JP3901782B2 - リーク電流防止のための電源装置、及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器や電子機器に用いられる電源装置に係り、特に、モーメンタリ・タイプのパワー・スイッチを用いた電子機器や電子機器に用いられる電源装置に関する。更に詳しくは、本発明は、パワー・オフ時に電流をリークさせることのない、モーメンタリ・スイッチを用いたリモート・パワー・オン/オフ方式を実現した電子機器や電子機器に用いられる電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の技術革新に伴い、ノートブック型のパーソナル・コンピュータ(PC)など、小型・軽量で携行性に優れた各種電気・電子機器が開発され市販されている。このうち、ノートブックPCは、モバイル環境、すなわち屋外での携帯的・可搬的な使用を考慮して小型且つ軽量に設計・製作されたものである。ノートブックPCの一例は、日本アイ・ビー・エム(株)が市販する"IBM ThinkPad 760"("ThinkPad"は米IBM社の商標)シリーズである。ThinkPad 760は、薄型の本体と、本体の略後縁端で回動可能にヒンジ結合された蓋体とからなる「クラム・シェル」構造体である(図5参照)。本体の内部には、CPUやメモリ、各種コントローラ・チップを搭載したシステム・ボードが収容されている。また、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)、CD−ROMドライブなどの外部記憶装置類も本体内に取り付けられる。また、本体の上面には、入力装置としてのキーボード・ユニットが配設されている。一方の蓋体には、液晶表示ディスプレイ(LCD)ユニットが埋設されている。クラム・シェルを開くことにより、LCDユニットを眺めながらのキー入力が可能となる。また、クラム・シェルを閉じることにより、キーボード・ユニットとLCDユニットを筐体内部に保護して収納や携行することができる。これらノートブックPCは、一般には、内蔵バッテリでも駆動可能な「バッテリ駆動型」となっている。これは、モバイル環境下で商用電源が利用不能なケースを想定したためである。
【0003】
最近では、これら電子機器の電源オン/オフ回路方式として、モーメンタリ・タイプ(復帰型)スイッチを用いたリモート・オン/オフ方式を採用することが多くなってきた。例えば、先述のノートブックPC"ThinkPad"シリーズもパワー・スイッチとしてモーメンタリ・スイッチを使用しているが、これは片手のみでのパワー・オン/オフの操作性を考量したためである。
【0004】
図6には、モーメンタリ・スイッチを用いた電源システム(従来例)のうちオン/オフ機構の要部を抽出した模式図である。同図に示すように、この電子機器はバッテリ20を主電源としており、バッテリ20はコネクタ部分で着脱・交換自在に取り付けられている。バッテリ20の出力電流は主電力ライン10によってDC/DCコンバータ50に伝送される。DC/DCコンバータ50は、バッテリ20が出力した直流電圧をシステム・オペレーションに適したレベルに変換してから、システム負荷100の各部に分配するようになっている。また、主電力ライン10の途上には、主電源出力を投入/遮断するためのスイッチ(SW2)が挿設されている。スイッチSW2は、例えばPチャネルFETスイッチでよい。
【0005】
他方、電子機器の筐体の外壁面には、ユーザが機器の電源投入/停止を指示するためのパワー・スイッチ(SW1)が装設されている。このパワー・スイッチSW1がモーメンタリ・スイッチの場合、ユーザの操作が終了するとともに元の位置に復帰するため、スイッチSW1自身は現在の操作状態(すなわちパワー・オンかパワー・オフか)を記憶することができない。このため、図6に示す例では、モーメンタリ・スイッチSW1の現在の操作状態を逐次記憶するためのラッチ回路30が配設されており、モーメンタリ・スイッチSW1ではなくラッチ回路30の出力によってスイッチSW2をオン・オフ操作するようになっている。要するに、電子機器の電源投入/遮断動作は、モーメンタリ・スイッチSW1によって直接的に行われるのではなく、斯く遠隔的になされる訳である。
【0006】
