JP2912766B2 - 電子式キャッシュレジスタ - Google Patents

電子式キャッシュレジスタ

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JP2912766B2
JP2912766B2 JP4127452A JP12745292A JP2912766B2 JP 2912766 B2 JP2912766 B2 JP 2912766B2 JP 4127452 A JP4127452 A JP 4127452A JP 12745292 A JP12745292 A JP 12745292A JP 2912766 B2 JP2912766 B2 JP 2912766B2
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単体で若しくはPOS
(販売時点情報管理)システムのターミナルとして用い
られる電子式キャッシュレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子式キャッシュレジスタはプ
リンタを備えており、商品の販売登録が行われる毎にそ
の登録商品の販売データをレシート用紙及びジャーナル
用紙に印字出力する。また1取引の登録終了を指示する
締めキーがキー入力されると、該取引での合計金額デー
タを算出してレシート用紙及びジャーナル用紙に印字出
力し、さらにレシート用紙を切断して客に発行するよう
になっている。
【0003】ただし、この種の電子式キャッシュレジス
タを使用する店でも、レシートとは別に日付,金額,発
行人,受取人等を明記した領収書を客から請求される場
合がある。このため、店側では予め日付欄,金額欄,発
行人欄,受取人欄等が形成された領収書用紙を予め用意
しており、客から領収書の請求を受けた場合には店員が
その領収書用紙に日付,合計金額,受取人名等を書き込
んで客に発行していた。
【0004】また、この領収書にはその額面金額が所定
金額以上であると印紙を貼付しなければならない。この
ため、領収書用紙には印紙の貼付欄が予め設けられてお
り、店員は領収書の額面金額が所定金額以上であるとそ
の印紙貼付欄に所定の印紙を貼り割印を押して客に発行
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、客
から領収書の請求を受けると専用の領収書用紙に店員が
日付,金額,受取人名等を書き込む作業が要求され店員
の負担が大きい上、予め専用の領収書用紙を用意しなけ
ればならない面倒があった。
【0006】
【0007】そこで本発明は、簡単なキー操作により客
から請求を受けた領収書の自動発行が可能であり、領収
書の発行に要する店員の負担軽減を図るとともに、予め
専用の領収書用紙を用意する面倒をなくした電子式キャ
ッシュレジスタを提供しようとするものである。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、1取引の登録締めを指示する締めキー、1取引で販
売登録される商品の合計金額を記憶する合計金額メモ
リ、レシート用紙にデータを印字するプリンタを有し、
商品の販売登録後に締めキーが入力されると、プリンタ
により合計金額メモリ内の合計金額データ等をレシート
用紙に印字してレシートを発行する電子式キャッシュレ
ジスタにおいて、現在の日付を計時する時計回路と、領
収書の発行を指示する領収書キーとを設ける。また、印
字フォームデータ記憶手段は、受取人欄,金額欄及び日
付欄を有する領収書の印字フォームデータを予め記憶す
る。そして、領収書発行手段は、締めキーの入力後に領
収書キーが入力されると印字フォームデータ記憶手段に
より記憶された印字フォームデータに基づいてプリンタ
によりレシート用紙に受取人欄,金額欄及び日付欄を印
字するとともに当該金額欄に合計金額メモリ内の合計金
額データを印字しかつ当該日付欄に時計回路で計時され
た日付データを印字して領収書を発行するようにしたも
のである。
【0010】本願請求項2対応の発明は、時計回路及び
領収書キーを設けるとともに、印字フォームデータ記憶
手段は、受取人欄,金額欄及び日付欄を有する第1の領
収書の印字フォームデータと受取人欄,金額欄及び日付
欄に加えて印紙貼付欄を有する第2の領収書の印字フォ
