JP2009015661A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個々の顧客の商品購入傾向に即した商品単価の割引を行う。
【解決手段】商品販売データ処理装置101は、商品コード入力部111と顧客ID入力部111とを備える。属性に応じて分類する顧客分類コードによって、顧客は所定のカテゴリに分類されている。顧客分類コードには、その顧客分類コードに属する顧客に対しての割引対象となる商品の商品コードを定めた割引商品コード群が対応付けられている。商品販売データ処理装置101は、顧客IDが入力された場合には入力された顧客IDに対応する顧客分類コードを取得する。商品販売データ処理装置101は、商品コード入力部111から入力された商品コードが、取得した顧客分類コードに対応する割引商品コード群に含まれていると判定した場合には入力された商品コードに対応する商品の商品単価を割引く。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力された商品コードに基づく商品販売データ処理を実行する商品販売データ処理装置に関する。
近年、小売業やサービス業において、FSP(Frequent Shoppers Program:顧客識別型購買動向情報活用)というマーケティング手法が広まっている。このFSPとは、ポイントカードやサービス提供カードといった顧客カードを発行して個々の顧客の購買データをとらえながら、顧客を購入金額や来店頻度によって選別し、セグメント別にサービスや特典を変えることによって個々の顧客に最も適したサービスを提供し、かつ効率的な販売戦略を展開して、優良顧客の維持・拡大を図るマーケティング手法である。
このFSPにおいては、ポイントカードやサービス提供カードといった顧客カードを発行することによって顧客の基礎情報を取得し、顧客が店舗を利用する度に購買履歴をデータベースに蓄積することが、顧客データベース・マーケティングを行う上で基本となっている。例えば、特許文献1に記載されている顧客管理サーバによって実行される顧客ステージに応じた優待価格での提供、ポイントプロモーション、顧客の購買履歴に基づいた販促レシートプロモーション等の顧客サービス機能は、FSPにおいて重要な機能を発揮する(特許文献1の段落番号0033参照)。
特開2004−326662公報
特許文献1に開示されている顧客管理システム及び顧客マスタ管理方法を用いFSPを実行することによって、種々のサービス提供や販売戦略を図る上で有用なデータが蓄積される。この蓄積されたデータを活用して個々の顧客に最も適したサービスを提供しつつ効率的な販売戦略を展開する一手法として、店舗が販売を促進したい商品を割引単価で提供する優待商品として設定し、FSPによって定められる優良顧客に対し優待商品を割引単価で販売することによって、所定の商品を重点的に販売することが行われている。この場合、個々の顧客には商品を購入するごとに上昇する優待ランクが設定され、顧客は優待ランクごとに定められた優待商品を割引単価で購入することができる。顧客は、商品を購入することによってより上位の優待ランクに設定され、優待ランクに応じて優待商品を割引単価で購入することができるというメリットが得られる。
しかし、優待商品は顧客ごとに区別せずに一律に設定されている。そのため、顧客によっては普段購入している購入品と、店舗が重点的に販売したい優待商品とが整合しない場合がある。この場合、顧客が優待商品を購入する動機づけが乏しく、顧客が優待商品を重点的に購入することが期待できない。一方で、多くの顧客の嗜好に合わせるために多くの種類を優待商品として設定した場合、価格が割引される商品の種類数が多くなりすぎるために、店舗が得ることのできる利益は減少してしまう。
一例として、普段化粧品を中心に商品を購入する顧客Aに対しては、優待商品としては化粧品のみを設定すれば店舗が行う販売促進戦略としては十分である。しかし、化粧品のみを優待商品として設定した場合、顧客Aと同じ優待ランクが設定され普段ビールを中心に商品を購入する顧客Bは、顧客Aと同じ優待ランクであるにもかかわらず優待商品の利益を受けにくい。そして、顧客Bについて顧客Aと同等の利益を与えるためにはビールも優待商品として設定すればよいが、これでは優待商品とする商品の範囲が必要以上に拡大してしまい、店舗が行いたい化粧品を重点的に販売する販売戦略が機能しなくなってしまう。
本発明の目的は、個々の顧客の商品購入傾向に即した商品単価の割引を行うことである。
本発明において上記の課題を解決するための手段は、商品を特定する商品コードを入力するための商品コード入力部と、顧客を特定する顧客IDを入力するための顧客ID入力部と、商品コードに対応付けて商品単価を記憶するPLUファイルを検索して前記商品コード入力部によって入力された商品コードに対応する商品単価を取得し、当該入力された商品コードと当該取得した商品単価とを含む商品情報を商品情報記憶部に記憶する商品販売データ処理を一取引毎に実行し、当該商品情報記憶部に記憶した商品情報に基づく決済処理を実行する手段と、顧客IDに対応付けて顧客をその属性に応じて分類する顧客分類コードを記憶する第1のデータファイルを検索して前記顧客ID入力部によって入力された顧客IDに対応する顧客分類コードを取得する顧客分類コード取得処理を実行する手段と、顧客分類コードに対応付けて割引対象となる一又は二以上の商品コードからなる割引商品コード群を記憶する第2のデータファイルを参照し、前記商品コード入力部によって入力された商品コードが前記顧客分類コード取得処理によって取得した顧客分類コードに対応する割引商品コード群に含まれていると判定した場合には当該入力された商品コードに対応する前記商品販売データ処理において取得する商品単価を割引く処理を実行する手段と、を備える商品販売データ処理装置である。
本発明によれば、顧客を特定する顧客IDが入力されるとその顧客IDに対応する割引商品コード群が取得され、入力された商品コードが取得された割引商品コード群に含まれている場合にはその商品コードに対応する商品の商品単価が割引かれるため、個々の顧客の商品購入傾向に即した商品単価の割引を行うことができる。
本発明の実施の一例を図1ないし図13に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態の商品販売データ処理システムにおいて行われるチェックアウトの一例を示す模式図である。
