JP4675768B2 - フラットケーブル用端子 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の導体が特定方向に配列されてその表裏両側が絶縁層により覆われるフラットケーブルの端末に接続されるフラットケーブル用端子に関するものである。
前記フラットケーブルは、通常のケーブルと同様、端子を媒介として他の配線材や回路基板等に電気的に接続される。しかし、このフラットケーブルは特殊な偏平状をなすため、当該フラットケーブルの端末に接続される端子には通常の電線用端子とは異なる専用のものが用いられる。
従来、このようなフラットケーブル用端子として、例えば特許文献1に記載されるものが知られている。その概要を図4に示す。
図示のフラットケーブル用端子80は、絶縁ハウジング90に固定されてフラットケーブル用コネクタを構成している。前記絶縁ハウジング90は、軸方向両側に開口する形状を有し、その中間部に隔壁92を有しており、この隔壁92を前記端子80の中間部が貫通する状態で当該中間部が前記隔壁92に固定されている。
前記端子80の一方の端部は、図略の別のコネクタの端子に嵌合される端子嵌合部82となっており、他方の端部はその途中で逆向きに折り返されてばね片84となっている。このばね片84は、その途中部分が下向きに凸となる山型に形成され、その頂点部分が接触部86とされている。この接触部86は前記絶縁ハウジング90の底壁94の内側面に対向しており、前記ばね片84の撓み変形(弾性変形)によって上下方向に変位可能となっている。
一方、前記フラットケーブル100は、図の奥行き方向に配列される複数本の導体102と、これらの導体102を表裏両側(図では上下両側)から覆う絶縁層104とで構成され、その端末部分で両絶縁層104が部分的に除去されるとともに、当該端末における導体102の裏側面(図では下面)と裏側絶縁層104とにまたがるように補強板106が貼着されている。従って、このフラットケーブル100の端末においては、前記導体102の表側面(図では上面)のみが露出した状態となっている。
この構造において、図のようにフラットケーブル100の端末を端子80のばね片84と絶縁ハウジング90の底壁94の内側面との間に差し込むことにより、前記ばね片84の弾性撓み変形を伴いながら当該ばね片84の接触部86と前記フラットケーブル100の導体102の表側面とが接触し、これにより当該端子80と導体102とが電気的に導通する。また、前記ばね片84の弾性復帰力により、当該ばね片84の接触部86と導体102との間の必要な接触圧が確保される。
特開2002−238141号公報(図3)
前記図4に示したコネクタでは、端子80におけるばね片84の接触部86のみが導体102の表側面に接触するので、その接触面積は小さいものとなる。特に、前記フラットケーブル100においては導体102の小幅化が進められており、これに伴って前記接触面積はさらに小さなものとなる。このように接触面積が過小になると、前記端子80と導体102との間の電気抵抗が大きくなり、良好な導通状態が得られなくなるおそれがある
また、図示の構造では、端子80と絶縁ハウジング90の底壁94との間にフラットケーブル100を挟み込むようにして当該フラットケーブル100と端子80との電気接続が行われるようにしているため、当該端子80と底壁94との相対位置に誤差があると良好な電気接続が得られなくなるおそれがある。
その一方、前記端子80の接触部と導体102との間には十分な接触圧を確保しておく必要もある。
