JP3909045B2 - 圧接用接続端子 - Google Patents

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本発明は、電線圧接部を備えてコネクタハウジング内に装着される圧接用接続端子に関するものである。
図11は従来の圧接用接続端子とそれを収容したコネクタの一例を示すものである(特許文献1参照)。
この圧接用接続端子51は一枚の導電金属板から打ち抜き及び折り曲げ成形され、一方に矩形筒状の雌型の電気接触部54、他方に電線圧接部55と電線固定部56を有したものである。
電気接触部54内には弾性接触片が設けられ、合成樹脂製のコネクタハウジング52の前壁57の孔部(図示せず)から相手コネクタの雄型の端子(図示せず)が電気接触部54内に挿入接続される。
電線圧接部(以下単に圧接部と言う)55は、水平な基板部58の両側から垂直に立ち上げられた一対の側壁59と、側壁59の前後端において内向きに折り曲げられた各一対の圧接片60とで構成されている。
一対の圧接片60の間には電線圧接用のスロット61が形成され、各圧接片60の上端の刃部60aで電線62の絶縁被覆が切裂され、電線62の芯線部がスロット内に圧入され、それによって電線62と接続端子51との接続が行われる。
圧接部後方の電線固定部56は一対の圧着片で電線62の被覆外周を加締めて基板部58に固定させるものである。
圧接用接続端子51はコネクタハウジング52の端子収容溝63内に上方から挿入されて係止手段64で係止される。その状態で圧接部55に上方から電線62が圧接される。圧接は、圧接片を避けたブレード治具(図示せず)で電線62を上から押圧することで行われる。
コネクタハウジング52の端子収容溝63は左右の隔壁65や外側壁66と前壁57とで囲まれて構成されている。端子収容溝63の上部開口は通常カバー(図示せず)で閉止される。コネクタハウジング52とカバーと複数の圧接用接続端子51とで圧接コネクタ53が構成される。
上記した圧接用接続端子51は圧接部55を基板部58と一体に形成したものであるが、その他の例として、圧接部のみを別体の金属材で形成して、基板部58や両側壁59に固定させるものもある。
特開平6−203888号公報(頁3、図1〜図2)
しかしながら、上記従来の圧接用接続端子51にあっては、圧接片60の両側に側壁59が形成されているために、一対の圧接片間の距離と両側壁59の厚さとの総和で圧接部55の横幅寸法が大きくなり、コネクタハウジング52の端子収容部63の幅広化によりコネクタ53の肥大化を招くという問題があった。また、圧接部55の横幅寸法を縮めると、圧接片60の幅が狭くなり、圧接片60の強度が低下して、電線圧接力(挟持力)が弱まり、電気的接続の信頼性が低下するという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、圧接片の強度を確保しつつ、圧接部の横幅を小さくして、コネクタのコンパクト化を可能とした圧接用接続端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る圧接用接続端子は、展開状態で基板部に交差して屈曲部が形成され、該屈曲部に交差して連結形成され、該屈曲板部との各交差部で該基板部と該連結片とに切欠部が形成され、該連結片に続いて圧接端子片が形成され、該屈曲板部が該基板部の該切欠部内と該連結片の該切欠部内との二箇所で互いに逆方向に折り返され、該屈曲板部の下層部分が該基板部に重合し、該下層部分に該屈曲板部の上層部分と該連結片とが重合し、該連結片から該圧接端子片が立ち上げられ、該圧接端子片と該屈曲板部と該連結片とが該基板部の幅寸法の範囲に位置したことを特徴とする。
上記構成により、基板部から屈曲部が略S字状に折り返され、基板部の表面上に屈曲部の下層部が接し、下層部の上に屈曲部の上層部と連結部とが接し、基板部の表面上に圧接端子片が配置される。屈曲部を二重に折り返すようにしたことで、屈曲部の展開長さを十分に長く設定でき、圧接端子片を基板部の上に幅方向の位置ずれなく配置することができる(圧接端子片の中心を基板部の中心に一致させることができる)と共に、屈曲部を短く畳んで基板部の幅寸法内に収めることができる。圧接端子片の幅を基板部の幅と同等ないしそれ以下とすることで、圧接端子片を基板部の幅寸法内に収めることができるのは言うまでもない。
