JP3919382B2 - コンバインの運転部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの運転部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの運転部構造としては、例えば特開平8−172869号公報に開示されているように、走行機体の前部に運転座席の前方に位置する状態で操縦塔を立設し、この操縦塔の上面を、運転座席の座面高さよりも低く構成するとともに、操縦塔の上面に、走行機体を操向操作する操向レバー、及び、種々の情報を表示する表示パネル部とスイッチ類とを配備したものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の運転部構造では、操縦塔の前後幅が大きく、しかも、操縦塔の上面側が運転座席の座面高さよりも低いため、運転座席に着座した作業者の膝や足首部分が窮屈となり易い問題があった。
そこで、運転座席に着座した作業者の窮屈感を解消するために、運転座席を後方にずらして位置させることが考えられるが、これは、作業者の目と表示パネル部のパネル面との間隔が広がって、パネル面に表示された種々の情報が見難くなるとともに、操縦塔の上面に配備された操向レバーやスイッチ類の操作も行ない難くなり、その結果、操縦性能の低下を招来する欠点があり現実的ではない。
【0004】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、良好な操作性能を確保しながらも、運転座席に着座した作業者の窮屈感を軽減することができる収穫機の運転部構造を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1特徴は、コンバインの運転部構造において次のように構成することにある。
走行機体の前部に刈取部を備え、刈取部の後方に配備した搭乗運転部における運転座席の前方に位置する状態で立設されたフットカバーの上方に主操縦盤を設けてあるコンバインの運転部構造において、
前記フットカバーを、前記運転座席に搭座する操縦者の脚元の前方側に位置させて、かつ左右方向が幅広で前後方向が幅狭の薄壁状に形成し、このフットカバーの上方の主操縦盤を、前記運転座席の座面の高さ位置よりも上方に位置するように運転座席との相対高さを設定して配設し、
前記運転座席の直前方よりも横側方へ外れた位置に、主変速レバーの操作位置を案内するガイド部を備えた副操縦盤を配設し、
前記主操縦盤の左右方向中間部に表示パネル部を配備し、その表示パネル部の後端側を前記フットカバーに対して、そのフットカバーの前記運転座席に対面する後面よりも運転座席側へ延出するとともに、
この運転座席側へ延出した表示パネル部を、その上面側が前記副操縦盤の上面よりも高く位置し、かつ、下面側が前記運転座席の座面よりも高く位置する状態で設けてある。
【0006】
(作用)本発明の第1特徴によると、薄壁構成のフットカバーを立設することにより、運転座席を後方にずらすことなく、従来の操縦塔を設けた運転部構造に比して、運転座席の前方空間を広げることができる。
しかも、フットカバーの上方に、運転座席の座面の高さ位置よりも上方に位置する状態で主操縦盤が設けられているから、この主操縦盤の下方に、運転座席に着座した作業者の膝が入り込み可能となる。
主操縦盤を運転座席に着座した作業者に近づけることができて、表示パネル部に表示された種々の情報が見易くなるとともに、操向操作用の操作具に対する操作性、並びに、操縦パネル部に対する見易さを向上させることができる。
表示パネル部が運転座席に着座した作業者の直前方に位置するので、作業者は視線を上下に動かすことにより、機体前方と表示パネル部とを択一的に目視することができる。
(効果)本発明の第1特徴によると、良好な操作性能を確保しながらも、運転座席に着座した作業者の窮屈感を軽減することができる。
【0007】
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴において次のように構成することにある。
薄壁状のフットカバーは、運転座席の前方で立設されている下部側の立姿勢よりも上部側がより後方側に傾倒した姿勢となる屈曲形状に形成されている。
【0008】