ところで、ラッチ回路30には駆動電圧が必要であり、図6に示す例では主電力ライン10から駆動電圧Vccを受けている。電子機器自体がパワー・オフ状態であっても、次のモーメンタリ・スイッチSW1の操作を保持するためには、常に駆動電圧Vccを必要とする。このため、スイッチSW2のオフ時には給電が断たれるスイッチSW2の下流側(すなわちドレイン側)ではなく、スイッチSW2のオフ時であっても給電が断たれないスイッチSW2の上流側(すなわちソース側)から駆動電圧Vccを取り出さなければならない。しかしながら、このことは、電源停止の間であっても常にラッチ回路30にリーク電流が流れ続ける、すなわち、駆動電圧Vccの供給が電力浪費の原因となることを意味する。特に電子機器がバッテリ駆動式の場合には、長時間のパワー・オフ状態の期間中における、バッテリのかかるリーク電流は無視し難い。
【0007】
とりわけ最近では、バッテリをPC本体内のバッテリ収納部に装着したまま出荷したいという要求が高まってきている。これは、ユーザが開梱と同時にPCを使用可能となり(「インスタント・オン」)、即座にディスプレイ上にシステム設定のためのインストラクションを表示できるなど、ユーザビリティが向上すること、及び、梱包箱にバッテリ用のスペースが不要となりコストを削減できること、などに依拠する。しかしながら、製品の梱包・工場出荷からユーザの手に届くまで数カ月を要した場合には、ラッチ回路へのリーク電流が原因でバッテリが過放電しかねない。過放電はバッテリの特性を劣化させることもあり、ひいてはユーザ・クレームを招来することもあろう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、パワー・オフ時のリーク電流を防止した優れた電子機器、及び、電子機器に用いられる電源装置を提供することにある。
【0009】
本発明の更なる目的は、モーメンタリ・タイプのパワー・スイッチを用いた優れた電子機器、及び、電子機器に用いられる電源装置を提供することにある。
【0010】
本発明の更なる目的は、パワー・オフ時に電流がリークしない、モーメンタリ・スイッチを用いたリモート・パワー・オン/オフ方式を実現した電子機器や電子機器に用いられる電源装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、構成部品を収納する筐体と、バッテリィと、前記バッテリィの電圧レベルを変換するためのDC/DCコンバータと、前記DC/DCコンバータから電力の供給を受ける電源コントローラと、前記バッテリィの出力電流を前記DC/DCコンバータに伝送するための主電力ラインと、前記主電力ライン上に設けられたスイッチと、前記筐体の外壁面に設けられたモーメンタリ・スイッチと、前記スイッチの下流側に接続され前記スイッチがオン状態のときに前記バッテリィから駆動電圧を受け取ることにより前記モーメンタリ・スイッチの操作状態を保持するフリップ・フロップを採用したラッチ回路と、前記ラッチ回路からの信号を受けて前記スイッチをオン状態またはオフ状態にするトランジスタを含み、パワー・オンを意味する前記モーメンタリ・スイッチの押下操作に応答して前記バッテリィからの駆動電圧を利用しないで前記スイッチをオフ状態からオン状態にするスイッチ駆動回路とを有し、前記電源コントローラが、前記スイッチがオン状態のときに前記モーメンタリ・スイッチの状況をモニタしパワー・オフを意味する前記モーメンタリ・スイッチの押下操作に応答してファームウェア・レベルでのパワー・オフ処理を実行し、その後前記ラッチ回路に前記スイッチをオフ状態にする信号を送るノートブック型パーソナル・コンピュータを提供する。
【0012】
スイッチは、Pチャネル型FETスイッチを採用することができる。また、バッテリィがノートブック型パーソナル・コンピュータに着脱・交換自在に取り付けられていてもよい。ラッチ回路は、スイッチをオン状態にするときにDC/DCコンバータをイネーブルにし、スイッチをオフ状態にするときにDC/DCコンバータをディセーブルにするようにしてもよい。
【0016】
【作用】
ここで、図1を参照しながら本発明の作用を説明する。同図は、本発明を好適に実現したリモート・パワー・オン/オフ方式の電源システムを模式的に示している。
【0017】
