JP3918473B2

JP3918473B2 - Watch manufacturing method

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Publication number: JP3918473B2
Application number: JP2001244150A
Authority: JP
Inventors: 俊二南; 直彦櫻沢; 博行園田
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2001-08-10
Filing date: 2001-08-10
Publication date: 2007-05-23
Anticipated expiration: 2021-08-10
Also published as: JP2003053781A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ハードコート付透明樹脂製ガラス等の樹脂製品の製造方法として以下のような方法があった。
▲１▼成形したガラスに塗装式でハードコート液を吹き付けた後、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、印刷等の加飾のあるものはその加工を行う。
▲２▼成形したガラスを治具に入れ、治具と一緒に水平に自転させ、ガラス上面の中心を狙ってハードコート液を滴下し均一に広げた後、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、治具から取り外し、印刷等の加飾のあるものはその加工を行う。
▲３▼成形したガラスをスプールランナー付きでハードコート液にディッピングし、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法である。その後、ゲートカットし、印刷等の加飾のあるものは成形品毎にその加工を行う。
▲４▼ガラス成形時フィルムインク転写の技術にて、ハードコートインクを転写させて加工する方法である。その後、印刷等の加飾のあるものは成形品毎にその加工を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
以上のハードコート付樹脂製品では、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を１個ずつの製品に対して行っていた。
また、本体ケースに超音波溶着で固定する透明樹脂製板等の樹脂製品は、その溶着部へのハードコート液の付着や回り込みを阻止するためにマスキングを行う必要があるが、マスキング作業も製品１個毎に行っていた。
したがって、生産性が低く、コストが高くなるという問題があった。
【０００４】
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、生産性を向上できる樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、樹脂により、複数の腕時計ガラス部と、この腕時計ガラス部の周囲に設けられた薄肉部と、裏面側でこの薄肉部と前記腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部とを有する樹脂成形プレートとを成形し、
前記段差部をマスキングした上で、前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得、
前記腕時計ガラスの前記周縁部に残る前記段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して前記腕時計ガラスの前記周縁部と前記ケース又は枠とを溶着させることを特徴とする腕時計製造方法である。
【０００６】
したがって請求項１記載の発明によれば、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法において、樹脂成形プレートから個々の腕時計ガラスを分離するまえに、一括して樹脂成形プレートに構成された複数の腕時計ガラス部に対してコーティング液を付着させる処理を施こすことができる。このために、例えば、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を迅速に行うことができる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
また、請求項１記載の発明によれば、裏面側で腕時計ガラス部周囲の薄肉部と腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部を有する樹脂成形プレートを成形することができる。このために、腕時計ガラス部を樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得ると、その腕時計ガラスには、段差部の一部が残り、腕時計ガラスの裏面側周縁には段差が形成されることとなる。この段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して腕時計ガラスの周縁部とケース又は枠と溶着させることができる。
【０００７】
請求項２載の発明は、樹脂により、複数の腕時計ガラス部を有する樹脂成形プレートを成形し、
前記腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施し、
前記樹脂成形プレートの裏面側から切削バイトにより、前記腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離するために切削加工を行いながら、同切削バイトによって前記腕時計ガラス部の裏面側の周縁に段差を切削加工することにより、前記各腕時計ガラス部を前記樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得、
この段差を切削加工したことにより生じた腕時計ガラスの裏面の切削加工面を溶融させて腕時計本体側のケース又は枠に溶着させることを特徴とする腕時計製造方法である。
【０００８】
したがって請求項２記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【０００９】
請求項３記載の発明は、請求項１又は請求項２に記載の発明において、前記樹脂成形プレートとして、前記腕時計ガラス部の表面より表面側に突出し、前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置した場合に、樹脂成形プレートを三点以上で支持する凸部を有する樹脂成形プレートを成形し、前記腕時計ガラス部を分離する前に前記腕時計ガラス部の表面を下にして前記樹脂成形プレートを設置し前記腕時計ガラス部の裏面への処理を行うことを特徴とする。
【００１０】
したがって請求項３記載の発明によれば、腕時計ガラス部の裏面への処理を行うために、腕時計ガラス部の表面を下にして樹脂成形プレートを設置すると、腕時計ガラス部の表面より表面側に突出した凸部により、樹脂成形プレートが三点以上で支持されるので、腕時計ガラス部が設置面に接触することがなく、腕時計ガラスに傷等が発生することを防止することができる。樹脂成形プレート自身に腕時計ガラスを保護する構造が採用されているので、成形後の処理において腕時計ガラスを保護するために治具をあてがう等の煩雑な作業が少なくなる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
三点以上で支持するためには、樹脂成形プレートの外周縁に連続して前記凸部を成形したり、独立した前記凸部を３つ以上異なる辺に配置して成形するなど、多様な形態が提供できる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
