JP3916323B2 - キャッシャ管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、売場に設置されているPOS(Point Of Sales)ターミナルなどの金銭登録装置を操作して客買上商品の売上登録業務を処理する各キャッシャの稼働状況を確認可能にしたキャッシャ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばスーパーマーケットや百貨店の食品売場のように複数台の金銭登録装置を備えた売場においては、混雑度の予測データ等をもとに曜日や時間帯によって金銭登録装置の稼働台数が予め設定されており、その稼働台数に合わせて各キャッシャの業務スケジュールが決められていた。
【0003】
ただし、必ずしも設定した台数が日々適正な台数であるとは限らず、ときには、客の入りが予測より多くて会計場所での客の待ち時間が長くなり、サービス性を低下させることがあった。
そこで、このようなときには、売場の管理責任者が各キャッシャの業務スケジュール表などを見て空いているキャッシャを探し出し、そのキャッシャにより1乃至数台の金銭登録装置を新たに稼働させることによって対処していた。
【0004】
ところで、金銭登録装置として複数台のPOSターミナルを使用するとともに各POSターミナルのデータを集中管理するためのファイルプロセッサを設置し、各POSターミナルとファイルプロセッサとを伝送路で接続してなるPOSシステムにおいては、各POSターミナルはそれぞれキャッシャのサインオン操作により稼働を開始し、サインオフ操作により稼働を終了するものとなっている。そこで従来、ファイルプロセッサに各キャッシャ別に稼働状況(POSターミナルを操作して客買上商品の売上登録業務を実行中か否か)を示す情報を記憶するファイルを設け、POSターミナルからサインオン操作されたことを示すデータ(稼働開始情報)を受信するとそのサインオン操作したキャッシャの稼働状況を業務実行中とし、サインオフ操作されたことを示すデータ(稼働終了情報)を受信するとそのサインオフ操作したキャッシャの稼働状況を業務待機中とするようにしたキャッシャ管理機能を有したものが知られていた。
このようなキャッシャ管理機能を有することにより、ファイル内容を確認することで各キャッシャの稼働状況を容易に把握できるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のPOSシステムが有していたキャッシャ管理機能は、その時点でPOSターミナルを操作して客買上商品の売上登録業務を実行しているキャッシャ以外のキャッシャは全て業務待機中となるため、出勤していないキャッシャも業務待機中として判断されていた。このため、売場管理責任者がファイルの内容から業務待機中のキャッシャを見つけても、そのキャッシャが出勤しているか否かまではすぐには確認できなかった。
また通常、各キャッシャには昼休みなどの休憩時間が交替で割り当てられている。このため、業務待機中のキャッシャを見つけても、そのキャッシャが休憩中なのか否かまではすぐには確認できなかった。
【0006】
そこで本発明は、出勤しているキャッシャの中で現在稼働していないキャッシャのリストを自動的に作成して出力でき、キャッシャの補充を迅速かつ的確に行い得るキャッシャ管理装置を提供しようとするものである。
また本発明は、出勤しているキャッシャの中で現在稼働しておらず尚かつ休憩中でないキャッシャのリストを自動的に作成して出力でき、キャッシャの補充を迅速かつより的確に行い得るキャッシャ管理装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明は、キャッシャによって操作される複数台の金銭登録装置と各キャッシャの出退勤を管理する出退勤管理装置とを通信可能に接続したキャッシャ管理装置であって、各キャッシャ別に出勤状況を識別する出勤フラグと稼働状況を識別する稼働フラグとを記憶したキャッシャファイルと、出退勤管理装置から1キャッシャの出勤情報を受信するとキャッシャファイルにおける該当キャッシャの出勤フラグを出勤状態にセットし、同装置から1キャッシャの退勤情報を受信するとキャッシャファイルにおける該当キャッシャの出勤フラグを退勤状態にセットする出勤フラグ制御手段と、各金銭登録装置から1キャッシャの稼働開始情報を受信するとキャッシャファイルにおける該当キャッシャの稼働フラグを稼働状態にセットし、同装置から1キャッシャの稼働終了情報を受信するとキャッシャファイルにおける該当キャッシャの稼働フラグを非稼働状態にセットする稼働フラグ制御手段と、外部よりキャッシャの稼働状況問合わせ要求があるとキャッシャファイルを検索して出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャを検出する稼働可キャッシャ検索手段と、この検索により検出したキャッシャのリストを出力するリスト出力手段とを備えたことによって、出勤しているキャッシャの中で現在稼働していないキャッシャのリストを自動的に作成し出力するようにしたものである。
