JP2009187137A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】環境問題改善に対して効果的な貢献をしている店舗としてより一層のアピールができるようにする。
【解決手段】商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて決済金額を算出する処理を含む商品販売データ処理を実行し、商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて顧客のエコロジー商品購入を判定し、レジ袋不要宣言が入力された場合に顧客のレジ袋不要を判定する。また、商品販売データ処理中にエコロジー商品購入判定とレジ袋不要判定とをした場合には、所定の特典処理を実行するようにした。
【選択図】図6
【解決手段】商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて決済金額を算出する処理を含む商品販売データ処理を実行し、商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて顧客のエコロジー商品購入を判定し、レジ袋不要宣言が入力された場合に顧客のレジ袋不要を判定する。また、商品販売データ処理中にエコロジー商品購入判定とレジ袋不要判定とをした場合には、所定の特典処理を実行するようにした。
【選択図】図6
Description
本発明は、スーパーマーケット等の小売店に導入されて使用されるPOS端末等の商品販売データ処理装置に関する。
近年、地球温暖化等の環境問題に対する世間の関心の高まりを受けて、スーパーマーケット等の小売店も環境問題への意識の高さが求められている。
例えば、特許文献1には、環境に配慮した商品(エコロジー商品)の購入に応じてポイントサービスをするようにした技術が記載されている。これによれば、エコロジー商品の購入が促進されて店舗におけるエコロジー商品の販売比率が向上するため、環境問題改善への貢献をアピールすることができる。また、特許文献2には、所定の買物袋に付されているバーコードの読み取りに応じてポイントサービスがなされるようにした技術が記載されている。ポイントサービスはこの買物袋を使用するインセンティブとなるため、レジ袋消費量の削減が期待でき、環境問題改善への貢献をアピールすることができる。
環境問題への意識の高い店舗は、新聞、雑誌、ウェブ等のマスメディアに頻繁に取り上げられるため、企業イメージや知名度がきわめて向上する。つまり、環境問題改善への貢献は、非常に大きな宣伝広告効果となる。
本発明の目的は、環境問題改善に対して効果的な貢献をしている店舗としてより一層のアピールができるようにすることである。
本発明の商品販売データ処理装置は、情報処理を実行する情報処理部と、商品を特定する商品コードを入力するための商品コード入力部と、レジ袋不要宣言を含む情報の入力機能を有する入力部と、を備え、前記情報処理部が、前記商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて決済金額を算出する商品販売データ処理を実行し、前記商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて、商品コードに対応付けてその商品コードによって特定される商品がエコロジー商品であるか否かを示すエコロジー商品情報を記憶するファイルを検索し、顧客のエコロジー商品購入を判定し、前記入力部からレジ袋不要宣言が入力された場合に顧客のレジ袋不要を判定し、前記商品販売データ処理中に前記エコロジー商品購入判定と前記レジ袋不要判定とをした場合には、所定の特典情報を取得する特典処理を実行するようにした。
本発明によれば、レジ袋不要の宣言をした顧客がエコロジー商品を購入した場合にその顧客に所定の特典が付与されるため、顧客のレジ袋不要とエコロジー商品の購入とが連動して促進される。その結果、共に高いレジ袋不要率とエコロジー商品販売率とを獲得することができるので、環境問題改善に対して効果的な貢献をしている店舗としてより一層のアピールをすることができる。
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。本実施の形態の商品販売データ処理装置は、小売店に導入されたPOSシステム11を構成するPOS端末101への適用例である。
図1は、POSシステム11のシステム構成を概略的に示す模式図である。POSシステム11は、小売店の店舗の出口付近に設けられるレジカウンタ(図示せず)に設置される複数台のPOS端末101と、店舗の商品販売スペースとは異なるバックヤードに配置される上位機としての一台のストアコントローラ51とがネットワーク回線61を介してデータ通信自在に接続されて構築されている。ネットワーク回線61は、有線LANや無線LANであり、インターネットやCAFIS等の広域ネットワーク網21を介して、本部サーバ31に接続されている。したがって、ストアコントローラ51は、ネットワーク回線61および広域ネットワーク網21を介して、本部サーバ31と接続する。
ストアコントローラ51は、一般的なサーバコンピュータの形態を有しており、CD−ROMトレイ56が設けられた筐体52にディスプレイ53とキーボード54とポインティングデバイス55とが接続されて構成されている。筐体52には、ストレージデバイスとしてHDD(図示せず)が内蔵され、このHDDには後述するポイントファイルF2が記憶されている。
次に、POS端末101について説明する。
図2は、POS端末101を示す外観斜視図である。POS端末101は、店舗のレジカウンタに載置されたドロワ102の上に載置されており、ドロワ102の引出し103の開放動作を制御することができる。
