JP3913202B2 - ホース送出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば農作物に薬液を噴霧するための動力噴霧装置のようにホースから水、その他の液体を噴射する液体噴射装置に関し、特に、かかる液体噴射装置におけるホースを作業者の側に送り出すためのホース送出し装置に関する。ここで、「噴射」とは噴霧、散布、噴出等の様々な液体流出の態様を含む意である。
動力噴霧装置等の液体噴射装置におけるホース送出し装置としては、下記の特許文献1や特許文献2に開示されているものが知られている。
特許文献1に記載のホース送出し装置は、ホースが巻き付けられるホースリールと、ホースをホースリールから送り出すための送出し力をホースに与える送出しローラと、ホースリールから送り出されたホースを案内するホースガイドとを備えている。
ホースガイドは、ホースリールを支持しているフレームに対して揺動可能に取り付けられた揺動プレートと、その先端部に回転自在に取り付けられたガイドローラとを備えている。ガイドローラはホースリールからのホースを略鉛直方向から略水平方向に案内するものである。ガイドローラの回転中心は揺動プレートの揺動中心よりも高い位置にあるため、ホースを略水平方向に引き出そうとすると、ホースからガイドローラに作用する力によって揺動プレートはホース引出し方向(ホース送出し方向)に揺動される。一方、ホースを引き出していない状態では、揺動プレートはばねによってその初期位置に復帰、保持されるようになっている。
また、揺動プレートに対しては、その揺動動作を検知するためのリミットスイッチ等の検知器が設けられている。この検知器により、揺動プレートの初期位置からの揺動、すなわちホースが引き出されたことが検知された場合、ホースリールに対する制動が解除されると共に、前記の送出しローラが駆動されて、ホースがホースリールから自動的に送り出される。揺動プレートが初期位置にあるときは、検知器からの検知信号によりホースリールは制動され、送出しローラは停止された状態となる。
特許文献2に記載のホース送出し装置は、ガイドローラが送出しローラを兼ねている点、及び、ガイドローラから延びるホースを案内するガイドチューブが揺動プレートに固定されている点で特許文献1に記載のものとは相違している。ガイドチューブは、ホースに引出し力が加えられた際に揺動プレートをより確実に揺動させるために設けられたものであり、剛性で比較的長いものとされている。その他の点では特許文献1に記載のものと構成及び作用効果は実質的に同様である。
実公平7−18692号公報 特開2000−60407号公報
上述した特許文献1,2に記載の従来構成においては、ホースが作業者により引かれたことを検知する手段が、揺動プレートとリミットスイッチの組合せであるため、揺動プレートの揺動によってリミットスイッチのオフからオンに切り替わるまでホースを比較的長く引っ張る必要があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ホースの引張り量が小さくとも、ホースが作業者により引かれたことを検知し、ホースの送出しを確実に行うことのできるホース送出し装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるホース送出し装置(10)は、ホースリール(42)から繰り出されるホース(36)を通して水、その他の液体を噴射するためのホースリール付き液体噴射装置(12)に用いられるホース送出し装置(10)であって、ホースリール(42)から繰り出されたホース(36)に送出し力を付与する送出しローラ(68)と、送出しローラ(68)をホース送出し方向に駆動するためのローラ駆動手段(14)と、送出しローラ(68)により送り出されたホース(36)を架渡し状態で支持、案内する第1のガイドローラ(98)及び第2のガイドローラ(100)を有するホースガイド(86)と、第1のガイドローラ(98)と第2のガイドローラ(100)との間に架け渡されているホース(36)の張力を検知する張力検知手段(102)とを備え、ホース(36)の張力が所定値以上であることを張力検知手段(102)が検知した場合に、送出しローラ(68)が駆動されるようになっていることを特徴としている。
