JP3910295B2 - 対向払拭型ワイパ装置の制御方法および制御装置 - Google Patents

対向払拭型ワイパ装置の制御方法および制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ワイパ装置の制御技術に関し、特に、対向払拭型のワイパ装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フロントガラスの大型化に伴う払拭面積増大や横方向の視界向上のため、フロントガラスの左右両端側にワイパアームの回転中心を配し、フロントガラスの両サイドから中央に向かってワイパブレードが作動するいわゆる対向払拭型のワイパ装置が採用されてきている。
【0003】
この対向払拭型のワイパ装置では、まず車両中央部にワイパ駆動用のモータを配置し、リンク機構を介して左右のワイパブレードを対向作動させている。すなわち、モータの回転軸にクランクアームを取り付けるとともに、上下中間位置が枢支された中間リンクを設け、その一端側とクランクアームとを連結ロッドにて接続させる。これにより、モータの回転運動は中間リンクの往復揺動運動に変換される。そして、中間リンクの上下両端部を駆動ロッドを介してフロントガラス両端下部から突出する左右のワイパ軸の駆動レバーに連結させ、左右のワイパアームを対向的に作動させている。
【0004】
ところが、対向払拭型のワイパ装置をこのように1個のモータで駆動しようとすると、前述のようにほぼ車両の全幅に等しい駆動機構を要し、機構が大がかりとなり、かつその重量も大きくなるという問題があった。そこで、このような問題を解決すべく、左右のワイパブレードをそれぞれ別個にモータ駆動する方式が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、左右のワイパブレードをそれぞれ別のモータにて駆動すると、左右のモータ特性の違いや負荷変動によるモータ速度の変化により左右のワイパブレードの動きが同期しなくなり左右の動きがバラバラになるおそれがある。ところが、対向払拭型のワイパ装置では、拭き取り面積拡大のため左右のワイパブレードの払拭エリアを下反転位置である中央部でラップさせるのが一般的である。従って、かかる非同期動作が生じるとワイパブレード同士が干渉してしまうという問題が生じる。この場合、左右に完全同一の特性を持つモータを配することは困難であり、また、負荷変動をなくすことも不可能である。
【0006】
そこで、例えば運転者側(以下、DR側と略す)のワイパブレードがある角度に達した後に助手席側(以下、AS側と略す)を作動させるなど、左右のモータをシーケンス的に制御する方法も提案されている。しかしながら、このような制御方法では、ワイパブレードの動きがぎこちなく運転者の目障りとなる。
【0007】
また、リンク機構の振り分けを左右のワイパ装置で故意に大きく異ならせ、その上でモータの回転を一定に制御してワイパブレードの干渉が生じないようにするものも存在する。ここでは、例えばDR側の出だしをAS側よりも速くし、その反転時期をAS側より大きく遅らせ、AS側はその反対に設定して両者の干渉を防止している。ところがこの場合、駆動レバー等の長さが左右で異なるなど機構的構成が左右のワイパ装置で異なるため、反転位置における装置の剛性が左右で異なりワイパブレードのオーバーランに差が生じてしまうという問題がある。
【0008】
一方、角度が先行する側、すなわち往路はDR側、復路はAS側をマスターとして通常駆動し、後続側をスレーブとしてマスターの進行状況に応じて減速する方式も提案されている。しかしながら、このような方式では、マスター側にのみ加速力が働いたり、スレーブ側にのみ減速力が働いたりすると、DR側とAS側の角度差が拡大してしまうという問題がある。例えば、拭き上げ時にDR側が追い風により加速されたり、拭き下げ時にDR側が向かい風により減速されたりすると、スレーブを減速方向にしか制御しない当該方式では角度差が拡大する一方となる。
【0009】
