JP4627375B2 - ケーブルコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルの複数のディスクリート電線を、回路基板に接続されたヘッダコネクタに接続するためのケーブルコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開2000−231971号公報及び特開平10−284201号公報に開示されているように、フレキシブル回路基板(以下、FPCという)を、回路基板に接続されたヘッダコネクタに接続するためのケーブルコネクタが知られている。
【0003】
このうち、図9に示す特開2000−231971号公報に開示されたケーブルコネクタ100は、絶縁ハウジング110と、この絶縁ハウジング110に所定ピッチで1列状に取付けられた複数のコンタクト120と、スライダ部材130と、絶縁ハウジング110及びスライダ部材130を覆う金属製シェル140とを具備している。
【0004】
そして、各コンタクト120は、金属板を打ち抜き加工することによって形成され、一端側にFPC150の上面に形成された信号パターンに接触するFPC接触部121を備え、他端側に回路基板180に接続されたヘッダコネクタ160のコンタクト170に嵌合接触する雌型接触部122を備えている。
また、スライダ部材130は、FPC150をコンンタクト120のFPC接触部121に対して押圧する機能を有し、金属製シェル140はFPC150の下面に形成された接地パターンに接触してFPC150を接地する機能を有するようになっている。
【0005】
一方、図10に示す特開平10−284201号公報に開示されたケーブルコネクタ200は、絶縁ハウジング210と、この絶縁ハウジング210に所定ピッチで1列状に取付けられた複数のコンタクト220と、スライダ部材230と、スライダ部材230に取付けられ、絶縁ハウジング210の上下面を摺動可能に挟持する金属製シェル240とを具備している。
【0006】
そして、各コンタクト220は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成され、一端側にFPC250の上面に形成された信号パターンに接触するFPC接触部221を備え、他端側に回路基板280に接続されたヘッダコネクタ260のコンタクト270に嵌合接触する雌型接触部222を備えている。
また、スライダ部材230は、FPC250をコンンタクト220のFPC接触部221に対して押圧する機能を有し、金属製シェル240はFPC250の下面に形成された接地パターンに接触してFPC250を接地する機能を有するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の図9及び図10に示されたケーブルコネクタ100、200のいずれにあっても、各コンタクト120、220がディスクリート電線に接続されるようにはなっていない。このため、いずれのケーブルコネクタ100、200もケーブルの複数のディスクリート電線をヘッダコネクタ160、260に接続することはできない。
【0008】
一方、図9及び図10に示されたケーブルコネクタ100、200において、各コンタクト120、220がディスクリート電線に接続されるようにFPC接触部121、221を単に変更しても、ディスクリート電線を圧着や圧接により接続すると構造上幅が太くなってしまうことから、複数のコンタクト120、220を列方向に高密度に配列することができない。
【0009】
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ヘッダコネクタの相手コンタクト及びケーブルのディスクリート電線に接続可能なコンタクトを列方向に高密度に配置することができるケーブルコネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係るケーブルコネクタは、絶縁性のハウジングと、該ハウジングに取付けられ、各々がケーブルのディスクリート電線に接続される電線接続部及び回路基板に接続されたヘッダコネクタの相手コンタクトに嵌合接触する雌型接触部を有するコンタクト群とを具備するケーブルコネクタにおいて、前記電線接続部は、前記コンタクト群の各コンタクトの平板部から前記ハウジングの長手方向に折り曲げられた圧接部を具備し、前記コンタクト群は、前記コンタクトの中心軸に対して一側に前記圧接部を有する第1コンタクトと、前記コンタクトの中心軸に対して他側に前記圧接部を有する第2コンタクトとが、交互に且つ前記ハウジングの長手方向に沿って1列に配列されて構成され、前記第1コンタクトの圧接部と前記第2コンタクトの圧接部は、互いに逆向きに開放する圧接スロットを有することを特徴としている。
【0011】