張力検知手段(102)としては、第1のガイドローラ(98)と第2のガイドローラ(100)との間に配置され、ホース(36)の形状変化に応じてオン・オフされるリミットスイッチ(102)が好適である。
このような構成のホース送出し装置(10)においては、ホース(36)を作業者が引っ張った際にホース(36)に作用する張力を検知するため、ホース(36)の引張り量が僅かで且つ小さな引張り力であっても、ホース(36)が引っ張られたことを検知することができ、必要時にホース(36)を確実に送り出すことができる。
また、本発明によるホース送出し装置(10)は、ホースリール(42)にブレーキを掛けて該ホースリール(42)を静止させるブレーキ手段(52)を更に備え、ホース(36)の張力が所定値以上であることを張力検知手段(102)が検知した場合にブレーキ手段(52)によるブレーキが解除され、ホースリール(42)の回転が不要の場合にはブレーキが掛けられるようになっていることを特徴としている。
この構成によれば、ホース(36)の送出しが完了した際等、ホースリール(42)が無用に回転することがなく、ホースリール(42)上でのホース(36)の弛みや、ホースリール(42)から延出しているホース(36)の弛みを防止することかできる。
また、ホース送出し中においては、ホース(36)に作用する張力が低減するため、ホース(36)の送出しが停止することも考えられる。そこで、ホース(36)の張力が所定値以上であることを張力検知手段(102)が検知した場合に、送出しローラ(68)を所定時間継続して駆動することが有効である。
更に、ホースガイド(86)の先端部から延出するホース(36)の弛みを検知する弛み検知手段(110,118)を設け、弛み検知手段(110,118)がホース(36)の弛みを検知した場合であって、ホース(36)の送出しが行われている場合に、送出しローラ(68)の駆動を停止するようにしてもよい。ホース(36)の送出しが所定時間継続して行われた場合、必要以上に長くホース(36)が繰り出される場合があるため、そのような余分な送出しを抑制するためである。
弛み検知手段としては、ホースガイド(86)から延出するホース(36)を支持、案内し、ホースガイド(86)の先端部に上下方向に揺動可能に取り付けられた揺動プレート(110)と、揺動プレート(110)の揺動動作に応じてオン・オフされるリミットスイッチ(118)とを備えるものが考えられる。
上述したように、本発明によれば、ホースの引張り量が僅かで且つ小さな引張り力であっても、ホースが引っ張られたことを検知することができ、必要時にホースを確実に送り出すことができる。これは、液体噴射作業の作業性、液体噴射装置の操作性を向上させるものである。
また、従来構成では、例えばホースを鉛直方向に近い方向で引っ張った場合等、ホースの引張り方向によっては揺動プレートが揺動せず、ホースが引かれたことを検知できない場合も考えられるが、本発明によればホースの張力からホースが引かれたことを検知するため、ホースの引張り方向に拘わらず、ホースの送出しを行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、全図を通し、同一又は相当部分には同一符号を付することとする。また、本明細書及び添付の特許請求の範囲における「上」、「下」等の方向を示す語は、本発明による装置を水平面上に適正に設置した状態に基づいた語である。
図1は、本発明によるホース送出し装置の一実施形態を示す側面図である。図示実施形態に係るホース送出し装置10は、液体噴射装置の一種である動力噴霧装置12に適用されたものである。動力噴霧装置12は農薬等の薬液を噴霧するためのものであり、本実施形態では、エンジン14の駆動力により走行可能となっている。すなわち、動力噴霧装置12の本体部を構成するフレーム16の下部の前後にはそれぞれ左右1対の走行車輪18,20が取り付けられており、前側の車輪18が駆動輪として機能するようになっている。車輪18への駆動力は、フレーム16に固定されたエンジン14の出力軸22から動力伝達用のベルト24,26、メイントランスミッション28、及び、走行用トランスミッション30を介して伝えられる。なお、エンジン14からの動力伝達系に関しては、図2に概略的に示されている。また、駆動輪18のクラッチ操作は、フレーム16の手押し部分に取り付けられた走行クラッチレバー32により手動で行われる。
