JP3915142B2 - 脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置 - Google Patents

脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、蒸気ボイラやガスタービン等から排出される排ガス中には、窒素酸化物(NOx)が含まれているため、このようなNOxは脱硝装置によって除去する必要がある。
【0003】
図6は従来の脱硝装置の一例を表わすものであって、1は蒸気ボイラから排出される排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンから排出される排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスが合流して流通するダクト、2は前記ダクト1途中に設けられ且つ内部に触媒が充填された脱硝装置、3aは前記ダクト1a内を流れる排ガス流量4a(単位は[Nm3/h])を検出する流量計、3bは前記ダクト1b内を流れる排ガス流量4b(単位は[Nm3/h])を検出する流量計、5aは前記ダクト1a内を流れる排ガス中に含まれる入口NOx濃度6a(単位は[ppm])を検出する入口NOx濃度計、5bは前記ダクト1b内を流れる排ガス中に含まれる入口NOx濃度6b(単位は[ppm])を検出する入口NOx濃度計、7は前記脱硝装置2を通過した排ガス中に含まれる出口NOx濃度8(単位は[ppm])を検出する出口NOx濃度計、9は前記脱硝装置2の入側にアンモニア(NH3)を注入するためのアンモニア注入管、10はアンモニア注入管9途中に設けられた流量調整弁、11はアンモニア注入管9からダクト1内へ注入される実際アンモニア注入量12(単位は[kg/h])を検出するアンモニア計、13は流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bと入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bと出口NOx濃度計7で検出された出口NOx濃度8とアンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12とに基づき流量調整弁10へ開度指令14を出力する制御器である。
【0004】
前記制御器13は、図7に示される如く、流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bの和を求め、総排ガス流量28を出力する加算器27と、
入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bの和を求め、総入口NOx濃度30を出力する加算器29と、
前記加算器27から出力される総排ガス流量28と加算器29から出力される総入口NOx濃度30とに基づき、次式
[数1]
必要アンモニア注入量[kg/h]
=κ×総排ガス流量[Nm3/h]×総入口NOx濃度[ppm]×モル比
(但し、κは比例定数)
から必要アンモニア注入量16を求めて出力する演算器15と、
出口NOx濃度計7で検出された出口NOx濃度8と、予め設定された出口NOx濃度設定値17との差を求め、出口NOx濃度偏差19を出力する減算器18と、
該減算器18から出力される出口NOx濃度偏差19を積分処理して信号21を出力する積分調節器20と、
該積分調節器20から出力される信号21を前記演算器15から出力される必要アンモニア注入量16に加え、補正アンモニア注入量23を出力する加算器22と、
該加算器22から出力される補正アンモニア注入量23と、アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12との差を求め、アンモニア注入量偏差25を出力する減算器24と、
該減算器24から出力されるアンモニア注入量偏差25を比例積分処理して流量調整弁10へ開度指令14を出力する比例積分調節器26と
を備えてなる構成を有している。
【0005】
図6及び図7に示される如き脱硝装置2においては、アンモニア注入管9からダクト1内へアンモニアを注入し、脱硝装置2内の触媒によって排ガス中に含まれるNOxを還元することにより、排出されるNOxを抑制するようになっているが、このとき、アンモニアの注入量に関しては、次のような手順で制御が行われる。
【0006】