本発明の第3特徴は、本発明の第1または第2特徴において次のように構成することにある。
前記主操縦盤の左右方向の一端部側に、前記走行機体を操向操作する操作具を備えた操向操作部を配備し、左右方向中間部に配備された表示パネル部から左右方向で外れた位置の前記操作具の後方側に、前記表示パネル部の後端よりも後方側箇所で、前記操作具を把持する運転者の手首部分を支える支持台を配備してある。
【0009】
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜3の特徴のいずれかにおいて次のように構成することにある。
表示パネル部のパネル面が、機体後部側ほど下方に位置する傾斜面に構成されている。
【0010】
(作用)本発明の第4特徴によると、例えば表示パネル部のパネル面が水平面に構成されている場合に比して、運転座席に着座した作業者における表示パネル部のパネル面に対する見易さを向上させることができる。
(効果)本発明の第4特徴によると、操作性能を一層向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
図1は、本発明のコンバインの右側面図を示し、クローラ式の左右一対の走行装置1,1を備えた走行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部3を昇降操作自在に連結するとともに、走行機体2の左側上部に、刈取部3からの刈取穀稈を脱穀処理する脱穀部4を搭載し、かつ、走行機体2の右側上部に、搭乗運転部5と、エンジン6と、脱穀穀粒を貯留するグレンタンク7とを搭載して構成されている。
また、前記グレンタンク7には、該グレンタンク7に貯留された脱穀穀粒を、運搬車等の荷台や別の貯留容器等に排出するための穀粒排出装置としてのアンローダ8が装備されている。
【0012】
前記コンバインには、図3に示すように、走行機体2の左右方向での姿勢を水平姿勢に調節する水平調節機構9と、刈り取られた刈取穀稈の稈長にかかわらず、脱穀部4での扱深さ量がほぼ一定となるように刈取穀稈を脱穀部4のフィードチェーンに受け渡す扱深さ調節機構10、及び、脱穀部4の選別部を構成するチャフシーブ(図示せず)上に堆積する脱穀処理物のボリューム(量)に応じて適正な穀粒選別性能を発揮できるようにチャフシーブのチャフリップ板間の目合いを調節する開度調節機構11等が設けられている。
【0013】
前記左右の走行装置1,1の各々は、図2に示すように、走行機体2に固定され、かつ、緊張転輪14が支承された固定トラックフレーム12に、複数の遊転輪13が支承された可動トラックフレーム15を昇降リンク機構16を介して支持するとともに、ミッションケース17に支持され、かつ、走行機体2側に固定された駆動スプロケット18と、前記複数の遊転輪13及び緊張転輪14とに亘ってクローラベルト19を巻き掛けて構成されている。
前記昇降リンク機構16は、上前アーム20aと下前アーム20bとからなる前リンク部材20と、上後アーム21aと下後アーム21bとからなる後リンク部材21と、連結ロッド22と、昇降シリンダ23とから構成されている。
そして、前後のリンク部材20,21は、固定トラックフレーム12に軸支されているとともに、下前アーム20b及び下後アーム21bの先端は可動トラックフレーム15に枢支され、また、上前アーム20a及び上後アーム21aの先端は連結ロッド22にて連結され、更に、上後アーム21aの先端に昇降シリンダ23が連結されている。
従って、前記昇降シリンダ23を伸張駆動すれば、前後のリンク部材20,21が図中反時計周り方向に回動して、下前アーム20b及び下後アーム21bが下方に向かって揺動し、それに連れて可動トラックフレーム15が降下することによりクローラベルト19の接地面が下降する。また、前記昇降シリンダ23を短縮駆動すれば、前後のリンク部材20,21が図中時計周り方向に回動して、下前アーム20b及び下後アーム21bが上方に向かって揺動し、それに連れて可動トラックフレーム15が上昇することによりクローラベルト19の接地面が上昇する。
【0014】
