JP7174987B2 - 商品販売データ処理システム及びプログラム - Google Patents
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Description
商品登録が完了した段階で、顧客は任意の精算装置を選択し、選択した精算装置へ商品登録を行った登録データを送信して精算処理を行うことができる。
精算処理が終了した後は、携帯端末を貸し出し窓口などに返却することになる。
本発明の一実施形態の商品販売データ処理システム(POSシステム)1について、図面を参考に説明する。
本発明の一実施形態の商品販売データ処理システム1は、図1(a)に示すように、管理装置(ストアサーバー)10、POS端末(精算装置)20、情報端末(貸出用POS端末)30、携帯端末40、ネットワーク(アクセスポイント50a含む)50、充電装置60等により構成されている。
例えば、管理装置10と情報端末30が一体となっているものでも、POS端末(精算装置)20と情報端末30が一体となったものでもよく、POS端末(精算装置)20、情報端末30の機能を複数の装置に分担させるものでもよい。充電装置60が、情報端末30とは別に独立して設けられていてもよい。
管理装置(ストアサーバー)10は、本実施形態の商品販売データ処理システム1全体を管理する情報処理装置であり、POS端末20、情報端末30、携帯端末40などを管理し、また、商品マスタなどの種々の情報を管理する装置である。
管理装置10は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバー、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得し、必要に応じて各装置に適宜送信する。
商品マスタとは、各商品に割り当てられた商品識別情報(例えば、JANコード)に対して、商品名(品名、アイテム名)、販売価格、値引情報などの商品情報が格納されたファイルである。
POS端末(精算装置)20は、携帯端末40により登録された商品の精算処理を行う装置である。
POS端末20は、精算処理が行えればよく、例えば、店員により商品の登録処理及び精算処理が行われる通常のPOSレジスタ、顧客が自ら商品の登録処理及び精算処理を行うフルセルフPOS、顧客が自ら商品の精算処理を行う精算用セミセルフPOS、店員が商品の登録を行いながら顧客が商品の精算処理を行う対面型セミセルフPOSなどがあげられる。
なお、POS端末20と情報端末30が一体となった商品販売データ処理システムは、前記対面型セミセルフPOSなどに携帯端末40の貸出機能を付与させることで構成することができる。
情報端末30は、例えば店舗のサービスカウンターなどに配置され、通常のPOSレジスタに携帯端末40の貸出機能を追加した貸出用POS端末として構成されており、店舗において使用される複数の携帯端末40の貸出、返却管理及び状態監視を行う装置である。なお、情報端末30は、携帯端末40を貸し出すための専用の装置としてもよい。
そして、情報端末30は、情報端末30が管理する各携帯端末40の状態を表示装置312に表示する。
利用者情報の受け付けは、例えば、店員が携帯端末40を利用する利用者の会員カードを入力装置311によって読み取ることなどで行うことができる。
携帯端末40の初回利用時に利用者情報の入力をすることで、該利用者情報を記録した利用者カードを発行し、次回から、利用者カードを読み込むことによって行ってもよい。
また、例えば、利用者が電子レシートの登録会員の場合には、電子レシートの登録会員情報を用いても良い。
そして、検出した携帯端末40の充電状態を記憶装置に記憶すると共に、必要に応じて表示装置312に表示する。
店員等に対する貸し出す携帯端末40の指示は、特定の携帯端末40を指示することで行ってもよいが、表示装置312に各携帯端末40の状態を表示することで店員等の判断によって携帯端末40を選択させてもよい。
なお、前記携帯端末40の選択は、主に携帯端末40の充電状態を参考にして行うようにすればよい。
図3に、携帯端末使用情報テーブル100の一例を示す。
