JP3954997B2 - 圧接用接続端子及びそれを収容した圧接コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、芯線部の外周に絶縁被覆部を有する電線が圧接片のスロットに圧入されることにより、絶縁被覆部が切り裂かれた芯線部と導通する圧接用接続端子及びそれを収容した圧接コネクタに関するものである。
図7は、従来の圧接用接続端子及びそれを収容した圧接コネクタの一例を示すものである(特許文献1)。
この従来例は、引張力が作用しても電線60が圧接用接続端子50から抜け出すことなく、押さえ部材のような外付け部品を用いることなく、電線60が確実に押さえ込まれるようにされたものであり、コネクタハウジング56に凹部57を設け、圧接用接続端子50に凹部57に係合する段差部54bと電線固定部54とを設けたものである。
圧接用接続端子50は、導電性基板から打ち抜き及び折り曲げ成形され、一方に矩形筒状の雌型の電気接触部51、他方に電線圧接部52と電線固定部54を有したものである。電気接触部51内には弾性接触片(図示せず)が設けられ、合成樹脂製のコネクタハウジング56の前壁58bの孔部(図示せず)から相手コネクタの雄型端子(図示せず)が電気接触部51内に挿入されるようになっている。
電線圧接部(以下単に圧接部という)52は、水平な基板部53の両側から垂直に立ち上げられた一対の側壁52a,52aと、側壁52aの前端及び後端において内向きに折り曲げられた各一対の圧接片52b,52bとで構成されている。一対の圧接片52b,52bの間には電線圧接用のスロット52cが形成され、各圧接片52bの上端の刃部で電線60の絶縁被覆部が切り裂かれ、電線60の芯線部がスロット52c内に圧入され、それによって電線60と圧接用接続端子50との接続が行われるようになっている。
圧接部52後方の電線固定部54は、一対の圧着片54a,54aを互い違いに備えていて、この一対の圧着片54a,54aで電線50の被覆外周をかしめて、電線60を固定させるものである。圧接部52は薄肉片であるため強度が弱く、電線60の引張力により倒れたり変形したりすることがあるが、電線固定部54で電線60が固定されることで、圧接部52の倒れ等が防止されるようになっている。
圧接用接続端子50は、コネクタハウジング56の端子収容溝59内に上方から挿入されて係止突起59aで係止される。その状態で、圧接部52に上方から電線60が圧接される。圧接は、圧接片52bを避けた圧入ブレード(冶具)などで電線60を上から圧入することで行われる。圧接は圧着に比べると、絶縁被覆部の皮剥きが必要ないため、手間がかからないという利点がある。
コネクタハウジング56の端子収容溝59は、左右の隔壁58a(一つのみ図示する)、側壁58c、前壁58bで囲まれて構成されている。コネクタハウジング56は図示しないケースに収容されることで、端子収容溝59の上部開口が覆われる。少なくともコネクタハウジング56と圧接用接続端子50とで圧接コネクタ55が構成される。
上記した圧接用接続端子50の圧接片52bは側壁52aと一体に形成されているのに対して、図8には、側壁を有しない圧接片67cを備えた圧接用接続端子65が示されている。この接続端子65は、基板部66の側面に形成された折り返し部67aを180°Uターン状に折り返し、折り返し部67aに続く連結部67bを基板部66に重合させ、連結部67bの端部に形成された圧接片67cを90°内向きに折り曲げて圧接部67が形成されたものである。
図示しないが、他の従来例として、圧接部を基板部と一体に形成せずに、圧接部を別体の金属材で形成し、基板部や側壁に切欠部を設け、切欠部に圧接部を係合させて固定させるものもある(特許文献2、特許文献3)。
特開平6−203888号公報(第3頁、図1−2) 特開平6−203643号公報(第2頁) 特開平11−40214号公報(第2頁)
しかしながら、上記従来の圧接用接続端子50,65にあっては、以下に示す問題点がある。