本発明の目的は、左右のワイパブレードを、両者が干渉したり角度差が拡大したりすることなくスムーズに駆動させることにある。また、本発明の他の目的は、リンク機構の振り分けを故意に大きく異ならせることなくワイパ装置の駆動機構を構成することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の対向払拭型ワイパ装置は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードのそれぞれの位置角度について、それぞれ第1ワイパブレード目標角度差情報及び第2ワイパブレード目標角度差情報として予め別個に記憶する記憶手段と、前記第1ワイパブレードの位置角度データを算出する第1位置角度算出手段と、前記第2ワイパブレードの位置角度データを算出する第2位置角度算出手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、実測角度差情報と第1ワイパブレード目標角度差情報とから前記第1ワイパブレードの角度差情報を算出するとともに、実測角度差情報と第2ワイパブレード目標角度差情報とから前記第2ワイパブレードの角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、前記第1ワイパブレードの角度差情報に基づいて、前記第1ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする第1の出力手段と、前記第2ワイパブレードの角度差情報に基づいて、前記第2ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第2モータに対してする第2の出力手段と、を備えていることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の対向払拭型ワイパ装置の制御方法は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置の制御方法であって、前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードのそれぞれの位置角度について、それぞれ第1ワイパブレード目標角度差情報及び第2ワイパブレード目標角度差情報として予め別個に記憶し、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出し、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出し、実測角度差情報と第1ワイパブレード目標角度差情報とから前記第1ワイパブレードの角度差情報を算出するとともに、実測角度差情報と第2ワイパブレード目標角度差情報とから前記第2ワイパブレードの角度差情報を算出し、前記第1ワイパブレードの角度差情報に基づいて前記第1モータを制御し、前記第2ワイパブレードの角度差情報に基づいて前記第2モータを制御して、前記第1ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差および前記第2ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくすることを特徴としている。
【0012】
一方、本発明の対向払拭型ワイパ装置の制御装置は、第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御装置であって、第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出する第1および第2ワイパブレード位置角度算出手段と、第1ワイパブレードの位置角度と第2ワイパブレードの位置角度とに基づき、第1ワイパブレードの位置角度を基準として第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した第1ワイパブレード側実測角度差を算出する第1ワイパブレード側実測角度差算出手段と、第2ワイパブレードの位置角度と第1ワイパブレードの位置角度とに基づき、第2ワイパブレードの位置角度を基準として第2ワイパブレードと第1ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した第2ワイパブレード側実測角度差を算出する第2ワイパーブレード側実測角度差算出手段と、第1ワイパブレードと第2ワイパブレードの間の位置角度差の目標値として第1ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第1ワイパブレード側目標角度差と第1ワイパブレード側実測角度差との差を示す第1ワイパブレード側目標差情報を算出する第1ワイパブレード側目標差情報算出手段と、第2ワイパブレードと第1ワイパブレードの間の位置角度差の目標値として第2ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第2ワイパブレード側目標角度差と第2ワイパブレード側実測角度差との差を示す第2ワイパブレード側目標差情報を算出する第2ワイパーブレード側目標差情報算出手段と、第1ワイパブレード側目標差情報に基づき、第1ワイパブレード側目標角度差と第1ワイパブレード側実測角度差との間の差を小さくするような第1モータの出力を算出する第1モータ出力算出手段と、第2ワイパブレード側目標差情報に基づき、第2ワイパブレード側目標角度差と第2ワイパブレード側実測角度差との間の差を小さくするような第2モータの出力を算出する第2モータ出力算出手段とを有することを特徴としている。