つまり、例えば、右側の走行装置1が走行する走行面と左側の走行装置1が走行する走行面とに高低差が生じている場合、或いは、前記グレンタンク7に脱穀穀粒が大量に貯留され、走行機体2の左右の荷重バランスが崩れて右側の走行装置1がそれの走行面に沈み込んだ場合、左右の走行装置1,1のクローラベルト19の接地面が走行機体2に対して同一の離間位置にあると、走行機体2に左右方向での傾きが生じ、走行機体2の進行方向が変化したり、或いは、脱穀部4内に配設されている選別部の左右方向一端側に脱穀処理物が片寄って、適正な選別処理を行えなくなる虞があるが、前記左右の走行装置1,1の昇降シリンダ23を各別に駆動して、走行機体2が左右方向で水平姿勢となるまで、これら左右のクローラベルト19の接地面の各々を、走行機体2に対して適正な離間位置にまで変動させることにより、走行機体2の左右方向での姿勢を水平状態に調節することができるものである。つまり、このように構成された左右の走行装置1,1をもって、前記水平調節機構9が構成されている。
【0015】
前記エンジン6から左右の走行装置1,1の駆動スプロケット18,18への伝動系には、図示しないが、無段変速装置と前後進切換装置、並びに、左右の走行装置1,1の走行速度に速度差を与えて走行機体2を旋回させる旋回装置等が介装されている。
【0016】
前記前後進切換装置は、前記ミッションケース17内に配備され、無段変速装置からの出力を前進原動力として左右の走行装置1,1の駆動スプロケット18,18に伝達する前進状態と、無段変速装置の出力を後進原動力として左右の走行装置1,1の駆動スプロケット18,18に伝達する後進状態と、無段変速装置の出力を左右の走行装置1,1の駆動スプロケット18,18に伝達しない中立状態とを現出するものである。
そして、前記前後進切換装置は、後述する主変速レバー24の前後揺動操作に基づいて、前進状態と中立状態と後進状態とに切り換え操作されるものであり、主変速レバー24を前方に揺動操作した状態が前進状態となり、主変速レバー24を後方に揺動操作した状態が後進状態となり、主変速レバー24を前後方向中央部で起立させた状態が中立状態となる。更に、前記主変速レバー24は無段変速装置に連係されていて、主変速レバー24を中立状態から前方に揺動操作すればするほど、また、主変速レバー24を中立状態から後方に揺動操作すればするほど、左右の走行装置1,1の走行速度が高速となるように構成されている。
【0017】
前記旋回装置は、前記ミッションケース17内に配備され、後述する操向操作レバー25の左右揺動操作に基づいて、左側の走行装置1 の駆動スプロケット18の回転速度と右側の走行装置1の駆動スプロケット18の回転速度とに速度差を生じさせる、換言すれば、左右の走行装置1,1の走行速度に速度差を生じさせる機構を備えており、操向操作レバー25を中立状態となる起立姿勢に保持すると、左右の走行装置1,1の走行速度が同一となって走行機体2が直進する直進状態となる。そして、前記操向操作レバー25を中立状態から左側に揺動操作すると、右側の走行装置1側の走行速度が速い状態で左右の走行装置1,1に速度差が生じて、走行機体2が左側に旋回する左旋回状態となり、また、前記操向操作レバー25を中立状態から右側に揺動操作すると、左側の走行装置1側の走行速度が速い状態で左右の走行装置1,1に速度差が生じて、走行機体2が右側に旋回する右旋回状態となる。更に、前記操向操作レバー25を揺動操作すればするほど、左右の走行装置1,1の走行速度の速度差が大きくなり、その分だけ、旋回半径が小さくなるように構成してある。
【0018】
図3に示すように、前記コンバインには、すくなくとも、走行機体2の左右方向での水平姿勢を自動的に調節する水平制御装置26と、脱穀部4での刈取穀稈の扱深さ量がほぼ一定となるように自動的に調節する扱深さ制御装置27と、チャフシーブ上に堆積する脱穀処理物のボリュームに応じて適正な穀粒選別性能を発揮できるようにチャフシーブのチャフリップ板間の目合いを自動的に調節する脱穀制御装置28とが備えられていて、これら各制御装置26,27,28は、マイクロコンピュータからなる制御部29にて制御されている。