図3に示す携帯端末使用情報テーブル100は、端末番号100a、利用者情報100b、貸出時刻100c,精算時刻100d、返却時刻100e、貸出時間100f、返却時間100g等を有している。
端末番号100aは、貸し出す携帯端末40の識別番号であり、利用者情報100bは、会員カード等に記録された会員識別情報の情報である。なお、利用者が会員でない場合には、利用者情報100bには、直接利用者の情報が記憶されるようにしてもよい。
また、情報端末30は、該貸出時刻からの経過時間を計時1しており、必要に応じて計時時間を携帯端末40の状態(貸出経過時間)として表示装置312に表示する。また、必要に応じて貸し出された携帯端末40に対して貸出経過時間の情報等を出力する。
そして、情報端末30は、該精算時刻及び貸出時間を携帯端末使用情報テーブル100の精算時刻100d及び貸出時間100fに記憶する。
そして、情報端末30は、該返却時刻及び返却時間を携帯端末使用情報テーブル100の返却時刻100e及び返却時間100gに記憶し、必要に応じて携帯端末40の状態を表示装置312に表示する。
顧客に対して付与される特典は、一律でもいいが、携帯端末40における登録処理時における店員の関与の程度や携帯端末40が商品登録データの精算を行った精算装置に応じて特典を異ならせることもできる。なお、携帯端末における店員の関与の程度については、後述する。
なお、顧客が会員ではなく、免許証等により利用者登録した場合には、特典は、自動的にクーポン券等となるようにしてもよい。
携帯端末40は、例えばタブレット等により構成され、店舗において顧客に貸与されて顧客自らの操作に基づいて、商品の登録処理等を行う装置である。
携帯端末40は、制御部を有し、購入する商品の登録処理を行うための入力部411(バーコードリーダー、プリセットキー、カメラ)、登録した情報を表示する表示部412(タッチパネル等)、レシート等を印刷する印刷部413を有する。
データの更新が行われていない携帯端末40については、貸出不可のステータスとしてもよい。
なお、携帯端末40は、必要に応じて種々の情報を信号出力しており、管理装置10、POS端末20、情報端末30にネットワーク等を介して商品登録データを出力してもよい。また、店員関与情報が入力(生成)された場合等には、該入力された店員関与情報等を信号出力する。
また、携帯端末40は、必ずしもマスタデータ等の商品情報を記憶している必要はなく、ストアコントローラなどの管理装置10や、POS端末20(マスタ機でデータの一元管理をしている場合は、該マスタ機)に対してデータ検索を行ってもよいし、負荷分散の為に携帯端末40とデータ検索先の装置と関連付けて管理してもよいし、アクセス状況によりデータ検索先を自動的に切り替えてもよい。
本実施形態の商品販売データ処理システム1の情報端末30及び携帯端末40の機能ブロック図の一例を図2(a),(b)に示す。
情報端末30は、情報端末制御手段301と、監視手段302、利用者情報入力手段303,検出手段304,特典付与手段305と、を有しており、入力装置311、表示装置312、印刷装置313を備えている。
前記監視手段302は、店舗で使用される複数の携帯端末40の状態を監視し、必要に応じて表示装置312に表示する。
前記利用者情報入力手段303は、携帯端末40を使用する利用者の情報を受け付ける(入力する)。
前記特典付与手段305は、携帯端末40の返却時に、前記携帯端末40を利用した顧客(利用者)に対して特典を付与する。
前記携帯端末制御手段401は、携帯端末40全体を総括して制御する手段であり、例えば購入する商品を登録する登録手段402や、登録手段によって登録された商品登録データを出力する出力手段403として機能し、その他、各種データを適宜メモリなどの記憶装置に記憶したり、記憶装置から読み出して表示部412に表示したりする。また、必要に応じて、商品登録データを出力した出力先(精算装置)を特定(検出)する検出手段(特定手段)として機能する。
