JP2004022668A - 作業機の電子回路構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電源と制御ユニット1に設けた電源入力端子2を配線接続するとともに、制御ユニット1における基板パターンの電源回路4にパターン接続された電源出力端子5を制御ユニット1に設け、この電源出力端子5と制御ユニット1に設けた入力端子6とを外部回路8に配線接続してある。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、農作業機、建設機械、などの作業機に搭載する電子回路構造に係り、特には、その電源回路周りの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業機に搭載された電子回路の本機ハーネスは、例えば電源ラインにおいては、オルタネータ、電子制御ユニット、メータ類、スイッチボックス、灯火類などの、同一電位の接続に多数の電線分岐が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ハーネス内での電線分岐は、ハーネス製造コストが高くなるのみならず、分岐部分が機械的に弱くなるので、断線故障を引起す可能性が高いものとなる。
【0004】
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、断線故障を引起す可能性が高い部位となるハーネス内での電線分岐を節減することで、ハーネスのコスト低減を図るとともに、電子回路の信頼性を高めことを主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0006】
請求項1に係る発明は、電源と制御ユニットに設けた電源端子を配線接続するとともに、制御ユニットにおける基板パターンの電源回路にパターン接続された電源出力端子を制御ユニットに設け、この電源出力端子と制御ユニットに設けた入力端子とを外部回路に配線接続してあることを特徴とする。
【0007】
上記構成によると、電源端子と電源とを接続するハーネスには、外部回路に接続するための電線分岐が不要となる。
【0008】
従って、請求項1の発明によると、断線故障を引起す可能性が高い部位となるハーネス内での電線分岐を節減することができ、ハーネスのコスト低減を図ることができるとともに、電子回路の信頼性を高めることが可能となる。
【0009】
〔請求項2に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、制御ユニット内の前記電源回路と前記電源出力端子との間に、電流制限機能付きの三端子レギュレータを介在してある。
【0011】
上記構成によると、もしも電源出力端子に配線接続された外部回路でグランドショートが発生しても、制限値前後の微笑電流しか流れないので、過電流によって制御ユニットが損傷することはない。
【0012】
従って、請求項2の発明によると、請求項1の発明の上記効果をもたらすとともに、信頼性を一層高めることができる。
【0013】
〔請求項3に係る発明の構成、作用、および効果〕
【0014】
請求項3に係る発明は、請求項1または2の発明において、前記電源出力端子に接続された電解コンデンサを前記制御ユニットに装備してある。
【0015】
上記構成によると、電解コンデンサで平滑化、および、安定化された電源を電源出力端子から外部回路に供給することができる。
【0016】
従って、請求項3の発明によると、請求項1または2の発明の上記効果をもたらすとともに、ノイズに弱いセンサ類が外部回路に組込まれるような場合に、センサを安定して作動させることができ、実用上の利点が大きいものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のいくつかの実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
〔第1例〕
図1に、本発明に係る電子回路構造の基本例が示されている。この例では、制御ユニット1の電源入力端子2に、バッテリ電源から導出された電線3が接続されるとともに、制御ユニット1の基板にパターン形成された電源回路4にパターン接続された電源出力端子5が、制御ユニット1の空きピンを利用して設けられ、この電源入力端子5と入力端子6にわたって、各種のスイッチ7を含む外部回路8が配線接続されている。
【0019】
この構成によると、図6に示す従来構造のように、ハーネス分岐によって外部回路8に電源を接続する必要がなく、ハーネスの製造コスト低減に有効となる。
【0020】
〔第2例〕
図2に、本発明に係る電子回路構造の要部の第2例が示されている。この例では、上記第1例の構成において、制御ユニット1の基板にパターン形成された電源回路4と前記電源出力端子5との間に、電流制限機能を備えた三端子レギュレータ9が介在されて、電源出力端子5と入力端子7にわたって外部回路8が配線接続されている。
