JP2014041478A - 商品データ処理装置、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】来店ポイントやエコポイントの類は、取引毎にその宣言をしてポイントを付与しなければならず、オペレータの負担となっていた。
【解決手段】価値の種類に対応して付与する価値情報を記憶可能な記憶部と、前記価値情報の付与を宣言したことを示すフラグを価値の種類に対応させてセットする価値付与フラグ記憶部と、商品情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合に前記フラグ記憶部にセットされている前記価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断するフラグ判断手段と、前記フラグ判断手段により前記フラグがセットされていると判断した場合に前記記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する価値付与手段と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明の実施の形態は、商品データ処理装置、およびプログラムに関する。
POS(Point of Sales)端末やECR(Electric Cash Resister)に代表される商品データ処理装置は、例えば商品に付されたバーコードを読み取って商品情報を取得し、この商品情報に基づいて商品情報のデータ処理を実行し、内蔵されたプリンタでレシート用紙に商品情報や合計金額等を印字してレシートとして発行するものである。このような商品データ処理装置は、商品情報のデータ処理以外に、ポイント付与を処理する機能が備わっており、例えば商品を購入した際にポイントを付与する。
また、最近は商品の購入以外にもポイントを付与するケースが増えてきており、例えば来店を促すための種々のポイントや、環境に配慮した活動の一環としてマイバッグを持参したときにエコポイント等を付与する機能を備えた装置もある。
しかしながら、来店ポイントやエコポイントの類は、取引毎にその宣言をしてポイントを付与しなければならず、あるいは、バッグにICチップ等を取り付けて、これを読ませることで付与しており、いずれもオペレータの負担となっていた。
本実施の形態の商品データ処理装置は、価値の種類に対応して付与する価値情報を記憶可能な記憶部と、前記価値情報の付与を宣言したことを示すフラグを価値の種類に対応させてセットする価値付与フラグ記憶部と、商品情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合に前記フラグ記憶部にセットされている前記価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断するフラグ判断手段と、前記フラグ判断手段により前記フラグがセットされていると判断した場合に前記記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する価値付与手段と、を備える。
本実施の形態のプログラムは、価値の種類に対応して付与する価値情報を記憶可能な記憶部と、前記価値情報の付与を宣言したことを示すフラグを価値の種類に対応させてセットする価値付与フラグ記憶部と、を備えたコンピュータに、商品情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合に前記フラグ記憶部にセットされている前記価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断するフラグ判断手段と、前記フラグ判断手段により前記フラグがセットされていると判断した場合に前記記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する価値付与手段と、を実行させる。
図1は、本実施の形態のシステム図である。 図2は、本実施の形態のストアコンピュータのブロック図である。 図3は、本実施の形態のストアコンピュータのメモリマップを示す模式図である。 図4は、本実施の形態のストアコンピュータの処理を示すフローチャートである。 図5は、本実施の形態のストアコンピュータの画面を表す図である。 図6は、本実施の形態の商品データ処理装置の斜視図である。 図7は、本実施の形態の商品データ処理装置のブロック図である。 図8は、本実施の形態の商品データ処理装置のメモリマップを示す模式図である。 図9は、本実施の形態の商品データ処理装置の別のメモリマップを示す模式図である。 図10は、本実施の形態の商品データ処理装置の機能ブロック図である。 図11は、本実施の形態の商品データ処理装置の処理を示すフローチャートである。 図12は、本実施の形態の商品データ処理装置の画面を示す図である。 図13は、本実施の形態の商品データ処理装置の別の処理を示すフローチャートである。
以下、図1から図13を参照して、本実施の形態に係る商品データ処理装置等について詳細に説明する。なお、本実施の形態では一例としてPOS端末について説明する。以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施の形態のシステム図である。図1において、店舗の売上を総括するSC(Store Computer)5には、LAN(Local area Network)を介して複数台(本実施の形態では5台)のPOS端末1が接続されている。POS端末1は、店舗で販売される商品の商品情報をデータ処理する。そして、POS端末1からLAN回線35を介して処理されたデータを売上データとしてSC5に送信する。SC5は、図示しないホストコンピュータに対してこの売上データを送信するとともに、ホストコンピュータから送信される各種の設定プログラムやデータをPOS端末1に送信する。
