JP2003209682A - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御方法

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JP2003209682A
JP2003209682A JP2002008067A JP2002008067A JP2003209682A JP 2003209682 A JP2003209682 A JP 2003209682A JP 2002008067 A JP2002008067 A JP 2002008067A JP 2002008067 A JP2002008067 A JP 2002008067A JP 2003209682 A JP2003209682 A JP 2003209682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンフレット等の製本時に原稿のページを見
開きの左右どちらのページに割り付けるかを設定するこ
とで、空白ページの挿入などにより余計な手間をかけず
に所望のページを特定のページに割り付けて出力物を生
成することができる。 【解決手段】 複数のページの画像データを各用紙の両
面に画像形成された製本物の見開きに対して、所望のペ
ージを左側のページに配置させるか、または右側のペー
ジに配置させるかを設定させ、その設定内容に応じて、
複数ページの画像データを割り付けるページを制御す
る。さらに、設定内容に応じて制御された所望のページ
の前に空白ページを挿入する必要がある場合、複数ペー
ジの画像データに空白画像データを挿入する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び画像処理装置の制御方法に関し、より詳細には、複数
ページの画像データをページ順になるように各用紙の表
面と裏面に画像データを印刷させる画像処理装置および
画像処理装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写するための原稿を読み取
り、得られた原稿画像データをハード・ディスク等の記
憶装置に一旦記憶し、プリント・アウト時に、その記憶
装置から原稿画像データを繰り返し読み出し、その原稿
画像データに基づきプリント・アウトする電子ソート機
能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】このデジタル複写機でプリント・アウトさ
れた複数の出力用紙は、ステイプル製本、パンフレット
製本などの製本処理を製本処理装置で行っている。ステ
イプル製本は、製本処理装置のステイプル機能を利用し
て、重ねられた複数の出力用紙の所定箇所をステイプル
することにより実現されている。また、パンフレット製
本は、製本処理装置のサドル・ステッチ機能を利用し
て、重ねられた複数の出力用紙を中心線で折り返すこと
により実現されている。なお、パンフレット製本される
出力用紙の表裏には、原稿画像データがそれぞれ2ペー
ジ分割り付けられるように、原稿画像データの配置が制
御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文書に
おける章の最初のページを製本物の見開きページに対し
て一定の位置(左右どちらかのページ)に配置したい場
合、または2ページにまたがる画像を製本物の見開き2
ページに配置したい場合などは、原稿画像の途中に白紙
を挿入したりして手間が掛かる上に、複数の個所で同様
の処理を行いたい場合にはページの前後関係を逐次計算
しながら行う必要があり、煩雑であるという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、このような問題に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは、製本処理さ
れる出力用紙が印刷されるときに、ページ配置の設定の
有無により制御を替え、適切な処理ができる画像処理装
置および画像処理装置の制御方法、画像処理装置の制御
プログラムおよびその制御プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数ペ
ージの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用
紙を出力させる画像処理装置において、前記複数の用紙
が製本処理された場合の製本物の見開きページに対し
て、所望のページの画像データを左ページに配置する
か、右ページに配置するかを設定させる設定手段と、前
記設定手段に応じて、各ページの画像データにおけるペ
ージの割り付けを制御する制御手段を有することを特徴
とするものである。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記
設定手段で設定される所望のページの前に空白ページを
挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像データ
に空白画像データを挿入することを特徴とするものであ
る。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、前記制御手段は、前記
設定手段で設定される所望のページの画像データが割り
付けられるページに基づいて、前記所望のページに続く
次のページの画像データにおけるページの割り付けを制
御することを特徴とするものである。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、原稿をスキャンして原
稿上の画像を読み取る画像読み取り手段をさらに有する
ことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、前記複数ページの画像
データを各用紙の両面に印刷する両面印刷手段をさらに
有することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の画像処理装置であって、両面に印刷された用紙
の中央部分をステッチするステッチ手段と、前記ステッ
チ手段によってステッチされた中央部分を折り目として
半分に折り返す折り手段をさらに有することを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
に記載の画像処理装置であって、前記設定手段は、さら
に所望のページの画像データを左右どちらのページに配
置させるかを指定しない設定が可能であることを特徴と
するものである。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、画像処理
装置の制御方法であって、複数ページの画像データを各
用紙の両面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処
理装置の制御方法において、前記複数の用紙が製本処理
