JP4417393B2 - 対向払拭型ワイパ装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ワイパ装置の制御技術に関し、特に、対向払拭型のワイパ装置に適用して有効な技術に関するものである。
フロントガラスの大型化に伴う払拭面積増大や横方向の視界向上のため、フロントガラスの左右両端側にワイパアームの回転中心を配し、フロントガラスの両サイドから中央に向かってワイパブレードが作動するいわゆる対向払拭型のワイパ装置が採用されてきている。
この対向払拭型のワイパ装置では、まず車両中央部にワイパ駆動用のモータを配置し、リンク機構を介して左右のワイパブレードを対向作動させている。すなわち、モータの回転軸にクランクアームを取り付けるとともに、上下中間位置が枢支された中間リンクを設け、その一端側とクランクアームとを連結ロッドにて接続させる。これにより、モータの回転運動は中間リンクの往復揺動運動に変換される。そして、中間リンクの上下両端部を駆動ロッドを介してフロントガラス両端下部から突出する左右のワイパ軸の駆動レバーに連結させ、左右のワイパアームを対向的に作動させている。
ところが、対向払拭型のワイパ装置をこのように1個のモータで駆動しようとすると、前述のようにほぼ車両の全幅に等しい駆動機構を要し、機構が大がかりとなり、かつその重量も大きくなるという問題があった。そこで、このような問題を解決すべく、左右のワイパブレードをそれぞれ別個にモータ駆動する方式が開発されている。
この場合、左右のワイパブレードに完全同一の特性を持つモータを配することは困難であり、また、モータに対する負荷変動をなくすことも不可能である。従って、左右のモータの非同期動作が生じ易く、左右の動きがバラバラになりワイパブレード同士が干渉してしまうという問題が生じる。
そこで、公知の方法ではないが、左右のワイパアームの位置角度を検出し、基準となる側のワイパアームの位置角度から、もう一方の側のワイパアームの位置角度を引いて両者の位置角度差を求め、それに基づいて両ワイパアームの動作を制御する方式も開発されている。
そこではまず、例えば運転席側(以下、DR側と略す)を基準として、位置角度差=DR側ワイパアーム位置角度−助手席側(以下、AS側と略す)ワイパアーム位置角度を求める。このとき、位置角度差は前記演算結果の絶対値であり、演算結果が+のときはDR側の角度が大きく、−のときはAS側の角度が大きいことになる。そして、得られた値が+のときは、その絶対値に応じて、DR側モータの出力を上げるか、AS側モータの出力を下げるか、あるいはその両方を行い位置角度差の解消を図る。また、演算結果が−のときはその逆の動作を行って正常動作への復帰を図っている。
しかしながら、このような位置角度差に基づいてワイパ動作を制御する方式では、何らかの外力によりDR側とAS側の前後関係が入れ替わってしまった場合、そのまま位置角度差による制御を続行すると、ワイパブレードが入れ替わった状態で角度差を無くそうとするため、ワイパブレード同士が当接してロック状態となりワイパが停止してしまうという問題がある。すなわち、入れ替わり状態であるにもかかわらず、両者の位置角度差に基づき、追い越した方の出力を下げるとともに、追い越された方の出力を上げて、先行する側を追い抜いて正常な位置角度差を保とうとする。このため、追い越した側に追い越された側が追い付き両者が接触し、さらにこの状態で追い越された側が追い越した側を追い抜こうとするため、両者は当接したままロック状態となる。従って、ワイパ動作が停止してしまい、この状態を解消するためには、人手によりワイパブレードの位置関係を元に戻す必要がありその改善が望まれていた。
本発明の目的は、左右のワイパブレードの前後関係が入れ替わった場合であっても、ワイパブレードがロック状態となって停止してしまうことを防止することにある。
本発明の対向払拭型ワイパ装置は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする出力手段とを備えていることを特徴としている。
これにより、追い越された側のワイパブレードが追い越した側のワイパブレードに追い付き、両者が当接してロック状態となりワイパ動作が停止してしまうことを回避できる。