図2〜図5は、本実施の形態の商品データ処理装置と接続されるSC5を説明するで図あり、図2はブロック図である。図2において、SC5は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)21、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)22、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)23、各種プログラムおよびデータを記憶するハードディスクからなるメモリ部24等を備えている。CPU21、ROM22、RAM23、メモリ部24は、互いにデータバス41を介して接続されている。CPU21とROM22とRAM23とメモリ部24が制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU21がROM22またはメモリ部24に記憶されRAM23に展開したプログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
また、データバス41には、キーボード31、表示器33が、それぞれキーボードコントローラ32、ディスプレイコントローラ34を介して接続されている。さらに、データバス41には、LANI/F36を介して外部のLAN回線35に接続されている。
図3は、本実施の形態のストアコンピュータのメモリマップを示す模式図である。図5で設定されるポイントカテゴリー欄87に記憶されたポイントカテゴリーと対応して、付与ポイント欄88に価値として付与するポイント値が記憶されている。
図4は、本実施の形態のストアコンピュータの処理を示すフローチャートである。POS端末1にポイントを自動的に付与する機能を設定するために、SC5において制御部100が設定画面を表示器33に表示する(ステップSP11)。表示された画面の一例を図5に示す。図5において、ポイントの種類を示すポイント名称表示欄42、ポイントの有効時間のうち付与開始の時刻を設定する開始時刻設定欄43と付与を終了する時刻を設定する終了時刻設定欄44、ポイントのカテゴリーを設定するポイントカテゴリー設定欄45、ポイント付与の宣言コマンドを送信するPOS端末1を選択するPOS端末選択欄46、ポイント付与の宣言コマンドをPOS端末1に送信する宣言キー47、宣言を解除する解除キー48が表示されている。
本実施の形態では、ポイント名称表示欄42には、「雨の日ポイント」「早朝ポイント」「夕方ポイント」「午前中ポイント」「マイバッグポイント」が表示されている。なお、これらのポイントは一例であり、他のポイント名でもよい。ポイント名称表示欄42に表示されたポイント名称のうち、ポイント付与を実行するポイント名の□にチェックを入れることでそのポイントが指定される。そして、チェックしたポイント名称の開始時刻設定欄43にポイント付与の開始時刻を入力し、終了時刻設定欄44にポイント付与の終了時刻を入力する。そして、ポイントカテゴリー設定欄45に付与するポイントのカテゴリーを入力する。本実施の形態では、開始時刻設定欄43と終了時刻設定欄44とポイントカテゴリー設定欄45への入力は、▽ボタンを操作したプルダウン機能によって行われる。
次に、POS端末選択欄46においてポイント付与の宣言コマンドを送信するPOS端末を選択する。本実施の形態では、POS端末A〜POS端末Eの5台のPOS端末1が設定可能である。この選択操作は、各POS端末□にチェックを入れることで選択される。
このようにして設定画面における設定が終了したら、制御部100は、次に宣言キー47が操作されたかを判断する(ステップSP12)。宣言キー47が操作されたと判断した場合は(ステップSP12のYes)、制御部100は、設定したポイント付与の情報とポイント付与の宣言コマンドをPOS端末1に送信する(ステップSP13)。送信の際、ポイントカテゴリー設定欄45で入力されたポイントカテゴリーに対応したポイント値を図3のポイントカテゴリー欄87に記憶されたポイントカテゴリーと付与ポイント欄88に記憶された付与するポイント値に基づいて抽出して、このポイント値もPOS端末1に送信する。
また制御部100は、宣言キー47ではなく解除キー48が操作されたと判断した場合は(ステップSP12のNo、ステップSP14のYes)、解除コマンドをPOS端末1に送信し(ステップSP15)、すでにPOS端末1に送信した宣言コマンドを解除してポイント付与を終了させる。宣言キー47と解除キー48のいずれかが操作されるまで待機する(ステップSP14のNo)。
次に、図6〜図13を用いて本実施の形態の商品データ処理装置について説明する。図6は、本実施の形態の商品データ処理装置の一例であるPOS端末1の斜視図である。POS端末1は筐体2を備えている。この筐体2には、キーボード55、表示器57、レシート発行口4を有するプリンタ58が取り付けられており、筐体2に内蔵されている電源から電流が供給され論理回路によって制御される。また、POS端末1にはバーコードリーダ59が取り付けられている。このバーコードリーダ59は、商品に付されたバーコードを光学的に読み取り、商品情報をPOS端末1に送信する。
プリンタ58は、図示しないロール状のレシート用紙の収納部、印字部、搬送部を備えている。印字部は、収納部から引き出したレシート用紙に熱を与えて文字や図形等を印字するサーマルヘッドを有している。搬送部は、収納部に収納されたレシート用紙の先頭部分を引き出して印字部に搬送する。印字部で印字されたレシートは、レシート発行口4からプリンタ58の外部に排出されて発行される。
