JP3919544B2 - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置および画像処理装置の制御方法に関し、より詳細には、複数ページの画像データをページ順になるように各用紙の表面と裏面に画像データを印刷させる画像処理装置および画像処理装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写するための原稿を読み取り、得られた原稿画像データをハード・ディスク等の記憶装置に一旦記憶し、プリント・アウト時に、その記憶装置から原稿画像データを繰り返し読み出し、その原稿画像データに基づきプリント・アウトする電子ソート機能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】
このデジタル複写機でプリント・アウトされた複数の出力用紙は、ステイプル製本、パンフレット製本などの製本処理を製本処理装置で行っている。ステイプル製本は、製本処理装置のステイプル機能を利用して、重ねられた複数の出力用紙の所定箇所をステイプルすることにより実現されている。また、パンフレット製本は、製本処理装置のサドル・ステッチ機能を利用して、重ねられた複数の出力用紙を中心線で折り返すことにより実現されている。なお、パンフレット製本される出力用紙の表裏には、原稿画像データがそれぞれ2ページ分割り付けられるように、原稿画像データの配置が制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、文書における章の最初のページを製本物の見開きページに対して一定の位置(左右どちらかのページ)に配置したい場合、または2ページにまたがる画像を製本物の見開き2ページに配置したい場合などは、原稿画像の途中に白紙を挿入したりして手間が掛かる上に、複数の個所で同様の処理を行いたい場合にはページの前後関係を逐次計算しながら行う必要があり、煩雑であるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、製本処理される出力用紙が印刷されるときに、ページ配置の設定の有無により制御を替え、適切な処理ができる画像処理装置および画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御プログラムおよびその制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置において、前記複数の用紙が製本処理された場合の製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定手段と、前記設定手段で設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記設定手段で設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入することを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記設定手段で設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを制御することを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、原稿をスキャンして原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段をさらに有することを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷する両面印刷手段をさらに有することを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像処理装置であって、両面に印刷された用紙の中央部分をステッチするステッチ手段と、前記ステッチ手段によってステッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折り手段をさらに有することを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記設定手段は、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項8に記載の発明は、画像処理装置の制御方法であって、複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御方法において、前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップを有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入させることを特徴とする。
【0015】
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを実行させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法であって、原稿をスキャンして原稿上の画像を読み取る画像読み取りステップをさらに有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項12に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷する両面印刷ステップをさらに有することを特徴とする。
【0018】