第1の従来例(図7)は、圧接片52bが水平な基板部53の両側から垂直に立ち上げられた側壁52aに連なっているため、圧接片52bの起立姿勢が安定化し、電線圧入時に圧接片52bの板厚方向の倒れが防止されるという利点があるものの、その一方で、側壁52aの板厚が圧接用接続端子50の幅寸法に含まれることとなり、接続端子50の幅が広くなるという問題があった。接続端子50の幅が広いと、接続端子50を収容するコネクタハウジング56の端子収容溝59の幅も広くなるため、圧接コネクタ55のコンパクト化を図る上での障害にもなっていた。殊に、多極のコネクタにおいては、コンパクト化の要請が強いだけに、係る問題の解決が強く望まれていた。
図8の様に、折り返し部67aが短い場合は、折り返し部67aに続く連結部67bが基板部66にずれた状態で重合し、これを解決するために折り返し部67aを長くすると、折り返し部67aが基板部66の幅方向外側に膨出してしまうという問題があった。
図示しない他の従来例は、電線圧接部が別体に形成されたものであるが、第1の従来例と同様にして、基板部の側面から垂直に立ち上げられた側壁を有しているため、圧接用接続端子の幅寸法が広くなるという問題があった。また、部品点数が増えて、部品コストが高くなるという問題もあった。
本発明は、上記した点に鑑み、電線圧接部の幅寸法を狭く形成して、コネクタのコンパクト化を可能とし、また、電線圧入時に圧接片の座屈や倒れ等の変形を防止することができる圧接用接続端子及びそれを収容した圧接コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、幅広部と幅狭部とを有する基板部と、該幅狭部に一体に形成された電線圧接部とを有する圧接用接続端子において、前記電線圧接部は、前記基板部の側面に突設され、前記幅狭部においてUターン状に折り返された折り返し部と、該折り返し部に続き該基板部に重合された幅狭の連結部と、該連結部の前端又は後端の少なくとも一方の端部に続き、該基板部に対して垂直に曲げ起こされた幅広の圧接片と、該圧接片の下部に突設されて、電線圧入時に該圧接片を支える脚部とを備え、前記脚部の内側面は、前記幅広部と前記幅狭部の段差内において、前記基板部の前記幅狭部の側面に当接することを特徴とする。
上記構成によれば、電線圧接部が基板部に一体に形成されているから、一枚板の導電性基板をプレス加工により打ち抜き・折り曲げ形成することで、圧接用接続端子を製作することができる。また、部品点数が少なくなり、部品コストを低減することもできる。
電線圧接部は、折り返し部を基板部の幅方向に180°折り返し、連結部を基板部に重合させ、連結部の端部に連成された幅広の圧接片を90°折り曲げて基板部から起立させることにより、基板部に一体に形成される。連結部は幅狭に形成されているから、折り返し部を長く形成することができる。圧接片の下部に突設された脚部は、連結部を基板部に重合させたときに幅広部と幅狭部の段差内において基板部の横に配置され、電線圧入時に脚部の先端が例えばコネクタハウジングの壁部に当接することで、圧接片を支える。
請求項に記載の発明は、請求項記載の圧接用端子において、前記脚部の突出長さが、前記基板部の板厚の2倍程度の寸法に形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、圧接片が脚部により支持されることで、圧接片の起立姿勢が安定し、圧接片が傾くことなく、電線の圧入が行われる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の圧接用接続端子と、該圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングとを備え、前記圧接用接続端子の圧接片の両外側面が、前記端子収容溝の隔壁に当接することを特徴とする
上記構成によれば、小型の圧接用接続端子が用いられるため、コネクタハウジングの端子収容溝の幅寸法を狭くすることができる。そして、電源圧入時及び電線圧接後に、圧接片が幅方向に開くことが防止され、電線の芯線部とスリットの内側面とが確実に接触する。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、折り返し部を基板部の幅方向に180°折り返し、連結部を基板部に重合させ、連結部の端部に連成された幅広の圧接片を90°折り曲げて基板部から起立させることにより、電線圧接部が基板部に一体形成される。また連結部幅狭に形成されているから、折り返し部を長く形成することができる。