このケーブルコネクタによれば、第1コンタクトのディスクリート電線の電線接続部と第2コンタクトのディスクリート電線の電線接続部とが列方向において千鳥配列されることになり、隣り合う電線接続部の衝突を回避でき、ヘッダコネクタの相手コンタクト及びディスクリート電線に接続可能なコンタクト群を列方向に所定ピッチで高密度に配置することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るケーブルコネクタとヘッダコネクタとの嵌合状態を示す第1コンタクトの部分で断面した断面図である。図2は、本発明に係るケーブルコネクタの実施形態の正面図である。図3は、図2に示すケーブルコネクタの平面図である。図4は、図2に示すケーブルコネクタの右側面図である。図5は、図2に示すケーブルコネクタに使用される第2コンタクトを示し、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【0013】
図1に示すように、本発明に係るケーブルコネクタ1は、回路基板PCB上に実装されたヘッダコネクタ70に嵌合し、ケーブルCの複数のディスクリート電線Wをヘッダコネクタ70に接続するようになっている。
このため、ケーブルコネクタ1は、絶縁性のハウジング10と、ハウジング10に取付けられ、各々がディスクリート電線Wに接続される電線接続部22及び回路基板PCBに接続されたヘッダコネクタ70の相手コンタクト90に嵌合接触する雌型接触部23を有するコンタクト群20とを具備している。ハウジング10は、図2及び図3に示すように、長手方向に延びる略矩形体で形成される。
【0014】
そして、コンタクト群20は、図1乃至図3に示すように、コンタクトの中心軸CLに対して前側(図1における左側)に電線接続部22を有する第1コンタクト20Aと、コンタクトの中心軸CLに対して後側(図1における右側)に電線接続部22を有する第2コンタクト20Bとが、交互に且つ1列にハウジング10の長手方向(列方向)に沿って所定ピッチPで配列されて構成されている。これにより、第1コンタクト20Aのディスクリート電線Wの電線接続部22と第2コンタクト20Bのディスクリート電線Wの電線接続部22とが列方向において千鳥配列されることになり、隣り合う電線接続部22の衝突を回避でき、コンタクト群20を列方向に所定ピッチPで高密度に配置することができる。このコンタクト群20を取付けるため、ハウジング10には、コンタクト群20を構成する第1コンタクト20A及び第2コンタクト20Bを収容する複数のコンタクト収容通路11が長手方向に沿って前記ピッチPと同一のピッチで形成されている。実際には、コンタクト収容通路11のピッチは約0.6mmであり、隣接する第1コンタクト20A及び第2コンタクト20B間のピッチPも約0.6mmとなっている。また、最も近い第1コンタクト20A同士のピッチは、その倍の約1.2mmであり、最も近い第2コンタクト20B同士のピッチも約1.2mmとなっている。なお、後述するように、第1コンタクト20Aの電線接続部22及び第2コンタクト20Bの電線接続部22は、それぞれの圧接部22a,22bが平板部22cの上下両側からハウジング10の長手方向右側(図2における右側)に同一方向に折り曲げられているため、隣接する第1コンタクト20Aの電線接続部22及び第2コンタクト20Bの電線接続部22間のピッチP1も隣接する第1コンタクト20A及び第2コンタクト20B間のピッチPと同様にも約0.6mmとなっている。
【0015】
ここで、各第1コンタクト20Aは、図1に示すように、ハウジング10の上方からコンタクト収容通路11の側壁に圧入固定される圧入固定部21と、圧入固定部21の上方において中心軸CLに対して前側に延びる前記電線接続部22と、圧入固定部21から中心軸CLに対して前後対称に下方に延びる前記雌型接触部23とを有している。各第1コンタクト20Aは、金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成される。そして、電線接続部22は、圧入固定部21の上方において中心軸CLに対して前側に延びる平板部22cと、平板部22cの上下両側からハウジング10の長手方向右側(図2における右側)に折り曲げられ、中央に圧接スロット(図示せず)を有する1対の圧接部22a,22bとから構成されている。圧接部22a,22bの各圧接スロットは、前側に開放しており、ディスクリート電線Wは圧接部22a,22bの前側から各圧接スロットに挿入されて圧接接続されるようになっている。また、雌型接触部23は、圧入固定部21から中心軸CLに対して前後対称に下方に延びる1対の弾性接触片23a,23bで構成されている。ヘッダコネクタ70の相手コンタクト90は、1対の弾性接触片23a,23bの下側から弾性接触片23a,23bに嵌合接触する。なお、電線接続部22の平板部22cには、その平板部22cから前側に延びる圧入部24が設けられている。