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の画像処理装置の制御方法であって、両面に印刷される前記出力物の中央部分をステッチするステッチ・ステップと、前記ステッチ・ステップによってステッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折りステップをさらに有することを特徴とする。
【0019】
また、請求項14に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記設定ステップは、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とする。
【0020】
また、請求項15に記載の発明は、複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムにおいて、前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップを有することを特徴とする。
【0021】
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入させることを特徴とする。
【0022】
また、請求項17に記載の発明は、請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを実行させることを特徴とする。
【0023】
また、請求項18に記載の発明は、請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、前記設定ステップは、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とする。
【0024】
また、請求項19に記載の発明は、複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップを有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0026】
図3は、本発明の画像処理装置の一実施形態である画像形成装置、すなわち複写装置の例を示している。この一実施形態としての画像形成装置は、図3に示すように、複写装置本体100と、この上部に配置された循環式自動原稿送り装置(RDF)180により構成されている。
【0027】
RDF180の読み取りモードには、RDF180内の原稿フィーダのトレイ上に載せた原稿を下から給紙する降順読み取りモードと、上から給紙する昇順読み取りモードがある。
【0028】
図3を用いて、複写装置本体100を説明する。上面に位置する符号101は原稿載置台としてのプラテン・ガラスであり、RDF180により給紙される原稿を載置するものである。その下部に位置する符号102はスキャナであり、原稿照明ランプ103と走査ミラー104とを有し、原稿載置台101に載置された原稿をスキャンするものである。図示しないモータによりスキャナ102が所定方向に往復走査されたとき、原稿からの反射光は走査ミラー104〜106を介してレンズ108に導かれ、レンズ108を透過した光はCCD(charge coupled device)109上に結像される。CCD109からの画像信号は、後述する所定の画像処理が行われる。
【0029】
符号120は、露光制御部であり、レーザーとポリゴン・スキャナとを有し、変調されたレーザー光129を出射するものである。出射されたレーザー光129は複数のミラーにより感光体ドラム110に導かれる。符号126の部分は、画像形成部であり、感光体ドラム110の周囲に、1次帯電器112と現像器121と転写帯電器118とクリーニング装置116と前露光ランプ114が配置してある。
【0030】
感光体ドラム110は、図示しないモータにより図3に矢印で示す方向に回転され、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザー光129が照射され、感光体ドラム110に静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、現像器121により現像されて、トナー像として可視化される。
【0031】
符号131は上段カセット、符号132は下段カセットであり、用紙を収納するためのものである。上段カセット131の用紙は、ピックアップ・ローラ133により1枚づつ取り出され、給紙ローラ135により経路160を通ってレジスト・ローラ137に送られる。下段カセット132の用紙は、ピックアップ・ローラ134により1枚づつ取り出され、給紙ローラ136により経路160を通ってレジスト・ローラ137に送られる。
【0032】
転写帯電器118は、レジスト・ローラ137により転写ベルト130に送られる用紙(転写紙)に、感光体ドラム110上のトナー像を転写させるものである。転写後の感光体ドラム110の残留トナーは、クリーナー装置116により清掃され、残留電荷が前露光ランプ114により消去される。
【0033】
符号119は、吸着帯電器であり、レジスト・ローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させるものである。符号138は、転写ベルト・ローラであり、転写ベルト130を回転させるものである。転写ベルト・ローラ138は、吸着帯電器119と協働して転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。転写ベルト130により送られた転写紙は分離され、転写紙上のトナー像が定着前帯電器139、140により再帯電される。そして、転写紙は、定着器141により加圧、加熱されて定着され、排紙ローラ142により装置本体100外に排出される。
【0034】
