JP2003223941A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2003223941A
JP2003223941A JP2002020132A JP2002020132A JP2003223941A JP 2003223941 A JP2003223941 A JP 2003223941A JP 2002020132 A JP2002020132 A JP 2002020132A JP 2002020132 A JP2002020132 A JP 2002020132A JP 2003223941 A JP2003223941 A JP 2003223941A
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JP2002020132A
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Noritomo Okamura
憲知 岡村
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Yoshito Sakai
義人 酒井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの狭ピッチ化をより効果的に図るこ
とにより、コネクタの小型化を図ることを目的とする。 【解決手段】 ハウジング20は、複数の端子収納用凹
部40を並列に有したリテーナ24と、これに組付けら
れるハウジング本体22とから構成され、電線1の末端
部分に装着される端子2を各凹部40に挿入した状態で
収納する。端子2は、タブ状の端子接続部4と圧接刃6
を有する圧接端子からなり、隣接する端子同士が互いに
幅方向(端子2の並び方向)と直交する方向にずれ、か
つ各端子2の前記圧接刃6の端縁部同士が幅方向に互い
にオーバーラップした状態でハウジング20内に保持さ
れている。なお、端子2の端子接続部4等は圧接刃6よ
りも狭幅に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタにおい
て、特に、端子としていわゆる圧接端子を使うコネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電線に接続された端子をコネ
クタハウジング内に並列状態で収納することにより、複
数の電線を接続可能に保持したコネクタは一般に知られ
ており、例えば前記端子としていわゆる圧接端子を使用
するものも知られている。
【0003】圧接端子は、例えば相手側端子に対する接
続部(端子接続部)をコネクタ接続方向における前端部
分に有するとともに、その後側に複数の圧接刃が電線軸
方向に並ぶ電線接続部を有しており、前記各圧接刃のス
ロットに被覆電線を圧入すると、圧接刃が被覆電線の絶
縁被覆に食い込んで内部導体に接触し、これにより該電
線に圧接端子が導通状態で装着されるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種のコネク
タもその小型化の要請から狭ピッチ化が一つの課題とな
っており、これを推進することが要求される。
【0005】この点、従来のこの種のコネクタでは、コ
ネクタハウジング内に区画形成された端子収納室に各端
子を収納することにより、隣接する端子同士を仕切壁を
隔てて完全に隔離した状態で収納するように構成されて
いるため、狭ピッチ化は、主に端子を幅方向(端子の並
び方向)に小型化することにより行われてきた。
【0006】ところが、圧接端子の構成部分のうち圧接
刃は、電線径や、要求強度の関係から小型化に制限があ
り、従って、端子の小型化によるコネクタの狭ピッチ化
にも自ずと限界があった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、コネクタの狭ピッチ化をより効果的に図るこ
とにより、コネクタの小型化を図ることを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、相手側端子と接触して電気的に接続され
る端子接続部と被覆電線の絶縁被覆に食い込んでその内
部導体と接触する圧接刃とを有し、電線の末端部分に装
着される圧接端子と、複数の前記圧接端子を並列状態で
収納するコネクタハウジングとを備えたコネクタにおい
て、前記圧接端子は、前記端子接続部に連続して電線軸
方向に延びる帯状部を有するとともに、この帯状部に前
記圧接刃を起立姿勢で備え、さらに前記端子接続部およ
び帯状部が圧接端子の並び方向において前記圧接刃より
も小さく形成されてなり、隣接する圧接端子の圧接刃同
士が前記帯状部の長手方向にずれ、前記長手方向から見
て隣接する圧接端子の前記端子接続部および帯状部同士
が離間し、かつ圧接刃の端縁部同士が圧接端子の並び方