POS端末101の上面には、情報を表示する表示部としてオペレータ用表示器105と客用表示器107とが立設されている。オペレータ用表示器105の画面上には、タッチパネル108が積層配置されている。タッチパネル108は、オペレータ用表示器105の表示内容に従った情報入力をPOS端末101のオペレータに行わせるための入力部として機能する。
図2中、オペレータ用表示器105の左側には、レシートプリンタ106が配列されている。レシートプリンタ106からは、顧客に手渡されるレシートが印刷発行される。
図2中、オペレータ用表示器105の手前側(下側)には、POS端末101に情報を入力するためのキーボード104が設けられている。キーボード104は、例えば、上面に数字が印字された数字を入力するためのテンキー、上面に「小計」と印字された仮締めキー、上面に「預/現計」と印字された締めキー等を含んでいる。
さらに本実施の形態のキーボード104は、顧客がマイバッグを持参してレジ袋の不要を宣言した場合にキャッシャが押下するキーであって、押下によってマイバッグ持参宣言をPOS端末101のマイクロコンピュータ206(図3参照)に入力するマイバッグ持参キーを含んでいる。このようなマイバッグ持参キーは、顧客がマイバッグを持参していなくてもレジ袋の不要を宣言した場合には、キャッシャによって押下される。つまり、本実施の形態では、マイバッグ持参キーの押下によってマイクロコンピュータ206に入力されるマイバッグ持参宣言は、レジ袋不要宣言を意味する。したがって、キーボード104は、レジ袋不要宣言を含む情報の入力機能を有する入力部として機能する。
図2中、キーボード104の右側には、クレジットカード等の磁気カードから情報を読み取るためのカード読取溝110が設けられている。つまり、カード読取溝110に沿って磁気カードをスライドさせることにより、POS端末101に内蔵されているカードリーダライタ109(図3参照)によって磁気カードの磁気ストライプに記憶されている情報が読取される。
また、図2に示すように、POS端末101には、バーコードのようなコードシンボルを読み取るコードリーダ111が接続されている。コードリーダ111は、読取口111aを有し、この読取口111aの前面に形成される読取空間に所定パターンの可視光半導体レーザを照射する。コードリーダ111は、読取空間に物品が位置付けられてその物品に付されたコードシンボルが読取口111aに向けられると、コードシンボルからの反射光を受光素子(例えばCCD)が受光する。そして、コードリーダ111は、受光素子の出力信号に基づくコードシンボルの受光信号をデコードし、そのコードシンボルが表現している情報(例えば、商品に付されて商品を特定する商品コード)を取得し、POS端末101のマイクロコンピュータ206(図3参照)に出力する。したがって、コードリーダ111は、商品コード入力部として機能する。
さらに、図2に示すように、POS端末101には、RFIDタグと通信するためのRFIDリーダライタ112も接続されている。RFIDタグは、一例として、店舗の会員である顧客が所有する樹脂製の会員カード301である。会員カード301には、図2中破線で図示するように、ICチップ302と所定規格のタグアンテナ303とが互いに接続されて埋設されている。そして、ICチップ302には、会員である顧客を割り当てられてその顧客を特定する顧客コードが記憶されている。RFIDタグである会員カード301には、例えば、13.56MHzの周波数帯を利用する電磁誘導方式により電力が供給される。つまり、RFIDリーダライタ112の上方領域に所定の範囲内でかざされた会員カード301では、タグアンテナ303がRFIDリーダライタ112のアンテナ(図示せず)から出力される電波を受信して電力が発生し、ICチップ302が起動する。そして、起動したICチップ302は、RFIDリーダライタ112との間で通信が可能となる。このような通信可能状態となって、RFIDリーダライタ112はICチップ302に記憶されている顧客コードのデータを取得し、POS端末101のマイクロコンピュータ206(図3参照)に出力する。したがって、RFIDリーダライタ112は、顧客コード入力部として機能する。
また、このようなPOS端末101には、ネットワーク回線61を介して外部機器とデータ通信を実行するための通信インターフェース113(図3参照)も内蔵されている。
図3は、POS端末101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末101は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU201を備えている。CPU201には、固定データを固定的に記憶保存するROM202と、可変データを書き換え自在に記憶してワークエリアとして使用されるRAM203と、HDD204と、CD−ROMドライブ205とがバス接続されている。CPU201とROM202とRAM203とは、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ206を構成する。
マイクロコンピュータ206には、前述したドロワ102、キーボード104、オペレータ用表示器105、レシートプリンタ106、客用表示器107、タッチパネル108、カードリーダライタ109、コードリーダ111、RFIDリーダライタ112、通信インターフェース113が、いずれも各種の入出力回路(いずれも図示せず)を介して接続され、マイクロコンピュータ206によって動作制御される。
HDD204には、商品販売データ処理用のコンピュータプログラム252の他、各種ファイルが記憶されている。このようなHDD204に記憶されているコンピュータプログラム252や各種ファイルは、POS端末101の起動時、その全部又は一部がRAM203にコピーされて使用される。
本実施の形態のPOS端末101のマイクロコンピュータ206は、コンピュータプログラム252に従い、取引において商品販売データ処理を含む各種処理を実行する。