【0008】
本願請求項2記載の発明は、請求項1記載のキャッシャ管理装置において、キャッシャファイルを、各キャッシャ毎に休憩時間を予め設定記憶するようにする。また、ファイル検索手段を、外部よりキャッシャの稼働状況問合わせ要求があるとキャッシャファイルを検索して出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャで尚かつ現時刻が休憩時間でないキャッシャを検出するように構成したことによって、出勤しているキャッシャの中で現在稼働しておらず尚かつ休憩中でないキャッシャのリストを自動的に作成して出力するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態では、POSシステムのファイルプロセッサを本発明のキャッシャ管理装置として機能させる場合について説明する。
【0010】
図1はPOSシステムの全体図であり、このPOSシステムは、マスター機に設定された1台のPOSターミナル1Mと、サテライト機に設定された複数台のPOSターミナル1Sと、各POSターミナル1M,1Sのデータを集中管理するファイルプロセッサ2とを、伝送路3で閉ループ状に接続して構築したものである。
また、各キャッシャの出退勤を管理する出退勤管理装置4を、前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に接続している。
【0011】
この出退勤管理装置4は、各キャッシャがそれぞれ所有するIDカードのデータを読取るカードリーダ4aを有する。そして、出勤モードにおいて上記カードリーダ4aによりIDカードのデータを読取ると、そのカードデータ中のIDコード(キャッシャ番号)のキャッシャが出勤したものと判断して出勤時刻をキャッシャ別に記憶する。また、退勤モードにおいて上記カードリーダ4aによりIDカードのデータを読取ると、そのカードデータ中のIDコード(キャッシャ番号)のキャッシャが退勤したものと判断して退勤時刻をキャッシャ別に記憶する。こうして、各キャッシャの日々の出勤状況や勤務時間等を管理するようにしたものである。
このものにおいて、本実施の形態においては、出勤モードにおいて上記カードリーダ4aによりIDカードのデータを読取ると、図8(a)に示すように、そのカードデータ中のIDコード(キャッシャ番号)及び出勤時刻を含む出勤情報伝文を作成し、この出勤情報伝文を前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に送信するものとなっている。また、退勤モードにおいて上記カードリーダ4aによりIDカードのデータを読取ると、図8(b)に示すように、そのカードデータ中のIDコード(キャッシャ番号)及び退勤時刻を含む退勤情報伝文を作成し、この退勤情報伝文を前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に送信するものとなっている。なお、出勤情報伝文及び退勤情報伝文の項目「TM番号」は、出退勤管理装置4に対して予め設定された伝送路3上のネットワークアドレスである。
【0012】
ファイルプロセッサ2は、特に図2に示すように、各キャッシャにそれぞれ設定された固有のキャッシャ番号に対応して、そのキャッシャの氏名,出勤フラグ,稼働フラグ,休憩開始時刻及び休憩終了時刻の各データを一連のファイルアドレス順に記憶したキャッシャファイル5を有している。ここで、出勤フラグは、対応するキャッシャが出勤状態にあるとき“1”にセットされ、退勤状態にあるとき“0”にリセットされるものとする。また、稼働フラグは、対応するキャッシャが稼働状態(POSターミナル1M,1Sを操作して客買上商品の売上登録業務を実行している状態)にあるとき“1”にセットされ、非稼働状態にあるとき“0”にリセットされるものとする。また、休憩開始時刻及び休憩終了時刻は、対応するキャッシャに対して予め設定された休憩時間の開始時刻及び終了時刻であって、その時間は1パターンに限らず複数パターンを設定してもよい。
【0013】