即ち、流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bは、制御器13へ入力され、該制御器13の加算器27において前記排ガス流量4a,4bの和が求められ、総排ガス流量28が演算器15へ出力され、入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bの和が加算器29において求められ、総入口NOx濃度30が演算器15へ出力され、該演算器15において前記[数1]の式から必要アンモニア注入量16が求められて加算器22へ出力され、出口NOx濃度計7で検出された出口NOx濃度8と、予め設定された出口NOx濃度設定値17との差が減算器18において求められ、出口NOx濃度偏差19が積分調節器20へ出力され、該積分調節器20から出力される信号21が加算器22において前記演算器15から出力される必要アンモニア注入量16に加えられ、補正アンモニア注入量23が減算器24へ出力され、該減算器24において、加算器22から出力される補正アンモニア注入量23と、アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12との差が求められ、アンモニア注入量偏差25が比例積分調節器26へ出力され、該比例積分調節器26において減算器24から出力されるアンモニア注入量偏差25が比例積分処理されて流量調整弁10へ開度指令14が出力され、該開度指令14に基づいて流量調整弁10の開度が調整され、出口NOx濃度8が出口NOx濃度設定値17以下となるよう、アンモニア注入管9からダクト1内へ所要量のアンモニアが注入される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く、蒸気ボイラから排出される排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンから排出される排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する場合、脱硝装置2へ流入する排ガスの状態(排ガス中のNOxの濃度や排ガス流量)がダクト1内の特に上部と下部において均等になりにくくなり、出口NOx濃度8が出口NOx濃度設定値17以下となっていても、脱硝装置2の実際の出口NOx濃度がダクト1内において均等にならず、部分的に出口NOx濃度設定値17を上回る箇所が存在することがあった。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、簡単な構成により、脱硝装置の実際の出口NOx濃度をダクト内において均等化し得、出口NOx濃度設定値以下に保持し得る脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、蒸気ボイラからの排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンからの排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する脱硝装置のアンモニア注入量制御方法であって、
ダクト1a,1b内を流れる排ガス流量4a,4bと排ガス中に含まれる入口NO x 濃度6a,6bとを検出し、脱硝装置2の出口側におけるダクト1の深さ方向上下部における排ガス中に含まれる出口NO x 濃度8a,8bを検出し、脱硝装置2の入口側におけるダクト1の深さ方向上下部においてアンモニア注入管9a,9bから注入される実際アンモニア注入量12を検出し、前記排ガス流量4a,4bの和である総排ガス流量28と前記入口NO x 濃度6a,6bの和である総入口NO x 濃度30とに基づき必要アンモニア注入量16を求め、前記出口NO x 濃度8a,8bの平均値52から出口NO x 濃度設定値17を差し引いた出口NO x 濃度偏差19と前記必要アンモニア注入量16とから補正アンモニア注入量23を求め、該補正アンモニア注入量23と実際アンモニア注入量12とのアンモニア注入量偏差32からアンモニア注入管9a,9bの流量調整弁10a,10bの基本開度指令34を求めると共に、ガスタービンの排ガス流量4aから求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン36,38と、出口NOx濃度8a,8bの出口NOx濃度差40に基づく出口NOx濃度差修正値42から出口NOx濃度差40がなくなるよう求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44とから最終開度補正ゲイン46,48を求め、前記基本開度指令34に最終開度補正ゲイン46,48を掛けて得られる開度指令14a,14bに応じて流量調整弁10a,10bの開度を調整することにより、前記ダクト1の深さ方向上下部におけるアンモニアの注入量を制御することを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制御方法にかかるものである。
【0010】
又、本発明は、蒸気ボイラからの排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンからの排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する脱硝装置のアンモニア注入量制御装置であって、
ダクト1a,1b内を流れる排ガス流量4a,4bを検出する流量計3a,3bと、
ダクト1a,1b内の排ガス中に含まれる入口NO x 濃度6a,6bを検出する入口NOx濃度計5a,5bと、