顧客は、購入したい商品とともにキャッシャが待機しているレジカウンタに赴く。キャッシャは、顧客が購入を予定している商品をPOS端末101(商品販売データ処理装置)に登録することによって、顧客との商品取引を行う。この際、顧客は、前回来店した際に受け取ったレシートRTをキャッシャに提示する。レシートRTには、顧客を識別する顧客IDがシンボル化されたコードシンボルとしてのバーコードSBが印刷されている。キャッシャは、顧客が提示したレシートRTを受け取り、顧客ID入力部としてのバーコードリーダ111を用いてレシートRTに印刷されているバーコードSBを読み取る。なお、本実施の形態の商品販売データ処理システムでは、レシートRTに顧客IDを記憶させているが、顧客IDを記憶する媒体としては、プラスチック製のカードに付された磁気テープに電磁的に記憶させても良いし、プラスチック製のカードに埋設されたICチップやRFIDタグにデータとして記憶させても良い。
POS端末101は、顧客ID入力部としてのバーコードリーダ111によって顧客IDが入力されると、顧客マスタファイル254aを検索して入力された顧客IDに対応する顧客分類コードとしてのカテゴリコードおよび優待ランクを取得する。
カテゴリコードは、顧客IDにより特定される顧客の過去の購買履歴やその顧客に関する情報(年齢、性別、来店時間帯など)を基に所定の基準で顧客を分類するために顧客に付与されるコードである。顧客の過去の購買履歴は、一例として、顧客が来店して商品を購入する際にキャッシャがPOS端末101に登録する商品情報や金銭取引情報が、ネットワーク回線61を介してストアコントローラ51に蓄積されてデータベース化されたものである。顧客の過去の購買履歴は、ストアコントローラ51から広域ネットワーク網21を通じて本部サーバ31に送信され、その本部サーバ31に蓄積されてデータベース化されたものであってもよい。また、顧客に関する情報は、一例として、顧客カードを発行する際に顧客が申請する顧客の年齢や性別をキャッシャがPOS端末101やストアコントローラ51、もしくは図示しない会員登録専用端末等から入力される。もしくは、顧客に関する情報は、キャッシャが顧客IDを記録したレシートRTや顧客カードを発行する際に、キャッシャが顧客の外見から顧客の属性を判断して、POS端末101のキーボード104から入力してもよい。このようにして入力された顧客に関する情報は、ストアコントローラ51に蓄積されたり、本部サーバ31に蓄積されたりする。そして、顧客の過去の購買履歴や顧客に関する情報は、いずれも、顧客を特定する顧客IDと対応付けられて蓄積される。これらの情報を蓄積しているストアコントローラ51や本部サーバ31は、蓄積している顧客の過去の販売履歴や顧客に関する情報に基づいて、FSPなどの各種マーケティング手法を用いて、顧客を分類する。分類した結果、顧客IDには、顧客分類コードとしてのカテゴリコードが付与される。結果として、個々の顧客IDは、カテゴリコードにより定められるカテゴリに対応付けられることになる。
優待ランクは顧客が優待商品を購入する際に適用される商品単価の割引の度合を示すものである。一般的に、商品を多く購入する顧客には高い優待ランクが付与され、顧客が商品を購入していくごとにこの優待ランクは上昇する。この優待ランクを顧客に付与する手法に関しても、FSPなどの各種マーケティング手法が用いられて、ストアコントローラ51や本部サーバ31において顧客IDに対応付けて付与される。
POS端末101は、入力された顧客IDに対応するカテゴリコードおよび優待ランクを取得した後に、カテゴリ設定ファイル254bを検索して取得したカテゴリコードに対応する割引商品コード群を取得する。割引商品コード群は、一又は複数の商品コードにより構成されている。割引商品コード群を構成している一又は複数の商品コードは、カテゴリコードによって分類される所定の属性を持つ顧客の一群に対して割引単価で提供される所定の商品を優待商品として特定するものである。なお、以下の説明において、割引商品コード群を構成している商品コードを「優待商品コード」と表記する。
キャッシャは、バーコードリーダ111を用いて、顧客がレジカウンタに持ち寄った商品のバーコードを入力する。つまり、バーコードリーダ111は商品コード入力部としての機能も兼ねている。POS端末101は、バーコードリーダ111によって商品コードが入力された場合には、検索処理と商品情報登録処理とを含む商品販売データ処理を実行する。検索処理は、商品コードに対応付けて商品単価を記憶するPLUファイルとしての商品単価ファイル254cを検索し、入力された商品コードに対応する商品単価を取得する処理である。商品情報登録処理は、入力された商品コードと取得した商品単価とを含む商品情報を商品情報記憶部としてのRAM203(図4参照)に記憶する処理である。POS端末101は、商品コードが入力される一取引毎に商品販売データ処理(図8参照)を実行する。
PLUファイルとしての商品単価ファイル254cは、商品コードと対応付けて商品単価を記憶する他にも、商品コード毎に優待ランクに対応する割引単価を記憶する。POS端末101は、商品情報に含まれている商品コードが優待商品コードと一致する場合には、その商品コードにより特定される商品を優待商品であると判定する。POS端末101は、商品コードが優待商品コードと一致すると判定した場合には、商品単価を割引く処理を実行する。図1に示す例では、POS端末101は、商品単価ファイル254cを検索して入力された商品コードおよび取得された優待ランクに対応する割引単価を取得することにより、割引単価を設定する。なお、別の一例として、商品価格の割引は、優待ランクに所定の金額を乗じた割引額を求め、商品単価から割引額を差し引くことにより行っても良い。
POS端末101は、キーボード104からの入力によって全ての商品についての商品情報が入力されたことを示す決済指定がなされると、商品情報記憶部としてのRAM203に記憶した商品情報に基づいて決済処理を実行する。POS端末101は、決済処理において、現金による決済やクレジットカードによる決済など、各種態様の決済を可能とする。決済処理に続く処理として、POS端末101は、顧客に対しレシートRTを印刷発行する。発行されたレシートRTには、顧客IDがシンボル化されたコードシンボルとしてのバーコードSBが印刷される。顧客が優待商品を購入した場合には、レシートRTには優待商品であることによって割引が適用されたことを示す情報も印刷される。