【００１８】
〔第１の実施の形態〕
まず、図１、図２、図３、図４、図５及び図６を参照して第１の実施の形態につき説明する。本実施形態は、透明樹脂製の腕時計ガラスを製品とし、本発明を適用した例である。
図１に、腕時計ガラス部１０が多数個形成された樹脂成形プレート１の表面図(a)、Ａ−Ａ断面図(b)、Ｂ−Ｂ断面図(c)及び裏面図(d)を示す。図１(e)は図１(c)の部分拡大図である。
【００１９】
樹脂成形プレート１は、製品部として腕時計ガラス部１０を備える。また樹脂成形プレート１は、製品周囲薄肉部１１、外縁凸部１２、取手部１３を備える。
【００２０】
樹脂成形プレート１は、成形金型の上型、下型により形成される空間部により一体的に成形されるものである。樹脂成形プレート１は射出成形やプレス加工により成形することができる。図１に示すように樹脂成形プレート１には、複数の腕時計ガラス部１０が含まれて並設され、大板状に成形される。図１には腕時計ガラス部１０が４個含まれる場合を示した。樹脂成形プレート１の外形は、取手部１３を除けば長方形形状となる。
【００２１】
腕時計ガラス部１０の表面は凸な曲面状に形成され、裏面はほぼフラットな面に形成されている。腕時計ガラス部１０は樹脂成形プレート１の長手方向に１列に、間隔を持って配置されている。
製品周囲薄肉部１１は腕時計ガラス部１０より薄く、樹脂成形プレート１の裏面側に偏在する。また製品周囲薄肉部１１は腕時計ガラス部１０に連続し、腕時計ガラス部１０の全周に成形されている。
外縁凸部１２は、樹脂成形プレート１の外縁において腕時計ガラス部１０より肉厚に成形された部分で、複数の穴部１５を表面側に、複数の穴部１６を裏面側に有する。外縁凸部１２は表面側に突出しており、腕時計ガラス部１０の頂点より高く成形されている。外縁凸部１２は、製品部である腕時計ガラス部１０の表面を下にして樹脂成形プレート１を設置した場合に、樹脂成形プレート１を三点以上で支持する凸部で、腕時計ガラス部１０への傷等を防止するためのものである。樹脂成形プレート１の場合、その全周に亘って外縁凸部１２を設けたが、独立した凸部を３つ以上異なる辺に配置して成形するなどしてもよい。また、図２に示す樹脂成形プレート２においては、外縁凸部２２を取手部１３の反対側の１辺には設けずに他の３辺に設けた。すなわち、樹脂成形プレート２において、製品周囲薄肉部１１は取手部１３の反対側の縁まで連続して成形されている。
穴部１５，１６は位置決め用の穴である。穴部１５，１６に代えて貫通孔や凸部としても良いし、樹脂成形プレート１の外周端面に凹凸形状を設けるなど、その他の位置決めガイド部を設けても良い。
【００２２】
製品周囲薄肉部１１は、複数の腕時計ガラス部１０間、及び腕時計ガラス部１０と外縁凸部１２との間を繋いでいる。図１(b)(c)に示すように樹脂成形プレート１の表面側において、製品周囲薄肉部１１は他の部分に対して低い窪地となっており、腕時計ガラス部１０から製品周囲薄肉部１１にかけて、及び、外縁凸部１２から製品周囲薄肉部１１にかけては、段差は設けずに、斜面により連続的に成形されている。
取手部１３には凸部１４が成形されている。
樹脂成形プレート１の裏面は、穴部１６及び段差部１７を除き、フラットに成形されている。図１(d)(e)に示すように、段差部１７は、製品周囲薄肉部１１の裏面側と腕時計ガラス部１０の周縁部に亘って窪んで成形されており、他の部分に対して段差を形成している。
【００２３】
次に、生産の手順に沿って説明する。
まず、樹脂成形プレート１を射出成形等により成形する。それには、樹脂成形プレート１に対応した空間部を有する金型（図示せず）を用いる。かかる金型は、腕時計ガラス部１０、製品周囲薄肉部１１、外縁凸部１２、取手部１３、凸部１４、穴部１５，１６、段差部１７の各部に対応する内面形状を有する空間部が形成された上型と下型からなる金型である。特に射出成形とする場合、金型には、製品周囲薄肉部１１を成形する空間部に注入孔が設置される。すなわち、射出された溶融樹脂は、その注入孔を介して、まず、製品周囲薄肉部１１を成形する空間部に流入する。さらに溶融樹脂は製品周囲薄肉部１１を成形する空間部から、腕時計ガラス部１０を成形する空間部、外縁凸部１２、取手部１３を成形する空間部へと流入する。その際、製品周囲薄肉部１１を成形する空間部は、腕時計ガラス部１０を成形する空間部の周囲に設けられているから、腕時計ガラス部１０を成形する空間部にはあらゆる方向から樹脂が流入し、製品部への均一な樹脂充填が可能となる。
【００２４】
その後、樹脂を硬化させて樹脂成形プレート１を得る。次に、表面側のハードコート処理を行う。その方法として以下のような方法が挙げられる。
▲１▼樹脂成形プレート１に塗装式でハードコート液を吹き付けた後、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲２▼樹脂成形プレート１を治具に入れ、治具と一緒に樹脂成形プレート１の表面を上にして水平に自転させつつ表面の中心を狙ってハードコート液を滴下し均一に広げた後、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲３▼樹脂成形プレート１をハードコート液にディッピングし、ＵＶ照射してハードコート液を硬化させる方法。
▲４▼ガラス成形時フィルムインク転写の技術にて、ハードコートインクを転写させて加工する方法。
ここでは、上記▲３▼のハードコート液にディッピングする方法を用いる。
ディッピングする前にマスキングを行う。マスキングは、表面側の穴部１５、裏面側の穴部１６、及び段差部１７に対して行う。例えば図３に示すように樹脂成形プレート１表面においては、少なくとも穴部１５を覆うように外縁凸部１２上に２枚のマスキングテープ１８を貼付するとともに、樹脂成形プレート１の裏面全体に１枚のマスキングテープ１９を貼付する。
マスキング後、取手部１３をチャックに把持させて樹脂成形プレート１を吊るしハードコート液にディッピングする。すなわち、取手部１３が上になり、その反対側が下となる。取手部１３に凸部１４が設けられているので、チャックへの位置決めがしやすい。また、凸部１４は把持した際のすべり止めともなる。
ディッピング後、余分なハードコート液は滴り落ちる。図２に示す樹脂成形プレート２をディッピングする場合、取手部１３の反対側の縁には外縁凸部１２が形成されていないので、よりスムーズにハードコート液が滴り落ち易い。
その後、樹脂成形プレート１を水平に載置する場合にも、腕時計ガラス部１０上のハードコート液は停留せずに、より低所の製品周囲薄肉部１１へ流動して自ずと捌けてくれる。したがって、均一なコーティングを行うことができる。
【００２５】
次に図４に示すように腕時計ガラス部１０の裏面に印刷を施す。２３は印刷面である。まず、樹脂成形プレート１の裏面を上にして設置する。その際、表面側に形成された穴部１５又は樹脂成形プレート１の端面を利用して位置決めする。上述したように、外縁凸部１２は表面側に突出しており、腕時計ガラス部１０の頂点より高く成形されているので、樹脂成形プレート１は外縁凸部１２を設置面に接触する態様で安定的に設置される。すなわち、腕時計ガラス部１０の表面は設置面に接触しない。そのため、特に樹脂成形プレート１を設置するための受け治具等を使用せずに、腕時計ガラス部１０に接触による傷等を発生させることなく印刷を行うことができる。
印刷は、樹脂成形プレート１上に構成された多数の腕時計ガラス部１０を一括して一度に行う。これにより生産コストを低減できる。
【００２６】
次に、各腕時計ガラス部１０を分離する。切断の方法としては、図５に示す切削バイトによる方法、図６に示す打ち抜きによる方法の他、ブレードによる切削や、レーザー加工による方法が挙げられる。
まず、樹脂成形プレート１の表面を上にして設置する。その際、裏面側に形成された穴部１６又は樹脂成形プレート１の端面を利用して位置決めする。