そして、前記水平制御装置26、扱深さ制御装置27及び脱穀制御装置28について説明すると、水平制御装置26は、走行機体2に備えられた水平センサ30と前記水平調節機構9とを主要部として、水平センサ30からの傾斜情報に基づいて制御部29が水平調節機構9を駆動制御するように構成されている。前記扱深さ制御装置27は、刈取部3に備えられた刈取穀稈の稈長を検出する稈長検出センサ31と前記扱深さ調節機構10とを主要部として、稈長検出センサ31からの稈長情報に基づいて制御部29が扱深さ調節機構10を駆動制御するように構成されている。前記脱穀制御装置28は、脱穀部4に備えられたチャフシーブ上に堆積する脱穀処理物のボリュームを検出するボリュームセンサ32と前記開度調節機構11とを主要部として、ボリュームセンサ32からのボリューム情報に基づいて制御部29が開度調節機構11を駆動制御するように構成されている。
尚、前記水平制御装置26、扱深さ制御装置27及び脱穀制御装置28の各々は、後述する操作具33,34,35のうちの切換スイッチ33a,34a,35aにより自動制御状態と自動制御解除状態とに切り換え可能に構成されていて、自動制御解除状態では、後述する操作具のうちの手動調節具33b,34b,35bの操作に基づいて、水平調節機構9、扱深さ調節機構10、開度調節機構11の各々を手動調節可能に構成されている。
【0019】
次に、図1と図4〜図7に示すように、前記搭乗運転部5について説明すると、搭乗運転部5には走行機体2の右側上部前側に搭載されており、この搭乗運転部5には、運転作業者(操縦作業者)が着座するための運転座席40が配設されているとともに、走行機体2の右側前部に運転座席40の前方に位置する状態で薄壁構成のフットカバー41が立設されている。つまり、前記走行機体2の右側前部には、運転座席40の前方に位置する状態で、薄壁構成となる板壁状のフロントフットカバー41が走行機体2の前端縁に沿って立設されている。
【0020】
前記フロントフットカバー41は、それの上下方向で中間位置で屈曲形成されていて、下部側が垂直姿勢で立設しているとともに、上部側は、上端側ほど僅かに運転座席40側に近づく傾斜姿勢に形成されている。
そして、前記フロントフットカバー41の上方には、運転座席40の座面40aの高さよりも上方に位置する状態で主操縦盤42が設けられていて、この主操縦盤42は、それの下面側に突出形成された脚部42aを介してフロントフットカバー41の上面に対して載置固定されている。
【0021】
図4に示すように、前記主操縦盤42には、それの左右方向一端部側と他端部側とに、走行機体2を操向操作する操作具としての前記操向操作レバー25を備えた操向操作部43と、走行機体2の左右方向で水平姿勢を制御するための前記水平制御装置26用の操縦パネル部44とがそれぞれ配備されているとともに、主操縦盤42の左右方向中間部には表示パネル部45が配備されている。更に、前記主操縦盤42の後端縁のうち、表示パネル部45と操向操作部43との間、及び、表示パネル部45と操縦パネル部44との間の各々は、前方に向かって窪み形成されている。
【0022】
詳しくは、前記操向操作部43は、主操縦盤42の右端部側に配備されていて、この操向操作部43に、前記操向操作レバー25が立設されているとともに、前述したように前記操向操作レバー25を中立状態となる起立姿勢に保持すると、走行機体2を直進させることができ、また、前記操向操作レバー25を中立状態から左側に揺動操作すると走行機体2を左旋回させることができ、更に、前記操向操作レバー25を中立状態から右側に揺動操作すると走行機体2を右旋回させることができる。
【0023】
更に、前記操向操作レバー25は十字揺動自在に構成されていて、中立状態から前後方向に揺動操作することもでき、前記操向操作レバー25を中立状態となる起立姿勢に保持することにより刈取部3の昇降を停止させることができ、また、前記操向操作レバー25を中立状態から前方に揺動操作すると刈取部3を下降させることができ、更に、前記操向操作レバー25を中立状態から後方に揺動操作すると刈取部3を上昇させることができるように構成されている。つまり、前記操向操作レバー25は、刈取部3を昇降操作する操作具としての昇降操作レバーにも兼用されている。
【0024】
尚、前記操向操作部43には、操向操作レバー25の手前に位置する状態で、該操向操作レバー25を操作する手の手首部分を支え置くための支持台46が配備されている。
【0025】