符号150は、給紙デッキであり、多量の用紙、たとえば、4000枚の用紙を収納するためのものである。符号151は、給紙デッキ150のリフタであり、給紙ローラ152に用紙が常に当接するように、用紙の量に応じて上昇する。符号153は、マルチ手差し部であり、たとえば100枚の用紙を収容できるようになっている。
【0035】
符号154は、排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側の経路と排紙側の経路を切り替えるためのものである。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側の経路に切り替えられる。符号158は、下搬送パスであり、排紙ローラ142から送り出され、反転パス155を介して反転された転写紙を再給紙トレイ156に導くためのものである。
【0036】
符号157は、多重フラッパであり、両面記録と多重記録を切り替えるものである。多重フラッパ157を左方向に倒すことにより、転写紙は反転パス155を介さずに、下搬送パス158に送り出される。符号159は、給紙ローラであり、転写紙を画像形成部126の感光体ドラム110に送り出すものである。
【0037】
符号161は、排出ローラであり、排紙フラッパ154の近傍に配置してある。排出ローラ161は、排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を装置本体外に排出させる。両面記録や多重記録時には、排紙フラッパ154を切り替えて、転写紙が下搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納される。
【0038】
このとき、両面記録時は、多重フラッパ157を右方向へ倒し、多重記録時には、多重フラッパ157を左方向に倒して経路を切り替える。再給紙トレイ156に格納されている転写紙は、下から1枚ずつ給紙ローラ159によりレジスト・ローラ137に送り出される。
【0039】
装置本体から転写紙を反転して排出するときには、排紙フラッパ154と多重フラッパ157を切り替えて、転写紙を反転パス155側へ送り出す。そして、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、転写紙は反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ送り出され、排出ローラ161によって装置本体外に排出される。
【0040】
図4に示すフィニッシャ401(製本処理装置)が装着されている場合、装置本体100から排出される転写紙がフィニッシャ401の入力部に送られる。符号402、403、404はステイプル・トレイであり、符号405はステッチ・トレイである。
【0041】
ステイプル・モードの場合には、フィニッシャ401内でステイプル単位ごとに転写紙が溜められ、ステイプルされて、所定のステイプル・トレイに排出される。パンフレット・モードの場合には、フィニッシャ401内でステッチ(stitch)単位ごとに転写紙が溜められ、中央線に沿って2ヶ所綴じされ、さらに中央線で折り曲げられて、ステッチ・トレイ405に排出される。ステイプル・トレイやステッチ・トレイがジャム等の原因で使用できない場合、転写紙は割り込みトレイ406に排出される。
【0042】
図1は、本発明の一実施形態である画像処理装置におけるブロック図である。符号108,109は図3と同一部分を示している。符号201は、レンズ108とCCD109とアナログ信号処理部202で構成される画像読み取り部である。原稿画像はレンズ108によりCCD109に結像され、CCD109からのアナログ電気信号はアナログ信号処理部202で処理されている。アナログ信号処理部202では、アナログ電気信号をサンプル・ホールドし、ダーク・レベルを補正して、デジタル電気信号に変換し、さらに、そのデジタル化された信号をシェーディング補正し(原稿を読み取るセンサのばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性の補正を行い)、変倍処理して画像データを生成している。
【0043】
符号203は、電子ソータ部である。画像読み取り部201からの画像データは、Blackの輝度データとして入力され、γ補正等の出力系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ強調、画像の回転処理、その他の処理が行われる。符号204は、図3に示す露光制御部120と画像形成部126と転写紙の搬送制御部を有するプリンタ部である。プリンタ部204は、入力された画像データ信号に基づき、転写紙上に画像を記録させる。
【0044】
符号205は、CPU206と、ROM(read only memory)207と、RAM(random access memory)208を有するCPU(central processing unit)回路部である。CPU回路部205は、画像読み取り部201と電子ソータ部203とプリンタ部204を制御し、装置本体のシーケンスを統括的に制御している。
【0045】
図2は、図1に示す電子ソータ部203の構成を示すブロック図である。図2において、符号301はlog変換部であり、画像読み取り部201からの輝度データに対応するテーブル値を、輝度データを濃度データに変換するためのLUT(look up table)にしたがって出力することにより、CCDの光電変換特性を有する揮度データを多値の濃度データに変換するものである。
【0046】
符号302は2値化部であり、log変換部301からの多値の濃度データを2値化し、濃度値を8bitの「0」または「255」とするものである。符号303は、制御部である。制御部303には、2値化部302で2値化された画像データが入力されるか、あるいは、コンピュータ(外部装置)からの画像データが入力される。制御部303は、バスを介して画像データを画像記憶部304に一旦格納したり、画像記憶部304から画像データを順次読み出したりする。