図５(b)に示すように切削バイトによる方法では、予め樹脂成形プレート１の裏面に保護テープ７を貼付しておく。図５(a)(b)に示すように切削バイト８により腕時計ガラス部１０の外形に沿って樹脂成形プレート１を切削して腕時計ガラス部１０を個片に分離し、図５(c)(d)に示すような腕時計ガラス２０を得る。
或いは、図６に示すように打ち抜きにより腕時計ガラス部１０を個片に分離し、腕時計ガラス２０を得る。打ち抜きは切削ではなく剪断による方法であり、一度に腕時計ガラス部１０周囲の切断を行うことができるので生産性が良い。
以上の工程により、ハードコート付腕時計ガラス２０が作製される。
腕時計ガラス２０には、段差部１７の一部が残る。すなわち、腕時計ガラス２０の裏面側周縁には段差が形成される。この段差を腕時計本体側のケースや枠等に嵌合させて固定し、超音波を照射して溶着させる。この段差をつくることにより腕時計ガラス２０の他の部分は溶融させることなく、この段差部分のみを溶融させることができる。
【００２７】
〔第２の実施の形態〕
次に、図７及び図８を参照して第２の実施の形態につき説明する。図７に、樹脂成形プレート３の表面図(a)、Ｂ−Ｂ断面図(b)及び裏面図(c)を示す。図７(d)は図７(b)中のＰ部拡大図である。図８に、腕時計ガラス２２の表面図(a)、側面図(b)及び裏面図(c)を示す。樹脂成形プレート３には腕時計ガラス部２１が多数個成形されている。本実施形態は第１の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第１の実施の形態とは異なる。
【００２８】
上記第１の実施の形態においては、腕時計ガラス２０の裏面側周縁に溶着面を形成する段差を樹脂成形プレート１（又は２）の成形時に一緒に成形したが、本実施形態においては切断加工より成形する。
図７(b)(c)に示すように本実施形態の樹脂成形プレート３は第１の実施の形態の樹脂成形プレート１とは異なり、段差部１７を有さない。樹脂成形プレート３の裏面は、複数の穴部１６を除きフラットな面に成形されている。また、取手部１３を設けない場合を図示した。
上記第１の実施の形態においては、樹脂成形プレート１の表面側から切削加工したが、本実施形態においては、裏面側から切削バイト９によって切削する。図７(b)及び図７(d)に示すように、切削バイト９には段部が設けられており、この段部によって腕時計ガラス部２１の裏面側周縁に段差を切削加工する。
ハードコート処理、印刷等の加飾加工をした後、切削バイト９により腕時計ガラス部２１の外形に沿って樹脂成形プレート１を切削して切断しながら腕時計ガラス部２１の裏面側周縁に段差を切削加工する。それにより腕時計ガラス部２１を個片に分離し、図８(a)(b)(c)に示すような腕時計ガラス２２を得る。
分離された製品である腕時計ガラス２２の裏面の切削加工面を溶融させて腕時計本体側のケースや枠等に溶着させる。この段差をつくることにより腕時計ガラス２２の他の部分は溶融させることなく、この段差部分のみを溶融させることができる。
以上のようにすることにより、溶着面を形成する段差を周縁に有するハードコート付ガラスを作製するにあたって、ハードコート処理時には溶着面となる部位をマスキングする必要がない。そのため、マスキングに要する材料費や、手間が削減でき生産コストを軽減できる。しかも、溶着面を形成する段差を成形するための切削加工は、製品部（腕時計ガラス部２１）の切断分離工程と同時に行えるので、工程増とならない。
上記第１の実施の形態における腕時計ガラス２０の溶着面を形成する段差は樹脂成形プレート１（又は２）の成形時に構成されるのに対し、本実施形態の腕時計ガラス２２の溶着面を形成する段差は樹脂成形プレート１から腕時計ガラス部２１を切断分離する際に構成される点で異なる。
【００２９】
〔第３の実施の形態〕
次に、図９及び図１０を参照して第３の実施の形態につき説明する。図９に、本実施形態の樹脂成形プレート４の表面図(a)、Ｑ−Ｑ断面図(b)及びＲ−Ｒ断面図(c)を示す。図１０に、樹脂成形プレート４の裏面図を示す。本実施形態は、第１の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第１の実施の形態とは異なる。
【００３０】
上記第１の実施の形態においては、樹脂成形プレート１（又は２）に腕時計ガラス部１０が１列に並んで成形されているため、仮に、外縁凸部１２がないとすると、印刷工程時等に表面を下にして設置する際、据わりが悪く安定しない場合がある。
一方、本実施形態の樹脂成形プレート４には、腕時計ガラス部１０が２列４行に並んで成形されている。また樹脂成形プレート４には、外縁凸部が設けられていない。製品周囲薄肉部１１が樹脂成形プレート４の外周縁まで連続して成形されている。製品周囲薄肉部１１に位置決め用の孔部２４が穿設されている。
凸な曲面を有する腕時計ガラスのように据わりの悪い形状の製品部を成形する場合でも、本実施形態のように製品部を２行２列以上に配列することにより、表面を下にして設置した際に据わりが良く安定する。また本実施形態によれば、樹脂成形プレート４の外周縁を肉厚に成形する必要がないので、材料面や形状の簡素化等により生産コストを軽減できる。
【００３１】
〔第４の実施の形態〕
次に、図１１及び図１２を参照して第４の実施の形態につき説明する。図１１に、本実施形態における樹脂成形プレート５の表面図(a)、Ｓ−Ｓ断面図(b)及び連結状態を示す表面図(c)を示す。図１２に、本実施形態の樹脂成形プレート６の表面図(a) 及びＳ−Ｓ断面図(b)、並びに連結状態を示す表面図(c)及びＴ−Ｔ断面図(d)を示す。本実施形態は、第１の実施の形態と同様の腕時計ガラスに適用した例であるが、以下の点で第１の実施の形態とは異なる。
【００３２】
本実施形態の樹脂成形プレート５，６は、長手方向の対辺に連結部を有する。樹脂成形プレート５は、長手方向の一辺（短い方の辺）に先端程幅広となる台形形状の突出部であるオス連結部２５を有し、その対辺に、対応する台形形状の切欠部であるメス連結部２６を有する。
図１１(c)に示すように、オス連結部２５とメス連結部２６とを嵌合させることにより、複数の樹脂成形プレート５が長手方向に連結する。
２以上の樹脂成形プレート５をオス連結部２５とメス連結部２６とによって連結した状態で、前述した各実施形態の場合と同様なハードコート処理や、印刷等の所定の処理を行う。
【００３３】
一方、樹脂成形プレート６は、長手方向の一辺（短い方の辺）にオス連結部２７を有し、その対辺にメス連結部２８を有する。
オス連結部２７は基部２７aと凸部２７bとからなる。基部２７aは矩形形状で外縁凸部１２から樹脂成形プレート６の長手方向に突出して成形されている。基部２７aの厚さは、外縁凸部１２の２分の１から３分の１程度にされており、樹脂成形プレート６の裏面側に偏在する。基部２７aのほぼ中央には、表面側に突出する凸部２７bが成形されている。以上のようにしてオス連結部２７は外縁凸部の厚みの範囲内に成形されている。
メス連結部２８は段差部２８aと孔部２８bとからなる。段差部２８aは基部２７aと嵌合する外形で、基部２７aの深さに等しい深さの窪みを裏面側端部に成形したものである。段差部２８aのほぼ中央に連通するように孔部２８bが穿設されている。
図１２(c)(d)に示すように、基部２７aが段差部２８aに、凸部２７bが孔部２８bに嵌合する態様でオス連結部２７とメス連結部２８とが嵌合し、複数の樹脂成形プレート６が長手方向に連結する。
２以上の樹脂成形プレート６をオス連結部２７とメス連結部２８とによって連結した状態で、前述した各実施形態の場合と同様なハードコート処理や、印刷等の所定の処理を行う。
【００３４】
本実施形態の樹脂成形プレート５，６には取手部１３は設けられていないが、オス連結部２５，２７がその代用となる。
【００３５】