図7は本実施の形態のPOS端末1のハードウェアの電気的接続を示すブロック図である。図7において、POS端末1は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)51、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)52、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)53、各種プログラムおよびデータを記憶するハードディスクからなるメモリ部54等を備えている。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにデータバス81を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53とメモリ部54が制御部200を構成する。すなわち、制御部200は、CPU51がROM52またはメモリ部54に記憶されRAM53に展開したプログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
また、データバス81には、締めキー55Sとマイバッグキー55Mを含むキーボード55、表示器57、プリンタ58、バーコードリーダ59が、それぞれキーボードコントローラ61、ディスプレイコントローラ62、プリンタコントローラ63、バーコードリーダコントローラ64を介して接続されている。さらに、データバス81には、貨幣を収納するための図示しないドロワを開放するドロワ開放装置71がドロワI/F73を介して接続されている。また、データバス81はデータの受信部の機能を備えたLANI/F74を介してLAN回線35に接続されており、このLAN回線35によって他のPOS端末1やSC5と接続されている。したがって、SC5や他のPOS端末1からの情報はLAN回線35を介してLANI/F74で受信する。
次に、図8、図9を用いて、RAM53のメモリマップについて説明する。図8において、RAM53には、宣言フラグ部82とポイント発行内容記憶部83と発行ポイント合計値記憶部84が設けられている。宣言フラグ部82には、図5において宣言キー47が操作され、後述するステップSP21で宣言コマンドを受信した場合にフラグ1をセットされ、宣言の解除キー48が操作されたときにフラグ0をセットされる。ポイント発行内容記憶部83には、図4において設定し宣言キー47の操作によりステップSP13の処理でSC5からLAN回線35を経て送信され、LANI/F74で受信した情報が記憶されている。発行ポイント合計値記憶部84には、詳細は後述するが、ポイント付与によって発行されたポイントの合計値を記憶している。
また図9は、図5でポイント名称表示欄42にチェックを入れることで指定されて、SCから送信されてポイント発行内容記憶部83に記憶されているポイント発行内容を示す図である。ポイント発行内容記憶部83は、ポイント名称記憶欄95、ポイント期間記憶部96、ポイント数記憶欄97から構成されている。ポイント名称記憶欄95は、付与する各種ポイントの種類であるポイント名を記憶している。ポイント期間記憶部96は、各ポイント毎に開始時刻設定欄43と終了時刻設定欄44から入力された付与開始時刻と付与終了時刻とに基づいて作成されたポイント付与期間が記憶されている。ポイント数記憶欄97は、ポイントカテゴリー設定欄45から入力されたポイントカテゴリーに対応して図3のメモリマップで抽出されたポイント数が記憶されている。本実施の形態の場合、「雨の日来店」に対してポイント付与期間は「終日」が記憶されており、ポイント数には「20ポイント」が記憶されている。同様に、「早朝来店」には「9時〜10時」と「25ポイント」が記憶されており、「夕方来店」には、「18時〜20時」と「15ポイント」が記憶されており、「午前中来店」には、「10時〜12時」と「15ポイント」が記憶されており、「マイバッグポイント」には、「都度」と「5ポイント」が記憶されている。
ここで、ポイント期間記憶部96に具体的時間か「終日」が記憶されている場合はその時間内であれば自動的にポイントを付与し、「都度」が記憶されている場合は自動的にポイント付与されない。
次に、図10を用いてPOS端末1の機能ブロック図を説明する。図10において、制御部200がROM52またはメモリ部54に記憶された各種プログラムに従うことで、入力手段201、フラグ判断手段202、価値付与手段203、フラグセット手段204を機能させる。
入力手段201は、商品情報を入力する機能を有する。フラグ判断手段202は、入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合にフラグ記憶部にセットされている価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断する機能を備えている。価値付与手段203は、フラグ判断手段によりフラグがセットされていると判断した場合に記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する機能を備えている。フラグセット手段204は、データを受信する受信部に価値付与処理を実行するコマンドを受信したかを判断し、コマンドを受信したことを判断した場合に価値付与フラグ記憶部にフラグをセットする機能を有する。
次に、図11と図13のフローチャートを用いて、POS端末1における制御処理の概要について説明する。POS端末1の制御部200が以下の制御を実行する。