ここで、商品販売データ処理は、その詳細については図6に基づいて説明するが、概略的には、コードリーダ111から出力される商品コードに基づいて単価を含む商品情報を取得して決済金額を算出する処理である。さらに、本実施の形態の商品販売データ処理は、算出した決済金額に基づいて金銭と等価なサービスポイントを算出し、算出されたサービスポイントは顧客コードと対応付けて記憶される。そのため、商品販売データ処理に際しては、RFIDリーダライタ112によって、会員カード301のICチップ302に記憶された顧客コードが取得される。
また、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、商品販売データ処理の実行に伴って、取引中に取得等される情報を、取引情報としてRAM203に記憶させる。取引情報は、商品コード、単価、商品名、決済金額、取引が行われた日時である取引日時、及び、取引を特定するコードである取引コード等を含む。このような取引情報は、文字化されて、レシートプリンタ106によってレシート用紙に印刷されて、レシートとして発行される。
そして、商品販売データ処理の実行中、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、各種ファイルを参照する。参照するファイルは、以下に説明する商品データファイルF1、及び、ポイントファイルF2である。商品データファイルF1は、POS端末101がそのHDD204に記憶させて保持するファイルである。ポイントファイルF2は、ストアコントローラ51がその記憶部としてのHDD(図示せず)に記憶させて保持するデータベースファイルである。ストアコントローラ51は、ネットワーク回線61を介してPOS端末101と接続されているため、ポイントファイルF2は、POS端末101のマイクロコンピュータ206によってデータアクセス可能となっている。
図4は、商品データファイルF1のデータ構成の一例を示す模式図である。商品データファイルF1は、商品コードに対応付けてその商品コードによって特定される商品の商品情報を書き換え自在に記憶するファイルである。商品情報は、一例として、商品名及び単価であり、さらに別の情報(例えば、商品の製造年月日等)を含んでいても良い。商品データファイルF1は、一取引中、コードリーダ111から出力される商品コードに基づいてPOS端末101のマイクロコンピュータ206によって検索されて、その商品コードに対応する商品情報がマイクロコンピュータ206によって取得される。
また、図4に示すように、本実施の形態の商品データファイルF1は、商品コードに対応付けて、エコロジー商品ポイントを商品情報としてさらに記憶している。エコロジー商品ポイントは、前述したサービスポイントと同様のポイントである。つまり、本実施の形態では、決済金額に基づくサービスポイントの付与とは別に、会員である顧客がエコロジー商品を購入した場合にエコロジー商品ポイントをサービスポイントとして加算する運用を行っているのである。
ここで、エコロジー商品とは、環境に配慮した環境保護意識の高い商品のことである。エコロジー商品の一例は、詰め替え用シャンプー(商品名:○△シャンプー(詰め替え用))等のレフィルである。また、エコロジー商品の別の一例は、再生されたPETを使用した粘着テープ(商品名:○△テープ(再生PET使用))等の再生資源使用商品である。
このようなエコロジー商品については、図4に示すように、その商品コードに対応付けて「1」ポイント以上のエコロジー商品ポイントが記憶されている。一方で、エコロジー商品ではない通常の商品については、エコロジー商品ポイントとして「0」がその商品コードに対応付けて記憶されている。
つまり、本実施の形態では、商品データファイルF1に記憶されているエコロジー商品ポイントは、エコロジー商品であるか否かを示すエコロジー商品情報として機能する。より具体的に言えば、本実施の形態では、0ポイントのエコロジー商品ポイントは、エコロジー商品ではない旨を示すエコロジー商品情報として機能し、1ポイント以上のエコロジー商品ポイントは、エコロジー商品である旨を示すエコロジー情報として機能する。このようなエコロジー商品ポイントを記憶する商品データファイルF1は、エコロジー商品情報を記憶するファイルとして機能する。
なお、エコロジー商品ポイントの特典情報としての機能については、後述する(図6参照)。
図5は、ポイントファイルF2のデータ構成の一例を示す模式図である。ポイントファイルF2は、顧客コードに対応付けてサービスポイントを書き換え自在に記憶するファイルである。ポイントファイルF2が記憶するサービスポイントは、決済金額に基づいてPOS端末101のマイクロコンピュータ206によって算出されるサービスポイント、及び、エコロジー商品の購入によって付与されるサービスポイントの総計である。
次に、POS端末101のマイクロコンピュータ206がコンピュータプログラム252に従って実行する商品販売データ処理について説明する。
図6は、商品販売データ処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、所定の操作によって商品販売データ処理が開始されると、マイクロコンピュータ206によってRAM203にフラグエリアFL(図7参照)が形成される。ここで、フラグエリアFLについて説明する。
図7は、フラグエリアFLのデータ構成の一例を示す模式図である。RAM203に形成されるフラグエリアFLは、会員フラグエリアFL1、マイバッグフラグエリアFL2、及び、エコロジー商品購入フラグエリアFL3によって構成されており、それぞれ「0」又は「1」をフラグ情報として書き換え自在に記憶する。
会員フラグエリアFL1は、取引を行う顧客が会員であるか否かの情報を記憶する。POS端末101のマイクロコンピュータ206は、会員フラグエリアFL1中の「0」を非会員と解釈し、「1」を会員と解釈する。