また、本発明の対向払拭型ワイパ装置は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、前記第1ワイパブレードの位置角度を基準とした前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする出力手段とを備えていることを特徴としている。
さらに、本発明の対向払拭型ワイパ装置は、第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、前記第2ワイパブレードの位置角度を基準とした前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第2モータに対してする出力手段とを備えていることを特徴としている。
本発明にあっては、左右のワイパブレードについて予め定められた前後関係が入れ替わった場合、上反転位置に至るまで、互いの制御形態を入れ替えるなどして追い越した側のワイパブレードの速度を追い越された側のワイパブレードの速度よりも速くするようにしたことにより、追い越した側に追い越された側が追い付き両者が当接してワイパブレードがロック状態となることを回避できる。従って、左右のワイパブレードの前後関係が入れ替わり、それによってワイパが停止してしまうという事態を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、対向払拭型ワイパ装置の構成およびその制御系の概略を示す説明図である。
図1において、符号1は本発明によるワイパ制御方法を適用したワイパ装置である。当該ワイパ装置1は、DR側とAS側を対向配置しDR側ワイパブレード(第1ワイパブレード)2aとAS側ワイパーブレード(第2ワイパブレード)2b(以下、ワイパブレード2a,2bと略す)を下反転位置において上下に重合させたいわゆる対向払拭型の構成となっている。そして、下反転位置から上反転位置まではDR側がAS側に先行し、上反転位置から下反転位置まではAS側がDR側に先行する前後関係にてワイパブレード2a,2bが駆動される。
ワイパ装置1では、DR側とAS側にそれぞれDR側モータ3aとAS側モータ3b(以下、モータ3a,3bと略す)が別個に設けられており、各ワイパブレード2a,2bの位置情報(位置角度θa,θb)に基づいて各々別個に制御されるようになっている。なお、符号における「a,b」は、それぞれDR側とAS側に関連する部材や部分であることを示している。
ワイパブレード2a,2bには、図示しないブレードラバー部材が取り付けられている。そして、このブレードラバー部材を車両のフロントガラス上に密着させて移動させることにより、図1に2点鎖線にて示した払拭領域4a,4bに存在する水滴等が払拭される。ワイパブレード2a,2bは、ワイパ軸5a,5bを中心に左右に揺動運動を行うワイパアーム6a,6bに支持されている。ワイパアーム6a,6bには、ワイパ軸5a,5bと対称に駆動レバー7a,7bが配設されている。また、駆動レバー7a,7bの端部には連結ロッド8a,8bが取り付けられている。この連結ロッド8a,8bの他端側は、モータ3a,3bによって回転されるクランクアーム9a,9bの先端部に接続されている。そして、モータ3a,3bの回転に伴ってクランクアーム9a,9bが回転し、この動きが連結ロッド8a,8bを介して駆動レバー7a,7bへと伝達され、モータ3a,3bの回転運動がワイパアーム6a,6bの揺動運動に変換されるようになっている。
モータ3a,3bは、それぞれ別個に設けられた駆動回路、すなわちDR側モータ駆動装置10aとAS側モータ駆動装置10bによって駆動される。また、モータ3a,3bには、ロータリエンコーダ等を用いたパルス検出手段であるDR側パルス検出装置11aとAS側パルス検出装置11bが接続されており、その回転角度が検出できるようになっている。この場合、各モータ駆動装置10a,10bは、ワイパ駆動制御装置12により制御されており、各パルス検出装置11a,11bの検出値もこのワイパ駆動制御装置12に送られるようになっている。