この電源システムを搭載した電子機器はバッテリ20を主電源としており、バッテリ20はコネクタ部分で着脱・交換自在に取り付けられている。バッテリ20の出力電流は、主電力ライン10を介してDC/DCコンバータ50に伝送されている。バッテリ20が出力する直流電圧がDC/DCコンバータ50によってレベル変換されてからシステム負荷100の各部に分配される点、及び、主電力ライン10の途上に主電源の出力を投入/遮断するためのスイッチ(SW2)が挿設されている点は、図6に示した従来例と略同一である。また、スイッチSW2は、例えばPチャネルFETスイッチでよい。
【0018】
他方、電子機器の筐体の外壁面には、ユーザが電子機器の電源投入/停止を指示するためのモーメンタリ・スイッチ(SW1)が装設されている。モーメンタリ・スイッチSW1の一端はラッチ回路30とスイッチ駆動回路40に入力され、他端は接地されている。ラッチ回路30は、モーメンタリ・スイッチSW1の現在の操作状態を逐次記憶するために設けられている。ラッチ回路30の駆動電圧Vccは、スイッチSW2の下流側(すなわちドレイン側)から取り出されているので、スイッチSW2がオフ状態の間はラッチ回路30には給電はなく、したがってモーメンタリ・スイッチSW1の操作をラッチすることはできない。一方、スイッチ駆動回路40は、スイッチがオフ状態での前記モーメンタリ・スイッチの操作に応答して、前記スイッチをオンするようになっている。より具体的には、スイッチ駆動回路40は、Pチャネル型FETスイッチSW2がオフ状態のとき、前記モーメンタリ・スイッチSW1の操作に応答して前記Pチャネル型FETスイッチSW2のゲート端子を接地するようになっている。このスイッチ駆動回路40は、スイッチSW2がオフ(すなわち電源システムがオフ)状態での電力消費はなく、且つ、無給電状態(すなわち駆動電圧のない状態)でも斯くのごとくスイッチSW2をオン操作することができる。
【0019】
この電源システムにおけるパワー・オン動作は以下のように進行する。パワー・オフすなわちスイッチSW2がオフ状態では、ラッチ回路30には給電されないので、当然消費電力はない。また、スイッチ駆動回路40は、この時点では全く電力を消費しない。スイッチSW2がオフ状態で、ユーザがモーメンタリ・スイッチSW1が押下操作すると、スイッチ駆動回路40はスイッチSW2をオンにする。この結果、ラッチ回路30は、スイッチSW2の下流側から駆動電圧Vccを受けることが可能となり、モーメンタリ・スイッチSW1のオン状態をラッチすることができるようになる。その後、ユーザがモーメンタリ・スイッチSW1を解放すると、モーメンタリ・スイッチSW1自体は直ぐに元の位置に復帰し、これに伴ってスイッチ駆動回路40によるSW2のオン操作も停止する。しかし、この時点では既にラッチ回路30の作動によりSW2のオン状態を保持することが可能となっている。
【0020】
システムがパワー・オフすなわちスイッチSW2がオフの状態ではラッチ回路には電力が供給されない。また、スイッチ駆動回路40は、スイッチSW2のオン操作のために駆動電圧を要しないので、長時間放置されても電力ロスはない。したがって、バッテリを取り付けたまま電子機器が長時間放置されても、リーク電流に伴うバッテリの浪費は生じない。
【0021】
要するに本発明によれば、パワー・オフ時のリーク電流を防止した優れた電子機器、及び電子機器に用いられる電源装置を提供することができる訳である。
【0022】
また、本発明によれば、モーメンタリ・タイプのパワー・スイッチを用いた優れた電子機器、及び電子機器に用いられる電源装置を提供することができる。
【0023】
また、本発明によれば、パワー・オフ時に電流がリークしない、モーメンタリ・スイッチを用いたリモート・パワー・オン/オフ方式を実現した電子機器や電子機器に用いられる電源装置を提供することができる。
【0024】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳解する。
【0026】
A.電源システムの構成
図2には、本発明を実現したリモート・パワー・オン/オフ方式の電源システムの構成を詳細に示している。該電源システムは、ノートブックPCに搭載されており、バッテリ20と、DC/DCコンバータ50と、バッテリ20の出力端子とDC/DCコンバータ50の入力端子を結ぶ主電力ラインと、パワー・スイッチとしての各スイッチSW1,SW2と、ラッチ回路30と、スイッチ駆動回路40とで構成される。以下、各部について説明する。
【0027】