また、切欠部内で屈曲部が屈曲され、屈曲部の屈曲端(基板部の長手方向を前後とすると左右の屈曲端)が切欠部内に収められ、基板部から幅方向外側への飛び出しが防止される。さらに、細幅の基板部から屈曲部や連結部や圧接端子片が幅方向外側に突出することがなく、これらで構成される電線圧接部が幅方向にコンパクトに仕上げられる。
請求項に係る圧接用接続端子は、請求項記載の圧接用接続端子において、前記連結部に続く前記圧接端子片の立ち上げ基部に、前記基板部に対する当接用の屈曲部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、基板部の表面上に屈曲部が重なり、屈曲部の上に連結部が重なり、連結部から下向きの当接用の屈曲部を介して圧接端子片が立ち上げられ、当接用の屈曲部が基板部の表面に当接する。これにより、電線を圧接端子片に圧接する際の押圧力が基板部で受け止められる。
請求項に係る圧接用接続端子は、展開状態で基板部に交差して屈曲板部が形成され、該屈曲板部に交差して連結片が形成され、該屈曲板部との各交差部で該基板部と該連結片とに切欠部が形成され、該連結片に続いて圧接端子片が形成され、該屈曲板部が該連結片の該切欠部内と該基板部の該切欠部内との二箇所で折り曲げられ、該連結片が該基板部と該屈曲板部との間に巻き込まれ、該基板部上に該連結片が重合し、該連結片上に該屈曲板部が重合し、該連結片から該圧接端子片が立ち上げられ、該圧接端子片と該屈曲板部と該連結片とが該基板部の幅寸法の範囲に位置したことを特徴とする。
上記構成により、基板部から屈曲部が連結部を巻き込んで内向きに屈曲され、基板部の表面上に連結部が接し、連結部の上に屈曲部が接し、基板部の表面上に圧接端子片の立ち上げ基部が配置される。屈曲部を巻き込むようにしたことで、屈曲部の展開長さを十分に長く設定でき、圧接端子片を基板部の上に幅方向の位置ずれなく配置することができる(圧接端子片の中心を基板部の中心に一致させることができる)と共に、屈曲部を短く畳んで基板部の幅寸法内に収めることができる。圧接端子片の幅を基板部の幅と同等ないしそれ以下とすることで、圧接端子片を基板部の幅寸法内に収めることができるのは言うまでもない。
また、基板部側の切欠部内で屈曲部の一端が屈曲され、且つ連結部の一側方の切欠部内で屈曲部の他端が屈曲され、連結部の他側方の切欠部が屈曲部に巻かれて、屈曲部の屈曲端(基板部の長手方向を前後とすると左右両側の屈曲端)が切欠部内に収められ、基板部から幅方向外側への飛び出しが防止される。さらに、細幅の基板部から屈曲部や連結部や圧接端子片が幅方向外側に突出することがなく、これらで構成される電線圧接部が幅方向にコンパクトに仕上げられる。
請求項に係る圧接用接続端子は、請求項1〜の何れか1項に記載の圧接用接続端子において、前記圧接端子片が前記連結部の両方に一対設けられたことを特徴とする。
上記構成により、一対の圧接端子片が基板部上で前後に隣接して並列に配置され、電線の圧接が均一にスムーズ且つ確実に行われると共に、電線芯線部との接触面積が増大する。
請求項に係る圧接用接続端子は、請求項1〜の何れか1項に記載の圧接用接続端子において、前記基板部の幅寸法の範囲で、相手端子に対する電気接触部が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、電気接触部と電線圧接部とが基板部の幅と同等ないしそれ以下の幅寸法となり、圧接用接続端子が全長に渡って幅方向にコンパクト化される。