マイバッグフラグエリアFL2は、取引を行う顧客がマイバッグを持参しているか否かの情報を記憶する。POS端末101のマイクロコンピュータ206は、マイバッグフラグエリアFL2中の「0」を非持参と解釈し、「1」を持参と解釈する。
エコロジー商品購入フラグエリアFL3は、取引を行う顧客がエコロジー商品を購入したか否かの情報を記憶する。POS端末101のマイクロコンピュータ206は、エコロジー商品購入フラグエリアFL3中の「0」を非購入と解釈し、「1」を購入と解釈する。
このようなフラグエリアFLには、RAM203に形成された当初、デフォルト設定としてそれぞれ「0」が記憶されている。
図6のフローチャートの説明に戻る。POS端末101のマイクロコンピュータ206は、顧客コードの入力を待機する(ステップS101)。顧客コードは、RFIDタグである会員カード301のICチップ302に記憶されている。そして、RFIDリーダライタ112は、会員カード301との間でRFID通信を実行し、ICチップ302に記憶されている顧客コードを取得して出力する。取得された顧客コードは、RAM203に記憶される。これにより、マイクロコンピュータ206は、顧客コードの入力を判定する。
顧客コードの入力を判定した場合には(ステップS101のY)、マイクロコンピュータ206は、会員判定をして、ストアコントローラ51が保持するポイントファイルF2にデータアクセスし、入力された顧客コードに対応付けて記憶されているサービスポイントを読み出して、RAM203に一時記憶させる(ステップS102)。そして、次に、RAM203に形成されているこの取引における会員フラグエリアFL1に「1」を記憶させる(ステップS103)。一方で、顧客コードの入力判定が無い場合には(ステップS101のN)、マイクロコンピュータ206は、非会員判定をして、会員フラグエリアFL1に「1」を記憶させる処理(ステップS103参照)を実行しない。したがって、会員フラグエリアFL1には、デフォルト設定である「0」が記憶された状態が維持される。
次に、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、顧客がマイバッグを持参した旨の宣言であるマイバッグ持参宣言の入力に待機する(ステップS104)。マイバッグ持参宣言の入力は、キーボード104が有するマイバッグ持参キーが押下されることにより行われる。キャッシャは、顧客がマイバッグを持参してレジ袋の不要を宣言した場合にはこのマイバッグ持参キーを押下し、顧客がマイバッグを持参せずにレジ袋を要求した場合にはマイバッグ持参キーを押下しない。このとき、顧客がマイバッグを持参せずともレジ袋の不要を宣言した場合(顧客が商品をポケットに入れて持ち帰るような場合が該当する)には、この顧客についてはマイバッグを持参したものとみなして、キャッシャはマイバッグ持参キーを押下する。そして、マイバッグ持参キーの押下によってマイバッグ持参宣言が入力されたならば(ステップS104のY)、マイクロコンピュータ206は顧客のマイバッグ持参を判定して(つまり、顧客のレジ袋不要を判定して)、マイバッグフラグエリアFL2に「1」を記憶させる(ステップS105)。一方で、マイバッグ持参キーが押下されずマイバッグ持参宣言が入力されない場合には(ステップS104のN)、マイクロコンピュータ206は、顧客のマイバッグ非持参を判定して、マイバッグフラグエリアFL2に「1」を記憶させる処理(ステップS105参照)を実行しない。したがって、マイバッグフラグエリアFL2には、デフォルト設定である「0」が記憶された状態が維持される。
次に、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、コードシンボルを読み取ったコードリーダ111から出力される商品コードの入力に待機する(ステップS106)。マイクロコンピュータ206は、商品コードの入力を判定したならば(ステップS106のY)、入力された商品コードをRAM203に一時記憶させる。そして、この商品コードに対応する商品情報を商品データファイルF1から取得して、RAM203に一時記憶させる(ステップS107)。
さらに、本実施の形態では、ステップS107では、前述したようにエコロジー商品であるか否かを示すエコロジー商品情報として機能するエコロジー商品ポイントも商品情報として商品データファイルF1から取得し、RAM203に一時記憶させる。つまり、エコロジー商品についてのコードシンボルの読み取りがコードリーダ111によってなされた場合、マイクロコンピュータ206は、単価等と共にエコロジー商品ポイントについても取得するのである。そして、マイクロコンピュータ206は、ステップS107で、エコロジー商品である旨を示すエコロジー商品情報として機能する「1ポイント以上のエコロジー商品ポイント」を取得した場合には(ステップS108のY)、顧客のエコロジー商品購入を判定し、エコロジー商品購入フラグエリアFL3に「1」を記憶させる(ステップS109)。一方、ステップS107で、エコロジー商品ではない旨を示すエコロジー商品情報として機能する「0ポイントのエコロジー商品ポイント」を取得した場合(換言すればエコロジー商品ポイントを取得しなかった場合)には(ステップS108のN)、マイクロコンピュータ206は、エコロジー商品非購入を判定して、エコロジー商品購入フラグエリアFL3に「1」を記憶させる処理(ステップS109参照)を実行しない。したがって、エコロジー商品購入フラグエリアFL3には、「0」が記憶された状態が維持される。
ところで、エコロジー商品ポイントを特典情報として見た場合、ステップS107におけるエコロジー商品ポイントの取得は、暫定的なものである。つまり、特典情報としてのエコロジー商品ポイントの仮取得である。そして、後述するように一定条件が満たされることにより、仮取得されたエコロジー商品ポイントが本取得されるのである。これについてはステップS118でも述べる。