バッテリ20は、ノートブックPCの主電源の1つであり、例えばリチウム・イオン(Li−Ion)電池やニッケル水素(NiMH)電池などの2次電池セルを複数本接続してなるパッケージ状のものである。このバッテリ20は、コネクタ部分で、着脱・交換自在に取り付けられている。
【0028】
バッテリ20の出力電流は、主電力ライン10を介してDC/DCコンバータ50に伝送される。DC/DCコンバータ50は、バッテリ20が出力する直流電圧を、PCシステムのオペレーションに適した電圧レベルに降圧及び安定化するようになっている。また、DC/DCコンバータ50の出力電圧VOUTは、システム負荷100の各部に分配される。
【0029】
ここで言うシステム負荷100には、CPU101の他、メイン・メモリ102、ビデオ・コントローラ103を含む各種周辺コントローラ・チップ、出力装置としての液晶表示ディスプレイ(LCD)104、外部記憶装置としての、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)105、フロッピー・ディスク・ドライブ(FDD)106、CD−ROMドライブ107、及び電源コントローラ110などが含まれている。
【0030】
CPU101は、オペレーティング・システム(OS)の制御下でPCシステム100全体の動作を統括するためのメイン・コントローラであり、メイン・メモリ102を作業エリアとして使用する。また、必要なプログラムやデータは、適宜、外部記憶装置類105…からメイン・メモリ102にロードされる。周辺機器の駆動は各周辺コントローラに委ねられる。例えばLCDへの出力などの描画処理はビデオ・コントローラ103が行い、モデムやプリンタとの入出力動作はI/Oコントローラ(図示しない)が行うようになっている。
【0031】
電源コントローラ110は、PCシステム100のパワー・オン/オフ動作をサポートするためのコントローラ・チップである。例えば、電源コントローラ110は、モーメンタリ・スイッチSW1によるパワー・オフ動作を検出すると、ファームウェア・レベルでのクローズ処理を実行するようになっている。また、電源コントローラ110は、バッテリ20の充放電動作を制御するようになっている。例えば日立製作所(株)製のワンチップ・コントローラ"300/H8"は、電源コントローラとしての機能をプログラムすることができる。
【0032】
なお、PCを構成するためには、図2に示した以外にも多くの電気回路等が必要である。但し、これらは当業者には周知であり、また、本発明の要旨を構成するものではないので、本明細書中では一般論を述べるにとどめている。
【0033】
一方、バッテリ20の出力端子とDC/DCコンバータ50を結ぶ主電力ライン10の途上には、主電源出力を投入及び遮断するためのスイッチ(SW2)が挿設されている。本実施例では、スイッチSW2には、Pチャネル型FETスイッチが使用されている。
【0034】
また、モーメンタリ・スイッチ(SW1)は、スイッチSW2をリモート・パワー・オン/オフするためのものであり、電子機器の筐体の外壁面に装設されている。すなわち、ユーザはスイッチSW1を操作することによりノートブックPCの電源投入及び停止を指示することができる。モーメンタリ・スイッチSW1の一端は、検出ライン11として、ラッチ回路30、スイッチ駆動回路40、及び電源コントローラ110の入力端子INの各々に入力されている。また、モーメンタリ・スイッチSW1の他端は接地されているので、スイッチSW1が押下されている間は検出ライン11はグランドすなわちロー・レベルを示すことになる。
【0035】
ラッチ回路30は、モーメンタリ・スイッチSW1の現在の操作状態を逐次記憶しておくための回路群であり、記憶要素としてのDフリップ・フロップ31を含んでいる。Dフリップ・フロップ31のプリセット端子"−PR"にはモーメンタリ・スイッチSW1の一端(すなわち検出ライン11)が反転入力され、そのクリア端子"−CLR"には電源コントローラ110の出力OUT(すなわち制御ライン12)が反転入力されている。また、Dフリップ・フロップ31のQ出力は、ON信号として、DC/DCコンバータ50をイネーブルし、且つ、トランジスタ41(後述)をオンするために利用される。また、ラッチ回路30の駆動電圧は、PチャネルFETスイッチSW2の下流側(すなわちドレイン側)の一地点VINより取り出されている。3端子レギュレータ32は、この入力電圧VINから副電源電圧VSUBを安定的に発生し、これをDフリップ・フロップ31の電源端子Vccに入れている。また、3端子レギュレータ32の出力端子VSUBは、検出ライン11と制御ライン12とも接続しており、各ライン11,12をプル・アップするようになっている。
