JPH024422A - 湿式排煙脱硫装置の制御方法 - Google Patents
湿式排煙脱硫装置の制御方法Info
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- JPH024422A JPH024422A JP63152431A JP15243188A JPH024422A JP H024422 A JPH024422 A JP H024422A JP 63152431 A JP63152431 A JP 63152431A JP 15243188 A JP15243188 A JP 15243188A JP H024422 A JPH024422 A JP H024422A
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は湿式排煙脱硫装置に係り、特にユーテイリテイ
コストを最少にするのに好適な制御方式〔従来の技術〕 湿式排煙脱硫装置は第3図に示される様に、入口排ガス
23を吸収塔24において吸収?&29と気液接触させ
、排ガス中のSO□は吸収液中に亜硫酸塩の形で固定さ
れ、排ガスは排出ライン25を通って煙突から排出され
る。SO□を吸収した吸収液29は、塔底部からタンク
30に流下する。タンク30には吸収剤スラリ流量調整
弁22を通して吸収剤が供給され、SO,の吸収性能を
回復した液は吸収塔循環ポンプ21により吸収塔24へ
供給される。循環液の一部は抜出しライン26を通って
排出され、後工程において、吸収液中の亜硫酸塩は酸化
され、石こうとして回収される。
コストを最少にするのに好適な制御方式〔従来の技術〕 湿式排煙脱硫装置は第3図に示される様に、入口排ガス
23を吸収塔24において吸収?&29と気液接触させ
、排ガス中のSO□は吸収液中に亜硫酸塩の形で固定さ
れ、排ガスは排出ライン25を通って煙突から排出され
る。SO□を吸収した吸収液29は、塔底部からタンク
30に流下する。タンク30には吸収剤スラリ流量調整
弁22を通して吸収剤が供給され、SO,の吸収性能を
回復した液は吸収塔循環ポンプ21により吸収塔24へ
供給される。循環液の一部は抜出しライン26を通って
排出され、後工程において、吸収液中の亜硫酸塩は酸化
され、石こうとして回収される。
この種の湿式排煙脱硫装置の制御方式として関連するも
のには、例えば特開昭60−110320号が挙げられ
る。この制御方式では、第3図に示すように吸収塔に流
入する排ガスの負荷量に対応してシミュレーションモデ
ル28により吸収塔を循環する吸収液の最適PH値16
及び吸収液循環用ポンプの最適稼動台数27を設定し、
負荷安定時には、最適稼動台数から1を減じた台数を設
定し、前述の最適PH値に一定の増加分を加えてこれを
PHの設定値とし、シミュレーションモデルにより、脱
硫率が目標値を満足している場合に限って、この変更し
た設定値にもとづいて吸収剤供給量及びポンプ台数を制
御している。
のには、例えば特開昭60−110320号が挙げられ
る。この制御方式では、第3図に示すように吸収塔に流
入する排ガスの負荷量に対応してシミュレーションモデ
ル28により吸収塔を循環する吸収液の最適PH値16
及び吸収液循環用ポンプの最適稼動台数27を設定し、
負荷安定時には、最適稼動台数から1を減じた台数を設
定し、前述の最適PH値に一定の増加分を加えてこれを
PHの設定値とし、シミュレーションモデルにより、脱
硫率が目標値を満足している場合に限って、この変更し
た設定値にもとづいて吸収剤供給量及びポンプ台数を制
御している。
しかしながら、この制御方式では、流体継手等によるポ
ンプ回転数制御には対応できないこと、最適PHの設定
値にもとづいて、吸収剤を供給したとしても、吸収剤の
供給に対するPHの応答は非常におそく、特に吸収液中
の亜硫酸塩の酸化状態によっては、吸収剤の活性が低下
することによりPHの偏差にもとづくフィードバック制
御では、PHを設定値に維持できないこと(なお、この
状態は吸収液中に亜硫酸塩の固形物がほとんどなく、液
中の全亜硫酸が過飽和状態で存在する場合に生じ、吸収
剤の中和反応速度が極端に鈍くなることによるものであ
る)、また、経済性を考慮した場合、トータルユーテイ