図3はファイルプロセッサ2の要部構成を示すブロック図であって、このファイルプロセッサ2は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit )21を搭載している。また、このCPU21の動作を制御するプログラムなどの固定的データを予め格納したROM(Read Only Memoly)22、稼働可キャッシャテーブル23a,アドレスカウンタA,人数カウンタBなどの各種メモリエリアを形成してなるRAM(Random Access Memoly)23、日付及び時刻を計時する時計部24、前記伝送路3を介して接続された各POSターミナル1M,1S及び出退勤管理装置4とのデータ伝送を制御する伝送コントローラ25、前記キャッシャファイル5を記憶するHDD(Hard Disc Drive )装置26の駆動を制御するHDDコントローラ27,FDD(Floppy Disk Drive )装置28の駆動を制御するFDDコントローラ29等を搭載している。そして、前記CPU21と、ROM22,RAM23,時計部24,伝送コントローラ25,HDDコントローラ27、FDDコントローラ29等とを、アドレスバス,データバス等のバスライン210で接続している。
【0014】
各POSターミナル1M,1Sは、金銭登録装置を構成するもので、登録された各商品の販売データを売上メモリに登録処理して該POSターミナルでの商品売上を管理する登録業務、この登録業務によって管理される商品売上データを閉店後に出力した後、売上メモリをクリアして1日の売上データを取得する精算業務、前記登録業務で必要なデータを予めメモリに設定する設定業務などを選択的に実行するものとなっている。また、マスター機に設定された1台のPOSターミナル1Mは、上記各業務に加えて、前記ファイルプロセッサ2にて記憶管理される各種データファイルにデータを設定したり各種データファイルのデータを出力したりするマスター業務を実行可能となっている。
【0015】
図4は各POSターミナル1M,1Sの要部構成を示すブロック図であって、各POSターミナル1M,1Sは、いずれも制御部本体としてCPU11を搭載している。また、このCPU11の動作を制御するプログラムなどの固定的データを予め格納したROM12、売上メモリなどの各種メモリエリアを形成してなるRAM13、日付及び時刻を計時する時計部14、前記伝送路3を介して接続された各サテライトターミナル1S及びファイルプロセッサ2とのデータ伝送を制御する伝送コントローラ15、モードスイッチ16からの信号を入力するとともに、ドロワ(不図示)を自動開放させるドロワ開放装置17に駆動信号を出力するI/Oポート18、キーボード19からのキー信号を取込むキーボードインタフェース110、スキャナ111にて光学的に読取られたバーコードデータを取込むスキャナインタフェース112、オペレータ用表示器113及び客用表示器114の駆動を制御して表示データに対応する画面を表示させる表示コントローラ115、プリンタ116の駆動を制御してレシート印字を行わせるプリンタコントローラ117などを搭載している。そして、前記CPU11と、ROM12,RAM13,時計部14,伝送コントローラ15,I/Oポート18,キーボードインタフェース110,スキャナインタフェース112,表示コントローラ114,プリンタコントローラ117等とを、アドレスバス,データバス等のバスライン118で接続している。
【0016】
モードスイッチ16は、前記登録,精算,設定,マスター等の各種業務を選択しその実行をCPU1に指令するスイッチであって、鍵にて切り換え操作される。なお、鍵には少なくとも2種類あり、通常のキャッシャが所有する鍵では登録業務しか選択できないが、売場管理責任者(マネージャ)が所有する鍵では設定,登録,精算及びマスターの各種業務を選択できる。
【0017】
キーボード19は、数値データを置数するための置数キー、数値データのクリアやエラー状態の解除を指令するためのクリアキー、締め登録を宣言する締めキーの他、キャッシャがサインオン宣言するサインオンキーK1、キャッシャがサインオフ宣言するサインオフキーK2、キャッシャの稼働状況をファイルプロセッサ2に問合せるキャッシャ稼働キーK3等を配設したPOSターミナル専用のキーボードである。
【0018】
しかして、各POSターミナル1M,1SのCPU11は、モードスイッチ16により登録業務が選択された状態で、置数キーによりキャッシャ番号が置数されるとともにサインオンキーK1が入力されると、置数されたキャッシャ番号のキャッシャによるサインオン宣言がなされたので、登録業務の実行を許諾するとともに、図8(c)に示すように、その置数されたキャッシャ番号及びサインオン時刻を含むサインオン情報伝文を作成し、このサインオン情報伝文を稼働開始情報として前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に送信するものとなっている。