【0036】
Dフリップ・フロップ31の電源電圧VccはスイッチSW2の下流側(すなわちドレイン側)から取り出されているので、スイッチSW2がオフ状態(すなわち電源システムがオフ状態)の間は、プリセット端子"−PR"やクリア端子"−CLR"への入力のいかんに拘らず、駆動することはない(すなわちモーメンタリ・スイッチSW1の操作をラッチできない)。これに対し、電源電圧Vccを入力して駆動中のDフリップ・フロップ31は、モーメンタリ・スイッチSW1のオン動作すなわちプリセット端子"−PR"にグランドが反転入力されたことに応答して、Q出力を付勢するようになっている。また、Dフリップ・フロップ31は、電源コントローラ110が自身の出力OUTを減勢したことに応答して、Q出力を減勢するようになっている。
【0037】
スイッチ駆動回路40は、スイッチSW2がオフ状態(すなわちラッチ回路30が駆動不能な状態)でも、モーメンタリ・スイッチSW1の操作に応答してスイッチSW2をオンにするために、設けられている。図2に示すように、スイッチ駆動回路40は、トランジスタ41と、ダイオード42と、抵抗体43を含んでいる。本実施例のトランジスタ41は、NPNトランジスタであり、エミッタ端子は接地され、コレクタ端子はPチャネル型FETスイッチSW2のゲート端子VGに入れられ、ベース端子はDフリップ・フロップ31のQ出力を受容している。また、ダイオード42のアノード端子は、トランジスタ41のコレクタ端子とともにFETスイッチSW2のゲート端子VGに並列的に入力され、カソード端子は検出ライン11に接続されている。また、抵抗体43は、FETスイッチSW2のソース端子とゲート端子VGの間に挿設されている。
【0038】
電源システムがパワー・オフ状態では、Dフリップ・フロップ31のQ出力は減勢されており、したがって、トランジスタ41はオフ状態となっている。このため、Pチャネル型FETスイッチSW2のゲート端子VGには、ソース電圧すなわちバッテリ20の出力端子電圧が抵抗体43経由で入れられるので、スイッチSW2はオフ状態となる。この状態で、モーメンタリ・スイッチSW1が押下操作されると、検出ライン11の一端は、モーメンタリ・スイッチSW1経由で接地される。これに伴って、FETスイッチSW2のゲート端子VGは、ダイオード42を経由して接地されるので、スイッチSW2はオンに切り替わる。スイッチSW2がオンされると、ラッチ回路30が駆動を開始し、これに連動してDフリップ・フロップ31のQ出力が付勢される。但し、これらの協働的動作の詳細は後述する。ここでは、スイッチ駆動回路40は、駆動電圧を要することなく、FETスイッチSW2をオンにすることができる、という点に充分留意されたい。
【0039】
B.電源システムのオペレーション
前項では、本発明を具現する電源システムのハードウェア構成を説明してきた。本項では、図3及び図4を参照しながら該システムの動作とともに本発明の作用について説明することにする。
【0040】
パワー・オン・オペレーション:
図3には、この電源システムのパワー・オン時における各部の協働的動作をタイミング・チャートにして示している。
【0041】
パワー・オフすなわちスイッチSW2がオフ状態で、ユーザがモーメンタリ・スイッチSW1を押下操作すると、これに連動して、Pチャネル型FETスイッチSW2のゲート端子VGにグランド(ロー)・レベルが入力されて、FETスイッチSW2はオンに切り替わる(図3中の矢印I)。このとき、Dフリップ・フロップ31には駆動電圧VCCは未だ供給されておらず、したがって、モーメンタリ・スイッチSW1のオン状態を保持することはできない。
【0042】
FETスイッチSW2のオンに伴い、3端子レギュレータ32に電圧VINが供給され(図3中の矢印II)、比較的短い遅延時間の後、安定化された副電源電圧VSUBが出力される(図3中の矢印III)。
【0043】
制御ライン12はVSUBによりプル・アップされるので、Dフリップ・フロップ31のクリア端子"−CLR"にはハイ・レベルが入力される。また、検出ライン11の一端は、モーメンタリ・スイッチSW1により接地されているので、Dフリップ・フロップ31のプリセット端子"−PR"にはロー・レベルが入力されている(図3中の矢印VI)。