脱硝装置2の出口側におけるダクト1の深さ方向上下部における排ガス中に含まれる出口NO x 濃度8a,8bを検出する出口NOx濃度計7a,7bと、
脱硝装置2の入口側におけるダクト1の深さ方向上下部においてアンモニアを注入するためのアンモニア注入管9a,9bと、
各アンモニア注入管9a,9b途中に設けられた流量調整弁10a,10bと、
各アンモニア注入管9a,9bからダクト1内へ注入される実際アンモニア注入量12を検出するアンモニア計11と、
前記流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bの和である総排ガス流量28と前記入口NO x 濃度計5a,5bで検出された入口NO x 濃度6a,6bの和である総入口NO x 濃度30とに基づき必要アンモニア注入量16を求め、前記出口NO x 濃度計7a,7bで検出された出口NO x 濃度8a,8bの平均値52から出口NO x 濃度設定値17を差し引いた出口NO x 濃度偏差19と前記必要アンモニア注入量16とから補正アンモニア注入量23を求め、該補正アンモニア注入量23と前記アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12とのアンモニア注入量偏差32から流量調整弁10a,10bの基本開度指令34を求めると共に、ガスタービンの排ガス流量4aから求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン36,38と、出口NOx濃度8a,8bの出口NOx濃度差40に基づく出口NOx濃度差修正値42から出口NOx濃度差40がなくなるよう求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44とから最終開度補正ゲイン46,48を求め、前記基本開度指令34に最終開度補正ゲイン46,48を掛けて得られる開度指令14a,14bを流量調整弁10a,10bへ出力する制御器13と
を備えたことを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制御装置にかかるものである。
【0011】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0012】
本発明の脱硝装置のアンモニア注入量制御方法においては、ダクト1a,1b内を流れる排ガス流量4a,4bと排ガス中に含まれる入口NO x 濃度6a,6bとが検出され、脱硝装置2の出口側におけるダクト1の深さ方向上下部における出口NOx濃度8a,8bが検出され、脱硝装置2の入口側におけるダクト1の深さ方向上下部においてアンモニア注入管9a,9bから注入される実際アンモニア注入量12が検出され、前記排ガス流量4a,4bの和である総排ガス流量28と前記入口NO x 濃度6a,6bの和である総入口NO x 濃度30とに基づき必要アンモニア注入量16が求められ、前記出口NO x 濃度8a,8bの平均値52から出口NO x 濃度設定値17を差し引いた出口NO x 濃度偏差19と前記必要アンモニア注入量16とから補正アンモニア注入量23が求められ、該補正アンモニア注入量23と実際アンモニア注入量12とのアンモニア注入量偏差32からアンモニア注入管9a,9bの流量調整弁10a,10bの基本開度指令34が求められると共に、ガスタービンの排ガス流量4aから求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン36,38と、出口NOx濃度8a,8bの出口NOx濃度差40に基づく出口NOx濃度差修正値42から出口NOx濃度差40がなくなるよう求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44とから最終開度補正ゲイン46,48が求められ、前記基本開度指令34に最終開度補正ゲイン46,48を掛けて得られる開度指令14a,14bに応じて流量調整弁10a,10bの開度を調整することにより、前記ダクト1の深さ方向上下部におけるアンモニアの注入量が制御される。
【0013】
又、本発明の脱硝装置のアンモニア注入量制御装置においては、流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bの和である総排ガス流量28と前記入口NO x 濃度計5a,5bで検出された入口NO x 濃度6a,6bの和である総入口NO x 濃度30とに基づき、制御器13において、必要アンモニア注入量16が求められ、前記出口NO x 濃度計7a,7bで検出された出口NO x 濃度8a,8bの平均値52から出口NO x 濃度設定値17を差し引いた出口NO x 