リテイコスト、すなわち、吸収剤消費に要するコストと
循環ポンプ動力コストの合計値が最少となる制御方式で
あるという保証がない等という点については配慮されて
いなかった。
ンプ回転数制御には対応できないこと、最適PHの設定
値にもとづいて、吸収剤を供給したとしても、吸収剤の
供給に対するPHの応答は非常におそく、特に吸収液中
の亜硫酸塩の酸化状態によっては、吸収剤の活性が低下
することによりPHの偏差にもとづくフィードバック制
御では、PHを設定値に維持できないこと(なお、この
状態は吸収液中に亜硫酸塩の固形物がほとんどなく、液
中の全亜硫酸が過飽和状態で存在する場合に生じ、吸収
剤の中和反応速度が極端に鈍くなることによるものであ
る)、また、経済性を考慮した場合、トータルユーテイ
リテイコスト、すなわち、吸収剤消費に要するコストと
循環ポンプ動力コストの合計値が最少となる制御方式で
あるという保証がない等という点については配慮されて
いなかった。
上記従来技術はポンプ回転数制御、吸収剤の活性低下、
ユーテイリテイコストの最少化について配慮がされてお
らず、制御性及び経済性の面で問題があった。
ユーテイリテイコストの最少化について配慮がされてお
らず、制御性及び経済性の面で問題があった。
本発明の目的は、吸収液PHの制御性を亜硫酸塩の酸化
状態にかかわらず向上させ、ユーテイリテイコストを最
少にし、かつ循環ポンプの回転数制御にも対応できる制
御方式を提供することにある。
状態にかかわらず向上させ、ユーテイリテイコストを最
少にし、かつ循環ポンプの回転数制御にも対応できる制
御方式を提供することにある。
上記目的は、オンライン計測信号にもとづいて同定され
た吸収塔循環流量デマンド演算器及び吸収剤スラリ流量
デマンド演算器を設置し、この出力信号を利用して、P
H補正信号演算器において、最適すなわち、トータルユ
ーテイリテイコストが最少となるPH補正信号を出力し
、この信号にもとづいて決定された吸収塔循環流量及び
吸収剤スラリデマンドによって循環量及び吸収剤供給量
を制御することにより、達成される。
た吸収塔循環流量デマンド演算器及び吸収剤スラリ流量
デマンド演算器を設置し、この出力信号を利用して、P
H補正信号演算器において、最適すなわち、トータルユ
ーテイリテイコストが最少となるPH補正信号を出力し
、この信号にもとづいて決定された吸収塔循環流量及び
吸収剤スラリデマンドによって循環量及び吸収剤供給量
を制御することにより、達成される。
吸収塔循環流量デマンド演算器はオンライン同定された
脱硫率予測モデル、により、脱硫率の目標値が維持でき
る吸収塔循環流量デマンド信号を出力するように動作す
る。
脱硫率予測モデル、により、脱硫率の目標値が維持でき
る吸収塔循環流量デマンド信号を出力するように動作す
る。
吸収剤スラリ流量デマンド演算器はPHの予測値が実測
値に合致するように、吸収剤の反応速度定数を自動修正
して、吸収剤濃度を予測するとともに、PHの設定値を
維持できる吸収剤の供給量デマンド信号を出力するよう
に動作する。
値に合致するように、吸収剤の反応速度定数を自動修正
して、吸収剤濃度を予測するとともに、PHの設定値を
維持できる吸収剤の供給量デマンド信号を出力するよう
に動作する。
この上記2つの出力信号から、トータルの必要コストを
算出し、このコストが最少となるPH補正信号がPH補
正信号演算器より出力される。
算出し、このコストが最少となるPH補正信号がPH補
正信号演算器より出力される。
この出力信号にもとづいて、吸収液PHの最適値が決定
され、順次、吸収塔循環流量デマンド及び吸収剤スラリ
流量デマンドが決定される。
され、順次、吸収塔循環流量デマンド及び吸収剤スラリ
流量デマンドが決定される。
それによって、この2つのデマンド信号は、常時修正さ
れるようになるので、吸収液の酸化状態は、吸収剤の反
応速度定数からフィードバックでき、P I(を維持す
るのに必要な吸収剤濃度の設定値にもとづいて吸収剤供
給量を制御できるので、PHの制御性が向上する。すな
わち、PHは設定値に早く追従できるので、これにもと
づいた、循環量も、トータルユーテイリテイコストを最
少にできるように制御できる。
れるようになるので、吸収液の酸化状態は、吸収剤の反