本発明は、このような事情に鑑み、フラットケーブル用端子において、当該端子単独でフラットケーブルとの電気接続が可能となるようにし、かつ、当該電気接続のための接触圧及び接触面積を十分に確保できるようにすることを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数本の導体が特定方向に配列されてその配列方向と直交する方向の表裏両側から絶縁層により覆われる偏平なフラットケーブルの端末であって、前記導体の表側面が露出するように前記絶縁層が処理された端末に接続されるフラットケーブル用端子において、前記フラットケーブルの端末を挟んでその表裏両側に位置するように互いに対向配置される第1の対向壁及び第2の対向壁と、前記第1の対向壁に設けられ、前記フラットケーブルの端末における導体の表側面に接触するように前記導体の表側面に沿う平面状に形成されている接触部と、前記第2の対向壁に設けられて前記フラットケーブルの端末の厚み方向に撓むように弾性変形可能に構成され、その弾性復帰力により前記フラットケーブルの端末における導体の表側面を当該端末の裏側から押し付けるばね片とを備え、前記第1の対向壁から接触片が延長され、この接触片が端子内側に折り返されて当該接触片の内側面の少なくとも一部が前記接触部を構成するとともに、前記フラットケーブルの端末の厚み方向への前記接触片の撓み変形を抑止する変形抑止部が設けられ、前記変形抑止部として、前記第1の対向壁に形成され、この第1の対向壁から端子内側に突出して前記接触部の裏面に当接することにより当該接触片における前記接触部の撓みを抑止して当該接触部の撓み方向の弾性変形量を前記ばね片よりも小さくする突出部を含むものである。
この構成によれば、第1の対向壁に設けられた接触部に対し、第2の対向壁に設けられたばね片の弾性復帰力を利用してフラットケーブルの端末部分における導体の表側面を押付けるようにしているので、端子単独でこの端子とフラットケーブル端末との接続を行うことができ、かつ、必要な接触圧を確保することができる。しかも、前記接触部は前記導体の表側面に沿う平面状に形成されているため、この接触部と前記導体との間に十分な接触面積を確保することができる。
前記接触部については第1の対向壁から接触片を延長し、この接触片を端子内側に折り返して当該接触片の内側面の少なくとも一部が前記接触部を構成するようにし、さらに、前記フラットケーブルの端末の厚み方向への前記接触片の撓み変形を抑止する変形抑止部を設けるようにしているので、当該第1の対向壁側を二重構造にして強度の向上を図りながら、この第1の対向壁側に形成されている接触片の接触部とフラットケーブルの導体とを良好に接触させることができる。しかも、前記変形抑止部によって前記接触片の撓み変形を抑止することにより、当該接触片における接触部とフラットケーブルの導体との接触面積をより安定させることができる。
具体的に、本発明では、前記変形抑止部として、前記第1の対向壁に形成された突出部を含み、この突出部が前記第1の対向壁から端子内側に突出して前記接触部の裏面に当接することにより当該接触片における前記接触部の撓みを抑止して当該接触部の撓み方向の弾性変形量を前記ばね片よりも小さくする。
本発明に係るフラットケーブル用端子の構造では、前記フラットケーブルの長手方向についての前記接触部の長さ寸法を大きくとることにより、大きな接触面積を確保することが可能である。具体的には、前記接触部の長さ寸法が前記接触片全体の長さ寸法の半分以上であることが、より好ましい。
前記変形抑止部としては、前記突出部に加え、接触片の端部が前記第1の対向壁側に折り曲げられることにより形成された接触片側抑止部であって、この接触片側抑止部が前記第1の対向壁に当接することにより前記接触片の撓み変形が抑止されるようにしたものが含まれていてもよい。
以上のように、本発明によれば、端子単独でこの端子とフラットケーブル端末との接続を行うことができ、かつ、必要な接触圧を確保しながら、前記接触部と前記導体との間に十分な接触面積を確保することができる効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るフラットケーブル用端子を用いたフラットケーブル用コネクタを示したものである。このコネクタは、複数枚のフラットケーブル10A及び複数枚のフラットケーブル10Bを図略の相手方コネクタに接続する機能を有する。具体的には、前記の4枚のフラットケーブル10A,10Bの端末に共通して接続され、当該フラットケーブル10A,10Bからなる配線部を図略の他のケーブルに接続する媒体としての役割を果たす。