【0013】
前記の構成により、第1および第2ワイパブレード間の実測角度差が目標角度差からずれた場合に、第1,2モータを、目標角度差と実測角度差の差を縮めるようにそれぞれ別個に制御し、ワイパブレード間の位置角度差を目標角度差マップに示された値に速やかに収束させる。そしてこれにより、外力負荷変動によるワイパブレードの位置角度差のバラツキを抑えつつ左右のワイパブレードをスムーズに駆動させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、対向払拭型ワイパ装置の構成およびその制御系の概略を示す説明図である。
【0015】
図1において、符号1は本発明によるワイパ制御方法を適用したワイパ装置である。当該ワイパ装置1は、DR側とAS側を対向配置しDR側ワイパブレード(第1ワイパブレード)2aとAS側ワイパーブレード(第2ワイパブレード)2b(以下、ワイパブレード2a,2bと略す)を下反転位置において上下に重合させたいわゆる対向払拭型の構成となっている。このワイパ装置1では、DR側とAS側にそれぞれDR側モータ(第1モータ)3aとAS側モータ(第2モータ)3b(以下、モータ3a,3bと略す)が別個に設けられており、各ワイパブレード2a, 2bの位置情報(位置角度θa,θb)に基づいて各々別個に制御されるようになっている。なお、符号における「a,b」は、それぞれDR側とAS側に関連する部材や部分であることを示している。
【0016】
ワイパブレード2a,2bには、図示しないブレードラバー部材が取り付けられている。そして、このブレードラバー部材を車両のフロントガラス上に密着させて移動させることにより、図1に2点鎖線にて示した払拭領域4a,4bに存在する水滴等が払拭される。ワイパブレード2a,2bは、ワイパ軸5a,5bを中心に左右に揺動運動を行うワイパアーム6a,6bに支持されている。ワイパアーム6a,6bには、ワイパ軸5a,5bと対称に駆動レバー7a,7bが配設されている。また、駆動レバー7a,7bの端部には連結ロッド8a,8bが取り付けられている。この連結ロッド8a,8bの他端側は、モータ3a,3bによって回転されるクランクアーム9a,9bの先端部に接続されている。そして、モータ3a,3bの回転に伴ってクランクアーム9a,9bが回転し、この動きが連結ロッド8a,8bを介して駆動レバー7a,7bへと伝達され、モータ3a,3bの回転運動がワイパアーム6a,6bの揺動運動に変換されるようになっている。
【0017】
モータ3a,3bは、それぞれ別個に設けられた駆動回路、すなわちDR側モータ駆動装置10aとAS側モータ駆動装置10bによって駆動される。また、モータ3a,3bには、ロータリエンコーダ等を用いたパルス検出手段であるDR側パルス検出装置11aとAS側パルス検出装置11bが接続されており、その回転角度が検出できるようになっている。この場合、各モータ駆動装置10a,10bは、ワイパ駆動制御装置12により制御されており、各パルス検出装置11a,11bの検出値もこのワイパ駆動制御装置12に送られるようになっている。
【0018】
図2は、本発明の一実施の形態であるワイパ駆動制御装置12の回路構成を示すブロック図である。図2に示したように、当該ワイパ駆動制御装置12は、CPU21を中心として、I/Oインターフェース22と、タイマ23、ROM24、RAM25がバスライン26を介して互いに接続されたマイクロコンピュータと、その周辺回路とから構成される。そして、各パルス検出装置11a,11bからの信号を処理し、各モータ駆動装置10a,10bに制御信号を送出する。
【0019】
I/Oインターフェース22には、DR側パルス検出装置11aと、AS側パルス検出装置11b、DR側モータ駆動装置10a、AS側モータ駆動装置10bが接続されている。また、ROM24には制御プログラムおよび各種制御用固定データが記憶されており、RAM25にはデータ処理した後の各モータ駆動装置10a,10bへの出力信号や、CPU21にて演算処理したデータが格納される。そして、CPU21では、ROM24に記憶されている制御プログラムに従い、ワイパ装置1の駆動制御を実行する。
【0020】
一方、図3はCPU21の主要機能構成を示すブロック図である。以下、CPU21の機能を通して、本発明によるワイパ装置制御方法をその処理手順も含め具体的に説明する。
