JP3918473B2 - 腕時計製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハードコート付透明樹脂製ガラス等の樹脂製品の製造方法として以下のような方法があった。
▲1▼成形したガラスに塗装式でハードコート液を吹き付けた後、UV照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、印刷等の加飾のあるものはその加工を行う。
▲2▼成形したガラスを治具に入れ、治具と一緒に水平に自転させ、ガラス上面の中心を狙ってハードコート液を滴下し均一に広げた後、UV照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、治具から取り外し、印刷等の加飾のあるものはその加工を行う。
▲3▼成形したガラスをスプールランナー付きでハードコート液にディッピングし、UV照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、ゲートカットし、印刷等の加飾のあるものは成形品毎にその加工を行う。
▲4▼ガラス成形時フィルムインク転写の技術にて、ハードコートインクを転写させて加工する方法である。その後、印刷等の加飾のあるものは成形品毎にその加工を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のハードコート付樹脂製品では、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を1個ずつの製品に対して行っていた。
また、本体ケースに超音波溶着で固定する透明樹脂製板等の樹脂製品は、その溶着部へのハードコート液の付着や回り込みを阻止するためにマスキングを行う必要があるが、マスキング作業も製品1個毎に行っていた。
したがって、生産性が低く、コストが高くなるという問題があった。
【0004】
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、生産性を向上できる樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、樹脂により、複数の腕時計ガラス部と、この腕時計ガラス部の周囲に設けられた薄肉部と、裏面側でこの薄肉部と前記腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部とを有する樹脂成形プレートとを成形し、
前記段差部をマスキングした上で、前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得
前記腕時計ガラスの前記周縁部に残る前記段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して前記腕時計ガラスの前記周縁部と前記ケース又は枠とを溶着させることを特徴とする腕時計製造方法である。
【0006】
したがって請求項1記載の発明によれば、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法において、樹脂成形プレートから個々の腕時計ガラスを分離するまえに、一括して樹脂成形プレートに構成された複数の腕時計ガラス部に対してコーティング液を付着させる処理を施こすことができる。このために、例えば、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を迅速に行うことができる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
また、請求項1記載の発明によれば、裏面側で腕時計ガラス部周囲の薄肉部と腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部を有する樹脂成形プレートを成形することができる。このために、腕時計ガラス部を樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得ると、その腕時計ガラスには、段差部の一部が残り、腕時計ガラスの裏面側周縁には段差が形成されることとなる。この段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して腕時計ガラスの周縁部とケース又は枠と溶着させることができる。
【0007】
請求項2載の発明は、樹脂により、複数の腕時計ガラス部を有する樹脂成形プレートを成形し、
前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
前記樹脂成形プレートの裏面側から切削バイトにより、前記腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離するために切削加工を行いながら、同切削バイトによって前記腕時計ガラス部の裏面側の周縁に段差を切削加工することにより、前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得、