された製本物の見開きページに対して、所望のページの
画像データを左ページに配置するか、右ページに配置す
るかを設定させる設定ステップと、前記設定ステップに
応じて、各ページの画像データにおけるページの割り付
けを実行させるページ割り付けステップを有することを
特徴とする。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記ページ
割り付けステップは、前記設定ステップで設定される所
望のページの前に空白ページを挿入する必要がある場
合、前記複数ページの画像データに空白画像データを挿
入させることを特徴とする。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、請求項
8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記ペー
ジ割り付けステップは、前記設定ステップで設定される
所望のページの画像データが割り付けられるページに基
づいて、前記所望のページに続く次のページの画像デー
タにおけるページの割り付けを実行させることを特徴と
する。
【0016】また、請求項11に記載の発明は、請求項
8に記載の画像処理装置の制御方法であって、原稿をス
キャンして原稿上の画像を読み取る画像読み取りステッ
プをさらに有することを特徴とする。
【0017】また、請求項12に記載の発明は、請求項
8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記複数
ページの画像データを各用紙の両面に印刷する両面印刷
ステップをさらに有することを特徴とする。
【0018】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の画像処理装置の制御方法であって、両面に
印刷される前記出力物の中央部分をステッチするステッ
チ・ステップと、前記ステッチ・ステップによってステ
ッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折り
ステップをさらに有することを特徴とする。
【0019】また、請求項14に記載の発明は、請求項
8に記載の画像処理装置の制御方法であって、前記設定
ステップは、さらに所望のページの画像データを左右ど
ちらのページに配置させるかを指定しない設定が可能で
あることを特徴とする。
【0020】また、請求項15に記載の発明は、複数ペ
ージの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用
紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムにおい
て、前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きペ
ージに対して、所望のページの画像データを左ページに
配置するか、右ページに配置するかを設定させる設定ス
テップと、前記設定ステップに応じて、各ページの画像
データにおけるページの割り付けを実行させるページ割
り付けステップを有することを特徴とする。
【0021】また、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、
前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設
定される所望のページの前に空白ページを挿入する必要
がある場合、前記複数ページの画像データに空白画像デ
ータを挿入させることを特徴とする。
【0022】また、請求項17に記載の発明は、請求項
15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、
前記ページ割り付けステップは、前記設定ステップで設
定される所望のページの画像データが割り付けられるペ
ージに基づいて、前記所望のページに続く次のページの
画像データにおけるページの割り付けを実行させること
を特徴とする。
【0023】また、請求項18に記載の発明は、請求項
15に記載の画像処理装置の制御プログラムであって、
前記設定ステップは、さらに所望のページの画像データ
を左右どちらのページに配置させるかを指定しない設定
が可能であることを特徴とする。
【0024】また、請求項19に記載の発明は、複数ペ
ージの画像データを各用紙の両面に印刷させ、複数の用
紙を出力させる画像処理装置の制御プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記
複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページに対
して、所望のページの画像データを左ページに配置する
か、右ページに配置するかを設定させる設定ステップ
と、前記設定ステップに応じて、各ページの画像データ
におけるページの割り付けを実行させるページ割り付け
ステップを有することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0026】図3は、本発明の画像処理装置の一実施形
態である画像形成装置、すなわち複写装置の例を示して
いる。この一実施形態としての画像形成装置は、図3に
示すように、複写装置本体100と、この上部に配置さ
れた循環式自動原稿送り装置(RDF)180により構
成されている。
【0027】RDF180の読み取りモードには、RD
F180内の原稿フィーダのトレイ上に載せた原稿を下
から給紙する降順読み取りモードと、上から給紙する昇
順読み取りモードがある。
【0028】図3を用いて、複写装置本体100を説明
する。上面に位置する符号101は原稿載置台としての
プラテン・ガラスであり、RDF180により給紙され
る原稿を載置するものである。その下部に位置する符号
102はスキャナであり、原稿照明ランプ103と走査
ミラー104とを有し、原稿載置台101に載置された
原稿をスキャンするものである。図示しないモータによ
りスキャナ102が所定方向に往復走査されたとき、原
稿からの反射光は走査ミラー104〜106を介してレ
ンズ108に導かれ、レンズ108を透過した光はCC
D(charge coupled device)109上に結像される。
CCD109からの画像信号は、後述する所定の画像処
理が行われる。
【0029】符号120は、露光制御部であり、レーザ
ーとポリゴン・スキャナとを有し、変調されたレーザー
光129を出射するものである。出射されたレーザー光
129は複数のミラーにより感光体ドラム110に導か
れる。符号126の部分は、画像形成部であり、感光体
ドラム110の周囲に、1次帯電器112と現像器12
1と転写帯電器118とクリーニング装置116と前露
光ランプ114が配置してある。
【0030】感光体ドラム110は、図示しないモータ
により図3に矢印で示す方向に回転され、1次帯電器1
12により所望の電位に帯電された後、露光制御部12