【0047】
2値化部302で2値化された8bitの画像データは、「0」または「1」の1bitの画像データに変換されるので、画像記憶部304に格納される画像データ量は少なくすることができる。画像記憶部304はSCSIコントローラとハード・ディスク(外部記憶装置)を有する複数の記憶部と画像記憶制御部により構成されている。複数の記憶部は、それぞれ独立して動作することができる。
【0048】
符号305は平滑化部であり、画像記憶部304から読み出された1bitのデータを8bitのデータに変換し、画像データの信号を「0」または「255」にするものである。符号306はγ補正部であり、平滑化部305からの8bitのデータをγ補正するものである。さらに、γ補正部306は、濃度データを出力する際に、プリンタの特性を考慮したLUTにより変換を行い、操作部で設定された濃度値に応じた出力の調整を行うものである。
【0049】
画像を2値化する場合、画像の階調数は256階調から2階調になるため、写真画像のような中間調の多い画像データは2値化した場合、一般に、画像の劣化が著しい。そこで、誤差拡散法などの中間調を擬似的に表現する方法を採用している。
【0050】
誤差拡散法は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合は、「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合は、「0」の濃度データであるとして2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法である。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加算することによって行う。これによって、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調を擬似的に2値で表現することができる。
【0051】
次に、製本時のページの割り付けについて、製本物の種類において代表的なパンフレットを例にして説明する。図5は、左開きのパンフレットにおけるイメージを示す図である。図5に示す左開きのパンフレットを例にして、製本時のページの割り付けについて具体的に説明する。左開きとは、ページの昇順に製本されたページを捲る場合、右から左方向にページを移動させるものである。
【0052】
図5(a)は、5枚の用紙に計18ページの原稿を割り付けた場合に、用紙の折りとそれぞれの用紙に割り付けられるページとの関係を模式的に表した図である。図5(a)は、一番手前側の用紙の左側背面には原稿の9ページが、左側表面には原稿の10ページが、右側表面には原稿11ページが、そして右側背面には原稿12ページが割り付けられていることを示している。図5(b)は、図5(a)の場合における18ページの原稿を、3枚の用紙ごとに分割してページの割り付けを実行した場合を示している。
【0053】
図6は、図5を別の表し方で示した図である。図6(a)は図5(a)に対応し、図6(b)は図5(b)にそれぞれ対応する。図6は、図5におけるそれぞれの用紙を上方から見たイメージである。図6の1〜18の数字は、そこに割り付けられる原稿のページを示し、これらの数字に挟まれる直線は用紙を示している。
【0054】
図6は左開きの例を示しているが、右開きの場合について簡単に説明する。たとえば、図6(a)についていえば、原稿の1、2ページは5枚目の上部に割り付けられ、左開きの場合に1、2ページが割り付けられている場所には割り付けるべき原稿のページがないことになる。また、4枚目においては、18と3、そして17と4が入れ替わるように割り付けられることになる。なお、3枚目、2枚目、1枚目においては、5枚目、4枚目と同様である。
【0055】
図5(a)、図6(a)のように分割しない場合における原稿のページ数と、この原稿が割り付けられる用紙枚数は、次の計算式で求められる。
用紙の使用枚数=INT((ページ数+(X−1))/X)・・・(式1)
ここで、INT()は()内の数の小数点以下を切り捨てた整数を返す関数で、Xは1枚の用紙に割り付けることができる最大のページ数である。例示の場合は、X=4であり、ページ数=18であるので、式1は、
用紙の使用枚数=INT((18+3)/4)=5(枚) ・・・(式2)
となる。
【0056】
また、用紙をY枚毎の束に分割して行った場合、分割される束の数(分割数)は次の計算式で求められる。
【0057】
分割数=INT((ページ数+(Y×X−1))/(Y×X))・(式3)
ここで、Y=3、X=4とすると、式3は、
分割数=INT((18+(12−1))/12)
=INT(29/12)=2(分割) ・・・(式4)
となる。
【0058】
用紙の使用枚数は、上述の場合と同じで5枚であり、5枚の束が3枚と、2枚の束に分かれることになる。
【0059】
図7〜図11は、図5に示すパンフレットで製本する場合に、ユーザーが操作する本体操作部上に設けられたタッチ・パネル式の画面を示す図である。なお、画面に表示された各選択肢の中で、斜線の部分は選択された選択肢を示している。図7は、通常時に表示される画面上で、たとえば応用モードが選択された際に表示される各種の応用モードを選択させる画面を示す図である。
【0060】
図7において、「製本」が選択されると、図8に示すように、左開きかあるいは右開きかを選択させる画面に遷移する。ここで、「左開き」が選択されると、原稿のサイズを指定させる画面(図9)に遷移する。そして、原稿のサイズ、たとえば「A4」が選択されると、綴じモードを選択させる画面(図10)に遷移する。たとえば、ここで「綴じを指定する」が選択されると、「出力紙の指定」を求める画面(図11)に遷移する。