本実施形態の情報端末30は、制御部として、CPU31と、ROM32と、RAM33と、メモリ34と、ネットワークI/F35と、入力装置I/F36と、表示装置I/F37と、印刷装置I/F38などを有している。
そして、バーコードスキャナ等の入力装置311、タッチパネル等の表示装置312、プリンタ等の印刷装置313と接続されている。
RAM33は、プログラムの記憶及びソフトウエアが動作するために必要なワーク記憶エリアとして使用される。
メモリ34は、ハードディスク装置等から構成され商品マスタ等の情報を記憶している。
ネットワークI/F35は、ネットワーク50上に接続された手段とデータのやり取りを行うための回路である。
入力装置I/F36は、バーコードスキャナ等の入力装置311との入出力を行うための回路である。
表示装置I/F37は、タッチパネル等の表示装置312との入出力を行うための回路である。
印刷装置I/F38は、プリンタ等の印刷装置313との入出力を行うための回路である。尚、印刷装置313は近距離通信にて接続可能な携帯用印刷装置であっても良い。
貸し出す携帯端末40を選択した情報端末30は、該携帯端末40の識別情報と入力した利用者情報を紐づけて携帯端末使用情報テーブル100に記憶する(S104)。
なお、情報端末30は、選択された携帯端末40が貸し出されると、貸出時刻を携帯端末使用情報テーブル100に記憶し、貸出時刻からの経過時間の計時1を開始する。そして、計時1による計時時間(貸出経過時間)が所定時間を超えた場合には、表示装置312に表示し、携帯端末40に対して貸出時間が所定時間を超えた旨の報知を行う。
情報端末30は、計時2による計時時間(精算後経過時間)が所定時間を超えた場合には、表示装置312に表示するとともに、携帯端末40に対してその旨の報知を行う。
なお、情報端末30は、上記処理中において、取得した情報に基づいて携帯端末40の情報を表示装置312に適宜表示する。
以上、本実施形態の商品販売データ処理システム1における携帯端末40の貸出に関する特典付与の動作について説明した。
情報端末30における携帯端末40の貸出時の処理について、通常のPOS端末20に携帯端末40の貸出機能を追加した情報端末(貸出用POS端末)30によって貸出処理を行う商品販売データ処理システムの例を用いて説明する。
携帯端末40の貸出の際の画面操作を説明するために、貸出用POS端末30における商品登録画面500の一例を図5に示す。
また、店員が未精算一覧キー507を操作することで、貸し出した携帯端末40のうち未精算の携帯端末40の件数、未精算合計金額及び未精算携帯端末40の識別番号や登録金額等の一覧を表示する。
貸出用POS端末30の端末管理画面600は、当該貸出用POS端末30が管理する携帯端末40の状態を示すステータス欄601、携帯端末40の貸出を指示する端末貸出キー602、各端末の情報を更新する端末状態更新キー603等を有している。
さらに、貸出中で商品の登録中である場合には、商品の登録点数及び登録商品の合計金額等を表示されている(ステータス欄601c,601d)。
例えば、店員等が端末貸出キー602を押下することで、端末管理画面600上に「会員情報を入力して下さい」などの操作案内がポップアップ表示され、店員等は指示にしたがって、会員カードの情報を入力装置311によりスキャンするなどして利用者情報を入力すればよい。
例えば、携帯端末40によって購入する商品を登録する毎にもしくは利用者の操作に基づいて現在登録中の商品に関する過去数カ月の間の購入履歴を検索して表示したり、顧客等のアレルギー情報等を登録しておくことで、商品の購入に関する報知や過去の買い物の情報を適宜表示したりしてもよい。
また、電子レシートサーバー等に顧客の月毎の購買限度金額を登録しておくことで、携帯端末40で登録された商品の金額が当月中の購買限度金額を超過しそうになった場合に警告を表示するなどしてもよい。
このように電子レシートサーバーと連動させることで、効率的な買い物をサポートすることができる。
例えば、貸出用POS端末30は、未貸出中として管理している携帯端末40の中から最もバッテリー残量の多い携帯端末40を貸出携帯端末として選択する。そして、図6(b)に示すように、端末管理画面600に貸与する携帯端末を指定する端末指定欄611をポップアップ表示することで、店員等に貸し出すべき携帯端末を指示する。