本実施形態によれば、２以上の樹脂成形プレート５，６同士を各連結部２５，２６、２７，２８を介して繋ぎ合わせることにより、一の樹脂成形プレートに構成される製品部（腕時計ガラス部１０）と他の樹脂成形プレートに構成される製品部（腕時計ガラス部１０）との相対位置が確定するので、２枚以上の樹脂成形プレート５，６を互いに連結部２５，２６，２７，２８にてしっかりと連結した状態で、同時に各ガラス部１０，１０・・・に対するハードコート処理や印刷等の処理を行う際に有利である。
図面上、これらの連結部２５，２６，２７，２８は１辺に１つずつ設けたが、１辺に複数設けて、さらに安定性を向上させてもよい。
【００３６】
なお、以上の実施形態では、腕時計ガラスを製品とし、製品部を腕時計ガラス部として説明したが、本発明はこれに限らず、携帯電話、携帯端末用のガラス又は合成樹脂のほかに、メガネ、その他のレンズ等の各種の製品とし、これらに対応する製品部にも適用可能である。
【００３７】
【発明の効果】
上述したように請求項１記載の発明によれば、樹脂成形プレートを用いた腕時計製造方法において、樹脂成形プレートから個々の腕時計ガラスを分離するまえに、一括して樹脂成形プレートに構成された複数の腕時計ガラス部に対してコーティング液を付着させる処理を施こすことができる。このために、例えば、ハードコート処理や、印刷等の成形後の処理を迅速に行うことができる。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
また、請求項１記載の発明によれば、裏面側で腕時計ガラス部周囲の薄肉部と腕時計ガラス部の周縁部に亘って窪んで形成された段差部を有する樹脂成形プレートを成形することができる。このために、腕時計ガラス部を樹脂成形プレートから分離して個々の腕時計ガラスを得ると、その腕時計ガラスには、段差部の一部が残り、腕時計ガラスの裏面側周縁には段差が形成されることとなる。この段差を腕時計本体側のケース又は枠に嵌合させて固定し、超音波を照射して腕時計ガラスの周縁部とケース又は枠と溶着させることができる。
【００３８】
上述したように請求項２記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【００３９】
上述したように請求項３記載の発明によれば、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を施す際に、腕時計ガラス部裏面にコーティング液が付着しても、その後の切断分離工程において樹脂成形プレートから腕時計ガラス部を切り離す際に、腕時計ガラス部裏面周縁のコーティング液が切削により除去されるとともに製品裏面周縁に溶着面を形成するための段差が構成されるので、かかる溶着面の腕時計ガラス素材の樹脂を溶融させて溶着させることができる。腕時計ガラス裏面周縁に溶着面を形成するための段差を構成するために工程増とならず、腕時計ガラス部にコーティング液を付着させる処理を行う際のマスキングの手間が省ける。それにより生産性が向上し、生産コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明第１の実施形態における樹脂成形プレート１の表面図(a)、Ａ−Ａ断面図(b)、Ｂ−Ｂ断面図(c)及び裏面図(d)である。図(e)は図(c)の部分拡大図である。
【図２】本発明第１の実施形態における他の樹脂成形プレート２の表面図(a)及びＤ−Ｄ断面図(b)である。
【図３】本発明第１の実施形態における樹脂成形プレート１のマスキングされた状態を示す表面図(a)及び裏面図(b)である。
【図４】本発明第１の実施形態における樹脂成形プレート１の印刷後の状態を示す表面図(a)、Ｂ−Ｂ断面図(b)及び裏面図(c)である。
【図５】本発明第１の実施形態における樹脂成形プレート１の切削分離工程を示す表面図(a)及びＢ−Ｂ断面図(b)、並びに分離後の製品（腕時計ガラス２０）の表面図(c)及び側面図(d)である。
【図６】本発明第１の実施形態における樹脂成形プレート１の打ち抜き分離工程を示す表面図(a)及びＢ−Ｂ断面図(b)、並びに分離後の製品（腕時計ガラス２０）の表面図(c)及び側面図(d)である。
【図７】本発明第２の実施形態における樹脂成形プレート３の切削分離工程を示す表面図(a)、Ｂ−Ｂ断面図(b)及び裏面図 (c)である。図(d)は図(b)の部分拡大図である。
【図８】本発明第２の実施形態における製品（腕時計ガラス２２）の表面図(a)、側面図(b)及び裏面図(c)である。
【図９】本発明第３の実施形態における樹脂成形プレート４の表面図(a)、Ｑ−Ｑ断面図(b)及びＲ−Ｒ断面図(c)である。
【図１０】本発明第３の実施形態における樹脂成形プレート４の裏面図である。
【図１１】本発明第４の実施形態における樹脂成形プレート５の表面図(a)、Ｓ−Ｓ断面図(b)及び連結状態を示す表面図(c)である。
【図１２】本発明第４の実施形態における他の樹脂成形プレート６の表面図(a)及びＳ−Ｓ断面図(b)、並びに連結状態を示す表面図(c)及びＴ−Ｔ断面図(d)である。
【符号の説明】
１，２，３，４，５樹脂成形プレート
７保護テープ
８，９切削バイト
１０，２１腕時計ガラス部（製品部）
１１製品周囲薄肉部
１２外縁凸部
１３取手部
１４凸部
１５，１６穴部
１７段差部
１８，１９マスキングテープ
２０，２２腕時計ガラス（製品）
２３印刷面
２４孔部
２５オス連結部
２６メス連結部
２７オス連結部
２７a 基部
２７b 凸部
２８メス連結部
２８a 段差部
２８b 孔部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
      The present invention uses a resin molded plate.WatchesIt relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there have been the following methods for producing a resin product such as a transparent resin glass with a hard coat.
{Circle around (1)} A method in which a hard coat liquid is sprayed on a molded glass by a coating method, and then the hard coat liquid is cured by UV irradiation. Thereafter, those with decoration such as printing are processed.
(2) Place the molded glass in a jig, rotate horizontally along with the jig, aim at the center of the top surface of the glass, spread the hard coat liquid uniformly, and then UV-irradiate to cure the hard coat liquid. It is a method to make it. Then, it removes from a jig | tool and processes the thing with decorations, such as printing.
(3) This is a method in which the molded glass is dipped into a hard coat solution with a spool runner, and is irradiated with UV to cure the hard coat solution. Thereafter, the gate is cut, and those with decoration such as printing are processed for each molded product.