【0061】
図11において、たとえば「A4R」が選択されると、従来では、図1に示す循環式自動原稿送り装置(RDF)180にセットされたA4(縦長)の原稿を、図示しないスタート・ボタンの押下により読み取られ、図5に示すように、A4R(横長)の用紙に縮小されて印刷され、そして折られて綴じられていた。
【0062】
本発明の実施形態では、図7〜図11に示すような画面に加えて、図12に示す画面が本体操作部に表示される。図12は、製本処理されるパンフレットの見開きに対して、各原稿ページを左側のページに配置させるか、右側のページに配置させるかを設定させる画面である。
【0063】
図12は、「右指定」、「左指定」または「指定無し」を選択させ、各原稿ページの配置を設定させる形式である。ここでは、デフォルト値は、原稿のすべてのページにおいて「指定無し」になっている。図12では、原稿の4ページ目、8ページ目、13ページ目は「右指定」に、他のページは「指定無し」に選択されていることを示している。なお、原稿のすべてのページにおいて、ページの配置を設定できるようにしているが、特定の何ページ目かにおいて、ページの配置を設定できるようにしてもよい。
【0064】
次に、図12に示すようにページの配置が設定されている場合のページの割り付けについて説明する。図13は、本発明によるページの割り付けを説明する図であり、図5と同様の表現方法である。ただし、図13では、15枚の原稿(15ページの原稿)を使用した場合を示している。
【0065】
図13(a)は、ページの配置が設定されていない場合のページの割り付けを示している。つまり、従来から行われているページの割り付けを示している。図13(b)は、本発明によるページの割り付けをした場合を示している。図13(b)の左部は、原稿のページがどのページに配置されているかを明確に示す図であり、図13(b)の右部は、本発明によるページの配置の設定によりページの割り付けした後のページを明確に示す図である。
【0066】
図13(b)では、図12で示すように、ページの配置が設定されている原稿の4ページ目と13ページ目において、製本処理されたパンフレットを見開いた際に、右側のページに割り付けられた状態になっている。図14は、図13を別の表し方で示した図であり、図6と同様の表現方法である。
【0067】
次に、図12におけるページの配置の設定により、図13(b)に示すようなページの割り付けを実行させる処理について説明する。
【0068】
図15〜図18は、CPU206(図1)がRAM208に格納されている画像処理装置の制御プログラムを実行する処理を示すフローチャートである。
【0069】
図7〜図12に示すような設定がされ、原稿が循環式自動原稿送り装置(RDF)180内の原稿フィーダのトレイ上に載置された後に、スタート・ボタンが押下されると、図15に示すフローチャートの処理が開始される。複数ページの原稿を順番に読み取り、複数ページの画像データとして画像記憶部304(図2)に記憶され、原稿の枚数が求められる(S1501)。
【0070】
次に、ページの配置の設定に応じて、ページの割り付け処理を行う(S1502)。ページ割り付け処理で割り付けられた結果から、必要とされる出力用紙の枚数が求められる(S1503)。次に、パンフレットの束を分割して出力させるかを決めるための分割の設定がされているか否かが判定される(S1505)。
【0071】
分割の設定がされていなければ、図13(a)に示すように1束の用紙束で出力させる。分割の設定がされていれば、図13(b)に示すように1束の用紙枚数がステッチ装置と折り装置で制御できる枚数より小さくなるように分割して複数の束で出力させる(S1505)。ここで、分割される数(分割数)nは、前述した計算式により算出される(S1507)。また、分割の設定がされていない場合は、分割数nを1となり(S1509)、次の処理へ進む。
【0072】
次に、出力される用紙束を分割させる管理をするために、分割回数をカウントするカウンタ(分割回数カウンタ)kを1に初期設定する(S1511)。分割されたk番目の束の出力用紙を随時ステッチ装置、折り装置側へ出力させるようにフィニッシャ401の内部制御をする(S1513)。
【0073】
このときの出力用紙を重ねて中央で折り返したときに、ページ順になるように、出力用紙の表裏それぞれ2ページの原稿を割り付けるように制御して、ステッチすべき枚数になるまで出力する(S1515)。ステッチすべき枚数が出力されると、フィニッシャ401で用紙を半分に折るときの折り目部分にステッチを行い(S1517)、用紙を半分に折り(S1519)、ステッチ・トレイに出力する(S1521)。
【0074】
そして、排出された用紙の束が、分割された最終の束であるか判定する(S1523)。否定判定の場合は、分割回数カウンタkを1インクリメントし(S1525)、処理をステップS1513に戻す。また、肯定判定の場合は、設定された部数の出力が終了したかどうかの判断をする(S1527)。ステップS1527において、否定判定なら処理をステップS1505に戻し、肯定判定なら処理を終了する(S1527)。以上が、全体的な処理のフローである。
【0075】
次に、ステップS1502のページ割り付け処理について、図16を用いて説明する。
【0076】
まず、図12においてページの配置が設定されたか否かを判別する(S1601)。否定判定であれば、ページ割り付け処理を終了する。つまり、図15に示すページ割り付け処理を終了し、ステップS1503に進む。肯定判定であれば、次のステップS1605に進む。