図1に示す取引の一例において、顧客がキャッシャに提示するレシートRTには、顧客IDが「P」であることを示すバーコードSBが印刷されている。この顧客には、カテゴリコードとして「1」が付与され、また、優待ランクとして「2」が付与されている。カテゴリコードおよび優待ランクの設定は、個々の顧客の過去の商品購入履歴やその顧客に関する情報に基づいて、例えばFSPを用いたマーケティング手法を用いることにより、個々の顧客に対して設定される。また、顧客マスタファイル254aでは、顧客ID=「P」に対応付けてカテゴリコード=「1」および優待ランク=「2」を記憶することにより定められる。また、カテゴリ設定ファイル254bでは、カテゴリコード=「1」に対応付けて、「化粧品口紅」および「リップクリーム」からなる割引商品コード群を定義している。すなわち、カテゴリ設定ファイル254bは、カテゴリコード=「1」に分類される顧客に対し「化粧品口紅」および「リップクリーム」を優待商品として提供することを示している。この顧客が「化粧品口紅」および「ビールA」を購入する場合、キャッシャはバーコードリーダ111を用いて、顧客が提示するレシートRTに印刷されたバーコードSBを入力する。POS端末101は、顧客IDとして「P」が入力されると、顧客マスタファイル254aからカテゴリコードとして「1」が、優待ランクとして「2」が、それぞれ取得される。続いて、POS端末は101、カテゴリ設定ファイル254bから、取得したカテゴリコード(=「1」)に対応する「化粧品口紅」および「リップクリーム」からなる割引商品コード群を取得する。
顧客が購入を予定している「化粧品口紅」の商品コードがPOS端末101に入力された場合、「化粧品口紅」の商品コードは取得された優待商品コードと一致する。そのため、POS端末101は「化粧品口紅」を優待商品と解釈する。そこで、POS端末101は、商品単価ファイル254cから「化粧品口紅」の商品単価を取得する際、優待ランクが「優待なし」である場合の商品単価(150円)ではなく、優待ランクが「2」である場合の割引単価(90円)を取得して、「化粧品口紅」の販売単価を90円に設定する。
また、顧客が購入を予定している「ビールA」の商品コードがPOS端末101に入力された場合、「ビールA」の商品コードは取得された優待商品コードと一致しない。そのため、POS端末101は「ビールA」を割引が適用されない通常の商品であると解釈する。そこで、POS端末101は、商品単価ファイル254cから「ビールA」の商品単価を取得する際、優待ランクが「適用ナシ」である場合の商品単価(350円)を取得して、「ビールA」の販売単価を350円に設定する。
上記に述べた一連のチェックアウトは、本実施の形態の商品販売データ処理システムによって実現する。以下、商品販売データ処理システム11を構成するPOS端末101およびストアコントローラ51の構成、加えて、商品販売データ処理システム11で実行される各種情報処理について説明する。
図2は、商品販売データ処理システムのシステム構成を概略的に示す模式図である。商品販売データ処理システム11は、店舗内に設置される商品販売データ処理装置としての複数台のPOS端末101と上位機としての一台のストアコントローラ51とがネットワーク回線61を介してデータ通信自在に接続されて構築されている。一例として、POS端末101は店舗の出口付近に設けられるレジカウンタに配置され、ストアコントローラ51は店舗の商品販売スペースとは異なるバックヤードに配置される。POS端末101とストアコントローラ51とをデータ通信自在に接続するネットワーク回線61は、有線LANや無線LANである。ネットワーク回線61は、インターネットなどやCAFISなどの広域ネットワーク網21を介して、本部サーバ31に接続されている。店舗のバックヤードに配置されるストアコントローラ51は、ネットワーク回線61および広域ネットワーク網21を介して、本部サーバ31と接続する。
図3は、POS端末101を示す斜視図である。POS端末101は、ドロワ102の上に載置されており、ドロワ102の抽斗103の開放動作を制御することができる。POS端末101の上面右側にはキーボード104とオペレータ用表示器105とが配列され、上面左側にはレシートプリンタ106が配列されている。レシートプリンタ106からは、キャッシャから顧客に手渡されるレシートRTが印刷発行される。このレシートRTは、決済完了時に行われる後処理(図8参照)において発行され、顧客に手渡される。POS端末101の上面後方には、客用表示器107が立設されている。オペレータ用表示器105および客用表示器107は、操作者への情報報知機能をなす出力部として機能する。
オペレータ用表示器105には、タッチパネル108が積層配置されている。タッチパネル108は、オペレータ用表示器105の表示内容に従った情報入力を操作者に行わせるための入力部として機能する。図3中、POS端末101の右側面近傍に設けられている溝は、カードリーダライタ109(図4参照)によるカード情報の読み取り等をするためにカードをスキャンするためのカード読取溝110である。このようなPOS端末101には、バーコードリーダ111が接続されている。バーコードリーダ111は、商品に付されその商品を特定するための商品コードとしてのバーコードを読み取るための商品コード入力部として機能する他、レシートRTにシンボル化されて印刷されている顧客IDを入力するための顧客ID入力部としても機能する。さらに、POS端末101には、RFIDタグと通信するためのRFIDリーダライタ111aも接続されている。POS端末101での各種情報の入力は、キーボード104やタッチパネル108による他にも、カードリーダライタ109やバーコードリーダ111、RFIDリーダライタ111aによっても可能である。例えば、顧客IDがプラスチック製のカード媒体に付された磁気テープに電磁的に記憶されている場合、カードリーダライタ109は顧客IDを入力するための顧客ID入力部として機能する。また、顧客IDがプラスチック製のカード媒体に埋設されたRFIDタグにデータとして記憶されている場合、RFIDリーダライタ111aは顧客ID入力部として機能する。さらに、図示はしないが、顧客IDがプラスチック製のカード媒体に埋設されたICチップにデータとして記憶されている場合、ICカードリーダライタをPOS端末101に接続し、このICカードリーダライタを顧客ID入力部として機能させることも可能である。