【0016】
また、各第2コンタクト20Bは、図5に示すように、ハウジング10の上方からコンタクト収容通路11の側壁に圧入固定される圧入固定部21と、圧入固定部21の上方において中心軸CLに対して後側に延びる前記電線接続部22と、圧入固定部21から中心軸CLに対して前後対称に下方に延びる前記雌型接触部23とを有している。各第1コンタクト20Bも、第1コンタクト20Aと同様に、金属板を打抜き及び曲げ加工することによって形成される。そして、電線接続部22は、圧入固定部21の上方において中心軸CLに対して後側に延びる平板部22cと、平板部22cの上下両側からハウジング10の長手方向右側(図2における右側)に折り曲げられ、中央に圧接スロット22dを有する1対の圧接部22a,22bとから構成されている。圧接部22a,22bの各圧接スロット22dは、後側に開放しており、ディスクリート電線Wは圧接部22a,22bの後側から各圧接スロット22dに挿入されて圧接接続されるようになっている。また、雌型接触部23は、第1コンタクト20Aの雌型接触部23と同様に、圧入固定部21から中心軸CLに対して前後対称に下方に延びる1対の弾性接触片23a,23bで構成されている。ヘッダコネクタ70の相手コンタクト90は、1対の弾性接触片23a,23bの下側から弾性接触片23a,23bに嵌合接触する。そして、電線接続部22の平板部22cには、第1コンタクト20Aと同様に、その平板部22cから後側に延びる圧入部24が設けられている。なお、第2コンタクト20Bの圧入固定部21上端であって中心軸CLを挟んで電線接続部22の反対側には、隆起部25が形成されている。この隆起部25は、図5におけるその右端がコンタクト収容通路11の段部(図示せず)に当接することにより、第2コンタクト20Bの図5(A)における時計回りの傾きを防止するためのものである。この隆起部25は、第1コンンタクト20Aにも形成されている。
【0017】
前述の第1コンタクト20Aと第2コンタクト20Bとは別の金型で製作される異なる形状となっているが、同一の金型で製作される同一形状のものとしてもよい。この場合、第1コンタクト20A及び第2コンタクト20Bをハウジング10に配列するに際し、それぞれの電線接続部22をコンタクトの中心軸CLに対して互いに反対側になるようにすればよい。
【0018】
さらに、ケーブルコネクタ1には、図1乃至図3に示すように、第1コンタクト20Aの電線接続部22を覆い隠すための絶縁性の前側カバー30と、第2コンタクト20Bの電線接続部22を覆い隠すための絶縁性の後側カバー40とが備えられている。このうち、前側カバー30は、ハウジング10の前面に沿って長手方向に延びる略矩形状体で、第1コンタクト20Aの圧入部24に圧入される複数の圧入用開口31を有し、これら圧入用開口31を圧入部24に圧入することにより、第1コンタクト20Aの電線接続部22を覆う。また、後側カバー40は、ハウジング10の後面に沿って長手方向に延びる略矩形状体で、第2コンタクト20Bの圧入部24に圧入される複数の圧入用開口41を有し、これら圧入用開口41を圧入部24に圧入することにより、第2コンタクト20Bの電線接続部22を覆う。
【0019】
また、ケーブルコネクタ1には、図1乃至図4に示すように、シールド用の上側金属シェル50と、シールド用の下側金属シェル60とが設けられている。このうち、上側金属シェル50は、後側カバー40の後面を覆う後板部51と、後板部51の上端から後側カバー40の上面に沿うように前側に折り曲げられ、ハウジング10の上面から所定間隔離れて位置する上板部52と、上板部52の長手方向両端からハウジング10の長手方向両側面に沿うように下側に折り曲げられた1対の側板部53とを具備している。そして、上側金属シェル50は、その後板部51が後側カバー40の後面に形成された複数の後板係止部42によって係止されると共に、その側板部53がハウジング10の長手方向両側面に形成された複数の側板係止部12に係止されることにより、取付けられる。この取付けの際に、上板部52がハウジング10の上面から所定間隔離れて位置するため、ハウジング10の上側にディスクリート電線Wを収容するスペースを設けることができる。
【0020】
一方、下側金属シェル60は、前側カバー30の前面を覆う前板部61と、前板部61の長手方向両端からハウジング10の長手方向両側面に沿うように後側に折り曲げられた1対の側板部62とを具備している。そして、下側金属シェル60は、その前板部61が前側カバー30の前面に形成された複数の前板係止部32によって係止されると共に、その側板部62がハウジング10の長手方向両側面に形成された複数の側板係止部13に係止されることにより、取付けられる。上側金属シェル50及び下側金属シェル60は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
