JPH08305962A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

商品販売登録データ処理装置

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JPH08305962A
JPH08305962A JP10411895A JP10411895A JPH08305962A JP H08305962 A JPH08305962 A JP H08305962A JP 10411895 A JP10411895 A JP 10411895A JP 10411895 A JP10411895 A JP 10411895A JP H08305962 A JPH08305962 A JP H08305962A
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JP
Japan
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discount
product
data
ticket
sales
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JP10411895A
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Inventor
Megumi Kudo
恵 工藤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1取引で販売する各商品の登録後、オペレー
タ自身が値引券の使用可能枚数を求める必要がなく、オ
ペレータの負担軽減を図る。 【構成】 1取引で販売する各商品の販売データが登録
されると、その登録された各商品の合計データと予め設
定されている値引券の値引データとから値引券の使用可
能枚数を演算し、この使用可能枚数を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1取引で販売する各商
品の登録後、その登録した各商品の合計金額等に対する
値引を処理可能な電子式キャッシュレジスタまたはPO
S(販売時点情報管理)端末等の商品販売登録データ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】商店のなかには、予め一定金額の値引券
を顧客に配布し、顧客が買上商品の代金支払いの際に上
記値引券を提出すると、その値引券の額面だけ代金を値
引するサービスを行っているところがある。このような
店では、一般的に、1取引で販売する各商品の登録後、
その登録した各商品の合計金額等に対する値引を処理可
能な電子式キャッシュレジスタ,POS端末等の商品販
売登録データ処理装置が使用されていた。
【0003】この種の商品販売登録データ処理装置は、
商品登録手段により1取引で販売する各商品の販売デー
タが登録されると、この登録された各商品の合計金額を
算出して表示部に表示する。この状態で、合計金額以下
の値引額がキーボードから入力されると、前記合計金額
から値引額を減額して値引後の合計金額を算出し、この
値引後の合計金額を表示部に表示する。この状態で、合
計金額以上の預かり金額がキーボードから入力されると
預かり金額から合計金額を減額して釣銭額を算出し、こ
の釣銭額を表示部に表示するとともにレシートを発行す
るように構成されていた。
【0004】このため、店員は、1買物客が買上げる各
商品の登録を終了する毎に、表示部に表示された合計金
額から値引券の使用可能な枚数(例えば1枚200円の
値引券であり買上商品の合計金額が1100円であると
き10枚)を判断し、顧客がその使用可能な枚数の範囲
内で値引券を提出した場合にはその値引券の額面金額に
提出枚数を乗じた値引額をキーボードから入力して値引
処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の商品販売登録データ処理装置においては、店員
が表示部に表示された合計金額から値引券の使用可能枚
数を求めなければならない面倒があった。
【0006】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、1取引で販売する
各商品の登録後、オペレータ自身が値引券の使用可能枚
数を求める必要がなく、オペレータの負担軽減を図り得
る商品販売登録データ処理装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、商品登録手段により1取引で販売する各商品の販売
データが登録されると、この登録された各商品の合計金
