JP2003217700A - 圧接端子およびその製造方法 - Google Patents

圧接端子およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003217700A
JP2003217700A JP2002015519A JP2002015519A JP2003217700A JP 2003217700 A JP2003217700 A JP 2003217700A JP 2002015519 A JP2002015519 A JP 2002015519A JP 2002015519 A JP2002015519 A JP 2002015519A JP 2003217700 A JP2003217700 A JP 2003217700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
strip
press
shaped
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002015519A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Yoshito Sakai
義人 酒井
Yujiro Imai
裕次郎 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002015519A priority Critical patent/JP2003217700A/ja
Publication of JP2003217700A publication Critical patent/JP2003217700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの低背化および狭ピッチ化を図るこ
とを目的とする。 【解決手段】 端子4(圧接端子)は相手側端子に対す
る端子接続部5aと圧接刃62をもつ電線接続部5bと
を有する。端子4は、端子接続部5aの後側(相手側端
子への接続方向における後側)から相手側端子と反対側
に延び、かつ、その末端部分に圧接刃62が形成された
第1の帯状部64a及び第2の帯状部64bを有する。
これら帯状部64a,64bは、その板厚方向に互いに
積層された状態で設けられており、これら帯状部64
a,64bの末端部分が同じ方向に折り曲げられること
により、帯状部64a,64bの圧接刃62が電線軸方
向に並ぶ電線接続部5bが構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手側端子と接触
して電気的に接続される端子接続部と、被覆電線の絶縁
被覆に食い込んでその内部の導体と接触する圧接刃をも
つ電線接続部とを有し、全体が一枚の金属板から形成さ
れる圧接端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような圧接端子として従来から図
15および図16に示すような圧接端子が知られてい
る。
【0003】図15に示す圧接端子(以下、端子と略
す)は雌型端子で、前端に雄型端子のタブを挿入するた
めの筒状の端子接続部150を備え、その後側に電線接
続部152を備えている。電線接続部152には側壁1
54が設けられ、各側壁154の一部が内側に切り起こ
されることによりスロット158を有する前後一対の圧
接刃156が形成されている。また、圧接刃156の後
側には、側壁154に連続して一対のインシュレーショ
ンバレル160(以下、バレル160と略す)が形成さ
れている。そして、同図に示すように、端子の上側から
各圧接刃156のスロット158に電線1を圧入する
と、該電線1の被覆が破れてその導体部分が圧接刃15
6を介して端子に接触し、この状態でバレル160をか
しめることにより電線1を保持するように構成されてい
る。
【0004】図16に示す圧接端子も上記の端子と同様
に雌型端子であるが、以下の点で構成が相違している。
この図に示す端子は、端子接続部150として板ばね状
の一対の圧接板162を有しており、これら圧接板16
2の間に雄型端子のタブが挿入されるように構成されて
いる。また、端子接続部150の上部に、スロット16
6を有する一対の圧接刃164が設けられている。そし
て、同図に示すように、端子の上側から各圧接刃164
のスロット166に電線1を圧入すると、図15の端子
同様に電線1の被覆が破れてその導体部分が圧接刃16
4を介して端子に接触するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、コネクタはその
小型化の要請から底背化(高さ方向の小型化)および狭
ピッチ化が課題となっているが、図15及び図16に示
す従来の端子では、この課題を解決する上で次のような
問題がある。
【0006】すなわち、図15に示す端子では、同図に
示すように端子接続部150と電線接続部152とが前
後一列に設けられているので端子の高さ方向の寸法が小
さいく、コネクタを低背化する上で有利であるが、各圧
接刃156が両側壁154から折り込まれたものである
ので、これら両圧接刃156の両側に必ず側壁154が
存在することになる。従って、端子を幅方向に小さくす
るにも限界があり、狭ピッチ化を図る上で不利である。
一方、図16に示す端子は、圧接刃164の両側に側壁
がないため、狭ピッチ化を図る上で有利であるが、端子
接続部150と電線接続部152が上下に積層して設け
られているため低背化を図る上で不利である。つまり、
いずれの端子も上記課題に対して利点と欠点とがあり、
コネクタの底背化および狭ピッチ化の双方を達成し得る
ものではなかった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、コネクタの底背化および狭ピッチ化に貢献し
得る圧接端子を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、相手側端子と接触して電気的に接続され
る端子接続部と、被覆電線の絶縁被覆に食い込んでその
内部の導体と接触する圧接刃をもつ電線接続部とを有
し、全体が一枚の金属板から形成される圧接端子におい
て、前記端子接続部からこの端子接続部に接続される相
手側端子と反対側に延び、かつ、その末端部分に圧接刃