{Circle around (4)} A method of transferring and processing hard coat ink by a film ink transfer technique during glass forming. Thereafter, those with decoration such as printing are processed for each molded product.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above resin products with a hard coat, a hard coat process and a post-molding process such as printing are performed for each product.
In addition, resin products such as transparent resin plates that are fixed to the main body case by ultrasonic welding need to be masked to prevent the hard coat liquid from adhering to and wrapping around the welded part. I went every one.
Therefore, there are problems that productivity is low and cost is high.
[0004]
  The present invention has been made in view of the above problems in the prior art, and uses a resin molded plate that can improve productivity.WatchesIt is an object to provide a manufacturing method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  In the invention according to claim 1, a plurality of resins are used.Watch glassDepartment and thisWatch glassA thin portion provided around the portion, and the thin portion on the back sideWatch glassForming a resin molding plate having a stepped portion formed to be depressed over the peripheral edge of the portion;
  After masking the step,Watch glassThe coating liquid is applied to the part,
  EachWatch glassParts from the resin-molded plateWatch glassGet,
The step remaining on the peripheral portion of the watch glass is fitted and fixed to a case or frame on the wristwatch body side, and ultrasonic waves are applied to weld the peripheral portion of the watch glass and the case or frame. Wristwatch featuringIt is a manufacturing method.
[0006]
  Therefore, according to the first aspect of the present invention, the resin molded plate is used.WatchesIn the manufacturing method, from the resin molding plateWatch glassBefore separating the multiple molded plastic platesWatch glassThe coating liquid can be applied to the part. For this reason, for example, a hard coating process and a post-molding process such as printing can be performed quickly. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
  According to the first aspect of the invention, on the back sideWatch glassWith the surrounding thin partWatch glassThe resin molding plate which has the level | step-difference part formed depressed over the peripheral part of a part can be shape | molded. For this,Watch glassSeparate the parts from the resin molding plateWatch glassAnd get thatWatch glassPart of the step remains,Watch glassA step will be formed on the peripheral edge of the back surface of. This step on the wristwatch bodyCase or frameTo fit and fix, irradiate with ultrasonic wavesThe peripheral edge of the watch glass and the case or frameCan be welded.
[0007]
  In the invention according to claim 2, a plurality of resins are used.Watch glassMolding a resin molding plate having a portion,
  SaidWatch glassThe coating liquid is applied to the part,
With a cutting bite from the back side of the resin molded plate,Watch glassWhile cutting to separate the part from the resin molded plate, the cutting toolWatch glassCutting a step on the periphery of the back side of the partBy separating the respective watch glass parts from the resin molding plate to obtain individual watch glasses,
  Caused by cutting this stepWatch glassMelt the cutting surface on the backWeld it to the case or frame on the wristwatch bodyIt is characterized byWatchesIt is a manufacturing method.
[0008]
  Therefore, according to the invention described in claim 2,Watch glassWhen applying the coating liquid to the part,Watch glassEven if the coating liquid adheres to the back of the part, it can be removed from the resin molding plateWatch glassWhen separating the parts,Watch glassSince the coating liquid on the periphery of the back surface is removed by cutting and a step is formed to form a weld surface on the periphery of the back surface of the product,Watch glassMelt the resin of the materialWeldbe able to.Watch glassIt does not increase the number of steps in order to configure a step for forming a weld surface on the periphery of the back surface,Watch glassThis eliminates the need for masking when the coating liquid is applied to the part. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
[0009]
  The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the resin molding plate isWatch glassProjecting from the surface of the part to the surface side,Watch glassWhen the resin molding plate is installed with the surface of the part facing down, the resin molding plate having a convex portion that supports the resin molding plate at three or more points is molded,Watch glassBefore separating the partsWatch glassPlace the resin molding plate with the surface of the part facing down,Watch glassThe processing is performed on the back surface of the part.
[0010]
  Therefore, according to the invention described in claim 3,Watch glassIn order to process the back of the partWatch glassWhen the resin molding plate is installed with the part surface down,Watch glassBecause the resin molding plate is supported at three or more points by the convex part protruding from the surface of the part to the surface side,Watch glassPart does not touch the installation surface,Watch glassScratches and the like can be prevented from occurring. On the resin molded plate itselfWatch glassIs used in the post-molding process.Watch glassThe troublesome work such as applying a jig to protect is reduced. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
  In order to support at three or more points, various forms such as molding the convex part continuously on the outer periphery of the resin molding plate, or arranging three or more independent convex parts on different sides, etc. Can be provided.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The following is one embodiment of the present invention and does not limit the present invention.
[0018]
[First Embodiment]
First, the first embodiment will be described with reference to FIGS. 1, 2, 3, 4, 5, and 6. FIG. This embodiment is an example in which the present invention is applied using a transparent resin watch glass as a product.
FIG. 1 shows a front view (a), AA cross-sectional view (b), BB cross-sectional view (c) and back view (d) of a resin molded plate 1 on which a large number of watch glass portions 10 are formed. . FIG.1 (e) is the elements on larger scale of FIG.1 (c).
[0019]
The resin molding plate 1 includes a watch glass portion 10 as a product portion. Further, the resin molding plate 1 includes a product peripheral thin portion 11, an outer edge convex portion 12, and a handle portion 13.
[0020]
The resin molding plate 1 is integrally molded by a space formed by an upper mold and a lower mold of a molding die. The resin molding plate 1 can be molded by injection molding or pressing. As shown in FIG. 1, the resin molding plate 1 includes a plurality of wrist watch glass portions 10 arranged in parallel and is molded into a large plate shape. FIG. 1 shows a case where four watch glass parts 10 are included. The outer shape of the resin molding plate 1 is a rectangular shape except for the handle 13.
[0021]
The surface of the watch glass portion 10 is formed in a convex curved surface, and the back surface is formed in a substantially flat surface. The wristwatch glass portions 10 are arranged in a row in the longitudinal direction of the resin molding plate 1 with an interval.
The product surrounding thin portion 11 is thinner than the watch glass portion 10 and is unevenly distributed on the back side of the resin molded plate 1. Further, the product surrounding thin portion 11 is continuous with the watch glass portion 10 and is formed on the entire circumference of the watch glass portion 10.
The outer edge convex portion 12 is a portion formed thicker than the wrist watch glass portion 10 at the outer edge of the resin molding plate 1 and has a plurality of hole portions 15 on the front surface side and a plurality of hole portions 16 on the back surface side. The outer edge convex part 12 protrudes to the surface side and is formed higher than the apex of the watch glass part 10. The outer edge convex portion 12 is a convex portion that supports the resin molded plate 1 at three or more points when the resin molded plate 1 is installed with the surface of the watch glass portion 10 as a product portion facing down. This is to prevent scratches and the like. In the case of the resin molding plate 1, the outer edge convex portion 12 is provided over the entire circumference, but three or more independent convex portions may be arranged on different sides and molded. Further, in the resin molding plate 2 shown in FIG. 2, the outer edge convex portion 22 is not provided on one side opposite to the handle portion 13 but provided on the other three sides. That is, in the resin molding plate 2, the product peripheral thin portion 11 is continuously formed up to the opposite edge of the handle portion 13.