請求項1記載の発明によれば、屈曲部の展開長さを長くして、圧接端子片の中心を基板部の中心に一致させ、且つ屈曲部を短く畳んで圧接端子片と共に基板部の幅寸法内に収めることで、圧接用接続端子が幅方向にコンパクト化され、圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングの小型化やコネクタ内の圧接用接続端子の高密度配列が可能となる。また、従来の圧接用接続端子の圧接部の両側壁が不要となり、圧接部のコンパクト化が促進されると共に、圧接端子片の強度が高められ、電線との電気的接続の信頼性が向上することは言うまでもない。
また、切欠部内に屈曲部の屈曲端が収められることで、基板部からの屈曲端の突出が防止され、圧接用接続端子が幅方向に確実にコンパクト化されるさらに、細幅の基板部から屈曲部や連結部や圧接端子片が幅方向外側に突出することがなく、圧接用接続端子が幅方向にコンパクト化される。
請求項記載の発明によれば、電線を圧接端子片に圧接する際の押圧力が基板部で受け止められ、電線の圧接が確実に行われて、電気的接続の信頼性が向上する。
請求項記載の発明によれば、屈曲部の展開長さを長くして、圧接端子片の中心を基板
部の中心に一致させ、且つ屈曲部を短く畳んで圧接端子片と共に基板部の幅寸法内に収めることで、圧接用接続端子が幅方向にコンパクト化され、圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングの小型化やコネクタ内の圧接用接続端子の高密度配列が可能となる。また、従来の圧接用接続端子の圧接部の両側壁が不要となり、圧接部のコンパクト化が促進されると共に、圧接端子片の強度が高められ、電線との電気的接続の信頼性が向上することは言うまでもない。
また、切欠部内に屈曲部の屈曲端が収められることで、基板部からの屈曲端の突出が防止され、圧接用接続端子が幅方向に確実にコンパクト化されるさらに、細幅の基板部から屈曲部や連結部や圧接端子片が幅方向外側に突出することがなく、圧接用接続端子が幅方向にコンパクト化する。
請求項記載の発明によれば、一対の圧接端子片で電線圧接の確実性が高まり、電気的接続の信頼性が向上する。
請求項記載の発明によれば、電気接触部を含む圧接用接続端子が全長に渡って幅方向にコンパクト化され、コネクタハウジングや、圧接用接続端子を含むコネクタの小型化が促進される。
図1〜図4は、本発明に係る圧接用接続端子の一実施形態を示すものである。
この圧接用接続端子1は、一枚の導電金属板から打ち抜き及び折り曲げ成形され、水平な基板部2の一方に、相手端子に対する雌型の電気接触部3、基板部2の他方に電線圧接部(以下圧接部と言う)4をそれぞれ有し、圧接部4が、左右各一対の圧接片5(図2)を有する前後一対の圧接端子片8と、一対の圧接端子片8の底部を相互に連結する連結片(連結部)9と、基板部2と連結片9とを連結する略S字状の屈曲部10(図2)とで構成されたことを特徴とするものである。
本例の電気接触部3(図1,図3)は左右の垂直な側板部11,12と水平方向の弾性接触片13と、コネクタハウジングに対する薄肉の係止片14とを有するものであるが、電気接触部3の形態はその他所要の形状に適宜設定可能である。
基板部2は細長状に形成されており、長手方向中間部に凸部15が膨出形成されることで、剛性が確保されている。図4の展開図の如く、基板部2の後端寄りにおいて一側部分が矩形状に切欠され、その切欠部16から屈曲部10が基板部2に直交して続いている。屈曲部10は基板部2の横幅とほぼ同じ幅で形成され、幅狭な板状の連結片9に直交して続いている。連結片9の前後両側に各圧接端子片8の基端が連結されている。各圧接端子片8の外側端8aは連結片9の外側端9aと同一直線上に位置している。圧接端子片8の幅は連結片9の幅の二倍程度あり、圧接端子片8の幅と基板部2及び屈曲部10の幅はほぼ等しい。屈曲部10の長さ(基板部2とは直交する方向の長さ)は基板部2の幅よりもやや長い。
図4の展開状態で基板部2と圧接端子片8とは連結片9の幅程度に離間している。連結片9側にも切欠部17が設けられている。すなわち、連結片9の幅が狭く形成され、且つ連結片9に圧接端子片8が外側にオフセットして配置され、屈曲部10と連結片9と圧接端子片8とで囲まれて矩形状の切欠部17が構成されている。