額を算出し、値引データ入力手段により値引データが入
力されると、この値引データに基づいて合計金額を値引
処理する商品販売登録データ処理装置において、商品登
録手段により1取引で販売する各商品の販売データが登
録されると、その登録された各商品の合計データと予め
設定されている値引券の値引データとから値引券の使用
可能枚数を演算する枚数演算手段と、この演算手段によ
り算出した値引券の使用可能枚数を報知する報知手段と
を備えたものである。
【0008】また、本願請求項2対応の発明は、商品登
録手段により商品が登録される毎にその登録商品が値引
券による値引可能な商品か否かを判別する商品判別手段
と、商品登録手段により登録した各商品のうち商品判別
手段により値引可能と判別した商品の販売データを合計
する販売データ合計手段とを設ける。そして、商品登録
手段により1取引で販売する各商品の販売データが登録
されると、販売データ合計手段により算出した合計デー
タと予め設定されている値引券の値引データとから値引
券の使用可能枚数を演算し、この使用可能枚数を報知す
るようにしたものである。
【0009】
【作用】本願請求項1記載の発明の商品販売登録データ
処理装置であれば、商品登録手段により1取引で販売す
る各商品の販売データが登録されると、その登録された
各商品の合計データと予め設定されている値引券の値引
データとから値引券の使用可能枚数が自動的に演算さ
れ、この値引券の使用可能枚数が報知される。したがっ
て、オペレータや客は値引券を何枚使用できるかを容易
に知ることができる。
【0010】また、本願請求項2記載の発明の商品販売
登録データ処理装置であれば、商品登録手段により登録
された商品のうち値引券による値引が可能な商品の販売
データが合計される。そして、1取引で販売する各商品
の登録が完了すると、その登録された各商品のうち値引
券による値引が可能な商品の合計データと予め設定され
ている値引券の値引データとから値引券の使用可能枚数
が自動的に演算され、この値引券の使用可能枚数が報知
される。したがって、値引券による値引が可能な商品と
不可能な商品とを区分する取扱いを容易に実施できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、この実施例では、特別会員である顧客に対
しては1枚につき200円の値引券を配布し、通常会員
である顧客に対しては1枚につき100円の値引券を配
布して、1取引の合計金額に対する値引サービスを実施
する商店のPOS端末に本発明を適用した場合について
説明する。
【0012】図1はこの実施例におけるPOS端末の外
観斜視図であって、このPOS端末の本体1は、正面に
キーボード2、モードスイッチ8及びオペレータ用の正
面表示器3を設け、背面に客用表示器4を設けて、現金
等を収容するためのドロワ5の上に固定されている。ま
た、POS端末本体1の内部にはレシート用紙及びジャ
ーナル用紙にデータを印字するためのプリンタ6が搭載
されており、このプリンタ6によって印字されたレシー
ト用紙は、本体1正面に形成されたレシート発行口7か
ら排出されるようになっている。さらに、このPOS端
末本体1には、商品コード等を表わすバーコードを光学
的に読取るためのタッチスキャナ9も接続されている。
【0013】前記キーボード2には、商品毎に設定され
る固有の単品コードがそれぞれプリセットされた複数の
プリセットキー2aの他に、数値データを入力するため
の置数キー2b、置数クリア,エラー解除等を指示する
クリアー2c、特別会員用の値引1キー2d,通常会員
用の値引2キー2e,1取引として登録した各商品の合
計金額に対する預り金額の入力を指示する預/現計キー
2f等の各種ファンクションキーが配設されている。
【0014】前記モードスイッチ8は、「登録」,「点
検」,「精算」,「設定」等の各種業務モードの実行を
選択するためのスイッチである。ここで、「登録」モー
ドとはキーボード2またはタッチスキャナ9の商品登録
手段により販売登録された商品の販売データを記憶部に
登録処理する業務のモードであり、「点検」モードとは
「登録」モードによって商品販売データが登録処理され
た記憶部の内容を点検レポートとして出力する業務のモ
ードであり、「精算」モードとは「点検」モードと同様
に記憶部の内容をレポート出力した後、記憶部をクリア
する業務のモードであり、「設定」モードとは記憶部に
予め必要なデータを設定しておく業務のモードである。
【0015】図2は前記POS端末の制御回路の要部構
成を示すブロック図である。図示するように、このPO
S端末は、制御部本体としてCPU(中央処理装置)1
1を搭載している。また、このCPU11が制御する主
記憶部として、プログラム等の固定的データを予め記憶