動力噴霧装置12におけるフレーム16には、別途用意される薬液タンクから薬液を吸引しホース36に圧送するポンプ38とが固定されている。ポンプ38に対する駆動力は、エンジン14の出力軸22からベルト40を介して伝えられる。従って、エンジン14を動作させてポンプ38を駆動すると、薬液はホース36を通ってノズル(図示しない)から噴霧される。
ホース36は、フレーム16に回転自在に取り付けられたホースリール42に巻き付けられており、ホース36を引っ張ることで、必要長さのホース36をホースリール42から引き出すことが可能となっている。ホースリール42の回転軸44には、エンジン14の駆動力がベルト24,46及びメイントランスミッション28の出力軸48を介して伝達され、ホース36の巻取り方向にホースリール42が回転駆動されるようになっている。図2に示すように、メイントランスミッション28の出力軸48には電磁クラッチ50が介設されており、この電磁クラッチ50をオン・オフ制御することで、エンジン14からの駆動力の伝達の断接を制御することができる。また、出力軸48には電磁ブレーキ(ブレーキ手段)52も設けられている。この電磁ブレーキ52を制御することで、回転自在となっているホースリール42を静止状態とすることが可能となっている。電磁ブレーキ52及び電磁クラッチ50は、フレーム16に取り付けられた制御装置54によって制御される。制御装置54は、遠隔操作を可能とするために、送信機(図示しない)からの制御信号を受信する受信機を有している。
このような動力噴霧装置12に適用された本実施形態に係るホース送出し装置10は、ホースリール42からホース36を引き出す際、その引出しに要する力を軽減すべくホース36に送出し力を付与するホース送出し機構56を備えている。
ホース送出し機構56は、図3及び図4に明示するように、ホースリール42よりも上方の位置で、ホースリール42の水平な回転軸44と平行となるようにフレーム16に回転可能に取り付けられた送出し軸58を有している。送出し軸58は、図1及び図2に示すように、メイントランスミッション28の出力軸60に、チェーン62により連結されている。出力軸60と、チェーン62が掛けられるスプロケット64との間には電磁クラッチ66が介設されており、この電磁クラッチ66をオン・オフ制御することで、エンジン14から送出し軸58への駆動力の伝達の断接を制御することが可能となっている。電磁クラッチ66のオン・オフ制御は制御装置54により行われる。
送出し軸58には、当該送出し軸58と一体的に回転してホース36に送出し力を付与する送出しローラ68が取り付けられている。図示実施形態では、送出しローラ68は送出し軸58と一体的に回転するが、送出し軸58の軸線方向(水平方向)には摺動可能となるように、送出し軸58に対していわゆるスプライン結合されている。また、図2に示すように、送出しローラ68は、左右一対のベースプレート70に回転自在に挟持されている。これらのベースプレート70は、送出し軸58に遊嵌され送出し軸58に沿って移動自在となっており、その前端部間及び後端部間は連結プレート又は連結ロッド72,73により連結されている。
ホース36はベースプレート70間に通され、送出しローラ68の周面に沿って略鉛直方向上方に延ばされ、送出しローラ68の回転駆動力が伝えられるようになっている。この動力伝達の確実化、更に送出しローラ68からのホース36の脱落防止の見地から、本実施形態では、送出しローラ68の周面には丸溝やV溝のような溝が形成され、ホース36が当該溝に嵌合されるようになっている。加えて、ベースプレート70間には、ホース36を送出しローラ68に押し付けるための押圧ローラ74が配置されている。押圧ローラ74は、ベースプレート70間で揺動可能に取り付けられたリンクプレート76の自由端部側に配置されており、リンクプレート76とベースプレート70との間に取り付けられたばね78によって、送出しローラ68側に弾性的に付勢されている。