【0044】
この時点では、Dフリップ・フロップ31は、副電源電圧電圧VSUBの入力によって既に駆動可能となっており、クリア端子"−CLR"がハイ・レベルに切り替わったことに応答して、自身のQ出力を付勢する(図3中の矢印V)。
【0045】
次いで、Q出力が付勢されたことに応答して、DC/DCコンバータ50はイネーブルされて、電圧変換動作を開始し、システム負荷100の各部に電源電圧VOUTが投入されることとなる。また、トランジスタ41は、ベースにハイ・レベルが入力されてオン状態に切り替わる。この結果、FETスイッチSW2のゲートVGは、トランジスタ41によって接地されることとなる(図3中の矢印VI)。
【0046】
その後、ユーザがモーメンタリ・スイッチSW1の押下操作を解除すると、モーメンタリ・スイッチSW1は元の位置に復帰する。そして、検出ライン11は、その一端はグランドから切り離され、副電源電圧VSUBによってプル・アップされた状態となる。この結果、ダイオード42のカソード端子はロー・レベルではなくなり、また、Dフリップ・フロップ31のプリセット端子"−PR"はハイ・レベルに切り替わる(図3中の矢印VII)。しかしながら、Dフリップ・フロップ31はモーメンタリ・スイッチSW1のオン状態を既に保持しており、Q出力の付勢状態を維持するので、FETスイッチSW2のオン状態すなわちパワー・オン状態は好適に保たれる。
【0047】
上述した一連の動作において、パワー・オフ状態におけるラッチ回路30には給電されないので当然消費電力はないこと、及び、スイッチ駆動回路40は駆動電圧なしでスイッチSW2をオン操作できることを、特に充分理解されたい。本電源システムによれば、バッテリ20を取り付けたまま長時間放置されてもリーン電流は生じない。例えば、バッテリを取り付けたままノートブックPCを出荷しても、ユーザの手元に届くまでの間にバッテリの電力ロスは殆どないのである。
【0048】
パワー・オフ・オペレーション:
図4には、この電源システムのパワー・オフ時における各部の協働的動作をタイミング・チャートにして示している。
【0049】
パワー・オンすなわちスイッチSW2がオン状態で、ユーザがモーメンタリ・スイッチSW1を押下操作すると、これに連動して、検出ライン11の一端が接地されて、Dフリップ・フロップ31のプリセット端子"−PR"にはロー・レベルが入力される(図4中の矢印I)。また、モーメンタリ・スイッチSW1の押下操作が解除されると、検出ライン11の一端はグランドから切り離され、プリセット端子"−PR"はハイ・レベルに復帰する(図4中の矢印II)。
【0050】
電源コントローラ110は、モーメンタリ・スイッチSW1の状況を検出ライン11を介してモニタしており、システムのパワー・オフを意味するこの押下操作に応答して、ファームウェア・レベルでのパワー・オフ処理(すなわちクローズ処理)を実行する(但し、ファームウェア・レベルでの処理自体は本発明の要旨と関連しないので、これ以上説明しない)。
【0051】
ファームウェア・レベルでの処理が終了すると、電源コントローラ110は、ラッチ回路30が保持しているパワー・オン状態を解除すべく、自身の出力端子OUTすなわち制御ライン12を減勢する。
【0052】
制御ライン12が減勢されると、Dフリップ・フロップ31のクリア端子"−CLR"にはロー・レベルが入力されて(図4中の矢印III)、これに応答してQ出力も減勢される(図4中の矢印IV)。さらに、これに連動して、DC/DCコンバータ50がディセーブルされて、システム負荷への供給電圧VOUTが停止するとともに(図4中の矢印V)、トランジスタ41もオフ状態に切り替わる(図4中の矢印VI)。
【0053】
トランジスタ41がオフ状態になると、FETスイッチSW2のゲート電圧VGはハイ・レベルに戻るため(図4中の矢印VII)、FETスイッチSW2はオフ状態に切り替わる。この結果、3端子レギュレータ32への供給電圧VINが遮断されるため(図4中の矢印VIII)、副電源電圧VSUBも当然途絶える(図4中の矢印IX)。
【0054】
副電源電圧VSUBの停止により、Dフリップ・フロップ31は駆動電圧を失い、記憶内容を喪失する。また、検出ライン11上の電荷も失われ、プリセット端子"−PR"はロー・レベルとなる(図4中の矢印X)。この結果、完全なパワー・オフ状態となる。