【0019】
またその後、サインオフキーK2が入力されると、前回サインオン宣言をしたキャッシャのサインオフ宣言がなされたので、登録業務の実行を停止するとともに、図8(d)に示すように、そのキャッシャのキャッシャ番号及びサインオフ時刻を含むサインオフ情報伝文を作成し、このサインオフ情報伝文を稼働終了情報として前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に送信するものとなっている。
なお、サインオン情報伝文及びサインオフ情報伝文の項目「TM番号」は、各POSターミナル1M,1Sに対して予め設定された伝送路3上のネットワークアドレスである。
【0020】
一方、マスター機に設定されたPOSターミナル1MのCPU11は、、モードスイッチ16によりマスター業務が選択された状態で、キャッシャ稼働キーK3が入力されると、図5の流れ図に示す処理を実行するものとなっている。
すなわち、CPU11は、キーボードインタフェース110を介してキャッシャ稼働キーK3のキー信号を入力するとこの処理を開始し、先ず、ST(ステップ)1としてモードスイッチ16によりマスター業務が選択されているか否かを判断する。ここで、マスター業務以外の業務モードが選択されている場合には、キャッシャ稼働キーK3の入力をエラーとして無視する。
【0021】
ST1にてマスター業務が選択されていた場合には、ST2として図8(e)に示すように、予め当該POSターミナル1Mに設定されているTM番号と時計部14から読出した現時刻(問合わせ時刻)とでキャッシャ稼働状態の問合わせ伝文を作成する。そして、この問合わせ伝文を前記伝送路3を介してファイルプロセッサ2に送信する。その後、ファイルプロセッサ2からの応答伝文を待機する。
【0022】
ここで、所定時間内に図8(f)に示すフォーマットの応答伝文を受信したならば(ST3のYES)、ST4としてその受信した応答伝文中の稼働可人数データをチェックする。その結果、稼働可人数データが[0]より大きい場合には(ST5のYES)、ST6としてその受信伝文中のキャッシャ番号(No)とキャッシャ氏名のデータで稼働可キャッシャリストの印字データを編集する。そして、この印字データをプリンタ116に出力して、図9に示すような稼働可キャッシャリスト6をプリントアウトする。以上で、この処理を終了する。
【0023】
これに対し、稼働可人数データが[0]の場合には(ST5のNO)、ST7としてオペレータ用表示器113に稼働可キャッシャがいないことを示すメッセージを表示させる。その後、ST9としてクリアキーが入力されたならば、ST10として上記メッセージを消去して、この処理を終了する。
【0024】
なお、ST2にて問合わせ伝文をファイルプロセッサ2に送信したが、所定時間経過しても応答伝文を受信できなかった場合には(ST10のYES)、伝送路3の障害またはファイルプロセッサ2の異常が発生しているので、そのエラー警告を行って、この処理を終了する。
【0025】
一方、ファイルプロセッサ2のCPU21は、システムの立上げ後、他のデータ管理業務と並行して、特に、図6の流れ図に示すキャッシャ管理業務を実行するものとなっている。
すなわち、このキャッシャ管理業務が開始されると、CPU21は、先ず、ST11としてキャッシャファイル5に設定されている各キャッシャの出勤フラグ及び稼働フラグをいずれも“0”にリセットする。次に、ST12として各POSターミナル1M,1S及び出退勤管理装置4からの伝文受信を待機する。
【0026】
ここで、ST13として出退勤管理装置4から送信される出勤情報伝文[図8(a)]を受信した場合には、ST14としてキャッシャファイル5における受信伝文中のキャッシャ番号に対応する出勤フラグを、出勤状態を示す“1”にセットする。また、ST15として出退勤管理装置4から送信される退勤情報伝文[図8(b)]を受信した場合には、ST16としてキャッシャファイル5における受信伝文中のキャッシャ番号に対応する出勤フラグを、退勤状態を示す“0”にリセットする。ここに、ST13〜ST16の各処理は出勤フラグ制御手段を構成する。
【0027】