ームデータとを予め記憶する。また、締めキーの入力後
に領収書キーが入力されると合計金額メモリ内の合計金
額が印紙を必要とする所定金額以上か否かを判断する金
額判断手段を設ける。そして、領収書発行手段は、金額
判断手段により合計金額が所定金額未満であると判断し
たとき印字フォームデータ記憶手段により記憶された第
1の領収書の印字フォームデータに基づいてプリンタに
よりレシート用紙に受取人欄,金額欄及び日付欄を印字
するとともに当該金額欄に合計金額メモリ内の合計金額
データを印字しかつ当該日付欄に時計回路で計時された
日付データを印字して領収書を発行する第1の領収書発
行手段と、金額判断手段により合計金額が所定金額以上
であると判断したとき印字フォームデータ記憶手段によ
り記憶された第2の領収書の印字フォームデータに基づ
いてプリンタによりレシート用紙に受取人欄,金額欄,
日付欄及び印紙貼付欄を印字するとともに当該金額欄に
合計金額メモリ内の合計金額データを印字しかつ当該日
付欄に時計回路で計時された日付データを印字して領収
書を発行する第2の領収書発行手段とするようにしたも
のである。
【0011】
【作用】本願請求項1対応の発明においては、商品の販
売登録後、締めキーがキー入力されると、プリンタによ
りレシート用紙に合計金額メモリに格納されている合計
金額データが印字されてレシートが発行される。
【0012】その後、領収書キーが入力されると、印字
フォームデータ記憶手段により記憶された印字フォーム
データに基づいてプリンタによりレシート用紙に受取人
欄,金額欄及び日付欄が印字されるとともに当該金額欄
に合計金額メモリ内の合計金額データが印字され、かつ
当該日付欄に時計回路で計時された日付データが印字さ
れて、領収書として発行される。
【0013】また本願請求項2対応の発明においては、
領収書キーが入力されると、上記合計金額メモリ内の合
計金額データが所定の金額以上か否かが判断される。
【0014】そして、合計金額データが所定金額未満で
あると判断された場合には、印字フォームデータ記憶手
段により記憶された第1の領収書の印字フォームデータ
に基づいてプリンタによりレシート用紙に受取人欄,金
額欄及び日付欄が印字されるとともに当該金額欄に合計
金額メモリ内の合計金額データが印字され、かつ当該日
付欄に時計回路で計時された日付データが印字されて、
印紙貼付欄のない領収書として発行される。
【0015】これに対し、合計金額が所定金額以上であ
ると判断された場合には、印字フォームデータ記憶手段
により記憶された第2の領収書の印字フォームデータに
基づいてプリンタによりレシート用紙に受取人欄,金額
欄,日付欄及び印紙貼付欄が印字されるとともに当該金
額欄に合計金額メモリ内の合計金額データが印字され、
かつ当該日付欄に時計回路で計時された日付データが印
字されて、印紙貼付欄のある領収書として発行される。
【0016】したがって、請求項1及び2記載の発明に
おいては、受取人欄,金額欄,日付欄等を予め印刷した
専用の領収書用紙が不要となる。また、領収書に額面金
額や日付等を書き込む手間がなくなる。
【0017】さらに、請求項2記載の発明においては、
印紙が必要な領収書にのみ印紙貼付欄が設けられるの
で、印紙が不要な領収書に間違って印紙を貼ってしまう
ミスが起こり得ない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例では通信回線を介して上
位のホストコンピュータに接続され、該コンピュータに
よって制御されるPOSターミナルに本発明を適用した
場合について述べる。
【0019】図1はPOSターミナル1の外観を示す斜
視図である。このPOSターミナル1は、キーボード2
と、表示器3と、プリンタ4と、バーコードを光学的に
読取るタッチスキャナ5と、現金等を収容するためのド
ロワ6とを備える。
【0020】前記キーボード2には、数値データを入力
するための置数キー2aの他、PLU(プライス・ルッ
ク・アップ)コードの入力を指示するPLUキー2b、
小計金額の出力を指示する小計キー2c、1取引の登録
締めを指示する締めキー2d、領収書の発行を指示する
領収書キー2e等の各種ファンクションキーが配設され
ている。
【0021】また、このキーボード2には、電源のオ