【0021】
図3に示したように、CPU21は、I/Oインターフェース22を介してDR側パルス検出装置11aとAS側パルス検出装置11bから取得したパルスに基づき、ワイパブレード2a,2bの現在の位置角度θa,θbを算出するDR側位置角度算出手段(第1ワイパブレード側位置角度算出手段)31aおよびAS側位置角度算出手段(第2ワイパブレード側位置角度算出手段)31bと、求めた位置角度に基づいて各モータ3a,3bに対する制御出力をそれぞれ算出して各モータ駆動装置10a,10bに対し送出するDR側モータ制御手段32aおよびAS側モータ制御手段32bとを有する構成となっている。
【0022】
この場合、各位置角度算出手段31a,31bはそれぞれ、各パルス検出装置11a,11bから取得したパルスを累積して現在のワイパブレード2a,2bの位置角度を算出する。なお、当該CPU21では、パルス累積数をそのまま位置角度として取り扱い、パルス数に基づいて以下の処理を行っている。但し、パルス数とワイパブレード2a,2bの位置角度θa,θb(deg)との関係を予めマップ等によってROM24に格納しておき、角度(deg)によって以下の処理を行っても良い。
【0023】
また、当該CPU21では、各モータ制御手段32a,32bはそれぞれ次のような機能手段を備えている。まず第1に、ワイパブレード2a,2bの現在の位置角度から、DR側,AS側のそれぞれの立場で見た両ワイパブレード2a,2b間の実際の角度差を算出するDR側実測角度差算出手段(第1ワイパブレード側実測角度差算出手段)33aとAS側実測角度差算出手段(第2ワイパブレード側実測角度差算出手段)33bを備える。
【0024】
この場合、DR側,AS側のそれぞれの立場で見た実測角度差とは、例えばDR側では、DR側ワイパブレード2aの位置角度を基準としてAS側ワイパブレード2bの位置角度との差を求めることによって得られる角度差である。つまり、例えばDR側が「10」パルスの位置角度にあるときAS側が「3」パルスの位置角度である場合、DR側実測角度差(第1ワイパブレード側実測角度差)は、DR側の位置角度からAS側の位置角度を減じて(10−3)「+7」となる。一方、これをAS側から見ると、AS側ワイパブレード2bの位置角度を基準として、AS側実測角度差(第2ワイパブレード側実測角度差)は、AS側の位置角度からDR側の位置角度を減じて(3−10)「−7」となる。
【0025】
次に、各実測角度差算出手段33a,33bの後段には、現在の位置角度における両ワイパブレード2a,2b間の位置角度差の目標値である目標角度差と先に求めた実測角度差とを比較して、現時点における実測角度差と目標角度差との差を示す目標差情報を算出するDR側目標差情報算出手段(第1ワイパブレード側目標差情報算出手段)34aとAS側目標差情報算出手段(第2ワイパブレード側目標差情報算出手段)34bがそれぞれ設けられている。
【0026】
ここで、比較対象となる目標角度差は、ROM24に予め格納されたDR側目標角度差マップ36aとAS側目標角度差マップ36bからそれぞれ読み出される。図4,5にこれらの構成を示す。図4はDR側の位置角度を基準とした目標角度差(第1ワイパブレード側目標角度差)を示すDR側目標角度差マップ36aであり、図5はAS側の位置角度を基準とした目標角度差(第2ワイパブレード側目標角度差)を示すAS側目標角度差マップ36bである。
【0027】
この場合、図4のDR側目標角度差マップ36aを見ると、例えばDR側の位置角度が「10」パルスであるときAS側の位置角度目標は「5」パルスであり、両者の間の目標角度差は「+5」であることがわかる。従って、例えば先の例のように「DR=10,AS=7」で実測角度差「+3」との位置情報が得られている場合は、DR側目標差情報算出手段34aでは、目標角度差に対して「+2」((+5)−(+3))というDR側目標差情報(第1ワイパブレード側目標差情報)を算出する。これは、先行するDR側から見てAS側が目標位置角度よりも「2」パルス分進んでいる(近付いている)状態を表している。
【0028】
これに対し図5のAS側目標角度差マップ36bでは、前記の例の場合(「DR=10,AS=7」)、AS側の位置角度が「7」パルスのときDR側の位置角度目標は「14」パルスであり、両者の間の目標角度差は「−7」となる。これに対して、先の例では実測角度差は「−3」(7−10)であり、AS側目標差情報算出手段34bでは、目標角度差に対して「−4」((−7)−(−3))というAS側目標差情報(第2ワイパブレード側目標差情報)を算出する。これは、追従するAS側から見てDR側が目標位置角度よりも「4」パルス分遅れている(近付いている)状態を表している。
