JP3909398B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は大入賞口と特定領域とを備えた入賞装置が遊技盤に装着されたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
大入賞口と特定領域とを備えた入賞装置には入賞球が特定領域を通過する難易度を設定する種々の機構が組込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は大入賞口と特定領域とを備えた入賞装置が遊技盤に装着されたパチンコ機において、大入賞口に入賞した入賞球が特定領域を通過する難易度の設定に関して新規な趣向を有するパチンコ機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のパチンコ機は、大入賞口を開閉する可動翼片と、その可動翼片を介して前記大入賞口に入賞した入賞球の通過時に遊技者に利益を与える特定領域と、パチンコ球の外径とほぼ等しい開口幅を有する上球受入部を上部に、その開口幅より若干拡大された開口幅を有する長方形状の下球受入部を下部に連設し前記入賞球を前記特定領域へ導入する特定領域入り口と、この特定領域入り口の前に前記入賞球を受入れ可能な球通し樋が立設されていると共に、特定領域の入口の下球受入れ部の前側に垂立されて特定領域入口の下球受入部を閉塞する後片と、当り図柄を含む図柄群の変動表示が可能な図柄表示体とを備えている。
又、前記特定領域入り口は昇降可能であり、前記特定領域入り口が上方移動する際には、該特定領域入り口は有効開口幅として上球受入部の開口幅を維持しつつ上昇した後に、有効開口幅として下球受入部の開口幅となる。
そして、前記図柄表示体に当り図柄が表示されたことを条件として、前記特定領域入り口が上昇し、有効開口幅として下球受入部の開口幅となって、入賞球を受け入れ可能な有効開口面積は最大になる
【0005】
【作用】
このパチンコ機に備えてある特定領域入り口は昇降可能であり、前記特定領域入り口が上方移動する際には、該特定領域入り口は有効開口幅として上球受入部の開口幅を維持しつつ上昇した後に、有効開口幅として下球受入部の開口幅となる。
そして、図柄表示体に当り図柄が表示されたときには、前記特定領域入り口が上昇し、有効開口幅として下球受入部の開口幅となって、入賞球を受け入れ可能な有効開口面積は最大になる
【0006】
【発明の効果】
本発明は前記したように構成してあるので、図柄表示体が特定した図柄によって特定領域入口の有効開口面積を拡縮して入賞球が特定領域へ導入され易い状態と導入され難い状態とに切換えることができ、入賞球が特定領域を通過する難易度の切換え態様を特異化してゲームの興趣を高めることができる。
【0007】
【実施例】
次に、本発明の1実施例を図面にしたがって説明する。
パチンコ機の遊技盤1の遊技盤面1aの中央部には入賞装置2が装着されるとともに、遊技盤面1aには入賞装置2の左方および右方に設置されて左右入賞口3aを備えた左右固定式役物3と、入賞装置2の下方に横一列に配列されてそれぞれ始動口4aを有する左、中、右始動入賞装置4と、入賞装置2の両斜め下方にそれぞれ設置されて左右下入賞口5aを有する左右チューリップ式役物5とが装着されている。
【0008】
各始動入賞装置4には左、中、右始動口入賞検出スイッチ6がそれぞれ組付けられ、遊技盤1の裏面1bには入賞装置2の下方に設置されて入賞装置2内を通り抜けた入賞球を検出する大入賞口入賞検出スイッチ7が取付けられている。
【0009】
入賞装置2において、遊技盤面1aにビス着されたベース枠10の上端には天入賞口11が開口されるとともに、後方へ突出された上樋片10aが形成され、ベース枠10の上下方向中央部には前方へ並行状に突出された左右1対の支持片10bが形成され、ベース枠10の下端には後方へ突出されて落入した入賞球を後方へ誘導する下樋片10cが形成されている。
【0010】
ベース枠10の前面の上部には水平状に設置された上片12aと、この上片12aの左右端部に連接されて垂下された左右の下片12bと、上片12aの上面の前端縁に連接されて天入賞口11の前方に垂立された前片12cとが形成された上仕切り部材12がビス着されている。