0からのレーザー光129が照射され、感光体ドラム1
10に静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に
形成された静電潜像は、現像器121により現像され
て、トナー像として可視化される。
【0031】符号131は上段カセット、符号132は
下段カセットであり、用紙を収納するためのものであ
る。上段カセット131の用紙は、ピックアップ・ロー
ラ133により1枚づつ取り出され、給紙ローラ135
により経路160を通ってレジスト・ローラ137に送
られる。下段カセット132の用紙は、ピックアップ・
ローラ134により1枚づつ取り出され、給紙ローラ1
36により経路160を通ってレジスト・ローラ137
に送られる。
【0032】転写帯電器118は、レジスト・ローラ1
37により転写ベルト130に送られる用紙(転写紙)
に、感光体ドラム110上のトナー像を転写させるもの
である。転写後の感光体ドラム110の残留トナーは、
クリーナー装置116により清掃され、残留電荷が前露
光ランプ114により消去される。
【0033】符号119は、吸着帯電器であり、レジス
ト・ローラ137から送られた転写紙を転写ベルト13
0に吸着させるものである。符号138は、転写ベルト
・ローラであり、転写ベルト130を回転させるもので
ある。転写ベルト・ローラ138は、吸着帯電器119
と協働して転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させ
る。転写ベルト130により送られた転写紙は分離さ
れ、転写紙上のトナー像が定着前帯電器139、140
により再帯電される。そして、転写紙は、定着器141
により加圧、加熱されて定着され、排紙ローラ142に
より装置本体100外に排出される。
【0034】符号150は、給紙デッキであり、多量の
用紙、たとえば、4000枚の用紙を収納するためのも
のである。符号151は、給紙デッキ150のリフタで
あり、給紙ローラ152に用紙が常に当接するように、
用紙の量に応じて上昇する。符号153は、マルチ手差
し部であり、たとえば100枚の用紙を収容できるよう
になっている。
【0035】符号154は、排紙フラッパであり、両面
記録側ないし多重記録側の経路と排紙側の経路を切り替
えるためのものである。排紙ローラ142から送り出さ
れた転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録
側ないし多重記録側の経路に切り替えられる。符号15
8は、下搬送パスであり、排紙ローラ142から送り出
され、反転パス155を介して反転された転写紙を再給
紙トレイ156に導くためのものである。
【0036】符号157は、多重フラッパであり、両面
記録と多重記録を切り替えるものである。多重フラッパ
157を左方向に倒すことにより、転写紙は反転パス1
55を介さずに、下搬送パス158に送り出される。符
号159は、給紙ローラであり、転写紙を画像形成部1
26の感光体ドラム110に送り出すものである。
【0037】符号161は、排出ローラであり、排紙フ
ラッパ154の近傍に配置してある。排出ローラ161
は、排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた
転写紙を装置本体外に排出させる。両面記録や多重記録
時には、排紙フラッパ154を切り替えて、転写紙が下
搬送パス158を介して再給紙トレイ156に格納され
る。
【0038】このとき、両面記録時は、多重フラッパ1
57を右方向へ倒し、多重記録時には、多重フラッパ1
57を左方向に倒して経路を切り替える。再給紙トレイ
156に格納されている転写紙は、下から1枚ずつ給紙
ローラ159によりレジスト・ローラ137に送り出さ
れる。
【0039】装置本体から転写紙を反転して排出すると
きには、排紙フラッパ154と多重フラッパ157を切
り替えて、転写紙を反転パス155側へ送り出す。そし
て、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した
後に、転写紙は反転ローラ163によって第2の送りロ
ーラ162a側へ送り出され、排出ローラ161によっ
て装置本体外に排出される。
【0040】図4に示すフィニッシャ401(製本処理
装置)が装着されている場合、装置本体100から排出
される転写紙がフィニッシャ401の入力部に送られ
る。符号402、403、404はステイプル・トレイ
であり、符号405はステッチ・トレイである。
【0041】ステイプル・モードの場合には、フィニッ
シャ401内でステイプル単位ごとに転写紙が溜めら
れ、ステイプルされて、所定のステイプル・トレイに排
出される。パンフレット・モードの場合には、フィニッ
シャ401内でステッチ(stitch)単位ごとに転写紙が
溜められ、中央線に沿って2ヶ所綴じされ、さらに中央
線で折り曲げられて、ステッチ・トレイ405に排出さ
れる。ステイプル・トレイやステッチ・トレイがジャム
等の原因で使用できない場合、転写紙は割り込みトレイ
406に排出される。
【0042】図1は、本発明の一実施形態である画像処
理装置におけるブロック図である。符号108,109
は図3と同一部分を示している。符号201は、レンズ
108とCCD109とアナログ信号処理部202で構
成される画像読み取り部である。原稿画像はレンズ10
8によりCCD109に結像され、CCD109からの
アナログ電気信号はアナログ信号処理部202で処理さ
れている。アナログ信号処理部202では、アナログ電
気信号をサンプル・ホールドし、ダーク・レベルを補正
して、デジタル電気信号に変換し、さらに、そのデジタ
ル化された信号をシェーディング補正し(原稿を読み取
るセンサのばらつき、および原稿照明用ランプの配光特
性の補正を行い)、変倍処理して画像データを生成して
いる。
【0043】符号203は、電子ソータ部である。画像
読み取り部201からの画像データは、Blackの輝
度データとして入力され、γ補正等の出力系で必要な補
正処理や、スムージング処理、エッジ強調、画像の回転
処理、その他の処理が行われる。符号204は、図3に
示す露光制御部120と画像形成部126と転写紙の搬
送制御部を有するプリンタ部である。プリンタ部204
は、入力された画像データ信号に基づき、転写紙上に画
像を記録させる。
【0044】符号205は、CPU206と、ROM
(read only memory)207と、RAM(random acces
s memory)208を有するCPU(central processing
unit)回路部である。CPU回路部205は、画像読
み取り部201と電子ソータ部203とプリンタ部20
4を制御し、装置本体のシーケンスを統括的に制御して
いる。
【0045】図2は、図1に示す電子ソータ部203の
構成を示すブロック図である。図2において、符号30