が形成された第1の帯状部及び第2の帯状部がその板厚
方向に互いに積層された状態で設けられ、これら帯状部
の末端部分が同じ方向に折り曲げられることにより、前
記各帯状部の圧接刃が電線軸方向に並ぶ前記電線接続部
が設けられているものである。
【0009】このような圧接端子によると、端子接続部
と電線接続部とを相手側端子に対する接続方向に一列に
設けて圧接端子を高さ方向に小さくすることができる。
しかも、従来のように側壁を設けることをしなくても複
数の圧接刃を設けることができるので、該側壁がない
分、圧接端子を幅方向に小さくすることができる。
【0010】具体的な構成として、例えば、相手側端子
が挿入可能な空間を囲む壁を端子接続部が有し、この壁
の特定部分から第1の帯状部が延びるとともに、前記壁
の特定部分と対向する部分から前記第1の帯状部と同じ
向きに第2の帯状部が延びて前記第1の帯状部とその板
厚方向に重ねられているものであってもよい。
【0011】これによると、タブ状の端子接続部を有す
る相手側端子と接続される圧接端子について本発明の上
記構成が良好に適用されることとなる。
【0012】この場合の圧接端子は、例えば次のような
方法により製造することができる。すなわち、前記端子
接続部を展開した部分を有し、その展開部分のうち前記
壁の特定部分を構成する部分に圧接刃を末端部分に備え
た前記第1の帯状部を連設するとともに、前記壁の特定
部分と対向する部分を構成する部分に圧接刃を末端部分
に備えた前記第2の帯状部を連設した金属板を形成する
工程と、前記展開部分を折り曲げて前記端子接続部を形
成する工程と、前記第2の帯状部が第1の帯状部にその
板厚方向に重なるように第2の帯状部を折り曲げる工程
と、各帯状部の末端部分を同じ方向に折り曲げることに
より、前記各帯状部の圧接刃が電線軸方向に並ぶ電線接
続部を形成する工程とを経ることにより製造することが
できる。
【0013】このような製造方法によれば、上記のよう
な構成の圧接端子を一枚の金属板からプレス加工により
良好に製造することができる。
【0014】また、別の具体的な構成として、両末端部
分にそれぞれ圧接刃が形成された帯状金属板が長手方向
に前記各圧接刃がずれるようにその途中部分で二つ折り
にされ、該二つ折り部分によりタブ状の前記端子接続部
が構成されるとともに、前記各末端部分がそれぞれ同じ
方向に折り曲げられることにより、第1の帯状部に形成
された圧接刃と第2の帯状部に形成された圧接刃とが電
線軸方向に並んでいるものであってもよい。
【0015】これによると、タブ等を有するいわゆる雄
型端子について、本発明の上記構成が良好に適用される
こととなる。
【0016】この場合の圧接端子は、例えば次のような
方法により製造することができる。すなわち、各末端部
分に圧接刃を備えた帯状金属板を形成する工程と、各圧
接刃が長手方向に互いにずれるように前記帯状金属板を
その途中部分で二つ折りにすることにより前記端子接続
部および前記各帯状部を形成する工程と、前記各末端部
分を同じ方向に折り曲げることにより、各帯状部の圧接
刃が電線軸方向に並ぶ前記電線接続部を形成する工程と
を経ることにより製造することができる。
【0017】このような製造方法によれば、上記のよう
な構成の圧接端子を一枚の金属板からプレス加工により
良好に製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0019】図1及び図2は本発明に係る圧接端子(第
1実施形態)を適用したコネクタを示しており、図1は
斜視図で、図2は縦断面図でそれぞれコネクタを示して
いる。これらの図において、C1は基板側コネクタで、
図外の回路基板の表面に実装された状態で固定される。
また、C2はこの基板側コネクタC1に嵌合可能に構成
された配線材側コネクタで、電線1(ディスクリート
線)を回路基板に接続するように構成されている。そし
て、当実施形態では、この配線材側コネクタC2の端子
として本発明に係る圧接端子が適用されている。
【0020】基板側コネクタC1は、幅方向に細長のコ
ネクタハウジング10(以下、ハウジング10と略す)
を有している。
【0021】ハウジング10は、その前面側(図2では
左側)に相手側コネクタの嵌合凹部16を有した雌型の
ハウジングで、この嵌合凹部に配線材側コネクタC2の
後記ハウジング30が嵌合するように構成されている。
嵌合凹部16は、ハウジング10内において後壁11b
に突設された仕切壁12により上下二つの嵌合凹部16
a,16bに仕切られており、コネクタ嵌合時には、ハ
ウジング30を構成する後記単位ハウジング34a,3
4bがそれぞれ各嵌合凹部16a、16bに嵌合するよ
うに構成されている。なお、仕切壁12は、ハウジング
10の側壁11aとの間に隙間14を設けて形成されて
いる。
【0022】ハウジング10の各嵌合凹部16a,16
bには、それぞれ多数の端子20が幅方向に一定の間隔
で、かつ上下に揃えて設けられている。端子20は雄型
端子であって、軸状のタブ20aとその後端部分から下
方に延びる脚部20bとを有したL字形に形成されてお
り、前記後壁11bにそれぞれ各嵌合凹部16a,16
bに対応して形成された挿入孔22にタブ20aがハウ
ジング10の後側から挿入された状態でハウジング10
に係止されている。
【0023】各端子20の前記脚部20bは、ハウジン
グ10の底面よりも下方に延びており、回路基板への実
装時には、この脚部20bが回路基板に挿入された状態
で固定用ランドに半田付けされ、これにより基板上回路
(パターン)に対して各端子20が電気的に接続される
ようになっている。
【0024】なお、ハウジング10の側壁11aのうち
一方側には、配線材側コネクタC2の後記ハウジング3
0をロックするための係止孔18が形成されている。
【0025】一方、配線材側コネクタC2は、前記ハウ
ジング10に嵌合可能な幅方向に細長のコネクタハウジ
ング30(以下、ハウジング30と略す)を有してい
る。
【0026】このハウジング30には複数の端子収納室
36が幅方向に並べて、かつ上下2段に設けられてお
り、電線1の先端に装着された端子4が各端子収納室3
6に収納されることにより複数の電線1が接続されてい
る。
【0027】より詳しく説明すると、前記ハウジング3
0は、図3に示すように上下一対の単位ハウジング34