【0021】
ここで、上側金属シェル50の後板部51には、後板部51から下方に突出する複数の弾性接触片部54が形成され、各弾性接触片部54の内側にはケーブルコネクタ1とヘッダコネクタ70との嵌合時においてヘッダコネクタ70の金属シェル85の後面に接触するディンプル55が設けられている。また、下側金属シェル60の前板部61には、前板部61から下方に突出する複数の弾性接触片部63が形成され、各弾性接触片部63の内側にはケーブルコネクタ1とヘッダコネクタ70との嵌合時においてヘッダコネクタ70の金属シェル85の前面に接触するディンプル64が設けられている。
【0022】
なお、上側金属シェル50の上板部52の前端部には下方に折り返される折り返し部56が設けられ、下側金属シェル60の前板部61の上端部には一旦前方に折り曲げられてから上方に折り返される折り返し部65が設けられている。これら折り返し部56、65は、先端を折り返して湾曲させることにより、ケーブルCに対しての損傷を回避するようにしている。
【0023】
以上の構成を有するケーブルコネクタ1を組み立てるには、先ず、ハウジング10のコンタクト収容通路11に上方から第1コンタクト20A及び第2コンタクト20Bを、それぞれの雌型接触部23が下方になるように圧入する。そして、ケーブルCのディスクリート電線Wを、ハウジング10の前側及び後側からそれぞれ第1コンタクト20Aの電線接続部22の圧接部22a,22b及び第2コンタクト20Bの電線接続部22の圧接部22a,22bに圧接する。次いで、前側カバー30の圧入用開口31をハウジング10の前側から第1コンタクト20Aの圧入部24に圧入して第1コンタクト20Aの電線接続部22を覆うと共に、後側カバー40の圧入用開口41をハウジング10の後側から第2コンタクト20Bの圧入部24に圧入して第2コンタクト20Bの電線接続部22を覆う。その後、下側金属シェル60の前板部61を前側カバー30の前面に沿って上方から前板係止部32によって係止すると共に、その側板部62をハウジング10の長手方向両側面に沿って上方から側板係止部13に係止し、下側金属シェル60を前側カバー30及びハウジング10に取付ける。最後に、上側金属シェル50の後板部51を後側カバー40の後面に沿って上方から後板係止部42によって係止すると共に、その側板部53をハウジング10の長手方向両側面に沿って上方から側板係止部12に係止し、上側金属シェル50を後側カバー40及びハウジング10に取付ける。これにより、ケーブルコネクタ1は完成する。
【0024】
次に、図1及び図6乃至図8を参照してケーブルコネクタ1と嵌合するヘッダコネクタ70について説明する。図6は、ヘッダコネクタの正面図である。図7は、図6に示すヘッダコネクタの平面図である。図8は、図6に示すヘッダコネクタの右側面図である。
ヘッダコネクタ70は、長手方向に延びる絶縁性のハウジング80と、ハウジング80の長手方向に沿って前記第1コンタクト20A及び第2コンタクト20BのピッチPと同一のピッチPで配列された複数のヘッダコンタクト(相手コンタクト)90とを具備している。
【0025】
ここで、ハウジング80は、その中央部にケーブルコネクタ1を嵌合するための嵌合凹部81を有すると共に、後面両側部にソルダペグ84を取付けるための1対のペグ取付け部82を有している。各ソルダペグ84は、略L字形の金属板で、各ペグ取付け部82の下方から圧入固定されてその下面が回路基板PCB上に半田接続されるようになっている。また、ハウジング80の前後面中央部には、嵌合凹部81を除いたハウジング80を覆う金属シェル85が係止される1対のシェル係止部83が突出形成されている。金属シェル85は、ハウジング80の上面を覆う上板部86と、上板部86の前端から下方に折り曲げられ、ハウジング80の前面に形成されたシェル係止部83に係止される前板部87と、上板部86の後端から下方に折り曲げられ、ハウジング80の後面に形成されたシェル係止部83に係止される後板部88と、上板部86の長手方向両端部から下方に折り曲げられてハウジング10の長手方向両側面を覆う1対の側板部89とから構成されている。なお、各ソルダペグ84には、金属シェル85の後板部88に接触する複数のディンプル84aが設けられている。
【0026】
そして、各ヘッダコンタクト90は、金属板を打ち抜き加工することによって形成され、ハウジング80に圧入固定される圧入固定部91と、圧入固定部91の下部から延びて回路基板PCB上に半田接続される基板接続部92と、圧入固定部91から上方に延びて嵌合凹部81内に突出する接触部93とを具備している。この接触部93は、第1コンタクト20A及び第2コンタクト20Bの雌型接触部23を構成する1対の弾性接触片23a,23b間に嵌合接触する。