なお、送出しローラ68は、ホースリール42に整列して巻回されたホース36の巻解き位置に正対する位置となるように、送出し軸58に沿って左右に移動されるよう構成されている。これは、ホース36をホースリール42に巻き取る際にホース36をホースリール42に整列させるための整列巻取機構を利用したものである。整列巻取機構は、送出し軸58及びホースリール42と平行となるようにフレーム16に回転自在に取り付けられた整列巻取軸80を有している。整列巻取軸80はホースリール42の回転軸44にチェーン82により連結され、ホースリール42の回転と共に回転されるようになっている。整列巻取軸80には螺旋溝が切られており、整列巻取軸80に嵌合されたスライダ84が螺旋溝に係合されている。スライダ84はベースプレート70間で固定されている。ベースプレート70は、送出し軸58に遊嵌され回転不可能となっているため、整列巻取軸80を回転させると、ベースプレート70に固定されたスライダ84は螺旋溝に案内されて左右に横移動する。整列巻取軸80の螺旋溝は、ホースリール42が1回転した場合に、スライダ84をホース36の外径よりも大きな距離で横移動させることができ、ホースリール42の各端部でホース36が巻き取られる状態になった場合には逆方向に移動させることができる。これによって、ホースリール42をホース巻取り方向に回転させると、整列巻取軸80も回転し、スライダ84、ひいてはホース36を支持している送出しローラ68が左右に往復移動され、ホース36は整列した状態でホースリール42に巻き付けられていく。一方、ホース36を引き出す場合には、ホースリール42及び整列巻取軸80は逆方向に回転し、ホース36の巻取りとは逆に送出しローラ68が左右に往復移動するが、この場合も、送出しローラ68は、ホースリール42に巻回されたホース36の巻解き位置に正対する位置に常にあるので、ホース36を確実に且つ安定的に送出しローラ68に導くことができる。
本実施形態によるホース送出し装置10は、更に、ホース送出し機構56よりも上方に配置されたホースガイド86を備えている。ホースガイド86は、ホース送出し機構56のベースプレート70間で、且つ送出しローラ68と押圧ローラ74との間に取り付けられ鉛直上方に延びる筒状支持部材88と、この筒状支持部材88の上端部に取り付けられたガイドベース90とを有している。ガイドベース90は、筒状支持部材88に回転自在に嵌合される筒状部92を有している。送出しローラ68と押圧ローラ74との間を略鉛直方向上方に延びるホース36は、ガイドベース90の筒状部92を通って上方に導かれるようになっている。
ガイドベース90の上面には、筒状部92の開口を挟む形で、1対の支持プレート94が互いに平行に立設されている。各支持プレート94には、斜め上方に延びるガイドプレート96が固定されている。ガイドプレート96間には、基端部と先端部とにそれぞれ第1のガイドローラ98と第2のガイドローラ100が配置されている。これらのガイドローラ98,100は、ホース36の脱落を防止するために、周面にホース36を受ける溝が形成されている。また、作業者は色々な方向からホース36を引っ張るため、ガイドプレート96の先端部の第2のガイドローラ100からは特にホース36が脱落しやすい。このため、ガイドローラ100の溝に嵌合したホース36を押さえるための押えローラ101がガイドローラ100の上方に配置されている。
一方のガイドプレート96の外面には、第1と第2のガイドローラ98,100間の位置に、リミットスイッチ102が配置されている。また、ガイドプレート96間にはローラ104が配置されており、このローラ104は、ガイドローラ98,100間に掛け渡されている部分のホース36の下面部分に接している。ローラ104の軸は、ガイドプレート96に形成された長孔106を通して、リミットスイッチ102のスイッチレバーの先端部に接続されている。ホース36は、ホース36に引張り力が加えられていない状態では、ホース36の持つ弾性によってガイドロール98,100間で上方にやや突出した湾曲形状となる(図3において実線で示す状態)。この状態では、ローラ104は上方位置に置かれ、リミットスイッチ102はオフ状態となる。一方、ホース36を引き出そうとした場合、ホース36に張力が作用し、ホース36はガイドロール98,100間で直線形状に近い状態となる(図3において二点鎖線で示す状態)。この状態ではローラ104は押し下げられ、所定の張力がホースに作用した場合にはリミットスイッチ102はオン状態となる。このように、リミットスイッチ102は、ホース36に引張り力が加えられ張力が作用しているか否かを検知するための張力検知手段として機能する。リミットスイッチ102からの出力信号は制御装置54に入力されるようになっている。なお、ローラ104を常にホース36に接触させるため、本実施形態では引張りばね108が設けられている。