携帯端末40が貸し出されることで、貸出用POS端末30は、入力された利用者情報と貸し出された携帯端末の識別番号を紐づけて携帯端末使用情報テーブル100に記憶する。また、貸出用POS端末30は、貸出開始時刻を確定し、携帯端末使用情報テーブル100の貸出時刻100cに記憶するとともに、計時1を開始する。
なお、店員は、例えば充電器が通信制御されていてバッテリーのガスゲージなどの情報により充電残量を認識し、IPアドレスやMACアドレスなどで号機を識別することで、充電残の一番多い携帯端末40を指定することもできる。
例えば、取り外すべき携帯端末40の表示部に、図7(a)に示すように、携帯端末40の識別番号と入力した利用者情報(会員番号)を同時に表示して誤りの発生を防止したり、指定した携帯端末40以外の携帯端末をホルダー等から取り外した際には、図7(b)に示すように、取り外した携帯端末40が誤りである旨を知らせるエラー表示をしたりしてもよい。
例えば、顧客が自ら登録及び精算処理を行うフルセルフPOS(フルセルフモード)、精算用セミセルフPOS(セルフ精算装置モード)、店員が商品の登録を行いながら顧客が商品の精算処理を行う対面型POS(対面POSモード)に切替可能な対面型セミセルフPOS端末において、店員側の画面に端末管理画面600を表示する(携帯端末貸出モード)などして、対面型セミセルフPOS端末で携帯端末40の貸出をできるようにしてもよい。
その他、携帯端末貸出モードからフルセルフモード等への復帰は、スケジューリングによって自動的に切替えたり、貸出することのできる携帯端末40が存在しなくなった場合などに自動的に切替えたりしてもよい。
さらに、登録装置や携帯端末40から商品登録データを受信した場合に自動的にフルセルフモード等に切替えてもよいし、該貸出操作が完了することで自動的にフルセルフモード等に切り替えるようにしてもよい。
このようにすることで、サービスカウンタのPOSのみならず、処理モードが切替可能なPOSを有効に活用することができる。店舗の営業時間帯、店員のシフト状況、店舗の混雑状態に応じて効率的な運用を実現できる。
携帯端末40を貸し出された顧客は、商品に添付されたバーコードや商品の売価プレートに貼付されたバーコードもしくは商品自体を携帯端末40のバーコードリーダーやカメラ等の入力部411によりスキャンもしくは撮像する(いわゆるオブジェクトスキャンによる商品確定)ことで購入する商品の登録を行うことができる。
また、顧客は、携帯端末40の表示部412に表示されるプリセットキー等の入力部411に対する入力操作によっても、商品の登録を行うことができるようにしてもよい。
なお、携帯端末40は、顧客に貸与されることで、表示部412に商品の登録方法など操作案内を表示するなどしてもよい。
なお、顧客は、同じ商品を複数個購入する場合には、該商品を複数回スキャンすることで購入個数にカウントアップをさせて登録することができるが、同じ商品を複数回スキャンした場合に、図8(b)に示すような、数量確認のアラートを表示して、複数個の購入であることを顧客に対して確認してもよい。また、スキャン登録時のブザー音などを変化させても良い。
顧客に、携帯端末40の使用の取り消しを求められた店員は、使用を取り消す携帯端末40に店員識別情報でログインし、使用取消操作を行うことで携帯端末40の使用を取り消すことができる。
使用取消操作を行った店員は、携帯端末40を情報端末30に返却する。
顧客に、携帯端末40の操作の一部の補助を求められた店員は、携帯端末40に店員識別情報でログインし、商品の数量の訂正などの操作を行う。
また、予め店員の操作として設定されている操作や、店舗のバーコードに誤りがあって商品登録ができないなど、顧客の責任ではない理由により店員が携帯端末40の操作に関与した場合には、店員の関与情報の記憶を省略してもよく、店員関与情報の記憶の要否を店員の判断によって行うようにしてもよい。