【0011】
上仕切り部材12の両下片12bの下端縁と、ベース枠10の両支持片10bとの間にはそれぞれ大入賞口15が開設されている。
【0012】
ベース枠10の前面の下部には後方開放のケース状の表示体収容部13aと、この表示体収容部13aの左右端部にそれぞれ連接されて上方へ延出され、上端部が両支持片10bの前端面にそれぞれ当接された左右1対の仕切り部13bとが形成された下仕切り部材13がビス着されている。
【0013】
ベース枠10の上樋片10aの後端縁には天入賞口11へ入賞した入賞球を一側方へ誘導する後樋片17が結合されている。
【0014】
下仕切り部材13の表示体収容部13a内に垂直状に設置されたLED基板14の前面には左右1対の図柄表示体(LED)16が取付けられている。
【0015】
両図柄表示体16は大入賞口入賞検出スイッチ7が大入賞口15に入賞した入賞球を検出した時点で、11,22,33,44,55,66,77,88の8図柄を始めに1図柄0.032秒、1周期0.256秒の移行速度で0.256秒間高速変動表示し、続いて1図柄0.128秒、1周期1.024秒の移行速度で0.256秒間低速変動表示して図柄の変動表示を停止し、その時点で両図柄表示体16が特定した図柄が判定される。
【0016】
ベース枠10の後側に設置されてベース枠10に結合されたケース体20にはベース枠10の左右枠部の後方にそれぞれ設置された左右1対の側壁部21と、この両側壁部21の上端縁にそれぞれ連接されて後下り状に設置された上壁部22と、両側壁部21の後端縁および上壁部22の後端縁にそれぞれ連接されて垂直状に設置された後壁部23とが形成されている。
【0017】
ケース体20の両側壁部21の上部には外方へ突出された左右1対の突出部20aが形成されている。
【0018】
ケース体20の後壁部23の下部には左右1対の上ガイド孔23aと左右1対の下ガイド孔23bとがそれぞれ縦長状に貫設されている。
【0019】
ケース体20の両側壁部21間の下端には後壁部23の下端に結合された底板24が前下り状に設置されている。
【0020】
底板24の前端部の左右方向中央部には入賞球が落入する前球落下口26が開設されるとともに、底板24の後端部の左右方向中央部には入賞球が落入する後球落下口27が開設され、底板24の後端部の左右方向中央部付近には後球落下口27の両側に並立された左右1対の仕切り片24aが突設され、後球落下口27上には後壁部23に貫挿された特定領域通過検出スイッチ28の検出部が設置されている。
【0021】
底板24の下面後部には後球落下口27へ落入した入賞球を受入れて前方へ誘導する箱形状の下樋片29が取付けられている。
【0022】
ベース枠10の両側枠部間の中央部付近およびケース体20の両側壁部21間の中央部付近にはベース枠10の枠内およびケース体20内の前部を上下に仕切る球受け棚25が後下り状に横架され、この球受け棚25の両側縁はベース枠10の両支持片10bおよび両側壁部21によってそれぞれ支持されている。
【0023】
球受け棚25の上面前部の左右方向中央部には前外方から後内方へ円弧状に湾曲された左右1対の側縁を有する中突片25aが突出形成され、球受け棚25の上面後部の左右部には上面が外方から内方へ下傾する左右1対の横突片25bが突出形成され、球受け棚25上には大入賞口15へ落入した入賞球を球受け棚25上の前端部の左部および右部から後端部の中央部付近へ誘導して転落させる左右の球流路が形成されている。
【0024】
ケース体20の両側壁部21の外側には前端付近および後端付近がベース枠10およびケース体20によって回転可能に支持された左右1対の駆動軸30がそれぞれ前後方向に沿って並行状に横架されている。
【0025】
両駆動軸30の前端には大入賞口15を開閉する可動翼片31の基端部がそれぞれ結合され、両駆動軸30の後端には後方へ突出された伝動ピン32aを有する左右1対の上伝動片32がそれぞれ結合されている。
【0026】
ケース体20の後壁部23に結合されて後壁部23の後側に垂直状に設置されたソレノイドベース33の後面にはスプリング34bで下方に付勢されたプランジャ34aをそれぞれ有する左右1対の大入賞口開放ソレノイド34が下向き状に取付けられ、両大入賞口開放ソレノイド34のプランジャ34aには上伝動片32の伝動ピン32aが挿通された挿通孔35aを有する連動片35がそれぞれピンで結合されている。
