JP2001006051A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JP2001006051A
JP2001006051A JP2000168002A JP2000168002A JP2001006051A JP 2001006051 A JP2001006051 A JP 2001006051A JP 2000168002 A JP2000168002 A JP 2000168002A JP 2000168002 A JP2000168002 A JP 2000168002A JP 2001006051 A JP2001006051 A JP 2001006051A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 客が買上げた全商品の商品コード読取り入力
をキャッシャと顧客の双方で分担して行った場合に、ど
の商品を客自身が登録したかを明確に区別できるように
する。 【構成】 コード読取装置にキャッシャ用コード読取部
と客用コード読取部とを設けてキャッシャと客との協力
により客買上商品の商品コード読取入力が行なえるよう
にする。そして、コード読取装置により読取られた商品
コードがキャッシャ用コード読取部で読取られたコード
なのか客用コード読取部で読取られたコードなのかを判
断する。ここで、客用コード読取部で読取られたと判断
した商品コードに基づいて売上登録処理した商品の明細
情報をレシート用紙に印字する際には、客登録マークを
印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシャと顧客
の双方が商品コードを読取り入力できる商品販売登録デ
ータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客自身がスキャナを用いて買上
げ商品の商品コードを読取り入力するセルフスキャニン
グ式の商品販売登録データ処理装置としては、図7に示
すようにスキャナ1,計量器2Mを含む搬入コンベア
2,搬出コンベア3及び袋詰め台4を商品の流れ方向に
配列してなるチェックアウトレーン5を、電子式キャッ
シュレジスタ(以下ECRと略称する)6の両側に配設
した2レーン式のものが知られている。
【0003】かかる装置では、客CST1(CST2)
がスキャナ1を用いて自己の買上げ商品に付されている
商品コードを読取り入力すると、その商品コードがEC
R6に伝送される。また、客CST1(CST2)が商
品コードの読取り入力を終えた商品を搬入コンベア2に
載せると、計量器2Mで計量された商品の実重量データ
がECR6に送信される。
【0004】一方、ECR6には各商品の商品コードに
対応して品名,単価等とともに設定重量データがプリセ
ットされた商品ファイルが設けられている。そしてEC
R6は、スキャナ1からの商品コードを取込むと商品フ
ァイルを検索して入力商品コードに対応する設定重量デ
ータを読出し、計量器2Mからの実重量データと比較し
て両重量データの同一性を判定し、同一性有りを判定し
た場合のみ該当商品の販売データを取得して記憶部に売
上登録処理する。このとき、商品は搬入コンベア2及び
搬出コンベア3で移送されて袋詰め部4にストックされ
る。
【0005】こうして、客CST1(CST2)が全買
上げ商品の商品コード読取り入力を終了すると、キャッ
シャCHRはECR6のキーボードに設けられている締
めキーを操作入力する。そうすると、ECR6にて全買
上げ商品の合計が出力されるとともにその取引に関する
データが印字されたレシートが発行されるので、キャッ
シャCHRは客CST1(CST2)との間で合計金額
に対する代金支払いの金銭授受及びレシートの受渡しを
行なえばよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のセルフスキャニング式商品販売登録データ処理
装置においては、客自身がスキャナを用いて全買上げ商
品の商品コードを読取り入力するので、キャッシャの負
担は軽減されるものの客の負担が増大する。このため、
セルフスキャニングシステムの導入に客の不評を買うお
それもある。また、客のなかには商品コードの読取り入
力に不慣れで手間取ることも考えられ、必ずしも会計処
理の効率が向上するとは限らない。
【0007】このような問題は、客が全買上げ商品の商
品コードを読取り入力しなければならないために生じて
いる。すなわち、キャッシャと顧客の双方で全買上げ商
品の商品コード読取り入力を分担すればキャッシャの負
担を軽減できるばかりか会計処理の効率を向上できる。
【0008】しかし、この場合でも依然として客の負担
は増加しており、その負担に対する見返りがないと客が
商品コードの読取り入力を積極的に行なうとは思えず、
キャッシャの負担軽減及び会計処理の効率向上は期待で
きない。客の負担に対して特典などの見返りを与えるに
は、全買上商品のうちどの商品を客自身が登録したかを
明確にする必要がある。
【0009】そこで本発明は、客が買上げた全商品の商
品コード読取り入力をキャッシャと顧客の双方で分担し
て行なえるとともに、全買上商品のうちどの商品を客自
身が登録したかを明確に区別できる商品販売登録データ
処理装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、コード読取装置により読取られた商品コードに基づ
いて商品販売データを取得し記憶部に売上登録処理する
とともに、締めキーの操作入力により1取引にて買上げ
られる全商品の売上登録終了が宣言されると、その1取
引に関するデータが印字されたレシートを発行する商品