また、分析データとして店員関与を記憶する必要があるが、特典付与に反映する必要はない場合もある。その場合は、店員識別情報とは異なるコードでログイン(手伝いコード等)することで、店員関与の情報の記憶のみを行うことができるようにしてもよい。この店員関与の情報は店員の操作ミスを確認するために有用である。
顧客は、携帯端末40による商品の登録が完了したら、該登録した商品について精算処理を行う。
精算処理は、フルセルフPOSやセミセルフ精算用POS(対面型セミセルフPOSをフルセルフPOSやセミセルフ精算用POSとして使用する場合も含む)によって行うことができるが、店員によって登録処理及び精算処理を行っている通常のPOSレジスタによっても行うこともできる。さらには、携帯端末40を貸し出したサービスカウンターにおいてできるようにしてもよい。
なお、以下の説明では、精算処理を行う精算装置20として精算用POS端末20を用いた例で説明する。
精算画面の精算用バーコードの部分bc1は、取引識別情報を一次元バーコードにて表示したものでよいが、図9(b)に示すような取引情報と購入金額などの取引明細情報を記録した二次元バーコードbc2を表示したものとしても良い。
また、精算画面が表示する精算用バーコードは、通信状態が不良の場合は取引明細情報を二次元バーコードに記録して表示し、通信状態が良好な場合は取引識別情報を一次元バーコードに記録して表示するなど、通信状態に応じて切替え可能に表示しても良い。
さらには、精算用POS端末20に利用者情報を入力することで、サーバー等を介して商品登録データを出力するようにしてもよい。具体的には会員カードなど利用者を識別可能な情報を、精算用POS端末20において、手入力や、スキャナ入力や、ICカードなどを認識することによって、携帯端末40において登録した商品登録データがサーバー等を介して精算用POS端末20に出力されてもよい。
なお、精算処理に先立って、利用する決済手段の選択を、携帯端末40において行うことができるようにしても良い。この場合、図9(c)に示すように、携帯端末40の表示部に決済手段の選択画面を表示して、顧客自身の操作によって決済手段を選択することができる。それにより、精算用POS端末20で決済選択を行う手間が省ける。携帯端末40で決済手段を選択した場合であっても、精算用POS端末20で決済手段の変更を行えることが好ましい。
携帯端末40は、商品登録中の顧客に対して、各種の情報を報知することができるようにしてもよい。
例えば、携帯端末40の表示部412にタイムセールの情報を表示して報知するようにしてもよく、音声等によってタイムセールの情報の報知を行ってもよい。
なお、GPSやビーコンなどによって顧客の位置情報が分かる場合は、顧客の位置情報に応じて、「タイムセール」「お得情報」等の情報を報知するようにしても良いし、店員呼び出しの際に携帯端末40の表示部412や貸出端末などに報知し位置情報を表示してもよい。
例えば、クーポン券等に印刷されたバーコード等を入力部411により読み取ることで、該クーポン券の割引についての個数制限・有効期限・値下げ価格の下限値,上限値、部門、商品コードなどのクーポン情報を取得(入力)するようにすればよい。
なお、携帯端末40の表示部412にクーポン情報による値引対象となる商品や値引情報等を併せて表示してもよい。
携帯端末40は、顧客が登録した商品の検品機能を備えていてもよい。
例えば、顧客は、使用した携帯端末40を検品モードに変更して、購入した商品をスキャンすることで、検品することができるようにしてもよい。
携帯端末40による検品は、すべての商品を対象として検品を行うこともでき、特定の条件の一部(高額商品等)の商品を対象として検品を行うこともできる。
すべての商品を対象として検品を行った場合には、全ての商品をスキャンしてもまだ商品が残っていれば、残っていた商品の追加登録をすることができる。
なお、検品の結果、未入力の商品が存在するなど商品の登録に誤りがある場合には、その旨を店員等に伝える報知を行うようにしてもよい。
携帯端末40の利用者は、精算処理が完了した後に、貸し出しを受けたサービスカウンター等に携帯端末40を持っていき、店員に返却する。