応速度定数からフィードバックでき、P I(を維持す
るのに必要な吸収剤濃度の設定値にもとづいて吸収剤供
給量を制御できるので、PHの制御性が向上する。すな
わち、PHは設定値に早く追従できるので、これにもと
づいた、循環量も、トータルユーテイリテイコストを最
少にできるように制御できる。
また、循環量デマンドから、ポンプ稼動台数信号への変
換は例えば第2図のようにして実現できる。なお、負荷
変動時には、衆知のように図示したようなヒステリシス
を設ける。
換は例えば第2図のようにして実現できる。なお、負荷
変動時には、衆知のように図示したようなヒステリシス
を設ける。
したがって、ポンプ回転数制御のみならず、台数制御に
も本制御方式が適用できることは自明である。
も本制御方式が適用できることは自明である。
本発明の湿式排煙脱硫装置の制御方式の具体的実施例を
第1図に示す。第1図において、6は吸収塔循環流量デ
マンド演算器であり、以下の演算を実施する。脱硫率η
は、運転条件との間に次式の因果関係がある。
第1図に示す。第1図において、6は吸収塔循環流量デ
マンド演算器であり、以下の演算を実施する。脱硫率η
は、運転条件との間に次式の因果関係がある。
ここで、(1)式より
ここに、η:脱硫率、η。:基準脱硫率、 PH:吸
収液PH値、L/G:液−ガス比、Sow:入口SO□
濃度。
収液PH値、L/G:液−ガス比、Sow:入口SO□
濃度。
(11式より、脱硫率目標値設定器lの出力信号ηsa
t、最適PH値信号を6PH,。0、入口so、FRt
度計3の出力信号Sot、排ガス流量計4の出力信号G
を用いて、吸収塔循環流量デマンド信号12Ld−を次
式で求める。
t、最適PH値信号を6PH,。0、入口so、FRt
度計3の出力信号Sot、排ガス流量計4の出力信号G
を用いて、吸収塔循環流量デマンド信号12Ld−を次
式で求める。
ここに、η” 、PH” 、L/G“
1サンプル前の値を示す。なお、
Sotは
ここに、Sot。 :出口SOt濃度計31の出力信号
。
。
このように、吸収塔循環流量デマンド演算器6は、(2
)及び(3)式より、吸収塔循環流量デマンド信号12
及び(1)式より脱硫率信号32を演算する。
)及び(3)式より、吸収塔循環流量デマンド信号12
及び(1)式より脱硫率信号32を演算する。
7は吸収剤スラリ流量デマンド演算器であり、以下の演
算を実施する。
算を実施する。
吸収液中の吸収剤濃度は、次式より求める。
y
・・・(5)
(5)及び(6)式を、吸収剤スラリ流量計18の出力
信号、排ガス流量計4の出力信号、入口SO□濃度計3
の出力信号、吸収塔循環流量デマンド演算器6の出力信
号である脱硫率信号32.抜出し流量計5の出力信号を
用いて解くことにより、吸収剤濃度Xが求められる。
信号、排ガス流量計4の出力信号、入口SO□濃度計3
の出力信号、吸収塔循環流量デマンド演算器6の出力信
号である脱硫率信号32.抜出し流量計5の出力信号を
用いて解くことにより、吸収剤濃度Xが求められる。
一方、除去SO□量と吸収剤消費量は等しいので、
ここに、■=タンク体積(1)、x:吸収剤濃度(mo
l / j2) 、t :時間(h) 、y :吸収剤
スラリ濃度(−) 、yp :吸収剤純度(−) 、M
。
l / j2) 、t :時間(h) 、y :吸収剤
スラリ濃度(−) 、yp :吸収剤純度(−) 、M
。
:吸収剤分子量(kg/mol)、G8゜:吸収剤スラ
リ流11(Iqr/h)、R:SO□吸収量(mol
/h)、so。
リ流11(Iqr/h)、R:SO□吸収量(mol
/h)、so。
G、:抜き出し流量(kg/h)、γ:吸収液比重量と
なる。ここに、k:溶解速度定数、(H”):水素イオ
ン濃度(mol//)、(Ca” ):全カルシウムイ
オン濃度(mol / 1 ) 、α、β、γ:定数。
なる。ここに、k:溶解速度定数、(H”):水素イオ
ン濃度(mol//)、(Ca” ):全カルシウムイ
オン濃度(mol / 1 ) 、α、β、γ:定数。
(H” )=10−PN
・・・(8)
であり、
上式のPHに、
PH計33の出力信号を用
:排ガス中水分(−)。
い、(7)及び(8)式より、溶解速度定数kがオンラ
イン同定できる。なお、(Ca” )はPH計33の出