この段差を切削加工したことにより生じた腕時計ガラスの裏面の切削加工面を溶融させて腕時計本体側のケース又は枠に溶着させることを特徴とする腕時計製造方法である。
【0008】
したがって請求項2記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記樹脂成形プレートとして、前記腕時計ガラス部の表面より表面側に突出し、前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置した場合に、樹脂成形プレートを三点以上で支持する凸部を有する樹脂成形プレートを成形し、前記腕時計ガラス部を分離する前に前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置し前記腕時計ガラス部の裏面への処理を行うことを特徴とする。
【0010】
したがって請求項3記載の発明によれば、腕時計ガラス部の裏面への処理を行うために、腕時計ガラス部の表面を下にして樹脂成形プレートを設置すると、腕時計ガラス部の表面より表面側に突出した凸部により、樹脂成形プレートが三点以上で支持されるので、腕時計ガラス部が設置面に接触することがなく、腕時計ガラスに傷等が発生することを防止することができる。樹脂成形プレート自身に腕時計ガラスを保護する構造が採用されているので、成形後の処理において腕時計ガラスを保護するために治具をあてがう等の煩雑な作業が少なくなる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
三点以上で支持するためには、樹脂成形プレートの外周縁に連続して前記凸部を成形したり、独立した前記凸部を3つ以上異なる辺に配置して成形するなど、多様な形態が提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
【0018】
〔第1の実施の形態〕
まず、図1、図2、図3、図4、図5及び図6を参照して第1の実施の形態につき説明する。本実施形態は、透明樹脂製の腕時計ガラスを製品とし、本発明を適用した例である。
図1に、腕時計ガラス部10が多数個形成された樹脂成形プレート1の表面図(a)、A−A断面図(b)、B−B断面図(c)及び裏面図(d)を示す。図1(e)は図1(c)の部分拡大図である。
【0019】
樹脂成形プレート1は、製品部として腕時計ガラス部10を備える。また樹脂成形プレート1は、製品周囲薄肉部11、外縁凸部12、取手部13を備える。
【0020】
樹脂成形プレート1は、成形金型の上型、下型により形成される空間部により一体的に成形されるものである。樹脂成形プレート1は射出成形やプレス加工により成形することができる。図1に示すように樹脂成形プレート1には、複数の腕時計ガラス部10が含まれて並設され、大板状に成形される。図1には腕時計ガラス部10が4個含まれる場合を示した。樹脂成形プレート1の外形は、取手部13を除けば長方形形状となる。
【0021】
腕時計ガラス部10の表面は凸な曲面状に形成され、裏面はほぼフラットな面に形成されている。腕時計ガラス部10は樹脂成形プレート1の長手方向に1列に、間隔を持って配置されている。
製品周囲薄肉部11は腕時計ガラス部10より薄く、樹脂成形プレート1の裏面側に偏在する。また製品周囲薄肉部11は腕時計ガラス部10に連続し、腕時計ガラス部10の全周に成形されている。
外縁凸部12は、樹脂成形プレート1の外縁において腕時計ガラス部10より肉厚に成形された部分で、複数の穴部15を表面側に、複数の穴部16を裏面側に有する。外縁凸部12は表面側に突出しており、腕時計ガラス部10の頂点より高く成形されている。外縁凸部12は、製品部である腕時計ガラス部10の表面を下にして樹脂成形プレート1を設置した場合に、樹脂成形プレート1を三点以上で支持する凸部で、腕時計ガラス部10への傷等を防止するためのものである。樹脂成形プレート1の場合、その全周に亘って外縁凸部12を設けたが、独立した凸部を3つ以上異なる辺に配置して成形するなどしてもよい。また、図2に示す樹脂成形プレート2においては、外縁凸部22を取手部13の反対側の1辺には設けずに他の3辺に設けた。すなわち、樹脂成形プレート2において、製品周囲薄肉部11は取手部13の反対側の縁まで連続して成形されている。
穴部15,16は位置決め用の穴である。穴部15,16に代えて貫通孔や凸部としても良いし、樹脂成形プレート1の外周端面に凹凸形状を設けるなど、その他の位置決めガイド部を設けても良い。
【0022】
製品周囲薄肉部11は、複数の腕時計ガラス部10間、及び腕時計ガラス部10と外縁凸部12との間を繋いでいる。図1(b)(c)に示すように樹脂成形プレート1の表面側において、製品周囲薄肉部11は他の部分に対して低い窪地となっており、腕時計ガラス部10から製品周囲薄肉部11にかけて、及び、外縁凸部12から製品周囲薄肉部11にかけては、段差は設けずに、斜面により連続的に成形されている。
取手部13には凸部14が成形されている。