また、ST17として各POSターミナル1M,1Sから送信されるサインオン情報伝文[図8(c)]を受信した場合には、ST18としてキャッシャファイル5における受信伝文中のキャッシャ番号に対応する稼働フラグを、稼働状態を示す“1”にセットする。また、ST19として各POSターミナル1M,1Sから送信されるサインオフ情報伝文[図8(d)]を受信した場合には、ST20としてキャッシャファイル5における受信伝文中のキャッシャ番号に対応する稼働フラグを、非稼働状態を示す“0”にリセットする。ここに、ST17〜ST20の処理は稼働フラグ制御手段を構成する。
【0028】
また、ST21としてマスター機に設定されたPOSターミナル1Mから送信されるキャッシャ稼働状態の問合わせ伝文[図8(e)]を受信した場合には、図7に具体的に示す稼働状態チェック処理を実行する。
先ず、ST31としてRAM23の稼働可キャッシャテーブル23a,アドレスカウンタA及び人数カウンタBをそれぞれクリアする。次に、ST32としてアドレスカウンタAを1だけカウントアップした後、ST33としてキャッシャファイル5からファイルアドレスADD=Aのキャッシャ情報(キャッシャ番号,氏名,出勤フラグ,稼働フラグ,休憩開始時刻,休憩終了時刻)を読出す。ここで、キャッシャファイル5にファイルアドレスADD=Aのキャッシャ情報が存在しその情報を読出すことができた場合には(ST34のYES)、ST35としてその読出したキャッシャ情報中の出勤フラグを調べる。そして、出勤フラグが“1”にセットされている場合には、このキャッシャは出勤しているので、次に、ST36として当該キャッシャ情報中の稼働フラグを調べる。そして、稼働フラグが“0”にリセットされている場合には、このキャッシャは非稼働状態なので、次に、ST37として時計部24にて計時されている現時刻が当該キャッシャ情報中の休憩開始時刻から休憩終了時刻までの時間帯に入っているか否かを判断する。そして入っていない場合には、このキャッシャは休憩時間外なので、ST38として当該キャッシャ情報中のキャッシャ番号と氏名データとを稼働可キャッシャテーブル23aに書込む。また、ST39として人数カウンタBを1だけカウントアップする。その後、ST32に戻る。
【0029】
一方、ST35にて出勤フラグが“0”にリセットされていた場合、またはST36にて稼働フラグが“1”にセットされていた場合、あるいはST37にて現時刻が休憩時間帯に入っている場合には、ST38及びST39の処理を行わないでST32に戻る。
【0030】
こうして、キャッシャファイル5からファイルアドレス順にキャッシャ情報を読出し、そのキャッシャ情報の出勤フラグチェック(ST35),稼働フラグチェック(ST36)及び休憩時間チェック(ST37)を行って、出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャで尚かつ現時刻が休憩時間でないキャッシャを検出するとそのキャッシャのキャッシャ番号及び氏名データを稼働可キャッシャテーブル23aに書込む。また、人数カウンタBを1ずつカウントアップする。
【0031】
そして、キャッシャファイル5に格納された全キャッシャ情報について上記処理を終了すると、キャッシャファイル5のファイルアドレスADD=Aにキャッシャ情報が存在しなくなるので(ST34のNO)、ST40として稼働可キャッシャテーブル23aに書込まれたキャッシャ番号及び氏名データと人数カウンタBにて計数された稼働可人数データとで図8(f)に示すフォーマットの稼働状態応答伝文を編集する。そして、ST41としてこの稼働状態応答伝文を伝送路3を介してマスター機に設定されたPOSターミナル1Mに送信したならば、この稼働状態チェック処理を終了する。
ここに、ST31〜ST39の処理は稼働可キャッシャ検索手段を構成し、ST40〜ST41の処理はリスト出力手段を構成する。
【0032】
このように構成された本実施の形態のPOSシステムを導入したスーパーマーケットなどの店舗においては、予め、ファイルプロセッサ2に設けたキャッシャファイル5に各キャッシャのキャッシャ番号,氏名,1日の休憩時間(休憩開始時刻,休憩終了時刻)を設定しておく。
【0033】
この状態で、各キャッシャは、店舗に出勤する際には、出勤モードが選択された出退勤管理装置4のカードリーダ4aに自己のキャッシャ番号がIDコードとして登録されたIDカードを読取らせるようにする。こうすることにより、前記キャッシャファイル5において、出勤したキャッシャのキャッシャ番号に対応する出勤フラグが出勤状態を示す“1”にセットされる。
一方、店舗から退勤する際には、退勤モードが選択された出退勤管理装置4のカードリーダ4aに自己のIDカードを読取らせるようにする。こうすることにより、前記キャッシャファイル5において、退勤したキャッシャのキャッシャ番号に対応する出勤フラグが退勤状態を示す“0”にリセットされる。