図2は、本発明によるワイパ制御方法を適用したワイパ駆動制御装置12の回路構成を示すブロック図である。図2に示したように、当該ワイパ駆動制御装置12は、CPU21を中心として、I/Oインターフェース22と、タイマ23、ROM24、RAM25がバスライン26を介して互いに接続されたマイクロコンピュータと、その周辺回路とから構成される。そして、各パルス検出装置11a,11bからの信号を処理し、各モータ駆動装置10a,10bに制御信号を送出する。
I/Oインターフェース22には、DR側パルス検出装置11aと、AS側パルス検出装置11b、DR側モータ駆動装置10a、AS側モータ駆動装置10bが接続されている。また、ROM24には制御プログラムおよび各種制御用固定データが記憶されており、RAM25にはデータ処理した後の各モータ駆動装置10a,10bへの出力信号や、CPU21にて演算処理したデータが格納される。そして、CPU21では、ROM24に記憶されている制御プログラムに従い、ワイパ装置1の駆動制御を実行する。
一方、図3はCPU21の主要機能構成を示すブロック図である。以下、CPU21の機能を通して、本発明によるワイパ装置制御方法をその処理手順も含め具体的に説明する。
図3に示したように、CPU21は、I/Oインターフェース22を介してDR側パルス検出装置11aとAS側パルス検出装置11bから取得したパルスに基づき、ワイパブレード2a,2bの現在の位置角度θa,θbを算出するDR側位置角度算出手段31aおよびAS側位置角度算出手段31bと、求めた位置角度に基づいて各モータ3a,3bに対する制御出力をそれぞれ算出して各モータ駆動装置10a,10bに対し送出するDR側モータ制御手段32aおよびAS側モータ制御手段32bとを有する構成となっている。
この場合、各位置角度算出手段31a,31bはそれぞれ、各パルス検出装置11a,11bから取得したパルスを累積して現在のワイパブレード2a,2bの位置角度を算出する。なお、当該CPU21では、パルス累積数をそのまま位置角度として取り扱い、パルス数に基づいて以下の処理を行っている。但し、パルス数とワイパブレード2a,2bの位置角度θa,θb(deg)との関係を予めマップ等によってROM24に格納しておき、角度(deg)によって以下の処理を行っても良い。また、モータ1回転(360°)がワイパアーム1往復に相当することから、パルス累積数からモータ3a,3bの回転角度を求め、それを位置角度x°として取り扱い、これに基づいて以下の処理を行っても良い。
また、当該CPU21では、各モータ制御手段32a,32bはそれぞれ次のような機能手段を備えている。まず第1に、ワイパブレード2a,2bの現在の位置角度から、DR側,AS側のそれぞれの立場で見た両ワイパブレード2a,2b間の実際の角度差を算出するDR側実測角度差算出手段33aとAS側実測角度差算出手段33bを備える。
この場合、DR側,AS側のそれぞれの立場で見た実測角度差とは、例えばDR側では、DR側ワイパブレード2aの位置角度を基準としてAS側ワイパブレード2bの位置角度との差を求めることによって得られる角度差である。つまり、例えばDR側が「10」パルスの位置角度にあるときAS側が「3」パルスの位置角度である場合、DR側実測角度差(第1ワイパブレード側実測角度差)はDR側の位置角度からAS側の位置角度を減じて(10−3)「+7」となる。一方、これをAS側から見ると、AS側ワイパブレード2bの位置角度を基準として、AS側実測角度差(第2ワイパブレード側実測角度差)はAS側の位置角度からDR側の位置角度を減じて(3−10)「−7」となる。
次に、各実測角度差算出手段33a,33bの後段には、現在の位置角度における両ワイパブレード2a,2b間の位置角度差の目標値である目標角度差と先に求めた実測角度差とを比較して、現時点における実測角度差と目標角度差との差を示す角度差情報を算出するDR側角度差情報算出手段34aとAS側角度差情報算出手段34bがそれぞれ設けられている。
ここで、比較対象となる目標角度差は、ROM24に予め格納されたDR側目標角度差マップ36aとAS側目標角度差マップ36bからそれぞれ読み出される。図4,5にこれらの構成を示す。図4はDR側の位置角度を基準とした目標角度差(第1ワイパブレード側目標角度差)を示すDR側目標角度差マップ36aであり、図5はAS側の位置角度を基準とした目標角度差(第2ワイパブレード側目標角度差)を示すAS側目標角度差マップ36bである。
