JP2002329257A - 商品販売データ処理装置およびクーポン券 - Google Patents

商品販売データ処理装置およびクーポン券

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JP2002329257A
JP2002329257A JP2001132620A JP2001132620A JP2002329257A JP 2002329257 A JP2002329257 A JP 2002329257A JP 2001132620 A JP2001132620 A JP 2001132620A JP 2001132620 A JP2001132620 A JP 2001132620A JP 2002329257 A JP2002329257 A JP 2002329257A
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JP2001132620A
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Katsushi Saeki
克志 佐伯
Shunji Nakada
俊二 中田
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格別複雑なシステムを構築することなく、簡
易的に、クーポン券発行による集客効果、販売促進効果
を図ることができるようにする。 【解決手段】 販売処理に関するとともに次回の販売処
理に際して値引き可能な商品を指定するための販売履歴
情報とこの販売履歴情報を特定する特定情報とを対応づ
けて記憶し(S12)、この特定情報が少なくともプリン
トされたクーポン券を発行するようにした(S13)。こ
れによって、特定情報によって特定される販売履歴情報
に基づいて、値引き可能な商品を指定することが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品販売データ処
理装置およびクーポン券に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スーパーマーケットやコンビ
ニエンスストア等では、販売促進のために、例えば、P
OS端末等を利用して、特定の商品の値引き販売や、金
券であるクーポン券の発行等を行っている。
【0003】POS端末等を利用した値引き販売は、予
め設定された値引き対象商品に値引き金額を設定してお
き、小計後に販売した値引き対象商品の値引き金額をま
とめて値引く。値引き販売に際しては、顧客毎に会員番
号等を発行し、この会員番号に基づいて顧客毎の販売情
報を管理するシステムを構築することで、顧客毎のニー
ズに合わせた値引き販売を行うことも可能になる。
【0004】POS端末等を利用したクーポン券の発行
は、予め設定されたクーポン券発行対象商品のクーポン
発行金額をまとめてレシート用紙にプリントして発行す
る。顧客は、このクーポン券を、次回の買い物の際に利
用する。クーポン券は、特定の店舗(あるいは、特定の
系列チェーン店)でのみ使用することができるように発
行することで、クーポン券を発行した店舗(あるいは、
同系列チェーン店)は、長期間に亘って顧客を固定化す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに、従来のPOS端末等を利用した値引き販売では、
予め設定された値引き対象商品のみを一律に値引き販売
するため、必ずしも顧客が必要としている商品が値引き
販売されるとは限らない。
【0006】同様に、従来のPOS端末等を利用したク
ーポン券の発行は、予め設定されたクーポン券発行対象
商品のみに関するクーポン券が一律に発行されるため、
必ずしも顧客が必要としている商品についてのクーポン
券が発行されるとは限らない。
【0007】また、小売店等における値引き販売は、店
員と顧客とが顔見知りである等、あいまいな認識に基づ
いて行われることがある。このため、ある顧客が頻繁に
利用している店舗であるにも拘わらず、顔見知りでない
店員がPOS端末を操作している場合には値引き販売が
行われない。
【0008】しかしながら、店員と顧客との認識度に拘
わらず、POS端末での値引き販売を行うためには、上
述したように、顧客毎に会員番号等を発行し、この会員
番号に基づいて顧客毎の販売情報を管理するといった複
雑なシステムを構築する必要があるため、単独で運営し
ている小売店等への導入および普及は困難であることが
懸念される。
【0009】本発明は、格別複雑なシステムを構築する
ことなく、簡易的に、クーポン券発行による集客効果、
販売促進効果を図ることができる商品販売データ処理装
置およびクーポン券を得ることを目的とする。
【0010】本発明は、格別複雑なシステムを構築する
ことなく、顧客が購入する頻度が高い商品について値引
き販売を行うことができる商品販売データ処理装置およ
びクーポン券を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の商
品販売データ処理装置は、商品情報を入力する商品情報
入力手段と、前記商品情報入力手段により入力された前
記商品情報に基づいて販売処理を行う販売処理手段と、
前記販売処理手段が行った販売処理に関するとともに次
回の販売処理に際して値引き可能な商品を指定するため
の販売履歴情報に、この販売履歴情報を特定する特定情
報を対応づけて記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶
手段が記憶した前記特定情報が少なくともプリントされ
たクーポン券を発行するプリント手段と、を具備する。
【0012】したがって、販売処理手段により行われた
販売処理に関するとともに次回の販売処理に際して値引
き可能な商品を指定するための販売履歴情報とこの販売
履歴情報を特定する特定情報とが対応づけられて履歴記
憶手段によって記憶され、プリント手段によって特定情
報が少なくともプリントされたクーポン券が発行され
る。これによって、発行されたクーポン券にプリントさ
れた特定情報に基づいて販売履歴情報を特定すること
で、値引き可能な商品を指定することが可能になる。こ
れによって、例えば、運用上、このクーポン券を次回以
降の販売処理に利用可能とし、指定された商品に関して
値引き販売を行うことで、会員/非会員に拘わらず、顧
客が繰り返して購入している商品の値引き販売を行うこ
とができる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の商
品販売データ処理装置において、前記プリント手段は、
前記特定情報がバーコードとしてプリントされた前記ク
ーポン券を発行する。
【0014】したがって、請求項1記載の発明の作用に
示したような運用を行う場合に、発行されたクーポン券