また、圧接片の下部に突設された脚部は、連結部を基板部に重合させたときに幅広部と幅狭部の段差内において基板部の横に配置され、電線圧入時に脚部の先端が例えばコネクタハウジングの壁部に当接することで、圧接片を支える。したがって、折り返し部に続く連結部が基板部にずれた状態で重合することを防止でき、電線圧接部の幅寸法を狭く形成することができ、圧接用接続端子を収容するコネクタのコンパクト化を図ることができる。また、圧接片に倒れ等の変形が生ずることを防止することができる。また、折り返し部が基板部の外側に膨出することも防止でき、圧接用端子の幅寸法を狭く形成することができ、圧接用接続端子を収容するコネクタのコンパクト化を図ることができる。
請求項記載の考案によれば、圧接片が脚部により支持されることで、圧接片の起立姿勢が安定し、圧接片が傾くことなく、電線の圧入が行われる。したがって、電線圧入時に圧接片の変形を防止することができる。
請求項3の発明は、圧接用接続端子と、該圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングとを備え、前記圧接用接続端子の圧接片の両外側面が、前記端子収容溝の隔壁に当接することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、小型の圧接用接続端子が用いられるため、コネクタハウジングの端子収容溝の幅寸法を狭くすることができる。そして、コネクタのコンパクト化を図ることができる。また、電源圧入時及び電線圧接後に、圧接片が幅方向に開くことが防止され、電線の芯線部とスリットの内側面とが確実に接触する。したがって、電線と圧接用接続端子の電気的接続の信頼性が向上する。
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明に係る圧接用接続端子の一実施形態を示し、図5及び図6は圧接用接続端子を用いた圧接コネクタの一実施形態を示すものである。
圧接用接続端子(以下、「圧接端子」という)10は、芯線部35bの外周に絶縁被覆部35aを有する電線35が、先端に開口を有するテーパ状の刃部25b(図4)と、刃部25bに続く幅狭の縦溝25c(図4)とからなるスロット25aに圧入されることにより、絶縁被覆部35aが切り裂かれた芯線部35bと導通する端子金具である。圧接コネクタ30は、端子収容溝32を有するコネクタハウジング31と、端子収容溝32に収容される圧接端子10とからなる電気接続部品である。
本実施形態の圧接端子10は、折り返し部23に続く連結部24が基板部15にずれた状態で重合したり、折り返し部23が基板部15の幅方向外側に膨出したりすることを防止して、電線圧接部22の幅寸法を狭く形成し、圧接コネクタ30のコンパクト化を可能とし、また、電線圧入時に圧接片25の座屈や倒れ等の変形を防止することができるものであり、基板部15の一方に幅広部15aが形成され、他方に幅広部15aに続く幅狭部15bが形成され、幅広部15aには電気接触部17が一体に折曲形成され、幅狭部15bには電線圧接部22が一体に形成された圧接用接続端子10において、電線圧接部22が、基板部15の側面15cに突設されUターン状に折り返された折り返し部23と、折り返し部23に交差して続き基板部15に重合された幅狭の連結部24と、連結部24の前端及び後端に続き、基板部15に対して垂直に曲げ起こされ、電線圧入用のスロット25aを有する幅広の圧接片25と、圧接片25の下部に突設されて、電線圧入時に圧接片25を支える脚部26とからなり、この脚部26の突出長さaが基板部15の板厚tの2倍程度の寸法に形成され、電線圧入後に脚部26の内側面26bが基板部15の側面15cに当接されたことを特徴とするものである。
以下に、圧接端子10及びそれを用いた圧接コネクタ30の主要構成部分とその作用について説明する。圧接端子10については、主に図1に基づき、必要に応じて図2〜図4を参照しながら説明し、圧接コネクタ30については、図5及び図6に基づいて説明する。
ここで、本明細書では説明の都合上、前後方向X、左右方向Y、上下方向Zを以下のように定めることとする。前後方向Xは圧接端子10の長手方向をいうものとし、「前」を電気接触部17の位置する側、「後」を電線圧接部22の位置する側とする。左右方向Yは、基板部15の幅方向又は圧接端子10の基板部15の側面15cから折り返し部23が突出する方向をいうものとする。上下方向Zは、圧接片25の起立方向又は基板部15の板厚方向をいうものとする。