この場合、図4のDR側目標角度差マップ36aを見ると、例えばDR側の位置角度が「10」パルスであるときAS側の位置角度目標は「5」パルスであり、両者の間の目標角度差は「+5」であることがわかる。従って、例えば「DR=10,AS=7」で実測角度差「+3」との位置情報が得られている場合は、DR側角度差情報算出手段34aでは、目標角度差に対して「+2」((+5)−(+3))というDR側角度差情報を算出する。これは、先行するDR側から見てAS側が目標位置角度よりも「2」パルス分進んでいる(近付いている)状態を表している。
これに対し図5のAS側目標角度差マップ36bでは、前記の例の場合(「DR=10,AS=7」)、AS側の位置角度が「7」パルスのときDR側の位置角度目標は「14」パルスであり、両者の間の目標角度差は「−7」となる。これに対して、先の例では実測角度差は「−3」(7−10)であり、AS側角度差情報算出手段34bでは、目標角度差に対して「−4」((−7)−(−3))というAS側角度差情報を算出する。これは、追従するAS側から見てDR側が目標位置角度よりも「4」パルス分遅れている(近付いている)状態を表している。
ところで、各目標角度差マップ36a,36bでは、先行側は追従側に比してパルスのデータ分布が粗くなっている。これは、先行側に衝突しないようにワイパブレードを制御するに際しては、追従側の制御をより細かくする必要があるためであり、このとき先行側のパルス区分は粗くとも差し支えない。これを各マップにおいて見ると、例えば図4では、DR側の目標位置角度が1〜3パルスまではAS側の目標位置角度が1パルスとなっており、DR側に対してAS側は段階的に目標位置角度が設定されている。これは換言すると、追従するAS側1パルスに対してDR側は3パルス分の動きがあることになり、その分DR側は粗なデータとなる。また、図5では、初動時にはAS側が1パルス進行するとDR側は2パルス進むように目標値が設定される。これは、追従するAS側1パルスに対してDR側は2パルス分の動きがあることを意味しており、前述同様先行するDR側のデータが粗となっている。
このため、DR側とAS側では同じ位置角度であっても、制御形態が異なる場合が出てくる。例えば、「DR=3,AS=1」という位置角度データを得た場合、図4によればDR側実測角度差「2」(3−1)は目標角度差「2」と一致しておりOKのデータとなる。ところが、図5においては、AS=1に対しては目標角度差は「−1」であり、この場合の実測角度差「−2」(1−3)に対してはNGとなる。このため、DR側では通常制御が行われるのに対し、AS側では遅れを取り戻すべく追従制御が行われることになる。
また、当該ワイパ装置1では、上反転位置を境に先行側と追従側の前後関係が逆転する。すなわち、復路においてはAS側がDR側に先行する前後関係となる。従って、各目標角度差マップ36a,36bにおいても、図示されてはいないがパルス90を超えパルス124以降はAS側が先行する形となっている。なお、図4,5のマップはあくまでも一例であり、マップ形態やその中の数値が図4,5のものに限定されないことは言うまでもない。
このように、本発明のワイパ制御装置にあっては、DR側とAS側のそれぞれに相手方との対応を有するマップを個々に持たせ、移動速度の異なるワイパブレード2a,2bを自らの位置角度のみならず他方の位置角度をも勘案して制御するようにしている。なお、このため、何れか一方の側にモータ3aまたは3bからのパルスが入力されると両モータ3a,3bの制御が開始されることになる。
一方、角度差情報算出手段34a,34bの後段にはさらに、得られた角度差情報に基づいて各モータ3a,3bの出力を算出、決定するDR側モータ出力算出手段35aと、AS側モータ出力算出手段35bが設けられている。ここでは、各モータ出力算出手段35a,35bは、先の実測角度差からワイパブレードの前後関係を判定した後、角度差情報に基づいて目標角度差と実測角度差との間の差が小さくなるような各モータ3a,3bの出力をそれぞれ算出し、それを各モータ駆動装置10a,10bに指示する。