販売登録データ処理装置において、コード読取装置にキ
ャッシャ用コード読取部と客用コード読取部とを設けて
キャッシャと客との協力により客買上商品の商品コード
読取入力が行なえるように構成するとともに、コード読
取装置により読取られた商品コードがキャッシャ用コー
ド読取部で読取られたコードなのか客用コード読取部で
読取られたコードなのかを判断し、客用コード読取部で
読取られたと判断した商品コードに基づいて売上登録処
理した商品の明細情報をレシート用紙に印字する際には
客登録マークを印字するようにしたものである。
【0011】このような構成により、1取引にて買上げ
られる全商品の商品コードをキャッシャと客が分担して
読取り入力すると、その1取引のレシートに印字される
各商品の明細情報のうち客が読取り入力した商品の明細
情報には客登録マークが印字されるので、キャッシャが
読取り入力した商品と客が読取り入力した商品とを区別
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。はじめに、第1の実施
の形態について説明する。
【0013】第1の実施の形態にかかる商品販売登録デ
ータ処理装置は、図1,図2に示すようにECR(電子
式キャッシュレジスタ)10とコード読取装置20とを
インタフェース用ケーブル30で接続して構成される。
【0014】ECR10は、筐体正面にキーボード11
及び表示器12を設けるとともに、下部に現金等を収容
するためのドロワ13を形成している。また、プリンタ
14及びカードリーダ15を搭載している。
【0015】前記キーボード11は、客買上商品の売上
登録終了を宣言する締めキーとして現計キーを備えてお
り、この現計キーが操作入力されると客買上商品の合計
金額、いわゆる取引合計金額が表示器12に表示される
ようになっている。
【0016】また、キーボード11には「登録」,「精
算」,「設定」等の各種業務を選択するための業務選択
キーも設けられている。因みに、「登録」業務とはコー
ド読取装置20により読取られた商品コードで後述する
商品ファイル51を検索して商品販売データを取得し記
憶部に売上登録処理するとともに、前記現計キーの操作
入力により1取引にて買上げられる全商品の売上登録終
了が宣言されると、その1取引に関するデータが印字さ
れたレシートを発行する業務である。
【0017】前記プリンタ14は、レシート用紙及びジ
ャーナル用紙にデータ印字するもので、印字済みのレシ
ート用紙は筐体正面に形成されたレシート発行口14a
より排出され、1取引毎に切断されて、客にレシートと
して発行する。また、印字済みのジャーナル用紙は内部
で巻き取られ、取引データの履歴として店側が保存す
る。
【0018】また、ECR10は、商品販売登録のデー
タ処理等を行なうCPU(中央処理装置)16、上記C
PU16が実行するプログラム等の固定的データが予め
記憶されたROM(リード・オンリ・メモリ)17、商
品販売データを売上登録処理するための記憶部を形成す
るRAM(ランダム・アクセス・メモリ)18及び現日
時を計時する時計回路19を搭載している。
【0019】また、前記インタフェース用ケーブル30
が接続されるインタフェース110,前記カードリーダ
15が接続されるカードリーダ回路111,前記キーボ
ード11が接続されるキーボード回路112,前記表示
器12が接続される表示制御回路113及び前記プリン
タ14を駆動させるプリンタ駆動回路114と前記ドロ
ワ13を開放させるドロワ開放装置115とにそれぞれ
駆動信号を送出するI/Oポート116等を備えてい
る。
【0020】前記コード読取装置20は、筐体正面にキ
ャッシャ用のコード読取装置として機能するキャッシャ
用の定置型スキャナ(以下キャッシャ用スキャナと略称
する)21を設け、かつ筐体背面に客用のコード読取装
置として機能する客用の定置型スキャナ(以下客用スキ
ャナと略称する)22を設けるとともに、両スキャナ2
1,22の各上方にそれぞれキャッシャ用表示器23及
び客用表示器24を設けたもので、キャッシャと客との
協力により迅速かつ正確に客買上商品の商品コード(バ
ーコード)読取入力が行なえるように構成されている。
【0021】すなわち、コード読取装置20は、サッカ
ー台40のほぼ中央に、正面をキャッシャ側に向けた状
態で配設され、このコード読取装置20よりも下流側に
ECR10が配設されている。そして、サッカー台40
を挟んで対峙したキャッシャと客が、サッカー台40の
上流側位置41に載置されたカゴ(不図示)に収容され
た客買上商品をそれぞれ1点ずつ取り出し、その商品に
付された商品コード(バーコード)を各々のスキャナ2
1,22を用いて読取入力する。読取入力済みの商品は
サッカー台40の下流側位置42に載置された空カゴ
(不図示)内に収容する。
【0022】キャッシャ用表示器23及び客用表示器2
4は上下2段のドット表示器で構成され、各上段はそれ
ぞれの自己入力に係るデータが表示され、各下段はそれ
ぞれの相手入力に係るデータが表示される。
【0023】そして、前記キャッシャ用スキャナ21及
び客用スキャナ22は、それぞれスキャナ回路25,2
6、インタフェース27、インタフェースケーブル30
及びインタフェース110を介してECR10内のCP
U16に接続され、キャッシャ用表示器23及び客用表
示器24は、それぞれ表示制御回路28,29、インタ
フェース27、インタフェースケーブル30及びインタ
フェース110を介してECR10内のCPU16に接
続されている。
【0024】なお、各スキャナ回路25,26及び各表
示制御回路28,29をECR10内に設けて、インタ
フェース110及びインタフェース27を除外するよう