【0055】
C.追補
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。例えばファクシミリ機器、移動無線端末やコードレス電話機、電子手帳、ビデオ・カメラなどの各種コードレス機器、ワードプロセッサ等のような、バッテリ駆動タイプの各種電気・電子機器に対しても、本発明を適用することができる。要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0056】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、パワー・オフ時に電流がリークしない、モーメンタリ・スイッチを用いたリモート・パワー・オン/オフ方式を実現した電子機器や電子機器に用いられる電源装置を提供することができる。例えば本発明をノートブックPCに利用することにより、電流リークによるバッテリへのダメージを排除して、インスタント・オンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を実現するのに適した電源システムの構成を模式的に示した図である。
【図2】図2は、本発明を実現した電源システムの構成を詳細に開示した図である。
【図3】図3は、本実施例の電源システムのパワー・オン時の動作特性を表したタイミング・チャートである。
【図4】図4は、本実施例の電源システムのパワー・オフ時の動作特性を表したタイミング・チャートである。
【図5】図5は、ノートブックPCの外観斜視図である。
【図6】図6は、モーメンタリ・スイッチを用いた電源システム(従来例)の構成を模式的に示した図である。
【符号の説明】
10…主電力ライン、11…検出ライン、12…制御ライン、
20…バッテリ、30…ラッチ回路、31…Dフリップ・フロップ、
32…3端子レギュレータ、40…スイッチ駆動回路、
41…NPN型トランジスタ、42…ダイオード、43…抵抗体、
50…DC/DCコンバータ、100…システム負荷、101…CPU、
102…メイン・メモリ、103…ビデオ・コントローラ、
104…LCD、105…HDD、106…FDD、
107…CD−ROMドライブ、110…電源コントローラ。
Claims (4)
- 構成部品を収納する筐体と、
バッテリィと、
前記バッテリィの電圧レベルを変換するためのDC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータから電力の供給を受ける電源コントローラと、
前記バッテリィの出力電流を前記DC/DCコンバータに伝送するための主電力ラインと、
前記主電力ライン上に設けられたスイッチと、
前記筐体の外壁面に設けられたモーメンタリ・スイッチと、
前記スイッチの下流側に接続され前記スイッチがオン状態のときに前記バッテリィから駆動電圧を受け取ることにより前記モーメンタリ・スイッチの操作状態を保持するフリップ・フロップを採用したラッチ回路と、
前記ラッチ回路からの信号を受けて前記スイッチをオン状態またはオフ状態にするトランジスタを含み、パワー・オンを意味する前記モーメンタリ・スイッチの押下操作に応答して前記バッテリィからの駆動電圧を利用しないで前記スイッチをオフ状態からオン状態にするスイッチ駆動回路とを有し、
前記電源コントローラが、前記スイッチがオン状態のときに前記モーメンタリ・スイッチの状況をモニタしパワー・オフを意味する前記モーメンタリ・スイッチの押下操作に応答してファームウェア・レベルでのパワー・オフ処理を実行し、その後前記ラッチ回路に前記スイッチをオフ状態にする信号を送るノートブック型パーソナル・コンピュータ。 - 前記スイッチがPチャネル型FETスイッチである請求項1記載のノートブック型パーソナル・コンピュータ。
- 前記バッテリィが前記ノートブック型パーソナル・コンピュータに着脱・交換自在に取り付けられている請求項1記載のノートブック型パーソナル・コンピュータ。
- 前記ラッチ回路は、前記スイッチをオン状態にするときに前記DC/DCコンバータをイネーブルにし、前記スイッチをオフ状態にするときに前記DC/DCコンバータをディセーブルにする請求項1記載のノートブック型パーソナル・コンピュータ。
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