基板部2と連結片9とに切欠部16,17を設けたことで、基板部2と圧接端子片8とをさほど離間させることなく、屈曲部10の長さが確保されている。屈曲部10を長くすることで、屈曲加工時に圧接端子片8を基板部2上に幅方向の位置ずれなく配置することができる(屈曲部10が短いと圧接部4の中心が基板部2の中心すなわち端子中心まで届かない)。
また、基板部2と圧接端子片8とをさほど離間させないことで、導電金属板から圧接用接続端子1を打ち出す際の歩留まりが高められている。これは、電気接触部3の側板部11,12側の切欠部18や、基板部中間の係止兼安定用の突板19における切欠部20においても同様である。これらの作用効果は後述の他の実施形態においても同様である。
図4の如く屈曲部10は、基板部2側の切欠部16内と、連結片9からやや離れた圧接端子片8の内側端8bの延長線上の位置との二箇所で、図2(図1のA−A断面)の如くそれぞれ逆方向に略S字状に折り曲げられる(折り畳まれる)。図4で二箇所の折り曲げ予定部(折り曲げ線)を符号22,23で示す。明細書中で折り曲げ線とは必ずしも線の入った部分に限るものではなく、線の入らない折り曲げ予定部をも含むものである。
各圧接端子片8は、連結片9との交差部と、連結片9から少し圧接片先端側へずれた位置との二箇所で、図1の如くそれぞれ逆方向に略レの字状に折り曲げられる。図4で二箇所の折り曲げ予定部(折り曲げ線)を符号24,25で示す。
電気接触部3は例えば図4の状態から一方の側板部11と弾性接触片13とが先に折り曲げられ、次いで他方の側板部12と係止片14とが折り曲げられて、係止片14が弾性接触片13の上側に位置する。
図3(平面図)の如く、前後一対の圧接端子片8は基板部2上において基板部2と同じ横幅で外側に何ら突出することなく位置する。図1の如く、基板部2の表面に屈曲部10の第一層部分(下層部分)10aが密着し、第一層部分10aの上に図3の如く屈曲部10の第二層部分10b(図4)と連結片9とが密着して位置する。屈曲部10及び連結片9は基板部2と同じ横幅で外側に何ら突出することなく位置する。
特に、基板部2と連結片9との両方に切欠部16,17を設け、両切欠部16,17を屈曲部10で連結したことで、屈曲部10を略S字状に折り畳んだ際に、屈曲部10の各曲げ端部10c(図2)が基板部2の横幅よりも外側に突出することがない。
一対の圧接端子片8と屈曲部10と連結片9とが基板部2の幅と同一の幅ないし基板部2の幅内に位置することで、圧接部4が幅狭化され、幅狭な電気接触部3と共に圧接用接続端子1の小型化が達成される。
また、図1の如く上側の連結片9と下側の基板部2との間で前後一対の圧接端子片8の基部(付け根部分)8cが略レの字状に屈曲し、この屈曲部8cを介して各圧接端子片8が基板部2の表面に当接している(圧接端子片8が屈曲部8cで基板部2で支えられている)。これにより、電線圧接時に圧接端子片8にかかる下向きの荷重が基板部2で受け止められて、電線の圧接が確実に行われる。すなわち、電線の絶縁被覆が各圧接端子片8の刃部7(図2)で確実に切裂されると共に、電線の芯線部が各圧接端子片8のスロット6内に確実に圧入される。
図2の如く圧接端子片8は、左右一対の圧接片5と、その間のスロット6と、一対の圧接片5の下部を一体に連結する共通部5aとで構成される。共通部5aの下部が基部8cとして図1の如く略レの字状に折り曲げられる。また、基板部2(図3)の後端側には、後述のコネクタハウジングに対する左右一対の係止突起21が設けられている。
上記圧接部4の形成方法の一例を以下に示す。
先ず図4の展開状態から一対の圧接端子片8を垂直に立ち上げる。次いで屈曲部10を連結片9側の折り曲げ線23から圧接端子片8及び連結片9と共に裏側に折り返す。次いで屈曲部10を基板部2側の折り曲げ線22から圧接端子8片及び連結片9と共に表側に折り返す。この三つの折り曲げ工程で圧接部4が形成される。
図4の展開状態で基板部2の後端2aは同一金属の連鎖帯(図示せず)に直交して連結されており、連鎖帯に複数の圧接用接続端子1が並列に連結(横連鎖)された状態で、上記折り曲げ加工が行われる。
図5〜図9は、本発明に係る圧接用接続端子の他の実施形態を示すものである。