先の例(「DR=10,AS=7」)について見れば、DR側モータ出力算出手段35aは、実測角度差「+3」、DR側角度差情報「+2」を取得し、これに基づいて以後のDR側モータ3aの出力を算出する。この場合、取得した実測角度差からDR側とAS側の前後関係が正しく維持されていることが認識され、その上でDR側角度差情報からAS側が目標値よりも近付いていることが認識される。すなわち、往路においてはDR側がAS側に先行する前後関係となるため、実測角度差は「+」となるのが正常であり、この場合には実測角度差の値が「+3」であることから両者の前後関係は正常であることがわかる。また、DR側角度差情報からは、AS側が目標値よりも「2」パルス分近付いていることが認識される。そこで、DR側モータ出力算出手段35aではこの認識に従い、位置角度差を広げて目標値に近付けるべくDR側について現在よりも高い出力(回転数)を算出する。そして、この出力を実現するようにDR側モータ駆動装置10aに制御信号が送出される。
また、AS側モータ出力算出手段35bでは、先の例の場合、実測角度差「−3」、AS側角度差情報「−4」を取得し、これに基づいて以後のAS側モータ3bの出力を算出する。この場合、取得した実測角度差から、AS側とDR側の前後関係が正しく維持されており、その上でAS側角度差情報からDR側が近付いていることが認識される。すなわち、往路においてはAS側はDR側に追従する前後関係となるため、実測角度差は「−」となるのが正常であり、この場合にはこの値が「−4」であることから両者の前後関係は正常であることがわかる。また、AS側角度差情報からは、DR側が目標値よりも「4」パルス分近付いていることが認識される。そこで、AS側モータ出力算出手段35bではこの認識に従い、位置角度差を広げて目標値に近付けるべくAS側について現在よりも低い出力(回転数)が算出される。そして、この出力を実現するようにAS側モータ駆動装置10bに制御信号が送出される。
このように、当該ワイパ制御装置12では、ワイパブレード2a,2b間の実測角度差が目標角度差に近付くように各モータ3a,3bが独自に制御され、両者の位置角度差が目標よりも小さくなったとき(近付いたとき)は、先行側の出力を上げるとともに、追従側の出力を下げて位置角度差を拡大して目標位置角度との差を縮めるようにする。また、位置角度差が目標よりも大きくなったとき(離れたとき)は、先行側の出力を下げるとともに、追従側の出力を上げて位置角度差を縮小して目標位置角度との差を縮める。
一方、このような位置角度差に基づく制御を行っている際に、例えば往路にて何らかの外力によりDR側とAS側が入れ替わり「DR=7,AS=10」となった場合を考える。このようにAS側がDR側を飛び越して先行すると前述の位置角度差に基づく制御では、追い越したAS側の出力を下げると共に追い越されたDR側の出力を上げて位置角度差を縮めようとする。
これを先の例(「DR=7,AS=10」)について見れば、まずDR側実測角度差は「−3」となり、目標角度差は図4の目標角度差マップ36aから「+4」、角度差情報は「(+4)−(−3)=+7」となる。従って、DR側モータ出力算出手段35aは、DR側から見てAS側が目標位置角度よりも「7」パルス分進んで近付いていると判断し、位置角度差を目標角度差に近付けるべくAS側に追い越されたDR側の出力を上げる。
また、AS側実測角度差は「+3」となり、目標角度差は図5の目標角度差マップ36aから「−10」、角度差情報は「(−10)−(+3)=−13」となる。従って、AS側モータ出力算出手段35bは、AS側から見てDR側が目標位置角度よりも「13」パルス分遅れていると判断し、位置角度差を目標角度差に近付けるべくDR側を追い越したAS側の出力を下げる。
このため、かかる制御をそのまま続行すると先行するAS側にDR側が追い付き、ワイパブレード同士が当接してロック状態となってしまう。そこで、当該ワイパ駆動制御装置12では、入れ替わり発生後は、追い越した側の速度が追い越された側の速度よりも速くなるよう、AS側とDR側の制御形態を入れ替え、追い越された側が追い越した側に追い付いてロック状態が生じないよう取り計らっている。