ホースガイド86の先端部には、互いに平行な1対の揺動プレート110が取り付けられている。揺動プレート110は、第2のガイドローラ100を支持している軸112の両端部にそれぞれ枢支されている。揺動プレート110は、図3に示す位置と、図4に示す位置との間で上下に揺動可能となっている。揺動プレート110の先端部間には、更に、ホース36を挟み案内するための上下一対のガイドローラ114,115が配置されている。揺動プレート110は、ガイドプレート96との間に張設された引張りばね116によって、図3に示す位置にて維持されるようになっている。また、引き出されたホース36に弛みが生じている場合には、ホース36の弛み部分の重量のために揺動プレート110が引張りばねのばね力に抗して下方に揺動する。この揺動プレート110の動作を検知して、ホース36に弛みが生じているか否かを検知すべく、弛み検知手段としてリミットスイッチ118が一方のガイドプレートの外面96に取り付けられている。このリミットスイッチ96の出力信号も制御装置54に入力される。
図5は、制御装置54の電気回路を概略的に示したものである。図示するように、本実施形態では制御装置54は基本的にはリレー回路からなる。図5において、符号120は、動力噴霧装置12の電源であり、符号122は制御装置54のスイッチである。また、符号124は受信機であり、符号126はタイマ、符号128はブレーキ制御リレー、符号130はホース巻取り制御リレーである。リレー128,130は、常閉(オン)型であり、コイル部に通電されると、オフ状態となる。タイマ126には、設定時間として予め例えば5秒がセットされている。
なお、図3及び図4において、符号132はホース36の終端を検知するための終端検知レバーである。終端検知レバー132はベースプレート70に対して揺動可能に支持されており、その先端部には、ホース36が挿通されるリング部134が設けられている。リング部134の内径はホース36の外径よりも大きくされている。また、図示しないが、ホース36にはその終端部の近傍に拡径部分が形成されている。この拡大部分の外径はリング部134の内径よりも大きい。従って、ホース36の大部分がホースリール42から引き出された場合、ホース36の拡大部分がリング部134に当接してこれを押し上げるため、終端検知レバー132は引張りばね(図示しない)に抗して揺動される。このような揺動動作が生じた場合、終端検知手段であるリミットスイッチ136のスイッチレバーが終端検知レバー132により押される。図示実施形態では、リミットスイッチ136は常閉(オン)型であり、スイッチレバーが押されることで、オフとなる。
次に、上述したような動力噴霧装置12におけるホース送出し装置10の作用について説明する。
まず、エンジン14を起動すると共に、制御装置54のスイッチ122を投入する。この初期状態では、ホース36はホースリール42に整列状態で巻き取られた状態となっている。また、張力検知手段であるリミットスイッチ102及び弛み検知手段であるリミットスイッチ118は共にオフ状態にある。
図5から理解されるように、制御装置54のスイッチ122がオンとなると、受信機124及びタイマ126に電源120から電力が供給される。また、この時点では、ブレーキ制御リレー128はオン状態となっており、電磁ブレーキ52に通電され、ホースリール42は静止状態に維持されている。メイントランスミッション28の出力軸48,60における電磁クラッチ50,66については非通電状態となっており、エンジン14の駆動力はホースリール42や送出しローラ58には伝えられない。