ン、オフを制御するとともに、「登録」「点検」「精
算」「設定」等の各種業務モードを切換えるためのモー
ドスイッチ7が設けられている。このモードスイッチ7
は鍵にて切換え操作される。
【0022】因みに、「登録」とは客が買上げる商品の
販売データを記憶部に累計処理するとともにレシートを
印字発行する業務である。「点検」とは「登録」によっ
て記憶部に累計された商品販売データをレポート出力す
る業務である。「精算」とは「登録」によって記憶部に
累計された商品販売データをレポート出力するとともに
上記記憶部の内容をクリアする業務である。「設定」と
は「登録」「点検」「精算」等の業務を実行する上で必
要なデータを前記記憶部に設定する業務である。
【0023】前記表示器3は、正面にキャッシャ用画面
3aを備えており、背面に客用画面3bを備えている。
【0024】前記プリンタ4は、レシート用紙及びジャ
ーナル用紙に商品販売データ等を印字するもので、印字
済みのジャーナル用紙は内部で巻き取られ、印字済みの
レシート用紙はレシート発行口8から排出されるように
なっている。また、レシート用紙及びジャーナル用紙の
有無を確認するための記録紙監視窓9が設けられてい
る。
【0025】図2は前記POSターミナル1の回路構成
を示すブロック図である。このPOSターミナル1は、
制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)11、上
記CPU11が各部を制御するためのプログラムデータ
等が格納されたROM(リード・オンリ・メモリ)1
2、上記CPU11が処理するデータを格納する各種メ
モリエリアが形成されるRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)13を有する。
【0026】また、このPOSターミナル1は、現在の
日付や時刻を計時する時計回路14、前記モードスイッ
チ7からの信号が入力されるとともに前記ドロワ6を開
放動作させるドロワ開放装置6aに駆動信号を出力する
I/Oポート15、前記ホストコンピュータとの間で通
信回線を介して行われるデータの送受信を制御する通信
インタフェース16、前記キーボード2からのキー信号
が入力されるキーボードコントローラ17、前記表示器
3を駆動制御して表示データに対応する文字,数字等を
各画面3a,3bに表示させる表示コントローラ18、
前記プリンタ4の駆動を制御するプリンタコントローラ
19、前記タッチスキャナ5で読み取られたバーコード
データが入力されるスキャナインタフェース20等を備
えている。
【0027】前記CPU11と、ROM12、RAM1
3、時計回路14、I/Oポート15、通信インタフェ
ース16、キーボードコントローラ17、表示コントロ
ーラ18、プリンタコントローラ19及びスキャナイン
タフェース20とはバスライン21により相互に接続さ
れている。
【0028】このPOSターミナル1は、前記プリンタ
4によりレシート用紙を用いて図3(a)または(b)
に示す印字フォームの領収書31,32を任意に発行で
きるようになっている。
【0029】一般に、国又は地域では領収書の額面金額
が所定金額を越えるとその額面金額に応じた金額の印紙
が必要となる。そこで本実施例では、説明の便宜上、額
面金額が3万円未満の場合には印紙額が0円、額面金額
が3万円以上100万円未満の場合には印紙額が200
円、額面金額が100万円以上200万円未満の場合に
は印紙額が400円、額面金額が200万円以上300
万円未満の場合には印紙額が600円、額面金額が30
0万円以上500万円未満の場合には印紙額が1000
円、として以下の説明を続ける。
【0030】すなわち、このPOSターミナル1は、領
収書の額面金額が3万円未満の場合には図3(a)に示
すように受取人名欄A、額面金額欄B、日付欄Cが設け
られ、印紙貼付欄Dのない印字フォームの領収書31を
発行し、領収書の額面金額が3万円以上の場合には図3
(b)に示すように受取人名欄A、額面金額欄B、日付
欄Cとともに印紙貼付欄Dが設けられた印字フォームの
領収書32を発行する。
【0031】この場合において、いずれの領収書31,
32も、額面金額欄Bには領収書の額面金額が、日付欄