樹脂成形プレート1の裏面は、穴部16及び段差部17を除き、フラットに成形されている。図1(d)(e)に示すように、段差部17は、製品周囲薄肉部11の裏面側と腕時計ガラス部10の周縁部に亘って窪んで成形されており、他の部分に対して段差を形成している。
【0023】
次に、生産の手順に沿って説明する。
まず、樹脂成形プレート1を射出成形等により成形する。それには、樹脂成形プレート1に対応した空間部を有する金型(図示せず)を用いる。かかる金型は、腕時計ガラス部10、製品周囲薄肉部11、外縁凸部12、取手部13、凸部14、穴部15,16、段差部17の各部に対応する内面形状を有する空間部が形成された上型と下型からなる金型である。特に射出成形とする場合、金型には、製品周囲薄肉部11を成形する空間部に注入孔が設置される。すなわち、射出された溶融樹脂は、その注入孔を介して、まず、製品周囲薄肉部11を成形する空間部に流入する。さらに溶融樹脂は製品周囲薄肉部11を成形する空間部から、腕時計ガラス部10を成形する空間部、外縁凸部12、取手部13を成形する空間部へと流入する。その際、製品周囲薄肉部11を成形する空間部は、腕時計ガラス部10を成形する空間部の周囲に設けられているから、腕時計ガラス部10を成形する空間部にはあらゆる方向から樹脂が流入し、製品部への均一な樹脂充填が可能となる。
【0024】
その後、樹脂を硬化させて樹脂成形プレート1を得る。次に、表面側のハードコート処理を行う。その方法として以下のような方法が挙げられる。
▲1▼樹脂成形プレート1に塗装式でハードコート液を吹き付けた後、UV照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲2▼樹脂成形プレート1を治具に入れ、治具と一緒に樹脂成形プレート1の表面を上にして水平に自転させつつ表面の中心を狙ってハードコート液を滴下し均一に広げた後、UV照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲3▼樹脂成形プレート1をハードコート液にディッピングし、UV照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲4▼ガラス成形時フィルムインク転写の技術にて、ハードコートインクを転写させて加工する方法。
ここでは、上記▲3▼のハードコート液にディッピングする方法を用いる。
ディッピングする前にマスキングを行う。マスキングは、表面側の穴部15、裏面側の穴部16、及び段差部17に対して行う。例えば図3に示すように樹脂成形プレート1表面においては、少なくとも穴部15を覆うように外縁凸部12上に2枚のマスキングテープ18を貼付するとともに、樹脂成形プレート1の裏面全体に1枚のマスキングテープ19を貼付する。
マスキング後、取手部13をチャックに把持させて樹脂成形プレート1を吊るしハードコート液にディッピングする。すなわち、取手部13が上になり、その反対側が下となる。取手部13に凸部14が設けられているので、チャックへの位置決めがしやすい。また、凸部14は把持した際のすべり止めともなる。
ディッピング後、余分なハードコート液は滴り落ちる。図2に示す樹脂成形プレート2をディッピングする場合、取手部13の反対側の縁には外縁凸部12が形成されていないので、よりスムーズにハードコート液が滴り落ち易い。
その後、樹脂成形プレート1を水平に載置する場合にも、腕時計ガラス部10上のハードコート液は停留せずに、より低所の製品周囲薄肉部11へ流動して自ずと捌けてくれる。したがって、均一なコーティングを行うことができる。
【0025】
次に図4に示すように腕時計ガラス部10の裏面に印刷を施す。23は印刷面である。まず、樹脂成形プレート1の裏面を上にして設置する。その際、表面側に形成された穴部15又は樹脂成形プレート1の端面を利用して位置決めする。上述したように、外縁凸部12は表面側に突出しており、腕時計ガラス部10の頂点より高く成形されているので、樹脂成形プレート1は外縁凸部12を設置面に接触する態様で安定的に設置される。すなわち、腕時計ガラス部10の表面は設置面に接触しない。そのため、特に樹脂成形プレート1を設置するための受け治具等を使用せずに、腕時計ガラス部10に接触による傷等を発生させることなく印刷を行うことができる。
印刷は、樹脂成形プレート1上に構成された多数の腕時計ガラス部10を一括して一度に行う。これにより生産コストを低減できる。
【0026】
次に、各腕時計ガラス部10を分離する。切断の方法としては、図5に示す切削バイトによる方法、図6に示す打ち抜きによる方法の他、ブレードによる切削や、レーザー加工による方法が挙げられる。
まず、樹脂成形プレート1の表面を上にして設置する。その際、裏面側に形成された穴部16又は樹脂成形プレート1の端面を利用して位置決めする。
図5(b)に示すように切削バイトによる方法では、予め樹脂成形プレート1の裏面に保護テープ7を貼付しておく。図5(a)(b)に示すように切削バイト8により腕時計ガラス部10の外形に沿って樹脂成形プレート1を切削して腕時計ガラス部10を個片に分離し、図5(c)(d)に示すような腕時計ガラス20を得る。