携帯端末40を受け取った店員が携帯端末40を情報端末30のホルダー等に戻すことで携帯端末40は情報端末30に接続され、返却処理が行われる。情報端末30は、該携帯端末40の返却時刻を確定して携帯端末使用情報テーブル100の返却時刻100eに記憶する。
なお、携帯端末40の貸出を、POS端末20によって行った場合には、携帯端末40の返却についても、POS端末20で行うことができるようにすることが好ましい。
店員に対して返却された場合は、返却から情報端末30に接続されるまでの状態を「店員返却」として情報端末30の端末管理画面600に表示することが好ましい。
携帯端末40を店員に返却した場合には、店員が携帯端末40をホルダー等に戻した時刻を返却時刻として確定し、返却に関与した店員の店員識別情報及び返却に関する情報を、例えば携帯端末使用情報テーブル100等に店員関与情報として記憶してもよい。
情報端末30は、携帯端末40の利用状況を監視し、適宜表示装置312に表示する。
具体的には、情報端末30は充電装置60を有しており、未貸出中の携帯端末40を接続することで、携帯端末40の充電を行っている。
情報端末30は、接続された未貸出の携帯端末40の充電状況を検出し、表示装置312に表示される端末管理画面600のステータス欄601に表示する。
また、上記異常報知は、商品登録画面500においては行われず、図5(a)に示す、商品登録画面500の異常表示欄508を表示もしくは強調表示して、異常を報知してもよい。
なお、端末管理画面600のステータス欄601を操作することで、詳細表示画面613を表示することもできるようにしてもよい。
なお、詳細表示画面613及び取引明細画面614は、ポップアップ表示でなくてもよい。
情報端末30による上記異常報知は、携帯端末40にも出力され、携帯端末40の表示手段に、「携帯端末を返却してください。」等の報知情報を表示させてもよい。
なお、携帯端末40の貸出中に報知した報知情報等は、例えば携帯端末使用情報テーブル100等に報知情報として記憶してもよい。
携帯端末40の返却が完了すると、情報端末30は、携帯端末40の精算処理完了からの計時2を終了し、返却時刻及び計時時間(返却時間)を携帯端末使用情報テーブル100の返却時刻100e及び返却時間100gに記憶する。
そして、情報端末30は、携帯端末40によって登録された商品の精算処理の完了、及び、携帯端末40の返却完了を検出することで、返却した携帯端末40の利用者に対して特典を付与する。
すなわち、精算時にお買い物ポイントが付与され、携帯端末40の返却時にさらにボーナスポイントが付与されてもよいし、携帯端末40の返却時にまとめてお買い物ポイントとして付与されるようにしてもよい。
さらに、情報端末30は、付与される特典を顧客が選択できるように、表示装置312に特典選択画面を表示してもよい。なお、特典の選択は事前に携帯端末40や精算装置20で行うことができるようにしてもよい。具体的には、買い物開始時に携帯端末40の表示部412に、選択することのできる特典の種類を示すキーと、「あとで選択する」「いまは選択しない」など選択キーを併せて表示すればよい。また、商品登録データを出力してから精算装置20で精算処理が終了するまでに、精算装置20の表示装置に同様の特典選択画面を表示してもよい。
図12(a)に、情報端末30の印刷装置313により発行された、ポイントが付与されたことを知らせるレシートの一例を示し、図12(b)に、印刷装置313により特典として発行されたクーポン券の一例を示す。
なお、会員ランクとは、会員の信頼度の程度を示す等級であり、会員の店舗への来店頻度、購入金額、携帯端末40の利用頻度によって会員に設定される。
その他、例えば、携帯端末40やフルセルフPOSの使用頻度(常に携帯端末を利用し、フルセルフPOSにより自ら精算処理を行う会員に対しては、会員ランクAが付与されるなど)等、店舗に対する貢献度によって設定することができる。
図13(a)に示す特典付与テーブル200Aは、顧客が携帯端末40を利用して自ら商品の登録処理を行った場合に顧客に対して付与される特典を設定している。そして、会員に対して付与される特典は、会員ランク及び商品登録データを出力した出力先、すなわち精算処理を行った精算装置20に応じて異なるように設定されている。