a,34bとアダプター32とからなり、同図に示すよ
うにアダプター32を介して両単位ハウジング34a,
34bを合体(結合)させることにより構成されてい
る。
【0028】単位ハウジング34a,34bは共に同一
構造を有している。図3の一方側の単位ハウジング34
b(下側に図示したもの)に基づいて説明すると、各単
位ハウジング34a,34bは箱形の形状を有してお
り、その内部には、上方に開く複数の端子収納室36が
並列に区画形成されている。各端子収納室36の前壁
(図2では右側の壁)には相手側端子、つまり前記端子
20のタブ20aを端子収納室内に挿入するための挿入
口38が形成されており、また、各端子収納室36の後
壁には電線1を導出するための切欠き39がそれぞれ形
成されている。
【0029】なお、各単位ハウジング34a,34bの
幅方向両側には、各単位ハウジング34a,34bをア
ダプター32に位置決めするための凸部40が形成され
ている。
【0030】アダプター32は、幅方向に所定の間隔を
隔てて設けられる一対の側壁46と、これらの側壁同士
を互いに連結する幅方向に細長の仕切板48とを有して
いる。
【0031】各側壁46の間隔は、前記単位ハウジング
34a,34bを嵌合(嵌入)できるように該ハウジン
グ34a,34bの幅方向の寸法に略等しく設定されて
いる。また、各側壁46の上下両端部には、単位ハウジ
ング34a,34bをロックするためのフック50が形
成されるとともに、単位ハウジング34a,34bを位
置決めするための切欠き52がそれぞれ形成されてい
る。さらに側壁46のうち一方側の側壁46の外側に
は、その先端から後側(図2では右側から左側)に延び
る反転ばね54が一体に形成されており、この反転ばね
54の外側であって、その前後方向中央部分にフック5
6が設けられている。
【0032】電線1は、例えば撚線の外周に絶縁被覆が
形成された被覆電線からなり、図3に示すようにその先
端には端子4が装着されている。
【0033】端子4は、雌型の圧接端子であって、図2
及び図4に示すように相手側端子20への接続方向にお
ける前側から順に端子接続部5aと電線接続部5bとを
一列に備えており、後に詳述するように例えばプレス加
工により一枚の金属板から一体成形されている。
【0034】端子接続部5aは、同図に示すように前側
(相手端子側)に開き、かつ幅方向両側に互いに対向す
る板ばね状の一対の圧接板60を備えた箱形の形状とさ
れており、コネクタ嵌合時には、相手側端子20のタブ
20aがこれら圧接板60間に挿入され、タブ20aと
各圧接板60とが接触することにより端子同士が電気的
に接続されるように構成されている。
【0035】一方、電線接続部5bには、上方に開くス
ロット63をそれぞれ有した一対の圧接刃62が前後一
列に設けられている。これらの圧接刃62は、端子接続
部5aの底板部分に連続して前後方向に真っ直ぐに延び
る第1の帯状部64aと、端子接続部5aの前記底板部
分に対向する天板部分に連続して前記第1の帯状部64
aと同じ方向に延び、かつ第1の帯状部64aの上面
(すなわち板厚方向)に重なるようにその途中部分で折
り曲げられた第2の帯状部64bの端部にそれぞれ一体
形成されており、同図に示すように、各帯状部64a,
64bの末端部分が同じ方向に直角に折曲げられること
により、前記端子接続部5aの後側に起立姿勢で設けら
れている。
【0036】なお、同図中符号66は、端子接続部5a
における圧接板60の前側に形成されるループ状の案内
部で、コネクタ嵌合時には、相手側端子20のタブ20
aがこのループ状案内部66により両圧接板60内に誘
導されるようになっている。
【0037】端子4への電線1の装着は、被覆を被った
ままの電線1を図4中に白抜き矢印で示すように各圧接
刃62の上側からスロット63に圧入することにより行
う。このようにすると電線1の被覆に圧接刃62が食い
込んで電線1の導体部分(図示せず)と接触し、これに
より電線1と端子4とが導通状態となるとともに、各圧
接刃62により電線1が保持(挟持)された状態とな
る。
【0038】以上のようなハウジング30の構成におい
て、電線1は次のようにしてハウジング30に接続され
ている。
【0039】まず、図3に示すようにハウジング30を
分解した状態で、電線1の端子4を各単位ハウジング3
4a,34bに挿着する。
【0040】挿着は、例えば各端子収納室36が上側に
開口するように各単位ハウジング34a,34bを上向
きに載置し、端子4及び電線1の一部を各端子収納室3
6に上側から嵌入する。このように各端子収納室36に
端子4を挿着すると、詳しく図示していないが、端子収
納室36の各側壁35に形成されたフック35bが電線
1に対してその上側から係合し、これにより各端子収納
室36からの端子4の脱落が防止されることとなる。
【0041】次に、アダプター32を介して両単位ハウ
ジング34a,34bを合体(結合)させる。合体は、
同図に示すように、各端子収納室36の開口部分が互い
に対向するように各単位ハウジング34a,34bをそ
れぞれアダプター32に対してその両側から各側壁46
の間に嵌入することにより行う。この際、同図に示すよ
うに、各単位ハウジング34a,34bの前記凸部40
をアダプター32の各側壁46の切欠き52に挿入する
ことにより、アダプター32に対して各単位ハウジング
34a,34bを前後方向に位置決めする。
【0042】このようにすると、アダプター32の各側
壁46に形成されたフック50が単位ハウジング34
a,34bの幅方向両側に形成された段部42に係合
し、前記仕切板48を間に挟んだ状態で両単位ハウジン
グ34a,34bがアダプター32を介して互いに合体
し、互いにロックされた状態となる。これによりハウジ
ング30に対して電線1が接続されることとなる。
【0043】なお、前記アダプター32の仕切板48
は、同図に示すようにその前後方向の寸法が単位ハウジ
ング34a,34bの前後方向の寸法に対して短く形成
されており、上記のように両単位ハウジング34a,3
4bが合体した状態では、図2に示すように仕切板48
が単位ハウジング34a,34bのうち略後半分(同図
では左側半分)に挟まれた状態となり、単位ハウジング
34a,34bの間であって仕切板48の前側の部分
に、ハウジング30の前側に向かって開き幅方向に延び