Cには取引のあった日付がそれぞれ印字される。また、
発行人に相当する店名E、発行者に該当する責任者コー
ドF、領収書番号G、領収書を発行したPOSターミナ
ルのIDコードH等が印字されて発行されるようになっ
ている。
【0032】このPOSターミナル1は、これらの領収
書発行を実現するために、RAM13に図4に示す各種
メモリ領域を形成している。印字フォームデータエリア
41は、受取人名欄A、額面金額欄B、日付欄Cが設け
られ、印紙貼付欄Dのない第1の領収書31の印字フォ
ームデータ41aと、受取人名欄A、額面金額欄B、日
付欄Cとともに印紙貼付欄Dが設けられた第2の領収書
32の印字フォームデータ41bとを予め設定するエリ
アであり、印字フォームデータ記憶手段を構成する。
【0033】印紙テーブル42は、領収書の額面金額に
対応して印紙の金額を予め設定するエリアである。従っ
て、この実施例では額面金額3万円に対して印紙額0円
が設定され、額面金額100万円に対して印紙額200
円が設定され、額面金額200万円に対して印紙額40
0円が設定され、額面金額300万円に対して印紙額6
00円が設定され、額面金額500万円に対して印紙額
1000円が設定される。
【0034】ワークエリア43は、1取引で販売登録さ
れた商品の合計金額を格納するためのエリアであり、合
計金額メモリを構成する。ワークエリア44は、発行指
示された領収書の額面金額を格納するためのエリアであ
る。
【0035】カウンタエリア45は、領収書の一連番号
Mを計数するためのエリアであり、このカウント値Mが
領収書31,32の領収書一連番号Gとして印字され
る。カウンタエリア46は、領収書の発行枚数Nを計数
するためのエリアである。
【0036】フラグエリア47は、領収書の発行形態を
示す領収書管理フラグRF(売上金額に連動しての発行
の場合“01H ”、売上金額に連動せず強制発行の場合
“10H ”)がセットされるエリアである。コードエリ
ア48は、現在操作中のオペレータに割当てられた責任
者コードを格納するエリアであり、この責任者コードエ
リアの内容が領収書31,32の責任者コードFとして
印字される。
【0037】領収書レコードファイル49は、図5に示
すように[発行日]51、[発行時間]52、[領収書
番号]53、[発行者]54、[額面金額]55、[領
収書管理フラグRF]56からなる領収書レコード50
を蓄積するためのファイルである。
【0038】ここで、[発行日]51及び[発行時間]
52は時計回路14から読出した日付及び時刻がセット
される。[領収書番号]53はカウンタエリア45のカ
ウント値Mがセットされる。[額面金額]55はワーク
エリア44内のデータがセットされる。[領収書管理フ
ラグRF]56はフラグエリア47の状態がそのままセ
ットされる。
【0039】しかして、CPU11は、モードスイッチ
7により「登録」モードが選択されている状態で、タッ
チスキャナ5によるバーコードの読取り操作等により販
売商品のデータが登録されると、該販売商品の販売金額
を取得してワークエリア43に加算処理する。次いで、
表示器3に販売金額等を表示させるとともに、プリンタ
4によりレシート用紙及びジャーナル用紙に商品名,販
売金額等を印字出力する。なお、ワークエリア43は1
取引の最初の商品登録に応動して“0”にクリアされ
る。
【0040】また、商品の販売登録後に締めキー2dが
キー入力されると、前記ワークエリア43の内容を1取
引の合計金額として表示器3に表示させるとともに、プ
リンタ6によりレシート用紙及びジャーナル用紙に上記
合計金額等を印字出力し、レシート発行口8からレシー
トを発行するようにプログラム制御されている。
【0041】またCPU11は、上記締めキー2dのキ
ー入力後に領収書キー2eのキー入力を検知すると、図
7に示す処理を実行するようにプログラム制御されてい
る。すなわち、始めに締めキー2dのキー入力後である
ことを確認した後、領収書キー2eのキー入力直前に置
数キー2aにより置数データが入力されたか否かを判定
する。
【0042】そして、置数データが入力されている場合
には、売上金額に連動しない領収書の強制発行が指示さ
れたので、フラグエリア47に領収書管理フラグRF=
“10”をセットするとともに、置数データを領収書の