【0027】
両大入賞口開放ソレノイド34が励磁されたときには両可動翼片31がそれぞれ外方へ搖動して両大入賞口15がそれぞれ開放され、両大入賞口開放ソレノイド34が消磁されたときには両可動翼片31がそれぞれ内方へ復帰搖動して両大入賞口15がそれぞれ閉鎖される。
【0028】
ケース体20内の後部には警官を模擬した形態を有するキャラクタ体37が装入されている。
【0029】
このキャラクタ体37は底板24上に昇降動可能に設置されて警官の胴体部を模擬した形態を有するキャラクタ本体38と、このキャラクタ本体38の後上端部の左右方向中央部に上下方向への搖動可能に結合されてキャラクタ本体38上に設置され、警官のヘッド部を模擬した形状を有する第1キャラクタ部品39と、キャラクタ本体38の両側面の上端にそれぞれ前後方向への搖動可能に結合され、警官の両腕部を横擬した形態を有する左右1対の第2キャラクタ部品40と、キャラクタ本体38の下端部の前側からその前方へ延出された状態で底板24上に設置されて底板24に左右方向への搖動可能に結合され、警官の両脚部を模擬した形態を有する左右1対の第3キャラクタ部品41とを備えている
【0030】
キャラクタ本体38内の左右方向中央部には1個のパチンコ球の通過が可能な間隔を隔てて並立された左右の壁面とこの両壁面の下端縁に連接された底面とによって区画されて底板24の後球落下口27に連通された特定領域42が形成されている。入賞球が特定領域42を通過すると、大入賞口15を開閉させる役物連続作動装置が有効となる。
【0031】
キャラクタ本体38の前端面の左右方向中央部にはパチンコ球が通り抜ける確率が低くなるようにパチンコ球の外径とほぼ等しい開口幅を有するほぼU形状の上球受入れ部43aと、パチンコ球が通り抜ける確率が上球受入れ部43aを通り抜ける確率より大きくなるように上球受入れ部43aの開口幅より若干拡大された開口幅を有する長方形状の下球受入れ部43bとが上下に連設された特定領域入口43が形成されている。
【0032】
特定領域入口43の上球受入れ部43aと下球受入れ部43bとの境界は球受け棚25の後端縁の左右方向中央部の後方に配設され、下球受入れ部43bの両側縁の外方でキャラクタ本体38の前面には上球受入れ部43aの両下端縁のそれぞれ外方に隣設されて前外方から後内方へ傾斜した傾斜面38aがそれぞれ形成され、キャラクタ本体38の前面の下端には下球受入れ部43bの両側で前方へ突出された左右1対の突片38bが形成されている。
【0033】
キャラクタ本体38の下部後端にはケース体20の両上ガイド孔23aをそれぞれ貫通して後方へ突出された左右1対の上伝動ピン38cと、ケース体20の両下ガイド孔23bをそれぞれ貫通して後方へ突出された左右1対の下伝動ピン38dとが挿着されている。
【0034】
キャラクタ本体38には両上伝動ピン38cが上部に挿着されて両下伝動ピン38dが下部に挿着され、ケース体20の後壁部23の後側に垂直状に設置された中伝動片44が共同昇降動可能に結合され、この中伝動片44の下部の左右方向の中央部付近には下方開放の係合部44aが凹設されている。
【0035】
両第3キャラクタ部品41の上面には球受け棚25上の後端から落下した入賞球を前方へ誘導する突条列41aがそれぞれ前下り状に形成され、両第3キャラクタ部品41の後端には底板24の軸受け部24を貫通して下方へ突出された支軸41bがそれぞれ挿着され、この両支軸41bの下端には下方へ突出された連動ピン53aを有する連動片53がそれぞれ結合されている。
【0036】
底板24上の中央部付近には1個のパチンコ球の通り抜けが可能な筒形状の外径を有し、キャラクタ本体37の特定領域入口43の前側で両第3キャラクタ部品41間に設置された球通し樋45が立設され、この球通し樋45には横断面形状がU形状の前片45aと、この前片45aの両後端縁に連接され、特定領域入口43の下球受入れ部43bの前側に垂立されて特定領域入口43の一部を閉塞する後片45bとが形成され、前片45aの上端縁の球入口は後下り状に形成されて球受け棚25の後端縁の中央部の後下方に隣設され、球通し樋の下端には球出口45cが形成されている。