にプリントされた特定情報に基づいて販売履歴情報を特
定し値引き可能な商品を指定するために、必要となる特
定情報の入力作業を光学的に行うことが可能となる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の商
品販売データ処理装置において、前記プリント手段は、
前記特定情報が2次元コードとしてプリントされた前記
クーポン券を発行する。
【0016】したがって、請求項1記載の発明の作用に
示したような運用を行う場合に、発行されたクーポン券
にプリントされた特定情報に基づいて販売履歴情報を特
定し値引き可能な商品を指定するために、必要となる特
定情報の入力作業を光学的に行うことが可能になる。ま
た、2次元コードとすることにより、特定情報の他に、
例えば、販売履歴情報等の情報を2次元コード内に組み
合わせることが可能になる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1、2また
は3記載の商品販売データ処理装置において、前記プリ
ント手段は、前記販売履歴情報がプリントされたレシー
トに連続させて前記クーポン券を発行する。
【0018】したがって、クーポン券を大型化すること
なく、次回以降の販売処理に際して値引きされる商品を
案内することが可能になる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の商品販売データ処理装置において、前記
商品情報と前記クーポン券の発行に関するクーポン券発
行情報とを対応づけて記憶する発行判断ファイルと、前
記発行判断ファイルを参照して、前記商品情報入力手段
により入力された前記商品情報に前記クーポン券発行情
報が対応づけられているか否かを判断する発行判断手段
と、を具備し、前記プリント手段は、前記発行判断手段
が前記商品情報入力手段により入力された前記商品情報
があると判断した場合に、前記クーポン券を発行する。
【0020】したがって、発行判断手段によって商品情
報入力手段により入力された商品情報があると判断され
た場合に、プリント手段によってクーポン券が発行され
る。これによって、クーポン券発行情報が対応づけられ
た特定の商品を販売した場合にのみクーポン券が発行さ
れるので、特定の商品の販売促進効果を図ることができ
る。
【0021】請求項6記載の発明の商品販売データ処理
装置は、商品情報を入力する商品情報入力手段と、前記
商品情報入力手段により入力された前記商品情報に基づ
く販売処理に関するとともに次回の販売処理に際して値
引き可能な商品を指定するための販売履歴情報と、この
販売履歴情報を特定する特定情報とを対応づけて記憶す
る履歴ファイルと、前記特定情報を入力する特定情報入
力手段と、前記履歴ファイルを参照して、前記特定情報
入力手段により入力された前記特定情報によって特定さ
れる前記販売履歴情報を取得する履歴検索手段と、前記
履歴検索手段が取得した前記販売履歴情報に前記商品情
報入力手段により入力された前記商品情報と同一の前記
商品情報が含まれているか否かを判断する履歴判断手段
と、前記商品情報と値引き額に関する値引き情報とを対
応づけて記憶する値引きファイルと、前記履歴判断手段
が該当する前記商品情報が含まれていると判断した場合
には、前記値引きファイルを参照して、この商品情報に
対応する前記値引き情報に基づいた値引き処理を行う値
引き処理手段と、を具備する。
【0022】したがって、履歴検索手段によって履歴フ
ァイルが参照されて、特定情報入力手段により入力され
た特定情報によって特定される販売履歴情報が取得さ
れ、履歴判断手段によってこの販売履歴情報に商品情報
入力手段により入力された商品情報と同一の商品情報が
含まれていると判断された場合には、値引き処理手段に
よって、値引きファイルが参照されて、該当する商品情
報に対応する値引き情報に基づいた値引き処理が行われ
る。これによって、入力された特定情報に基づいて販売
履歴情報を特定することで、値引き可能な商品を指定
し、指定された商品に関して値引き販売を行うことで、
会員/非会員に拘わらず、顧客が繰り返して購入してい
る商品の値引き販売を行うことができる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項6記載の商
品販売データ処理装置において、前記履歴検索手段が取
得した前記販売履歴情報に基づいて、この販売履歴情報
が記憶された日時と現在の日時とが予め設定された有効
期間内であるか否かを判断する有効判定手段を具備し、
前記値引き処理手段は、前記有効判定手段が前記有効時
間範囲内であると判断した場合に値引き処理を行う。
【0024】したがって、有効判定手段によって、履歴
検索手段により取得された販売履歴情報が記憶された日
時と現在の日時とが予め設定された有効期間内であると
判断された場合に、値引き処理手段によって値引き処理
が行われる。これによって、発行されたクーポン券に有
効期間を持たせることが可能になる。
【0025】請求項8記載の発明のクーポン券は、商品
情報に基づいて行われた販売処理に関するとともに次回
の販売処理に際して値引き可能な商品を指定するための
販売履歴情報を特定する特定情報が少なくともプリント
されている。
【0026】したがって、クーポン券にプリントされて
いる特定情報に基づいて販売履歴情報を特定すること
で、値引き可能な商品を指定することが可能になる。こ
れによって、例えば、指定された商品に関して値引き販
売を行うことで、会員/非会員に拘わらず、顧客が繰り
返して購入している商品の値引き販売を行うことができ
る。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項8記載のク
ーポン券において、前記特定情報がバーコードとしてプ
リントされている。
【0028】したがって、請求項8記載の発明の作用に
示したような運用を行う場合に、クーポン券にプリント
されている特定情報に基づいて販売履歴情報を特定し値
引き可能な商品を指定するために、必要となる特定情報
の入力作業を光学的に行うことが可能になる。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項8記載の
クーポン券において、前記特定情報が2次元コードとし
てプリントされている。
【0030】したがって、請求項8記載の発明の作用に
示したような運用を行う場合に、クーポン券にプリント
されている特定情報に基づいて販売履歴情報を特定し値
引き可能な商品を指定するために、必要となる特定情報
の入力作業を光学的に行うことが可能になる。また、2
次元コードとすることにより、特定情報の他に、例え
ば、販売履歴情報等の情報を2次元コード内に組み合わ
せることが可能になる。
【0031】請求項11記載の発明は、請求項8、9ま