額面金額データとしてワークエリア44に書き込む。
【0043】これに対し、置数データが入力されていな
い場合には、売上金額に連動する領収書の発行が指示さ
れたので、フラグエリア47に領収書管理フラグRF=
“01”をセットするとともに、ワークエリア43内の
合計金額データを領収書の額面金額データとしてワーク
エリア44に書き込む。次に、カウンタエリア45のカ
ウント値Mと、カウンタエリア46のカウント値Nとを
それぞれ「+1」ずつ更新する。
【0044】次に、印紙テーブル42を参照してワーク
エリア44内の領収書額面金額に対応する印紙額を決定
し、表示器3にその領収書額面金額と印紙額とを表示さ
せる。次に、上記印紙額が“0”円より大きいか否か、
すなわち領収書の額面金額が印紙を必要とする所定金額
(3万円)以上か否かを判断する(金額判断手段)。そ
して、印紙額が“0”円の場合には印紙が不要なので、
印字フォームデータエリア41に予め設定された一方の
印字フォームデータ、つまりは第1の領収書31の印字
フォームデータ41aを選択し、その印字フォームに従
いプリンタ4によりレシート用紙にデータ印字し領収書
としてレシート発行口8から発行する(第1の領収書発
行手段)。すなわち、図3(a)に示すようにレシート
用紙に受取人名欄A、額面金額欄B、日付欄Cを印字す
るとともに、額面金額欄Bにはワークエリア44内の額
面金額データを印字しかつ日付欄Cには時計回路14か
ら読出した日付データを印字して領収書31を発行す
る。
【0045】これに対し、印紙額が“0”円より大きい
場合には印紙が必要なので、印字フォームデータエリア
41に予め設定された他方の印字フォームデータ、つま
りは第2の領収書32の印字フォームデータ41bを選
択し、その印字フォームに従いプリンタ4によりレシー
ト用紙にデータ印字し領収書としてレシート発行口8か
ら発行する(第2の領収書発行手段)。
【0046】すなわち、図3(b)に示すようにレシー
ト用紙に受取人名欄A、額面金額欄B、日付欄C,印紙
貼付欄Dを印字するとともに、額面金額欄Bにはワーク
エリア44内の額面金額データを印字しかつ日付欄Cに
は時計回路14から読出した日付データを印字して領収
書32を発行する。
【0047】なお、いずれの場合もジャーナル用紙には
レシート用紙とは異なる印字フォームで領収書データを
印字する。
【0048】次に、図5に示すデータフォーマットで領
収書レコード50を作成し、その作成した領収書レコー
ド50を領収書レコードファイル49に格納する。その
後、フラグエリア47の領収書管理フラグRFをリセッ
トして、この処理を終了する。
【0049】また、CPU11はモードスイッチ7によ
り「点検」または「精算」モードが選択されている状態
で、キー入力により領収書レコードの点検または精算レ
ポート出力が指示されると、図8に示すように、領収書
レコードファイル49の内容を順次読出して、プリンタ
4によりレシート用紙に図6に示す印字フォームでデー
タ印字し、領収書発行レポート60としてレシート発行
口8から発行する。なお、この領収書発行レポート60
の最終行にはカウンタエリア46のカウント値Nを領収
書発行枚数61として印字する。そして、精算レポート
の場合には上記領収書レコードファイル49をクリアす
るとともに、上記カウンタエリア46のカウント値Nを
“0”にリセットする。
【0050】このような構成の本実施例においては、1
人の客が買い上げた商品の販売登録が行なわれ、締めキ
ー2dがキー入力されると、レシート発行口8からレシ
ートが発行される。
【0051】この状態で、その客が売上合計に連動した
領収書の発行を請求すると、店員は領収書キー2eをキ
ー入力する。そうすると、ワークエリア43内の売上合
計金額が領収書の額面金額に決定されてワークエリア4
4に格納される。また、カウンタMで計数される領収書
一連番号及びカウンタNで計数される領収書発行枚数が
それぞれ「+1」ずつ更新される。さらに、印紙テーブ
ル42が参照されて領収書の額面金額に対応する印紙額
が求められ、額面金額とともに表示器3に表示される。
【0052】ここで、額面金額が3万円未満の場合には
[印紙額=0]であり印紙が不要となる。従って、印字
フォームデータエリア41から一方の印字フォームデー