POS端末101は、ネットワーク回線61を介して外部機器とデータ通信を実行するための通信インターフェース112(図4参照)も内蔵している。
図4は、POS端末101のハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末101は、各種演算処理を実行し各部を制御するCPU201を備えている。CPU201には、固定データを固定的に記憶保存するROM202と、可変データを書き換え自在に記憶してワークエリアとして使用されるRAM203と、HDD204と、CD−ROMドライブ205とがバス接続されている。CPU201とROM202とRAM203とは、情報処理を実行する情報処理部としてのマイクロコンピュータ206を構成する。
HDD204は、オペレーティングシステム251、商品販売データ処理を実行するための商品販売データ処理用のコンピュータプログラム252、商品データファイル253等をインストールしている。商品データファイル253は、顧客マスタファイル254a、カテゴリ設定ファイル254b、商品単価ファイル254c等の各種ファイルで構成されている。顧客マスタファイル254aは、第1のデータファイル、第3のデータファイルおよび第4のデータファイルとして機能する。カテゴリ設定ファイル254bは、第2のデータファイルとして機能する。商品単価ファイル254cは、単体データファイルとして機能する。これらの顧客マスタファイル254a、カテゴリ設定ファイル254bおよび商品単価ファイル254cは、一例として、図4に示すように、POS端末101のHDD204に格納されていてもよいし、別の一例として、POS端末101の起動時にCPU201がストアコントローラ51や本部サーバ31からダウンロードしRAM203やHDD204に記憶するようにしても良く、また、ストアコントローラ51や本部サーバ31がデータ受信に待機しているPOS端末101に対しこれらのファイルを送信し、POS端末101が受信したデータをRAM203やHDD204などに記憶するようにしてもよい。また、HDD204にこれらのファイルを格納せずに、CPU201がデータを取得するタイミングでストアコントローラ51や本部サーバ31にアクセスしデータを取得するようにしてもよい。すなわち、顧客マスタファイル254a、カテゴリ設定ファイル254bおよび商品単価ファイル254cは、POS端末101のCPU201がデータアクセス可能な位置に格納されていればよい。
前述したドロワ102、キーボード104、オペレータ用表示器105、レシートプリンタ106、客用表示器107、タッチパネル108、カードリーダライタ109、バーコードリーダ111、RFIDリーダライタ111a、通信インターフェース112は、いずれも各種の入出力回路(全て図示せず)を介してCPU201に接続され、CPU201によって動作制御される。
HDD204にインストールされているオペレーティングシステム251、コンピュータプログラム252、商品データファイル253は、一例として、CD−ROM205aに記録され、CD−ROMドライブ205によって読み取られてHDD204にインストールされる。これに対して、磁気ディスクドライブがCPU201に接続されていれば磁気ディスクが記憶するコンピュータプログラム252等をHDD204にインストールすることができ、他の種類の光メディアドライブがCPU201に接続されていれば対応する光メディアが記憶するコンピュータプログラム252等をHDD204にインストールすることができる。USBメモリやフラッシュディスク等も同様である。あるいは、CPU201に通信インターフェース112が接続されていれば、例えばストアコントローラ51等の上位機からダウンロードしたコンピュータプログラム252等をHDD204にインストールすることも可能である。
このようなHDD204にインストールされているオペレーティングシステム251、コンピュータプログラム252、商品データファイル253は、POS端末101の起動時、その全部又は一部がRAM203にコピーされて使用される。CPU201は、RAM203にコピーされたコンピュータプログラム252に従った処理を実行する。別の一例として、商品データファイル253は、HDD204にインストールされているのではなく、ストアコントローラ51によって管理される記憶装置(図示せず)に記憶保存され、POS端末101がネットワーク回線61を介して必要なデータを取得するように構築されていてもよい。
次いで、ストアコントローラ51について説明する。図2に示すように、ストアコントローラ51は、一般的なサーバコンピュータの形態を有しており、タワー型のコントローラ52に対して、ディスプレイ53とキーボード54とポインティングデバイス55とが接続されて構成されている。ストアコントローラ51は、ストレージデバイスとして、HDD及びCD−ROMドライブ(いずれも図示せず)を備えている。コントローラ52の正面中程には、CD−ROMを装着するためのCD−ROMトレイ56が設けられている。図示しないHDDには、オペレーティングシステムと商品販売データ処理用のコンピュータプログラムとがインストールされている。これらのオペレーティングシステムや商品販売データ処理用のコンピュータプログラムは、一例として、CD−ROM等の記録媒体に記憶保存され、CD−ROMドライブによって読み取られてHDDにインストールされる。別の一例としては、ネットワーク回線61に接続された図示しないネットワークサーバを介して外部機器からオペレーティングシステムや商品販売データ処理用のコンピュータプログラム等をダウンロードし、HDDにインストールするようにしても良い。
ストアコントローラ51は、各種演算処理を実行し各部を制御する情報処理部としてのCPUを備えている。図示しないHDDに格納される各種データは、このCPUによって処理される。CPUが実行する各種処理を高速化するために、HDDにインストールされたオペレーティングシステムや商品販売データ処理プログラムは、ストアコントローラ51の起動時、その全部又は一部がバスラインを介してCPUと接続しているRAMにコピーされる。