するROM(リード・オンリ・メモリ)12と、商品販
売データを登録処理するための記憶部等が形成されるR
AM(ランダム・アクセス・メモリ)13とを搭載して
いる。
【0016】さらに、このPOS端末は、日時を計時す
る時計回路14、伝送路を介して接続されたホストコン
ピュータとの間のデータ通信を司るホストインタフェー
ス15、前記モードスイッチ8からの信号を入力すると
ともに、前記ドロワ5を開放動作させるドロワ開放装置
5aに開放指令信号を送出するI/Oポート16、前記
キーボード2からのキー信号を取込むキーボードコント
ローラ17、前記正面表示器3及び客面表示器4の表示
動作を制御する表示器コントローラ18、前記プリンタ
6の印字動作を制御するプリンタコントローラ19、前
記タッチスキャナ9にて読取られたバーコードデータを
取込むスキャナコントローラ20等を搭載している。そ
して、前記CPU11と、ROM12,RAM13,時
計回路14,ホストインタフェース15,I/Oポート
16及び各コントローラ17〜20とは、アドレスバ
ス,データバス等のバスライン21により接続されてい
る。
【0017】前記RAM3には、図3に示すように、各
商品の単品レコードを記憶する単品レコードファイル3
1、特別会員用の値引券(値引券種=1)の額面金額
(S1=200円)と通常会員用の値引券(値引券種=
2)の額面金額(S1=100円)とがプリセットされ
た値引券テーブル32、1取引として登録した各商品の
単品コード,販売点数及び販売金額を一時記憶する取引
バッファ33、1取引として登録した各商品の合計金額
Aを記憶する取引合計器34、1取引として登録した各
商品のうち値引券により値引可能な商品の合計金額Bを
記憶する販売データ合計手段としての券対象合計器3
5、1取引の合計金額に対する値引額を記憶する値引額
メモリ36、1取引としての商品登録中“1”にセット
される登録中フラグFのフラグメモリ37等が形成され
ている。
【0018】前記単品レコード31は、図4に示すよう
に、各商品を特定する固有の単品コード,その商品が属
する分類の属性コード,販売名称,単価,税種等のステ
ータス及び値引券使用可/不可を識別する値引券フラグ
fの単品設定データと、売上合計点数及び売上合計金額
の単品売上データとで構成されている。
【0019】上記値引券フラグfは、値引券による値引
が可能な商品に対しては“1”が設定され、不可能な商
品に対しては“0”が設定される。例えば、特売商品の
値引券使用を不可とする場合には、特売商品に対応する
値引券フラグfを“0”と設定し、その他の商品の値引
券フラグfを“1”とすれば設定すればよい。
【0020】しかして、前記CPU11は、モードスイ
ッチ3により「登録」モードが選択されている状態でキ
ーボード2のプリセットキー2aの操作入力またはタッ
チスキャナ9によるバーコードのスキャニング入力によ
り1商品の単品コードが入力されると、図5に具体的に
示す単品登録処理を実行するようにプログラム構成され
ている。
【0021】すなわち、先ずST(ステップ)1として
フラグメモリ37に登録中フラグFがセットされている
か否かを判断する。そしてセットされていない場合に
は、1取引における1点目の販売登録なので、ST2と
して登録中フラグF1をセットするとともに、ST3と
して取引バッファ33及び各合計器34,35をクリア
する。ST1にて登録中フラグF1がすでにセットされ
ていた場合には、1取引における2点目以降の販売登録
なので、上記ST2,ST3の処理は行わない。
【0022】次に、ST4として単品レコードファイル
31を検索して入力された単品コードを含む単品レコー
ドを読出す。そして、ST5としてこの単品レコード中
の値引券フラグfを判別する(商品判別手段)。
【0023】これにより、値引券フラグfが“1”、す
なわち値引券の使用可能な商品の販売登録の場合には、
ST6としてその商品の販売データ(販売点数=1、販
売金額=単価)を取引バッファ33に格納する。具体的
には、入力された単品コードで取引バッファの単品コー
ドエリアを検索し、同一単品コードが格納されているか
否かを判断する。そして、格納されている場合にはその
同一単品コードに対応する点数エリアに販売点数を加算
し、かつ対応する金額エリアに販売金額を加算する。こ
れに対し、格納されていない場合には単品コード,販売
点数及び販売金額をそれぞれ追加格納する。
【0024】次に、ST7として販売金額を取引合計器
34に加算する。また、ST8として上記販売金額を券
対象合計器35に加算する。しかる後、ST9として登
録商品の明細データ(品名,販売点数,販売金額等)を
表示器3,4に表示出力したならば、今回の単品登録処