【0077】
図8に示す画面で、右開きモードが選択されたか否かを判定する(S1605)。ここで、肯定判定の場合は右開き用ページ割り付け処理(S1607)に進み、否定判定の場合は左開き用ページ割り付け処理(S1611)に進む。ステップS1607、またはステップS1611の処理により、原稿のページの再構築を行い、処理を終了する。ステップS1607、ステップS1611では、入力された画像データのそれぞれのページに対して、新たなページが割り付けられ、ページ割り付け処理を終了する。
【0078】
図17は、図16の左開き用ページ割り付け処理(S1611)のフローチャートである。ページ割り付け処理は、ページ位置を示すページ・データに基づいて行われる。ページ・データは、原稿のページを示す変数kとページ割り付け処理後のページを示す変数NewPage(k)の2種類である。
【0079】
図17の左開き用ページ割り付け処理を説明する。まず、原稿のページ数を示すkを0(ゼロ)とし、さらに、NewPage(0)を0(ゼロ)とする(S1701)。次に、kを1だけインクリメントする(S1703)。そして、その値kが原稿のページ数nを超えるか否かを判定する(S1705)。S1705の判定により、kがnを超える場合は、左開き用ページ割り付け処理を終了する。
【0080】
kがnを超えない場合は、原稿のページkに対して1ページ前のページ(k−1)に相当するページ割り付け処理後のページ(NewPage(k−1))を1だけインクリメントする(S1707)。NewPage(k−1)を1だけインクリメントした値は、原稿のページkがページ割り付け処理後に割り当てられるページを示している。
【0081】
NewPage(k−1)+1により求められる値をpとすると、原稿のページkがページ割り付け処理後に割り当てられるページ(NewPage(k−1)+1)は、ページpである。つまり、原稿のページkがページ割り付け処理後に割り当てられるページはpページ目となる。
【0082】
原稿のページkにおけるページの配置が、図12に示すような画面でどのように設定されているかを判定する(S1709)。S1709の判定により、「指定無し」の場合は、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される(S1712)。
【0083】
S1709の判定により、「右ページ指定」の場合は、pが奇数であるかどうかを判定する(S1711)。pが奇数であれば、ステップS1712に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される。pが奇数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1717)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定される(S1719)。
【0084】
一方、S1709の判定により、「左ページ指定」の場合は、pが偶数であるかどうかを判定する(S1719)。pが偶数であれば、ステップS1712に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される。pが偶数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1717)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定される(S1719)。そして、ステップS1703に戻る。
【0085】
図18は、図16の右開き用ページ割り付け処理(S1607)のフローチャートである。図17の左開き用ページ割り付け処理と同様に、ページ位置を示すページ・データに基づいて処理が行われる。
【0086】
図18の右開き用ページ割り付け処理は、左開き用ページ割り付け処理(図17)と異なる点のみを説明をする。S1800からS1807までのステップは、図17と同様である。
【0087】
原稿のページkにおけるページの配置が、図12に示すような画面でどのように設定されているかを判定する(S1809)。S1809の判定により、「指定無し」の場合は、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される(S1812)。
【0088】
S1809の判定により、「右ページ指定」の場合は、pが偶数であるかどうかを判定する(S1811)。pが偶数であれば、ステップS1812に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される。pが偶数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1817)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定される(S1819)。
【0089】
一方、S1809の判定により、「左ページ指定」の場合は、pが奇数であるかどうかを判定する(S1819)。pが奇数であれば、ステップS1812に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定される。pが奇数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1817)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定される(S1819)。そして、ステップS1803に戻る。
【0090】