る中空状のスペース59が形成されることとなる。
【0044】また、アダプター32の前記仕切板48の
後端上下両側には、図3に示すように各端子収納室36
の側壁35に対応して幅方向に一定の間隔で凸部58が
形成されており、両単位ハウジング34a,34bを合
体させると、これら凸部58が各単位ハウジング34
a,34bの側壁35に形成された切欠き35aにそれ
ぞれ挿入された状態となる。
【0045】以上のようなコネクタC1,C2におい
て、基板側コネクタC1が実装される回路基板に対して
電線1を接続するには、図2に示すように、配線材側コ
ネクタC2を基板側コネクタC1に対向させ、配線材側
コネクタC2のハウジング30をその先端側(同図の右
側)から基板側コネクタC1のハウジング10の前記嵌
合凹部16に差込み、これにより両コネクタC1,C2
のハウジング同士を嵌合させる。この際、基板側コネク
タC1のハウジング10に形成された仕切壁12を、配
線材側コネクタC2のハウジング30に形成された前記
スペース59に差込みながらハウジング同士を嵌合させ
る。
【0046】このようにすると、図5及び図6(a),
(b)に示すように、ハウジング30を構成する単位ハ
ウジング34a,34bがハウジング10の嵌合凹部1
6a,16bにそれぞれ嵌入するとともに、ハウジング
30の前記反転ばね54が弾性的に撓みながらハウジン
グ10の側壁11aと仕切壁12との前記隙間14に挿
入され、両ハウジング10,30が完全な嵌合状態とな
ると、反転ばね54に形成されたフック56が係止孔1
8に挿入されて反転ばね54と側壁11aとが係合状態
となり、その結果、両コネクタC1,C2のハウジング
同士が嵌合した状態にロックされる。そして、このよう
に両ハウジング10,30が嵌合すると、図5に示すよ
うに、端子20のタブ20aがハウジング30の挿入口
38を介して各端子収納室36に収納された端子4の前
記一対の圧接板60内に挿入されて該端子4に接触する
こととなる。この接触により、各電線1がそれぞれ端子
4および対応する相手側端子20を介して回路基板の回
路に電気的に接続されることとなる。
【0047】以上説明したような配線材側コネクタC2
によると、端子として上述したような端子4(圧接端
子)を採用しているため、以下のような効果がある。
【0048】すなわち、上記端子4は、端子接続部5a
と電線接続部5bとが相手側端子20に対する接続方向
に一列に配列されているため高さ方向に小さい。しか
も、端子接続部5aに連続して前後方向に延びる帯状部
64a,64bの末端部分に圧接刃62が一体に形成さ
れ、各末端部分が折り曲げられることにより端子接続部
5aの後側に圧接刃62が並べて設けられているので、
従来のこの種の端子、すなわち底板部の両側に設けられ
た側壁の一部を内側に切り起こして複数の圧接刃を設け
ている端子(図15参照)に比べると、電線接続部5b
に側壁部分がない分、端子4が幅方向に小さい。従っ
て、この端子4を収納するハウジング30については、
高さ方向にコンパクト化を図ることができるとともに、
各端子4を狭ピッチで収納することが可能となり、配線
材側コネクタC2の底背化および狭ピッチ化に貢献する
ことができるという効果がある。
【0049】特に、上記のように上下二段に電線を接続
する配線材側コネクタでは、ハウジングが高さ方向に大
きくなり低背化の妨げになり易いが、当実施形態の配線
材側コネクタC2によると上記のような端子4を適用し
ている結果、そのような高さ方向の大型化を抑えること
ができるという効果がある。
【0050】ところで、上記のような端子4は、プレス
加工により一枚の金属板から製造することが可能であ
り、以下、その製造方法について説明する。
【0051】まず、図7に示すように、細長の担体(キ
ャリア70という)に沿って端子4を展開した金属板7
2を一定の間隔で形成する。
【0052】金属板72は例えば次のような形状とす
る。すなわち、金属板72は、同図に示すように、端子
接続部5aを前記キャリア70の長手方向(以下、縦方
向という)に展開した形状の展開部分、つまり、端子接
続部5aの側壁構成部分76a,76b、天板構成部分
76cおよび底板構成部分76dを縦方向に連結した展
開部分を有する。この展開部分のうち天板構成部分76
cには、末端部分に前記圧接刃62を備え、キャリア7
0の長手方向と直交する方向(以下、横方向という)に
延びる前記第2の帯状部64bが連設され、また底板構
成部分76dには、末端部分に前記圧接刃62を備えて
横方向に延びる前記第1の帯状部64aが連設される。
なお、第2の帯状部64bは第1の帯状部64aよりも
若干短く形成される。
【0053】そして、上記金属板72を同図中〜に
示す線分に沿ってその順番で折り曲げる。具体的には、
第2の帯状部64bを天板構成部分76cとの連結部分
を境に縦方向の線分に沿って直角に折り曲げ(山折
り:同図では紙面裏側に向かって折り曲げる;以下同
じ)、さらに、この折り曲げ部分と圧接刃62との間を
縦方向の線分 に沿って直角に折り曲げる(谷下
り;同図では紙面表側に向かって折り曲げる;以下同
じ)。これにより第2の帯状部64bのうち線分より
先端側(圧接刃62側)をU字型に加工する。
【0054】次いで、第1の帯状部64aの末端部分、
すなわち圧接刃62の根本部分を縦方向の線分に沿っ
て折り曲げ(山折り)、その後、前記展開部分の各構成
部分76a〜76dの連結部78を横方向の線分〜
に沿って直角に折り曲げる(山折り)。
【0055】このように金属板72を折り曲げることに
より、同図中、金属板72の上側に示すように、キャリ
ア70に対してその先端部で連結された端子4が完成す
ることとなる。
【0056】このような製造方法によれば、一般的なこ
の種の端子と同様に一枚の金属板から端子4を効率よく
製造することができる。
【0057】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0058】図8及び図9は本発明に係る圧接端子(第
2実施形態)を適用したコネクタを示している。これら
の図において、C3は図外の回路基板に実装される基板
側コネクタで、C4はこの基板側コネクタC3に嵌合可
能に構成された配線材側コネクタである。そして、この
実施形態においても、第1の実施形態と同様に、配線材
側コネクタC4の端子として本発明に係る圧接端子が適