濃度偏差19と前記必要アンモニア注入量16とから補正アンモニア注入量23が求められ、該補正アンモニア注入量23と前記アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12とのアンモニア注入量偏差32から流量調整弁10a,10bの基本開度指令34が求められると共に、ガスタービンの排ガス流量4aから求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン36,38と、出口NOx濃度8a,8bの出口NOx濃度差40に基づく出口NOx濃度差修正値42から出口NOx濃度差40がなくなるよう求めた流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44とから最終開度補正ゲイン46,48が求められ、前記基本開度指令34に最終開度補正ゲイン46,48を掛けて得られる開度指令14a,14bが流量調整弁10a,10bへ出力され、該開度指令14a,14bに基づいて流量調整弁10a,10bの開度が調整され、アンモニア注入管9a,9bからダクト1内へ所要量のアンモニアが注入される。
【0014】
この結果、蒸気ボイラから排出される排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンから排出される排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する場合、脱硝装置2へ流入する排ガスの状態がダクト1内の特に上部と下部において均等になりにくくなっていても、脱硝装置2の実際の出口NOx濃度8a,8bがダクト1内において均等になり、部分的に出口NOx濃度設定値を上回るようなことがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0016】
図1〜図5は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図6及び図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、脱硝装置2の出口側におけるダクト1の深さ方向上下部にそれぞれ、脱硝装置2を通過した排ガス中に含まれる出口NOx濃度8a(単位は[ppm])を検出する出口NOx濃度計7aと、脱硝装置2を通過した排ガス中に含まれる出口NOx濃度8b(単位は[ppm])を検出する出口NOx濃度計7bとを配設し、脱硝装置2の入口側におけるダクト1の深さ方向上、下部にそれぞれ、アンモニア(NH3)を注入するためのアンモニア注入管9から分岐させたアンモニア注入管9a,9bを配設し、各アンモニア注入管9a,9b途中に、流量調整弁10a,10bを設け、更に、前記流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bと入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bと出口NOx濃度計7a,7bで検出された出口NOx濃度8a,8bとアンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12とに基づき流量調整弁10a,10bへ開度指令14a,14bを出力する制御器13を設ける。
【0017】
前記制御器13は、図2に示す如く、流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bの和を求め、総排ガス流量28を出力する加算器27と、
入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bの和を求め、総入口NOx濃度30を出力する加算器29と、
前記加算器27から出力される総排ガス流量28と加算器29から出力される総入口NOx濃度30とに基づき、[数1]の式から必要アンモニア注入量16を求めて出力する演算器15と、
出口NOx濃度計7a,7bで検出された出口NOx濃度8a,8bの平均値52を求めて出力する演算器51と、
該演算器51で求められた平均値52と、予め設定された出口NOx濃度設定値17との差を求め、出口NOx濃度偏差19を出力する減算器18と、
該減算器18から出力される出口NOx濃度偏差19を積分処理して信号21を出力する積分調節器20と、
該積分調節器20から出力される信号21を前記演算器15から出力される必要アンモニア注入量16に加え、補正アンモニア注入量23を出力する加算器22と、
該加算器22から出力される補正アンモニア注入量23と、アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12との差を求め、アンモニア注入量偏差32を出力する減算器31と、
該減算器31から出力されるアンモニア注入量偏差32を比例積分処理して流量調整弁10a,10bの基本開度指令34を出力する比例積分調節器33と、
前記流量計3aで検出されたガスタービンの排ガス流量4aに基づき流量調整弁10aの開度補正ゲイン36を出力する関数発生器35と、
前記流量計3aで検出されたガスタービンの排ガス流量4aに基づき流量調整弁10bの開度補正ゲイン38を出力する関数発生器37と、