すなわち、顧客(会員)は、精算装置としてフルセルフPOS等の顧客自らが精算処理を行うセルフ精算装置を利用することでより多くのポイントを得ることができる。
また、顧客(会員)は、会員ランクとして会員ランクAが付与されることにより、会員ランクが設定されていない顧客に比べてより多くのポイント得ることができる。
図13(b)に示す特典付与テーブル200Bは、顧客が携帯端末40を利用して自ら商品の登録処理を行った場合に顧客に対して付与される特典は、会員ランク及び精算時刻から携帯端末40の返却時刻までの返却時間に応じて異なるように設定されている。
すなわち、顧客(会員)は、精算処理を行ってからできるだけ迅速に携帯端末を返却することでより多くのポイントを得ることができる。
例えば、顧客が携帯端末40による商品の登録中に商品の登録ができずに店員に商品登録操作の補助を依頼したり、携帯端末40の利用が困難になって店員に携帯端末40を返却したりした場合などには、店員の負担が減少することはない。
例えば、本実施形態の商品販売データ処理システムは、特典を付与するに際して、携帯端末40の使用情報を記録した携帯端末使用情報テーブル100等を参照し、該テーブルに店員が関与した店員関与情報が記憶されている場合には、該店員関与情報に基づいて付与されるポイントを調整することができる。
店員関与テーブルの一例を、図14に示す。
コード700hは、操作に関係した商品やクーポン券、精算装置を示す識別番号が記憶されており、減点対象700jには、特典を調整する対象となるか否かが記憶されている。
また、携帯端末405の利用者(11001234)がモバイル決済した(識別番号000007)ことが記憶されている。
また、できるだけ店員に頼ることなく買い物を行うことでより多くのポイントが得られるので、携帯端末の使用に慣れようとして、より携帯端末40の利用の普及を促進させることができる。
また、店員関与テーブル700に、精算装置に関する情報が設定されているように、特典付与テーブル200の情報と店員関与テーブル700の情報を含んでテーブルを設定してもよい。
さらに、顧客の店員関与の履歴に応じて使用できる機能を制限すると前述したが、店員が関与した操作に応じて、使用開始時にその操作にフォーカスした操作案内を画面で行ったり、貸出端末などに店員に向け「当該客の苦手な操作を確認して、説明する様に報知しても良い。そうすることで店員は顧客にパンフレットなどを用いて操作説明などを行うことが出来る。
さらに、携帯端末40を貸し出す情報端末30としてがセルフ式のPOSである場合は、当該装置の画面に操作案内を強制的に、または選択により画面スライドや動画による操作案内、レシートにて当該苦手の操作説明書を印刷することもできる。
このように顧客の操作履歴から、操作になじんでもらうような対策も実現でき、益々利用頻度を向上させるのに役立つことになる。
例えば、店員関与情報(店員関与テーブル等)は、携帯端末40によって生成、記憶され、返却処理の際に情報端末30等の他の装置に出力するなど、店員関与情報(店員関与テーブル等)の生成、記憶はいずれの装置で行うようにしてもよい。
また、精算装置20の特定についても、いずれの装置で行うようにしてもよい。
セルフ携帯端末貸出装置より貸与した顧客が、携帯端末40を元の充電ホルダーに装着することで、セルフ携帯端末貸出装置が特典を付与したことを示すレシート等(紙レシート、領収証、電子レシート)を発行してもよい。
なお、精算処理を、携帯端末40を貸出したサービスカウンターの情報端末30によって行うことができるようにしてもよい。例えばハウスカード会員などは、携帯端末40の返却とともに、自動で精算処理が行えるようにしてもよい。また、携帯端末40が、サービスカウンターの貸出POS端末に未精算の状態で返却処理された場合は、サービスカウンターの貸出POS端末において自動的に精算画面が立ち上がり、精算処理が実行できるようにしてもよい。
10 :管理装置
20 :精算装置
30 :情報端末
301 :情報端末制御手段
302 :監視手段