タ41aが選択され、その印字フォームに従いプリンタ
4によりレシート用紙にデータ印字が行なわれ、図3
(a)に示す印紙貼付欄Dのない領収書31としてレシ
ート発行口8から自動発行される。
【0053】これに対し、額面金額が3万円以上の場合
には[印紙額>0]であり印紙が必要となる。従って、
印字フォームデータエリア41から他方の印字フォーム
データ41bが選択され、その印字フォームに従いプリ
ンタ4によりレシート用紙にデータ印字が行なわれ、図
3(b)に示す印紙貼付欄Dのある領収書32としてレ
シート発行口8から自動発行される。
【0054】従って、領収書キー2eをキー入力するだ
けの簡単なキー操作で、レシート用紙により領収書を印
字発行できるので、領収書の発行作業に要する店員の負
担が軽減される上、予め専用の領収書用紙を用意する手
間も省かれるので、経済面においてもまた物品管理面に
おいても優れた効果を奏し得る。しかも、印紙が必要な
領収書にのみ印紙貼付欄が設けられるので、印紙が不要
な領収書に間違って印紙を貼ってしまうようなミスを防
止できる。
【0055】また、この領収書発行後、図5に示すデー
タフォーマットで領収書レコード50が作成され、この
領収書レコード50は領収書レコードファイル49に順
次格納される。
【0056】こうして、領収書レコードファイル49に
蓄積された領収書レコード50は「点検」または「精
算」モードにおいて図6に示す領収書発行レポート60
の形式でいつでも出力することができる。従って、この
領収書発行レポート60から例えばいつ、どの店員が、
いくらの額面金額の領収書を発行したのかを後で容易に
確認することができる。
【0057】また、本実施例のPOSターミナルは、売
上金額に連動しない単なる領収書発行機としても使用可
能である。すなわち、商品を買い上げた客がその買上金
額の一部について領収書を請求した場合、店員はその客
についての商品登録を締め操作した後、客が希望する額
面金額を置数キー2aで置数してから領収書キー2eを
キー入力する。こうすることにより、その置数された額
面金額の領収書がレシート用紙により自動発行される。
この場合においても額面金額が3万円未満の場合には印
紙貼付欄無しの領収書31が発行され、3万円以上の場
合には印紙貼付欄有りの領収書32が発行される。
【0058】なお、前記実施例では領収書レコードファ
イル49をPOSターミナル1側に設けたが、このファ
イル49をホストコンピュータに設け、各POSターミ
ナル1で発行した領収書レコードをホストコンピュータ
が通信回線を介して収集し蓄積することによって、各P
OSターミナル1での領収書発行データを管理するよう
にしてもよい。この場合、領収書レコード50の項目に
各POSターミナル1のIDコードが追加されると、領
収書を発行したPOSターミナルを特定できるようにな
るので好都合である。
【0059】また、レポート出力の形態は印字に限ら
ず、表示器3に一覧表示させるようにしてもよい。さら
に、印字フォームデータ41a,41bはROM12に
固定的に設定するようにしてもよい。
【0060】この他、本発明を単体の電子式キャッシュ
レジスタに用いる等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、簡
単なキー操作により客から請求を受けた領収書の自動発
行が可能であり、領収書の発行に要する店員の負担軽減
を図るとともに、予め専用の領収書用紙を用意する面倒
をなくした電子式キャッシュレジスタを提供できる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるPOSターミナルの
外観を示す斜視図。
【図2】 前記POSターミナルの制御回路構成を示す
ブロック図。
【図3】 同実施例で発行される領収書の印字例を示す
図。
【図4】 前記POSターミナルのRAMに形成される
主要メモリ構成図。
【図5】 同実施例における領収書レコードのフォーマ
ットを示す図。
【図6】 同実施例における領収書発行レポートの印字
例を示す図。
【図7】 前記POSターミナルのCPUが実行する領
収書キー処理を示す流れ図。
【図8】 前記POSターミナルのCPUが実行する領
収書発行レポート出力処理を示す流れ図。
【符号の説明】
