JP3901453B2 - 飛灰除去装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、焼却炉や溶融炉等から排出される高温排ガス中の飛灰を除去する飛灰除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼却炉や溶融炉等で発生する高温排ガスには飛灰が含まれており、その煙道には一般に排ガス処理装置を設けて浄化処理をした後大気中へ放出される。この飛灰には塩化物が含まれており、800℃以上の高温では気化しているが、600〜700℃に温度が低下すると液化あるいは固化して粘着性を帯び、煙道や後段の排ガス処理装置で付着現象を起こすので、飛灰はできるだけ焼却炉等の排ガス出口付近で除去するのが望ましい。
【0003】
このような飛灰を除去する装置の一例として特開平7−180825号公報の「石炭灰の焼却集塵方法」が公知である。この集塵方法は、流動床炉からの排ガスを集塵装置のフィルタ内に設けたセラミックフィルタエレメントに導いて排ガス中の飛灰をフィルタエレメントの外周面に付着・堆積させ、堆積量が一定に達したときにバックブローを行って飛灰を落下させ、落下した飛灰を流動床炉へ循環させるというものである。この集塵方法によれば、フィルタとしてセラミックフィルタエレメントを用いたから、高い集塵効率で飛灰を捕捉でき、かつフィルタがセラミック製のため高温での耐久性があるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特許公開公報による集塵方法以外にも飛灰を除去する方法又は装置が種々提案されており、例えば煙道内に脱塩剤を注入して付着生成物を破壊したり、振動装置で対象部位を振動させて付着生成物を振り落とすなどの方法又は手段が採用されている。しかし、いずれの方法又は手段を用いる場合であれ、排ガス中の飛灰はある程度除去できるとしても、対象部位の付着生成物に対する剥離性について材質的な考慮がされていないため、付着、堆積した生成物は肥大化し、これを除去する対策としては不十分である。
【0005】
例えば上記特許公開公報による集塵方法では、セラミックフィルタエレメントに飛灰を付着させて排気ガス中の飛灰を十分に除去できるが、フィルタエレメントの外面に付着した粘着性のある飛灰が堆積すると、バックブロー程度の除去方法では落下させることはできず、付着生成物が徐々に堆積されてフィルタが目詰りを起こすこととなる。バックブロー以外に振動作用等の外的除去作用を付加しても容易に付着生成物を落下させることは困難であり、このような堆積した付着生成物を除去するにはたがねではつる等の作業により除去する以外に方法がないというのが現状である。
【0006】
この発明では、上記の問題に留意して、高温排ガス中の飛灰を煙道内に設けた剥離容易な付着板に付着させて付着した生成物を剥離させることができる飛灰除去装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決する手段として焼却炉のような高温炉から排出される高温排ガス中の飛灰を付着させて除去する付着板を煙道部分内側に設け、この付着板を付着生成物に対する剥離容易性材とし、これに高温排ガスを導いて付着された生成物に対し振動、衝撃、温度変化の剥離促進作用のうち少なくとも1の作用を付与する剥離促進手段を付着板に関連させて設け、付着板に付着堆積した生成物を落下させて除去するようにした飛灰除去装置としたのである。
【0008】
上記の構成の飛灰除去装置によれば、高温排ガス中の飛灰を高効率に捕集し、付着した生成物を容易に剥離させる。焼却炉や溶融炉等から発生する高温排ガスを排出する煙道の一部に設けた付着板は、排ガス中の粘着性の高い飛灰が付着してもその生成物に対し剥離容易性材により形成されている。生成物が一定量以上になると振動、衝撃、温度変化のいずれかを与える剥離促進手段により剥離促進作用を与えると、生成物は付着板から容易に剥離し、落下する。落下した生成物は灰ポットのような収容手段に集められる。
【0009】
付着板は、例えばクロム合金材とし、クロム含有量が一定割合のものとする。付着生成物に対するクロムの作用でミクロな剥離が付着生成時に生じており、剥離促進手段による剥離促進作用が付与されるとマクロな剥離へと進展し生成物が付着板から剥離する。
【0010】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態の飛灰除去装置の主縦断面図、図2は図1の矢視II−IIから見た断面図である。図示の飛灰除去装置A1 は、焼却炉の直ぐ後に煙道11と12の間に置かれており、煙道の下流に置かれる、例えば図3に示す廃熱回収装置30、浄化装置40に飛灰が付着するのを防止するため、出来るだけ焼却炉寄りの上流側位置に設けられている。飛灰装置A1 は、煙道11に続く入口管1と、煙道12に接続される出口管2との間に漏斗状のトラップ3が形成され、これらの間のスペースに多孔板4が吊り下げて設けられている。