【0027】
図1に示すように、ケーブルCのディスクリート電線Wを接続したケーブルコネクタ1を回路基板PCBに実装されたヘッダコネクタ70に嵌合すると、ハウジング10が嵌合凹部81内に入りこんで第1コンタクト20A及び第2コンタクト20Bの1対の弾性接触片23a,23b間にヘッダコンタクト90の接触部93が嵌合接触し、ディスクリート電線Wと回路基板PCBとが相互接続される。またこのとき同時に、上側金属シェル50のディンプル55及び下側金属シェル60のディンプル64が、それぞれ金属シェル85の後板部88の後面及び前板部87の前面に接触し、上側金属シェル50及び下側金属シェル60が金属シェル85及びソルダペグ84を介して回路基板PCB上に接地される。
【0028】
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行うことができる。
【0029】
例えば、雌型接触部23は、ヘッダコネクタ70のヘッダコンタクト90に嵌合接触するものであれば、1対の弾性接触片23a,23bで構成される場合に限らず、例えば、1片の弾性接触片、あるいは箱型のリセプタクルであってもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に係るケーブルコネクタによれば、各々がケーブルのディスクリート電線に接続される電線接続部及び回路基板に接続されたヘッダコネクタの相手コンタクトに嵌合接触する雌型接触部を有するコンタクト群を備え、電線接続部は、コンタクト群の各コンタクトの平板部からハウジングの長手方向に折り曲げられた圧接部を具備し、コンタクト群は、コンタクトの中心軸に対して一側に前記圧接部を有する第1コンタクトと、コンタクトの中心軸に対して他側に前記圧接部を有する第2コンタクトとが、交互に且つ前記ハウジングの長手方向に沿って1列に配列されて構成され、前記第1コンタクトの圧接部と前記第2コンタクトの圧接部は、互いに逆向きに開放する圧接スロットを有するので、第1コンタクトのディスクリート電線の電線接続部における圧接部と第2コンタクトのディスクリート電線の電線接続部における圧接部とが列方向において千鳥配列されることになり、隣り合う圧接部の衝突を回避でき、ヘッダコネクタの相手コンタクト及びディスクリート電線に接続可能なコンタクト群を列方向に所定ピッチで高密度に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブルコネクタとヘッダコネクタとの嵌合状態を示す第1コンタクトの部分で断面した断面図である。
【図2】本発明に係るケーブルコネクタの実施形態の正面図である。
【図3】図2に示すケーブルコネクタの平面図である。
【図4】図2に示すケーブルコネクタの右側面図である。
【図5】図2に示すケーブルコネクタに使用される第2コンタクトを示し、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図6】ヘッダコネクタの正面図である。
【図7】図6に示すヘッダコネクタの平面図である。
【図8】図6に示すヘッダコネクタの右側面図である。
【図9】従来例のケーブルコネクタとヘッダコネクタとの嵌合状態を示す断面図である。
【図10】従来の他の例のケーブルコネクタとヘッダコネクタとの嵌合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブルコネクタ
10 ハウジング
20 コンタクト群
20A 第1コンタクト
20B 第2コンタクト
22 電線接続部
23 雌型接触部
70 ヘッダッコネクタ
90 ヘッダコンタクト(相手コンタクト)
C ケーブル
W 電線
PCB 回路基板
CL コンタクトの中心軸
Claims (1)
- 絶縁性のハウジングと、該ハウジングに取付けられ、各々がケーブルのディスクリート電線に接続される電線接続部及び回路基板に接続されたヘッダコネクタの相手コンタクトに嵌合接触する雌型接触部を有するコンタクト群とを具備するケーブルコネクタにおいて、
前記電線接続部は、前記コンタクト群の各コンタクトの平板部から前記ハウジングの長手方向に折り曲げられた圧接部を具備し、
前記コンタクト群は、前記コンタクトの中心軸に対して一側に前記圧接部を有する第1コンタクトと、前記コンタクトの中心軸に対して他側に前記圧接部を有する第2コンタクトとが、交互に且つ前記ハウジングの長手方向に沿って1列に配列されて構成され、前記第1コンタクトの圧接部と前記第2コンタクトの圧接部は、互いに逆向きに開放する圧接スロットを有することを特徴とするケーブルコネクタ。
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