に構成してもよい。
【0025】さて、本商品販売登録データ処理装置は、
前記ECR10内のRAM18に、図3に示すように商
品ファイル51、会員ファイル52、現金合計器53、
値引額合計器54、特典種類データメモリ55及び1客
用ワークメモリ56等の各種領域を形成している。
【0026】前記商品ファイル51は店で販売される全
商品にそれぞれ付される商品コードに対応してその商品
の品名,単価等の設定データがプリセットされるととも
に、販売点数及び販売金額の商品販売データを商品コー
ド別に累積するための領域である。
【0027】前記会員ファイル52はサービスポイント
制度の会員となった顧客にそれぞれ付される顧客コード
別に買物毎に付与したサービスポイントを累計するため
の領域である。
【0028】前記現金合計器53は当該ECR10にて
精算した全客の買上金額を総計する領域であり、値引額
合計器54は当該ECR10にて精算した各客に対して
発生した値引額を総計する領域である。
【0029】前記特典種類データメモリ55は客自身が
客用スキャナ22を用いて客買上商品の登録をしたとき
の特典の内容を示すデータであり、「設定」業務におい
てキーボード11の所定キー操作により変更が可能であ
る。
【0030】なお、この第1の実施の形態では、客自身
が登録した全商品の合計点数に応じて値引きを行なう特
典を示すデータを「1」とし、客自身が登録した全商品
の合計金額に応じて値引きを行なう特典を示すデータを
「2」とし、取引合計額に応じたサービスポイントを客
自身が登録した全商品の合計点数に応じて増加する特典
を示すデータを「3」とする。
【0031】前記1客用ワークメモリ56は、当該EC
R10にて精算する1客が買い上げる商品のうち前記キ
ャッシャ用スキャナ21でコード読取りが行われた商品
の金額を合計する第1加算器M1及び前記客用スキャナ
22でコード読取りが行われた商品の金額を合計する第
2加算器M2と、前記客用スキャナ22でコード読取り
が行われた商品の点数を計数するカウンタCと、商品登
録中のとき“1”にセットされる登録中フラグFとを備
えた領域である。
【0032】しかして、この第1の実施の形態における
商品販売登録データ処理装置は、業務選択キーにより
「登録」業務が選択された状態で、コード読取装置20
により商品コード(バーコード)を読取入力すると、前
記CPU16が図4の流れ図に示すスキャナ入力処理を
実行するようにプログラムされている。
【0033】すなわち、CPU16は、先ずST(ステ
ップ)1で「登録」業務が選択されていることを確認し
た後、ST2で1客用ワークメモリ56の登録中フラグ
Fを調べる。そして、この登録中フラグFが“0”にリ
セットされている場合には、1客が買上げる商品の最初
の売上登録なので、上記登録中フラグFを“1”にセッ
トするとともに、1客用ワークメモリ56の第1加算器
M1,第2加算器M2及びカウンタCをクリアする。登
録中フラグFが既に“1”にセットされている場合に
は、1客買上商品の2点目以降の売上登録なので上記処
理は行なわない。
【0034】次に、ST3で商品コードの読取入力がキ
ャッシャ用スキャナ21で行われたのか、客用スキャナ
22で行われたのかを判断する。この判断は、例えばキ
ャッシャ用スキャナ21で読取られた商品コードの伝送
データと客用スキャナ22で読取られた商品コードの伝
送データとにそれぞれ送信元を示すデータを付加するこ
とで可能となる。
【0035】ここで、キャッシャ用スキャナ21で読取
られた商品コードのデータを入力した場合には、ST4
Aで商品ファイル51を検索する。そして、入力商品コ
ードに対応する品名,単価等の登録商品データを読出し
て商品販売データを取得し記憶部に売上登録処理する。
具体的には登録商品の販売金額を単価とし、販売点数を
「1」として、商品ファイル51の該当商品コードに対
応する売上点数エリア及び売上金額エリアにそれぞれ前
記販売点数及び販売金額を加算する。
【0036】次に、ST5Aで登録商品の品名及び販売
金額の表示データを作成する。そしてこの表示データを
インタフェース110からインタフェース27へ伝送し
て、キャッシャ用表示器23の上段と客用表示器24の
下段とにそれぞれ登録商品の品名及び販売金額を表示さ
せる。
【0037】次に、ST6Aで登録商品の品名,販売点
数及び販売金額の印字データを作成する。そしてこの印
字データをI/Oポート116を介してプリンタ制御回
路114に供給して、プリンタ14によりレシート用紙
及びジャーナル用紙にそれぞれ登録商品の品名,販売点
数及び販売金額を印字させる。
【0038】しかる後、ST7Aで1客用ワークメモリ
56の第1加算器M1に登録商品の販売金額を加算した
ならば、今回のスキャナ入力処理を終了する。一方、S
T3にて客用スキャナ22で読取られた商品コードのデ
ータを入力した場合には、ST4Bで商品ファイル51
を検索する。そして、ST4Aのときと同様に入力商品
コードに対応する品名,単価等の登録商品データを読出
して商品販売データを取得し記憶部に売上登録処理す
る。
【0039】次に、ST5Bで登録商品の品名及び販売
金額の表示データを作成する。そしてこの表示データを
インタフェース110からインタフェース27へ伝送し
て、客用表示器24の上段とキャッシャ用表示器23の
下段とにそれぞれ登録商品の品名及び販売金額を表示さ
せる。
【0040】次に、ST6Bで登録商品の品名,販売点
数及び販売金額の印字データを作成する。そしてこの印
字データをI/Oポート116を介してプリンタ制御回
路114に供給して、プリンタ14によりレシート用紙
及びジャーナル用紙にそれぞれ登録商品の品名,販売点