或いは、図6に示すように打ち抜きにより腕時計ガラス部10を個片に分離し、腕時計ガラス20を得る。打ち抜きは切削ではなく剪断による方法であり、一度に腕時計ガラス部10周囲の切断を行うことができるので生産性が良い。
以上の工程により、ハードコート付腕時計ガラス20が作製される。
腕時計ガラス20には、段差部17の一部が残る。すなわち、腕時計ガラス20の裏面側周縁には段差が形成される。この段差を腕時計本体側のケースや枠等に嵌合させて固定し、超音波を照射して溶着させる。この段差をつくることにより腕時計ガラス20の他の部分は溶融させることなく、この段差部分のみを溶融させることができる。
【0027】
〔第2の実施の形態〕
次に、図7及び図8を参照して第2の実施の形態につき説明する。図7に、樹脂成形プレート3の表面図(a)、B−B断面図(b)及び裏面図(c)を示す。図7(d)は図7(b)中のP部拡大図である。図8に、腕時計ガラス22の表面図(a)、側面図(b)及び裏面図(c)を示す。樹脂成形プレート3には腕時計ガラス部21が多数個成形されている。本実施形態は第1の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第1の実施の形態とは異なる。
【0028】
上記第1の実施の形態においては、腕時計ガラス20の裏面側周縁に溶着面を形成する段差を樹脂成形プレート1(又は2)の成形時に一緒に成形したが、本実施形態においては切断加工より成形する。
図7(b)(c)に示すように本実施形態の樹脂成形プレート3は第1の実施の形態の樹脂成形プレート1とは異なり、段差部17を有さない。樹脂成形プレート3の裏面は、複数の穴部16を除きフラットな面に成形されている。また、取手部13を設けない場合を図示した。
上記第1の実施の形態においては、樹脂成形プレート1の表面側から切削加工したが、本実施形態においては、裏面側から切削バイト9によって切削する。 図7(b)及び図7(d)に示すように、切削バイト9には段部が設けられており、この段部によって腕時計ガラス部21の裏面側周縁に段差を切削加工する。
ハードコート処理、印刷等の加飾加工をした後、切削バイト9により腕時計ガラス部21の外形に沿って樹脂成形プレート1を切削して切断しながら腕時計ガラス部21の裏面側周縁に段差を切削加工する。それにより腕時計ガラス部21を個片に分離し、図8(a)(b)(c)に示すような腕時計ガラス22を得る。
分離された製品である腕時計ガラス22の裏面の切削加工面を溶融させて腕時計本体側のケースや枠等に溶着させる。この段差をつくることにより腕時計ガラス22の他の部分は溶融させることなく、この段差部分のみを溶融させることができる。
以上のようにすることにより、溶着面を形成する段差を周縁に有するハードコート付ガラスを作製するにあたって、ハードコート処理時には溶着面となる部位をマスキングする必要がない。そのため、マスキングに要する材料費や、手間が削減でき生産コストを軽減できる。しかも、溶着面を形成する段差を成形するための切削加工は、製品部(腕時計ガラス部21)の切断分離工程と同時に行えるので、工程増とならない。
上記第1の実施の形態における腕時計ガラス20の溶着面を形成する段差は樹脂成形プレート1(又は2)の成形時に構成されるのに対し、本実施形態の腕時計ガラス22の溶着面を形成する段差は樹脂成形プレート1から腕時計ガラス部21を切断分離する際に構成される点で異なる。
【0029】
〔第3の実施の形態〕
次に、図9及び図10を参照して第3の実施の形態につき説明する。図9に、本実施形態の樹脂成形プレート4の表面図(a)、Q−Q断面図(b)及びR−R断面図(c)を示す。図10に、樹脂成形プレート4の裏面図を示す。本実施形態は、第1の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第1の実施の形態とは異なる。
【0030】
上記第1の実施の形態においては、樹脂成形プレート1(又は2)に腕時計ガラス部10が1列に並んで成形されているため、仮に、外縁凸部12がないとすると、印刷工程時等に表面を下にして設置する際、据わりが悪く安定しない場合がある。
一方、本実施形態の樹脂成形プレート4には、腕時計ガラス部10が2列4行に並んで成形されている。また樹脂成形プレート4には、外縁凸部が設けられていない。製品周囲薄肉部11が樹脂成形プレート4の外周縁まで連続して成形されている。製品周囲薄肉部11に位置決め用の孔部24が穿設されている。
凸な曲面を有する腕時計ガラスのように据わりの悪い形状の製品部を成形する場合でも、本実施形態のように製品部を2行2列以上に配列することにより、表面を下にして設置した際に据わりが良く安定する。また本実施形態によれば、樹脂成形プレート4の外周縁を肉厚に成形する必要がないので、材料面や形状の簡素化等により生産コストを軽減できる。
【0031】
〔第4の実施の形態〕
次に、図11及び図12を参照して第4の実施の形態につき説明する。図11に、本実施形態における樹脂成形プレート5の表面図(a)、S−S断面図(b)及び連結状態を示す表面図(c)を示す。図12に、本実施形態の樹脂成形プレート6の表面図(a) 及びS−S断面図(b)、並びに連結状態を示す表面図(c)及びT−T断面図(d)を示す。本実施形態は、第1の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第1の実施の形態とは異なる。