図1に示すように、圧接端子10は、プレス機により板厚一定の銅合金等の導電性基板13(図4)を打ち抜き・折り曲げて成形され、図示しない連鎖帯から一つずつ分離したものである。基板部15の前後方向Xの前側に電気接触部17、後側に電線圧接部22を一体に有している。基板部15の前側は幅広部15aとされ、後側は幅広部15aに続く幅狭部15bとされている。幅広部15aと幅狭部15bとの段差δ内には、後述する電線圧接部22の折り返し部23が位置し(図3)、折り返し部23が幅広部15aの側面から外側に突出しないようになっている。なお、圧接端子10の前後方向Xの両側に電線圧接部22を一体に形成して、圧接端子10をジョイント端子として機能させることも可能である。
電気接触部17は、相手端子の例えばタブ状電気接触部(図示せず)が挿入されて端子接続される構成部分であり、基板部15の両側から垂直に立ち上がる両側壁18a,19aと、各側壁18a,19aの先端部を基板部15と平行に内向きに折り曲げて重合される天壁18b,19bとから矩形筒状に成形されている。一方の天壁18bには前後方向Xに延出する弾性接触片18cが形成され、他方の天壁19bには弾性接触片18cより短い長さで前後方向Xに延出する係止ランス19cが形成されている。なお、雌型の電気接触部17に代えて雄型のタブ状電気接触部を形成することも可能である。
弾性接触片18c(図4)は、天壁18bに続く根本部18dと、根本部18dに同幅で続く自由端部18eとからなっている。弾性接触片18c(図2)は、根本部18dが基板部15に近づく方向(下方)に折り曲げられ、自由端部18eの先端側を基板部15から離れる方向(上方)に折り曲げることで湾曲形状に成形される。弾性接触片18cと基板部15との間の隙間は、相手端子のタブ状電気接触部に対する接触圧力を考慮して定められている。弾性接触片18cの上方は、撓み空間になっていて、ある程度の撓みが許容され、相手端子が弾性的に挟持されるようになっている。なお、基板部15に切り起こされたアーチ状の凸部を形成し、凸部と弾性接触片18cとの間で相手端子の電気接触部を挟持することもできる。
係止ランス19cは、天壁19bに続く根本部19dと、根本部19dを支点として上向きに折り曲げられた係止部19eとからなっている(図2)。係止部19eの先端は、図示しないコネクタカバーの窓部に係合することで、圧接端子10の抜け出しが防止されるようになっている。
電線圧接部22は、電線35がスロット25aに圧入されることで、絶縁被覆部35aが切り裂かれ、芯線部35bと導通される構成部分である。電線35は、図示しない圧接機の圧接用ブレード等を用いて圧入される。電線圧入時の挿入抵抗は、刃部25bの開き角θ(図4)、切れ味、スロット25aの間隔などにより変わるものであるが、本実施形態では、芯線部35bが切断されることなく絶縁被覆部35aがスムーズに切り裂かれ、かつ、電線圧入後においても芯線部35bとスロット25aの内面25dとが電気的接触性を維持することができるように形成されている。
電線圧接部22は、幅狭部15bの片側側面15cに突設された折り返し部23と、折り返し部23に交差して続く連結部24と、連結部24の前端及び後端に続く圧接片25と、圧接片25の片側の下部に突設された脚部26とからなっている。
折り返し部23は、左右方向Yに180°折り返される部分であり、基板部15と同程度の幅に形成されている(図4)。この折り返し部23は、折り返しときに側面15cから膨出する部分が基板部15の幅広部15aと幅狭部15bとの段差δ内に収まる突出長さhに形成されている(図3)。折り返し23の突出長さhは、基板部15の幅狭部15bに形成されているから、折り返し部23を長く形成することができ、従来例のように(図8)、連結部24の端部が基板部15の縁にぴたりと一致せずずれを生じることが防止されている。