ステップS106〜ステップS109までの処理は、キーボード104が有する「小計」と表示された仮締めキーが押下されて仮締め宣言がなされるまで(ステップS110のY)、繰り返し実行される。なお、ステップS109でエコロジー商品購入フラグエリアFL3に「1」が一度記憶された後、さらに、ステップS108でエコロジー商品の商品コード入力が判定された場合には、エコロジー商品購入フラグエリアFL3に記憶されている「1」はそのまま維持される。
そして、マイクロコンピュータ206は、仮締めキーの押下による仮締めの宣言を判定したならば(ステップS110のY)、RAM203に一時記憶されている単価に基づいて決済金額を算出してこれをRAM203に一時記憶させる(ステップS111)。決済金額は、基本的には単価の合計金額と同値である。
次に、マイクロコンピュータ206は、サービスポイントの使用命令の入力を待機する(ステップS112)。このサービスポイントは、ステップS102で読み出してRAM203に一時記憶させたものである。POS端末101のオペレータは、顧客に対してサービスポイントを使用するか否かについての意思を確認する。サービスポイントの使用命令は、キーボード104又はタッチパネル108で所定の操作がなされることによりマイクロコンピュータ206に入力される。このとき、会員である顧客が使用意思を示さなければ、この操作によってサービスポイントの使用命令はなされない(ステップS112のN)。また、顧客が会員ではないこと等によりステップS101で顧客コードの入力がなされなかった場合(ステップS101のN)にも、ポイントファイルF2からのサービスポイントの読み出しは実行されないため、サービスポイントの使用命令はなされない(ステップS112のN)。この場合、マイクロコンピュータ206は、締めキーの押下による締め宣言に待機する(ステップS114)。一方で、サービスポイントの使用命令が入力されたならば(ステップS112のY)、マイクロコンピュータ206は、既に算出している決済金額からサービスポイント分の金額を減じた額を新たな決済金額として算出し、これをRAM203に一時記憶させる(ステップS113)。このとき、キーボード104又はタッチパネル108での所定の操作によって、使用するサービスポイント数を指定できるようにしてもよい。
そして、マイクロコンピュータ206は、キーボード104の「預/現計」と表示された締めキーの押下による締め宣言がなされたと判定したならば(ステップS114のY)、会員フラグエリアFL1に「1」が記憶されているか否かを判定する(ステップS115)。会員フラグエリアFL1に「1」が記憶されていると判定した場合には(ステップS115のY)、マイクロコンピュータ206は、会員である顧客に対して特典を付与する処理を実行することになる。つまり、マイクロコンピュータ206は、ステップS116として、RAM203に一時記憶されている最終的な決済金額に基づいてサービスポイントを算出し、これをRAM203に一時記憶させる。本実施の形態では、サービスポイントは、決済金額に対する所定のパーセンテージとして算出される。例えば、パーセンテージを1%として規定している場合、決済金額が¥2,000であるならばサービスポイントは20ポイントとして算出される。
次に、マイクロコンピュータ206は、マイバッグフラグエリアFL2とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とにそれぞれ「1」が記憶されているか否かを判定する(ステップS117)。そして、マイバッグフラグエリアFL2とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とにそれぞれ「1」が記憶されていると判定した場合には(ステップS117のY)、マイクロコンピュータ206は、マイバッグ持参判定(レジ袋不要判定)とエコロジー商品購入判定とをしたものとして、マイバッグを持参してエコロジー商品を購入した会員である顧客に対して特典を付与する処理を実行することになる。つまり、マイクロコンピュータ206は、ステップS118として、ステップS107で取得してRAM203に一時記憶されているエコロジー商品ポイントを新たなサービスポイントとして、ステップS116で既に算出したサービスポイントに対して加算する。
ステップS113で使用されたサービスポイント、ステップS116で算出されたサービスポイント、及び、ステップS118で加算されたサービスポイントが反映されて、ポイントファイルF2の更新がPOS端末101のマイクロコンピュータ206からの指示によって任意のタイミングで実行される。
一方、ステップS115で会員フラグエリアFL1に「1」が記憶されていないと判定された場合には(ステップS115のN)、続くステップS116〜ステップS118の処理はスキップされる。
また、ステップS115で会員フラグエリアFL1に「1」が記憶されていると判定されて(ステップS115のY)、ステップS116でサービスポイントの算出がなされた場合であっても、続くステップS117で、マイバッグフラグエリアFL2とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とにそれぞれ「1」が記憶されていると判定されなかった場合には(ステップS117のN)、ステップS118はスキップされて、エコロジー商品ポイントのサービスポイントへの加算はなされない。ここで、マイバッグフラグエリアFL2とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とにそれぞれ「1」が記憶されていると判定されない場合とは、マイバッグフラグエリアFL2又はエコロジー商品購入フラグエリアFL3のどちらか一方に「0」が記憶されている場合と、マイバッグフラグエリアFL2とエコロジー商品購入フラグエリアFL3との両方に「0」が記憶されている場合とがある。