たは10記載のクーポン券において、販売処理に関する
レシートに連続させて発行されている。
【0032】したがって、クーポン券を大型化すること
なく、次回以降の販売処理に際して値引きされる商品を
案内することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図6に基づいて説明する。本実施の形態は、商品販売
登録データ処理装置としてPOS端末への適用例を示
す。
【0034】図1は、POS端末を示す外観斜視図であ
る。POS端末1は、ドロワ2上に載置されており、こ
のドロワ2の引出し3の開閉を制御する。このPOS端
末1は、上面に操作者の操作を受け付ける操作領域を備
えている。操作領域4には後述する商品コード100や
金額、販売数量等を入力するための置数キーや売上処理
において現金による締めを宣言するための預/現計キー
等の各種のキーが集合するキーボード5、図示しない鍵
によって切り換え操作されるコントロールキー6、後述
するレシートR(図6参照)を排出するレシート発行口
7、及びジャーナル窓8が設けられている。操作者から
見て、キーボード5及びコントロールキー6は右側の領
域、レシート発行口7及びジャーナル窓8は左側の領域
にそれぞれ配置されている。本実施の形態では、キーボ
ード5の操作によって商品コード100を入力すること
ができ、キーボード5によって商品情報入力手段として
の機能の一部が実現される。また、キーボード5の操作
によって後述する一連番号113を入力することがで
き、キーボード5によって特定情報入力手段としての機
能の一部が実現される。
【0035】また、POS端末1の右側上方には、操作
者側の表示部として機能するディスプレイ9が配置され
ている。ディスプレイ9の近傍には、客側の表示部とし
て機能する客側表示ユニット10が立設されている。
【0036】さらに、POS端末1には、商品コードや
バーコードBC(図6参照)等のバーコードを光学的に読
み取るための商品情報入力手段および特定情報入力手段
としての機能の一部を実現するバーコードスキャナ11
が接続されている。
【0037】次に、POS端末1に内蔵された各部の電
気的接続を図2に基づいて説明する。図2は、POS端
末1に内蔵された各部の電気的接続を示すブロック図で
ある。POS端末1は、Microcomputer(以下、マイコン
という)13を内蔵し、このマイコン13が各部を駆動
制御する。マイコン13は、各部を集中的に制御するC
PU(Central Processing Unit)14に、アドレスバ
ス、データバス等のバスライン15を介して、起動プロ
グラム等の固定的データを予め格納するROM(Read On
ly Memory)16と、売上バッファやプリントバッファ等
の各種バッファを構成して各種データを書き換え自在に
格納するワークエリアとして機能するRAM(Random Ac
cess Memory)17と、タイマTと、が接続されて構成さ
れている。なお、RAM17は、図示しないバッテリに
よってバックアップされている。
【0038】さらに、CPU14に接続されたバスライ
ン15にはHDD(Hard Disk Drive)18が接続されて
いる。HDD18には、マイコン13を動作させる制御
プログラム、発行判断ファイルおよび値引きファイルと
しての商品マスタファイルMF(図3参照)、後述する商
品販売処理に関する販売履歴情報112を記憶する販売
履歴ファイルRF(図4参照)等が格納されている。
【0039】図3は、商品マスタファイルMFのファイ
ル構造を模式的に示す説明図である。商品マスタファイ
ルMFは、商品コード100が設定される商品コードエ
リアaと、商品名101が設定される商品名エリアb
と、単価102が設定される販売価格エリアcと、部門
コード103が設定される部門コードエリアd等によっ
て構成されるファイル構造を有する。また、この商品マ
スタファイルMFには、クーポン券発行情報105が設
定されるクーポンエリアeや、値引きに関する値引き情
報106が設定される値引き情報エリアf等も確保され
ている。値引き情報106は、例えば、値引き金額等の
情報である。商品マスタファイルMFでは、商品名10
1、単価102、部門コード103等の商品情報10
4、クーポン券発行情報105および値引き情報106
等が、商品コード100毎に、それぞれ対応づけられて
記憶保持されている。本実施の形態では、クーポン券発
行情報105は「0」または「1」で表わされ、クーポ
ンエリアeに「0」が設定されている商品コード100
にはクーポン券発行情報105が対応づけられていない
ものとし、クーポンエリアeに「1」が設定されている
商品コード100にはクーポン券発行情報105が対応
づけられているものとする。
【0040】図4は、販売履歴ファイルRFのファイル
構造を模式的に示す説明図である。販売履歴ファイルR
Fは、取引を行った販売日付110毎に、各取引で販売
した商品の商品コード100や商品情報104、販売個
数111等を対応づけた販売履歴情報112がエリア毎
に累積記憶される販売履歴情報エリアgと、各販売履歴
情報112を特定する特定情報としての一連番号113
(図6参照)が設定される一連番号エリアhとよって構成
されるファイル構造を有する。販売履歴ファイルRFで
は、各販売履歴情報112が、一連番号113毎に対応
づけられて記憶保持されている。
【0041】販売履歴情報112には、商品コード10
0や商品情報104が含まれているため、例えば、商品
コード100等に基づいて、商品マスタファイルMFを
検索し、対応づけられた値引き情報105の有無を判断
することで、値引き可能な商品を指定することができ
る。
【0042】ここで、図5を参照して、後述する商品販
売処理に際して発行されるレシートについて説明する。
レシートRは、取引内容を示す通常のレシートR1と、
レシートR1に連続して発行される金券としての機能す
る情報がプリントされたクーポン券R2とを有する。
【0043】本実施の形態では、クーポン券とは、例え
ば、メーカーや小売店が消費者の購買、あるいは、話題
性を集めることを目的として使用する販売促進用の金券
や優待券を意味する。
【0044】レシートR1には、取引を行った販売日付
110、各取引で販売した商品の商品コード100、商
品名101、単価102、販売個数111、および、こ
れらの情報に基づく小計金額130、消費税額131、
合計金額132等がプリントされている。また、この取
引でのPOS端末1の責任者として設定されていた責任
者の氏名150と、取引が行われた時刻151ととも
に、レシート一連番号152がプリントされている。レ
シート一連番号152は、POS端末1の使用を開始し
てから、一取引毎にカウントアップされる番号であり、
レシート毎に固有の番号である。本実施の形態では、P
OS端末1を操作する責任者番号(図5(a)では、「2