理を終了する。
【0025】一方、ST5にて値引券フラグfが
“0”、すなわち値引券の使用不可能な商品の販売登録
の場合には、ST10としてその商品の販売データ(販
売点数=1、販売金額=単価)を取引バッファ33に格
納し、かつST11として販売金額を取引合計器34に
加算する。ただし、券対象合計器35に対しては販売金
額を加算しない。その後、ST12として登録商品の明
細データ(品名,販売点数,販売金額等)を表示器3,
4に表示出力したならば、今回の単品登録処理を終了す
る。なお、値引券の使用不可能な商品の明細データに
は、値引券を使用できないことを示すコメント(例えば
「値引券不可」)を付加させる。
【0026】また、前記CPU11は、モードスイッチ
3により「登録」モードが選択されている状態でキーボ
ード2の値引券1キー2dまたは値引券2キー2eの操
作入力を検知すると、図6に具体的に示す値引券キー処
理を実行するようにプログラム構成されている。
【0027】すなわち、先ずST21としてフラグメモ
リ37に登録中フラグFがセットされているか否かを判
断する。そしてセットされていない場合には、1取引の
登録開始前の誤操作なので、エラーとする。
【0028】ST21にて登録中フラグFのセットを確
認した場合には、ST22として取引合計器34内の合
計金額A及び券対象合計器35内の合計金額Bをそれぞ
れ表示器3,4に表示出力する。
【0029】次に、ST23として値引券1キー2dの
操作入力によりこの値引券キー処理を開始した場合には
値引券テーブル32から値引券種=1に対応する額面金
額S1を読出し、券対象合計金額Bを額面金額S1で除
算してその商の整数を特別会員用値引券の使用可能枚数
M1として演算する。同様に、値引券2キー2eの操作
入力によりこの値引券キー処理を開始した場合には値引
券テーブル32から値引券種=2に対応する額面金額S
2を読出し、券対象合計金額Bを額面金額S1で除算し
てその商の整数を通常会員用値引券の使用可能枚数M2
として演算する。(枚数演算手段) 次に、ST24として値引券1キー2dの操作入力によ
りこの値引券キー処理を開始した場合には特別会員用値
引券の使用可能枚数M1に値引券種=1に対応する額面
金額S1を乗算して値引限度額を求め、取引合計金額A
から値引限度額を減額して特別会員用値引券を使用可能
枚数まで使用したときの仮定残額N1を演算する。同様
に、値引券2キー2eの操作入力によりこの値引券キー
処理を開始した場合には通常会員用値引券の使用可能枚
数M2に値引券種=2に対応する額面金額S2を乗算し
て値引限度額を求め、取引合計金額Aから値引限度額を
減額して通常会員用値引券を使用可能枚数まで使用した
ときの仮定残額N2を演算する。
【0030】しかる後、ST25として値引券1キー2
dの操作入力によりこの値引券キー処理を開始した場合
には特別会員用値引券の使用可能枚数M1と仮定残額N
1を、値引券2キー2eの操作入力によりこの値引券キ
ー処理を開始した場合には通常会員用値引券の使用可能
枚数M2と仮定残額N2をそれぞれ表示器3,4に表示
出力する(報知手段)。
【0031】次に、ST26として置数キー2bと値引
券1キー2dにより特別会員用値引券の使用枚数C1が
入力されると(値引データ入力手段)、値引券1キー2
dの操作入力によりこの値引券キー処理を開始した場合
のみ、ST27としてこの使用枚数C1が“1”以上で
かつ特別会員用値引券の使用可能枚数M1以下か否かを
判断する。そして、使用可能枚数M1以下の場合には、
ST28として値引券種=1に対応する額面金額S1に
使用枚数C1を乗算することにより特別会員用値引券に
よる値引額R1として算出し、値引額メモリ36に格納
する。そして、ST29としてこの値引額R1を表示器
3,4に表示出力する。
【0032】次に、ST30として取引合計金額Aから
上記値引額R1を減額して値引後の支払残額A′を算出
し、取引合計器34のデータAをこの支払残額A′に更
新するとともに、ST31としてこの支払残額A′を表
示器3,4に表示出力したならば、この値引券キー処理
を終了する。
【0033】なお、ST27にて入力された使用枚数C
1が“0”の場合には、値引券が使用されないので、取
引合計金額Aを支払残額A′として表示器3,4に表示
出力して、この値引券キー処理を終了する。また、ST
27にて使用枚数C1が使用可能枚数M1より多い場合
には、表示器3,4に入力枚数のエラーを表示し、その
後クリアキー2cが入力されたならば、ST26に戻っ
て入力枚数C1の再入力を受け付ける。
【0034】一方、ST26にて置数キー2bと値引券
2キー2eにより通常会員用値引券の使用枚数C2が入