出口NOx濃度計7a,7bで検出された出口NOx濃度8a,8bの差を求め、出口NOx濃度差40を出力する減算器39と、
該減算器39から出力される出口NOx濃度差40に基づき出口NOx濃度差修正値42を出力する関数発生器41と、
該関数発生器41から出力される出口NOx濃度差修正値42を積分処理して出口NOx濃度差40がなくなるよう流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44を出力する積分調節器43と、
前記関数発生器35から出力される開度補正ゲイン36に前記積分調節器43から出力される流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44を加え、最終開度補正ゲイン46を出力する加算器45と、
前記関数発生器37から出力される開度補正ゲイン38に前記積分調節器43から出力される流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44を符号を反転させて加え、最終開度補正ゲイン48を出力する加算器47と、
前記比例積分調節器33から出力される基本開度指令34に対し前記加算器45から出力される最終開度補正ゲイン46を掛け、開度指令14aを流量調整弁10aへ出力する乗算器49と、
前記比例積分調節器33から出力される基本開度指令34に対し前記加算器47から出力される最終開度補正ゲイン48を掛け、開度指令14bを流量調整弁10bへ出力する乗算器50と
を備えてなる構成を有している。
【0018】
尚、前記関数発生器35には、図3に示すような関数F1(x)が入力されており、該関数F1(x)は、ガスタービンの排ガス流量4aの増減に対し略比例させて流量調整弁10aの開度補正ゲイン36を増減させることを表わしており、又、前記関数発生器37には、図4に示すような関数F2(x)が入力されており、該関数F2(x)は、ガスタービンの排ガス流量4aの増減に対し略反比例させて流量調整弁10bの開度補正ゲイン38を増減させることを表わしている。これは、蒸気ボイラから排出される排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンから排出される排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する場合、図1に示す如く、ガスタービンからの排ガスは、ダクト1aからダクト1の下部に回り込むため、ガスタービンの排ガス流量4aが増加した際には、流量調整弁10aの開度を大きくし、且つ流量調整弁10bの開度を小さくすればよいことが、実験結果より明らかになったためである。
【0019】
更に又、前記関数発生器41には、図5に示すような関数F3(x)が入力されており、該関数F3(x)は、出口NOx濃度差40がある範囲内に収まっている場合には、出口NOx濃度差修正値42をゼロとして、流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44を保持し、前記出口NOx濃度差40がある範囲を越えた場合に、該出口NOx濃度差40の増減に対し出口NOx濃度差修正値42を上限と下限を定めその範囲内で増減させて出力することにより、流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44を、上限と下限を定めその範囲内で増減させて出力することを表わしている。
【0020】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0021】
流量計3a,3bで検出された排ガス流量4a,4bは、制御器13へ入力され、該制御器13の加算器27において前記排ガス流量4a,4bの和が求められ、総排ガス流量28が演算器15へ出力され、入口NOx濃度計5a,5bで検出された入口NOx濃度6a,6bの和が加算器29において求められ、総入口NOx濃度30が演算器15へ出力され、該演算器15において前記[数1]の式から必要アンモニア注入量16が求められて加算器22へ出力され、出口NOx濃度計7a,7bで検出された出口NOx濃度8a,8bの平均値52が演算器51において求められて減算器18へ出力され、該減算器18において前記演算器51で求められた平均値52と、予め設定された出口NOx濃度設定値17との差が求められ、出口NOx濃度偏差19が積分調節器20へ出力され、該積分調節器20から出力される信号21が加算器22において前記演算器15から出力される必要アンモニア注入量16に加えられ、補正アンモニア注入量23が減算器31へ出力され、該減算器31において前記加算器22から出力される補正アンモニア注入量23と、アンモニア計11で検出された実際アンモニア注入量12との差が求められ、アンモニア注入量偏差32が比例積分調節器33へ出力され、該比例積分調節器33において前記減算器31から出力されるアンモニア注入量偏差32が比例積分処理されて流量調整弁10a,10bの基本開度指令34が乗算器49と乗算器50へ出力される。