前記フラットケーブル10Aは、2本の偏平な平型導体12Aを有し、これらの平型導体12Aが互いに幅方向に間隔をおいて平行に配列された状態で、その表裏両側面が絶縁層14により覆われている。また、前記フラットケーブル10Bは、前記平型導体12Aよりも小幅である多数本の偏平な平型導体12Bを有し、これらの平型導体12Bが互いに幅方向に間隔をおいて平行に配列された状態で、その表裏両側面が絶縁層14により覆われている。
各フラットケーブル10A,10Bの端末においては、その表側(図1では手前側)の絶縁層14のみが局所的に除去されて各導体12A,12Bの表側面のみが露出した状態となっている。さらに、当該端末の裏側には図3に示すような補強板16が貼着されて当該端末にある程度の剛性が与えられている。
なお、前記補強板16は本発明において必須のものではなく、また、当該補強板16に代えてフラットケーブル10A,10Bとは別部材として構成された補強部材を用いるようにしてもよい。
また、この実施の形態では、前記各フラットケーブル10A,10Bの端末の幅方向両端部には切欠18が形成され、これらの切欠18が後述のホルダ40に設けられた図略の係止部に係止されるようになっている。
前記フラットケーブル用コネクタは、複数本の小電流用の端子20Aと、複数本の大電流用の端子20Bと、これらの端子20A,20Bを一括保持するハウジング30と、前記各フラットケーブル10A,10Bの端末をまとめて保持するホルダ40とを備えている。そして、前記端子20Aが本発明に係るフラットケーブル用端子により構成されている。
前記各端子20A,20Bの一方の端部は、それぞれ、図略の相手方コネクタの雌型端子に嵌合される雄タブ20a,20bとされ、他方の端部はそれぞれ、前記フラットケー
ブル10A,10Bの各端末を挟み込むことにより当該端末における導体12A,12Bに電気的に接続されるケーブル側接続部とされている。
このうち、前記端子20Bのケーブル側接続部は、前記フラットケーブル10Bの端末をその表裏両側から挟みこむフォーク状をなしている。前記端子20Aのケーブル側接続部については後に詳述する。
前記ハウジング30は、その軸方向両側に角筒状のフード34,36を有し、その中間部分に図略の隔壁を有している。そして、この隔壁を前記各端子20A,20Bの中間部分がその軸方向に貫通する状態で当該中間部分が前記隔壁に保持されている。これらの端子20A,20Bの配列は、前記各フラットケーブル10A,10Bにおける各導体12A,12Bの配列に対応する配列とされている。
前記ハウジング30のフード34は、前記各端子20A,20Bのケーブル接続部を保護する役割を担うとともに、後述のようにホルダ40を係止するための係止孔32を有している。一方、フード36は、前記各端子20A,20Bの雄タブ20a,20bを保護する役割を担うとともに、相手方コネクタのハウジングと嵌合する嵌合部としての役割を担う。
ホルダ40は、前記ハウジング30の正面形状(各端子20A,20Bの端子軸方向から見た形状)に対応する正面形状をもつブロック体として形成され、当該ハウジング30の係止孔32に係合される被係止突起42を有している。
このホルダ40には、前記ブロック体を前記端子軸方向と平行な方向に貫通する2本のケーブル挿通溝44A及び2本のケーブル挿通溝44Bがそれぞれ前記フラットケーブル10A,10Bの配列に対応する配列で縦4列に形成されている。前記ケーブル挿通溝44Aは、前記フラットケーブル10Aの端末が挿通可能な形状を有するものであり、左右両外側の位置に形成されている。一方、前記ケーブル挿通溝44Bは、前記フラットケーブル10Bの端末が挿通可能な形状を有するものであり、両ケーブル挿通溝44A同士の間の位置に形成されている。
このホルダ40は、そのケーブル挿通溝44A,44Bにそれぞれ挿通されたフラットケーブル10A,10Bの切欠18と係合する図略の係止部を有し、その係合によって前記各フラットケーブル10A,10Bを係止する。そして、その係止状態のまま当該ホルダ40の被係止突起42が前記ハウジング30の係止孔32に係合する位置まで当該ホルダ40が当該ハウジング30のフード34内に挿入されることにより、前記フラットケーブル10A,10Bの端末が各端子20A,20Bのケーブル接続部に挟み込まれるようになっている。