【0034】
また、各キャッシャは、売場に設置されたPOSターミナル1M,1Sを操作して客買上商品の売上登録業務を開始する際には、当該POSターミナル1M,1Sの置数キーで自己のキャッシャ番号を置数するとともにサインオンキーK1を押下してサインオン宣言を行う。こうすることにより、当該POSターミナル1M,1Sが起動するとともに、前記キャッシャファイル5において、サインオン宣言をしたキャッシャのキャッシャ番号に対応する稼働フラグが稼働状態を示す“1”にセットされる。
一方、客買上商品の売上登録業務を終了する際には、当該POSターミナル1サインオフキーK2を押下してサインオフ宣言を行う。こうすることにより、当該POSターミナル1M,1Sの稼働が停止するとともに、前記キャッシャファイル5において、サインオフ宣言をしたキャッシャのキャッシャ番号に対応する稼働フラグが非稼働状態を示す“0”にリセットされる。
【0035】
また、例えば客の入りが予想より多くて会計場所が混雑してきた場合には、売場管理責任者は、マスター機に設定されたPOSターミナル1Mのモードスイッチ16を切換えてマスター業務を選択した後、キャッシャ稼働キーK3を押下する。そうすると、このPOSターミナル1Mからファイルプロセッサ2にキャッシャ稼働状態の問合わせ伝文が送信される。
【0036】
これにより、ファイルプロセッサ2においては、キャッシャファイル5が参照されて稼働状態チェック処理が行われる。そして、各キャッシャの中から出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャで尚かつ現時刻が休憩時間でないキャッシャが検索され、該当するキャッシャが検出されると、その人数と該当キャッシャのキャッシャ番号及び氏名の各データを含む稼働状態応答伝文がファイルプロセッサ2からマスター機に設定されたPOSターミナル1Mに送信出力される。
【0037】
これにより、POSターミナル1Mにおいては、その応答伝文が解析されて、出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャで尚かつ現時刻が休憩時間でないキャッシャの人数と該当キャッシャの示す及びキャッシャ番号を記録した稼働可キャッシャリスト6がプリンタ116によりレシート用紙に印字されて排出される。したがって、売場管理責任者は、この稼働可キャッシャリスト6を確認することによって、現時点で補充が可能なキャッシャの人数及びそのキャッシャの氏名等を的確に把握できるようになる。
【0038】
このように本実施の形態によれば、売場管理責任者がマスター機に設定されたPOSターミナル1Mの業務モードをマスター業務としてからキャッシャ稼働キーK3を押下する簡単な操作を行うだけで、出勤しているキャッシャの中で現在稼働しておらず尚かつ休憩中でないキャッシャのリスト6を得られるので、キャッシャの補充を迅速かつ的確に行い得るようになる。
【0039】
なお、前記実施の形態では、マスター機に設定されたPOSターミナル1Mからのキャッシャ稼働状況問合わせ要求により稼働可キャッシャ検索手段を動作させ、稼働可キャッシャリスト6の出力データを同POSターミナル1Mに送信出力して、同POSターミナル1Mから印字出力させる場合を示したが、ファイルプロセッサ2にキーボードなどの入力部とディスプレイなどの表示部を設け、入力部からキャッシャ稼働状況問合わせ要求のコマンドを入力することにより、稼働可キャッシャ検索手段を動作させ、稼働可キャッシャリスト6の出力データを表示部に表示出力するように構成しても本発明と同等の効果を奏し得るものである。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように本願請求項1記載の発明によれば、出勤しているキャッシャの中で現在稼働していないキャッシャのリストを自動的に作成して出力でき、キャッシャの補充を迅速かつ的確に行い得るキャッシャ管理装置を提供できる。
また本願請求項2記載の発明によれば、出勤しているキャッシャの中で現在稼働しておらず尚かつ休憩中でないキャッシャのリストを自動的に作成して出力でき、キャッシャの補充を迅速かつより的確に行い得るキャッシャ管理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSシステムの全体図。
【図2】 同POSシステムのファイルプロセッサが有するキャッシャファイルの構成図。