ここで、各モータ出力算出手段35a,35bは、角度差情報に基づいてモータ出力を算出するに際し、前述のように、実測角度差によりワイパブレード2a,2bの前後関係が入れ替わっていないか否かを判断している。この際、DR側では、DR側がAS側よりも遅れている旨の実測角度差、つまり「−」の実測角度差が得られた時は入れ替わりと判断する。例えば、先の例では「DR=7,AS=10」にて実測角度差が「−3」と算出され、この値をDR側モータ出力算出手段35aが取得した場合、AS側がDR側を追い越して入れ替わりが発生したと判断する。
また、同様にAS側では、往路にて実測角度差が「+」となったときは入れ替わりと判断する。例えば先の例(「AS=10,DR=7」)では実測角度差は「+3」となり、AS側モータ出力算出手段35bもまた、AS側がDR側を追い越して入れ替わりが発生したと判断する。なお、復路では両者の前後関係が逆となるため、この逆の判断(DR側:「+」、AS側:「−」で入れ替わり)が行われる。
入れ替わりが確認されると、各モータ出力算出手段35a,35bは、それ以後ワイパブレード2a,2bが上反転位置に達するまで、それぞれ相手側の制御形態にて各モータ3a,3bを駆動させるべくモータ出力を算出する。すなわち、入れ替わり確認後は、DR側モータ3aはAS側のデータにより、また、AS側モータ3bはDR側データにより制御される。
従って、例えばDR側モータ出力算出手段35aでは、AS側角度差情報算出手段34bから角度差情報を取得し、そのデータに基づいてDR側モータ3aの出力を決定する。これを先の例で見れば、DR側モータ出力算出手段35aは角度差情報として「−13」を取得し、これをDR側角度差情報として用いる。これは、DR側の角度差情報としては、DR側から見てAS側が目標角度差よりも「13」パルス分遅れている(離れている)ことを意味しており、DR側モータ出力算出手段35aでは、位置角度差を目標値に近付けるべくDR側(追い越された側)を遅らせる。
これに対しAS側モータ出力算出手段35bでは、DR側角度差情報算出手段34aから角度差情報を取得し、そのデータに基づいてAS側モータ3bの出力を決定する。従って、先の例によれば、AS側モータ出力算出手段35bは角度差情報として「+7」を取得し、これをAS側角度差情報として用いる。これは、AS側の角度差情報としては、AS側から見てDR側が目標角度差よりも「7」パルス分進んでいる(離れている)ことを意味しており、AS側モータ出力算出手段35bでは、位置角度差を目標値に近付けるべくAS側(追い越した側)を速くする。
従って、このようにDR側とAS側を制御することにより、入れ替わり直後から両者の位置角度差は拡大し、ワイパブレード同士が当接する事態が回避される。その後、両者はそのまま制御形態を入れ替えたまま駆動され、上反転位置に至ったところで制御形態は元に戻される。すなわち、往路にて入れ替わりが生じた時には、入れ替わり後上反転位置までDR側とAS側の制御形態が入れ替えられる。また、復路にて入れ替わりが生じた場合には、入れ替わり後下反転位置を経て上反転位置までDR側とAS側の制御形態が入れ替えられる。これは、下反転位置にて制御形態を元に戻すとDR側が先行するように制御されるため、下反転位置においてワイパブレードがロック状態となるためである。
なお、一旦入れ替わりが生じて制御形態を入れ替えた後、また何らかの原因によって再び入れ替わりが生じ正規の前後関係に戻った場合には、制御形態を元に戻しワイパブレードを通常の制御形態で駆動する。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
すなわち、前述の実施の形態では、入れ替わり発生後はDR側とAS側の位置角度情報を入れ替えてワイパブレード同士の当接を防止しているが、入れ替わり発生後において、追い越した側の速度が追い越された側の速度よりも速くなるような制御形態であれば良く、前記の例には限定されない。例えば、入れ替わりを検知した後は、取得した角度差情報の符号を反転させて制御を行うようにしても良い。これを前述の例で示せば、DR側モータ出力算出手段35aでは「+7」という角度差情報を「−7」に変換し、AS側モータ出力算出手段35bでは「−13」という角度差情報を「+13」に変換してそれぞれモータ3a,3bの制御を行う。これにより、追い越されたDR側の出力が下げられるとともに、追い越したAS側の出力が上げられ、追い越した側の速度が追い越された側の速度よりも速くなり両者が当接するという事態を回避できる。