このように前記搭乗運転部5を構成することにより、運転座席40の前方空間を広げることができ、しかも、主操縦盤42の下方に、運転座席40に着座した運転作業者の膝が入り込むから、運転座席40に着座した運転作業者の窮屈感を軽減することができる。また、前記主操縦盤42を運転座席40に着座した運転作業者に近づけることができ、これにより、表示パネル部45のパネル面45aに表示された種々の情報が見易くなるとともに、操向操作レバー25に対する操作性、並びに、操縦パネル部に対する見易さを向上することができるから、良好な操作性能を確保することができる。
【0026】
前記表示パネル部45のパネル面45aは、運転座席40に着座した運転作業者の直前方に位置させてあり、運転作業者は視線を上下に動かすことにより機体前方と表示パネル部45のパネル面45aとを択一的に目視することができる。
この表示パネル部45のパネル面45aには、例えば、燃料残量、、エンジン回転数、エンジン負荷、扱深さ、チャフ詰まり、籾満杯等の種々の情報が表示される。
【0027】
前記操縦パネル部44は、主操縦盤42の左端部側に配備されている。つまり、操縦パネル部44のパネル面44aは、運転座席40に着座した運転作業者の左斜め前方に位置させてあり、運転作業者は視線を直前方と左斜め前方とに動かすことにより機体前方と操縦パネル部44のパネル面44aとを択一的に目視することができる。
【0028】
そして、前記運転座席40に着座した運転作業者における表示パネル部45のパネル面45a及び操縦パネル部44のパネル面44aに対する見易さを向上するために、つまり、運転座席40に着座した運転作業者が、そのままの着座姿勢で操縦パネル部44のパネル面44aを正面視し易くするために、図6に示すように、表示パネル部45のパネル面45aと操縦パネル部44のパネル面44aとは、共に機体後部側ほど下方に位置する傾斜面に構成され、更に、操縦パネル部44のパネル面44aの傾斜角度が、表示パネル部45のパネル面45aの傾斜角度よりも急傾斜に構成されている。
【0029】
前記操縦パネル部44のパネル面44aには、前記水平制御装置26に対応する操作具33としての切換スイッチ33aと手動調節具33b等、並びに、走行機体2の左右方向での傾きを表示する姿勢表示部36が配備されている。
【0030】
前記フロントフットカバー41の左側側縁部から運転座席40の左側横側脇を通って運転座席40の左側後部に至る部位にはサイドフットカバー47が立設され、このサイドフットカバー47の上面に、前記主操縦盤42のうち、操縦パネル部44相当箇所の後部から運転座席40の左側横側脇に亘って副操縦盤48が設けられている。詳しくは、前記副操縦盤48は、それの上面が、主操縦盤42のうち、操縦パネル部44のパネル面44aの後端縁近傍から運転座席40の左側横側脇に亘る状態で設けられているとともに、副操縦盤48の上面には各種の操作具が配備されている。
【0031】
前記副操縦盤48の上面に配備されている各種の操作具としては、前記扱深さ制御装置27用の操作具34としての切換スイッチ34aと手動調節具34b、前記脱穀制御装置28用の操作具35としての切換スイッチ35aと手動調節具35b、並びに、主変速レバー24、脱穀クラッチ(図示せず)を入切りする脱穀クラッチレバー49、刈取クラッチ(図示せず)を入切りする刈取クラッチレバー50等であり、副操縦盤48の右上面に、それの前側から、前記脱穀制御装置28用の切換スイッチ35aと手動調節具35b、前記扱深さ制御装置27用の切換スイッチ34aと手動調節具34bの順に配置してあるとともに、副操縦盤48の左上面に、それの前側から、主変速レバー24、脱穀クラッチレバー49、刈取クラッチレバー50の順に配置してある。
【0032】
ところで、一般的に使用頻度は、前記水平制御装置が最も高く、次いで脱穀制御装置、扱深さ制御装置の順番である。
従って、最も使用頻度が高い水平制御装置26用の操作具33を操縦パネル部44に位置させた状態で、脱穀制御装置28用の操作具35と扱深さ制御装置27用の操作具34とが、扱深さ制御装置27用の操作具34を脱穀制御装置28用の操作具35よりも副操縦盤48の後部側に位置させた状態で配置されている。尚、前記副操縦盤48の上面で、かつ、扱深さ制御装置27に対応する操作具34よりも後部側にも、それよりも使用頻度の低い他の制御装置用の操作具37が、それらにおいて使用頻度の低い操作具ほど副操縦盤48の後部側に位置する状態で配置されている。