次に、前記端子20Aにおけるケーブル接続部の構造の詳細を図2及び図3を参照しながら説明する。
この端子20Aは、図2(b)に示すような1枚の金属板を略箱型に曲げ加工することにより形成されており、底壁21と、この底壁21の幅方向両端から立ち上がる一対の側壁22,23と、側壁22,23の上端からそれぞれ相手方の側壁22の上端に向かって延びる天壁24A,24Bとを有し、これらの天壁24A,24Bが互いに接合されている。そして、前記側壁22,23がそれぞれ本発明にいう「第1の対向壁」及び「第2の対向壁」を構成しており、前記フラットケーブル10Aの端末を挟んでその表裏両側に位置するように互いに対向配置されている。
前記側壁22の前端からは前方に接触片25が延長されている。この接触片25は、その根元部分で端子内側かつ後ろ側に折り返され、さらに当該接触片25の先端部が側壁22側に曲げられている。この先端部の中央には被係止突起25aが形成され、この被係止突起25aが、前記側壁22に設けられた貫通孔22aに嵌入されている。そして、前記接触片25の先端部のうち前記被係止突起25aの両脇部分が前記側壁22に当接することにより、当該接触片25の撓み変形を抑止する接触片側抑止部として機能している。
前記接触片25の内側面(端子内側を向く面;図3(a)(b)では下側面)は、前記フラットケーブル10Aの導体12Aと接触する接触部25bを含んでいる。この接触部25bは、後述のように端子20A内に挿入されるフラットケーブル10Aの端末に沿う平面状をなし、このフラットケーブル10Aの端末における導体12Aの表側面(図3(a)(b)では上側となる面)と面接触する形状となっている。この接触部25bの前記フラットケーブル10Aの長手方向についての長さ寸法は、同方向についての接触片25全体の長さ寸法の半分以上を占めている。
さらに、前記側壁22の適所にはコ字状のスリットが形成され、そのスリットの内側部分が端子内側に折り曲げられて突出部26を形成しており、この突出部26が前記接触部25bの裏面に当接することにより当該接触部25bの撓みを抑止している。
一方、前記側壁23の前端からは前方にばね片27が延長されている。このばね片27は、その根元部分で端子内側かつ後ろ側に折り返されており、前記接触部25bと対向している。このばね片27は、前記接触部25bとの間に前記フラットケーブル10Aの端末の厚みよりも僅かに小さい間隙29(図3(a))を形成するとともに、この間隙29の寸法を拡大する向き(すなわち接触部25bから離れる向き)に弾性的に撓み変形が可能となっている。
さらに、前記側壁23の適所には略コ字状のスリットが形成され、そのスリットの内側部分が端子内側に折り曲げられて片持ち梁状のばね補助部28を形成しており、このばね補助部28の自由端部が前記ばね片27の裏面に当接することにより当該ばね片27の撓み変形を抑制する(すなわちばね片27のばね剛性を補強する)ようになっている。
このようなフラットケーブル用コネクタにおいて、ホルダ40にフラットケーブル10A,10Bの端末が保持された状態で当該ホルダ40がハウジング30に装着されることにより、各フラットケーブル10A,10Bの端末が各端子20A,20Bのケーブル接続部に差し込まれ、当該端子20A,20Bと電気的に接続される。
ここで、前記端子20Aにおいては、図3(a)(b)に示すように、フラットケーブル10Aの端末の表側面(すなわち補強板16と反対側の面)が接触部25b側を向くように当該端末が当該接触部25bとばね片27との間隙29内に挿入される。この挿入の際、前記ばね片27は前記接触部25bから離れる向きに撓み変形させられ、かつ、その弾性復帰力によって前記フラットケーブル10Aの導体12Aの表側面を当該ケーブル10Aの裏側から前記接触部25bに向けて押付ける。
従って、この端子20Aにおいては、当該端子20A単独で、当該端子20Aとフラットケーブル10Aの導体12Aとの電気的接続が達成可能であり、かつ、当該端子20Aの接触部25bと導体12Aとの間に必要な接触圧が確保される。しかも、前記接触部25bは前記導体12Aの表側面に沿う平面状に形成されているため、当該接触部25bと導体12Aとの間に十分な接触面積を確保することも可能となっている。