ここで、図7〜図12で設定される設定内容に従った処理を用いて、ページ割り付け処理を具体的に示す。図8で「左開き」が設定されているので、図17に示す左開き用ページ割り付け処理が実行される。原稿ページに対してページ配置の設定が行われている4ページについての述べる。原稿の4ページの処理では、k=4である(S1703)。k=4は、原稿のページ数を超えていないので、次のステップS1707に進む(S1705)。前ページのページ・データを基にして、p=4が得られる(S1707)。原稿の4ページは、図12に示すように「右指定」に設定されているので、ステップS1711に進む(S1709)。
【0091】
さらに、S1707で得られるp=4は、奇数ではないので、S1717に進む(S1711)。ページ割り付け処理後の4ページは、白紙に設定される(S1717)。そして、原稿の4ページは、NewPage(4)=5に設定される(S1719)。したがって、原稿の4ページは、ページ割り付け処理後には5ページなる。
【0092】
S1719は、S1703に戻る。そして、原稿の5ページは、1だけインクリメントしてk=5に設定される(S1703)。k=5は、原稿のページ数を超えていないので、次のステップS1707に進む(S1705)。原稿の5ページのpは、NewPage(4)+1で得られるので、6に設定される(S1707)。原稿の5ページは、図12に示すようにページ配置の設定がされていないので、ステップS1712に進む。したがって、原稿の5ページは、ページ割り付け処理後には6ページなる。
【0093】
図19は、以上のようにページ割り付け処理された結果、原稿のページ・データがページ割り付け処理によってページ・データがどのように変化するかを示している。
【0094】
[本発明の別の実施形態]
本発明の一実施形態として、パンフレットの製本物について説明したが、製本の種類は、パンフレットのほかに、2ヶ所綴じなどのステイプル製本もある。ステイプル製本は、複写装置本体100で用紙の両面に印刷された出力用紙を、ステイプル機能のある製本処理装置により出力用紙を綴じて製本形式にしたものである。なお、本発明は、パンフレット製本、ステイプル製本の製本形態に限定されるものではなく、他の製本形態にも適用できる。
【0095】
パンフレットと同様のページ割り付け処理を用いることにより、ステイプルされる製本物の見開きに対して、所望の原稿ページを右側のページに配置させるか、左側のページに配置させるかをユーザーにより設定させることができる。
【0096】
以上、本発明の実施形態を説明したが、スキャナとプリンタを接続した情報処理装置の形態、あるいは図1〜図3に示すような複写装置に対して外部から画像情報を入力する形態に変更することは容易である。スタンド・アローンのステッチ装置(製本処理装置)がある場合には、パーソナル・コンピュータ(PC)とPCに接続された画像形成装置を組み合わせて実行することも可能である。なお、PCに既に保存されている画像データ、あるいは通信回線を介して外部から入力した画像データを用いて、本発明の処理をすることも可能である。
【0097】
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを読み出し実行することによっても達成される。
【0098】
プログラム・コードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリ・カード、ROMなどを用いることができる。
【0099】
また、コンピュータが読み出したプログラム・コードを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラム・コードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の用紙が製本処理された場合の製本物の見開きページに対して、所望のページの画像データを左ページに配置するか、右ページに配置するかを設定させる設定手段と、前記設定手段に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを制御する制御手段を有するので、文書における章の最初のページを製本物の見開きページに対して一定の位置(左右どちらかのページ)に配置させたり、2ページにまたがる画像を製本物の見開き2ページに対して配置させたりすることができる。
【0101】
また、ページの前後関係を考慮しながら白紙(空白画像データ)を挿入したりしなくてすむので、操作者の手間や時間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像処理装置におけるブロック図である。
【図2】図1に示す電子ソータ部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の画像処理装置の一実施形態である画像形成装置を示す図である。
【図4】フィニッシャ(製本処理装置)を示す斜視図である。
【図5】製本された左開きのパンフレットを示す模式図である。
【図6】図5の左開きのパンフレットを上方から見た模式図である。
【図7】各種の応用モードを選択させるための操作画面を示す図である。
【図8】左開き製本か、右開き製本かを選択させる画面を示す図である。
【図9】原稿のサイズを指定させる画面を示す図である。
【図10】綴じの指定の有無を選択させる画面を示す図である。
【図11】出力紙を指定する画面を示す図である。
【図12】製本処理されるパンフレットの見開きに対して、左側のページに配置させるか、右側のページに配置させるかを設定させる画面を示す図である。
【図13】本発明によるページの割り付けを示す図である。
【図14】図13のページの割り付けを上方から見た模式図である。
【図15】本発明の処理を示すフローチャートである。
【図16】ページの割り付け処理を示すフローチャートである。