図5は、顧客マスタファイル254aのデータ構造を示す模式図である。顧客マスタファイル254aには、顧客IDに対応付けて、優待ランク、優待適用および顧客分類コードとしてのカテゴリコードが記憶されている。
顧客IDは、個々の顧客に対して付与される。一例として、顧客IDは、顧客が店舗で商品を購入した際に生成され、商品のチェックアウト終了時に印字発行されるレシートRTにバーコードSBの形態で印刷されて顧客に所持される。そして、顧客が次回店舗に来店した際に前回受け取ったレシートRTをキャッシャに提示し、キャッシャがバーコードリーダ111を用いて提示されたレシートRTに印刷されているバーコードSBを読み取ることにより、顧客IDは継続的に使用されて顧客を特定することが可能になる。また、別の一例として、顧客IDは、顧客が店舗に対し会員カードを作成する旨を申し出ることにより、その顧客に対して付与される。この場合、顧客IDを記録部に記録した状態のカード媒体が顧客に渡されることが一般的である。記録部としては、前述したように、磁気テープやICチップ、RFIDタグ等を採用することも可能である。
優待ランクは、顧客が優待商品を購入する際にその優待商品に適用される割引の度合を示す指標である。優待ランクは、一例として、FSP等のマーケティング手法により定められる。より詳細には、優待ランクは、前述したようにPOS端末101に入力された商品情報や金銭取引情報を蓄積するストアコントローラ51や本部サーバ31においてFSP等のマーケティング手法によって分析されて、個々の顧客IDに対応付けて設定される。一般的には、顧客が商品を多く購入するほど顧客ランクは上昇する。
優待適用は、優待商品についての割引を適用するか否かを示す割引適用情報としての役割を果たす。より詳細には、優待適用は、顧客IDと対応付けて「1:適用アリ」および「0:適用ナシ」のいずれか一を定義する。優待適用として「1:適用アリ」が定義されている場合、POS端末は、顧客IDにより特定される顧客が優待商品を購入しようとする際に割引単価を販売単価に採用すると解釈する。また、優待適用として「0:適用ナシ」が定義されている場合、POS端末は、顧客IDにより特定される顧客が優待商品を購入しようとする際に割引単価ではなく通常の価格を販売単価に採用すると解釈する。
カテゴリコードは、一又は複数の商品コードにより構成される割引商品コード群を特定する。カテゴリコードは、一例として、前述したようにPOS端末101などの端末から送信される顧客の過去の購入履歴や顧客情報を蓄積するストアコントローラ51や本部サーバ31において、FSP等によるマーケティング手法を用いて顧客の商品嗜好や、顧客の性別や年齢層、来店時間帯などが分析された結果として、顧客IDに対応付けて設定される。以下、カテゴリコードについてさらに詳しく述べる。
図6は、カテゴリ設定ファイル254bのデータ構造を示す模式図である。カテゴリ設定ファイル254bは、図5に基づいて前述したカテゴリコードに対応付けて、一又は複数の商品コードにより構成される割引商品コード群を記憶する。一例として、図6に示すように、カテゴリ設定ファイル254bは、「1」であるカテゴリコードと「化粧品口紅」を特定する商品コードから構成される割引商品コード群とを対応づけて記憶している。同様に、カテゴリ設定ファイル254bは、図6に示すように、「2」であるカテゴリコードと「化粧品口紅」および「石鹸」を特定する商品コードから構成される割引商品コード群とを対応付けて記憶している。
割引商品コード群は、一例として、FSP等のマーケティング手法によって定められる。例えば、店舗の本部に設置される本部サーバ31に蓄積された顧客全般の商品購入履歴のデータに基づいて顧客に関する属性と商品の販売傾向との対応関係が分析されたとすると、店舗の本部はその分析結果に基づいて、所定の属性を備えた顧客の集団に対してカテゴリコードを付与し、そのカテゴリコードに対応する割引商品コード群を設定する。より具体的な例として、データマイニングでのデータ分析により「十代後半」かつ「女性」という属性を備える顧客が化粧品関連の商品を多く購入する傾向が見られ、その分析結果を基に店舗の本部が「十代後半」かつ「女性」である顧客を対象として所定のブランドの化粧品関連商品を販売する販売戦略を行う場合、「十代後半」かつ「女性」という属性を備える顧客に対してカテゴリコードとして「2」を付与し、さらに、カテゴリ設定ファイル254bにおいてカテゴリコード「2」に対応付けて「化粧品口紅」および「石鹸」からなる割引商品コード群を定義する。
図7は、商品単価ファイル254cのデータ構造を示す模式図である。商品単価ファイル254cは、商品コードに対応付けて、商品名称、商品単価を記憶している。さらに、商品単価ファイル254cは、商品コードに対応付けて、優待ランクに応じて割引が行われた結果としての割引単価を記憶している。図7に示す例では、商品単価ファイル254cは、「化粧品口紅」を示す商品コードに対応付けて商品単価「150円」を記憶し、さらに、優待ランクが「1」である場合の割引単価「100円」、優待ランクが「2」である場合の割引単価「90円」、…、をそれぞれ記憶している。
以上のように構築された商品販売データ処理システムにおいて、POS端末101が備える情報処理部としてのCPU201は、各種情報処理を実行する。そして、POS端末101のCPU201が実行するチェックアウト処理によって、キャッシャが行うPOS端末101を用いた顧客との商品取引が実現される。また、POS端末101のCPU201が実行する顧客情報取得処理および群取得処理によって、顧客ごとの割引適用に関する種々の情報が取得される。また、POS端末101のCPU201が実行する割引単価設定処理によって、個々の顧客に適した割引単価での商品販売が実現される。
図8は、POS端末101のCPU201が実行するチェックアウト処理の流れを示すフローチャートである。POS端末101のCPU201は、POS端末101が起動している間、商品コードの入力有無判定に待機している(ステップS11)。商品コードの入力は、バーコードリーダ111によるバーコードの読み取りの他、オペレータ用表示器105の表示に従ったキーボード104やタッチパネル108での入力操作によって行なわれる。