1はlog変換部であり、画像読み取り部201からの
輝度データに対応するテーブル値を、輝度データを濃度
データに変換するためのLUT(look up table)にし
たがって出力することにより、CCDの光電変換特性を
有する揮度データを多値の濃度データに変換するもので
ある。
【0046】符号302は2値化部であり、log変換
部301からの多値の濃度データを2値化し、濃度値を
8bitの「0」または「255」とするものである。
符号303は、制御部である。制御部303には、2値
化部302で2値化された画像データが入力されるか、
あるいは、コンピュータ(外部装置)からの画像データ
が入力される。制御部303は、バスを介して画像デー
タを画像記憶部304に一旦格納したり、画像記憶部3
04から画像データを順次読み出したりする。
【0047】2値化部302で2値化された8bitの
画像データは、「0」または「1」の1bitの画像デ
ータに変換されるので、画像記憶部304に格納される
画像データ量は少なくすることができる。画像記憶部3
04はSCSIコントローラとハード・ディスク(外部
記憶装置)を有する複数の記憶部と画像記憶制御部によ
り構成されている。複数の記憶部は、それぞれ独立して
動作することができる。
【0048】符号305は平滑化部であり、画像記憶部
304から読み出された1bitのデータを8bitの
データに変換し、画像データの信号を「0」または「2
55」にするものである。符号306はγ補正部であ
り、平滑化部305からの8bitのデータをγ補正す
るものである。さらに、γ補正部306は、濃度データ
を出力する際に、プリンタの特性を考慮したLUTによ
り変換を行い、操作部で設定された濃度値に応じた出力
の調整を行うものである。
【0049】画像を2値化する場合、画像の階調数は2
56階調から2階調になるため、写真画像のような中間
調の多い画像データは2値化した場合、一般に、画像の
劣化が著しい。そこで、誤差拡散法などの中間調を擬似
的に表現する方法を採用している。
【0050】誤差拡散法は、ある画像の濃度がある閾値
より大きい場合は、「255」の濃度データであると
し、ある閾値以下である場合は、「0」の濃度データで
あるとして2値化した後、実際の濃度データと2値化さ
れたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配分
する方法である。誤差の配分は、予め用意されているマ
トリクス上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対
して掛け合わせ、回りの画素に加算することによって行
う。これによって、画像全体での濃度平均値が保存さ
れ、中間調を擬似的に2値で表現することができる。
【0051】次に、製本時のページの割り付けについ
て、製本物の種類において代表的なパンフレットを例に
して説明する。図5は、左開きのパンフレットにおける
イメージを示す図である。図5に示す左開きのパンフレ
ットを例にして、製本時のページの割り付けについて具
体的に説明する。左開きとは、ページの昇順に製本され
たページを捲る場合、右から左方向にページを移動させ
るものである。
【0052】図5(a)は、5枚の用紙に計18ページ
の原稿を割り付けた場合に、用紙の折りとそれぞれの用
紙に割り付けられるページとの関係を模式的に表した図
である。図5(a)は、一番手前側の用紙の左側背面に
は原稿の9ページが、左側表面には原稿の10ページ
が、右側表面には原稿11ページが、そして右側背面に
は原稿12ページが割り付けられていることを示してい
る。図5(b)は、図5(a)の場合における18ペー
ジの原稿を、3枚の用紙ごとに分割してページの割り付
けを実行した場合を示している。
【0053】図6は、図5を別の表し方で示した図であ
る。図6(a)は図5(a)に対応し、図6(b)は図
5(b)にそれぞれ対応する。図6は、図5におけるそ
れぞれの用紙を上方から見たイメージである。図6の1
〜18の数字は、そこに割り付けられる原稿のページを
示し、これらの数字に挟まれる直線は用紙を示してい
る。
【0054】図6は左開きの例を示しているが、右開き
の場合について簡単に説明する。たとえば、図6(a)
についていえば、原稿の1、2ページは5枚目の上部に
割り付けられ、左開きの場合に1、2ページが割り付け
られている場所には割り付けるべき原稿のページがない
ことになる。また、4枚目においては、18と3、そし
て17と4が入れ替わるように割り付けられることにな
る。なお、3枚目、2枚目、1枚目においては、5枚
目、4枚目と同様である。
【0055】図5(a)、図6(a)のように分割しな
い場合における原稿のページ数と、この原稿が割り付け
られる用紙枚数は、次の計算式で求められる。 用紙の使用枚数=INT((ページ数+(X−1))/X)・・・(式1) ここで、INT()は()内の数の小数点以下を切り捨
てた整数を返す関数で、Xは1枚の用紙に割り付けるこ
とができる最大のページ数である。例示の場合は、X=
4であり、ページ数=18であるので、式1は、 用紙の使用枚数=INT((18+3)/4)=5(枚) ・・・(式2) となる。
【0056】また、用紙をY枚毎の束に分割して行った
場合、分割される束の数(分割数)は次の計算式で求め
られる。
【0057】 分割数=INT((ページ数+(Y×X−1))/(Y×X))・(式3) ここで、Y=3、X=4とすると、式3は、 分割数=INT((18+(12−1))/12) =INT(29/12)=2(分割) ・・・(式4) となる。
【0058】用紙の使用枚数は、上述の場合と同じで5
枚であり、5枚の束が3枚と、2枚の束に分かれること
になる。
【0059】図7〜図11は、図5に示すパンフレット
で製本する場合に、ユーザーが操作する本体操作部上に
設けられたタッチ・パネル式の画面を示す図である。な
お、画面に表示された各選択肢の中で、斜線の部分は選
択された選択肢を示している。図7は、通常時に表示さ
れる画面上で、たとえば応用モードが選択された際に表
示される各種の応用モードを選択させる画面を示す図で
ある。
【0060】図7において、「製本」が選択されると、
図8に示すように、左開きかあるいは右開きかを選択さ
せる画面に遷移する。ここで、「左開き」が選択される
と、原稿のサイズを指定させる画面(図9)に遷移す
る。そして、原稿のサイズ、たとえば「A4」が選択さ
れると、綴じモードを選択させる画面(図10)に遷移
する。たとえば、ここで「綴じを指定する」が選択され
ると、「出力紙の指定」を求める画面(図11)に遷移
する。
【0061】図11において、たとえば「A4R」が選
択されると、従来では、図1に示す循環式自動原稿送り
装置(RDF)180にセットされたA4(縦長)の原
稿を、図示しないスタート・ボタンの押下により読み取
られ、図5に示すように、A4R(横長)の用紙に縮小
されて印刷され、そして折られて綴じられていた。