つまり、本実施の形態では、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、エコロジー商品についての商品コードの入力に応じてエコロジー商品ポイントを特典情報として暫定的に仮取得し(ステップS107)、さらに、一定条件を満たすことにより(ステップS115のY、ステップS117のY)、仮取得状態の特典情報であるエコロジー商品ポイントを取得(本取得)していると言うことができる。ここに、商品販売データ処理中にエコロジー商品購入判定とレジ袋不要判定(マイバッグ持参判定)とをした場合に所定の特典情報を取得する特典処理を実行する機能が実現されている。
そして、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、ドロワ102を駆動制御して、ドロワ102に引出し103を開放させる(ステップS119)。
次いで、マイクロコンピュータ206は、この取引において商品販売データ処理の実行中にRAM203に記憶させた取引情報(単価、商品名、決済金額等)を文字化して、レシートプリンタ106を駆動制御してレシート用紙にこの取引情報を印刷させ、レシートとして発行させる(ステップS120)。その後、RAM203に記憶された取引情報は、HDD204に設けられている図示しないジャーナルファイル内に格納される。以下、ステップS120で実行される処理をレシート発行処理と呼ぶ。
本実施の形態のレシート発行処理では、マイクロコンピュータ206がレシートプリンタ106を駆動制御することによって、発行されるレシートには、フラグエリアFLのデータ内容に基づいてさらに別の情報が印刷される。そこで、本実施の形態のレシート発行処理で発行されるレシートRT(図8参照)の詳細について、図8に基づいて説明する。
図8は、レシートRTの一例をフラグエリアFLのデータ構成と共に示す模式図である。図8に例示するレシートRTは、会員である顧客がマイバッグを持参してエコロジー商品を購入した取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、会員判定とマイバッグ持参判定(レジ袋不要判定)とエコロジー商品購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLには全て「1」が記憶されている。また、決済金額に基づいてサービスポイントが算出され(ステップS116参照)、エコロジー商品ポイントが加算されている(ステップS118参照)。このような場合、発行されるレシートRTには、サービスポイントとエコロジー商品ポイントとの合計が「今回ポイント 3」として印字され、その内訳としてエコロジー商品ポイントについてのみが「(エコロジー商品ポイント 1)」として印字されている。これにより、会員である顧客は、今回の取引で付与されたサービスポイントの内、何ポイントがマイバッグを持参してエコロジー商品を購入したために発生したものなのかについて知ることができる。
図9は、レシートRTの別の一例をフラグエリアFLのデータ構成と共に示す模式図である。
図9(a)に例示するレシートRTは、会員である顧客がエコロジー商品を購入したもののマイバッグを持参しなかった取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、会員判定とマイバッグ非持参判定とエコロジー商品購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLにおけるマイバッグフラグエリアFL2にのみ「0」が記憶されて、会員フラグエリアFL1とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とには「1」が記憶されている。また、決済金額に基づいてサービスポイントが算出された一方で(ステップS116参照)、ステップS118としてエコロジー商品ポイントの加算はされていない。このような場合、発行されるレシートRTには、算出されたサービスポイントのみが「今回ポイント 2」として印字されている。また、エコロジー商品を購入した会員である顧客に対する報知情報として、マイバッグの持参とエコロジー商品の購入とをした場合にはサービスポイントを特典としてさらに付与する旨の情報が印刷されている。
図9(b)に例示するレシートRTは、会員である顧客がマイバッグを持参したもののエコロジー商品を購入しなかった取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、会員判定とマイバッグ持参判定(レジ袋不要判定)とエコロジー商品非購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLにおけるエコロジー商品購入フラグエリアFL3にのみ「0」が記憶されて、会員フラグエリアFL1とマイバッグフラグエリアFL2とには「1」が記憶されている。また、決済金額に基づいてサービスポイントが算出された一方で(ステップS116参照)、ステップS118としてエコロジー商品ポイントの加算はされていない。このような場合、発行されるレシートRTには、算出されたサービスポイントのみが「今回ポイント 2」として印字されている。また、マイバッグを持参した会員である顧客に対する報知情報として、マイバッグの持参とエコロジー商品の購入とをした場合にはサービスポイントを特典としてさらに付与する旨の情報が印刷されている。
これにより、会員である顧客は、エコロジー商品の購入のみをした場合にはさらにマイバッグを持参することにより、又は、マイバッグの持参のみをした場合にはさらにエコロジー商品を購入することにより、特典が付与されることを知ることができる。
図10は、レシートRTの別の一例をフラグエリアFLのデータ構成と共に示す模式図である。