用されている。
【0059】基板側コネクタC3は、スリット状の差込
口80aを備えた幅方向に細長のコネクタハウジング8
0(以下、ハウジング80と略す)を有している。
【0060】ハウジング80内には、図9に示すように
幅方向(同図では紙面に直交する方向)に多数の端子収
納室82が並設されており、各端子収納室82内に同一
形状の端子84がそれぞれ収納されている。
【0061】各端子収納室82内に収納される端子84
は、先端(図9の左側端)に上下に撓み変位可能な接続
用撓み片84aと支持部84bとを具備したコ字型の接
続部を有するとともに、その後側に脚部84cを備えて
おり、ハウジング80の後側(図9の右側)から各端子
収納室82内に挿入されている。そして、脚部84cが
回路基板の固定用ランドに半田付けされることにより基
板上回路(パターン)に接続されるように構成されてい
る。
【0062】なお、ハウジング80の上面には、配線材
側コネクタC4を嵌合状態にロックするためのフック8
6が形成されている。
【0063】一方、配線材側コネクタC4は、前記ハウ
ジング80に嵌合可能なコネクタハウジング90(以
下、ハウジング90と略す)を有している。このハウジ
ング90は、図10に示すようにハウジング本体92と
リテーナ94とから構成されており、電線1の先端に装
着される端子5をリテーナ94上に並べた状態で、これ
をハウジング本体92に合体させることにより電線1を
保持するように構成されている。
【0064】より詳しく説明すると、ハウジング本体9
2は、後記端子5の接触片120を保護するための部材
で、図9及び図10に示すように、下方に開く断面コ字
型のフード部100を前側(図9では右側)に有すると
ともに、その後側に同じく下方に開く断面コ字型のリテ
ーナ装着部101を有している。
【0065】ハウジング本体92の上部には、基板側コ
ネクタC1の前記フック86の係止孔106を備えた操
作片104が一体に形成されている。また、リテーナ装
着部101の側壁101aには、リテーナ94を係止す
るための係止孔102がそれぞれ形成されている。
【0066】一方、リテーナ94は、薄板状の部材で、
図10に示すようにその上部には、前後方向(図9では
左右方向)に細長の端子収納用凹部110が幅方向に一
定の間隔で形成されている。これらの端子収納用凹部1
10は、図11(a)に示すように隣接する凹部同士が
交互に一定寸法hだけ前後方向にオフセットされた千鳥
状の配列となっている。
【0067】端子収納用凹部110を形成する側壁11
2には、端子5の後記圧接刃122が嵌合する嵌合凹部
114が形成されている。なお、端子5には後述するよ
うに前後二つの圧接刃122が設けられており、そのた
め側壁112(最も外側の側壁112を除く)には、隣
接する各端子5の圧接刃122が嵌合する合計4つの嵌
合凹部114が形成されている。
【0068】また、リテーナ94の両側面には、前記ハ
ウジング本体92に対する係止用のフック116がそれ
ぞれ形成されている。
【0069】電線1は、第1の実施形態と同じく被覆電
線からなり、その先端には端子5が装着される。
【0070】端子5は、図9及び図11(a)に示すよ
うに、相手側端子84への接続方向における前側(図9
では右側)から順に端子接続部と電線接続部とを一列に
備えており、具体的には、前後方向に延びる細長板状
(タブ状)の接触片120と、この接触片120の後側
に並んだ状態で立設される前後二つの圧接刃122とを
有している。より詳しくは、両末端部分にそれぞれ圧接
刃122が形成された帯状金属板が長手方向に前記各圧
接刃122がずれるようにその途中部分で二つ折りにさ
れ、該二つ折り部分により前記接触片120が構成され
るとともに、前記各末端部分がそれぞれ同じ方向に折り
曲げられることにより、前記圧接刃122が並んだ状態
で形成されている。なお、この端子5では、帯状金属板
が二つ折りにされて重ねられており、重ね合わされる金
属板が上記のように接触片120(端子線接続部)を構
成する一方、第1,第2の帯状部を構成することとな
る。
【0071】電線1への端子5の装着は、第1実施形態
の端子4と同様に、被覆を被ったままの電線1を各圧接
刃122のスロット124に圧入することにより行う。
このようにすると電線1の被覆に圧接刃122が食い込
んで電線1と端子5とが導通状態となるとともに、各圧
接刃122により電線1が保持(挟持)された状態とな
り、これにより電線1に端子5が装着されることとな
る。
【0072】ここで、端子5及びリテーナ94の構成に
ついてより詳しく説明すると、前記端子5は、図11
(a)に示すように前記接触片120の幅W1(長手方
向と直交する方向の寸法)が圧接刃122の幅W2より
も小さく形成されており、一方、前記リテーナ94の端
子収納用凹部110については、その幅W3が接触片1
20の幅W1よりも僅かに大きく(但し、W3<W2)
設定されている。これにより端子収納用凹部110に端
子5を収納すると、圧接刃122の両端(幅方向両端)
が端子収納用凹部110からその両側にはみ出して前記
側壁112の嵌合凹部114に嵌合するように構成され
ている。なお、各端子収納用凹部110のピッチ及び端
子5の幅W2は、圧接刃122の両端が側壁112(嵌
合凹部114)に嵌合し、かつ隣接する端子収納用凹部
110内に侵入しない幅に設定されている。
【0073】前記のハウジング90により電線1を保持
するには、まず、図11(a),(b)に示すように、
電線装着前の端子5をリテーナ94の各端子収納用凹部
110に収納する。この際、圧接刃122のスロット1
24が上向きに開くように端子5を端子収納用凹部11
0に収納するとともに、端子5の圧接刃122の両端部
を側壁112の嵌合凹部114にそれぞれ嵌入する。
【0074】このように端子5を各端子収納用凹部11
0に収納すると、図11(b),図12,図13に示す
ように、隣接する端子同士が交互に前後方向にオフセッ
トされ、かつ隣接する端子5の圧接刃122の両端が側
壁112の部分で幅方向に互いにオーバーラップした状
態でリテーナ94上に並ぶこととなる。
【0075】次いで、上述したように各圧接刃122の
スロット124に電線1を圧入して電線1と端子5とを
接続し、その後、このリテーナ94をハウジング本体9