一方、かかる状態において、エンジン14からの駆動力はメイントランスミッション28を介して車輪18へと伝えられている。従って、フレーム16の走行クラッチレバー32を操作することで、動力噴霧装置12を走行させ、所望の位置に移動させることが可能となる。また、ポンプ38にもエンジン14からの駆動力が伝えられているため、ホース36の先端のノズル(図示しない)を操作することで、薬液を噴霧することが可能となる。本実施形態では、この動力噴霧装置12の走行及び薬液噴霧は、エンジン14が停止されるまでいつでも可能となっている。
今、ホース36をホースリール42から引き出すべく、作業者がホース36を引っ張ると、ホース36には張力が作用する。この時、ホースリール42は電磁ブレーキ52によって静止状態とされているため、僅かな引き量でホース36を引いた場合でも、ホース36を引き出そうとする意思を持って作業者がホース36を引っ張った場合には、ホース36は引張り力を受けてホースガイド86の第1と第2のガイドローラ98,100間で直線状となろうとする(図3の二点鎖線参照)。その結果、ローラ104が押し下げられてリミットスイッチ102がオンとなる。この際、ホース36に作用する張力を形状変化から検知できるため、ホース36の引出し方向が上下左右のいずれの場合であっても確実に検知することが可能である。上述したような特許文献1,2に記載のホース送出し装置では、ホースを上方に引き出した場合には、揺動プレートが揺動せず検知できない場合もあるが、本実施形態による構成では、そのような不具合は発生しない。
リミットスイッチ102がオンとなると、電源120から電流がタイマ126の端子T1に、スタート信号として供給される。これにより、タイマ126が起動すると同時に、設定時間(例えば5秒)の間、内部リレー140がオン状態となる。これにより、電源120からの電流はブレーキ制御リレー128を通して電磁ブレーキ52に流れ、電磁ブレーキ52によるブレーキを解除する。同時に、メイントランスミッション28の出力軸60における電磁クラッチ66に通電されるため、エンジン14からの駆動力が送出し軸58に伝えられ、送出し軸58、ひいては送出しローラ68がホース送出し方向に回転駆動される。その結果、送出しローラ68から送出し力がホース36に加えられ、ホース36は略鉛直方向上方に進み、ホースガイド86によりその向きを略水平方向に変え、作業者の側に送り出される。前述した特許文献2に記載されているようなガイドチューブがないため、この送出しは円滑に行われ、ホース36の摩耗も少ない。
リミットスイッチ102は、作業者がホース36を僅かに引っ張るだけですぐにオン状態に切り替わるため、作業者によるホース36の引張り動作に続いて、すぐにホース送出し動作が実行される。これは、ホース36の連続引出し時における引出し力の変化を少ないものとし、作業者は違和感なくホース引出し作業を行うことができる。
ホース36が送り出されている間は、ホース36に加わっている張力は大幅に低減し、ガイドローラ98,100間ではホース36は元の湾曲状態に戻る。このため、リミットスイッチ102はオフ状態となるが、タイマ126により電磁クラッチ66への通電状態は維持される。従来おいては、ホースの引張りを止めると、その状態が検知されてホースの送出しが停止するため、実際の噴霧作業では送出しと停止が頻繁に繰り返されて操作性が悪いという問題点があったが、本実施形態では、一定時間はホース36の送出しが継続されるため、ホース36の間欠的な送出しが防止され、操作性・作業性が良好となる。
タイマ126の設定時間が経過すると、タイマ126の内蔵リレー140がオフとなり、これにより初期状態に戻る。すなわち、電磁クラッチ66が切れ、且つ、電磁ブレーキ52がかかり、ホース36の送出し動作が停止される。電磁クラッチ66が切れて送出しローラ68の回転が停止されると共に、ホースリール42に対してブレーキがかかるため、ホース36が慣性でホースリール42から巻き解かれる事態が防止される。これによって、ホースリール42上、或いは、ホースリール42からホースガイド86の先端部までの間でホースが弛んだ状態となることが防止される。かかる弛みを防止することで、再度ホース36を引っ張った際にホース36の張力を確実に検知できることとなる。
