送路3と排出搬送路3dと
の間に設けられていて、乗車券に所定の改札データを書
込んだり、印字をしたり、複数の乗車券を一括して排出
できるように揃えたりする後処理ユニットであり、ま
た、図中Cはマイクロコンピュータを中心に構成されて
いて、本体aを統括的に制御する制御器である。そし
て、図中、S,S…は、主搬送路3c及び各保留搬送路
4a〜4cに設けられたセンサであって、各搬送路にお
ける乗車券の位置を検出することができるように構成さ
れている。
の間に設けられていて、乗車券に所定の改札データを書
込んだり、印字をしたり、複数の乗車券を一括して排出
できるように揃えたりする後処理ユニットであり、ま
た、図中Cはマイクロコンピュータを中心に構成されて
いて、本体aを統括的に制御する制御器である。そし
て、図中、S,S…は、主搬送路3c及び各保留搬送路
4a〜4cに設けられたセンサであって、各搬送路にお
ける乗車券の位置を検出することができるように構成さ
れている。
【0019】次に、本実施例に係る自動改札機の制御動
作について説明する。先ず、最初に一枚の乗車券で一つ
の改札処理ができる場合について説明する。この場合に
おいて、乗車券が表面を上にして挿入口1に挿入された
ときは、乗車券に記録されているデータは一方の磁気ヘ
ッドH1 で読取られる。つまり、磁気ヘッドH1 で磁気
データが読取られたときは、上向きで挿入されたと判定
される。このときは、ウイングW1 は二点鎖線位置とな
り、したがって、乗車券は主搬送路3c、後処理ユニッ
ト6及び排出搬送路3dを介して排出口2へ排出され
る。
作について説明する。先ず、最初に一枚の乗車券で一つ
の改札処理ができる場合について説明する。この場合に
おいて、乗車券が表面を上にして挿入口1に挿入された
ときは、乗車券に記録されているデータは一方の磁気ヘ
ッドH1 で読取られる。つまり、磁気ヘッドH1 で磁気
データが読取られたときは、上向きで挿入されたと判定
される。このときは、ウイングW1 は二点鎖線位置とな
り、したがって、乗車券は主搬送路3c、後処理ユニッ
ト6及び排出搬送路3dを介して排出口2へ排出され
る。
【0020】上述とは逆に、乗車券が裏面を上にして、
つまり裏返しで挿入口1に挿入されたときは、乗車券に
記録されているデータは他方の磁気ヘッドH2 で読取ら
れる。このときは、ウイングW1 及びウイングW2 は実
線位置に、またモータM2 は時計方向に回転されるとと
もに、上段保留搬送路4aのストッパTは一時保留状態
となる。したがって、乗車券はウイングW1 ,W2 を介
して上段保留搬送路4aに一時保留される。
つまり裏返しで挿入口1に挿入されたときは、乗車券に
記録されているデータは他方の磁気ヘッドH2 で読取ら
れる。このときは、ウイングW1 及びウイングW2 は実
線位置に、またモータM2 は時計方向に回転されるとと
もに、上段保留搬送路4aのストッパTは一時保留状態
となる。したがって、乗車券はウイングW1 ,W2 を介
して上段保留搬送路4aに一時保留される。
【0021】次いで、モータM2 が反時計方向に回転さ
れると、上段保留搬送路4aに一時保留されていた乗車
券は、ウイングW1 ,W2 を介して主搬送路3cに送出
される。このように上段保留搬送路(中段保留搬送路4
b,下段保留搬送路4cも同じ)4aが逆方向に搬送し
て主搬送路3cに乗車券を送出すると、乗車券が反転さ
れて、表面が上になって後処理ユニット6側に送出され
る。したがって、後処理ユニット6は、挿入口1への乗
車券の表裏の挿入方向に関係なく、表面挿入のための印
字ユニット等を持つだけで足りるので、低コストに製造
することができる。
れると、上段保留搬送路4aに一時保留されていた乗車
券は、ウイングW1 ,W2 を介して主搬送路3cに送出
される。このように上段保留搬送路(中段保留搬送路4
b,下段保留搬送路4cも同じ)4aが逆方向に搬送し
て主搬送路3cに乗車券を送出すると、乗車券が反転さ
れて、表面が上になって後処理ユニット6側に送出され
る。したがって、後処理ユニット6は、挿入口1への乗
車券の表裏の挿入方向に関係なく、表面挿入のための印
字ユニット等を持つだけで足りるので、低コストに製造
することができる。
【0022】2枚の乗車券で一改札処理をする場合につ
いて説明する。先ず、最初に挿入された乗車券が有効な
とき、つまり、磁気ヘッドH1 (又はH2 )で読取られ
たデータが有効なときは、ウイングW1 ,W2 は実線位
置となり、したがって、その乗車券は上段保留搬送路4
aに一時保留される。そして、2枚目の乗車券が有効な
ときは、ウイングW1 は二点鎖線位置となり、したがっ
て、2枚目の乗車券は主搬送路3cを介して後処理ユニ
ット6に送出される。
いて説明する。先ず、最初に挿入された乗車券が有効な
とき、つまり、磁気ヘッドH1 (又はH2 )で読取られ
たデータが有効なときは、ウイングW1 ,W2 は実線位
置となり、したがって、その乗車券は上段保留搬送路4
aに一時保留される。そして、2枚目の乗車券が有効な
ときは、ウイングW1 は二点鎖線位置となり、したがっ
て、2枚目の乗車券は主搬送路3cを介して後処理ユニ
ット6に送出される。
【0023】次いで、上段保留搬送路4aに一時保留さ
れていた最初の乗車券が後処理ユニット6に送出される
が、この場合、最初の乗車券が裏返しで挿入されたもの
であるときは、上述したように、上段保留搬送路4aは
逆方向に搬送されるが、正常に挿入されたものであると
きは、ストッパT1 は下降し、かつモータM2 も時計方
向に回転して、乗車券を上段保留搬送路4aから合流搬