2に合体させる。合体は、図10に示すように、端子収
納用凹部110が上向きになるようにリテーナ94を支
えた状態で、これをハウジング本体92の下側からリテ
ーナ装着部101の各側壁101aの間に挿入すること
により行う。
【0076】このようにすると、リテーナ94の前記フ
ック116がリテーナ装着部101の前記係止孔102
に挿入され、これにより図9に示すように、リテーナ9
4とリテーナ装着部101の上壁部分101bとの間に
電線1が挟まれ、さらにフード部100により形成され
た中空部分105に端子5の接触片120が臨んだ状態
でリテーナ94がハウジング本体92に対して嵌合ロッ
クされる。これにより電線1がハウジング90により保
持された状態となる。
【0077】以上のようなコネクタC3,C4におい
て、配線材側コネクタC4の電線1を基板側コネクタC
3が実装される回路基板に接続するには、図9に示すよ
うに、配線材側コネクタC4を基板側コネクタC3に対
向させ、配線材側コネクタC4のリテーナ94の部分を
その先端側から差込口80aに差込みながら両コネクタ
C3,C4のハウジング同士を嵌合させる。
【0078】このようにすると、配線材側コネクタC4
の前記操作片104が基板側コネクタC3のフック86
により押し上げられ、両コネクタC3,C4が完全な嵌
合状態となると、図14に示すようにフック86が係止
孔106に挿入されて操作片104とフック86とが係
合状態となり、その結果、両コネクタC3,C4が嵌合
状態にロックされる。そして、このようにコネクタC
3,C4が嵌合すると、各端子5の接触片120がリテ
ーナ94と共に基板側コネクタC3のハウジング80内
に差込まれ、各端子5の接触片120に対して相手側端
子84の接続用撓み片84aが接触することとなり、こ
の接触により、電線1がそれぞれ端子5,84を介して
回路基板の回路に接続されることとなる。
【0079】以上のような配線材側コネクタC4につい
ても、端子として上述したような端子5を採用している
ため、第1の実施形態の配線材側コネクタC2と同様
に、配線材側コネクタC4(ハウジング90)の低背化
および狭ピッチ化に貢献することができるという効果が
ある。すなわち、上記端子5においても、端子接続部で
ある接触片120と電線接続部である圧接刃122とが
相手側端子84に対する接続方向に直線的に一列に配列
されているため端子5が高さ方向に小さく、しかも、接
触片120を構成する帯状金属板の末端端部(帯状部の
末端部分)に圧接刃122を一体に形成しこれを折り曲
げることにより圧接刃122を前後一列に並べて設けて
いるので、従来の端子(図15参照)に比べると、側壁
がない分、端子5が幅方向に小さい。
【0080】従って、この端子5を収納するハウジング
90についても、高さ方向にコンパクト化を図ることが
できるとともに、各端子5を狭ピッチで収納することが
可能となり、配線材側コネクタC4の底背化および狭ピ
ッチ化に貢献することができるという効果がある。
【0081】特に、この配線材側コネクタC4では、上
述したように隣接する端子同士が幅方向にオーバーラッ
プした状態で収納されるので、その分、より効果的に狭
ピッチ化を図ることができるとう効果がある。
【0082】なお、図示を省略するが、上記端子5につ
いても、第1の実施形態の端子4同様に金属板のプレス
加工により製造することが可能であり、例えば次のよう
にして製造することができる。すなわち、末端部分に圧
接刃122をそれぞれ備えた帯状金属板を形成し、各圧
接刃122が長手方向に互いにずれるように前記帯状金
属板をその途中部分で二つ折りにすることにより端子接
続部(接触片120)を形成する。そして、各末端部分
を同じ方向に折り曲げることにより圧接刃122が前後
方向に並ぶ電線接続部を形成する。これにより前記端子
5が完成する。
【0083】ところで、上述した圧接端子4,5は、本
発明に係る圧接端子の代表的な実施の形態であって、そ
の具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適
宜変更可能である。
【0084】例えば、第1の実施形態の端子4では、端
子接続部5aに一対の圧接板60を有しており、また第
2の実施形態の端子5では、端子接続部に平板状の接触
片120を有しているが、端子接続部の具体的な形状は
これ以外の形状であってもよく、相手側端子に対応して
適宜設ければよい。
【0085】また、第1の実施形態の端子4は、電線接
続部5bに前後一対の圧接刃62を備えているが、3つ
以上の圧接刃62を備えた構成としてもよい。この場合
も、末端部分に圧接刃62を形成した長さの異なる3つ
以上の帯状部を端子接続部5aの後側にその長さの順
に、すなわち短いものが上側となるように積層した状態
で設け、各帯状部の末端部分を折り曲げることにより各
圧接刃62を起立姿勢にして前後一列に並べるようにす
ればよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、相手側
端子に対する端子接続部と圧接刃をもつ電線接続部とを
備えた圧接端子において、端子接続部からこの端子接続
部に接続される相手側端子と反対側に延び、かつ、その
末端部分に圧接刃が形成された第1の帯状部及び第2の
帯状部がその板厚方向に互いに積層された状態で設けら
れ、これら帯状部の末端部分が同じ方向に折り曲げられ
ることにより、前記各帯状部の圧接刃が電線軸方向に並
ぶ前記電線接続部が設けられているので、端子接続部と
電線接続部とを直線的に一列に配列して圧接端子を高さ
方向に小さくすることができ、しかも、従来のような側
壁を設けることなく複数の圧接刃を一列に並べて設ける
ことができるので、該側壁が存在しない分、端子を幅方
向に小さくすることができる。そのため、圧接端子を高
さ方向および幅方向にコンパク化することができ、これ
によりコネクタの底背化および狭ピッチ化に貢献するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる圧接端子(第1の実施形態)が
適用されるコネクタを示す斜視図である。
【図2】コネクタの縦断面図(未接続状態)である。
【図3】配線材側コネクタの分解斜視図である。
【図4】端子(圧接端子)を示す斜視図である。
【図5】コネクタの縦断面図(接続状態)である。