この圧接用接続端子31は、前例の圧接用接続端子1と比較して電気接触部3や基板部2の構成は同じであり、電線圧接部32の屈曲部35の形状を略S字に折り返すのではなく、図7の如く矩形ロール状に巻き込んで積層したことを特徴とするものである。前例と同じ構成部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図9に展開図を示す如く、基板部2の一側部に切欠部16が設けられ、切欠部16の内側で屈曲部35の一方が基板部2と直交して続き、屈曲部35の他方は、前後一対の圧接端子片33に対する連結片(連結部)34側の切欠部36の内側で連結片34に直交して続いている。屈曲部35の長さは前例の圧接用接続端子1の屈曲部10の長さとほほ同じであり、基板部2の幅よりもやや長い。
板状の連結片34には幅方向の左右両側に矩形状の切欠部36,37が形成されており、屈曲部35は内側の切欠部36に続いている。内外の切欠部36,37の深さは同じであり、連結片34は圧接端子片33の基部中央に連結されている。幅狭な連結片34の表裏外周に屈曲部35が巻き付けられる形となる。
前後一対の圧接端子片33の基部には二箇所ではなく一箇所の折り曲げ予定部(折り曲げ線)38が設定され、図5,図6の如く圧接端子片33は折り曲げ線38から垂直に立ち上げられる。圧接端子片33の基部33cを水平な連結片34の一部と見ることもできる。
図7の如く、屈曲部35は、基板部2に続く部分が垂直に短く立ち上げられつつ水平に屈曲して上層部35bを構成し、上層部35bから連結片34が下向きに平行に折り返されて下層部となって基板部2表面に密着している。立ち上げ部35aと上層部35bとで屈曲部35が構成され、連結片34は上層部35bの下面に密着して、基板部2と連結片34と屈曲上層部35bとが平行に位置している。
屈曲部35と連結片34とは基板部2の横幅の範囲に収められ、基板部2の両外側には何ら突出していない。これは、前例同様に基板部2と連結片34との各切欠部16,36,7による効果である。切欠部16,36によって屈曲部35の長さが確保され、材料の歩留まりが向上しているのは前例同様である。また、連結片34が上側の屈曲部35で基板部2に強く押さえ付けられ、連結片34に続く一対の圧着端子片33が基板部2上で浮き上がり等なく強固に固定される。
前後一対の圧接端子片33とそれに続く連結片34とそれに続く屈曲部35とで圧接部32が構成されている。以下に圧接部32の形成方法の一例を説明する。
先ず、図9の展開状態から一対の端子圧接片33ごと連結片34を基部側の折り曲げ線41から真直な屈曲部35に向けて裏向きに折り返す。次いで一対の圧接端子片33を下向きに(基板部2の裏側に)垂直に屈曲させる。次いで屈曲部35を基板部側の折り曲げ線39から連結片34と圧接端子片33ごと表向きに折り返す。これと同時に、折り曲げ線39に平行に隣接する折り曲げ線40が屈曲して、連結片34の外端の切欠部37を包み込み、基板部2の表面に連結片34が密着する。これで図7の圧接部32の形成が完了する。
図8の如く圧接部32は基板部2と同じ幅で形成され、前側の電気接触部3も同様に基板部2と同じ幅で形成される。従来の圧接部(図11)における側壁は存在しない。これらにより、幅狭でコンパクトな圧接用接続端子31が構成される。
図5で、符号11,12は側板部、13は弾性接触片、14は可撓係止片、15は補強凸部、19は突板、図7で、符号5は圧接端子片33を構成する左右一対の圧接片、7は同じく刃部、6はスロット、図8で符号18,20は切欠部をそれぞれ示している。
図10は、上記各実施形態の圧接用接続端子1,31の何れかを合成樹脂製のコネクタハウジング42に収容して構成される圧接コネクタ41の一例を示すものである。
コネクタハウジング42の各端子収容溝(端子収容部)43は垂直な隔壁44や外側の側壁45で仕切られて構成されているが、圧接用接続端子1,31は圧接部4,32において従来のような側壁(図11)ではなく圧接端子片8,33の両側端8a,8bが直接隔壁44や側壁45に接している。