図10(a)に例示するレシートRTは、会員ではない顧客がエコロジー商品を購入したもののマイバッグを持参しなかった取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、非会員判定とマイバッグ非持参判定とエコロジー商品購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLにおけるエコロジー商品購入フラグエリアFL3にのみ「1」が記憶されて、会員フラグエリアFL1とマイバッグフラグエリアFL2とには「0」が記憶されている。また、決済金額に基づくサービスポイントの算出(ステップS116参照)はなされず、また、ステップS118としてエコロジー商品ポイントの加算もされていない。このような場合、発行されるレシートRTには、図8及び図9に例示したレシートRTのように付与されたサービスポイントに関する情報は印字されていない。そして、このレシートRTには、エコロジー商品を購入した会員ではない顧客に対する報知情報として、会員となって顧客コードが与えられることによりポイントサービス(サービスポイントの付与)が受けられる旨の情報と共に、さらに、マイバッグの持参とエコロジー商品の購入とをした場合にはサービスポイントを特典として付与する旨の情報が印刷されている。
図10(a)に例示するレシートRTは、会員ではない顧客がエコロジー商品を購入したもののマイバッグを持参しなかった取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、非会員判定とマイバッグ非持参判定とエコロジー商品購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLにおけるエコロジー商品購入フラグエリアFL3にのみ「1」が記憶されて、会員フラグエリアFL1とマイバッグフラグエリアFL2とには「0」が記憶されている。また、決済金額に基づくサービスポイントの算出(ステップS116参照)はなされず、また、ステップS118としてエコロジー商品ポイントの加算もされていない。このような場合、発行されるレシートRTには、図8及び図9に例示したレシートRTのように付与されたサービスポイントに関する情報は印字されていない。そして、このレシートRTには、エコロジー商品を購入した会員ではない顧客に対する報知情報として、会員となって顧客コードが与えられることによりポイントサービス(サービスポイントの付与)が受けられる旨の情報と共に、さらに、マイバッグの持参とエコロジー商品の購入とをした場合にはサービスポイントを特典として付与する旨の情報が印刷されている。
図10(b)に例示するレシートRTは、会員ではない顧客がマイバッグを持参したもののエコロジー商品を購入しなかった取引にて発行されたものである。そのため、図6に基づいて説明した商品販売データ処理においてマイクロコンピュータ206は、非会員判定とマイバッグ持参判定(レジ袋不要判定)とエコロジー商品非購入判定とをしている。このとき、フラグエリアFLにおけるマイバッグフラグエリアFL2にのみ「1」が記憶されて、会員フラグエリアFL1とエコロジー商品購入フラグエリアFL3とには「0」が記憶されている。また、決済金額に基づくサービスポイントの算出(ステップS116参照)はなされず、また、ステップS118としてエコロジー商品ポイントの加算もされていない。このような場合、発行されるレシートRTには、図8及び図9に例示したレシートRTのように付与されたサービスポイントに関する情報は印字されていない。そして、このレシートRTには、マイバッグを持参した会員ではない顧客に対する報知情報として、会員となって顧客コードが与えられることによりポイントサービス(サービスポイントの付与)が受けられる旨の情報と共に、さらに、マイバッグの持参とエコロジー商品の購入とをした場合にはサービスポイントを特典として付与する旨の情報が印刷されている。
以上説明したように本実施の形態によれば、マイバッグを持参してレジ袋不要の宣言をした顧客がエコロジー商品を購入した場合に、特典としてエコロジー商品ポイントが付与されるため、レジ袋の不要率とエコロジー商品の購入とが連動して促進される。その結果、共に高いレジ袋不要率とエコロジー商品購入率とを獲得することができるので、環境問題改善に対して効果的な貢献をしている店舗としてより一層のアピールをすることができる。
また、顧客は、エコロジー商品のみを購入する場合は少なく、エコロジー商品ではない商品を共に購入することがほとんどであるため、直接的な売上増加も期待できる。
さらに、本実施の形態によれば、エコロジー商品ポイントが特典として付与されるための条件が満たされなかった場合、特典付与のための条件とその特典内容とがレシートRTに印刷されて発行されるため、このレシートRTを受け取った顧客は、次回の買物では、マイバッグを持参してレジ袋不要の宣言をしてエコロジー商品を購入しようとする。
なお、本実施の形態では、特典情報がエコロジー商品ポイント(サービスポイント)である場合を例に示したが、特典情報の形態はこれに限られないことは言うまでも無い。例えば、特典情報は、決済金額から所定金額を値引きする旨の情報であっても良い。この場合、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、取得した特典情報の内容に基づいて、算出した決済金額から値引きする処理を実行して、得られた金額を新たな決済金額とする。
また、顧客(顧客コード)毎にエコロジー商品ポイントの総計を記憶させておき、エコロジー商品ポイントの総計が規定値に達した場合には、環境問題の改善に顧客が大きく貢献したものとして、この顧客に所定の贈呈品を渡すような運用をしても良い。このような運用を行う場合について以下に説明する。
図11は、エコロジー商品ポイントファイルF3のデータ構成を示す模式図である。エコロジー商品ポイントファイルF3は、顧客コードに対応付けて、エコロジー商品ポイントの総計を記憶するファイルである。エコロジー商品ポイントファイルF3は、ポイントファイルF2と同様に、ストアコントローラ51のHDDに形成されている。