【図6】コネクタの平断面図である((a)は未接続状
態を、(b)は接続状態をそれぞれ示す)。
【図7】端子の製造工程を説明する図である。
【図8】本発明にかかる圧接端子(第2の実施形態)が
適用されるコネクタを示す斜視図である。
【図9】コネクタの縦断面図(未接続状態)である。
【図10】配線材側コネクタの分解斜視図である。
【図11】端子およびリテーナの構成を示す斜視図であ
る((a)は端子未収納状態を、(b)は端子収納状態
をそれぞれ示す)。
【図12】リテーナに端子を収納した状態を示す断面図
である。
【図13】リテーナに収納された端子の状態を示す平面
模式図である。
【図14】コネクタの縦断面図(接続状態)である。
【図15】従来の圧接端子の一例を示す斜視図である。
【図16】従来の圧接端子の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
4 端子(圧接端子) 5a 端子接続部 5b 電線接続部 60 圧接板 62 圧接刃 63 スロット 64a 第1の帯状部 64b 第2の帯状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 今井 裕次郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA08 5E063 GA01 XA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側端子と接触して電気的に接続され
    る端子接続部と、被覆電線の絶縁被覆に食い込んでその
    内部の導体と接触する圧接刃をもつ電線接続部とを有
    し、全体が一枚の金属板から形成される圧接端子におい
    て、 前記端子接続部からこの端子接続部に接続される相手側
    端子と反対側に延び、かつ、その末端部分に圧接刃が形
    成された第1の帯状部及び第2の帯状部がその板厚方向
    に互いに積層された状態で設けられ、これら帯状部の末
    端部分が同じ方向に折り曲げられることにより、前記各
    帯状部の圧接刃が電線軸方向に並ぶ前記電線接続部が設
    けられていることを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接端子において、 前記端子接続部は、相手側端子が挿入可能な空間を囲む
    壁を有し、この壁の特定部分から第1の帯状部が延びる
    とともに、前記壁の特定部分と対向する部分から前記第
    1の帯状部と同じ向きに第2の帯状部が延びて前記第1
    の帯状部とその板厚方向に重ねられていることを特徴と
    する圧接端子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の圧接端子において、 両末端部分にそれぞれ圧接刃が形成された帯状金属板が
    長手方向に前記各圧接刃がずれるようにその途中部分で
    二つ折りにされ、該二つ折り部分によりタブ状の前記端
    子接続部が構成されるとともに、前記各末端部分がそれ
    ぞれ同じ方向に折り曲げられることにより、第1の帯状
    部に形成された圧接刃と第2の帯状部に形成された圧接
    刃とが電線軸方向に並んでいることを特徴とする圧接端
    子。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の圧接端子の製造方法であ
    って、 前記端子接続部を展開した部分を有し、その展開部分の
    うち前記壁の特定部分を構成する部分に圧接刃を末端部
    分に備えた前記第1の帯状部を連設するとともに、前記
    壁の特定部分と対向する部分を構成する部分に圧接刃を
    末端部分に備えた前記第2の帯状部を連設した金属板を
    形成する工程と、前記展開部分を折り曲げて前記端子接
    続部を形成する工程と、前記第2の帯状部が第1の帯状
    部にその板厚方向に重なるように第2の帯状部を折り曲
    げる工程と、各帯状部の末端部分を同じ方向に折り曲げ
    ることにより、各帯状部の圧接刃が電線軸方向に並ぶ電
    線接続部を形成する工程とからなることを特徴とする圧
    接端子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の圧接端子の製造方法にお
    いて、 各末端部分に圧接刃を備えた帯状金属板を形成する工程
    と、各圧接刃が長手方向に互いにずれるように前記帯状
    金属板をその途中部分で二つ折りにすることにより前記
    端子接続部および前記各帯状部を形成する工程と、前記
    各末端部分を同じ方向に折り曲げることにより、各帯状
    部の圧接刃が電線軸方向に並ぶ前記電線接続部を形成す
    る工程とからなることを特徴とする圧接端子の製造方
    法。
JP2002015519A 2002-01-24 2002-01-24 圧接端子およびその製造方法 Pending JP2003217700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002015519A JP2003217700A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 圧接端子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002015519A JP2003217700A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 圧接端子およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003217700A true JP2003217700A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27651900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002015519A Pending JP2003217700A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 圧接端子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003217700A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7278875B2 (en) 2004-12-28 2007-10-09 Yazaki Corporation Press-contacting terminal