POS端末101のCPU201は、商品コードの入力を判定すると(ステップS11のY)、検索処理を実行する(ステップS12)。検索処理は、商品単価ファイル254cを検索して、入力された商品コードに対応する商品単価を取得する処理である。POS端末101のCPU201は、取得した商品単価をRAM203に一時記憶する。
POS端末101のCPU201は、検索処理に続いて、商品情報登録処理を実行する(ステップS13)。商品情報登録処理は、入力された商品コードと、その商品コードに対応する商品単価とを含む商品情報をRAM203に記憶する処理である。
POS端末101のCPU201は、商品コードの入力待ち(ステップS11)から商品情報登録処理(ステップS13)までの一連の商品販売データ処理を、キーボード104やタッチパネル108から入力される決済指定が入力されるまで繰り返す(ステップS14のN)。POS端末101のCPU201は、決済指定ありの判定をすると(ステップS14のY)、前述した決済処理(ステップS15)、後処理(ステップS16)の順に処理を実行して、一顧客に対するチェックアウト処理を終了する。後処理は、RAM203に記憶された商品情報や、決済処理において行った顧客との金銭取引情報等のチェックアウトに関する情報を、上位機としてのストアコントローラ51に送信する処理である。後処理には、顧客に手渡されるべきレシートRTをレシートプリンタ106から印刷発行する処理も含まれる。POS端末101のCPU201は、レシートRTを印刷する際に、顧客IDをシンボル化したバーコードSBと、優待商品に対し割引適用を行った旨を示す情報として丸優マークYM(図13参照)とを含めて印刷する。レシートRTの詳細については、図13に基づいて後述する。
図9は、POS端末101のCPU201が実行する顧客情報取得処理の流れを示すフローチャートである。POS端末101のCPU201は、チェックアウト処理の実行を開始してから決済処理が完了するまでの間、顧客IDの入力を待機している(ステップS21)。顧客IDは、一例として、レシートRTに印刷されたバーコードがバーコードリーダ111に読み取られることによって入力される。
POS端末101のCPU201は、顧客IDが入力されると(ステップS21のY)、前述した顧客マスタファイル254aを検索して、入力された顧客IDに対応する優待ランク、優待適用およびカテゴリコードを取得する顧客分類コード取得処理を実行する(ステップS22)。
POS端末101のCPU201は、取得した優待適用が「0:適用ナシ」であると判定した場合には(ステップS23のN)、そのまま顧客情報取得処理を終了する。これに対し、POS端末101のCPU201は、取得した優待適用が「1:適用アリ」であると判定した場合には(ステップS23のY)、前述したカテゴリ設定ファイル254bを検索して、取得したカテゴリコードに対応する割引商品コード群を取得しRAM203に記憶する群取得処理を実行し(ステップS24)、顧客情報取得処理を終了する。
このように、顧客情報取得処理は、顧客分類コード取得処理と群取得処理とを含み、入力された顧客IDに対してどの商品が優待商品として設定されているかを取得する処理である。本実施の形態では、ステップS23において、優待適用がない場合にはステップS24に示す顧客分類コード取得処理が実行されない。優待適用がない場合にはカテゴリ設定ファイル254bを検索する処理が実行されず、したがって、処理全体として高速化が図られる。また、本実施の形態においては、顧客IDと優待商品との対応関係を定義する上で、カテゴリコードを用いて正規化された顧客マスタファイル254aおよびカテゴリ設定ファイル254bの二つのファイルを用意している。このため、ある属性によって分類された顧客のカテゴリに対して商品販売戦略を変更する際には、カテゴリ設定ファイル254bの内容だけを変更すればよい。
POS端末101のCPU201は、顧客情報取得処理を実行して顧客IDに対応する優待ランク、優待適用および割引商品コード群を取得すると、バーコードリーダ111によって入力された商品コードが優待商品コードと一致するか否かを判定し、一致する場合にはその商品コードにより特定される商品の商品単価を優待ランクに応じて割引く。
POS端末101のCPU201が、優待商品の商品単価を割引く処理は、その処理が行われるタイミングにより二種類に分類される。一つは、顧客がキャッシャに商品を渡すのと略同時に前回来店時に受け取ったレシートRTを渡すなどにより、商品コードが入力される前に顧客IDが入力され、その顧客に設定されている優待商品が特定されている場合である。これを説明の上では、第一の割引単価設定処理とする。もう一つは、商品コードが入力された後に顧客IDが入力されることにより、入力された商品コードにより特定される商品がその顧客に設定されている優待商品であることが事後的に判明した場合である。これを説明の上では、第二の割引単価設定処理とする。
図10は、商品コードが入力される前に顧客IDが入力された場合にPOS端末101のCPU201が実行する割引単価を設定する処理(第一の割引単価設定処理)の流れを示すフローチャートである。POS端末101のCPU201は、顧客IDが入力されたことにより顧客情報取得処理を実行して入力された顧客IDに対応する割引商品コード群を取得した場合、図8に示すチェックアウト処理を実行する際に、検索処理(ステップS12)に代えて、図10に示す第一の割引単価設定処理を実行する。
POS端末101のCPU201は、入力された顧客IDに対応する優待適用が「0:適用ナシ」である場合には(ステップS31のN)、前述した検索処理(ステップS12)と同様に、商品単価ファイル254cから入力された商品コードに対応する商品単価を取得し(ステップS32)、第一の割引単価設定処理を終了する。