力信号及び系内の塩素イオン濃度より容易に推定できる
。
イン同定できる。なお、(Ca” )はPH計33の出
力信号及び系内の塩素イオン濃度より容易に推定できる
。
最適PH値信号を6PH,。、を用いて、(61,(7
)。
)。
(8)式より、必要な吸収剤濃度X satはとなる。
したがって、吸収剤スラリ流量デマンド信号13G t
eaは、 ・・・αω に=M、 ・■/Δt ・・・αD となる。
eaは、 ・・・αω に=M、 ・■/Δt ・・・αD となる。
ここに、Δt:吸収剤濃度補正時間(h)吸収塔循環流
量デマンド信号12及び吸収剤スラリ流量デマンド信号
13を用いて、ポンプ動力コスト演算器8で、動力コス
ト、吸収剤コスト演算器9で、吸収剤コストを演算し、
加算器11bで両信号を加えて、ユーテイリテイコスト
信号14が求まる。この信号14を用いて、PH補正信
号演算器10では、ユーテイリテイコスト信号14が最
少となるようなPH補正信号15を出力する。
量デマンド信号12及び吸収剤スラリ流量デマンド信号
13を用いて、ポンプ動力コスト演算器8で、動力コス
ト、吸収剤コスト演算器9で、吸収剤コストを演算し、
加算器11bで両信号を加えて、ユーテイリテイコスト
信号14が求まる。この信号14を用いて、PH補正信
号演算器10では、ユーテイリテイコスト信号14が最
少となるようなPH補正信号15を出力する。
このPH補正信号15の求め方は、例えば、PHの補正
幅が高々1.0であるので、この区間を10等分して補
正幅を仮定すれば、前述の手順により、ユーテイリテイ
コスト信号14が求まり、この中から、信号14が最少
となるPH補正信号15を選べばよい。このPH補正信
号15とPHH期値設定器2の出力信号を加算器11a
で加算して最適PH値信号を6が求まる。
幅が高々1.0であるので、この区間を10等分して補
正幅を仮定すれば、前述の手順により、ユーテイリテイ
コスト信号14が求まり、この中から、信号14が最少
となるPH補正信号15を選べばよい。このPH補正信
号15とPHH期値設定器2の出力信号を加算器11a
で加算して最適PH値信号を6が求まる。
この最適P)I値信号16にもとづいて決定される吸収
塔循環流量デマンド信号12と吸収剤スラリ流量デマン
ド信号13によって、吸収塔循環ポンプ21及び吸収剤
スラリ流量調整弁22を調節計20a及び20bを用い
てカスケード制御する。
塔循環流量デマンド信号12と吸収剤スラリ流量デマン
ド信号13によって、吸収塔循環ポンプ21及び吸収剤
スラリ流量調整弁22を調節計20a及び20bを用い
てカスケード制御する。
この制御方式では、吸収塔循環流量は流体継手等による
ポンプ回転数制御を想定したものであるが、ポンプ台数
制御の場合には、第2図に示したように、吸収塔循環流
量デマンド信号12をポンプ台数信号に変換することに
より、容易に台数制御が実現できる。
ポンプ回転数制御を想定したものであるが、ポンプ台数
制御の場合には、第2図に示したように、吸収塔循環流
量デマンド信号12をポンプ台数信号に変換することに
より、容易に台数制御が実現できる。
なお、ポンプ増白及び凍台時には、図示したようなヒス
テリシスを設けることにより、ハンチングがさけられる
。
テリシスを設けることにより、ハンチングがさけられる
。
本発明はこのような構成であるから、湿式排煙脱硫装置
のユーテイリテイコストを最少にできる運転が可能とな
る。また、吸収剤の溶解速度定数はオンラインで同定さ
れているので、準全量酸化領域における吸収剤の活性低
下に対しても、吸収液のPHを目標値に維持できる。
のユーテイリテイコストを最少にできる運転が可能とな
る。また、吸収剤の溶解速度定数はオンラインで同定さ
れているので、準全量酸化領域における吸収剤の活性低
下に対しても、吸収液のPHを目標値に維持できる。
本発明によれば、最適なPH値をオンラインで運転状態
に即応して決定し、このPH値にもとづいて、吸収塔循
環流量及び吸収剤スラリ流量を制御できるので、要求さ
れる脱硫性能を維持でき、かつ、トータルユーテイリテ
イコスト、すなわち、吸収塔循環ポンプ動力コスト及び
消費される吸収剤コストの合計コストを最少にできると
いう効果がある。