数及び販売金額を印字させる。また、客自身が登録した
ことを示すマーク「*」の印字データもプリンタ制御回
路114に供給して、プリンタ14によりレシート用紙
及びジャーナル用紙に印字させる。
【0041】次に、ST7Bで1客用ワークメモリ56
の第2加算器M2に登録商品の販売金額を加算する。し
かる後、ST8Bで特典種類データメモリ55の内容を
調べる。ここで、同メモリ55内の特典種類データが
「1」または「3」の場合には、1客用ワークメモリ5
6のカウンタCを+1だけインクリメントした後、今回
のスキャナ入力処理を終了する。同メモリ55内の特典
種類データが「1」または「3」以外の場合には、カウ
ンタCをインクリメントすることなく今回のスキャナ入
力処理を終了する。
【0042】また、本商品販売登録データ処理装置は、
業務選択キーにより「登録」業務が選択された状態で、
キーボード11の現計キーを入力すると、前記CPU1
6が図5及び図6の流れ図に示す現計キー処理を実行す
るようにプログラムされている。
【0043】すなわち、CPU16は、先ずST11で
「登録」業務が選択されていることを確認した後、ST
12で1客用ワークメモリ56の登録中フラグFを調べ
る。そして、この登録中フラグFが“0”にリセットさ
れている場合には、客買上商品の登録無しに現計キーが
操作されたミスなので、現計キーの入力をエラーとして
この処理を終了する。
【0044】ST12で登録中フラグFが“1”にセッ
トされている場合には、客買上商品の登録終了が宣言さ
れたので、次に特典種類データメモリ55の内容を調べ
る。ここで、同メモリ55内の特典種類データが
「1」,「2」及び「3」以外の場合には、客自身の登
録に対する特典が設定されていないので、ST13で第
1加算器M1の内容と第2加算器M2の内容とを合算し
て取引合計金額Mを求め、この取引合計金額Mを表示器
12に表示させるとともに、プリンタ14によりレシー
ト用紙及びジャーナル用紙に印字させる。また、現金合
計器53に取引合計金額Mを加算する。
【0045】次に、ST14でプリンタ駆動回路114
にレシート発行指令を送出する。また、ドロワ開放装置
115にドロワ開放指令を送出する。これにより、レシ
ート発行口14aからレシートが発行されるとともに、
ドロワ13が開放されるので、しかる後、1客用ワーク
メモリ56の登録中フラグFを“0”にリセットしたな
らば、この処理を終了する。
【0046】これに対し、特典種類データが「1」の場
合には客自身が登録した全商品の合計点数に応じて値引
きを行なうので、図6(a)に具体的に示す処理を実行
する。
【0047】すなわち、第1加算器M1の内容と第2加
算器M2の内容とを合算して取引合計金額Mを求める。
また、ST15として次の(1)式により客自身が登録
した全商品の合計点数に比例する値引額Dを求める。
【0048】 D=C×d …(1) この(1)式において、CはカウンタCの計数値であ
り、dは登録点数1点当りの値引額(例えば2円)であ
る。
【0049】次に、上記取引合計金額M及び値引額Dを
プリンタ14によりレシート用紙及びジャーナル用紙に
印字させる。
【0050】次に、ST16として上記取引合計金額M
から値引額Dを減じることにより取引合計金額の値引を
行い、この値引後の取引合計金額Aを客が支払う代金と
して表示器12に表示させるとともにプリンタ14によ
りレシート用紙及びジャーナル用紙に印字させる。
【0051】しかる後、現金合計器53に値引前の取引
合計金額Mを加算し、かつ値引額合計器54に値引額D
を加算したならば、前記ST14に進む。そして、レシ
ートを発行させるとともにドロワ13を開放させ、登録
中フラグFを“0”にリセットしたならば、この処理を
終了する。
【0052】また、特典種類データが「2」の場合には
客自身が登録した全商品の合計金額に応じて値引きを行
なうので、図6(b)に具体的に示す処理を実行する。
【0053】すなわち、第1加算器M1の内容と第2加
算器M2の内容とを合算して取引合計金額Mを求める。
また、ST17として次の(2)式により客自身が登録
した全商品の合計金額に比例する値引額Dを求める。
【0054】 D=M2×e/100 …(2) この(2)式において、M2は第2加算器M2の内容で
あり、eは予め設定されている値引率(例えば1
(%))である。
【0055】次に、上記取引合計金額M及び値引額Dを
プリンタ14によりレシート用紙及びジャーナル用紙に
印字させる。
【0056】次に、ST18として上記取引合計金額M
から値引額Dを減じることにより取引合計金額の値引を
行い、この値引後の取引合計金額Aを客が支払う代金と
して表示器12に表示させるとともにプリンタ14によ
りレシート用紙及びジャーナル用紙に印字させる。
【0057】しかる後、現金合計器53に値引前の取引
合計金額Mを加算し、かつ値引額合計器54に値引額D
を加算したならば、前記ST14に進む。そして、レシ
ートを発行させるとともにドロワ13を開放させ、登録
中フラグFを“0”にリセットしたならば、この処理を
終了する。
【0058】また、特典種類データが「3」の場合には
客自身が登録した全商品の合計点数に応じて取引合計額
に応じたサービスポイントを増加するので、図6(c)
に具体的に示す処理を実行する。
【0059】すなわち、第1加算器M1の内容と第2加
算器M2の内容とを合算して取引合計金額Mを求める。
そして、この取引合計金額Mを客が支払う代金として表
示器12に表示させるとともにプリンタ14によりレシ
ート用紙及びジャーナル用紙に印字させる。また、現金
合計器53に取引合計金額Mを加算する。
【0060】次に、カードリーダ15によりサービスポ