【0022】
又、関数発生器35において前記流量計3aで検出されたガスタービンの排ガス流量4aに基づき流量調整弁10aの開度補正ゲイン36が加算器45へ出力され、且つ関数発生器37において前記流量計3aで検出されたガスタービンの排ガス流量4aに基づき流量調整弁10bの開度補正ゲイン38が加算器47へ出力される一方、出口NOx濃度計7a,7bで検出された出口NOx濃度8a,8bの差が減算器39において求められ、出口NOx濃度差40が関数発生器41へ出力され、該関数発生器41において前記減算器39から出力される出口NOx濃度差40に基づき出口NOx濃度差修正値42が積分調節器43へ出力され、該積分調節器43において前記関数発生器41から出力される出口NOx濃度差修正値42が積分処理されて出口NOx濃度差40がなくなるように流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44が前記加算器45と加算器47へ出力され、該加算器45において前記関数発生器35から出力される開度補正ゲイン36に前記積分調節器43から出力される流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44が加えられ、最終開度補正ゲイン46が前記乗算器49へ出力されると共に、前記加算器47において前記関数発生器37から出力される開度補正ゲイン38に前記積分調節器43から出力される流量調整弁10a,10bの開度補正ゲイン44が符号を反転させて加えられ、最終開度補正ゲイン48が前記乗算器50へ出力され、前記乗算器49において前記比例積分調節器33から出力される基本開度指令34に対し前記加算器45から出力される最終開度補正ゲイン46が掛けられ、開度指令14aが流量調整弁10aへ出力され、該開度指令14aに基づいて流量調整弁10aの開度が調整され、アンモニア注入管9aからダクト1内へ所要量のアンモニアが注入され、且つ前記乗算器50において前記比例積分調節器33から出力される基本開度指令34に対し前記加算器47から出力される最終開度補正ゲイン48が掛けられ、開度指令14bが流量調整弁10bへ出力され、該開度指令14bに基づいて流量調整弁10bの開度が調整され、アンモニア注入管9aからダクト1内へ所要量のアンモニアが注入される。
【0023】
この結果、蒸気ボイラから排出される排ガスが流通するダクト1bに対してガスタービンから排出される排ガスが流通するダクト1aを接続し、両方の排ガスをダクト1に合流させて脱硝装置2へ導入する場合、脱硝装置2へ流入する排ガスの状態(排ガス中のNOxの濃度や排ガス流量)がダクト1内の特に上部と下部において均等になりにくくなっていても、脱硝装置2の実際の出口NOx濃度8a,8bがダクト1内において均等になり、部分的に出口NOx濃度設定値を上回るようなことがなくなる。
【0024】
こうして、簡単な構成により、脱硝装置2の実際の出口NOx濃度8a,8bをダクト1内において均等化し得、出口NOx濃度設定値以下に保持し得る。
【0025】
尚、本発明の脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の脱硝装置のアンモニア注入量制御方法及び装置によれば、簡単な構成により、脱硝装置2の実際の出口NOx濃度8a,8bをダクト1内において均等化し得、出口NOx濃度設定値以下に保持し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する形態の一例の概要構成図である。
【図2】 本発明を実施する形態の一例における制御器の詳細を表わすブロック図である。
【図3】 図2に示される関数発生器35に設定されている関数F1(x)を表わす線図である。
【図4】 図2に示される関数発生器37に設定されている関数F2(x)を表わす線図である。
【図5】 図2に示される関数発生器41に設定されている関数F3(x)を表わす線図である。
【図6】 従来例の概要構成図である。
【図7】 従来例における制御器の詳細を表わすブロック図である。
【符号の説明】
1 ダクト
1a ダクト
1b ダクト
2 脱硝装置
3a 流量計
3b 流量計
4a 排ガス流量
4b 排ガス流量
5a 入口NOx濃度
5b 入口NOx濃度
6a 入口NOx濃度
6b 入口NOx濃度
7a 出口NOx濃度
7b 出口NOx濃度
8a 出口NOx濃度
8b 出口NOx濃度
9a アンモニア注入管
9b アンモニア注入管
10a 流量調整弁
10b 流量調整弁
11 アンモニア計
12 実際アンモニア注入量
13 制御器
14a 開度指令
14b 開度指令
16 必要アンモニア注入量
32 アンモニア注入量偏差
34 基本開度指令
36 開度補正ゲイン
38 開度補正ゲイン
40 出口NOx濃度
42 出口NOx濃度差修正値
44 開度補正ゲイン
46 最終開度補正ゲイン
48 最終開度補正ゲイン

Claims (2)