送路3c′を介して主搬送路3cに送出する。したがっ
て、上段保留搬送路4aに一時保留されていた乗車券
は、反転されることなく、主搬送路3cに送出される。
れていた最初の乗車券が後処理ユニット6に送出される
が、この場合、最初の乗車券が裏返しで挿入されたもの
であるときは、上述したように、上段保留搬送路4aは
逆方向に搬送されるが、正常に挿入されたものであると
きは、ストッパT1 は下降し、かつモータM2 も時計方
向に回転して、乗車券を上段保留搬送路4aから合流搬
送路3c′を介して主搬送路3cに送出する。したがっ
て、上段保留搬送路4aに一時保留されていた乗車券
は、反転されることなく、主搬送路3cに送出される。
【0024】最初に挿入された乗車券が無効券の場合
は、上段保留搬送路4に一時保留されることなく、つま
り、ウイングW1 が実線位置となることなく、しかも後
処理ユニット6で印字等の処理もされることなく排出口
2に排出される。
は、上段保留搬送路4に一時保留されることなく、つま
り、ウイングW1 が実線位置となることなく、しかも後
処理ユニット6で印字等の処理もされることなく排出口
2に排出される。
【0025】また、2枚目の乗車券が無効券の場合は、
その2枚目の乗車券はもちろん、上段保留搬送路4aに
一時保留されていた乗車券も後処理ユニット6で印字等
の処理が行われることなく排出口2へ排出される。
その2枚目の乗車券はもちろん、上段保留搬送路4aに
一時保留されていた乗車券も後処理ユニット6で印字等
の処理が行われることなく排出口2へ排出される。
【0026】一つの改札処理が3枚の乗車券で行われる
ときは、上段保留搬送路4aと中段保留搬送路4bとが
利用される。この場合、中段保留搬送路4bへの乗車券
の出入の際は、上段保留搬送路4a側のウイングW2 は
二点鎖線位置となる。
ときは、上段保留搬送路4aと中段保留搬送路4bとが
利用される。この場合、中段保留搬送路4bへの乗車券
の出入の際は、上段保留搬送路4a側のウイングW2 は
二点鎖線位置となる。
【0027】一つの改札処理が4枚の乗車券で行われる
ときは、上,中,下の全ての保留搬送路4a〜4cが利
用される。この場合、下段搬送路4cに乗車券が出入す
る際は、ウイングW2 ,W3 は二点鎖線位置となる。
ときは、上,中,下の全ての保留搬送路4a〜4cが利
用される。この場合、下段搬送路4cに乗車券が出入す
る際は、ウイングW2 ,W3 は二点鎖線位置となる。
【0028】以上のように、本実施例に係る自動改札機
においては、挿入口1に裏返しで挿入されても保留搬送
路4で反転して後処理ユニット6へ送出することができ
るので、後処理ユニット6を簡易化できるとともに、利
用者へ返却する乗車券を表面を上にして返却できる利益
があるとともに、保留搬送路4を設けたので、乗車券の
一時保留ができ、複数枚の乗車券で一つの改札処理を行
う場合は、効率よく対処することができる。
においては、挿入口1に裏返しで挿入されても保留搬送
路4で反転して後処理ユニット6へ送出することができ
るので、後処理ユニット6を簡易化できるとともに、利
用者へ返却する乗車券を表面を上にして返却できる利益
があるとともに、保留搬送路4を設けたので、乗車券の
一時保留ができ、複数枚の乗車券で一つの改札処理を行
う場合は、効率よく対処することができる。
【0029】なお、上述の実施例では、保留搬送路4を
3段としたが、1段又は4段以上としても良い。また、
後処理ユニット6又は排出搬送路3d側で、サイズの大
きな乗車券から送られてきた方が便利なときは、ストッ
パT1 〜T3 又はモータM2の回転を適宜選択制御し
て、サイズの大きい乗車券の順に主搬送路3cに送るこ
とができる。
3段としたが、1段又は4段以上としても良い。また、
後処理ユニット6又は排出搬送路3d側で、サイズの大
きな乗車券から送られてきた方が便利なときは、ストッ
パT1 〜T3 又はモータM2の回転を適宜選択制御し
て、サイズの大きい乗車券の順に主搬送路3cに送るこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る自動改札機は、挿入口に挿
入された乗車券の表裏方向を検出する検出手段と、乗車
券が複数枚組のときに各乗車券を1枚毎に段状に一時保
留することのできる保留搬送路と、搬送路から乗車券を
前記保留搬送路へ分流させる分流手段と、前記保留搬送
路から前記搬送路へ乗車券を合流させる合流手段と、前
記検出手段が表面を上にして乗車券が挿入されたと判定
し、かつ、その乗車券が前記保留搬送路に一時保留され
たときに、その保留搬送路を前記合流手段側に搬送させ
るとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車券を排出
させ、その検出手段が裏面を上にして乗車券が挿入され
たと判定し、かつ、その乗車券がその保留搬送路に一時
保留されたときに、その保留搬送路を前記分流手段側に
搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車
券を排出させる搬送制御手段とを有するので、挿入口に
裏返しで乗車券が挿入されても反転して印字ユニット等
の後処理ユニットへ送ることができ、後処理ユニットを
簡易化できるとともに、常に、乗車券の表面を上にして
利用者に返却することができる。また、保留搬送路に乗
車券を一時保留できるので、複数枚の乗車券で一つの改
札処理を行う場合、効率よく対処することができる。
入された乗車券の表裏方向を検出する検出手段と、乗車