【0029】
ところで、各目標角度差マップ36a,36bでは、先行側は追従側に比してパルスのデータ分布が粗くなっている。これは、先行側に衝突しないようにワイパブレードを制御するに際しては、追従側の制御をより細かくする必要があるためであり、このとき先行側のパルス区分は粗くとも差し支えない。これを各マップにおいて見ると、例えば図4では、DR側の目標位置角度が1〜3パルスまではAS側の目標位置角度が1パルスとなっており、DR側に対してAS側は段階的に目標位置角度が設定されている。これは換言すると、追従するAS側1パルスに対してDR側は3パルス分の動きがあることになり、その分DR側は粗なデータとなる。また、図5では、初動時にはAS側が1パルス進行するとDR側は2パルス進むように目標値が設定される。これは、追従するAS側1パルスに対してDR側は2パルス分の動きがあることを意味しており、前述同様先行するDR側のデータが粗となっている。
【0030】
このため、DR側とAS側では同じ位置角度であっても、制御形態が異なる場合が出てくる。例えば、「DR=3,AS=1」という位置角度データを得た場合、図4によればDR側実測角度差「2」(3−1)は目標角度差「2」と一致しておりOKのデータとなる。ところが、図5においては、AS=1に対しては目標角度差は「−1」であり、この場合の実測角度差「−2」(1−3)に対してはNGとなる。このため、DR側では通常制御が行われるのに対し、AS側では遅れを取り戻すべく追従制御が行われることになる。
【0031】
また、当該ワイパ装置1では、上反転位置を境に先行側と追従側が逆転する。すなわち、復路においてはAS側がDR側に先行することになる。従って、各目標角度差マップ36a,36bにおいても、図示されてはいないがパルス90を超えパルス124以降はAS側が先行する形となっている。なお、図4,5のマップはあくまでも一例であり、マップ形態やその中の数値が図4,5のものに限定されないことは言うまでもない。
【0032】
このように、本発明のワイパ制御装置にあっては、DR側とAS側のそれぞれに相手方との対応を有するマップを個々に持たせ、移動速度の異なるワイパブレード2a,2bを自らの位置角度のみならず他方の位置角度をも勘案して制御するようにしている。なお、このため、何れか一方の側にモータ3aまたは3bからのパルスが入力されると両モータ3a,3bの制御が開始されることになる。
【0033】
一方、目標差情報算出手段34a,34bの後段にはさらに、得られた目標差情報に基づいて各モータ3a,3bの出力を算出、決定するDR側モータ出力算出手段(第1モータ出力算出手段)35aと、AS側モータ出力算出手段(第2モータ出力算出手段)35bが設けられている。ここでは、先の目標差情報により、目標角度差と実測角度差との間の差が小さくなるような各モータ3a,3bの出力をそれぞれ算出し、それを各モータ駆動装置10a,10bに指示する。
【0034】
すなわち、DR側モータ出力算出手段35aでは、先の例によれば、DR側目標差情報として「+2」という値を取得し、これに基づいて以後のDR側モータ3aの出力を算出する。この場合、取得した目標差情報からAS側が目標値よりも「2」パルス分近付いていることが認識され、この認識に従い、位置角度差を広げて目標値に近付けるべくDR側について現在よりも高い出力(回転数)が算出される。そして、この出力を実現するようにDR側モータ駆動装置10aに制御信号が送出される。
【0035】
また、AS側モータ出力算出手段35bでは、先の例によれば、AS側目標差情報として「−4」という値を取得し、これに基づいて以後のAS側モータ3bの出力を算出する。この場合、取得した目標差情報からDR側が目標値よりも「4」パルス分近付いていることが認識され、この認識に従い、位置角度差を広げて目標値に近付けるべくAS側について現在よりも低い出力(回転数)が算出される。そして、この出力を実現するようにAS側モータ駆動装置10bに制御信号が送出される。
【0036】
このように、本発明のワイパ制御装置では、ワイパブレード2a,2b間の実測角度差が目標角度差に近付くように各モータ3a,3bが独自に制御される。すなわち、両ワイパブレード2a,2bの位置角度差が目標よりも小さくなったとき(近付いたとき)は、前述の例のように先行側の出力を上げ、追従側の出力を下げて目標位置角度との差を縮めるようにする。また、位置角度差が目標よりも大きくなったとき(離れたとき)は、先行側の出力を下げ、追従側の出力を上げ目標位置角度との差を縮める。このため、外力負荷変動等によりワイパブレード2a,2bの位置角度差に変動が生じても、その変動に対して逐次両方のモータ3a,3bの出力を可変できるため目標角度差マップに示された目標位置角度差に速やかに収束される。従って、ワイパブレード2a,2bの位置角度差のバラツキを抑えることが可能となる。