イント会員に発行される有効な会員カードの記録データ
(顧客コード)が読取られているか否かを判断する。そ
して、読取られていない場合には非サービンポイント会
員である客の登録終了なので、直ちに前記ST14に進
む。
【0061】これに対し、有効な会員カードの記録デー
タが読取られている場合にはサービンポイント会員であ
る客の登録終了なので、ST19として次の(3)式に
よりサービスポイントPを算出する。
【0062】 P=n(M/100+C) …(3) この(3)式において、Mは第1加算器M1の内容と第
2加算器M2の内容とを合算した取引合計金額であり、
CはカウンタCの計数値である。なお、この実施例では
取引合計金額Mが100円当たりnポイントとし、さら
に客自身が登録すると1点当りnポイントを追加するも
のとしている。
【0063】次に、ST20として会員ファイル52を
検索してカードリーダ15にて読取った会員カードデー
タ中の顧客コードに対応する累計ポイントエリアに上記
サービスポイントPを加算したならば、前記ST14に
進む。そして、レシートを発行させるとともにドロワ1
3を開放させ、登録中フラグFを“0”にリセットした
ならば、この処理を終了する。
【0064】このように構成された第1の実施の形態の
商品販売登録データ処理装置においては、キャッシャは
キャッシャ用スキャナ21を用いて、客は客用スキャナ
22を用いて相互に客買上商品の商品コード(バーコー
ド)読取入力を行なうことができる。しかも、商品コー
ドの読取り入力を行った客に対しては、客自身が登録し
た全商品の合計点数に応じて例えば1点当たり2円の値
引きを行なうか、客自身が登録した全商品の合計金額に
応じて例えば1%の値引きを行なうか、取引合計額に応
じたサービスポイントを客自身が登録した全商品の合計
点数に応じて例えば1点当たりnポイント増加するとい
うような特典が付与される。
【0065】具体的には、予め特典種類データメモリ5
5に、客自身が登録した全商品の合計点数に応じて値引
きを行なう場合にはデータ「1」を設定し、客自身が登
録した全商品の合計金額に応じて値引きを行なう場合に
はデータ「2」を設定し、客自身が登録した全商品の合
計点数に応じて取引合計額に応じたサービスポイントを
増加する場合にはデータ「3」を設定すればよい。
【0066】例えば特典種類データ「1」が設定されて
いる場合において、キャッシャと客が協力して客買上商
品の商品コード読取り入力を行い、客が5点の商品コー
ド読取り入力を行ったときには、1点当たりの値引額d
を2円とすると、その客の全買上商品の合計金額、いわ
ゆる取引合計金額から前記(1)式により10円(5点
×2円)の値引が行われる。
【0067】また、特典種類データ「2」が設定されて
いる場合において、キャッシャと客が協力して客買上商
品の商品コード読取り入力を行い、客が500円分の商
品の商品コード読取り入力を行ったときには、値引率を
1%とすると、その客の取引合計金額から前記(2)式
により5円(500×1/100)の値引が行われる。
【0068】さらに、特典種類データ「3」が設定され
ている場合において、キャッシャと客が協力して客買上
商品の商品コード読取り入力を行い、客が5点の商品コ
ード読取り入力を行ったときには、nを1とすると前記
(3)式によりその客の取引合計金額に応じたサービス
ポイントに5点が加算されたサービスポイントPが算出
されて、その客の顧客コードに対応する累計ポイントエ
リアに加算される。
【0069】このように、キャッシャに協力して客買上
商品の商品コード読取り入力を行った客に対しては、そ
の客自身が商品コード読取り入力を行った商品の点数や
金額に応じて自動的に値引やサービスポイントの増加等
の特典を付与できる。従って、客は自身で買上商品のコ
ード読取り入力を行なえば行なうほど大きな特典が付与
されるので、負担を感じることなくキャッシャと協力し
て自己が買上げる商品の商品コード読取り入力を行なう
ようになる。その結果、キャッシャの負担が軽減される
とともに会計処理の効率化が図られる。
【0070】そしてこの場合において、客が客用スキャ
ナ22を用いて商品コード読取り入力を行った商品の明
細情報(品名,販売点数,販売金額等)をレシート用紙
及びジャーナル用紙に印字する際に、同時に客登録マー
ク「*」も印字して、キャッシャが登録した商品の明細
情報と区別している。従って明細情報に客登録マーク
「*」が付加された商品は客自身が登録した商品であ
り、その商品登録に対して特典が付与されたことを客に
強く認識させることが可能である。
【0071】なお、第1の実施の形態では客に付与する
特典の方法として3種類を例示し、これらを特典種類デ
ータの設定によって任意に選択できる構成としたが、い
ずれか1つの方法を固定的に備えた装置であってもよ
い。この場合、特典種類データメモリ55が不要となる
上、CPU16が実行するスキャナ入力処理及び現計キ
ー処理において特典種類データの判断が不要となる。
【0072】また、第1の実施の形態では登録点数1点
当たりの値引額dや値引率eを固定化したが、これらの
データを記憶するメモリエリアをRAM18上に設ける
ことによって、ユーザが任意に値引額dや割引率eを設
定できるようになる。
【0073】さらに、サービスポイントを増加する場合
においても、客自身が登録した商品はキャッシャが登録
した商品に比べてポイントがm倍となるような運用を実
施することも可能である。すなわち、図6(c)におけ
るST19の処理においてサービスポイントPを次の
(4)式にて算出すればよい。
【0074】 P=M1/100+(M2/100)m …(4) この(4)式において、M1は第1加算器M1の内容、