券が複数枚組のときに各乗車券を1枚毎に段状に一時保
留することのできる保留搬送路と、搬送路から乗車券を
前記保留搬送路へ分流させる分流手段と、前記保留搬送
路から前記搬送路へ乗車券を合流させる合流手段と、前
記検出手段が表面を上にして乗車券が挿入されたと判定
し、かつ、その乗車券が前記保留搬送路に一時保留され
たときに、その保留搬送路を前記合流手段側に搬送させ
るとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車券を排出
させ、その検出手段が裏面を上にして乗車券が挿入され
たと判定し、かつ、その乗車券がその保留搬送路に一時
保留されたときに、その保留搬送路を前記分流手段側に
搬送させるとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車
券を排出させる搬送制御手段とを有するので、挿入口に
裏返しで乗車券が挿入されても反転して印字ユニット等
の後処理ユニットへ送ることができ、後処理ユニットを
簡易化できるとともに、常に、乗車券の表面を上にして
利用者に返却することができる。また、保留搬送路に乗
車券を一時保留できるので、複数枚の乗車券で一つの改
札処理を行う場合、効率よく対処することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る自動改札機の概略構成
図である。
図である。
1 挿入口 2 排出口 3 搬送路 3a 主搬送路 3c′ 合流搬送路(合流手段) 4 保留搬送路 H1 ,H2 磁気ヘッド(検出手段) W1 ウイング(分流手段) C 制御器(搬送制御手段) M1 ,M2 モータ
フロントページの続き (72)発明者 多久和 三郎 栃木県宇都宮市平出工業団地11−2 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (72)発明者 池沢 茂 栃木県宇都宮市平出工業団地11−2 日 本信号株式会社 宇都宮事業所内 (56)参考文献 特開 平4−281587(JP,A) 特開 昭57−196393(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 自動改札機の本体の挿入口と排出口との
間に搬送路を設け、その挿入口から挿入された乗車券類
がその搬送路によりその排出口へ搬送される間に、その
乗車券類に記録されているデータを基に演算処理して改
札処理を行う自動改札機において、 前記挿入口に挿入された乗車券類の表裏方向を検出する
検出手段と、 乗車券類が複数枚組のときに各乗車券類を1枚毎に段状
に一時保留することのできる保留搬送路と、 前記搬送路から乗車券類を前記保留搬送路へ分流させる
分流手段と、 前記保留搬送路から前記搬送路へ乗車券類を合流させる
合流手段と、 前記検出手段が表面を上にして乗車券類が挿入されたと
判定し、かつ、その乗車券類が前記保留搬送路に一時保
留されたときに、その保留搬送路を前記合流手段側に搬
送させるとともに、その保留搬送路から1枚ずつ乗車券
類を排出させ、その検出手段が裏面を上にして乗車券類
が挿入されたと判定し、かつ、その乗車券類がその保留
搬送路に一時保留されたときに、その保留搬送路を前記
分流手段側に搬送させるとともに、その保留搬送路から
1枚ずつ乗車券類を排出させる搬送制御手段と、 を有することを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5154164A JP2710540B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5154164A JP2710540B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動改札機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348926A JPH06348926A (ja) | 1994-12-22 |
JP2710540B2 true JP2710540B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15578236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5154164A Expired - Lifetime JP2710540B2 (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710540B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57196393A (en) * | 1981-05-27 | 1982-12-02 | Omron Tateisi Electronics Co | Automatic ticket checker |
JP3265583B2 (ja) * | 1991-03-08 | 2002-03-11 | オムロン株式会社 | 一括放出機能付き自動改札機 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP5154164A patent/JP2710540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06348926A (ja) | 1994-12-22 |
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