【0032】
本実施形態の樹脂成形プレート5,6は、長手方向の対辺に連結部を有する。樹脂成形プレート5は、長手方向の一辺(短い方の辺)に先端程幅広となる台形形状の突出部であるオス連結部25を有し、その対辺に、対応する台形形状の切欠部であるメス連結部26を有する。
図11(c)に示すように、オス連結部25とメス連結部26とを嵌合させることにより、複数の樹脂成形プレート5が長手方向に連結する。
2以上の樹脂成形プレート5をオス連結部25とメス連結部26とによって連結した状態で、前述した各実施形態の場合と同様なハードコート処理や、印刷等の所定の処理を行う。
【0033】
一方、樹脂成形プレート6は、長手方向の一辺(短い方の辺)にオス連結部27を有し、その対辺にメス連結部28を有する。
オス連結部27は基部27aと凸部27bとからなる。基部27aは矩形形状で外縁凸部12から樹脂成形プレート6の長手方向に突出して成形されている。基部27aの厚さは、外縁凸部12の2分の1から3分の1程度にされており、樹脂成形プレート6の裏面側に偏在する。基部27aのほぼ中央には、表面側に突出する凸部27bが成形されている。以上のようにしてオス連結部27は外縁凸部の厚みの範囲内に成形されている。
メス連結部28は段差部28aと孔部28bとからなる。段差部28aは基部27aと嵌合する外形で、基部27aの深さに等しい深さの窪みを裏面側端部に成形したものである。段差部28aのほぼ中央に連通するように孔部28bが穿設されている。
図12(c)(d)に示すように、基部27aが段差部28aに、凸部27bが孔部28bに嵌合する態様でオス連結部27とメス連結部28とが嵌合し、複数の樹脂成形プレート6が長手方向に連結する。
2以上の樹脂成形プレート6をオス連結部27とメス連結部28とによって連結した状態で、前述した各実施形態の場合と同様なハードコート処理や、印刷等の所定の処理を行う。
【0034】
本実施形態の樹脂成形プレート5,6には取手部13は設けられていないが、オス連結部25,27がその代用となる。
【0035】
本実施形態によれば、2以上の樹脂成形プレート5,6同士を各連結部25,26、27,28を介して繋ぎ合わせることにより、一の樹脂成形プレートに構成される製品部(腕時計ガラス部10)と他の樹脂成形プレートに構成される製品部(腕時計ガラス部10)との相対位置が確定するので、2枚以上の樹脂成形プレート5,6を互いに連結部25,26,27,28にてしっかりと連結した状態で、同時に各ガラス部10,10・・・に対するハードコート処理や印刷等の処理を行う際に有利である。
図面上、これらの連結部25,26,27,28は1辺に1つずつ設けたが、1辺に複数設けて、さらに安定性を向上させてもよい。
【0036】
なお、以上の実施形態では、腕時計ガラスを製品とし、製品部を腕時計ガラス部として説明したが、本発明はこれに限らず、携帯電話、携帯端末用のガラス又は合成樹脂のほかに、メガネ、その他のレンズ等の各種の製品とし、これらに対応する製品部にも適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
上述したように請求項1記載の発明によれば、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法において、樹脂成形プレートから個々の腕時計ガラスを分離するまえに、一括して樹脂成形プレートに構成された複数の腕時計ガラス部に対してコーティング液を付着させる処理を施こすことができる。このために、例えば、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を迅速に行うことができる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
また、請求項1記載の発明によれば、裏面側で腕時計ガラス部周囲の薄肉部と腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部を有する樹脂成形プレートを成形することができる。このために、腕時計ガラス部を樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得ると、その腕時計ガラスには、段差部の一部が残り、腕時計ガラスの裏面側周縁には段差が形成されることとなる。この段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して腕時計ガラスの周縁部とケース又は枠と溶着させることができる。
【0038】
上述したように請求項2記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【0039】