M2は第2加算器M2の内容である。なお、この場合は
1客用ワークメモリ56のカウンタCが不要となる。
【0075】ところで、第1の実施の形態では商品コー
ド読取り入力の操作性の善し悪しに拘らず商品コード読
取り入力の数量に応じて特典を付与したが、サイズが大
きかったり重量の重い商品は操作性が悪いために、サッ
カー台40の上流側位置41から取り出してスキャナ2
1,22により商品コードを読取らせ、下流側位置42
に置くまでに多くの時間と労力を費やす。このため、操
作性がよい商品ばかりを選んで数多くスキャニングした
顧客と、操作性が悪い商品ばかりを選んだためにスキャ
ニングの数が少なかった顧客とがいた場合に、キャッシ
ャにかかる負担は後者の方が軽減されるにも拘らず、前
者の方が特典が大きくなる不都合が生じる。
【0076】そこで、このような不都合を無くすため
に、客用スキャナ22を用いて商品コード読取り入力さ
れた商品のスキャナ入力操作の難易度を判別し累計し
て、この累計値に基づいて値引,サービスポイント付与
等の特典を客に与えるようにした、第2の実施の形態に
ついて説明する。
【0077】なお、この第2の実施の形態における商品
販売登録データ処理装置の外観及び回路構成は第1の実
施の形態のそれと同様であるため、図1,図2を用いて
説明を省略する。
【0078】さて、この第2の実施の形態における商品
販売登録データ処理装置のECR10内のRAM18に
も、第1の実施の形態と同様に、図7に示すように商品
ファイル51、会員ファイル52、現金合計器53、値
引額合計器54、特典種類データメモリ55及び1客用
ワークメモリ56等の各種領域が形成されている。
【0079】ただし、商品ファイル51には、各商品の
商品コードに対応して、スキャナ読取入力の操作難易度
データgを記憶するエリア57が追加形成されている。
そして、該当商品のサイズ(体積)や重量等を規準にし
て店側または製造者側が任意に定めた操作難易度データ
g(難易度が高ければ高いほど大きい値となる)が前記
エリア57に予め設定されている。
【0080】また、1客用ワークメモリ56は、当該E
CR10にて精算する1客が買い上げる商品の金額を合
計する金額加算器Mと、前記客用スキャナ22でコード
読取りが行われた商品の操作難易度データを加算する難
易度加算器Gと、前記登録中フラグFのエリアとで構成
される。
【0081】また、前記特典種類データメモリ55に設
定されるデータは、この第2の実施の形態では、客自身
が客用スキャナ22を用いて登録した全商品の操作難易
度累計値に応じて値引を行なう特典を示すデータを
「4」とし、取引合計額に応じたサービスポイントを客
自身が登録した全商品の操作難易度累計値に応じて増加
する特典をデータ「5」とする。
【0082】しかして、この第2の実施の形態における
商品販売登録データ処理装置は、業務選択キーにより
「登録」業務が選択された状態で、コード読取装置20
により商品コード(バーコード)を読取入力すると、前
記CPU16が図8の流れ図に示すスキャナ入力処理を
実行するようにプログラムされている。
【0083】すなわち、CPU16は、ST1で「登
録」業務が選択されていることを確認した後、ST2で
1客用ワークメモリ56の登録中フラグFを調べる。そ
して、この登録中フラグFが“0”にリセットされてい
る場合には、1客が買上げる商品の最初の売上登録なの
で、上記登録中フラグFを“1”にセットするととも
に、ST31として1客用ワークメモリ56の金額加算
器M及び難易度加算器Gをクリアする。登録中フラグF
が既に“1”にセットされている場合には、1客買上商
品の2点目以降の売上登録なので上記処理は行なわな
い。
【0084】次に、ST3で商品コードの読取入力がキ
ャッシャ用スキャナ21で行われたのか、客用スキャナ
22で行われたのかを判断する。そして、キャッシャ用
スキャナ21で読取られた商品コードのデータを入力し
た場合には、前記一実施の形態の場合とほぼ同様に動作
する。
【0085】すなわち、ST4Aで商品ファイル51を
検索して、入力商品コードに対応する品名,単価等の登
録商品データを読出して商品販売データを取得し記憶部
に売上登録処理する。次に、ST5Aでキャッシャ用表
示器23の上段と客用表示器24の下段とにそれぞれ登
録商品の品名及び販売金額を表示させるとともに、ST
6Aでプリンタ14によりレシート用紙及びジャーナル
用紙にそれぞれ登録商品の品名,販売点数及び販売金額
を印字させる。しかる後、ST7Aで1客用ワークメモ
リ56の金額加算器Mに登録商品の販売金額を加算した
ならば、今回のスキャナ入力処理を終了する。
【0086】一方、ST3で客用スキャナ22で読取ら
れた商品コードのデータを入力した場合にも、第1の実
施の形態と同様にST4Bで商品ファイル51を検索す
る。そして、入力商品コードに対応する品名,単価等の
登録商品データを読出して商品販売データを取得し記憶
部に売上登録処理する。
【0087】次に、ST5Bで、客用表示器24の上段
とキャッシャ用表示器23の下段とにそれぞれ登録商品
の品名及び販売金額を表示させるとともに、ST6Bで
プリンタ14によりレシート用紙及びジャーナル用紙に
それぞれ登録商品の品名,販売点数及び販売金額を印字
させる。また、客自身が登録したことを示すマーク
「*」もプリンタ14によりレシート用紙及びジャーナ
ル用紙に印字させる。しかる後、ST7Bで1客用ワー
クメモリ56の金額加算器Mに登録商品の販売金額を加
算する。
【0088】次に、ST32として商品ファイル51を
検索し、入力商品コードに対応する操作難易度データg
を読出すことにより当該商品の操作難易度を判別する。