JP2014107139A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Hirose Electric Co Ltd コネクタ
JP2019149372A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド コネクタ、および、そのコネクタのコネクタハウジング

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613684A (en) * 1979-07-16 1981-02-10 Nippon Burndy Kk Method of manufacturing pressure contact type contact for coated wire
JPS5945875U (ja) * 1982-09-17 1984-03-27 高野 恒助 タブリセプタクル
JPH0325867A (ja) * 1989-06-09 1991-02-04 E I Du Pont De Nemours & Co 突き刺し接続コンタクト素子
JP2000251965A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Molex Inc 電気コネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5613684A (en) * 1979-07-16 1981-02-10 Nippon Burndy Kk Method of manufacturing pressure contact type contact for coated wire
JPS5945875U (ja) * 1982-09-17 1984-03-27 高野 恒助 タブリセプタクル
JPH0325867A (ja) * 1989-06-09 1991-02-04 E I Du Pont De Nemours & Co 突き刺し接続コンタクト素子
JP2000251965A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Molex Inc 電気コネクタ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7278875B2 (en) 2004-12-28 2007-10-09 Yazaki Corporation Press-contacting terminal
JP2014107139A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Hirose Electric Co Ltd コネクタ
JP2019149372A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド コネクタ、および、そのコネクタのコネクタハウジング
JP7362264B2 (ja) 2018-02-26 2023-10-17 タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド コネクタ、および、そのコネクタのコネクタハウジング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4020907B2 (ja) ソケットコンタクト
US6752669B2 (en) Male terminal fitting and method of manufacturing the same
WO2004049512A1 (ja) 基板内蔵圧接コネクタ
JP2005108650A (ja) 電気コネクタ
US6921289B2 (en) Joint connector and its terminals
JP5758677B2 (ja) 圧着端子及びジョイントコネクタ
JP2003217700A (ja) 圧接端子およびその製造方法
JP3174276B2 (ja) 圧接コネクタ用ハウジング及びその組付方法
JP4113317B2 (ja) 圧接コネクタ
US6257901B1 (en) Connector structure for substrate
JP2000294334A (ja) コネクタの電線ガタ防止構造
US6969272B2 (en) Pressure welding connecting terminal and pressure welding connector receiving the same
EP1530262A2 (en) Multiconnection device
US6626693B2 (en) Metal terminal and method of forming metal terminal
JP3961935B2 (ja) 皮剥圧接端子
JP2003132988A (ja) ディスクリート線用コネクタおよび電気的接続構造
AU2003262302B2 (en) End-processing Structure of Flat Cable and Method of End-processing of Flat Cable
JP2880059B2 (ja) 圧接端子
JP3948519B2 (ja) 圧接コネクタ
JP2003223953A (ja) コネクタ
JP2003223941A (ja) コネクタ
JP2002325325A (ja) 配線材及びその製造方法
JP3909045B2 (ja) 圧接用接続端子
JP2004172072A (ja) 基板内蔵圧接コネクタ
JP2002042954A (ja) ジョイントコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060502

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061017