【0037】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
たとえば、目標角度差マップとして、DR側とAS側とを分けた形のものを示したが、図4と図5を併合したマップを1つ有するようにしても良い。また、両ワイパブレード2a,2bの位置角度差がある基準値以上に拡大した場合には、一方を停止させて位置角度差を収束させるようにすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】
ワイパブレード間の実測角度差が目標角度差からずれた場合に、DR側,AS側それぞれのモータを独自に制御して目標角度差との差を縮めるようにしたことにより、ワイパブレード間の位置角度差が目標角度差マップに示された値に速やかに収束される。従って、リンク機構の振り分けを故意に大きく異ならせることなく、外力負荷変動によるワイパブレードの位置角度差のバラツキを抑えつつ左右のワイパブレードをスムーズに駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対向払拭型ワイパ装置の構成およびその制御系の概略を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるワイパ駆動制御装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】CPUの主要機能構成を示すブロック図である。
【図4】DR側の位置角度を基準として目標角度差を設定したDR側目標角度差マップである。
【図5】AS側の位置角度を基準として目標角度差を設定したAS側目標角度差マップである。
【符号の説明】
1 ワイパ装置
2a DR側ワイパブレード
2b AS側ワイパブレード
3a DR側モータ
3b AS側モータ
4a,4b 払拭領域
5a,5b ワイパ軸
6a,6b ワイパアーム
7a,7b 駆動レバー
8a,8b 連結ロッド
9a,9b クランクアーム
10a DR側モータ駆動装置
10b AS側モータ駆動装置
11a DR側パルス検出装置
11b AS側パルス検出装置
12 ワイパ駆動制御装置
22 I/Oインターフェース
23 タイマ
26 バスライン
31a DR側位置角度算出手段(第1ワイパブレード側位置角度算出手段)
31b AS側位置角度算出手段(第2ワイパブレード側位置角度算出手段)
32a DR側モータ制御手段
32b AS側モータ制御手段
33a DR側実測角度差算出手段(第1ワイパブレード側実測角度差算出手段)
33b AS側実測角度差算出手段(第2ワイパブレード側実測角度差算出手段)
34a DR側目標差情報算出手段(第1ワイパブレード側目標差情報算出手段)
34b AS側目標差情報算出手段(第2ワイパブレード側目標差情報算出手段)
35a DR側モータ出力算出手段(第1モータ出力算出手段)
35b AS側モータ出力算出手段(第2モータ出力算出手段)
36a DR側目標角度差マップ
36b AS側目標角度差マップ

Claims (3)

  1. 第1モータと、第2モータ と、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと 第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、
    前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードのそれぞれの位置角度について、それぞれ第1ワイパブレード目標角度差情報及び第2ワイパブレード目標角度差情報として予め別個に記憶する記憶手段と、
    前記第1ワイパブレードの位置角度データを算出する第1位置角度算出手段と、
    前記第2ワイパブレードの位置角度データを算出する第2位置角度算出手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、
    実測角度差情報と第1ワイパブレード目標角度差情報とから前記第1ワイパブレードの角度差情報を算出するとともに、実測角度差情報と第2ワイパブレード目標角度差情報とから前記第2ワイパブレードの角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、