そして、ST33として上記操作難易度データgを1客
用ワークメモリ56の難易度加算器Gに加算したなら
ば、今回のスキャナ入力処理を終了する。
【0089】また、第2の実施の形態における商品販売
登録データ処理装置は、業務選択キーにより「登録」業
務が選択された状態で、キーボード11の現計キーを入
力すると、前記CPU16が図9及び図10の流れ図に
示す現計キー処理を実行するようにプログラムされてい
る。
【0090】すなわち、CPU16は、先ずST11で
「登録」業務が選択されていることを確認した後、ST
12で1客用ワークメモリ56の登録中フラグFを調べ
る。そして、この登録中フラグFが“0”にリセットさ
れている場合には、客買上商品の登録無しに現計キーが
操作されたミスなので、現計キーの入力をエラーとして
この処理を終了する。
【0091】ST12で登録中フラグFが“1”にセッ
トされている場合には、客買上商品の登録終了が宣言さ
れたので、次に特典種類データメモリ55の内容を調べ
る。ここで、同メモリ55内の特典種類データが「4」
及び「5」以外の場合には、客自身の登録に対する特典
が設定されていないので、前記第1の実施例の場合と同
様に金額加算器Mの内容を取引合計金額Mとして表示器
12に表示させるとともに、プリンタ14によりレシー
ト用紙及びジャーナル用紙に印字させる。また、現金合
計器53に取引合計金額Mを加算する。次いで、ST1
4でプリンタ駆動回路114にレシート発行指令を送出
するとともにドロワ開放装置115にドロワ開放指令を
送出し、1客用ワークメモリ56の登録中フラグFを
“0”にリセットしたならば、この処理を終了する。
【0092】これに対し、特典種類データが「4」の場
合には客自身が登録した全商品の操作難易度累計値に応
じて値引きを行なうので、図10(a)に具体的に示す
処理を実行する。
【0093】すなわち、ST41として次の(5)式に
より客自身が登録した全商品の操作難易度累計値に比例
する値引額Dを求める。
【0094】 D=G×d …(5) この(5)式において、Gは難易度加算器Gの記憶値で
あり、dは難易度1当りの値引額(例えば1円)であ
る。
【0095】次に、上記取引合計金額M及び値引額Dを
プリンタ14によりレシート用紙及びジャーナル用紙に
印字させる。
【0096】次に、ST42として上記取引合計金額M
から値引額Dを減じることにより取引合計金額の値引を
行い、この値引後の取引合計金額Aを客が支払う代金と
して表示器12に表示させるとともにプリンタ14によ
りレシート用紙及びジャーナル用紙に印字させる。
【0097】しかる後、現金合計器53に値引前の取引
合計金額Mを加算し、かつ値引額合計器54に値引額D
を加算したならば、前記ST14に進む。そして、レシ
ートを発行させるとともにドロワ13を開放させ、登録
中フラグFを“0”にリセットしたならば、この処理を
終了する。
【0098】また、特典種類データが「5」の場合には
客自身が登録した全商品の操作難易度累計値に応じて取
引合計額に応じたサービスポイントを増加するので、図
10(c)に具体的に示す処理を実行する。
【0099】すなわち、金額加算器Mの内容を取引合計
金額Mとして表示器12に表示させるとともに、プリン
タ14によりレシート用紙及びジャーナル用紙に印字さ
せる。また、現金合計器53に取引合計金額Mを加算す
る。
【0100】次に、カードリーダ15によりサービスポ
イント会員に発行される有効な会員カードの記録データ
(顧客コード)が読取られているか否かを判断する。そ
して、読取られていない場合には非サービンポイント会
員である客の登録終了なので、直ちに前記ST14に進
む。
【0101】これに対し、有効な会員カードの記録デー
タが読取られている場合にはサービンポイント会員であ
る客の登録終了なので、ST43として次の(6)式に
よりサービスポイントPを算出する。
【0102】 P=n(M/100+G) …(6) この(6)式において、Mは金額加算器Mの記憶値であ
り、Gは難易度合計器Gの記憶値である。なお、この実
施例では取引合計金額Mが100円当たりnポイントと
し、さらに客自身が登録すると操作難易度1当りnポイ
ントを追加するものとしている。
【0103】次に、ST44として会員ファイル52を
検索してカードリーダ15にて読取った会員カードデー
タ中の顧客コードに対応する累計ポイントエリアに上記
サービスポイントPを加算したならば、前記ST14に
進む。そして、レシートを発行させるとともにドロワ1
3を開放させ、登録中フラグFを“0”にリセットした
ならば、この処理を終了する。
【0104】ここに、締めキー(現計キー)の操作入力
に応動して前記累計手段(1客用ワークメモリ56の難
易度加算器G)による累計値をもとに特典データを算出
する特典データ演算手段は、前記現計キー処理のST4
1及びST43の各処理によって構成される。
【0105】また、この特典データ演算手段(ST4
1,ST43)により算出された特典データを該当する
客に付与する特典付与手段は、前記現計キー処理のST
42及びST44の各処理によって構成される。
【0106】このように構成された第2の実施の形態の
商品販売登録データ処理装置においても、第1の実施の
形態と同様にキャッシャはキャッシャ用スキャナ21を
用いて、客は客用スキャナ22を用いて相互に客買上商
品の商品コード(バーコード)読取入力を行なうことが
できる。そして、商品コードの読取り入力を行った客に
対しては、客自身が登録した全商品の操作難易度累計値
に応じて例えば難易度1当たり1円の値引きを行なう
か、取引合計額に応じたサービスポイントを客自身が登