The holes 15 and 16 are positioning holes. Instead of the holes 15 and 16, a through hole or a convex portion may be used, and other positioning guide portions such as an uneven shape may be provided on the outer peripheral end surface of the resin molding plate 1.
[0022]
The product surrounding thin part 11 connects between the plurality of watch glass parts 10 and between the watch glass part 10 and the outer edge convex part 12. As shown in FIGS. 1 (b) and 1 (c), on the surface side of the resin molding plate 1, the product surrounding thin part 11 is a low depression with respect to other parts, and the watch glass part 10 to the product surrounding thin part 11 From the outer edge convex part 12 to the product surrounding thin part 11, the step is not provided but is continuously formed by the slope.
A convex portion 14 is formed on the handle portion 13.
The back surface of the resin molded plate 1 is formed flat except for the hole 16 and the stepped portion 17. As shown in FIGS. 1 (d) and 1 (e), the stepped portion 17 is formed to be depressed over the back surface side of the product surrounding thin portion 11 and the peripheral portion of the watch glass portion 10, and with respect to the other portions. A step is formed.
[0023]
Next, it demonstrates along the procedure of production.
First, the resin molding plate 1 is molded by injection molding or the like. For this purpose, a mold (not shown) having a space corresponding to the resin molding plate 1 is used. The mold has a space portion having an inner surface shape corresponding to each part of the wristwatch glass part 10, the product surrounding thin part 11, the outer edge convex part 12, the handle part 13, the convex part 14, the hole parts 15 and 16, and the step part 17. A mold composed of an upper mold and a lower mold formed. Particularly in the case of injection molding, the mold is provided with an injection hole in a space for molding the product surrounding thin portion 11. That is, the injected molten resin first flows into the space where the product surrounding thin portion 11 is formed through the injection hole. Further, the molten resin flows from the space where the product surrounding thin portion 11 is formed into the space where the watch glass portion 10 is formed, the outer edge convex portion 12 and the handle portion 13 are formed. At that time, since the space part for forming the product surrounding thin part 11 is provided around the space part for forming the watch glass part 10, the resin flows into the space part for forming the watch glass part 10 from all directions. In addition, the resin can be uniformly filled in the product portion.
[0024]
Then, resin is hardened and the resin molding plate 1 is obtained. Next, a hard coat treatment on the surface side is performed. Examples of the method include the following methods.
(1) A method in which a hard coat liquid is sprayed on the resin molding plate 1 by a coating method, and then the hard coat liquid is cured by UV irradiation.
(2) After the resin molding plate 1 is placed in a jig, the hard coating liquid is dripped and spread evenly while aiming at the center of the surface while rotating horizontally with the jig facing the surface of the resin molding plate 1 upward. , A method of curing the hard coat liquid by UV irradiation.
(3) A method in which the resin-coated plate 1 is dipped in a hard coat solution, and the hard coat solution is cured by UV irradiation.
(4) A method of transferring and processing hard coat ink by a film ink transfer technique during glass molding.
Here, the method of dipping in the hard coat solution of (3) above is used.
Perform masking before dipping. Masking is performed on the hole 15 on the front surface side, the hole 16 on the back surface side, and the stepped portion 17. For example, as shown in FIG. 3, on the surface of the resin molding plate 1, two masking tapes 18 are affixed on the outer edge convex portion 12 so as to cover at least the hole portion 15, and one sheet is applied to the entire back surface of the resin molding plate 1. The masking tape 19 is affixed.
After masking, the handle 13 is held by the chuck, the resin molding plate 1 is hung and dipped in the hard coat liquid. That is, the handle 13 is on the upper side and the opposite side is the lower side. Since the convex portion 14 is provided on the handle portion 13, positioning to the chuck is easy. Further, the convex portion 14 also serves as a slip stopper when gripped.
After dipping, the excess hard coat solution will drip. When dipping the resin molding plate 2 shown in FIG. 2, the outer edge convex portion 12 is not formed on the opposite edge of the handle portion 13, so that the hard coat liquid tends to drip more smoothly.
Thereafter, even when the resin molding plate 1 is placed horizontally, the hard coat liquid on the watch glass portion 10 does not stop but flows to the lower product surrounding thin portion 11 and naturally burns. Therefore, uniform coating can be performed.
[0025]
Next, as shown in FIG. 4, printing is performed on the back surface of the wristwatch glass portion 10. Reference numeral 23 denotes a printing surface. First, the resin molding plate 1 is installed with the back surface facing up. In that case, it positions using the hole 15 formed in the surface side, or the end surface of the resin molding plate 1. FIG. As described above, since the outer edge convex portion 12 protrudes to the surface side and is formed higher than the apex of the watch glass portion 10, the resin molded plate 1 is stable in a mode in which the outer edge convex portion 12 contacts the installation surface. Installed. That is, the surface of the watch glass portion 10 does not contact the installation surface. Therefore, it is possible to perform printing without generating scratches or the like due to contact on the wristwatch glass portion 10 without using a receiving jig or the like for installing the resin molding plate 1 in particular.
Printing is performed at once on a large number of wristwatch glass portions 10 formed on the resin molding plate 1. This can reduce production costs.
[0026]
Next, each watch glass part 10 is separated. Examples of the cutting method include a method using a cutting tool shown in FIG. 5, a method using a punching method shown in FIG. 6, a method using a blade, and a method using laser processing.
First, the resin molding plate 1 is installed with the surface facing up. In that case, it positions using the hole part 16 or the end surface of the resin molding plate 1 which were formed in the back surface side.
As shown in FIG. 5 (b), in the method using a cutting tool, a protective tape 7 is pasted on the back surface of the resin molding plate 1 in advance. As shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b), the resin molding plate 1 is cut along the outer shape of the wristwatch glass portion 10 with a cutting tool 8 to separate the wristwatch glass portion 10 into individual pieces. A watch glass 20 as shown in d) is obtained.
Alternatively, as shown in FIG. 6, the wristwatch glass portion 10 is separated into pieces by punching to obtain the wristwatch glass 20. Punching is not a cutting method but a shearing method, and the surroundings of the watch glass portion 10 can be cut at a time, so that productivity is good.
The watch glass 20 with hard coat is produced by the above process.
A portion of the stepped portion 17 remains on the watch glass 20. That is, a step is formed on the periphery of the back surface of the wristwatch glass 20. The step is fitted and fixed to a case or a frame on the wristwatch body side, and is welded by irradiating ultrasonic waves. By creating this step, only the step portion can be melted without melting the other portion of the watch glass 20.