【0037】
球受入れ棚25上から転落した入賞球は球通し樋45内へ落入するか、両第3キャラクタ部品上へ落下するか、若しくは球通し樋45を飛び越えて特定領域入口43内へ落入する。
【0038】
ケース体20の後壁部23の後面に連接されて後方へ水平状に延出された取付け棒23eの後端には浅箱状の上取付けベース47が垂直状に取付けられ、この上取付けベース47には後側に垂直状に設置されて後面に複数個のコネクタがはんだ付けされた中継基板48がビス着されている。
【0039】
上取付けベース47の後面下端の左右方向中央部に形成されたモータ取付け部47aには取付けベース47に貫挿されたモータ軸50aを有するキャラクタ駆動モータ50が前向き状に取付けられ、このキャラクタ駆動モータ50のモータ軸50aには円柱状の基部51aと、この基部51aの外周面に180°の範囲にわたって連接されて外端縁が円弧状に湾曲された感受部51bと、基部51aの前端面の偏心位置に突設されて中伝動片44の係合部44aに係合され、モータ軸50aの回りへ旋回する駆動ピン51cとを有するキャラクタ駆動片51の基部51aが結合されている。
【0040】
キャラクタ駆動モータ50が回転駆動されると、中伝動片44はキャラクタ駆動片51の駆動ピン51cによって押上げられてキャラクタ本体38とともに上昇端(上定位置)へ上昇してからキャラクタ本体38の自重によってキャラクタ本体38とともに下降端(下定位置)へ下降し、キャラクタ本体38が2秒間に1回昇降する昇降動作を反復する。
【0041】
キャラクタ本体38が下定位置へ下降すると、特定領域入口43の下球受入れ口43bの上端付近が球通し樋45の後片45bの上端縁に対置されて球通し樋45の後片45bの上端縁の上方に開口された特定領域入口43の有効開口面積(パチンコ球が通過可能な面積)が最少面積に縮小され、入賞球が特定領域入口43へ落入する確率が低下する。
【0042】
キャラクタ本体38が上定位置へ上昇すると、特定領域入口43の下球受入れ口43bの下端が球通し樋45の後片45bの上端縁に対置されて特定領域入口43の有効開口面積が最大面積に拡張され、入賞球が特定領域入口43へ落入する確率が増大する。
上取付けベース47のモータ取付け部47aの前面上端の左右方向中央部にはキャラクタ駆動モータ50のモータ軸50aの直上に配設されてキャラクタ駆動片51の感受部51bが挿脱される検出溝52aを有する定位置検出スイッチ52が取付けられている。
【0043】
キャラクタ駆動モータ50の回転を停止させる信号が発信されると、キャラクタ駆動モータ50はキャラクタ本体38が上定位置へ上昇するまで回転してから、定位置検出スイッチ52の出力信号によって回転を停止する。
【0044】
ケース体20の後壁部23の下端に連接されて後方へ突出された下取付け棒23fの後端には上取付けベース47の下端によって係止されて後壁部23の下端の後側に設置された下取付けベース55が結合されている。
【0045】
下取付けベース55の下面後部に連接されて下方へ突出された取付け片55aの下端にはソレノイドベース56が水平状にビス着され、このソレノイドベース56上にはスプリング58bで前方へ付勢されたプランジャを有するキャラクタ部品駆動ソレノイド58が前向き状に設置されている。
【0046】
キャラクタ部品駆動ソレノイド58のプランジャ58aには平面形状がほぼコ形状に形成された下伝動片59の後端中央部が共動可能に結合され、下伝動片59の両前端部には両連動片53の連動ピン53aが挿通されて下伝動片59と両連動片53とを連動可能に連繋する横長状の挿通孔59aがそれぞれ貫設されている。
【0047】
キャラクタ部品駆動ソレノイド58が励磁されてプランジャ58aが下伝動片59とともに後方へ退動すると、両連動片53がそれぞれ後方へ搖動して両第3キャラクタ部品41がそれぞれ内方へ搖動し、両第3キャラクタ部品41の前端部が対接して球通し樋45の下端の球出口付近が両第3キャラクタ部品41の前端部によって遮断され、球通し樋45内への入賞球の通り抜けが不能となって球通し樋45内に落入した入賞球が最高2個まで球通し樋45内に停留される。
【0048】