【0062】本発明の実施形態では、図7〜図11に示
すような画面に加えて、図12に示す画面が本体操作部
に表示される。図12は、製本処理されるパンフレット
の見開きに対して、各原稿ページを左側のページに配置
させるか、右側のページに配置させるかを設定させる画
面である。
【0063】図12は、「右指定」、「左指定」または
「指定無し」を選択させ、各原稿ページの配置を設定さ
せる形式である。ここでは、デフォルト値は、原稿のす
べてのページにおいて「指定無し」になっている。図1
2では、原稿の4ページ目、8ページ目、13ページ目
は「右指定」に、他のページは「指定無し」に選択され
ていることを示している。なお、原稿のすべてのページ
において、ページの配置を設定できるようにしている
が、特定の何ページ目かにおいて、ページの配置を設定
できるようにしてもよい。
【0064】次に、図12に示すようにページの配置が
設定されている場合のページの割り付けについて説明す
る。図13は、本発明によるページの割り付けを説明す
る図であり、図5と同様の表現方法である。ただし、図
13では、15枚の原稿(15ページの原稿)を使用し
た場合を示している。
【0065】図13(a)は、ページの配置が設定され
ていない場合のページの割り付けを示している。つま
り、従来から行われているページの割り付けを示してい
る。図13(b)は、本発明によるページの割り付けを
した場合を示している。図13(b)の左部は、原稿の
ページがどのページに配置されているかを明確に示す図
であり、図13(b)の右部は、本発明によるページの
配置の設定によりページの割り付けした後のページを明
確に示す図である。
【0066】図13(b)では、図12で示すように、
ページの配置が設定されている原稿の4ページ目と13
ページ目において、製本処理されたパンフレットを見開
いた際に、右側のページに割り付けられた状態になって
いる。図14は、図13を別の表し方で示した図であ
り、図6と同様の表現方法である。
【0067】次に、図12におけるページの配置の設定
により、図13(b)に示すようなページの割り付けを
実行させる処理について説明する。
【0068】図15〜図18は、CPU206(図1)
がRAM208に格納されている画像処理装置の制御プ
ログラムを実行する処理を示すフローチャートである。
【0069】図7〜図12に示すような設定がされ、原
稿が循環式自動原稿送り装置(RDF)180内の原稿
フィーダのトレイ上に載置された後に、スタート・ボタ
ンが押下されると、図15に示すフローチャートの処理
が開始される。複数ページの原稿を順番に読み取り、複
数ページの画像データとして画像記憶部304(図2)
に記憶され、原稿の枚数が求められる(S1501)。
【0070】次に、ページの配置の設定に応じて、ペー
ジの割り付け処理を行う(S1502)。ページ割り付
け処理で割り付けられた結果から、必要とされる出力用
紙の枚数が求められる(S1503)。次に、パンフレ
ットの束を分割して出力させるかを決めるための分割の
設定がされているか否かが判定される(S1505)。
【0071】分割の設定がされていなければ、図13
(a)に示すように1束の用紙束で出力させる。分割の
設定がされていれば、図13(b)に示すように1束の
用紙枚数がステッチ装置と折り装置で制御できる枚数よ
り小さくなるように分割して複数の束で出力させる(S
1505)。ここで、分割される数(分割数)nは、前
述した計算式により算出される(S1507)。また、
分割の設定がされていない場合は、分割数nを1となり
(S1509)、次の処理へ進む。
【0072】次に、出力される用紙束を分割させる管理
をするために、分割回数をカウントするカウンタ(分割
回数カウンタ)kを1に初期設定する(S1511)。
分割されたk番目の束の出力用紙を随時ステッチ装置、
折り装置側へ出力させるようにフィニッシャ401の内
部制御をする(S1513)。
【0073】このときの出力用紙を重ねて中央で折り返
したときに、ページ順になるように、出力用紙の表裏そ
れぞれ2ページの原稿を割り付けるように制御して、ス
テッチすべき枚数になるまで出力する(S1515)。
ステッチすべき枚数が出力されると、フィニッシャ40
1で用紙を半分に折るときの折り目部分にステッチを行
い(S1517)、用紙を半分に折り(S1519)、
ステッチ・トレイに出力する(S1521)。
【0074】そして、排出された用紙の束が、分割され
た最終の束であるか判定する(S1523)。否定判定
の場合は、分割回数カウンタkを1インクリメントし
(S1525)、処理をステップS1513に戻す。ま
た、肯定判定の場合は、設定された部数の出力が終了し
たかどうかの判断をする(S1527)。ステップS1
527において、否定判定なら処理をステップS150
5に戻し、肯定判定なら処理を終了する(S152
7)。以上が、全体的な処理のフローである。
【0075】次に、ステップS1502のページ割り付
け処理について、図16を用いて説明する。
【0076】まず、図12においてページの配置が設定
されたか否かを判別する(S1601)。否定判定であ
れば、ページ割り付け処理を終了する。つまり、図15
に示すページ割り付け処理を終了し、ステップS150
3に進む。肯定判定であれば、次のステップS1605
に進む。
【0077】図8に示す画面で、右開きモードが選択さ
れたか否かを判定する(S1605)。ここで、肯定判
定の場合は右開き用ページ割り付け処理(S1607)
に進み、否定判定の場合は左開き用ページ割り付け処理
(S1611)に進む。ステップS1607、またはス
テップS1611の処理により、原稿のページの再構築
を行い、処理を終了する。ステップS1607、ステッ
プS1611では、入力された画像データのそれぞれの
ページに対して、新たなページが割り付けられ、ページ
割り付け処理を終了する。
【0078】図17は、図16の左開き用ページ割り付
け処理(S1611)のフローチャートである。ページ
割り付け処理は、ページ位置を示すページ・データに基
づいて行われる。ページ・データは、原稿のページを示
す変数kとページ割り付け処理後のページを示す変数N
ewPage(k)の2種類である。
【0079】図17の左開き用ページ割り付け処理を説
明する。まず、原稿のページ数を示すkを0(ゼロ)と
し、さらに、NewPage(0)を0(ゼロ)とする
(S1701)。次に、kを1だけインクリメントする
(S1703)。そして、その値kが原稿のページ数n
を超えるか否かを判定する(S1705)。S1705
の判定により、kがnを超える場合は、左開き用ページ
割り付け処理を終了する。
【0080】kがnを超えない場合は、原稿のページk
に対して1ページ前のページ(k−1)に相当するペー
ジ割り付け処理後のページ(NewPage(k−
1))を1だけインクリメントする(S1707)。N
ewPage(k−1)を1だけインクリメントした値