連結部24は、折り返し部23に直交して続き、図4に示す展開状態から折り曲げることにより基板部15に重なる部分である。連結部24の前後方向の長さは、前後の圧接片25,25の間隔に等しい。連結部24の幅は、基板部15より幅狭に形成され(図4)、かつ、圧接片25の幅寸法の略半分程度に形成されている。連結部24の幅が広すぎると、圧接片25の下部に突設される脚部26の幅が狭くなり、脚部26の強度が低下するためである。また、折り返し部23が短くなり、従来例のような不具合を生じるためである。逆に、連結部24の幅が狭すぎると、圧接片25の根本部分が弱くなり、曲げ剛性が低下して、圧接片25の起立姿勢が不安定になるためである。
圧接片25は、連結部24の両側に形成され、図4に示す展開状態から内向きに折り曲げることにより垂直に起こされた部分であり、先端側に開口形成された刃部25bと、刃部25bに続く縦溝25cとからなるスロット25aを有している。上述したように、圧接片25は下部の片側で連結部24に連なっている。圧接片25の下部の他の側には、脚部26が突設されている。
刃部25bは、任意の開き角θを有して、テーパ状に形成されている。刃部25bにより、電線35の芯線部35bを残して絶縁被覆部35aが切り裂かれるようになっている。開き角θは、電線35の挿入抵抗を左右するものであり、挿入抵抗が大きくなりすぎず、また切れ味が損なわれない程度に角度設定されている。例えば、開き角θは20°以上60°以下に設定することが好ましい。
縦溝25cには電線35の芯線部35bが挟持されるようになっている。縦溝25cの深さは任意であり、圧入された電線35が縦溝25cから抜け出ない深さに形成されている。縦溝25cの間隔は、芯線部35bの外径よりやや狭い寸法に形成されている。間隔が広すぎると、接触圧力が小さくなり、電線35が抜け易くなるためである。逆に、間隔が狭すぎると電線35の挿入抵抗が大きくなるためである。
脚部26の突出長さa(図1)は、基板部15の板厚tの2倍程度の寸法に形成されている。突出長さaが長すぎると、圧接端子10が図5に示すコネクタハウジング31の端子収容溝32に傾いた状態で収容されることとなり、圧接端子10の着座が安定せず、圧接片25の起立姿勢が不安定になるためである。逆に、突出長さaが短すぎると、脚部26が浮いた状態となって、電線圧入時に脚部26の底面が端子収容溝32の底壁に当接しなくなり、脚部26が圧接片25を支えることができなくなるからである。このようなことから、脚部26の突出長さaを基板部15の板厚tの2倍程度の寸法に形成することで、圧接片25が脚部26により支えられて、圧接片25の変形が防止され、圧接片25の起立姿勢が安定し、圧接片25が傾くことなく電線35の圧入が行われることとなる。
また、脚部26の内側面26bは、電線圧入時に基板部15の側面15cに接する当接面でもある。すなわち、スロット25aに電線35を圧入すると、スロット25aが外側に開き、スロット25aの下部を支点としたてこの原理で脚部26が内向きに曲がり、基板部15の側面15cに脚部26の内側面26bが当接するようになっている(図6)。脚部26が基板部15に当接すると、スロット25aはそれ以上開かなくなり、芯線部35bがスロット25aに強く挟持され、芯線部35bの抜け出しと圧接接続の信頼性が維持されるようになっている。
図4は、圧接端子10の製造方法の一形態を示す展開図である。
この製造方法は、一枚板の銅合金等を構成材料とする導電性基板13を、パンチとダイスを備えたプレス機により所定形状に打ち抜く工程と、折り曲げ工程とからなっている。
打ち抜き工程は、導電性基板13から複数の端子素材14を帯状の連鎖帯に横連鎖させた状態に打ち抜く工程である。打ち抜かれた端子素材14は、絡まないように図示しないリールに巻かれて、折り曲げ工程に移される。折り曲げ工程は、展開状態の各端子素材14を順次折り曲げて、圧接端子10を成形する工程である。リールに巻かれた端子素材14は、連鎖帯に形成された送り孔を基準として、所定のピッチずつ横方向にテーブル送りされ、折り曲げ工程のプレス機に順次供給されるようになっている。
折り曲げ工程のプレス機に供給された端子素材14は、基板部15を基準面として、電気接触部17を構成する一側の側壁18aから折り曲げられ、続いて他側の側壁19aが折り曲げられて、矩形筒状の電気接触部17が成形される。