向に互いにオーバーラップした状態で前記コネクタハウ
ジングに保持されているものである。
【0009】このコネクタによると、隣接する圧接端子
の圧接刃同士が端子の並び方向にオーバーラップした状
態でコネクタハウジング内に収納されるので、従来のこ
の種のコネクタ、すなわち隣接する圧接端子同士を仕切
壁を隔てて端子の並び方向に隔離した状態で収納するコ
ネクタに比べると、上記オーバーラップ分だけコネクタ
を狭ピッチで配列することができる。なお、各圧接端子
は、端子接続部および帯状部が端子の並び方向において
前記圧接刃よりも小さく形成されており、かつ圧接刃の
位置が前記帯状部の長手方向にずれているので、圧接端
子同士を接触させずに圧接刃同士をオーバーラップさせ
ることができる。
【0010】このコネクタにおいては、前記コネクタハ
ウジングに複数の端子収納部が並列状態に設けられると
ともに、各端子収納部を構成する側壁に各圧接端子の圧
接刃に対応する切欠部が形成され、前記圧接刃の両端縁
部がそれぞれ対応する切欠部に挿入された状態で各圧接
端子が端子収納部に収納されているのが好ましい。
【0011】この構成によれば、各圧接端子の圧接刃が
側壁により拘束されて圧接刃の変形が抑制されるので、
前記オーバーラップ部分における圧接刃の変形等による
端子同士の短絡を有効に防止することができる。また、
側壁を使って各圧接端子を前記帯状部の長手方向に位置
決めすることも可能となる。
【0012】なお、前記コネクタハウジングは、前記圧
接端子を支持する支持部材とこの支持部材に組付ける固
定部材とを有し、かつ前記支持部材における前記固定部
材の組付け側に、前記端子収納部として該固定部材側に
開く複数の凹部を備え、各圧接端子を前記凹部に収納し
た状態で前記固定部材を各圧接端子の上側から前記支持
部材に組付けることにより各圧接端子をコネクタハウジ
ング内に保持するように構成されているのが好ましい。
【0013】このようなハウジング構成によれば、隣接
する圧接端子同士を端子の並び方向に互いにオーバーラ
ップさせながらも、コネクタハウジングへの圧接端子の
収納を容易に行うことが可能となり、コネクタの組立性
が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
に基づいて説明する。
【0015】図1及び図2は本発明が適用されるコネク
タを示している。これらの図において、C1は基板側コ
ネクタで、図外の回路基板の表面に実装された状態で固
定される。また、C2はこの基板側コネクタC1に嵌合
可能に構成された配線材側コネクタで、電線1(ディス
クリート線)を回路基板に接続するように構成されてい
る。そして、当実施形態では、この配線材側コネクタC
2の構成として本発明が適用されている。
【0016】基板側コネクタC1は、スリット状の差込
口10aを備えた幅方向に細長のコネクタハウジング1
0(以下、ハウジング10と略す)を有している。
【0017】ハウジング10内には、図2に示すように
幅方向(同図では紙面に直交する方向)に多数の端子収
納室12が並設されており、各端子収納室12内に同一
形状の端子14がそれぞれ収納されている。
【0018】各端子収納室12内に収納される端子14
は、前端(図2の左側端)に上下に撓み変位可能な接続
用撓み片14aと支持部14bとを具備したコ字型の接
続部を有するとともに、その後側に脚部14cを備えて
おり、ハウジング10の後側(図2の右側)から各端子
収納室12内に挿入されている。そして、脚部14cが
回路基板の固定用ランド等に半田付けされることにより
基板上回路(パターン)に接続されるように構成されて
いる。
【0019】なお、ハウジング10の上部には、配線材
側コネクタC1を嵌合状態にロックするためのフック1
6が形成されている。
【0020】一方、配線材側コネクタC2は、前記ハウ
ジング10に嵌合可能なコネクタハウジング30(以
下、ハウジング30と略す)を有している。このハウジ
ング30は、図3に示すようにハウジング本体22とリ
テーナ24とから構成されており、電線1の先端に装着
された端子2をリテーナ24上に並べた状態で、前記ハ
ウジング本体22を端子2の上側からリテーナ24に組
付ける(合体させる)ことにより端子2をハウジング内
部に収納して電線1を保持するように構成されている。
【0021】より詳しく説明すると、ハウジング本体2
2は、後記端子2の接触片4を保護するための部材で、
図2及び図3に示すように、下方に開く断面コ字型のフ
ード部30を前側(図2では右側)に有するとともに、
その後側に同じく下方に開く断面コ字型のリテーナ装着
部32を有している。
【0022】ハウジング本体22の上部には、基板側コ
ネクタC1の前記フック16の係止孔38を備えた操作
片36が一体に形成されている。また、リテーナ装着部