図11は、POS端末1の電源投入時等に実行される初期処理のフローチャートであり、制御部200は、SC5から宣言コマンドをLANI/F74で受信したかを判断し(ステップSP21)、受信したと判断した場合は(ステップSP21のYes)、制御部200は次に、宣言コマンドとともに受信したポイント付与の情報に自己のPOS端末1を指定する情報が含まれているかを判断する(ステップSP22)。この判断は、図5においてPOS端末選択欄46に自己のPOS端末1が指定されたかの情報に基づいて判断される。そして、制御部200が自己のPOS端末1が指定されていると判断した場合は(ステップSP22のYes)、次に制御部200は、宣言フラグ部82にフラグ1を設定する(ステップSP23)。そして制御部100は、記憶自己のPOS端末1のポイント発行内容記憶部83に送信されたポイント発行内容を記憶する(ステップSP24)。そして制御部200は、現在付与の対象となっているポイント名を表示器57に表示する(ステップ25)。
図12に表示器57への表示例を示す。図12において、表示器57は商品の情報を表示する商品表示欄91と、現在付与が可能な対象ポイント名を表示する付与可能ポイント表示欄92を表示している。付与可能ポイント表示欄92には、現在の時刻とポイント期間記憶部85に記憶されているポイント付与期間とを対比させて、現在ポイントが付与可能なポイント名を表示する。本実施の形態の場合、現在の時刻にポイント付与が可能な「早朝ポイント」「雨の日ポイント」「マイバッグポイント」が表示されている。その後にその他の初期処理を実行する(ステップSP26)。また、LANI/F74で宣言コマンドを受信していないと判断した場合や(ステップSP21のNo)自己のPOS端末1が指定されていないと判断した場合は(ステップSP22のNo)、他の処理を実行する(ステップSP26)。
また、宣言コマンドの受信ではない場合は(ステップSP21のNo)、次に制御部200は、解除キー48の操作による解除コマンドを受信したかを判断する(ステップSP27)。そして解除コマンドを受信したことを判断した場合は(ステップSP27のYes)、宣言フラグ部82のフラグを0にして(ステップSP28)ポイント発行内容記憶部83をクリアする(ステップSP29)。解除コマンドを受信しない場合は(ステップSP27のNo)、ステップSP21に戻る。
図13は、POS端末1がポイントを付与する場合の処理フローチャートである。制御部200は、バーコードリーダ59等による商品コードの入力があったかを判断し(ステップSP31)、締めキー55Sの入力があったかを判断する(ステップSP33)。制御部200は、商品コードおよび締めキー55Sの入力があるまで待機する(ステップSP33のNo)。制御部200は、商品コードの入力があったと判断した場合は(ステップSP31のYes)、商品情報のデータ処理を実行して(ステップSP32)ステップ31に戻る。制御部200は、商品コードの入力ではなく(ステップSP31のNo)締めキー55Sの入力があったと判断した場合は(ステップSP33のYes)、次に制御部200は、宣言フラグ部82に記憶されているフラグが1であるかを判断する(ステップSP34)。フラグが1でないと判断した場合は(ステップSP34のNo)そのまま終了し、フラグが1であると判断した場合は(ステップSP34のYes)、制御部200は、記憶されているポイント内容にしたがって本取引に対する付与ポイントとなる対象ポイントを計算して記憶する(ステップSP35)。この計算は、ポイント発行内容記憶部83に記憶されている、付与対象ポイントの値を合計する。本実施の形態の場合、ポイント名称記憶欄84に記憶された「雨の日ポイント」「早朝ポイント」「夕方ポイント」「午前中ポイント」のうち、「雨の日ポイント」「早朝ポイント」の2種類のポイントが現在の時刻に自動付与の対象となっているため、ポイント数記憶欄86に記憶された、これらに対応するポイント値である「20ポイント」「25ポイント」の合計値の45ポイントが発行ポイント合計値記憶部83に記憶される。
次に、制御部200は、マイバッグキー55Mが操作されたかを判断する(ステップSP36)。マイバッグキー55Mが操作されなければ(ステップSP36のNo)、そのまま終了する。制御部200は、マイバッグキー55Mが操作されたと判断した場合は(ステップSP36のYes)、ポイント発行内容記憶部82に、ポイントを付与する対象のポイントにマイバッグポイントが含まれているかを判断する(ステップSP37)。含まれていない場合は(ステップSP37のNo)そのまま終了する。制御部200は、ポイントを付与する対象のポイントにマイバッグポイントが含まれていると判断した場合は(ステップ37のYes)、マイバッグポイント値を取得して発行ポイント合計値記憶部83に加算して記憶する(ステップSP38)。このマイバッグポイント値はポイント発行内容記憶部82に記憶されたマイバッグに対応したポイント数記憶欄86から取得し、本実施の形態の場合は「5ポイント」である。そして締め処理を実行する(ステップSP39)が、この締め処理の中で、発行ポイント合計値記憶部83に記憶されている価値としてのポイント値に相当する金額を値引き処理する。本実施の形態の場合は、45ポイント+5ポイントの50ポイントを50円の値引きする。
なお、値引き処理の代わりに付与ポイントをポイントカード等に累積する蓄積処理を実行するようにしてもよい。
このような本実施の形態の商品データ処理装置では、価値情報が記憶されている場合に前記価値情報に伴う価値を前記取引に与える価値処理を実行するようにしたため、価値を自動的に与えることが可能となる。