[0027]
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 7 shows a front view (a), a BB sectional view (b), and a rear view (c) of the resin molding plate 3. FIG.7 (d) is the P section enlarged view in FIG.7 (b). FIG. 8 shows a front view (a), a side view (b) and a back view (c) of the wristwatch glass 22. A large number of watch glass portions 21 are formed on the resin molding plate 3. The present embodiment is an example applied to a wristwatch glass similar to the first embodiment, but differs from the first embodiment in the following points.
[0028]
In the first embodiment, the step for forming the welded surface on the periphery of the back surface of the wristwatch glass 20 is formed at the time of molding the resin molding plate 1 (or 2). Mold.
As shown in FIGS. 7B and 7C, the resin molded plate 3 of this embodiment does not have a stepped portion 17, unlike the resin molded plate 1 of the first embodiment. The back surface of the resin molding plate 3 is molded into a flat surface except for the plurality of holes 16. Moreover, the case where the handle part 13 is not provided is illustrated.
In the first embodiment, cutting is performed from the front surface side of the resin molding plate 1, but in the present embodiment, cutting is performed from the back surface side by the cutting tool 9. As shown in FIGS. 7 (b) and 7 (d), the cutting tool 9 is provided with a stepped portion, and a step is cut at the periphery of the back surface of the wristwatch glass portion 21 by the stepped portion.
After decorating processing such as hard coat processing and printing, the cutting tool 9 cuts the resin molded plate 1 along the outer shape of the wristwatch glass portion 21 and cuts a step on the rear surface side periphery of the wristwatch glass portion 21. Process. As a result, the wristwatch glass portion 21 is separated into individual pieces, and a wristwatch glass 22 as shown in FIGS. 8A, 8B, and 8C is obtained.
The cut surface of the back surface of the wristwatch glass 22 which is the separated product is melted and welded to a case or a frame on the wristwatch body side. By creating this step, only the step portion can be melted without melting the other portion of the watch glass 22.
As described above, when producing a glass with a hard coat having a step forming a weld surface at the periphery, it is not necessary to mask a portion to be a weld surface during the hard coat process. Therefore, the material cost and labor required for masking can be reduced and the production cost can be reduced. In addition, the cutting process for forming the step forming the welding surface can be performed simultaneously with the cutting and separating step of the product portion (watch glass portion 21), so that the number of steps is not increased.
The step forming the welding surface of the watch glass 20 in the first embodiment is formed when the resin molding plate 1 (or 2) is molded, whereas the welding surface of the watch glass 22 of the present embodiment is formed. The step differs in that it is configured when the wristwatch glass portion 21 is cut and separated from the resin molding plate 1.
[0029]
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 9 shows a surface view (a), a QQ sectional view (b), and an RR sectional view (c) of the resin molding plate 4 of the present embodiment. In FIG. 10, the back view of the resin molding plate 4 is shown. The present embodiment is an example applied to the same watch glass as the first embodiment, but differs from the first embodiment in the following points.
[0030]
In the first embodiment, since the wristwatch glass portions 10 are formed in a line on the resin molding plate 1 (or 2), assuming that there is no outer edge convex portion 12, the printing process or the like is performed. When installing with the surface facing down, it may be unstable and unstable.
On the other hand, on the resin molding plate 4 of the present embodiment, the watch glass portion 10 is molded in two columns and four rows. Further, the resin molding plate 4 is not provided with outer edge convex portions. The product surrounding thin portion 11 is continuously formed up to the outer peripheral edge of the resin molding plate 4. A positioning hole 24 is formed in the thin peripheral portion 11 around the product.
Even when molding a product part with a poor installation shape such as a wristwatch glass having a convex curved surface, the product part is arranged in two rows and two columns or more as in the present embodiment, so that the surface is placed downward. It is well placed and stable. Moreover, according to this embodiment, since it is not necessary to shape | mold the outer periphery of the resin molding plate 4 in thickness, production cost can be reduced by simplification of a material surface or a shape.
[0031]
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 11 shows a surface view (a), an SS cross-sectional view (b), and a surface view (c) showing a connected state of the resin molding plate 5 in the present embodiment. FIG. 12 shows a surface view (a) and an SS sectional view (b) of the resin molded plate 6 of the present embodiment, and a surface view (c) and a TT sectional view (d) showing a connected state. The present embodiment is an example applied to the same watch glass as the first embodiment, but differs from the first embodiment in the following points.
[0032]
The resin molding plates 5 and 6 of this embodiment have a connection part in the opposite side of a longitudinal direction. The resin molding plate 5 has a male connecting portion 25 that is a trapezoidal protruding portion that is wider toward the tip on one side (shorter side) in the longitudinal direction, and is a corresponding trapezoidal notch on the opposite side. A female connecting portion 26 is provided.
As shown in FIG. 11 (c), by fitting the male connecting portion 25 and the female connecting portion 26, the plurality of resin molding plates 5 are connected in the longitudinal direction.
In a state where two or more resin molding plates 5 are connected by the male connecting portion 25 and the female connecting portion 26, the same hard coat processing as in the above-described embodiments, and predetermined processing such as printing are performed.
[0033]
On the other hand, the resin molding plate 6 has a male connection part 27 on one side (shorter side) in the longitudinal direction and a female connection part 28 on the opposite side.
The male connecting portion 27 includes a base portion 27a and a convex portion 27b. The base portion 27 a is rectangular and is formed so as to protrude from the outer edge convex portion 12 in the longitudinal direction of the resin molding plate 6. The thickness of the base portion 27 a is set to about one half to one third of the outer edge convex portion 12, and is unevenly distributed on the back surface side of the resin molding plate 6. A convex portion 27b that protrudes to the surface side is formed at the approximate center of the base portion 27a. As described above, the male connecting portion 27 is formed within the thickness range of the outer edge convex portion.
The female connecting portion 28 includes a step portion 28a and a hole portion 28b. The stepped portion 28a has an outer shape that fits with the base portion 27a, and is formed by forming a recess having a depth equal to the depth of the base portion 27a at the end on the back surface side. A hole 28b is formed so as to communicate with substantially the center of the stepped portion 28a.
As shown in FIGS. 12C and 12D, the male connecting portion 27 and the female connecting portion 28 are fitted in such a manner that the base portion 27a is fitted to the stepped portion 28a and the convex portion 27b is fitted to the hole portion 28b. The resin molding plate 6 is connected in the longitudinal direction.
In a state where two or more resin molded plates 6 are connected by the male connecting portion 27 and the female connecting portion 28, the same hard coat processing as in the above-described embodiments, and predetermined processing such as printing are performed.
[0034]
The resin molded plates 5 and 6 of the present embodiment are not provided with the handle portion 13, but the male connecting portions 25 and 27 are used instead.
[0035]
According to the present embodiment, two or more resin molding plates 5 and 6 are connected to each other via the connecting portions 25, 26, 27, and 28, so that a product portion (watch glass that is formed on one resin molding plate). Portion 10) and the product portion (watch glass portion 10) formed on another resin molded plate, the two or more resin molded plates 5, 6 are connected to each other by connecting portions 25, 26, 27, This is advantageous when performing hard coat processing, printing, or the like on each glass portion 10, 10.