32の側壁32aには、ハウジング本体22をリテーナ
24に係止するための係止孔34がそれぞれ形成されて
いる。
【0023】一方、リテーナ24は、図3及び図4
(a)に示すように板状の部材で、その上部には、前記
ハウジング本体22の組付け側に開いて前後方向(図2
では左右方向)に延びる細長の端子収納用凹部40(端
子収納室)が幅方向に一定の間隔で形成されている。こ
れらの端子収納用凹部40は、隣接する凹部同士が交互
に一定寸法hだけ前後方向にオフセットされた千鳥状の
配列で設けられている。
【0024】端子収納用凹部40を形成する側壁42
(仕切壁)には、端子2の後記圧接刃6を挿入する切欠
部46が形成されている。なお、端子2には後述するよ
うに前後二つの圧接刃6が設けられており、そのため側
壁42(最も外側の側壁42を除く)には、隣接する各
端子2の圧接刃6を挿入する合計4つの切欠部46が形
成されている。
【0025】また、リテーナ24の側面部分には、前記
ハウジング本体22を係止するためのフック48がそれ
ぞれ形成されている。
【0026】電線1は、例えば撚線の外周に絶縁被覆が
形成された被覆電線からなり、その先端には端子2が装
着される。
【0027】端子2は、図2及び図4(a)に示すよう
に、相手側の端子14への接続方向における前側(図2
では右側)にタブ状の端子接続部4を有し、その後側に
2つの圧接刃6を一列に備えた電線接続部5を有してい
る。より具体的に説明すると、この端子2は、両末端部
分にそれぞれ圧接刃6を形成した帯状金属板を各圧接刃
6が長手方向にずれるようにその途中部分で二つ折りに
し、該二つ折り部分により前記タブ状の端子接続部4を
構成し、さらに前記各末端部分をそれぞれ同じ方向に折
り曲げて、前記圧接刃6を端子接続部4の後側に起立姿
勢で一列に並べることにより構成されている。なお、当
実施形態では、端子接続部4のうち相手側端子14との
接触部分(図7参照)よりも後側の部分が本発明の帯状
部を構成することとなるが、端子接続部4と帯状部とは
その境界が不明なため、帯状部については、図中の符号
を省略して説明することとする。
【0028】電線1への端子2の装着は、電線1を電線
接続部5の各圧接刃6のスロット6aに圧入することに
より行う。このようにすると電線1の被覆に圧接刃6が
食い込んで電線1の内部導体と圧接刃6とが接触して電
線1と端子2とが導通状態となるとともに、各圧接刃6
により電線1が保持(挟持)された状態となり、これに
より電線1に端子2が装着されることとなる。
【0029】ここで、端子2及びリテーナ24の構成に
ついてより詳しく説明すると、前記端子2は、図4
(a)に示すように、前記端子接続部4および帯状部の
幅W1(端子2の並び方向と直交する方向の寸法)が圧
接刃6の幅W2よりも小さく形成されており、一方、リ
テーナ24については、各端子収納用凹部40の幅W3
が端子接続部4の前記幅W1よりも僅かに大きく(但
し、W3<W2)設定されている。つまり、各端子収納
用凹部40に端子2を収納すると、圧接刃6の両端縁部
(幅方向両端縁部)が端子収納用凹部40からその両側
にはみ出して側壁42の切欠部46に挿入されるように
構成されている。なお、各端子収納用凹部40のピッチ
は、各端子2の圧接刃両端縁部が前記切欠部46に挿入
され、かつ隣接する端子収納用凹部40に侵入しないよ
うに設定されている。
【0030】電線1を上記のハウジング20に接続する
には、まず、図4(a),(b)に示すように、端子2
を単体でリテーナ24の各端子収納用凹部40に収納す
る。この際、圧接刃6のスロット6aが上向きに開くよ
うに端子2を端子収納用凹部40に収納するとともに、
端子2の各圧接刃6の両端縁部を側壁42の切欠部46
にそれぞれ挿入する。
【0031】このように端子2を各端子収納用凹部40
に収納すると、図4(b),図5及び図6に示すよう
に、隣接する端子同士が互いに前後方向にずれ(すなわ
ち、隣接する端子の圧接刃同士が前後方向にずれ)、前
後方向から見て隣接する端子2の端子接続部4及び帯状
部が離間し、かつ各端子2の圧接刃6の端縁部同士が幅
方向に互いにオーバーラップした状態でリテーナ24上
に並べられることとなる。
【0032】次いで、上述したように各圧接刃6のスロ
ット6aに電線1を圧入して電線1と端子2とを接続
し、その後、各端子2を覆うようにハウジング本体22
を各端子2の上側からリテーナ24に合体させる。合体
は、ハウジング本体22においける前記リテーナ装着部
32の各側壁32aの間にリテーナ24を挿入しながら
ハウジング本体22とリテーナ24を重ね合わせること
により行う。
【0033】このようにすると、リテーナ24の前記フ
ック48がリテーナ装着部32の前記係止孔34に挿入
され、リテーナ24とハウジング本体22とが互いに嵌