5」)と、このPOS端末1を識別するレジ番号(図5
(a)では、「01」)と、レシート一連番号152(図5
(a)では、「1234」)と、販売日付110(図5(a)
では、「0720」)と、に基づいて生成した一連番号
113を使用している。
【0045】これにより、一連番号113は、一取引毎
に生成されて各取引固有の番号となる。なお、本実施の
形態では、単一のPOS端末1を使用しているため、レ
ジ番号(図5(a)では、「01」)は固定値である。
【0046】クーポン券R2には、一連番号113と、
この一連番号113をコード化したバーコードBCとが
プリントされている。
【0047】クーポン券R2にバーコードBCをプリン
トすることにより、後述する商品販売処理に際して、販
売履歴情報112を特定するために入力する一連番号1
13の入力作業を機械化することが可能になる。これに
よって、実用上、一連番号113の入力作業の容易化を
図ることができる。
【0048】次に、RAM17について説明する。RA
M17には、販売バッファやプリントバッファ等の各種
バッファの他、データ処理用の各種バッファが確保され
ている。データ処理用の各種バッファとしては、HDD
18に記憶保持されている商品マスタファイルMFを展
開するための商品マスタ展開バッファ(図示せず)、後述
する商品販売処理に際してクーポン券発行情報105を
一時記憶保持するクーポンバッファ17a、後述する商
品販売処理に際して入力された一連番号113を一時記
憶保持する番号バッファ(図示せず)等がある。
【0049】加えて、各種バッファとしては、後述する
商品販売処理での有効期間の判定に際して参照される有
効期間情報が設定される期間バッファがある。本実施の
形態では、有効期間情報として「一週間」が設定されて
いる。
【0050】HDD18には制御プログラムが格納され
ているので、POS端末1の起動時、HDD18に格納
された制御プログラムが商品マスタファイル等とともに
RAM17に書き込まれる。これによって、マイコン1
3による各部の駆動制御が可能な状態となる。
【0051】マイコン13によって駆動制御される各部
について図2を参照して以下に説明する。
【0052】キーボード5は、キーボード入力回路20
を介してバスライン15に接続され、キーボード入力回
路20の動作によって操作されたキーに応じた信号をマ
イコン13に入力する。
【0053】コントロールキー6は、コントロールキー
入力回路21を介してバスライン15に接続され、コン
トロールキー入力回路21の動作によって切り換え位置
に応じた信号をマイコン13に入力する。マイコン13
は、コントロールキー6の出力信号に応じて、POS端
末1の動作モードを登録モード、設定モード、精算モー
ド、点検モード等の各業務モードに設定する。
【0054】ディスプレイ9は、表示制御回路22を介
してバスライン15に接続され、マイコン13からの表
示データが表示制御回路22に入力されると、表示制御
回路22に駆動されて所定事項を表示する。
【0055】客側表示ユニット10は、客側表示制御回
路23を介してバスライン15に接続され、マイコン1
3からの客側表示データが客側表示制御回路23に入力
されると、客側表示制御回路23に駆動されて所定事項
を表示する。
【0056】バーコードスキャナ11は、スキャナ入力
回路24を介してバスライン15に接続され、スキャナ
入力回路24の動作によって読み取った商品コードのデ
ータをマイコン13に送信する。
【0057】また、POS端末1には、プリンタ25が
内蔵されており、マイコン13によって駆動制御され
る。このプリンタ25は、プリンタ制御回路26を介し
てバスライン15に接続され、マイコン13からのプリ
ントデータがプリンタ制御回路26に入力されると、プ
リンタ制御回路26に駆動されてレシート用紙やジャー
ナル用紙に所定事項をプリントする。さらに、このプリ
ンタ25には、カッタ部(図示せず)が内蔵されている。
このカッタ部は、マイコン13によって駆動制御され、
レシート用紙を所定の位置において切断する。これによ
り、プリンタ25は、レシートR(図5参照)等をプリン
ト発行する機能を発揮する。
【0058】加えて、POS端末1とは別体で設けられ
たドロワ2も、マイコン13によって駆動制御される。
このドロワ2は、ドロワ制御回路27を介してバスライ
ン15に接続され、マイコン13からの開放信号に応じ
てドロワ制御回路27が駆動されてドロワ2の引出し3
の開放を行う。
【0059】次に、HDD18に格納された制御プログ
ラムに基づいてマイコン13が実行する商品販売処理に
ついて図6を参照して説明する。図6に示す商品販売処
理は、コントロールキー6の操作により、POS端末1
の動作モードが登録モードに設定されている場合に実行
される。
【0060】商品販売処理は、まず、商品コード100
の入力があったと判断する、一連番号113の入力があ
ったと判断する、または、キーボード5の操作による小
計キーの操作があったと判断するまで待機する(S1の
N,S14のN,S6のN)。
【0061】商品コード100の入力があったと判断し
た場合には(S1のY)、販売登録処理を実行する(S
2)。
【0062】ここで、商品コード100の入力は、バー
コードスキャナ11による商品コード100の読み取り
や、キーボード5の置数キーの操作によって行われる。
【0063】ステップS2で実行する販売登録処理は、
入力された商品コード100に基づいて商品マスタファ
イルMFを検索し、入力された商品コード100に対応
する商品情報104を取得する。取得した商品情報10
4に基づく販売データをRAM17の販売バッファに記
憶し、ここまでの小計金額130を算出する。また、単
価102あるいは小計金額130等の情報をディスプレ
イ9や客側表示ユニット10に表示させる。
【0064】続いて、ステップS1で入力された商品コ
ード100に基づいて商品マスタファイルMFのクーポ
ンエリアeを参照して、クーポン券発行情報105が
「1」に設定されているか「0」に設定されているかを
判別する(S3)。ここに、発行判断手段としての機能が
実行される。
【0065】クーポン券発行情報105が「1」に設定
されていると判断した場合には(S3のY)、ステップS
1で入力されてステップS2で販売登録された商品に関
するクーポン券の発行があるものとして、このクーポン
券発行情報105をRAM17のクーポンバッファ17
aに記憶する(S4)。
【0066】一方、商品マスタファイルMFのクーポン
エリアeを検索することによりクーポン券発行情報10
5が「0」に設定されていると判断した場合には(S3
のN)、ステップS1およびステップS2で販売登録さ
れた商品に関するクーポン券の発行はないものとして、
ステップS5に進む。
【0067】一連番号113の入力があったと判断した