対向払拭型ワイパ装置の構成およびその制御系の概略を示す説明図である。 本発明によるワイパ制御方法を適用したワイパ駆動制御装置の回路構成を示すブロック図である。 CPUの主要機能構成を示すブロック図である。 DR側の位置角度を基準として目標角度差を設定したDR側目標角度差マップである。 AS側の位置角度を基準として目標角度差を設定したAS側目標角度差マップである。
符号の説明
1 ワイパ装置
2a DR側ワイパブレード(第1ワイパブレード)
2b AS側ワイパブレード(第2ワイパブレード)
3a DR側モータ
3b AS側モータ
4a,4b 払拭領域
5a,5b ワイパ軸
6a,6b ワイパアーム
7a,7b 駆動レバー
8a,8b 連結ロッド
9a,9b クランクアーム
10a DR側モータ駆動装置
10b AS側モータ駆動装置
11a DR側パルス検出装置
11b AS側パルス検出装置
12 ワイパ駆動制御装置
21 CPU
22 I/Oインターフェース
23 タイマ
24 ROM
25 RAM
26 バスライン
31a DR側位置角度算出手段
31b AS側位置角度算出手段
32a DR側モータ制御手段
32b AS側モータ制御手段
33a DR側実測角度差算出手段
33b AS側実測角度差算出手段
34a DR側角度差情報算出手段
34b AS側角度差情報算出手段
35a DR側モータ出力算出手段
35b AS側モータ出力算出手段
36a DR側目標角度差マップ
36b AS側目標角度差マップ

Claims (3)

  1. 第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、
    前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、
    前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、
    前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする出力手段と、
    を備えていることを特徴とする対向払拭型ワイパ装置。
  2. 第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、
    前記第1ワイパブレードの位置角度を基準とした前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、
    前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、
    前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第1モータに対してする出力手段と、
    を備えていることを特徴とする対向払拭型ワイパ装置。
  3. 第1モータと、第2モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを有し、前記第1および第2ワイパブレードの位置角度をそれぞれ算出して、前記第1モータと第2モータを制御する対向払拭型ワイパ装置であって、
    前記第2ワイパブレードの位置角度を基準とした前記第1ワイパブレードと前記第2ワイパブレードの位置角度差の目標となる目標角度差情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データをそれぞれ算出する位置角度算出手段と、
    前記第1ワイパブレードおよび第2ワイパブレードの位置角度データに基づいて、前記第1ワイパブレードと第2ワイパブレードとの位置角度の差である実測角度差情報を算出する実測角度差情報算出手段と、
    前記実測角度差情報と目標角度差情報とから角度差情報を算出する角度差情報算出手段と、
    前記角度差情報に基づいて、前記目標角度差と前記実測角度差との差を小さくする制御を前記第2モータに対してする出力手段と、
    を備えていることを特徴とする対向払拭型ワイパ装置。
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