303 :利用者情報入力手段
304 :検出手段(特定手段)
305 :特典付与手段
40 :携帯端末
402 :登録手段
403 :出力手段
50 :ネットワーク
50a :アクセスポイント
Claims (8)
- 顧客が自ら商品の登録を行う携帯端末と、前記携帯端末によって登録された商品の精算を行う精算装置を備えた商品販売データ処理システムであって、
前記精算装置として、顧客の操作のみによって精算可能な精算装置を含んでおり、
前記携帯端末を利用する顧客の情報を受け付ける利用者情報入力手段と、前記携帯端末によって登録された商品の精算処理が前記顧客の操作のみによって精算可能な精算装置における当該顧客のみによる精算処理である場合に、他の精算処理の場合とは異なる 特典を、前記利用者情報入力手段によって受け付けられた顧客の情報に対して付与する特典付与手段を備える
ことを特徴とする商品販売データ処理システム。 - 前記携帯端末の操作に店員が関与した場合に、店員が関与した操作の件数に関する操作情報を含む店員関与情報を記憶する記憶手段を備え、
前記特典付与手段は、前記記憶手段に記憶された前記店員関与情報における操作の件数に関する操作情報に応じて前記顧客の情報に対して異なる特典を付与する
ことを特徴とする 請求項1に記載の商品販売データ処理システム。 - 前記店員が関与した操作の件数に関する操作情報は、店員による商品登録の取消操作の操作件数を含むことを特徴とする請求項2に記載の商品販売データ処理システム。
- 前記携帯端末の操作に店員が関与した場合に、店員が関与した操作の時間に関する操作情報を含む店員関与情報を記憶する記憶手段を備え、
前記特典付与手段は、前記記憶手段に記憶された前記店員関与情報における操作の時間に関する操作情報に応じて前記顧客の情報に対して異なる特典を付与する
ことを特徴とする 請求項1ないし3のいずれかに記載の商品販売データ処理システム。 - 前記店員関与情報は、関与した店員に関する店員識別情報を含むことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の商品販売データ処理システム。
- 顧客が自ら商品登録を行う携帯端末を備えた商品販売データ処理システムであって、
前記携帯端末を利用する顧客の情報を受け付ける利用者情報入力手段と、
前記携帯端末の操作に店員が関与した場合に、前記店員が関与した操作の件数に関する操作情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記操作情報に基づいて前記利用者情報入力手段によって受け付けられた前記顧客の情報に異なる 特典を付与する特典付与手段を備える
ことを特徴とする 商品販売データ処理システム。 - 顧客が自ら商品の登録を行う携帯端末と顧客の操作のみによって精算可能な精算装置を含む精算装置を管理する商品販売データ処理プログラムであって、
コンピュータを、
前記携帯端末を使用する顧客の情報を受け付ける利用者情報入力手段と、
前記携帯端末によって登録された商品の精算処理が前記顧客の操作のみによって精算可能な精算装置における当該顧客のみによる精算処理である場合に、他の精算処理の場合とは異なる 特典を、前記利用者情報入力手段によって受け付けられた顧客の情報に対して付与する特典付与手段と、
して機能させることを特徴とする 商品販売データ処理プログラム。 - 顧客が自ら商品登録を行う携帯端末を管理する商品販売データ処理プログラムであって、
コンピュータを、
前記携帯端末を利用する顧客の情報を受け付ける利用者情報入力手段と、
前記携帯端末の操作に店員が関与した場合に、前記店員が関与した操作の件数に関する操作情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記操作情報に基づいて前記利用者情報入力手段によって受け付けられた前記顧客の情報に異なる特典を付与する特典付与手段と、
して機能させることを特徴とする 商品販売データ処理プログラム。
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