場合には(S14のY)、入力された一連番号113をR
AM17の図示しない番号バッファに記憶し(S15)、
ステップS5に進む。
【0068】ここで、一連番号113の入力は、顧客に
よって提示されるクーポン券R2にプリントされている
バーコードBCをバーコードスキャナ11によって読み
取ったり、バーコードBCの下側にプリントされている
数字をキーボード5の置数キーの操作によって入力した
りすることにより行われる。
【0069】ステップS1〜ステップS4およびステッ
プS14〜ステップS15の処理は、キーボード5の小
計キーが操作されたと判断するまで(ステップS5の
Y)、繰り返す(ステップS5のN)。
【0070】キーボード5の小計キーが操作されたと判
断した場合には(ステップS5のY)、番号バッファを参
照して、一連番号113が記憶されているか否かを判断
する(S6)。
【0071】番号バッファに一連番号113が記憶され
ていると判断した場合には(S6のY)、入力された一連
番号113に基づいて、販売履歴ファイルRFを検索し
て、この一連番号113と同一の一連番号113の有無
を判断することにより、該当する販売履歴情報112の
有無を判断する(S7)。ここに、履歴検索手段としての
機能が実行される。
【0072】ここで、番号バッファに一連番号113が
記憶されていると判断される場合とは、今回より以前に
別の取引が行われた際にクーポン券R2が発行されてい
るということになるため、このクーポン券R2を提示し
た顧客に対して、今回の取引を含めて少なくとも2回以
上の取引(商品販売処理)があることになる。
【0073】販売履歴ファイルRF中に、今回入力され
た一連番号113と同一の一連番号113があると判断
することにより該当する販売履歴情報112があると判
断した場合には(S7のY)、この一連番号113に対応
づけられている販売履歴情報112に含まれる販売日付
110が、有効期間内(本実施の形態では一週間以内)の
日付であるか否かを判断する(S8)。ここに、有効判定
手段としての機能が実行される。
【0074】一連番号113に対応づけられている販売
履歴情報112に含まれる販売日付110が、現在から
所定期間内(本実施の形態では一週間以内)の販売日付1
10であると判断した場合には(S8のY)、販売履歴情
報112の内容を検証して、ステップS1で入力されて
ステップS2で販売登録した商品コード100と同一の
商品コード100の有無を判断する(S9)。ここに、履
歴判断手段としての機能が実行される。
【0075】販売履歴情報112の内容を検証して、ス
テップS1で入力されてステップS2で販売登録した商
品コード100と同一の商品コード100があると判断
した場合には(S9のY)、商品マスタファイルMFを参
照して、この商品コード100に対応づけられている値
引き情報106に基づいた値引き処理を実行し(S1
0)、ステップS11に進む。ここに、値引き処理手段
としての機能が実行される。
【0076】ステップS10で実行する値引き処理で
は、商品マスタファイルMFを参照して、ステップS9
で判断された同一の商品コード100に対応する値引き
情報106に基づいて値引き金額133を取得する。ス
テップS2で算出した小計金額130に基づいて消費税
額131を算出し、算出した消費税額131と小計金額
130とを合計した販売合計金額を算出する。算出した
販売合計金額から値引き金額133を値引いて最終的な
合計金額132を算出する。さらに、算出した各種金額
をディスプレイ9および客側表示ユニット10に表示さ
せる。
【0077】値引き処理した後、番号バッファに一連番
号113が記憶されていないと判断した場合(S6の
N)、該当する販売履歴情報112がないと判断した場
合(S7のN)、有効期間外であると判断した場合(S8
のN)、または、該当する商品コード100がないと判
断した場合には(S9のN)、キーボード5の操作による
預/現計計キーの操作があったと判断するまで待機する
(S11のN)。
【0078】キーボード5の操作による預/現計計キー
の操作があったと判断した場合には(S11のY)、締め
処理を行う(S12)。ここに、販売処理手段としての機
能が実行される。
【0079】ステップS12で実行する締め処理は、販
売バッファに記憶した販売データに基づいて販売履歴情
報112を生成し、この販売履歴情報112に一連番号
113を生成・付加して販売履歴ファイルRFに記憶す
る。ここに、履歴記憶手段としての機能の一部が実行さ
れる。
【0080】また、算出されている合計金額132に基
づいて釣り銭金額等を算出し、ディスプレイ9および客
側表示ユニット10に表示させ、ドロワ2の引出3を解
放させる。
【0081】続いて、生成した販売履歴情報112に基
づいてレシートR1用のプリントデータを作成するとと
もに、クーポンバッファ17aを参照して、クーポンバ
ッファ17aにクーポン券発行情報105が記憶されて
いる場合には、この販売履歴情報112に対応する一連
番号113をコード化したクーポン券R2用のプリント
データを作成し、レシートR1用のプリントデータとク
ーポン券R2用のプリントデータとを組み合わせたプリ
ントデータに基づいてプリンタ25を駆動する(S1
3)。ここに、プリント手段としての機能が実行され
る。
【0082】これにより、ステップS10の値引き処理
を経由した場合には図6(b)に示すレシートRが発行さ
れ、ステップS10の値引き処理を経由しなかった場合
には図6(a)に示すレシートRが発行される。
【0083】発行されたレシートRは、商品名101や
販売日付110等の販売履歴情報112と同内容の情報
がプリントされたレシートR1に連続して、クーポン券
R2が発行されている。これによって、クーポン券R2
を大型化することなく、次回以降の販売処理に際して値
引きされる商品名101を案内することができる。
【0084】ここに、商品販売処理に関するとともに次
回の商品販売処理に際して値引き可能な商品を指定する
ための販売履歴情報112と、この販売履歴情報112
を特定する一連番号113とが対応づけられて履歴ファ
イルRFに記憶され、一連番号113が少なくともプリ
ントされたクーポン券R2が発行される。
【0085】一連番号113の入力があった場合には、
履歴ファイルRFが参照されて、入力された一連番号1
13によって特定される販売履歴情報112が取得さ
れ、この販売履歴情報112にある商品コード100と
同一の商品コード100が含まれていると判断された場
合には、商品マスタファイルMFが参照されて、該当す
る商品コード100に対応する値引き情報105に基づ
いた値引き処理が行われる。
【0086】これによって、会員/非会員に拘わらず、
繰返し来店する顧客に対して、繰り返して購入している
同一の商品の値引き販売を行うことができる。