力されると(値引データ入力手段)、値引券2キー2e
の操作入力によりこの値引券キー処理を開始した場合の
み、ST27としてこの使用枚数C2が“1”以上でか
つ通常会員用値引券の使用可能枚数M2以下か否かを判
断する。そして、使用可能枚数M2以下の場合には、S
T28として値引券種=2に対応する額面金額S2に使
用枚数C2を乗算することにより通常会員用値引券によ
る値引額R2として算出し、値引額メモリ36に格納す
る。そして、ST29としてこの値引額R2を表示器
3,4に表示出力する。
【0035】次に、ST30として取引合計金額Aから
上記値引額R2を減額して値引後の支払残額A′を算出
し、取引合計器34のデータAをこの支払残額A′に更
新するとともに、ST31としてこの支払残額A′を表
示器3,4に表示出力したならば、この値引券キー処理
を終了する。
【0036】なお、ST27にて入力された使用枚数C
2が“0”の場合には、値引券が使用されないので、取
引合計金額Aを支払残額A′として表示器3,4に表示
出力して、この値引券キー処理を終了する。また、ST
27にて使用枚数C2が使用可能枚数M2より多い場合
には、表示器3,4に入力枚数のエラーを表示し、その
後クリアキー2cが入力されたならば、ST26に戻っ
て入力枚数C2の再入力を受け付ける。
【0037】また、前記CPU11は、モードスイッチ
3により「登録」モードが選択されている状態でキーボ
ード2の預/現計キー2fの操作入力を検知すると、図
7に具体的に示す預/現計キー処理を実行するようにプ
ログラム構成されている。
【0038】すなわち、先ずST41としてフラグメモ
リ37に登録中フラグFがセットされているか否かを判
断する。そしてセットされていない場合には、1取引の
登録開始前の誤操作なので、エラーとする。
【0039】ST41にて登録中フラグFのセットを確
認した場合には、ST42として預り金額から取引合計
器34内の合計金額A(支払残額A′)を減額すること
により釣銭額を算出して表示器3,4に表示出力する。
なお、預り金額は、預/現計キー2fの入力直前に置数
キー2bにより置数されていたならばその置数データと
し、置数されていなければ取引合計器34内のデータと
する。
【0040】さらに、ST43として取引バッファ33
に蓄積された単品コードとそれに対応する販売データと
に基づいて単品売上登録処理を実行する。すなわち、取
引バッファ33の先頭エリアから順に単品コード,販売
点数及び販売金額を読出し、単品レコードファイル31
の該当単品コードを含むレコードの売上点数データに販
売点数を加算するとともに、売上金額データに販売金額
を加算する。
【0041】また、ST44として取引バッファ33及
び値引額メモリ36のデータに基づいてレシート印字デ
ータを編集したならば、プリンタ6を駆動してこのレシ
ート印字データをレシート用紙及びジャーナル用紙に印
字出力して、レシートをレシート発行口7から発行す
る。さらに、ST45としてドロワ開放装置5aに開放
指令信号を送出してドロワ5を開放させるとともに、S
T46としてフラグメモリ35の登録中フラグF1をリ
セットしたならば、この預/現計キー処理を終了する。
【0042】このように構成された本実施例のPOS端
末を使用する商店では、特別会員として契約した顧客に
対しては特別会員の会員証と共に1枚につき200円の
値引券を予め配布し、通常会員として契約した顧客に対
しては通常会員の会員証と共に1枚につき100円の値
引券を予め配布しておく。
【0043】そして、POS端末を操作する店員、いわ
ゆるキャッシャは、買物客が買上げ商品の代金精算を申
し出ると、その買上商品の単品登録操作を行うととも
に、買物客が会員客か否か、また会員客の場合には特別
会員か通常会員かを会員証の提示有無等から判断する。
【0044】ここで、特別会員客の場合には商品登録
後、値引券1キー2dを操作する。そうすると、この客
が買上げる全商品のうち値引券の使用が可能な各商品の
合計金額Bと、値引券テーブル32に予め設定されてい
る特別会員用の値引券額面金額S1=200円とから値
引券使用可能枚数M1が演算され、この使用可能枚数M
1まで特別会員用の値引券を使用したときの支払残額、
いわゆる仮定残額N1と共に、表示器3,4に表示され
る。したがって、キャッシャと客は正確な特別会員用値
引券の使用可能枚数M1と仮定残額N1とを速やかに知
ることができる。
【0045】そして、客が使用可能枚数M1の範囲内で
特別会員用値引券を提出すると、キャッシャは置数キー
2bにてその値引券枚数C1を置数した後、値引券1キ
ー2dを操作する。そうすると、この値引券枚数C1分
の値引額R1が算出され、取引合計金額Aから値引額R