1…POSターミナル、2…キーボード、2d…締めキ
ー、2e…領収書キー、3…表示器、4…プリンタ、1
1…CPU、12…ROM、13…RAM、31,32
…領収書、41…印字フォームデータエリア、42…印
紙テーブル、49…領収書レコードファイル、50…領
収書レコード、60…領収書発行レポート。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1取引の登録締めを指示する締めキー、
    1取引で販売登録される商品の合計金額を記憶する合計
    金額メモリ、レシート用紙にデータを印字するプリンタ
    を有し、商品の販売登録後に前記締めキーが入力される
    と、前記プリンタにより前記合計金額メモリ内の合計金
    額データ等をレシート用紙に印字してレシートを発行す
    る電子式キャッシュレジスタにおいて、 現在の日付を計時する時計回路と、 領収書の発行を指示する領収書キーと、 受取人欄,金額欄及び日付欄を有する領収書の印字フォ
    ームデータを予め記憶する印字フォームデータ記憶手段
    と、 前記締めキーの入力後に前記領収書キーが入力されると
    前記印字フォームデータ記憶手段により記憶された印字
    フォームデータに基づいて前記プリンタにより前記レシ
    ート用紙に受取人欄,金額欄及び日付欄を印字するとと
    もに当該金額欄に前記合計金額メモリ内の合計金額デー
    タを印字しかつ当該日付欄に前記時計回路で計時された
    日付データを印字して領収書を発行する領収書発行手段
    と、 を具備したことを特徴とする電子式キャッシュレジス
    タ。
  2. 【請求項2】 1取引の登録締めを指示する締めキー、
    1取引で販売登録される商品の合計金額を記憶する合計
    金額メモリ、レシート用紙にデータを印字するプリンタ
    を有し、商品の販売登録後に前記締めキーが入力される
    と、前記プリンタにより前記合計金額メモリ内の合計金
    額データ等をレシート用紙に印字してレシートを発行す
    る電子式キャッシュレジスタにおいて、 現在の日付を計時する時計回路と、 領収書の発行を指示する領収書キーと、 受取人欄,金額欄及び日付欄を有する第1の領収書の印
    字フォームデータと受取人欄,金額欄及び日付欄に加え
    て印紙貼付欄を有する第2の領収書の印字フォームデー
    タとを予め記憶する印字フォームデータ記憶手段と、 前記締めキーの入力後に前記領収書キーが入力されると
    前記合計金額メモリ内の合計金額が印紙を必要とする所
    定金額以上か否かを判断する金額判断手段と、 この金額判断手段により前記合計金額が所定金額未満で
    あると判断されると前記印字フォームデータ記憶手段に
    より記憶された第1の領収書の印字フォームデータに基
    づいて前記プリンタにより前記レシート用紙に受取人
    欄,金額欄及び日付欄を印字するとともに当該金額欄に
    前記合計金額メモリ内の合計金額データを印字しかつ当
    該日付欄に前記時計回路で計時された日付データを印字
    して領収書を発行する第1の領収書発行手段と、 前記金額判断手段により前記合計金額が所定金額以上で
    あると判断されると前記印字フォームデータ記憶手段に
    より記憶された第2の領収書の印字フォームデータに基
    づいて前記プリンタにより前記レシート用紙に受取人
    欄,金額欄,日付欄及び印紙貼付欄を印字するとともに
    当該金額欄に前記合計金額メモリ内の合計金額データを
    印字しかつ当該日付欄に前記時計回路で計時された日付
    データを印字して領収書を発行する第2の領収書発行手
    段と、 を具備したことを特徴とする電子式キャッシュレジス
    タ。
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JPH0161793U (ja) * 1987-10-15 1989-04-19
JP2895496B2 (ja) * 1989-02-17 1999-05-24 富士通株式会社 領収書発行装置

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