【0087】また、会員カードの発行や、会員番号の管
理等を行うシステム等、格別複雑なシステムを構築する
必要なく、簡易的に、集客効果、販売促進効果を図るこ
とができる。
【0088】加えて、本実施の形態では、クーポン券発
行情報105が「1」に設定されているか「0」に設定
されているかを判別し、クーポン券発行情報105が対
応づけられた特定の商品を販売した場合にのみクーポン
券R2が発行されるので、特定の商品の販売促進効果を
図ることができる。
【0089】なお、ステップS13で、クーポンバッフ
ァ17aを参照して、クーポンバッファ17aにクーポ
ン券発行情報105が記憶されていない場合には、販売
履歴情報112のみに基づいて作成されたレシートR1
用のプリントデータに基づいてプリンタ25を駆動す
る。これにより、クーポン券R2がついていない、従来
通りのレシート(図6のR1のみ)が発行される。
【0090】なお、本実施の形態では、一連番号113
と、一連番号113をコード化したバーコードBCとが
プリントされたクーポン券R2を発行するようにした
が、クーポン情報のプリント発行形態はこれに限るもの
ではなく、例えば、数字の羅列によって示される一連番
号113のみをプリントしたクーポン券R2を発行する
ようにしてもよい。
【0091】また、本実施の形態においては、クーポン
券R2をレシートR1に連続させてプリントした一枚の
レシートRを発行するようにしたが、これに限るもので
はなく、クーポン券R2をレシートR1とは切り離して
発行するようにしても良い。
【0092】さらに、本実施の形態では、入力された商
品コード100にクーポン券発行情報105が対応づけ
られている場合にのみクーポン券R2を発行するように
したが、これに限るものではなく、クーポン券発行情報
105の有無に関係なく、商品販売処理毎にクーポン券
R2付きレシートRを発行するようにしてもよい。これ
によって、商品を購入した顧客全てに対してクーポン券
R2を発行することができる。
【0093】本実施の形態においては、商品販売登録デ
ータ処理装置としてPOS端末1に適用したが、これに
限るものではなく、ECR(Electric Cash Register)等
に適用しても良い。
【0094】本実施の形態では、制御プログラムがHD
D18に格納されていたが、これに限るものではなく、
フロッピー(登録商標)ディスクFD、CD−ROM
(図示せず)等の記憶媒体に制御プログラムを格納しても
良い。なお、フロッピーディスクFD、CD−ROM
は、POS端末1に固定的に設けられておらず、単体で
取り扱える交換自在な記憶媒体としての形態を備え、図
示しないFDDや図示しないCD−ROMドライブを用
いることによって制御プログラムを読み出すことでマイ
コン13による各処理が可能になる。
【0095】次に、本発明の第2の実施の形態について
図7ないし図8を参照して説明する。
【0096】図7は、本発明の第2の実施の形態のPO
S端末を示す斜視図である。本実施の形態の商品販売デ
ータ処理装置としてのPOS端末30は、バーコード
(図6参照)および2次元コードMC(図8参照)のスキャ
ンが可能な公知の技術である商品情報入力手段および特
定情報入力手段としての機能の一部を実現するマルチコ
ードスキャナ31が接続されている。
【0097】図8は、レシートR’を示す平面図であ
る。レシートR’は、通常のレシートR1と、一連番号
113が2次元コード化された2次元コードMCがプリ
ントされたクーポン券R2’とを有する。
【0098】一連番号113の2次元コード化の技術に
ついては、公知の技術であるため説明を省略するが、本
実施の形態のPOS端末30のHDD18には、指定さ
れた情報を2次元コード化するためのプログラムがイン
ストールされている。
【0099】なお、指定された情報を2次元コード化す
るためのプログラムを格納する場所はHDD18に限る
ものではなく、フロッピーディスクFD、CD−ROM
(図示せず)等の記憶媒体に2次元コード化するためのプ
ログラムを格納しても良い。なお、フロッピーディスク
FD、CD−ROMは、POS端末1に固定的に設けら
れておらず、単体で取り扱える交換自在な記憶媒体とし
ての形態を備え、図示しないFDDや図示しないCD−
ROMドライブを用いることによって制御プログラムを
読み出すことでマイコン13による各処理が可能にな
る。
【0100】クーポン券R2’に2次元コードMCをプ
リントすることにより、一連番号113の他に、例え
ば、販売履歴情報112等の情報を組み合わせることが
可能になるので、POS端末1内に、販売履歴情報11
2を記憶するためのファイルを設ける必要がない。
【0101】
【発明の効果】請求項1記載の発明の商品販売データ処
理装置によれば、商品情報を入力する商品情報入力手段
と、前記商品情報入力手段により入力された前記商品情
報に基づいて販売処理を行う販売処理手段と、前記販売
処理手段が行った販売処理に関するとともに次回の販売
処理に際して値引き可能な商品を指定するための販売履
歴情報に、この販売履歴情報を特定する特定情報を対応
づけて記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段が記
憶した前記特定情報が少なくともプリントされたクーポ
ン券を発行するプリント手段と、を具備して、販売処理
手段が行った販売処理に関するとともに次回の販売処理
に際して値引き可能な商品を指定するための販売履歴情
報とこの販売履歴情報を特定する特定情報とを対応づけ
て履歴記憶手段により記憶し、プリント手段により特定
情報が少なくともプリントされたクーポン券を発行する
ことにより、発行されたクーポン券にプリントされた特
定情報に基づいて販売履歴情報を特定することで、値引
き可能な商品を指定することが可能になるので、例え
ば、運用上、このクーポン券を次回以降の販売処理に利
用可能とし、指定された商品に関して値引き販売を行う
ことで、会員/非会員に拘わらず、顧客が繰り返して購
入している商品の値引き販売を行うことができる。これ
によって、会員カードの発行や、会員番号の管理等を行
うシステム等、格別複雑なシステムを構築することな
く、簡易的に、集客効果、販売促進効果を図ることがで
きる。
【0102】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の商品販売データ処理装置において、前記プリント手
段は、前記特定情報がバーコードとしてプリントされた
前記クーポン券を発行するため、請求項1記載の発明の
作用に示したような運用を行う場合に、発行されたクー
ポン券にプリントされた特定情報に基づいて販売履歴情
報を特定し値引き可能な商品を指定するために、必要と
なる特定情報の入力作業を光学的に行うことが可能にな
るので、実用上、特定情報の入力作業の容易化を図るこ