【図17】左開き製本時のページの割り付け処理を示すフローチャートである。
【図18】右開き製本時のページの割り付け処理を示すフローチャートである。
【図19】原稿のページとページ割り付け処理によるページの比較を示す図である。
【符号の説明】
108 レンズ
109 CCD
201 画像読み取り部
202 アナログ信号処理部
203 電子ソータ部
204 プリンタ部
205 CPU回路部
206 CPU
207 ROM
208 RAM
304 画像記憶部
Claims (19)
- 複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置において、
前記複数の用紙が製本処理された場合の製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定手段と、
前記設定手段で設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを制御する制御手段
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記設定手段で設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記設定手段で設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 原稿をスキャンして原稿上の画像を読み取る画像読み取り手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷する両面印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 両面に印刷された用紙の中央部分をステッチするステッチ手段と、前記ステッチ手段によってステッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折り手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御方法において、
前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、
前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップ
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを実行させることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 原稿をスキャンして原稿上の画像を読み取る画像読み取りステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷する両面印刷ステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 両面に印刷される前記出力物の中央部分をステッチするステッチ・ステップと、前記ステッチ・ステップによってステッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折りステップをさらに有することを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記設定ステップは、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
- 複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムにおいて、
前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、
前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップ
を有することを特徴とする画像処理装置の制御プログラム。 - 前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿入させることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラム。
- 前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所望のページの画像データが割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像データにおけるページの割り付けを実行させることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラム。
- 前記設定ステップは、さらに所望のページの画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置の制御プログラム。
- 複数ページの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対して左ページに配置するか、右ページに配置するかを、前記複数ページのそれぞれに対しユーザに選択させて、各ページの配置を設定させる設定ステップと、
前記設定ステップで設定された各ページの配置に応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付けを実行させるページ割り付けステップ
を有することを特徴とする画像処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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