これに対し、POS端末101のCPU201は、入力された顧客IDに対応する優待適用が「1:適用アリ」である場合には(ステップS31のY)、入力された商品コードにより特定される商品が優待商品であるか否かを判定する(ステップS33)。ステップS33における判定の結果、商品コードにより特定される商品が優待商品でない場合には(ステップS33のN)、POS端末101のCPU201は、前述したステップS32による処理を実行した後に第一の割引単価設定処理を終了する。これに対し、ステップS33における判定の結果、商品コードにより特定される商品が優待商品である場合には(ステップS33のY)、POS端末101のCPU201は、商品単価ファイル254cを検索して、入力された商品コードと取得した優待ランクにより特定される割引単価を取得し(ステップS34)、第一の割引単価設定処理を終了する。この場合、商品情報登録処理(図8のステップS13)において、POS端末101のCPU201は、商品コードと割引単価とを含む商品情報をRAM203に記憶する。
図11は、商品コードが入力された後に顧客IDが入力された場合にPOS端末101のCPU201が実行する割引単価を設定する処理(第二の割引単価設定処理)の流れを示すフローチャートである。POS端末101のCPU201は、商品コードが入力されRAM203に商品コードと商品単価とを含む商品情報を記憶した後に顧客IDが入力された場合、図11に示す第二の割引単価設定処理を実行する。
POS端末101のCPU201は、取得した優待適用が「0:適用ナシ」である場合には(ステップS41のN)、何も行わずに第二の割引単価設定処理を終了する。これに対し、POS端末101のCPU201は、取得した優待適用が「1:適用アリ」である場合には(ステップS41のY)、RAM203に記憶されている全ての商品情報について商品コードにより特定される商品が優待商品であるか否かをチェックする(ステップS42−1、S42−2)。このチェックにおいて、POS端末101のCPU201は、RAM203に記憶されている商品コードにより特定される商品が優待商品でなければその商品価格の割引を行わない(ステップS43のN)。これに対し、優待商品である場合には(ステップS43のY)、POS端末101のCPU201は、商品単価ファイル254cを検索して入力された商品コードおよび取得した優待ランクにより特定される割引単価を取得し、RAM203に記憶している商品情報のうち商品単価を割引単価に変更する(ステップS44)。このような処理が行われた後にステップS42−1とS42−2とに囲まれる処理ループを脱出すると、POS端末101のCPU201は、第二の割引単価設定処理を終了する。
RAM203に記憶されている商品情報のうち優待商品である商品の商品単価は、第二の割引単価設定処理によって割引単価に変更され、決済処理(図8のステップS15)における決済金額の算出に用いられる。
図12(a)〜(e)は、顧客が商品を購入する際に行われる優待商品への割引の適用例を示す模式図である。以下に示す適用例において、HDD204には、図5に示すデータを記憶している顧客マスタファイル254a、図6に示すデータを記憶しているカテゴリ設定ファイル254b、および、図7に示すデータを記憶している商品単価ファイル254cが格納されているとする。
ここで、顧客IDが「A」である顧客が化粧品口紅およびビールAの2点の商品を購入する場合を考える(図12(a))。POS端末101のCPU201は、顧客マスタファイル254aを検索して顧客ID=「A」に対応する優待ランクとして「2」を、優待適用として「1:適用アリ」を、カテゴリコードとして「1」をそれぞれ取得する。そして、POS端末101のCPU201は、カテゴリ設定ファイル254bを検索してカテゴリコード=「1」に対応する割引商品コード群として、「化粧品口紅」を特定する優待商品コードを取得する。つまり、顧客IDが「A」である顧客が購入しようとしている商品のうち、「化粧品口紅」が割引商品コード群に含まれる優待商品コードと一致し、割引が適用されることになる。そこで、POS端末101のCPU201は、商品単価ファイル254cを検索して、商品コードが「化粧品口紅」を示すデータレコードから優待ランクが「2」となる場合の割引単価を取得し、化粧品口紅の販売単価を「90円」に設定する。同様に、POS端末101のCPU201は、商品単価ファイル254cを検索して、商品コードが「ビールA」を示すデータレコードから優待適用のない通常の商品単価を取得し、ビールAの販売単価を「350円」に設定する。
以下、顧客IDが「B」、「C」および「D」である顧客がそれぞれ化粧品口紅およびビールAを購入する場合についても同様に、顧客マスタファイル254aおよびカテゴリ設定ファイル254bに設定されているデータに基づいて化粧品口紅およびビールAの販売が決定される。なお、顧客IDが「E」である顧客については、顧客マスタファイル254aにおいて優待適用が「0:適用ナシ」と設定されているため、この顧客が化粧品口紅およびビールAを購入する場合には割引は適用されず、化粧品口紅およびビールAの販売単価はそれぞれ「150円」、「350円」に設定される。
図13は、後処理においてレシートプリンタ106から印刷発行されるレシートRTの一例を示す模式図である。
POS端末101のCPU201は、図8に示すチェックアウト処理において後処理(ステップS16)を実行する際に、レシートRTを印刷発行する。図13では、図12(a)に基づいて前述した顧客IDが「A」である顧客が商品を購入してキャッシャと商品取引を実行した際に印字発行されるレシートRTを示している。
レシートRTは横書きで印刷発行される。レシートRTに記載される記載事項は、上から順に、レシート情報INFO、取引情報INFO2、メッセージMG、バーコードSBである。
レシート情報INFOは、レシートRTの最上部に配置され、店舗名やレシート発行日時などにより構成される。
取引情報INFO2は、顧客が購入した商品に関する商品情報や金銭取引情報などにより構成される。取引情報INFO2を構成する各行は、一例として、商品情報、合計金額情報、預り金額情報、釣銭金額情報などである。ここで、商品情報が割引適用を受けたものである場合、その商品情報に含まれる商品単価は取り消し線で上書きされ、その下の行には、割引適用後の割引単価が印刷されるとともに割引が適用されたことを示す丸優マークYMが付される。