つまり、前記操縦パネル部44と副操縦盤48とに配備された各種の制御装置用の操作具が、最も使用頻度の高い水平制御装置26用の操作具33を操縦パネル部44に位置させた状態で、水平制御装置26以外の制御装置用の操作具34,35,37を、使用頻度の低い制御装置用の操作具ほど副操縦盤48の後部側に位置する状態に配置されている。
【0033】
図4に示すように、前記運転座席40の右側脇には、アンローダ操縦塔51が立設されていて、このアンローダ操縦塔51には、グレンタンク7に貯留された脱穀穀粒を、運搬車等の荷台や別の貯留容器等に排出するために前記アンローダ8を駆動操作する操作レバー52と、アンローダ8を昇降並びに縦軸芯周りで回動させる手動操作具53等が配備されている。
【0034】
[第2実施形態]
図8は、前記主操縦盤42の別実施形態を示し、主操縦盤42の後端縁が左右方向に連続する直線状に形成されている。
その他の構成は前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説明を省略する。
【0035】
[第3実施形態]
図9は、前記主操縦盤42の別実施形態を示し、主操縦盤42の後端縁が、表示パネル部45側ほど前方に位置する弯曲状に形成されている。
その他の構成は前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説明を省略する。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインを示す全体右側面図
【図2】 走行装置を示す右側面図
【図3】 各制御装置を示すブロック図
【図4】 搭乗運転部を示す平面図
【図5】 搭乗運転部を示す正面図
【図6】 図5のVI−VI断面図
【図7】 搭乗運転部を示す斜視図
【図8】 第2実施形態を示す要部の平面図
【図9】 第3実施形態を示す要部の平面図
【符号の説明】
2 走行機体
25 操作具
40 運転座席
40a 座面
41 フットカバー
42 主操縦盤
43 操向操作部
44 操縦パネル部
44a パネル面
45 表示パネル部

Claims (4)

  1. 走行機体の前部に刈取部を備え、刈取部の後方に配備した搭乗運転部における運転座席の前方に位置する状態で立設されたフットカバーの上方に主操縦盤を設けてあるコンバインの運転部構造であって、
    前記フットカバーを、前記運転座席に搭座する操縦者の脚元の前方側に位置させて、かつ左右方向が幅広で前後方向が幅狭の薄壁状に形成し、このフットカバーの上方の主操縦盤を、前記運転座席の座面の高さ位置よりも上方に位置するように運転座席との相対高さを設定して配設し、
    前記運転座席の直前方よりも横側方へ外れた位置に、主変速レバーの操作位置を案内するガイド部を備えた副操縦盤を配設し、
    前記主操縦盤の左右方向中間部に表示パネル部を配備し、その表示パネル部の後端側を前記フットカバーに対して、そのフットカバーの前記運転座席に対面する後面よりも運転座席側へ延出するとともに、
    この運転座席側へ延出した表示パネル部を、その上面側が前記副操縦盤の上面よりも高く位置し、かつ、下面側が前記運転座席の座面よりも高く位置する状態で設けてあるコンバインの運転部構造。
  2. 薄壁状のフットカバーは、運転座席の前方で立設されている下部側の立姿勢よりも上部側がより後方側に傾倒した姿勢となる屈曲形状に形成されている請求項1記載のコンバインの運転部構造。
  3. 前記主操縦盤の左右方向の一端部側に、前記走行機体を操向操作する操作具を備えた操向操作部を配備し、左右方向中間部に配備された表示パネル部から左右方向で外れた位置の前記操作具の後方側に、前記表示パネル部の後端よりも後方側箇所で、前記操作具を把持する運転者の手首部分を支える支持台を配備してある請求項1または2記載のコンバインの運転部構造。
  4. 前記表示パネル部のパネル面が、機体後部側ほど下方に位置する傾斜面に構成されている請求項1〜3のいずれか1項記載のコンバインの運転部構造。
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