録した全商品の操作難易度累計値に応じて例えば難易度
1当たりnポイント増加するというような特典が付与さ
れる。
【0107】このように第2の実施の形態によれば、キ
ャッシャに協力して客買上商品の商品コード読取り入力
を行った客に対しては、その客自身が商品コード読取り
入力を行った商品の操作難易度に応じて自動的に値引や
サービスポイントの増加等の特典を付与できる。従っ
て、客は自身で買上商品のコード読取り入力を行なえば
行なうほど、しかも操作難易度が高い商品を選択すれば
するほど大きな特典が付与されるので、負担を感じるこ
となくキャッシャと協力して自己が買上げる商品のうち
特に操作難易度が高い商品(サイズが大きい商品や重量
が重い商品)を好んで商品コード読取り入力を行なうよ
うになる。その結果、キャッシャの負担が一層軽減さ
れ、会計処理の効率化が図られる。
【0108】そしてこの場合においても、客が客用スキ
ャナ22を用いて商品コード読取り入力を行った商品の
明細情報(品名,販売点数,販売金額等)をレシート用
紙及びジャーナル用紙に印字する際に、同時に客登録マ
ーク「*」も印字して、キャッシャが登録した商品の明
細情報と区別している。従って明細情報に客登録マーク
「*」が付加された商品は客自身が登録した商品であ
り、その商品登録に対して特典が付与されたことを客に
強く認識させることが可能である。
【0109】なお、この第2の実施の形態では予め商品
毎に操作難易度データgを設定したが、各商品の重量デ
ータ,体積データをそれぞれ設定しておき、客用スキャ
ナ22によって商品コードが読取り入力される毎にその
商品の重量データ及び体積データを読出して操作難易度
gを所定の演算式で算出することにより判別するように
してもよい。こうすることにより、店側で各商品の操作
難易度をいちいち判定して設定する面倒がなくなる。
【0110】また、第1及び第2の実施の形態ではキャ
ッシャ用スキャナ21及び客用スキャナ22をそれぞれ
1台ずつとしたが、それぞれ複数台にしてもよい。例え
ば客用スキャナ22としてさらにハンドスキャナを用意
し、客に連れ(子供や知人等)がいる場合はその人もキ
ャッシャに協力して客買上商品のコード読取り入力を行
なえるようにしてもよい。客側は登録すればするほど特
典の度合は大きくなるので、よりキャッシャの負担軽減
及び会計処理の効率向上を図り得る。この他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿
論である。
【0111】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、客が買上げた全商品の商品コード読取り
入力をキャッシャと顧客の双方で分担して行なえるとと
もに、全買上商品のうちどの商品を客自身が登録したか
を明確に区別できる商品販売登録データ処理装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における外観を示
す斜視図。
【図2】 同実施の形態の回路構成を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態におけるRAMの主要領域を示
す図。
【図4】 同実施の形態のCPUが実行するスキャナ入
力処理を示す流れ図。
【図5】 同実施の形態のCPUが実行する現計キー処
理を示す流れ図。
【図6】 図5に示す現計キー処理の一部を示す流れ
図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態におけるRAMの
主要領域を示す図。
【図8】 同実施の形態のCPUが実行するスキャナ入
力処理を示す流れ図。
【図9】 同実施の形態のCPUが実行する現計キー処
理を示す流れ図。
【図10】図9に示す現計キー処理の一部を示す流れ
図。
【図11】従来のセルフスキャニング式商品販売登録デ
ータ処理装置の概略構成を示す平面図。
【符号の説明】
10…ECR(電子式キャッシュレジスタ) 16…CPU(中央処理装置) 17…ROM(リード・オンリ・メモリ) 18…RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 20…コード読取装置 21…キャッシャ用スキャナ 22…客用スキャナ 27,110…インタフェース 30…インタフェース用ケーブル 51…商品ファイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード読取装置により読取られた商品コ
    ードに基づいて商品販売データを取得し記憶部に売上登
    録処理するとともに、締めキーの操作入力により1取引
    にて買上げられる全商品の売上登録終了が宣言される
    と、その1取引に関するデータが印字されたレシートを
    発行する商品販売登録データ処理装置において、 前記コード読取装置にキャッシャ用コード読取部と客用
    コード読取部とを設けてキャッシャと客との協力により
    客買上商品の商品コード読取入力が行なえるように構成
    するとともに、前記コード読取装置により読取られた商
    品コードが前記キャッシャ用コード読取部で読取られた
    コードなのか前記客用コード読取部で読取られたコード
    なのかを判断し、前記客用コード読取部で読取られたと
    判断した商品コードに基づいて売上登録処理した商品の
    明細情報をレシート用紙に印字する際には客登録マーク
    を印字することを特徴とする商品販売登録データ処理装
    置。
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