は、原稿のページkがページ割り付け処理後に割り当て
られるページを示している。
【0081】NewPage(k−1)+1により求め
られる値をpとすると、原稿のページkがページ割り付
け処理後に割り当てられるページ(NewPage(k
−1)+1)は、ページpである。つまり、原稿のペー
ジkがページ割り付け処理後に割り当てられるページは
pページ目となる。
【0082】原稿のページkにおけるページの配置が、
図12に示すような画面でどのように設定されているか
を判定する(S1709)。S1709の判定により、
「指定無し」の場合は、原稿のページkのページ割り付
け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定さ
れる(S1712)。
【0083】S1709の判定により、「右ページ指
定」の場合は、pが奇数であるかどうかを判定する(S
1711)。pが奇数であれば、ステップS1712に
進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当
てられるページがpページ目に決定される。pが奇数で
なければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpペ
ージ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S171
7)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後
に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定され
る(S1719)。
【0084】一方、S1709の判定により、「左ペー
ジ指定」の場合は、pが偶数であるかどうかを判定する
(S1719)。pが偶数であれば、ステップS171
2に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割
り当てられるページがpページ目に決定される。pが偶
数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられる
pページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1
717)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処
理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定
される(S1719)。そして、ステップS1703に
戻る。
【0085】図18は、図16の右開き用ページ割り付
け処理(S1607)のフローチャートである。図17
の左開き用ページ割り付け処理と同様に、ページ位置を
示すページ・データに基づいて処理が行われる。
【0086】図18の右開き用ページ割り付け処理は、
左開き用ページ割り付け処理(図17)と異なる点のみ
を説明をする。S1800からS1807までのステッ
プは、図17と同様である。
【0087】原稿のページkにおけるページの配置が、
図12に示すような画面でどのように設定されているか
を判定する(S1809)。S1809の判定により、
「指定無し」の場合は、原稿のページkのページ割り付
け処理後に割り当てられるページがpページ目に決定さ
れる(S1812)。
【0088】S1809の判定により、「右ページ指
定」の場合は、pが偶数であるかどうかを判定する(S
1811)。pが偶数であれば、ステップS1812に
進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割り当
てられるページがpページ目に決定される。pが偶数で
なければ、ページ割り付け処理後に割り当てられるpペ
ージ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S181
7)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処理後
に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定され
る(S1819)。
【0089】一方、S1809の判定により、「左ペー
ジ指定」の場合は、pが奇数であるかどうかを判定する
(S1819)。pが奇数であれば、ステップS181
2に進み、原稿のページkのページ割り付け処理後に割
り当てられるページがpページ目に決定される。pが奇
数でなければ、ページ割り付け処理後に割り当てられる
pページ目に白紙(空白画像データ)を設定する(S1
817)。さらに、原稿のページkのページ割り付け処
理後に割り当てられるページが、p+1ページ目に決定
される(S1819)。そして、ステップS1803に
戻る。
【0090】ここで、図7〜図12で設定される設定内
容に従った処理を用いて、ページ割り付け処理を具体的
に示す。図8で「左開き」が設定されているので、図1
7に示す左開き用ページ割り付け処理が実行される。原
稿ページに対してページ配置の設定が行われている4ペ
ージについての述べる。原稿の4ページの処理では、k
=4である(S1703)。k=4は、原稿のページ数
を超えていないので、次のステップS1707に進む
(S1705)。前ページのページ・データを基にし
て、p=4が得られる(S1707)。原稿の4ページ
は、図12に示すように「右指定」に設定されているの
で、ステップS1711に進む(S1709)。
【0091】さらに、S1707で得られるp=4は、
奇数ではないので、S1717に進む(S1711)。
ページ割り付け処理後の4ページは、白紙に設定される
(S1717)。そして、原稿の4ページは、NewP
age(4)=5に設定される(S1719)。したが
って、原稿の4ページは、ページ割り付け処理後には5
ページなる。
【0092】S1719は、S1703に戻る。そし
て、原稿の5ページは、1だけインクリメントしてk=
5に設定される(S1703)。k=5は、原稿のペー
ジ数を超えていないので、次のステップS1707に進
む(S1705)。原稿の5ページのpは、NewPa
ge(4)+1で得られるので、6に設定される(S1
707)。原稿の5ページは、図12に示すようにペー
ジ配置の設定がされていないので、ステップS1712
に進む。したがって、原稿の5ページは、ページ割り付
け処理後には6ページなる。
【0093】図19は、以上のようにページ割り付け処
理された結果、原稿のページ・データがページ割り付け
処理によってページ・データがどのように変化するかを
示している。
【0094】[本発明の別の実施形態]本発明の一実施形
態として、パンフレットの製本物について説明したが、
製本の種類は、パンフレットのほかに、2ヶ所綴じなど
のステイプル製本もある。ステイプル製本は、複写装置
本体100で用紙の両面に印刷された出力用紙を、ステ