合ロックされることとなる。そして、図2に示すよう
に、リテーナ24とリテーナ装着部32の上壁部分32
bとの間に電線1及び端子2の電線接続部5が挟まれて
電線1の端部がハウジング20により保持されるととも
に、フード部30により形成される中空部分31に端子
2の端子接続部4が臨んだ状態となる。
【0034】以上のようなコネクタC1,C2におい
て、配線材側コネクタC2の電線1を基板側コネクタC
2が実装される回路基板に接続するには、図2に示すよ
うに、配線材側コネクタC2を基板側コネクタC1に対
向させ、配線材側コネクタC2のリテーナ24の部分を
その先端側から差込口10aに差込みながら両コネクタ
C1,C2のハウジング同士を嵌合させる。
【0035】このようにすると、配線材側コネクタC2
の前記操作片36が基板側コネクタC1のフック16に
より押し上げられ、両コネクタC1,C2が完全な嵌合
状態となると、図7に示すようにフック16が係止孔3
8に挿入されて操作片36とフック16とが係合状態と
なり、その結果、両コネクタC1,C2が嵌合状態にロ
ックされる。そして、このようにコネクタC1,C2が
嵌合すると、各端子2の端子接続部4がリテーナ24と
共に基板側コネクタC1のハウジング10内に差込ま
れ、各端子2の端子接続部4に対して相手側端子14の
接続用撓み片14aが接触することとなり、この接触に
より、電線1がそれぞれ端子2,14を介して回路基板
の回路に接続されることとなる。
【0036】以上のように、当実施形態の上記配線材側
コネクタC2では、各電線1に装着される端子同士を幅
方向(端子の並び方向)にオーバーラップさせた状態で
ハウジング20内に収納するように構成されているの
で、従来のこの種のコネクタ、すなわち、隣接する端子
同士が仕切壁を挟んで幅方向に完全に隔離された状態で
コネクタハウジング内に収納されるコネクタに比べる
と、このオーバーラップ分だけ端子2が狭ピッチで配列
されることとなる。従って、配線材側コネクタC2を幅
方向に効果的に小型化することができる。
【0037】しかも、上記の配線材側コネクタC2で
は、ハウジング20を分割構造とし、リテーナ24に形
成された端子収納用凹部40に端子2を挿入した後、端
子2を覆うようにその上側からハウジング本体22をリ
テーナ24に組み付けることにより端子2を収納するよ
うにしているので、上記のように各端子2を幅方向にオ
ーバーラップさせた状態でハウジング内に収納しながら
も、ハウジング20への端子2の収納(電線1の接続)
を簡単に行うことができる。
【0038】また、この配線材側コネクタC2では、上
記のように各端子2が交互に前後方向(相手側コネクタ
C1との接続方向)にオフセットされているため、コネ
クタ嵌合過程において全ての端子2に対して相手側端子
14が接触している区間が短くなる。つまり、コネクタ
嵌合の初期段階では一部(半数)の端子2と相手側端子
4とが接触し、さらに嵌合が進むと全ての端子2と相手
側端子4とが接触した状態となる。従って、コネクタ嵌
合の初期段階から全ての端子が相手側端子と接触する従
来のこの種のコネクタに比べると、コネクタC1,C2
の嵌合力を軽減することができるというメリットもあ
る。
【0039】ところで、上述した配線材側コネクタC2
は、本発明に係るコネクタ構造を適用したコネクタの一
実施形態であって、その具体的な構成は、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0040】例えば、上記実施形態のコネクタC2で
は、先端にタブ状の端子接続部4を備えた端子2が使わ
れているが、端子接続部4の形状はもとより、端子自体
の具体的な形状も実施形態のものには限られない。例え
ば、上記の端子2では、端子接続部4と電線接続部5と
が前後一列に設けられているが、端子接続部4と電線接
続部5とが上下に設けられているものでもよい。
【0041】また、上記配線材側コネクタC2のハウジ
ング20では、各端子収納用凹部40の側壁42に切欠
部46を形成し、ここに圧接刃6の端縁部を挿入するよ
うにしているが、側壁42の高さを低く形成して圧接刃
6の端縁部を逃がすように構成してもよい。但し、上記
のように圧接刃6を切欠部46に挿入する構成によれ
ば、圧接刃6が側壁42で拘束されて変形が抑制される
ので、例えば隣接する端子2の圧接刃同士が接近してい
る場合でも、圧接刃6の変形による端子同士の短絡を有
効に防止することができるという効果がある。また、上
記のように切欠部46に圧接刃6の端縁部を挿入する構
成によれば、端子2を前後方向に位置決めすることがで
きるので、端子2の位置決め手段として利用することも
できる。
【0042】なお、当実施形態の配線材側コネクタC2
では、図2に示すように、電線1を後側に真っ直ぐに引
き出すようにハウジング20が構成されているが、図8