上述したように請求項3記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施形態における樹脂成形プレート1の表面図(a)、A−A断面図(b)、B−B断面図(c)及び裏面図(d)である。図(e)は図(c)の部分拡大図である。
【図2】本発明第1の実施形態における他の樹脂成形プレート2の表面図(a)及びD−D断面図(b)である。
【図3】本発明第1の実施形態における樹脂成形プレート1のマスキングされた状態を示す表面図(a)及び裏面図(b)である。
【図4】本発明第1の実施形態における樹脂成形プレート1の印刷後の状態を示す表面図(a)、B−B断面図(b)及び裏面図(c)である。
【図5】本発明第1の実施形態における樹脂成形プレート1の切削分離工程を示す表面図(a)及びB−B断面図(b)、並びに分離後の製品(腕時計ガラス20)の表面図(c)及び側面図(d)である。
【図6】本発明第1の実施形態における樹脂成形プレート1の打ち抜き分離工程を示す表面図(a)及びB−B断面図(b)、並びに分離後の製品(腕時計ガラス20)の表面図(c)及び側面図(d)である。
【図7】本発明第2の実施形態における樹脂成形プレート3の切削分離工程を示す表面図(a)、B−B断面図(b)及び裏面図 (c)である。図(d)は図(b)の部分拡大図である。
【図8】本発明第2の実施形態における製品(腕時計ガラス22)の表面図(a)、側面図(b)及び裏面図(c)である。
【図9】本発明第3の実施形態における樹脂成形プレート4の表面図(a)、Q−Q断面図(b)及びR−R断面図(c)である。
【図10】本発明第3の実施形態における樹脂成形プレート4の裏面図である。
【図11】本発明第4の実施形態における樹脂成形プレート5の表面図(a)、S−S断面図(b)及び連結状態を示す表面図(c)である。
【図12】本発明第4の実施形態における他の樹脂成形プレート6の表面図(a)及びS−S断面図(b)、並びに連結状態を示す表面図(c)及びT−T断面図(d)である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 樹脂成形プレート
7 保護テープ
8,9 切削バイト
10,21 腕時計ガラス部(製品部)
11 製品周囲薄肉部
12 外縁凸部
13 取手部
14 凸部
15,16 穴部
17 段差部
18,19 マスキングテープ
20,22 腕時計ガラス(製品)
23 印刷面
24 孔部
25 オス連結部
26 メス連結部
27 オス連結部
27a 基部
27b 凸部
28 メス連結部
28a 段差部
28b 孔部

Claims (3)

  1. 樹脂により、複数の腕時計ガラス部と、この腕時計ガラス部の周囲に設けられた薄肉部と、裏面側でこの薄肉部と前記腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部とを有する樹脂成形プレートとを成形し、
    前記段差部をマスキングした上で、前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
    前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得
    前記腕時計ガラスの前記周縁部に残る前記段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して前記腕時計ガラスの前記周縁部と前記ケース又は枠とを溶着させることを特徴とする腕時計製造方法。
  2. 樹脂により、複数の腕時計ガラス部を有する樹脂成形プレートを成形し、
    前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
    前記樹脂成形プレートの裏面側から切削バイトにより、前記腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離するために切削加工を行いながら、同切削バイトによって前記腕時計ガラス部の裏面側の周縁に段差を切削加工することにより、前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得、
    この段差を切削加工したことにより生じた腕時計ガラスの裏面の切削加工面を溶融させて腕時計本体側のケース又は枠に溶着させることを特徴とする腕時計製造方法。
  3. 前記樹脂成形プレートとして、前記腕時計ガラス部の表面より表面側に突出し、前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置した場合に、樹脂成形プレートを三点以上で支持する凸部を有する樹脂成形プレートを成形し、前記腕時計ガラス部を分離する前に前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置し前記腕時計ガラス部の裏面への処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の腕時計製造方法。
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