なお、前記接触部25b省略して側壁22の裏側面を接触部とすることも可能であるが、図示のように側壁22から延長した接触片25を端子内側に折り返してこの接触片25の内側面の少なくとも一部が前記接触部25bを構成するようにし、さらに、この接触片25の撓み変形を抑止する変形抑止部(図では接触片25の先端部や突出部26)を設けるようにすることにより、当該側壁22側を二重構造にして強度の向上を図りながら、この側壁22に形成されている接触片25の接触部25bとフラットケーブル10Aの導体12Aとを良好に接触させることができる。しかも、前記接触片25の変形を抑止する(少なくともばね片27よりも弾性変形量を小さくする)ことによって、前記接触部25bとフラットケーブル10Aの導体12Aとの接触面積をより安定させることが可能になる。
また、本発明に係るフラットケーブル用端子は、図示の端子20Aのようにフラットケーブル10Aを他のケーブルに接続するためのものに限らず、例えば回路基板上に実装されて当該回路基板上の電気回路とフラットケーブルとを電気的に接続するものにも有効に適用することが可能である。
本発明に係るフラットケーブル用端子を備えたコネクタの例を示す分解斜視図である。 (a)は前記フラットケーブル用端子の平面図、(b)はその展開図である。 (a)は前記フラットケーブル用端子にフラットケーブルを挿入する前の状態を示す断面底面図、(b)は前記フラットケーブルを挿入した後の状態を示す断面底面図である。 従来のフラットケーブル用端子を具備するコネクタの例を示す断面図である。
10A フラットケーブル
12A 導体
14 絶縁層
16 補強板
20A 端子
22 側壁(第1の対向壁)
23 側壁(第2の対向壁)
25 接触片
25b 接触部
26 突出部
27 ばね片

Claims (3)

  1. 複数本の導体が特定方向に配列されてその配列方向と直交する方向の表裏両側から絶縁層により覆われる偏平なフラットケーブルの端末であって、前記導体の表側面が露出するように前記絶縁層が処理された端末に接続されるフラットケーブル用端子において、
    前記フラットケーブルの端末を挟んでその表裏両側に位置するように互いに対向配置される第1の対向壁及び第2の対向壁と、
    前記第1の対向壁に設けられ、前記フラットケーブルの端末における導体の表側面に接触するように前記導体の表側面に沿う平面状に形成されている接触部と、
    前記第2の対向壁に設けられて前記フラットケーブルの端末の厚み方向に撓むように弾性変形可能に構成され、その弾性復帰力により前記フラットケーブルの端末における導体の表側面を当該端末の裏側から押し付けるばね片とを備え、
    前記第1の対向壁から接触片が延長され、この接触片が端子内側に折り返されて当該接触片の内側面の少なくとも一部が前記接触部を構成するとともに、前記フラットケーブルの端末の厚み方向への前記接触片の撓み変形を抑止する変形抑止部が設けられ、
    前記変形抑止部として、前記第1の対向壁に形成され、この第1の対向壁から端子内側に突出して前記接触部の裏面に当接することにより当該接触片における前記接触部の撓みを抑止して当該接触部の撓み方向の弾性変形量を前記ばね片よりも小さくする突出部を含むことを特徴とするフラットケーブル用端子。
  2. 請求項記載のフラットケーブル用端子において、前記フラットケーブルの長手方向についての前記接触部の長さ寸法が前記接触片全体の長さ寸法の半分以上であることを特徴とするフラットケーブル用端子。
  3. 請求項1又は2に記載のフラットケーブル用端子において、前記変形抑止部として、前記接触片の端部が前記第1の対向壁側に折り曲げられることにより形成された接触片側抑止部を含み、この接触片側抑止部が前記第1の対向壁に当接することにより前記接触片の撓み変形を抑止していることを特徴とするフラットケーブル用端子。
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