タイマ126の設定時間は、例えば通常の作業で1回にホース36を引き出す長さを経験的に求め、その長さに応じて設定するとよい。このようにして定めた設定時間、ホース36が連続して送り出された場合、作業者が想定している以上の長さのホース36が送り出される場合がある。かかる場合、余剰分のホース36はホースガイド86の先端部から弛み、垂れ下がる。本実施形態では、この弛みが生じた場合、図4に示すように、揺動プレート110の先端が下がり、その動きをリミットスイッチ118がオンとなることで弛みの発生を検知することができる。リミットスイッチ118がオンとなった場合には、タイマ126のリセット端子T2に電流が流れ、タイマ126の内蔵リレー140がオフとなる。内蔵リレー140がオフ状態となることで、タイマ設定時間の経過後の場合と同様に、ホース36の送出しが停止され且つホースリール42にブレーキがかかって静止状態となる。従って、それ以上の余分なホース36が送り出されることはない。
また、ホース36をその終端近傍までホースリール42から送り出した場合、ホース36の終端近傍に形成された拡径部分が終端検知レバー132のリング部134に係合し、これを上方に揺動させる。これによって、リミットスイッチ136がオフとなると、電磁クラッチ66が切れ、ホース36の送出しが停止される。
ホース36を巻き取る場合には、通常、作業者は動力噴霧装置12のフレーム16から離れた位置にあるため、送信機を操作してホース巻取りのための制御信号を発する。この信号を受信機124が受けると、受信機124の内部リレー142がオンとなり、電源120からの電力がブレーキ制御リレー128のコイル部、電磁クラッチ50、及び、ホース巻取り制御リレー130のコイル部に供給される。ブレーキ制御リレー128のコイル部に通電されると、電磁ブレーキ52には電流は流れず、ホースリール42は回転自在の状態となる。また、電磁クラッチ50に通電されることで、エンジン14からの駆動力はメイントランスミッション28の出力軸48からホースリール42に伝えられ、ホースリール42は巻取り方向に回転駆動される。これにより、ホース36はホースリール42に巻き取られていく。更に、ホース巻取り制御リレー130のコイル部に通電されると、電磁クラッチ50への通電経路が遮断されることになる。すなわち、送出し動作中であっても、送信機からホース巻取り信号が発せられた場合には、ホース36の巻取りが優先され、ホース36の送出しは強制的に終了される。なお、ホース36の巻取りが行われている際、ホース36には張力が作用し、リミットスイッチ102がオンとなりホース送出し状態になることも考えられるが、このホース巻取り制御リレー130の存在によってホース送出し状態に切り替わることはない。
送信機からのホース巻取り信号の送信を停止すれば、電磁クラッチ50や電磁ブレーキ52、リレー128等は初期状態に戻り、ホースリール42の回転が停止すると共に、電磁ブレーキ52がかかり、ホース36の巻取りが完了する。巻取り完了時にもホース36には張力が作用しており、リミットスイッチ102がオンとなる。従って、ホース36がホースリール42から送り出されることとなるが、この場合、ホース36がホースガイド86の先端部から送り出され始めると、ホース36が垂れ下がることとなる。この状態では、リミットスイッチ118がオンとなるため、前述したようにホース36の送出しは停止され、巻き取ったホース36が長く送り出されることはない。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ホースの送出しや巻戻しの制御は図に示す電気回路で行うこととなっているが、図示の回路構成に限られず、またマイクロコンピュータを用いたプログラム制御により行うことも可能である。
また、上記実施形態では、ホースの張力を検知する手段がガイドローラ間のホースの湾曲状態の変化を利用したものであるが、その他の手段、例えばガイドローラ間のホースに力を加え、その反力からホースの張力を検知するという手段も考えられる。
更に、上記実施形態では、エンジンの駆動力を送出しローラを回転駆動させるためのローラ駆動手段として用い、しかもホースの巻取り力としても用いているため、モータを用いた場合に比して消費電力が少なくて済み、また、十分な力を得ることができるという利点があるが、モータの利用を妨げるものでもない。
更にまた、上記実施形態では、動力噴霧装置は地面に置かれ、走行可能となっているが、動力噴霧装置等の液体噴射装置は、トラックの荷台に載せて使用される固定型のものであってもよい。