とができる。
【0103】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の商品販売データ処理装置において、前記プリント手
段は、前記特定情報が2次元コードとしてプリントされ
た前記クーポン券を発行するため、請求項1記載の発明
の作用に示したような運用を行う場合に、発行されたク
ーポン券にプリントされた特定情報に基づいて販売履歴
情報を特定し値引き可能な商品を指定するために、必要
となる特定情報の入力作業を光学的に行うことが可能に
なるので、実用上、特定情報の入力作業の容易化を図る
ことができる。また、2次元コードとすることにより、
特定情報の他に、例えば、販売履歴情報等の情報を2次
元コード内に組み合わせることが可能になるので、請求
項6記載の発明を実現する場合に、商品販売データ処理
装置内に、販売履歴情報を記憶するためのファイルを設
ける必要がない。
【0104】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の商品販売データ処理装置において、前
記プリント手段は、前記販売履歴情報がプリントされた
レシートに連続させて前記クーポン券を発行するため、
クーポン券を大型化することなく、次回以降の販売処理
に際して値引きされる商品を案内することができる。
【0105】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3または4記載の商品販売データ処理装置におい
て、前記商品情報と前記クーポン券の発行に関するクー
ポン券発行情報とを対応づけて記憶する発行判断ファイ
ルと、前記発行判断ファイルを参照して、前記商品情報
入力手段により入力された前記商品情報に前記クーポン
券発行情報が対応づけられているか否かを判断する発行
判断手段と、を具備し、前記プリント手段は、前記発行
判断手段が前記商品情報入力手段により入力された前記
商品情報があると判断した場合に、前記クーポン券を発
行することにより、発行判断手段によって商品情報入力
手段により入力された商品情報があると判断された場合
に、プリント手段によってクーポン券が発行されるの
で、クーポン券発行情報が対応づけられた特定の商品を
販売した場合にのみクーポン券が発行されることとな
り、特定の商品の販売促進効果を図ることができる。
【0106】請求項6記載の発明の商品販売データ処理
装置によれば、商品情報を入力する商品情報入力手段
と、前記商品情報入力手段により入力された前記商品情
報に基づく販売処理に関するとともに次回の販売処理に
際して値引き可能な商品を指定するための販売履歴情報
と、この販売履歴情報を特定する特定情報とを対応づけ
て記憶する履歴ファイルと、前記特定情報を入力する特
定情報入力手段と、前記履歴ファイルを参照して、前記
特定情報入力手段により入力された前記特定情報によっ
て特定される前記販売履歴情報を取得する履歴検索手段
と、前記履歴検索手段が取得した前記販売履歴情報に前
記商品情報入力手段により入力された前記商品情報と同
一の前記商品情報が含まれているか否かを判断する履歴
判断手段と、前記商品情報と値引き額に関する値引き情
報とを対応づけて記憶する値引きファイルと、前記履歴
判断手段が該当する前記商品情報が含まれていると判断
した場合には、前記値引きファイルを参照して、この商
品情報に対応する前記値引き情報に基づいた値引き処理
を行う値引き処理手段と、を具備するため、履歴検索手
段が履歴ファイルを参照して、特定情報入力手段により
入力された特定情報によって特定される販売履歴情報を
取得し、履歴判断手段がこの販売履歴情報に商品情報入
力手段により入力された商品情報と同一の商品情報が含
まれていると判断した場合には、値引き処理手段にによ
り、値引きファイルを参照して、該当する商品情報に対
応する値引き情報に基づいた値引き処理を行うことによ
り、入力された特定情報に基づいて販売履歴情報を特定
することで、値引き可能な商品を指定し、指定された商
品に関して値引き販売を行うことで、会員/非会員に拘
わらず、顧客が繰り返して購入している商品の値引き販
売を行うことができる。これによって、会員カードの発
行や、会員番号の管理等を行うシステム等、格別複雑な
システムを構築する必要なく、簡易的に、集客効果、販
売促進効果を図ることができる。
【0107】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の商品販売データ処理装置において、前記履歴検索手
段が取得した前記販売履歴情報に基づいて、この販売履
歴情報が記憶された日時と現在の日時とが予め設定され
た有効期間内であるか否かを判断する有効判定手段を具
備し、履歴検索手段が取得した販売履歴情報が記憶され
た日時と現在の日時とが予め設定された有効期間内であ
ると有効判定手段が判断した場合に、値引き処理手段が
値引き処理を行うことにより、発行されたクーポン券に
有効期間を持たせることが可能になるので、クーポン券
発行による集客効果、販売促進効果をより効果的に図る
ことができる。
【0108】請求項8記載の発明のクーポン券によれ
ば、商品情報に基づいて行われた販売処理に関するとと
もに次回の販売処理に際して値引き可能な商品を指定す
るための販売履歴情報を特定する特定情報が少なくとも
プリントされているため、クーポン券にプリントされて
いる特定情報に基づいて販売履歴情報を特定すること
で、値引き可能な商品を指定することが可能になるの
で、例えば、指定された商品に関して値引き販売を行う
ことで、会員/非会員に拘わらず、顧客が繰り返して購
入している商品の値引き販売を行うことができる。これ
によって、会員カードの発行や、会員番号の管理等を行
うシステム等、格別複雑なシステムを構築することな
く、簡易的に、集客効果、販売促進効果を図ることがで
きる。
【0109】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載のクーポン券において、前記特定情報がバーコードと
してプリントされているため、請求項8記載の発明の作
用に示したような運用を行う場合に、クーポン券にプリ
ントされている特定情報に基づいて販売履歴情報を特定
し値引き可能な商品を指定するために、必要となる特定
情報の入力作業を光学的に行うことが可能になるので、
実用上、特定情報の入力作業の容易化を図ることが可能
となる。
【0110】請求項10記載の発明によれば、請求項8
記載のクーポン券において、前記特定情報が2次元コー
ドとしてプリントされているため、請求項8記載の発明
の作用に示したような運用を行う場合に、クーポン券に
プリントされている特定情報に基づいて販売履歴情報を
特定し値引き可能な商品を指定するために、必要となる
特定情報の入力作業を光学的に行うことが可能になるの
で、実用上、特定情報の入力作業の容易化を図ることが