に示すように、ハウジング20を構成するハウジング本
体22の後側、詳しくはリテーナ装着部32の後側に案
内板32cを設け、これにより電線1をハウジング20
の下側に引き出すように構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、コネク
タハウジングに電線の末端部分に装着された圧接端子を
並列状態で収納するコネクタにおいて、各圧接端子の圧
接刃の端縁部同士を圧接端子の並び方向に互いにオーバ
ーラップさせた状態でコネクタハウジング内に収納し、
かつ各圧接端子が互いに非接触となるように構成したの
で、従来のこの種のコネクタに比べ、前記オーバーラッ
プ分だけ圧接端子を狭ピッチで配列することができる。
従って、コネクタを圧接端子の並び方向により効果的に
小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるコネクタを示す斜視図であ
る。
【図2】コネクタの縦断面図(未接続状態)である。
【図3】配線材側コネクタの分解斜視図である。
【図4】端子およびリテーナの構成を示す斜視図である
((a)は端子未収納状態を、(b)は端子収納状態を
それぞれ示す)。
【図5】リテーナに端子を収納した状態を示す断面図で
ある。
【図6】リテーナに収納された端子の状態を示す平面模
式図である。
【図7】コネクタの縦断面図(接続状態)である。
【図8】配線材側コネクタを構成するハウジングの別の
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 電線 2 端子 4 端子接続部 5 電線接続部 6 圧接刃 20 ハウジング 22 ハウジング本体 24 リテーナ 40 端子収納用凹部(端子収納部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E012 AA08 AA32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側端子と接触して電気的に接続され
    る端子接続部と被覆電線の絶縁被覆に食い込んでその内
    部導体と接触する圧接刃とを有し、電線の末端部分に装
    着される圧接端子と、複数の前記圧接端子を並列状態で
    収納するコネクタハウジングとを備えたコネクタにおい
    て、 前記圧接端子は、前記端子接続部に連続して電線軸方向
    に延びる帯状部を有するとともに、この帯状部に前記圧
    接刃を起立姿勢で備え、さらに前記端子接続部および帯
    状部が圧接端子の並び方向において前記圧接刃よりも小
    さく形成されてなり、隣接する圧接端子の圧接刃同士が
    前記帯状部の長手方向にずれ、前記長手方向から見て隣
    接する圧接端子の前記端子接続部および帯状部同士が離
    間し、かつ圧接刃の端縁部同士が圧接端子の並び方向に
    互いにオーバーラップした状態で前記コネクタハウジン
    グに保持されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて、 前記コネクタハウジングに複数の端子収納部が並列状態
    に設けられるとともに、各端子収納部を構成する側壁に
    各圧接端子の前記圧接刃に対応する切欠部が形成され、
    前記圧接刃の両端縁部がそれぞれ対応する切欠部に挿入
    された状態で各圧接端子が端子収納部に収納されている
    ことを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて、 前記コネクタハウジングは、前記圧接端子を支持する支
    持部材とこの支持部材に組付ける固定部材とを有し、か
    つ前記支持部材における前記固定部材の組付け側に、前
    記端子収納部として該固定部材側に開く複数の凹部を備
    え、各圧接端子を前記凹部に収納した状態で前記固定部
    材を各圧接端子の上側から前記支持部材に組付けること
    により各圧接端子をコネクタハウジング内に保持するよ
    うに構成されていることを特徴とするコネクタ。
JP2002020132A 2002-01-29 2002-01-29 コネクタ Withdrawn JP2003223941A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007033784A1 (de) * 2007-07-09 2009-01-15 Nicolay Verwaltungs-Gmbh Steckverbinder und Anschlussvorrichtung mit einem solchen Steckverbinder

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