に即応して決定し、このPH値にもとづいて、吸収塔循
環流量及び吸収剤スラリ流量を制御できるので、要求さ
れる脱硫性能を維持でき、かつ、トータルユーテイリテ
イコスト、すなわち、吸収塔循環ポンプ動力コスト及び
消費される吸収剤コストの合計コストを最少にできると
いう効果がある。
また、吸収剤の活性、すなわち溶解速度定数がオンライ
ン同定できるので、準全量酸化領域においては、(9)
式の値が増加し、α0)式の右辺第2項の値が大きくな
って、大量の吸収剤が投入され、PHは最適な値に維持
できる。この場合、吸収剤の大幅な投入よりも、吸収塔
循環流量の増加で対処する方が、コスト面で有利な場合
も考えられ、この判断はオンラインで実行できるという
効果がある。
ン同定できるので、準全量酸化領域においては、(9)
式の値が増加し、α0)式の右辺第2項の値が大きくな
って、大量の吸収剤が投入され、PHは最適な値に維持
できる。この場合、吸収剤の大幅な投入よりも、吸収塔
循環流量の増加で対処する方が、コスト面で有利な場合
も考えられ、この判断はオンラインで実行できるという
効果がある。
第1図は本発明になる湿式排煙脱硫装置の制御方式の一
実施例を示す制御系統図、第2図はポンプ台数信号の説
明図、第3図は従来の制御方式の概念図である。 6・・・吸収塔循環流量デマンド演算器、7・・・吸収
剤スラリ流量デマンド演算器、10・・・吸収液PH補
正信号演算器、12・・・吸収塔循環流量デマンド信号
、13・・・吸収剤スラリ流量デマンド信号、15・・
・PH補正信号。
実施例を示す制御系統図、第2図はポンプ台数信号の説
明図、第3図は従来の制御方式の概念図である。 6・・・吸収塔循環流量デマンド演算器、7・・・吸収
剤スラリ流量デマンド演算器、10・・・吸収液PH補
正信号演算器、12・・・吸収塔循環流量デマンド信号
、13・・・吸収剤スラリ流量デマンド信号、15・・
・PH補正信号。
Claims (1)
- ボイラ等の排ガス中の硫黄酸化物を吸収除去する湿式排
煙脱硫装置において、吸収塔循環流量デマンド演算器と
吸収剤スラリ流量デマンド演算器と吸収液PH補正信号
演算器とを設け、前記吸収塔循環流量デマンド演算器及
び吸収剤スラリ流量デマンド演算器のデマンドに対して
、前記吸収液PH補正信号演算器により合計ユーテイリ
テイコストを演算して、この値が最少となるようなPH
補正信号を得、このPH補正信号より最適PH値信号を
求めて、吸収塔循環流量及び吸収剤スラリ流量を制御す
ることを特徴とする湿式排煙脱硫装置の制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63152431A JP2710790B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 湿式排煙脱硫装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63152431A JP2710790B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 湿式排煙脱硫装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH024422A true JPH024422A (ja) | 1990-01-09 |
JP2710790B2 JP2710790B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15540379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63152431A Expired - Fee Related JP2710790B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | 湿式排煙脱硫装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710790B2 (ja) |
Cited By (3)
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