メッセージMGは、店舗から顧客に向けたメッセージが記載され、特に、この顧客が次回来店する際に優待商品として設定される商品が記載される。これは、POS端末101のCPU201が顧客マスタファイル254aおよびカテゴリ設定ファイル254bを検索して顧客IDに対応する割引商品コード群を取得し、取得した割引商品コード群に含まれる優待商品コードを列挙することにより実現される。メッセージMGに示される文言の一例は、「次回お客様がこのレシートをお持ちいただくと/化粧品口紅 1点 ¥80/でご提供させていただきます。」である。
バーコードSBは、レシートRTの最下部かつ右側に配置される。このバーコードSBは、顧客IDがシンボル化されたものであり、商品コード入力部としてのバーコードリーダ111により読取が可能なものである。バーコードSBの代わりに、QRコードなどの二次元コードを用いることも可能である。
なお、本実施の形態では、CPU201が群取得処理(図9のステップS24)を実行しカテゴリコードに対応する割引商品コード群をRAM203に記憶しているが、別の実施の形態として、CPU201が群取得処理をすることなく、割引単価設定処理を実行する際にカテゴリ設定ファイル254bを参照して顧客のカテゴリコードに対応する割引商品コード群と商品コード入力部としてのバーコードリーダ111から入力された商品コードとを比較するようにしてもよい。
商品販売データ処理システムにおいて行われるチェックアウトの一例を示す模式図である。 商品販売データ処理システムのシステム構成を概略的に示す模式図である。 POS端末を示す斜視図である。 POS端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 顧客マスタファイルのデータ構造を示す模式図である。 カテゴリ設定ファイルのデータ構造を示す模式図である。 商品単価ファイルのデータ構造を示す模式図である。 POS端末のCPUが実行するチェックアウト処理の流れを示すフローチャートである。 POS端末のCPUが実行する顧客情報取得処理の流れを示すフローチャートである。 商品コードが入力される前に顧客IDが入力された場合にPOS端末のCPUが実行する割引単価を設定する処理(第一の割引単価設定処理)の流れを示すフローチャートである。 商品コードが入力された後に顧客IDが入力された場合にPOS端末のCPUが実行する割引単価を設定する処理(第二の割引単価設定処理)の流れを示すフローチャートである。 顧客が商品を購入する際に行われる優待商品への割引の適用例を示す模式図である。 後処理においてレシートプリンタから印刷発行されるレシートRTの一例を示す模式図である。
符号の説明
101…POS端末(商品販売データ処理装置)、104…キーボード(商品コード入力部)、106…レシートプリンタ、108…タッチパネル(商品コード入力部)、111…バーコードリーダ(商品コード入力部、顧客ID入力部、スキャナ)、111a…RFIDリーダライタ(顧客ID入力部)、203…RAM(商品情報記憶部)、254a…顧客マスタファイル(第1のデータファイル、第3のデータファイル、第4のデータファイル)、254b…カテゴリ設定ファイル(第2のデータファイル)、254c…商品単価ファイル(PLUファイル)、SB…バーコード(顧客ID、コードシンボル)

Claims (5)

  1. 商品を特定する商品コードを入力するための商品コード入力部と、
    顧客を特定する顧客IDを入力するための顧客ID入力部と、
    商品コードに対応付けて商品単価を記憶するPLUファイルを検索して前記商品コード入力部によって入力された商品コードに対応する商品単価を取得し、当該入力された商品コードと当該取得した商品単価とを含む商品情報を商品情報記憶部に記憶する商品販売データ処理を一取引毎に実行し、当該商品情報記憶部に記憶した商品情報に基づく決済処理を実行する手段と、
    顧客IDに対応付けて顧客をその属性に応じて分類する顧客分類コードを記憶する第1のデータファイルを検索して前記顧客ID入力部によって入力された顧客IDに対応する顧客分類コードを取得する顧客分類コード取得処理を実行する手段と、
    顧客分類コードに対応付けて割引対象となる一又は二以上の商品コードからなる割引商品コード群を記憶する第2のデータファイルを参照し、前記商品コード入力部によって入力された商品コードが前記顧客分類コード取得処理によって取得した顧客分類コードに対応する割引商品コード群に含まれていると判定した場合には当該入力された商品コードに対応する前記商品販売データ処理において取得する商品単価を割引く処理を実行する手段と、
    を備える商品販売データ処理装置。
  2. 顧客IDに対応付けて割引を適用するか否かを示す割引適用情報を記憶する第3のデータファイルを検索して前記顧客ID入力部によって入力された顧客IDに対応する割引適用情報を取得し、当該取得した割引適用情報が割引を適用する旨を示すものであると判定した場合には前記商品単価を割引く処理を実行する、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記PLUファイルには、商品コード毎に優待ランクに対応付けて割引価格が記憶され、
    顧客IDに対応付けて優待ランクを記憶している第4のデータファイルを検索して前記顧客ID入力部によって入力された顧客IDに対応する優待ランクを取得する処理を実行し、
    前記商品単価を割引く処理では、前記PLUファイルを検索して前記入力された商品コードおよび前記取得された優待ランクに対応した割引価格を取得する、
    請求項1または2記載の商品販売データ処理装置。
  4. 印刷を実行するレシートプリンタを備え、
    前記商品コード入力部によって入力された商品コードが前記取得した顧客分類コードに対応する割引商品コード群に含まれていると判定した場合には、割引が適用されている旨を前記レシートプリンタに印刷させる処理を実行する、
    請求項1から3のいずれか一に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 顧客IDをシンボル化したコードシンボルを含む印刷データを前記レシートプリンタに印刷させる処理を実行し、
    前記顧客ID入力部は、前記レシートプリンタが印刷したコードシンボルを読取るスキャナである、
    請求項4記載の商品販売データ処理装置。
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