本発明によるホース送出し装置は動力噴霧装置や動力散布機、動力散水機等の様々なホースリール付きの液体噴射装置に適用可能である。
本発明によるホース送出し装置が動力噴霧装置に適用された状態を示す側面図である。 図1の動力噴霧装置における動力伝達系を示す概略説明図である。 図1のホース送出し装置の要部を部分的に断面して示す側面図であり、ホースが引かれた場合の状態を示す図である。 図1のホース送出し装置の要部を部分的に断面して示す側面図であり、ホースに弛みが生じた状態を示す図である。 本発明によるホース送出し装置における制御装置を示す電気回路図である。
符号の説明
10…ホース送出し装置
12…動力噴霧装置(液体噴射装置)
14…エンジン(ローラ駆動手段)
28…メイントランスミッション
38…ポンプ
42…ホースリール
50…電磁クラッチ
52…電磁ブレーキ(ブレーキ手段)
54…制御装置
66…電磁クラッチ
68…送出しローラ
86…ホースガイド
98…第1のガイドローラ
100…第2の ガイドローラ
102…リミットスイッチ(張力検知手段)
110…揺動プレート
118…リミットスイッチ(弛み検知手段)
126…タイマ
128…ブレーキ制御リレー


Claims (5)

  1. ホースリール(42)から繰り出されるホース(36)を通して水、その他の液体を噴射するためのホースリール付き液体噴射装置(12)に用いられるホース送出し装置(10)であって、
    前記ホースリール(42)から繰り出された前記ホース(36)に送出し力を付与する送出しローラ(68)と、
    前記送出しローラ(68)をホース送出し方向に駆動するためのローラ駆動手段(14)と、
    前記送出しローラ(68)により送り出されたホース(36)を架渡し状態で支持、案内する第1のガイドローラ(98)及び第2のガイドローラ(100)を有するホースガイド(86)と、
    前記第1のガイドローラ(98)と前記第2のガイドローラ(100)との間に架け渡されている前記ホース(36)の張力を検知する張力検知手段(102)と、
    を備え、
    前記ホース(36)の張力が所定値以上であることを前記張力検知手段(102)が検知した場合に、前記送出しローラ(68)が駆動されるようになっており、
    前記張力検知手段(102)が、前記第1のガイドローラ(98)と前記第2のガイドローラ(100)との間に配置され、前記ホース(36)の形状変化に応じてオン・オフされるリミットスイッチ(102)である、ホース送出し装置。
  2. 前記ホースリール(42)にブレーキを掛けて該ホースリール(42)を静止させるブレーキ手段(52)を更に備え、
    前記ホース(36)の張力が所定値以上であることを前記張力検知手段(102)が検知した場合に、前記ブレーキ手段(52)によるブレーキが解除され、前記ホースリール(42)の回転が不要の場合に、前記ブレーキ手段(52)によるブレーキが掛けられるようになっている請求項1に記載のホース送出し装置。
  3. 前記ホース(36)の張力が所定値以上であることを前記張力検知手段(102)が検知した場合に、前記送出しローラ(68)が所定時間継続して駆動されるようになっている請求項1又は2に記載のホース送出し装置。
  4. 前記ホースガイド(86)の先端部から延出する前記ホース(36)の弛みを検知する弛み検知手段(110,118)を更に備え、
    前記弛み検知手段(110,118)が前記ホース(36)の弛みを検知した場合であって、前記ホース(36)の送出しが行われている場合に、前記送出しローラ(68)の駆動が停止されるようになっている請求項1〜3のいずれか1項に記載のホース送出し装置。
  5. 前記弛み検知手段(110,118)が、前記ホースガイド(86)から延出する前記ホース(36)を支持、案内し、前記ホースガイド(86)の先端部に上下方向に揺動可能に取り付けられた揺動プレート(110)と、前記揺動プレート(110)の揺動動作に応じてオン・オフされるリミットスイッチ(118)と備える請求項4に記載のホース送出し装置。
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