イプル機能のある製本処理装置により出力用紙を綴じて
製本形式にしたものである。なお、本発明は、パンフレ
ット製本、ステイプル製本の製本形態に限定されるもの
ではなく、他の製本形態にも適用できる。
【0095】パンフレットと同様のページ割り付け処理
を用いることにより、ステイプルされる製本物の見開き
に対して、所望の原稿ページを右側のページに配置させ
るか、左側のページに配置させるかをユーザーにより設
定させることができる。
【0096】以上、本発明の実施形態を説明したが、ス
キャナとプリンタを接続した情報処理装置の形態、ある
いは図1〜図3に示すような複写装置に対して外部から
画像情報を入力する形態に変更することは容易である。
スタンド・アローンのステッチ装置(製本処理装置)が
ある場合には、パーソナル・コンピュータ(PC)とP
Cに接続された画像形成装置を組み合わせて実行するこ
とも可能である。なお、PCに既に保存されている画像
データ、あるいは通信回線を介して外部から入力した画
像データを用いて、本発明の処理をすることも可能であ
る。
【0097】なお、本発明は、上述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記憶し
た記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシ
ステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを読
み出し実行することによっても達成される。
【0098】プログラム・コードを供給するための記憶
媒体としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディ
スク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメ
モリ・カード、ROMなどを用いることができる。
【0099】また、コンピュータが読み出したプログラ
ム・コードを実行することによって、前述した実施形態
の機能が実現される他、そのプログラム・コードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても
前述した実施形態の機能が実現される。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の用紙が製本処理された場合の製本物の見開きペー
ジに対して、所望のページの画像データを左ページに配
置するか、右ページに配置するかを設定させる設定手段
と、前記設定手段に応じて、各ページの画像データにお
けるページの割り付けを制御する制御手段を有するの
で、文書における章の最初のページを製本物の見開きペ
ージに対して一定の位置(左右どちらかのページ)に配
置させたり、2ページにまたがる画像を製本物の見開き
2ページに対して配置させたりすることができる。
【0101】また、ページの前後関係を考慮しながら白
紙(空白画像データ)を挿入したりしなくてすむので、
操作者の手間や時間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像処理装置におけ
るブロック図である。
【図2】図1に示す電子ソータ部の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の画像処理装置の一実施形態である画像
形成装置を示す図である。
【図4】フィニッシャ(製本処理装置)を示す斜視図で
ある。
【図5】製本された左開きのパンフレットを示す模式図
である。
【図6】図5の左開きのパンフレットを上方から見た模
式図である。
【図7】各種の応用モードを選択させるための操作画面
を示す図である。
【図8】左開き製本か、右開き製本かを選択させる画面
を示す図である。
【図9】原稿のサイズを指定させる画面を示す図であ
る。
【図10】綴じの指定の有無を選択させる画面を示す図
である。
【図11】出力紙を指定する画面を示す図である。
【図12】製本処理されるパンフレットの見開きに対し
て、左側のページに配置させるか、右側のページに配置
させるかを設定させる画面を示す図である。
【図13】本発明によるページの割り付けを示す図であ
る。
【図14】図13のページの割り付けを上方から見た模
式図である。
【図15】本発明の処理を示すフローチャートである。
【図16】ページの割り付け処理を示すフローチャート
である。
【図17】左開き製本時のページの割り付け処理を示す
フローチャートである。
【図18】右開き製本時のページの割り付け処理を示す
フローチャートである。
【図19】原稿のページとページ割り付け処理によるペ
ージの比較を示す図である。
【符号の説明】
108 レンズ 109 CCD 201 画像読み取り部 202 アナログ信号処理部 203 電子ソータ部 204 プリンタ部 205 CPU回路部 206 CPU 207 ROM 208 RAM 304 画像記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 G03G 21/00 382 Fターム(参考) 2C087 CA04 CA05 CA06 CA13 CB12 CB13 2H027 FA13 FD03 FD04 FD08 2H028 BA03 BB06 5C062 AA05 AB20 AB22 AC06 AC07 AC09 AF07 BA04 5C076 AA17 AA19 AA37 AA40 CA10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ページの画像データを各用紙の両面
    に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置にお
    いて、 前記複数の用紙が製本処理された場合の製本物の見開き
    ページに対して、所望のページの画像データを左ページ
    に配置するか、右ページに配置するかを設定させる設定
    手段と、 前記設定手段に応じて、各ページの画像データにおける
    ページの割り付けを制御する制御手段を有することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記設定手段で設定さ
    れる所望のページの前に空白ページを挿入する必要があ
    る場合、前記複数ページの画像データに空白画像データ
    を挿入することを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記設定手段で設定さ
    れる所望のページの画像データが割り付けられるページ
    に基づいて、前記所望のページに続く次のページの画像
    データにおけるページの割り付けを制御することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 原稿をスキャンして原稿上の画像を読み