キャラクタ部品駆動ソレノイド58が消磁されてプランジャ58aが下伝動片59とともに前方へ進動すると、両第3キャラクタ部品41がそれぞれ外方へ搖動して前後方向に沿って並行状態で保持され、球通し樋口45の球出口の前方が開放されて球通し樋45内への入賞球の通り抜けが可能となる。
【0049】
ケース体20の後壁部23の左上部および右上部の後側にはLED基板61がそれぞれ設置され、この両LED基板61の前面にはそれぞれ斜めに2列に配列された各5個の装飾LED60が接続されている。
【0050】
各装飾LED60は、左列の5個の装飾LED60の番号を上から順に1,2,3,4,5とし、右列の5個の装飾LEDの番号を上から順に6,7,8,9,10とすると、1,6→1,2,6,7→1,2,3,6,7,8→1,2,3,4,6,7,8,9→1,2,3,4,5,6,7,8,9,10→全部消灯の順に切替え点灯される。
【0051】
装飾LED60の切替え点灯時間および周期は、電源投入時は切替え時間が1秒で周期が6秒、始動口4a入賞時から大入賞口閉鎖後3.496秒間は切替え時間が0.248秒で周期が1.488秒、図柄表示体16の停止図柄が当り図柄となったときおよび大入賞口15の連続開閉時および連続開閉終了後3.496秒間は切替え時間が0.5秒で周期が3秒、入賞球の特定領域42通過後3.496秒間は切替え時間が0.124秒で周期が0.744秒となるように設定されている。
【0052】
次に、ゲーム態様について説明すると、パチンコ機の電源投入時にはキャラクタ本体38は下定位置まで下降して停止し、両第3キャラクタ部材41は外搖動端位置で停止し、両図柄表示体16は11を表示する。
【0053】
遊技盤面1aへ打出されたパチンコ球が左右入賞口3a、各始動口4a、左右下入賞口5a,天入賞口11に入賞すると、それぞれ6個の賞品球が払い出され、パチンコ球が大入賞口15に入賞すると13個の賞品球が払い出される。
【0054】
パチンコ球が始動口4aに入賞すると、役物連続作動装置が2秒後に有効となって大入賞口15が0.352秒間1回開放されてから閉鎖され、大入賞口15が閉鎖されてから3.496秒後に役物連続作動装置が無効となる。
【0055】
始動口4aの入賞によって開放された大入賞口15にパチンコ球が入賞すると、両図柄表示体16が8図柄の変動表示を開始して8図柄を0.256秒間高速で変動表示し、続いて0.256秒間低速で変動表示して図柄の変動表示を停止し、両図柄表示体16が特定した図柄が当り図柄か外れ図柄かが判定される。
【0056】
両図柄表示体16が特定した図柄が8図柄のうち、33若しくは77となったときには当りとなってキャラクタ本体38が上昇動作を開始し、1秒後に上定位置へ上昇して静止し、特定領域入口43の有効開口面積が最大となる。
【0057】
両図柄表示体16が特定した図柄が33,77以外となった場合にはキャラクタ38は下定位置へ下降したままの状態で保持される。
【0058】
大入賞口15の開放中入賞球が特定領域入口43に落入して特定領域42を通過すると、役物連続作動装置が作動して大入賞口が3.496秒後に26.3秒間に18回連続開閉される。
【0059】
この大入賞口15の18回連続開閉のうち、1回目から13回目までは大入賞口15は0.8秒間開放されて0.7秒間閉鎖され、14回目から18回目までは1秒間閉鎖されて0.5秒間開放され、18回目に大入賞口15が閉鎖されてから3.496秒後に役物連続作動装置が無効となる。
【0060】
入賞球が特定領域42を通過すると、キャラクタ本体38は0〜2秒後に下定位置へ下降して静止し、大入賞口15が10回目に開放された時点、若しくは、大入賞口15に入賞した入賞球が4個カウントされた時点で、上昇動作を開始して1秒後に上定位置で静止し、大入賞口15が18回目に閉鎖された時点、若しくは、大入賞口15に入賞した入賞球を10個カウントした時点で下降動作を開始して1秒後に下定位置で静止する。
【0061】
入賞球が特定領域42を通過すると、両第3キャラクタ部材41は内外搖動端位置への搖動動作を開始して0.5秒間隔で搖動動作を反復し、大入賞口15が1回目に開放された時点で外搖動端位置で静止し、大入賞口15が10回目に開放された時点、若しくは、大入賞口15に入賞した入賞球が4個カウントされた時点で内外搖動端位置への搖動動作を0.5秒間隔で2回反復してから、外搖動位置で静止する。