また、本実施の形態の商品データ処理装置では、価値処理を実行するコマンドを受信したかを判断し、前記コマンドを受信したことを判断した場合に前記記憶部に前記価値情報を記憶するため、価値情報を自動的に記憶することが可能となる。
また、本実施の形態の商品データ処理装置では、装置の起動のタイミングで前記受信部に前記価値処理を実行するコマンドを受信したかを判断するため、価値情報を起動時に自動的に記憶することが可能となる。
また、本実施の形態の商品データ処理装置では、価値情報に応じた値引処理を前記価値処理として実行するため、価値情報に応じた値引きが可能となる。
また、本実施の形態の商品データ処理装置では、価値を付与する期間内の価値の種類に対応した価値情報を付与するため、付与期間内の価値に対して価値を付与することが可能となる。
なお、本実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この本実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この本実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば本実施の形態では、商品のデータ処理をしたときに与えられる価値としてポイントを用いて説明したが、ポイント以外の価値(例えば金額)であってもよい。
また、本実施の形態では、POS端末A〜POS端末EのすべてのPOS端末1を宣言コマンドの送信先に指定したが、すべてのPOS端末を指定する必要なない。例えばサービスカウンター等に設置してあるPOS端末1には、ポイント発行の機能は不要であるため、このようなPOS端末1は指定しなくてもよい。
また、本実施の形態では、SC5からLAN回線35を介してPOS端末1に宣言コマンドを送信したが、一つのPOS端末1から他のPOS端末1に宣言コマンドを送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、商品データ処理装置としてPOS端末1を使用したが、ECRであってもよい。
なお、本実施の形態の商品データ処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態の商品データ処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の商品データ処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態の商品データ処理装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
200 制御部
201 商品情報データ処理手段
202 フラグ判断手段
203 価値付与手段
特開2009−116843号公報

Claims (6)

  1. 価値の種類に対応して付与する価値情報を記憶可能な記憶部と、
    前記価値情報の付与を宣言したことを示すフラグを価値の種類に対応させてセットする価値付与フラグ記憶部と、
    商品情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合に前記フラグ記憶部にセットされている前記価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断するフラグ判断手段と、
    前記フラグ判断手段により前記フラグがセットされていると判断した場合に前記記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する価値付与手段と、
    を備えた商品データ処理装置。
  2. データを受信する受信部を備え、前記受信部に前記価値付与処理を実行するコマンドを受信したかを判断し、前記コマンドを受信したことを判断した場合に前記価値付与フラグ記憶部に前記フラグをセットするフラグセット手段をさらに有する、
    請求項1に記載の商品データ処理装置。
  3. 装置の起動のタイミングで前記受信部が前記価値処理を実行するコマンドを受信したかを判断する
    請求項2に記載の商品データ処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記価値の種類に対応してそれぞれ前記価値情報を付与する期間を記憶し、前記価値付与手段は、前記価値を付与する期間内の価値の種類に対して価値を付与する、
    請求項1から3のいずれかに記載の商品データ処理装置。
  5. 前記価値付与手段は、前記入力された商品情報の商品の価格に対して前記価値情報に応じた値引処理を前記価値処理として実行する、
    請求項1から4のいずれかに記載の商品データ処理装置。
  6. 価値の種類に対応して付与する価値情報を記憶可能な記憶部と、前記価値情報の付与を宣言したことを示すフラグを価値の種類に対応させてセットする価値付与フラグ記憶部と、
    を備えたコンピュータに、
    商品情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された商品情報に基づいたデータ処理が実行された場合に前記フラグ記憶部にセットされている前記価値情報を付与するフラグがセットされているかを判断するフラグ判断手段と、
    前記フラグ判断手段により前記フラグがセットされていると判断した場合に前記記憶部から価値情報を読み出して付与する価値付与処理を実行する価値付与手段と、
    を実行させるプログラム。
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