1が減額されて、値引処理される。そして、この値引後
の支払残額A′が表示されるので、キャッシャはこの支
払残額A′分の支払いを現金などの方法で客に求めるこ
とになる。
【0046】一方、買物客が通常会員客の場合には商品
登録後、値引券2キー2eを操作する。そうすると、こ
の客が買上げる全商品のうち値引券の使用が可能な各商
品の合計金額Bと、値引券テーブル32に予め設定され
ている通常会員用の値引券額面金額S2=100円とか
ら値引券使用可能枚数M2が演算され、この使用可能枚
数M2まで通常会員用の値引券を使用したときの支払残
額、いわゆる仮定残額N2と共に、表示器3,4に表示
される。したがって、キャッシャと客は正確な通常会員
用値引券の使用可能枚数M2と仮定残額N2とを速やか
に知ることができる。
【0047】そして、客が使用可能枚数M2の範囲内で
通常会員用値引券を提出すると、キャッシャは置数キー
2bにてその値引券枚数C2を置数した後、値引券2キ
ー2eを操作する。そうすると、この値引券枚数C2分
の値引額R2が算出され、取引合計金額Aから値引額R
2が減額されて、値引処理される。そして、この値引後
の支払残額A′が表示されるので、キャッシャはこの支
払残額A′分の支払いを現金などの方法で客に求めるこ
とになる。
【0048】なお、会員客以外の場合には、従来通り、
商品登録後に小計キーを操作すればよい。また、会員客
であっても値引券を提出しなかった場合には、枚数C
1,C2=0を入力すればよい。
【0049】図8は特別会員客が値引券の使用可能な商
品「AAAA,単価1000円」及び「BBBB,単価
550円」と、値引券の使用不可能な商品「CCCC,
単価97円」を買上げた場合の値引券1キー2d操作後
の表示器3,4の表示画面を示している。この場合、取
引合計金額1647円に対し、券対象合計額は1550
円であり、この券対象合計額は1550円に対して額面
200円の特別会員値引券を7枚まで使用できる。ま
た、7枚まで使用した場合の残額は247円である。以
上の内容を表示画面から速やかに確認できる。
【0050】このように本実施例によれば、1取引とし
て販売する各商品の販売データが登録されると、各商品
のうち値引券による値引可能な商品の合計金額を券対象
合計額Bとして算出し、この券対象合計額Bと値引券の
額面金額S1またはS2とから値引券の使用可能枚数M
1またはM2を自動的に算出し、表示器3,4に表示出
力するようにしたので、キャッシャは値引券の使用可能
枚数を計算する必要がなくなり、負担を軽減できる。ま
た、客も使用可能枚数M1またはM2までならば値引券
を使用できることが直ぐに分かるので、その範囲内で値
引券を提出すればよく、サービス性の向上を計り得る。
【0051】また、本実施例では、単品レコードに値引
券フラグfを設け、値引券の使用可能な商品と使用不可
能な商品とを自動的に識別できるようにしている。そし
て、値引券の使用が不可能な商品の登録の際には、その
商品の登録明細表示に値引券の使用不可を示すコメント
を追加している。したがって、値引券の使用枚数を巡り
客との間で無用なトラブルが発生するのを未然に防止で
きる効果も奏する。
【0052】また、本実施例では、特別会員用の値引券
キーとして値引券1キー2dを設け、通常会員用の値引
券キーとして値引券2キー2eを設けるとともに、値引
券の種類別に額面金額S1,S2を記憶する値引券テー
ブル32も設けている。したがって、簡単なキー操作の
区別だけで該当する種類の値引券の使用可能枚数を表示
することができる。
【0053】また、本実施例では、値引券使用可能枚数
M1,M2の表示後、この可能枚数の範囲内で値引券の
使用枚数C1,C2が入力されると、その使用枚数に応
じた値引額R1,R2を自動的に算出して値引演算処理
を実施している。したがって、値引券の額面金額と枚数
とから値引額を計算する面倒も無くなったので、よりキ
ャッシャの負担を軽減できる。
【0054】なお、前記実施例では、値引券の使用可能
枚数M1,M2を表示器3,4に表示することにより報
知する場合を示したが、音声合成装置を搭載することに
より使用可能枚数を音声出力で報知するようにしてもよ
い。
【0055】また、前記実施例では値引券の使用可能枚
数を、券対象の合計金額Bを額面金額S1で除算したと
きの商の整数としたが、この商の整数に「1」を加算し
た枚数を使用可能枚数としてもよい。こうすることによ
り、合計金額Bを越える値引券の金額での支払いを認め
るような運用、例えば合計金額が500円であり額面金
額200円の値引券であれば3枚まで認める運用にも適
用できるようになる。この場合、値引券3枚の合計額6
00円と合計金額500円との差額100円を釣銭とし
て表示してもよい。また、釣銭は支払わないものとして