【0062】
大入賞口15の18回連続開閉の回数は最初の回数を含めて最高16回まで許容される。
【0063】
両図柄表示体16は大入賞口15の18回連続開閉終了後電源投入時と同様に11を表示する。
【0064】
パチンコ球が開閉中の大入賞口15に10個入賞したときにはその時点で大入賞口15が閉鎖される。
【0065】
パチンコ球が大入賞口15の連続開閉中に始動口4aに入賞したときには規定数の賞品球が払い出されるだけで、大入賞口15の連続開閉終了後の大入賞口15の18回連続開閉は再開されない。
【0066】
続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明する。
本例では開閉制御可能な大入賞口15と、入賞球の通過時に遊技者に利益を与える特定領域42とを備えた入賞装置2には入賞球を前記特定領域42へ導入する特定領域入口43を有し、この特定領域入口43の有効開口面積が拡縮されるように駆動制御されるキャラクタ本体38と、当り図柄を含む図柄群の変動表示が可能で特定した図柄によってキャラクタ本体38の駆動条件を規定する図柄表示体16とを設けてある。
【0067】
このため、両図柄表示体16が特定した図柄によって特定領域入口43の有効開口面積を拡縮して入賞球が特定領域42へ導入され易い状態と導入され難い状態とに切換えることができ、入賞球が特定領域42を通過する難易度の切換え態様を特異化してゲームの興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の裏面図である。
【図3】入賞装置の正面図である。
【図4】入賞装置の側断面図である。
【図5】入賞装置の一部破断斜視図である。
【図6】図4のX−X線矢視図である。
【図7】キャラクタ本体の昇降動作に伴う特定領域入口の拡縮態様を説明するキャラクタ体の正面図である。
【図8】キャラクタ本体の昇降動作を説明するキャラクタ体の正面図である。
【図9】第3キャラクタ部品の搖動動作を説明する斜視図である。
【図10】パチンコ機の制御回路のブロック図である。
【図11】電源投入時のキャラクタ本体の動作を説明するタイムチャートである。
【図12】始動口入賞時のタイムチャートである。
【図13】図柄表示体の変動表示態様を説明するタイムチャートである。
【図14】入賞球が特定領域を通過したときのタイムチャートである。
【図15】入賞球が特定領域を通過して10個カウントされたときのタイムチャートである。
【図16】入賞球が再度特定領域を通過したときのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 入賞装置
15 大入賞口
16 図柄表示体
37 キャラクタ体
38 キャラクタ本体
42 特定領域
43 特定領域入口
50 キャラクタ駆動モータ

Claims (1)

  1. 大入賞口を開閉する可動翼片と、その可動翼片を介して前記大入賞口に入賞した入賞球の通過時に遊技者に利益を与える特定領域と、パチンコ球の外径とほぼ等しい開口幅を有する上球受入部を上部に、その開口幅より若干拡大された開口幅を有する長方形状の下球受入部を下部に連設し前記入賞球を前記特定領域へ導入する特定領域入り口と、この特定領域入り口の前に前記入賞球を受入れ可能な球通し樋が立設されていると共に、特定領域の入口の下球受入れ部の前側に垂立されて特定領域入口の下球受入部を閉塞する後片と、当り図柄を含む図柄群の変動表示が可能な図柄表示体とを備え、
    前記特定領域入り口は昇降可能であり、前記特定領域入り口が上方移動する際には、該特定領域入り口は有効開口幅として上球受入部の開口幅を維持しつつ上昇した後に、有効開口幅として下球受入部の開口幅となり、
    前記図柄表示体に当り図柄が表示されたことを条件として、前記特定領域入り口が上昇し、有効開口幅として下球受入部の開口幅となって、入賞球を受け入れ可能な有効開口面積は最大になることを特徴とするパチンコ機。
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