In the drawing, these connecting portions 25, 26, 27, 28 are provided one by one, but a plurality may be provided on one side to further improve the stability.
[0036]
In the above embodiment, the watch glass is a product, and the product part is a watch glass part, but the present invention is not limited to this, in addition to glass or synthetic resin for mobile phones and mobile terminals, glasses, It can be applied to various products such as other lenses and corresponding product parts.
[0037]
【The invention's effect】
  As described above, according to the first aspect of the present invention, the resin molded plate is used.WatchesIn the manufacturing method, from the resin molding plateWatch glassBefore separating the multiple molded plastic platesWatch glassThe coating liquid can be applied to the part. For this reason, for example, a hard coating process and a post-molding process such as printing can be performed quickly. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
  According to the first aspect of the invention, on the back sideWatch glassWith the surrounding thin partWatch glassThe resin molding plate which has the level | step-difference part formed depressed over the peripheral part of a part can be shape | molded. For this,Watch glassSeparate the parts from the resin molding plateWatch glassAnd get thatWatch glassPart of the step remains,Watch glassA step will be formed on the peripheral edge of the back surface of. This step on the wristwatch bodyCase or frameTo fit and fix, irradiate with ultrasonic wavesThe peripheral edge of the watch glass and the case or frameCan be welded.
[0038]
  As described above, according to the invention described in claim 2,Watch glassWhen applying the coating liquid to the part,Watch glassEven if the coating liquid adheres to the back of the part, it can be removed from the resin molding plateWatch glassWhen separating the parts,Watch glassSince the coating liquid on the periphery of the back surface is removed by cutting and a step is formed to form a weld surface on the periphery of the back surface of the product,Watch glassMelt the resin of the materialWeldbe able to.Watch glassIt does not increase the number of steps in order to configure a step for forming a weld surface on the periphery of the back surface,Watch glassThis eliminates the need for masking when the coating liquid is applied to the part. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
[0039]
  As described above, according to the invention described in claim 3,Watch glassWhen applying the coating liquid to the part,Watch glassEven if the coating liquid adheres to the back of the part, it can be removed from the resin molding plateWatch glassWhen separating the parts,Watch glassSince the coating liquid on the periphery of the back surface is removed by cutting and a step is formed to form a weld surface on the periphery of the back surface of the product,Watch glassMelt the resin of the materialWeldbe able to.Watch glassIt does not increase the number of steps in order to configure a step for forming a weld surface on the periphery of the back surface,Watch glassThis eliminates the need for masking when the coating liquid is applied to the part. Thereby, productivity can be improved and production cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view (a), an AA cross-sectional view (b), a BB cross-sectional view (c), and a back view (d) of a resin molded plate 1 according to a first embodiment of the present invention. FIG. (E) is a partially enlarged view of FIG. (C).
FIG. 2 is a front view (a) and a DD cross-sectional view (b) of another resin-molded plate 2 in the first embodiment of the present invention.
FIGS. 3A and 3B are a front view and a rear view showing a masked state of the resin molding plate 1 according to the first embodiment of the present invention. FIGS.
FIG. 4 is a front view (a), a BB cross-sectional view (b), and a back view (c) showing a state after printing of the resin molding plate 1 in the first embodiment of the present invention.
FIGS. 5A and 5B are a front view (a) and a BB cross-sectional view (b) showing a cutting separation process of the resin molding plate 1 in the first embodiment of the present invention, and a surface view of a product (watch glass 20) after separation; (c) and side view (d).
6A and 6B are a surface view (a) and a BB cross-sectional view (b) showing a punching and separating process of the resin molding plate 1 according to the first embodiment of the present invention, and a surface view of the product (watch glass 20) after the separation. (c) and side view (d).
FIGS. 7A and 7B are a front view (a), a BB cross-sectional view (b), and a rear view (c) showing a cutting and separating step of the resin molding plate 3 in the second embodiment of the present invention. FIGS. FIG. (D) is a partially enlarged view of FIG. (B).
FIG. 8 is a front view (a), a side view (b) and a back view (c) of a product (watch glass 22) according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a surface view (a), a QQ sectional view (b) and an RR sectional view (c) of a resin molding plate 4 in a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a rear view of a resin molding plate 4 in the third embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a surface view (a), an SS cross-sectional view (b), and a surface view (c) showing a connected state of a resin molding plate 5 according to a fourth embodiment of the present invention.
12A and 12B are a surface view (a) and an SS sectional view (b) of another resin molded plate 6 in the fourth embodiment of the present invention, and a surface view (c) and a TT sectional view showing a connected state; (d).
[Explanation of symbols]
1,2,3,4,5 Resin molded plate
7 protective tape
8,9 Cutting tool
10,21 Watch glass part (product part)
11 Thin parts around product
12 Outer edge convex part
13 Toride Department
14 Convex
15,16 hole
17 Stepped part
18, 19 Masking tape
20, 22 Watch glass (product)
23 Printing surface
24 holes
25 Male connection part
26 Female connector
27 Male connection part
27a base
27b Convex
28 Female connector
28a Stepped part
28b hole

Claims

The resin, a plurality of watch glass portion, a thin portion provided around the watch glass portion, and a step portion formed to be recessed over a peripheral portion of the watch glass portion and the thin portion on the back side Molding a resin molding plate with
After having masked the stepped portion, subjected to a treatment for depositing a coating liquid to the watch glass unit,
Separate each watch glass part from the resin molding plate to obtain individual watch glasses ,
The step remaining on the peripheral part of the watch glass is fitted and fixed to a case or frame on the wristwatch body side, and the peripheral part of the watch glass and the case or frame are welded by irradiating ultrasonic waves. A method for manufacturing a wristwatch .

With resin, a resin molding plate having a plurality of watch glass parts is molded,
Applying a treatment to attach the coating liquid to the watch glass part,
While cutting to separate the wristwatch glass part from the resin molding plate with a cutting tool from the back side of the resin molding plate, a step is cut into the peripheral edge on the back surface side of the wristwatch glass part with the cutting tool. By separating the respective watch glass parts from the resin molding plate to obtain individual watch glasses,
A wristwatch manufacturing method comprising melting a cut surface of a back surface of a wristwatch glass generated by cutting the step and welding the surface to a case or a frame on a wristwatch body side .

As the resin molded plate, projecting on the surface side of the surface of the wristwatch glass unit, when the surface of the wristwatch glass unit is installed the resin molding plate facing down, a convex portion for supporting the resin molded plates in three or more points molding a resin molded plate having a feature that the surface of the wristwatch glass portion prior to separation down to placing the resin molded plate in processing the back surface of the watch glass unit the watch glass portion watch the method according to claim 1 or claim 2.