もよい。
【0056】また、値引券の使用可能枚数を券対象の合
計金額Bを額面金額S1で除算したときの商の整数とす
るか、この商の整数に「1」を加算した枚数とするかを
設定によりユーザが選択できるようにすると好都合であ
る。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
取引で販売する各商品の登録後、オペレータ自身が値引
券の使用可能枚数を求める必要がなく、オペレータの負
担軽減を図り得る商品販売登録データ処理装置を提供で
きる。
【0058】また、本発明によれば、値引券による値引
が可能な商品と不可能な商品とが区分されている場合で
も同様な効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるPOS端末の外観斜視
図。
【図2】同POS端末の要部ブロック図。
【図3】同POS端末のRAMに形成される主要なメモ
リエリアを示す図。
【図4】図3に示す単品レコードのフォーマットを示す
図。
【図5】同POS端末のCPUが実行する単品登録処理
を示す流れ図。
【図6】同POS端末のCPUが実行する値引券キー処
理を示す流れ図。
【図7】同POS端末のCPUが実行する預/現計キー
処理を示す流れ図。
【図8】同POS端末の本発明に関わる一表示画面例を
示す図。
【符号の説明】
2…キーボード 3…正面表示器 4…客面表示器 6…プリンタ 8…モードスイッチ 11…CPU 31…単品レコードファイル 32…値引券テーブル 34…取引合計器 35…券対象合計器 36…値引額メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品登録手段により1取引で販売する各
    商品の販売データが登録されると、この登録された各商
    品の合計金額を算出し、値引データ入力手段により値引
    データが入力されると、この値引データに基づいて前記
    合計金額を値引処理する商品販売登録データ処理装置に
    おいて、 前記商品登録手段により1取引で販売する各商品の販売
    データが登録されると、その登録された各商品の合計デ
    ータと予め設定されている値引券の値引データとから前
    記値引券の使用可能枚数を演算する枚数演算手段と、こ
    の演算手段により算出した前記値引券の使用可能枚数を
    報知する報知手段とを具備したことを特徴とする商品販
    売登録データ処理装置。
  2. 【請求項2】 商品登録手段により1取引で販売する各
    商品の販売データが登録されると、この登録された各商
    品の合計金額を算出し、値引データ入力手段により値引
    データが入力されると、この値引データに基づいて前記
    合計金額を値引処理する商品販売登録データ処理装置に
    おいて、 前記商品登録手段により商品が登録される毎にその登録
    商品が値引券による値引可能な商品か否かを判別する商
    品判別手段と、前記商品登録手段により登録した各商品
    のうち前記商品判別手段により値引可能と判別した商品
    の販売データを合計する販売データ合計手段と、前記商
    品登録手段により1取引で販売する各商品の販売データ
    が登録されると、前記販売データ合計手段により算出し
    た合計データと予め設定されている前記値引券の値引デ
    ータとから前記値引券の使用可能枚数を演算する枚数演
    算手段と、この演算手段により算出した前記値引券の使
    用可能枚数を報知する報知手段とを具備したことを特徴
    とする商品販売登録データ処理装置。
JP10411895A 1995-04-27 1995-04-27 商品販売登録データ処理装置 Pending JPH08305962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013054664A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理方法
JP2015049841A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 東芝テック株式会社 商品販売データ処理装置およびプログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013054664A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置及び商品販売データ処理方法
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