    前記第1ワイパブレードの角度差情報に基づいて、前記第1ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする第1の出力手段と、
    前記第2ワイパブレードの角度差情報に基づいて、前記第2ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第2モータに対してする第2の出力手段と、
    を備えていることを特徴とする対向払拭型ワイパ装置。
  2. 第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置の制御方法であって、
    前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードのそれぞれの位置角度について、それぞれ第1ワイパブレード目標角度差情報及び第2ワイパブレード目標角度差情報として予め別個に記憶し、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出し、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出し、
    実測角度差情報と第1ワイパブレード目標角度差情報とから前記第1ワイパブレードの角度差情報を算出するとともに、実測角度差情報と第2ワイパブレード目標角度差情報とから前記第2ワイパブレードの角度差情報を算出し、
    前記第1ワイパブレードの角度差情報に基づいて前記第1モータを制御し、
    前記第2ワイパブレードの角度差情報に基づいて前記第2モータを制御して、
    前記第1ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差および前記第2ワイパブレード目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする
    ことを特徴とする対向払拭型ワイパ装置の制御方法。
  3. 第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと第2モータによって駆動される第2ワイパブレードを有してなる対向払拭型ワイパ装置の制御装置であって、
    前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出する第1および第2ワイパブレード位置角度算出手段と、
    前記第1ワイパブレードの位置角度と前記第2ワイパブレードの位置角度とに基づき、前記第1ワイパブレードの位置角度を基準として前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した第1ワイパブレード側実測角度差を算出する第1ワイパブレード側実測角度差算出手段と、
    前記第2ワイパブレードの位置角度と前記第1ワイパブレードの位置角度とに基づき、前記第2ワイパブレードの位置角度を基準として前記第2ワイパブレードと前記第1ワイパブレードとの間の実際の位置角度差を示した第2ワイパブレード側実測角度差を算出する第2ワイパブレード側実測角度差算出手段と、
    前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの間の位置角度差の目標値として前記第1ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第1ワイパブレード側目標角度差と前記第1ワイパブレード側実測角度差との差を示す第1ワイパブレード側目標差情報を算出する第1ワイパブレード側目標差情報算出手段と、
    前記第2ワイパブレードと前記第1ワイパブレードの間の位置角度差の目標値として前記第2ワイパブレードの位置角度に対応して予め設定された第2ワイパブレード側目標角度差と前記第2ワイパブレード側実測角度差との差を示す第2ワイパブレード側目標差情報を算出する第2ワイパブレード側目標差情報算出手段と、
    前記第1ワイパブレード側目標差情報に基づき、前記第1ワイパブレード側目標角度差と前記第1ワイパブレード側実測角度差との間の差を小さくするような前記第1モータの出力を算出する第1モータ出力算出手段と、
    前記第2ワイパブレード側目標差情報に基づき、前記第2ワイパブレード側目標角度差と前記第2ワイパブレード側実測角度差との間の差を小さくするような前記第2モータの出力を算出する第2モータ出力算出手段とを有することを特徴とする対向払拭型ワイパ装置の制御装置。
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