POS端末101のマイクロコンピュータ206は、商品販売データ処理中に、サービスポイントに加算したエコロジー商品ポイントについて(図6のフローチャートのステップS118参照)、エコロジー商品ポイントファイルF3に記憶させる。このとき、マイクロコンピュータ206は、入力されている顧客コード(図6のフローチャートのステップS101参照)に対応させて、累積的に記憶させる。こうして、エコロジー商品ポイントファイルF3には、顧客コード毎に、エコロジー商品ポイントの総計が記憶されることになる。
なお、サービスポイントが使用されることがあっても(図6のフローチャートのステップS112、S113参照)、エコロジー商品ポイントファイルF3が記憶するエコロジー商品ポイントの総計は、更新されたりクリアされたりすることはなく、データ内容は維持される。
そして、このようにしてエコロジー商品ポイントファイルF3に記憶されるエコロジー商品ポイントの総計に基づいて、顧客には特別な特典が与えられるのである。この場合に、POS端末101のマイクロコンピュータ206が実行する処理(特別特典処理)について、次に説明する。
図12は、特別特典処理の流れの一例を示すフローチャートである。特別特典処理は、図6に基づいて説明した商品販売データ処理と並行してPOS端末101で実行される処理である。
POS端末101のマイクロコンピュータ206は、商品販売データ処理における所定タイミング(例えば図6のフローチャートのステップS118のすぐ後)の到来に応じて(ステップS201のY)、ストアコントローラ51のHDDに格納されているエコロジー商品ポイントファイルF3にデータアクセスして、入力されている顧客コード(図6のフローチャートのステップS101参照)に対応付けられているエコロジー商品ポイントの総計が、規定値に達しているか否かを判定する(ステップS202)。
エコロジー商品ポイントの総計が規定値に達していなければ(ステップS202のN)、そのまま処理を終える。一方で、規定値に達していることを判定した場合には(ステップS202のY)、POS端末101のマイクロコンピュータ206は、所定の贈呈品を顧客に渡す旨をキャッシャに指示する贈呈指示表示(図示せず)をオペレータ用表示器105に表示させる(ステップS203)。贈呈指示表示は、エコロジー商品ポイントの総計の数値が含まれていても良い。オペレータ用表示器105に表示された贈呈指示表示を見たキャッシャは、顧客に対して、日頃のエコロジー商品購入等を労う言葉を投げかけると共に、レジカウンタ等に予め用意されている贈呈品を顧客に渡す作業を行う。
これによれば、エコロジー商品購入等によって付加的に特典が顧客に与えられるため、より一層のエコロジー商品購入率等の向上が期待できる。
その後、エコロジー商品ポイントファイルF3のデータ内容は、クリアされても良いし、クリアされずにさらにエコロジー商品ポイントが累積記憶されるようにしても良い。後者の場合には、特別特典処理として、POS端末101のマイクロコンピュータ206が、エコロジー商品ポイントの総計が上記の規定値を上回る複数の別の規定値に達したか否かをさらに判定するようにする。そしてこの別の規定値に達した場合にも、贈呈指示表示をオペレータ用表示器105に表示させるようにする。
101…POS端末(商品販売データ処理装置)、104…キーボード(入力部)、106…レシートプリンタ、111…コードリーダ(商品コード入力部)、112…RFIDリーダライタ(顧客コード入力部)、206…マイクロコンピュータ(情報処理部)、F1…商品データファイル(ファイル)
Claims (4)
- 情報処理を実行する情報処理部と、
商品を特定する商品コードを入力するための商品コード入力部と、
レジ袋不要宣言を含む情報の入力機能を有する入力部と、
前記情報処理部が、前記商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて決済金額を算出する商品販売データ処理を実行する手段と、
前記情報処理部が、前記商品コード入力部から入力された商品コードに基づいて、商品コードに対応付けてその商品コードによって特定される商品がエコロジー商品であるか否かを示すエコロジー商品情報を記憶するファイルを検索し、顧客のエコロジー商品購入を判定する手段と、
前記情報処理部が、前記入力部からレジ袋不要宣言が入力された場合に顧客のレジ袋不要を判定する手段と、
前記情報処理部が、前記商品販売データ処理中に前記エコロジー商品購入判定と前記レジ袋不要判定とをした場合には、所定の特典情報を取得する特典処理を実行する手段と、
を備える商品販売データ処理装置。 - レシートを発行するレシートプリンタと、
前記情報処理部が、前記商品販売データ処理中に前記エコロジー商品購入判定と前記レジ袋不要判定とのどちらか一方をした場合には、前記レシートプリンタを駆動制御して、顧客に対してレジ袋不要の宣言とエコロジー商品の購入とをした場合に所定の特典が付与される旨の報知情報をレシートに印刷させて発行させる手段と、
を備える請求項1記載の商品販売データ処理装置。 - 会員である顧客に割り当てられてその顧客を特定する顧客コードを入力するための顧客コード入力部と、
前記情報処理部が、前記顧客コード入力部から顧客コードが入力された場合に顧客を会員判定する手段と、
を備え、
前記情報処理部は、
前記商品販売データ処理中の前記会員判定を条件として、前記特典処理を実行する、
請求項2記載の商品販売データ処理装置。 - 前記情報処理部は、
前記商品販売データ処理中に前記会員判定をせずに前記エコロジー商品購入判定と前記レジ袋不要判定とのどちらか一方をした場合には、前記レシートプリンタを駆動制御して、顧客に対して会員となって顧客コードが割り当てられてさらにレジ袋不要の宣言とエコロジー商品の購入とをした場合に所定の特典が付与される旨の報知情報をレシートに印刷させて発行させる、
請求項3記載の商品販売データ処理装置。
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