【図3】 同POSシステムにおけるファイルプロセッサの要部構成を示すブロック図。
【図4】 同POSシステムにおけるPOSターミナルの要部構成を示すブロック図。
【図5】 同POSターミナルのCPUが実行するキャッシャ稼働キー処理を示す流れ図。
【図6】 同ファイルプロセッサのCPUが実行するキャッシャ管理業務の処理を示す流れ図。
【図7】 図6の稼働状態チェック処理を具体的に示す流れ図。
【図8】 各種伝文のフォーマットを示す図。
【図9】 稼働可キャッシャリストの出力例を示す図。
【符号の説明】
1M,1S…POSターミナル
2…ファイルプロセッサ
3…伝送路
4…出退勤管理装置
5…キャッシャファイル
Claims (2)
- キャッシャによって操作される複数台の金銭登録装置と各キャッシャの出退勤を管理する出退勤管理装置とを通信可能に接続し、
各キャッシャ別に出勤状況を識別する出勤フラグと稼働状況を識別する稼働フラグとを記憶したキャッシャファイルと、
前記出退勤管理装置から1キャッシャの出勤情報を受信すると前記キャッシャファイルにおける該当キャッシャの出勤フラグを出勤状態にセットし、同装置から1キャッシャの退勤情報を受信すると前記キャッシャファイルにおける該当キャッシャの出勤フラグを退勤状態にセットする出勤フラグ制御手段と、
前記各金銭登録装置から1キャッシャの稼働開始情報を受信すると前記キャッシャファイルにおける該当キャッシャの稼働フラグを稼働状態にセットし、同装置から1キャッシャの稼働終了情報を受信すると前記キャッシャファイルにおける該当キャッシャの稼働フラグを非稼働状態にセットする稼働フラグ制御手段と、
外部よりキャッシャの稼働状況問合わせ要求があると前記キャッシャファイルを検索して出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャを検出する稼働可キャッシャ検索手段と、
この検索により検出したキャッシャのリストを出力するリスト出力手段と、
を具備したことを特徴とするキャッシャ管理装置。 - 請求項1記載のキャッシャ管理装置において、
キャッシャファイルは、各キャッシャ毎に休憩時間を予め設定記憶するようにし、
ファイル検索手段は、外部よりキャッシャの稼働状況問合わせ要求があると前記キャッシャファイルを検索して出勤フラグが出勤状態でかつ稼働フラグが非稼働状態のキャッシャで尚かつ現時刻が休憩時間でないキャッシャを検出するようにしたことを特徴とするキャッシャ管理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14947898A JP3916323B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | キャッシャ管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP14947898A JP3916323B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | キャッシャ管理装置 |
Publications (2)
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JPH11339132A JPH11339132A (ja) | 1999-12-10 |
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ID=15476037
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JP14947898A Expired - Fee Related JP3916323B2 (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | キャッシャ管理装置 |
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JP (1) | JP3916323B2 (ja) |
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1998
- 1998-05-29 JP JP14947898A patent/JP3916323B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11339132A (ja) | 1999-12-10 |
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