【0021】
この構成によると、図中の仮想線で示すように、外部回路8の電源側にグランドアースGが発生しても、電源出力端子5の通過電流は設定された値(例えば100mmA)に制限され、制御ユニット1における基板パターンが過電流で焼損するようなことが未然に回避される。
【0022】
〔第3例〕
図3に、本発明に係る電子回路構造の要部の第3例が示されている。この例では、制御ユニット1の電源入力端子2に、バッテリ電源から導出された電線3が接続されるとともに、制御ユニット1の基板にパターン形成された電源回路4にパターン接続された電源出力端子5が、制御ユニット1の空きピンを利用して設けられ、この電源出力端子5と入力端子7にわたって、各種のセンサ10を含む外部回路8が配線接続されるとともに、制御ユニット1の電源回路4に電解コンデンサ11が接続されている。
【0023】
この構成によると、ハーネス分岐によって外部回路8に電源を接続する必要がなくなるとともに、センサ10には、電解コンデンサ11で平滑化および安定化された電源が供給され、センサ10をノイズなどの影響を受けることなく適正に作動させることができる。
【0024】
〔第4例〕
図4に、本発明に係る電子回路構造の要部の第4例が示されている。この例では、第3例の構成において、制御ユニット1の基板にパターン形成された電源回路4と前記電源出力端子5との間に、電流制限機能を備えた三端子レギュレータ9が介在されて、電源出力端子5と入力端子7にわたって外部回路8が配線接続されている。
【0025】
この構成によると、外部回路8の電源側にグランドアースGが発生しても、電源出力端子5の通過電流は設定された値(例えば100mmA)に制限され、制御ユニット1における基板パターンが過電流で焼損するようなことが未然に回避される。なお、この構成においては、図中の仮想線で示すように、三端子レギュレータ9の出力部と電源出力端子5との間にも電解コンデンサ11を配備すると、電源出力端子5の出力安定化に一層有効となる。
【0026】
図5は、前記制御ユニット1に接続されたソレノイド駆動回路における回路切断時のサージ電圧を吸収するための回路構成が示されている。つまり、ソレノイド20への出力回路21には、サージ吸収用のダイオード22が接続されるとともに、サージ電圧検出回路部23が接続されている。このサージ電圧検出回路部23は、ダイオード22が損傷する等してサージ吸収機能が損なわれ、ソレノイド20への通電停止時に設定値(閾値)以上の大きいサージ電圧が立つと、トランジスタ24,25のラッチ機能によって検出回路26を「H」(異常)に維持し、これを制御ユニット1に入力することで、図示しない液晶表示装置や警報ランプを作動させて、サージ電圧吸収回路でのトラブル発生を早期に認識させて、適切な措置を促すことができるようになっている。なお、リセット回路27にリセット信号「H」を発生させることでトランジスタ24,25によるラッチ機能を解除して、検出回路26から「H」(異常)信号を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業機の電子回路構造の第1例を示す回路図
【図2】第2例の回路図
【図3】第3例の回路図
【図4】第4例の回路図
【図5】サージ吸収機能を備えたソレノイド駆動用回路図
【図6】従来例の回路図
【符号の説明】
1 制御ユニット
2 電源入力端子
4 電源回路
5 電源出力端子
6 入力端子
8 外部回路
9 三端子レギュレータ
11 電解コンデンサ
Claims (3)
- 電源と制御ユニットに設けた電源端子を配線接続するとともに、制御ユニットにおける基板パターンの電源回路にパターン接続された電源出力端子を制御ユニットに設け、この電源出力端子と制御ユニットに設けた入力端子とを外部回路に配線接続してあることを特徴とする作業機の電子回路構造。
- 制御ユニット内の前記電源回路と前記電源出力端子との間に、電流制限機能付きの三端子レギュレータを介在してある請求項1記載の作業機の電子回路構造。
- 前記電源出力端子に接続された電解コンデンサを前記制御ユニットに装備してある請求項1または2記載の作業機の電子回路構造。
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JP2002173076A JP2004022668A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 作業機の電子回路構造 |
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- 2002-06-13 JP JP2002173076A patent/JP2004022668A/ja active Pending
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