次に、電線圧接部22の成形が行われる。先ず、基板部15の側面15cに突設された折り返し部23が180°折り返され、連結部24が基板部15にぴたりと重なるように折り曲げられる。続いて、連結部24の前端及び後端に連成された圧接片25が順次内向きに折り曲げられ、基板部15から垂直に起立される。圧接片25の下部に突設された脚部26は、基板部15の幅広部15aと幅狭部15bとの段差δ内に配置される。次に、圧接端子10が一つずつ連鎖帯から分離されて、図1に示す単体としての圧接端子10が得られる。
図5及び図6に示すように、圧接コネクタ30は、コネクタハウジング31と、図1等に示される圧接端子10とにより構成されている。コネクタハウジング31は、樹脂成形され、プレート状を成している。コネクタハウジング31には、隔壁33により仕切られた複数の端子収容溝32が並列に設けられている。各端子収容溝32には、圧接片25を上向きにし、圧接片25の外側面25eを隔壁33に当接させた状態で圧接端子10が装填(収容)される。
圧接片25の外側面25eが隔壁33に当接することで、電線圧入時のスロット25aの開きが防止され、接触圧力が確保されて圧接接続の信頼性が向上するとともに、電線保持力が維持されて電線35の抜け出しが防止されるようになっている。
以上のように本実施形態によれば、基板部15には側壁を有しない圧接片25が形成されているから、圧接片25の幅寸法が圧接端子10の幅寸法となり、電線圧接部22の小型化ひいては圧接端子10の小型化を図ることができる。電線圧接部22の折り返し部23が、基板部15の幅広部15aと幅狭部15bの段差δ内に配置されているから、折り返し部23を長く形成することができるとともに、折り返し部23が基板部15の幅方向外側に突出して、電線圧接部22の幅寸法ひいては圧接端子10の幅寸法を広げることが防止される。圧接片25の下部には、圧接片25を支える脚部26が突設されているから、電線圧入時の圧接片25の座屈や倒れ等の変形が防止される。このような圧接端子10が多極のコネクタハウジングに収容されることで、コンパクト化なコネクタを提供することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る圧接端子の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す圧接端子の側面図である。 同じく圧接端子の平面図である。 同じく圧接端子の展開図である。 本発明に係るプロテクタの一実施形態を示すプロテクタの正面図である。 図5のA部の拡大図である。 従来の圧接用接続端子の一例を示す図である。 従来の圧接用接続端子の他の一例を示す図である。
符号の説明
10 圧接用接続端子
15 基板部
15a 幅広部
15b 幅狭部
15c 側面
22 電線圧接部
23 折り返し部
24 連結部
25 圧接片
25a スロット
26 脚部
30 圧接コネクタ
31 コネクタハウジング
32 端子収容溝
a 脚部の突出長さ
t 導電性基板(基板部)の板厚

Claims (3)

  1. 幅広部と幅狭部とを有する基板部と、該幅狭部に一体に形成された電線圧接部とを有する圧接用接続端子において、
    前記電線圧接部は、
    前記基板部の側面に突設され、前記幅狭部においてUターン状に折り返された折り返し部と、
    該折り返し部に続き該基板部に重合された幅狭の連結部と、
    該連結部の前端又は後端の少なくとも一方の端部に続き、該基板部に対して垂直に曲げ起こされた幅広の圧接片と、
    該圧接片の下部に突設されて、電線圧入時に該圧接片を支える脚部とを備え、
    前記脚部の内側面は、前記幅広部と前記幅狭部の段差内において、前記基板部の前記幅狭部の側面に当接することを特徴とする圧接用接続端子。
  2. 前記脚部の突出長さが、前記基板部の板厚の2倍程度の寸法に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の圧接用接続端子。
  3. 請求項1又は2に記載の圧接用接続端子と、該圧接用接続端子を収容するコネクタハウジングとを備え、前記圧接用接続端子の圧接片の両外側面が、前記端子収容溝の隔壁に当接することを特徴とする圧接用接続端子を収容した圧接コネクタ。
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