  1. 蒸気ボイラからの排ガスが流通するダクト(1b)に対してガスタービンからの排ガスが流通するダクト(1a)を接続し、両方の排ガスをダクト(1)に合流させて脱硝装置(2)へ導入する脱硝装置のアンモニア注入量制御方法であって、
    ダクト(1a)(1b)内を流れる排ガス流量(4a)(4b)と排ガス中に含まれる入口NO x 濃度(6a)(6b)とを検出し、脱硝装置(2)の出口側におけるダクト(1)の深さ方向上下部における排ガス中に含まれる出口NO x 濃度(8a)(8b)を検出し、脱硝装置(2)の入口側におけるダクト(1)の深さ方向上下部においてアンモニア注入管(9a)(9b)から注入される実際アンモニア注入量(12)を検出し、前記排ガス流量(4a)(4b)の和である総排ガス流量(28)と前記入口NO x 濃度(6a)(6b)の和である総入口NO x 濃度(30)とに基づき必要アンモニア注入量(16)を求め、前記出口NO x 濃度(8a)(8b)の平均値(52)から出口NO x 濃度設定値(17)を差し引いた出口NO x 濃度偏差(19)と前記必要アンモニア注入量(16)とから補正アンモニア注入量(23)を求め、該補正アンモニア注入量(23)と実際アンモニア注入量(12)とのアンモニア注入量偏差(32)からアンモニア注入管(9a)(9b)の流量調整弁(10a)(10b)の基本開度指令(34)を求めると共に、ガスタービンの排ガス流量(4a)から求めた流量調整弁(10a)(10b)の開度補正ゲイン(36)(38)と、出口NOx濃度(8a)(8b)の出口NOx濃度差(40)に基づく出口NOx濃度差修正値(42)から出口NOx濃度差(40)がなくなるよう求めた流量調整弁(10a)(10b)の開度補正ゲイン(44)とから最終開度補正ゲイン(46)(48)を求め、前記基本開度指令(34)に最終開度補正ゲイン(46)(48)を掛けて得られる開度指令(14a)(14b)に応じて流量調整弁(10a)(10b)の開度を調整することにより、前記ダクト(1)の深さ方向上下部におけるアンモニアの注入量を制御することを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制御方法。
  2. 蒸気ボイラからの排ガスが流通するダクト(1b)に対してガスタービンからの排ガスが流通するダクト(1a)を接続し、両方の排ガスをダクト(1)に合流させて脱硝装置(2)へ導入する脱硝装置のアンモニア注入量制御装置であって、
    ダクト(1a)(1b)内を流れる排ガス流量(4a)(4b)を検出する流量計(3a)(3b)と、
    ダクト(1a)(1b)内の排ガス中に含まれる入口NO x 濃度(6a)(6b)を検出する入口NOx濃度計(5a)(5b)と、
    脱硝装置(2)の出口側におけるダクト(1)の深さ方向上下部における排ガス中に含まれる出口NO x 濃度(8a)(8b)を検出する出口NOx濃度計(7a)(7b)と、
    脱硝装置(2)の入口側におけるダクト(1)の深さ方向上下部においてアンモニアを注入するためのアンモニア注入管(9a)(9b)と、
    各アンモニア注入管(9a)(9b)途中に設けられた流量調整弁(10a)(10b)と、
    各アンモニア注入管(9a)(9b)からダクト(1)内へ注入される実際アンモニア注入量(12)を検出するアンモニア計(11)と、
    前記流量計(3a)(3b)で検出された排ガス流量(4a)(4b)の和である総排ガス流量(28)と前記入口NO x 濃度計(5a)(5b)で検出された入口NO x 濃度(6a)(6b)の和である総入口NO x 濃度(30)とに基づき必要アンモニア注入量(16)を求め、前記出口NO x 濃度計(7a)(7b)で検出された出口NO x 濃度(8a)(8b)の平均値(52)から出口NO x 濃度設定値(17)を差し引いた出口NO x 濃度偏差(19)と前記必要アンモニア注入量(16)とから補正アンモニア注入量(23)を求め、該補正アンモニア注入量(23)と前記アンモニア計(11)で検出された実際アンモニア注入量(12)とのアンモニア注入量偏差(32)から流量調整弁(10a)(10b)の基本開度指令(34)を求めると共に、ガスタービンの排ガス流量(4a)から求めた流量調整弁(10a)(10b)の開度補正ゲイン(36)(38)と、出口NOx濃度(8a)(8b)の出口NOx濃度差(40)に基づく出口NOx濃度差修正値(42)から出口NOx濃度差(40)がなくなるよう求めた流量調整弁(10a)(10b)の開度補正ゲイン(44)とから最終開度補正ゲイン(46)(48)を求め、前記基本開度指令(34)に最終開度補正ゲイン(46)(48)を掛けて得られる開度指令(14a)(14b)を流量調整弁(10a)(10b)へ出力する制御器(13)と
    を備えたことを特徴とする脱硝装置のアンモニア注入量制御装置。
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