これにより、隔壁44間の間隔すなわち端子収容溝43の内幅がコンパクトに形成され、端子収容溝43のファインピッチ化やコネクタハウジング42の横幅のコンパクト化や圧接用接続端子1,31の高密度配列化が可能となっている。端子収容溝43の内幅寸法を、圧接用接続端子の圧接部4,32に接続される電線の外径と同等に設定することも可能である。
コネクタハウジング42の少なくとも上側前半部にはカバー(図示せず)が設けられ、カバー内で圧接用接続端子1,31の電気接触部3が保護される。カバーをコネクタハウジング42の一部とすることもできる。
なお、上記各実施形態においては前後一対の圧接端子片8,33を設けたが、各連結片9,34に一対ではなく一つの圧接端子片を立ち上げることも可能である。また、電気接触部3を雌型ではなく雄型(雄タブやピン状)として、圧接部4,32の幅よりも幅狭としたり、あるいは雌型の電気接触部3よりも圧接部4,32を幅狭とすることも可能である。
本発明に係る圧接用接続端子の一実施形態を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 同じく圧接用接続端子を示す平面図である。 同じく圧接用接続端子の展開図である。 本発明に係る圧接用接続端子の他の実施形態を示す斜視図である。 同じく圧接用接続端子を示す側面図である。 図6のB−B断面図である。 同じく圧接用接続端子を示す平面図である。 同じく圧接用接続端子の展開図である。 圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングの一形態を示す正面図(円内は拡大図)である。 従来の圧接用接続端子とそれを収容して成る圧接コネクタの一形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,31 圧接用接続端子
2 基板部
3 電気接触部
8,33 圧接端子片
8c 当接用の屈曲部
9,34 連結片(連結部)
10,35 屈曲部
16,17,36,37 切欠部

Claims (5)

  1. 展開状態で基板部に交差して屈曲部が形成され、該屈曲部に交差して連結形成され、該屈曲板部との各交差部で該基板部と該連結片とに切欠部が形成され、該連結片に続いて圧接端子片が形成され、
    該屈曲板部が該基板部の該切欠部内と該連結片の該切欠部内との二箇所で互いに逆方向に折り返され、該屈曲板部の下層部分が該基板部に重合し、該下層部分に該屈曲板部の上層部分と該連結片とが重合し、該連結片から該圧接端子片が立ち上げられ、該圧接端子片と該屈曲板部と該連結片とが該基板部の幅寸法の範囲に位置したことを特徴とする圧接用接続端子。
  2. 前記連結片に続く前記圧接端子片の立ち上げ基部に、前記基板部に対する当接用の屈曲部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の圧接用接続端子。
  3. 展開状態で基板部に交差して屈曲板部が形成され、該屈曲板部に交差して連結片が形成され、該屈曲板部との各交差部で該基板部と該連結片とに切欠部が形成され、該連結片に続いて圧接端子片が形成され、
    該屈曲板部が該連結片の該切欠部内と該基板部の該切欠部内との二箇所で折り曲げられ、該連結片が該基板部と該屈曲板部との間に巻き込まれ、該基板部上に該連結片が重合し、該連結片上に該屈曲板部が重合し、該連結片から該圧接端子片が立ち上げられ、該圧接端子片と該屈曲板部と該連結片とが該基板部の幅寸法の範囲に位置したことを特徴とする圧接用接続端子。
  4. 前記圧接端子片が前記連結部の両方に一対設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の圧接用接続端子。
  5. 前記基板部の幅寸法の範囲で、相手端子に対する電気接触部が設けられたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の圧接用接続端子。
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