    取る画像読み取り手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数ページの画像データを各用紙の
    両面に印刷する両面印刷手段をさらに有することを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 両面に印刷された用紙の中央部分をステ
    ッチするステッチ手段と、前記ステッチ手段によってス
    テッチされた中央部分を折り目として半分に折り返す折
    り手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載
    の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、さらに所望のページの
    画像データを左右どちらのページに配置させるかを指定
    しない設定が可能であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 複数ページの画像データを各用紙の両面
    に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の制
    御方法において、 前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページ
    に対して、所望のページの画像データを左ページに配置
    するか、右ページに配置するかを設定させる設定ステッ
    プと、 前記設定ステップに応じて、各ページの画像データにお
    けるページの割り付けを実行させるページ割り付けステ
    ップを有することを特徴とする画像処理装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ページ割り付けステップは、前記設
    定ステップで設定される所望のページの前に空白ページ
    を挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像デー
    タに空白画像データを挿入させることを特徴とする請求
    項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ページ割り付けステップは、前記
    設定ステップで設定される所望のページの画像データが
    割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに
    続く次のページの画像データにおけるページの割り付け
    を実行させることを特徴とする請求項8に記載の画像処
    理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 原稿をスキャンして原稿上の画像を読
    み取る画像読み取りステップをさらに有することを特徴
    とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記複数ページの画像データを各用紙
    の両面に印刷する両面印刷ステップをさらに有すること
    を特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方
    法。
  13. 【請求項13】 両面に印刷される前記出力物の中央部
    分をステッチするステッチ・ステップと、前記ステッチ
    ・ステップによってステッチされた中央部分を折り目と
    して半分に折り返す折りステップをさらに有することを
    特徴とする請求項12に記載の画像処理装置の制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記設定ステップは、さらに所望のペ
    ージの画像データを左右どちらのページに配置させるか
    を指定しない設定が可能であることを特徴とする請求項
    8に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 複数ページの画像データを各用紙の両
    面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の
    制御プログラムにおいて、 前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページ
    に対して、所望のページの画像データを左ページに配置
    するか、右ページに配置するかを設定させる設定ステッ
    プと、 前記設定ステップに応じて、各ページの画像データにお
    けるページの割り付けを実行させるページ割り付けステ
    ップを有することを特徴とする画像処理装置の制御プロ
    グラム。
  16. 【請求項16】 前記ページ割り付けステップは、前記
    設定ステップで設定される所望のページの前に空白ペー
    ジを挿入する必要がある場合、前記複数ページの画像デ
    ータに空白画像データを挿入させることを特徴とする請
    求項15に記載の画像処理装置の制御プログラム。
  17. 【請求項17】 前記ページ割り付けステップは、前記
    設定ステップで設定される所望のページの画像データが
    割り付けられるページに基づいて、前記所望のページに
    続く次のページの画像データにおけるページの割り付け
    を実行させることを特徴とする請求項15に記載の画像
    処理装置の制御プログラム。
  18. 【請求項18】 前記設定ステップは、さらに所望のペ
    ージの画像データを左右どちらのページに配置させるか
    を指定しない設定が可能であることを特徴とする請求項
    15に記載の画像処理装置の制御プログラム。
  19. 【請求項19】 複数ページの画像データを各用紙の両
    面に印刷させ、複数の用紙を出力させる画像処理装置の
    制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体において、 前記複数の用紙が製本処理された製本物の見開きページ
    に対して、所望のページの画像データを左ページに配置
    するか、右ページに配置するかを設定させる設定ステッ
    プと、 前記設定ステップに応じて、各ページの画像データにお
    けるページの割り付けを実行させるページ割り付けステ
    ップを有することを特徴とする画像処理装置の制御プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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JP2010045479A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
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