できる。また、2次元コードとすることにより、特定情
報の他に、例えば、販売履歴情報等の情報を2次元コー
ド内に組み合わせることが可能になるので、請求項6記
載の発明を実現する場合に、商品販売データ処理装置内
に、販売履歴情報を記憶するためのファイルを設ける必
要がない。
【0111】請求項11記載の発明によれば、請求項
8、9または10記載のクーポン券において、販売処理
に関するレシートに連続させて発行されているため、ク
ーポン券を大型化することなく、次回以降の販売処理に
際して値引きされる商品情報を案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POS端末を示す外観斜視図である。
【図2】POS端末に内蔵された各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【図3】商品マスタファイルのファイル構造を模式的に
示す説明図である。
【図4】販売履歴ファイルRFのファイル構造を模式的
に示す説明図である。
【図5】レシートの発行形態の一例を示す正面図であ
る。
【図6】HDDに格納された制御プログラムに基づいて
マイコンが実行する商品販売処理について概略的に示す
フローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態のPOS端末を示す
斜視図である。
【図8】レシートを示す平面図である。
【符号の説明】
1 商品販売データ処理装置 5 商品情報入力手段,特定情報入力手段 11 商品情報入力手段,特定情報入力手段 30 商品販売データ処理装置 31 特定情報入力手段 BC バーコード MC 2次元コード MF 発行判断ファイル,値引きファイル RF 履歴ファイル R2 クーポン券
フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HB15 HB20 JA16 LB02 3E042 CA01 CA02 CB07 CB10 CC04 CC05 CC06 CD02 CE01 CE07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品情報を入力する商品情報入力手段
    と、 前記商品情報入力手段により入力された前記商品情報に
    基づいて販売処理を行う販売処理手段と、 前記販売処理手段が行った販売処理に関するとともに次
    回の販売処理に際して値引き可能な商品を指定するため
    の販売履歴情報に、この販売履歴情報を特定する特定情
    報を対応づけて記憶する履歴記憶手段と、 前記履歴記憶手段が記憶した前記特定情報が少なくとも
    プリントされたクーポン券を発行するプリント手段と、
    を具備する商品販売データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記プリント手段は、前記特定情報がバ
    ーコードとしてプリントされた前記クーポン券を発行す
    る請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記プリント手段は、前記特定情報が2
    次元コードとしてプリントされた前記クーポン券を発行
    する請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記プリント手段は、前記販売履歴情報
    がプリントされたレシートに連続させて前記クーポン券
    を発行する請求項1、2または3記載の商品販売データ
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記商品情報と前記クーポン券の発行に
    関するクーポン券発行情報とを対応づけて記憶する発行
    判断ファイルと、 前記発行判断ファイルを参照して、前記商品情報入力手
    段により入力された前記商品情報に前記クーポン券発行
    情報が対応づけられているか否かを判断する発行判断手
    段と、を具備し、 前記プリント手段は、前記発行判断手段が前記商品情報
    入力手段により入力された前記商品情報があると判断し
    た場合に、前記クーポン券を発行する請求項1、2、3
    または4記載の商品販売データ処理装置。
  6. 【請求項6】 商品情報を入力する商品情報入力手段
    と、 前記商品情報入力手段により入力された前記商品情報に
    基づく販売処理に関するとともに次回の販売処理に際し
    て値引き可能な商品を指定するための販売履歴情報と、
    この販売履歴情報を特定する特定情報とを対応づけて記
    憶する履歴ファイルと、 前記特定情報を入力する特定情報入力手段と、 前記履歴ファイルを参照して、前記特定情報入力手段に
    より入力された前記特定情報によって特定される前記販
    売履歴情報を取得する履歴検索手段と、 前記履歴検索手段が取得した前記販売履歴情報に前記商
    品情報入力手段により入力された前記商品情報と同一の
    前記商品情報が含まれているか否かを判断する 履歴判断手段と、前記商品情報と値引き額に関する値引
    き情報とを対応づけて記憶する値引きファイルと、 前記履歴判断手段が該当する前記商品情報が含まれてい
    ると判断した場合には、前記値引きファイルを参照し
    て、この商品情報に対応する前記値引き情報に基づいた
    値引き処理を行う値引き処理手段と、を具備する商品販
    売データ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記履歴検索手段が取得した前記販売履
    歴情報に基づいて、この販売履歴情報が記憶された日時
    と現在の日時とが予め設定された有効期間内であるか否
    かを判断する有効判定手段を具備し、 前記値引き処理手段は、前記有効判定手段が前記有効時
    間範囲内であると判断した場合に値引き処理を行う請求
    項6記載の商品販売データ処理装置。
  8. 【請求項8】 商品情報に基づいて行われた販売処理に
    関するとともに次回の販売処理に際して値引き可能な商
    品を指定するための販売履歴情報を特定する特定情報が
    少なくともプリントされているクーポン券。
  9. 【請求項9】 前記特定情報がバーコードとしてプリン
    トされている請求項8記載のクーポン券。
  10. 【請求項10】 前記特定情報が2次元コードとしてプ
    リントされている請求項8記載のクーポン券。
  11. 【請求項11】 販売処理に関するレシートに連続させ
    て発行されている請求項8、9または10記載のクーポ
    ン券。
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