【0011】
多孔板4は付着生成物に対する剥離容易性材としてクロム合金製とされ、多数の貫通孔4aが設けられ、焼却炉10からの高温排ガス(800〜1200℃)中の飛灰を付着させる付着板としての役目をする部材であり、排ガスの流れを遮るように平板面を流れと直交する方向に設けてある。トラップ3の下部には開閉弁5により開閉される灰ポット6が設けられ、上部外側には多孔板4を振動させる振動手段7が剥離促進手段の1つとして取付けられている。8、8は多孔板4の前後の差圧を検出するための圧力センサ、5vは開閉弁5の電磁駆動部である。
【0012】
圧力センサ8、8による圧力測定信号は小型コンピュータ又はマイクロコンピュータを用いた制御部20へ送られ、ここでそれぞれの圧力が検出され、検出された圧力値から多孔板4の前後の差圧を演算してその差圧が一定値以上に達すると振動手段7へ制御信号を送り、振動手段7を駆動して振動を多孔板4に付与する。又、電磁駆動部5vにも制御信号を送り、開閉弁5を開放して落下した飛灰の付着生成物を灰ポット6へ受入れる。
【0013】
多孔板4のクロム合金は、クロム含有量が22〜27重量%のクロム合金であり、クロム以外の組成はC=0.1〜0.4、Si=0.2〜1.2、Mn=1〜10、Ni=3〜6(いずれも重量%)、残部がFe及び不可避な不純物である。MnとNiの合計が6重量%以上のものを用いるのが好ましい。又、振動手段7により振動を付与するのは飛灰の付着生成物の量が一定量以上となったとき、例えば差圧が一定値を超えたとき、あるいは一定時間が経過したときに行うのが望ましい。このため、制御部20には圧力の検出と並行して時間を測定するタイマ機能を備えておくとよい。
【0014】
上記構成としたこの実施形態の飛灰除去装置A1 によれば、高温排ガス中の飛灰を高効率に除去し、多孔板4に付着した付着生成物を自動的に回収することができる。焼却炉10から排出される高温排ガス(800〜1200℃)中の飛灰には、600〜700℃で粘着性の高くなる塩化物が含まれ、廃熱回収装置30や排ガス浄化装置40へ流れる前にこの塩化物を含む飛灰は、飛灰除去装置A1 により多孔板4に付着、除去され、浄化された後大気中に放出される。但し、飛灰には塩化物の少ない飛灰、即ち粘着性の低いものも含まれ、これらは多孔板4に付着せずそのまま通過するため、全体としての飛灰の除去率は80%程度であるが、粘着性の高い飛灰は高効率に除去される。
【0015】
高温排ガスが多孔板4に当たると多数の貫通孔4aを通過し、その際、排ガス中の飛灰は多孔板4の表面あるいは貫通孔4aの内面に付着する。付着した生成物の堆積が進み、貫通孔4aが少しずつ塞がれると、排ガスの流れが悪くなり、多孔板4の前後で圧力差が次第に大きくなる。この差圧が一定値以上になったことが制御部20で検出されると、制御信号が振動手段7に送られて多孔板4に振動が与えられ、多孔板4の振動により付着生成物は多孔板4から剥離されて落下する。
【0016】
この場合、多孔板4は所定量のクロムを含有するクロム合金製であるため付着生成物が剥離するが、鉄、ステンレス、セラミックなど他の金属類では付着生成物の剥離は生じず、剥離容易性の機能は得られない。この剥離のメカニズムは、飛灰中の塩化物に対しクロム成分による作用でクロム合金の表面にミクロな剥離が生じていたのが、振動という外的な要因によりマクロな剥離に進展し、付着した生成物が落下することによると考えられる。
【0017】
なお、多孔板のクロム合金材は、上記クロム含有率でなければ剥離性が不十分であり、クロム含有率が上記未満あるいはそれを超えるものでは十分な剥離性を得ることができない。落下した付着生成物は灰ポット6へ収容され、その後適宜処理される。
【0018】
図4に第2実施形態の飛灰除去装置A2 の縦断面図及び矢視B−Bからの横断面図を示す。この例の飛灰除去装置A2 はサイクロン形式を用いて飛灰を除去するようにしたものであり、多孔板4を設ける代りにサイクロンで高温排ガス中の飛灰を分離して付着板4’に付着させ、振動手段7による振動をサイクロン全体に与えて付着生成物を剥離、落下させ、自動的に付着生成物を取り除こうとするものである。
【0019】
図示のように、入口管1に続くうず巻管1’の下部に漏斗状のトラップ3が設けられ、その中央位置で排ガスを上方へ導く排出管2’が設けられている。入口管1をうず巻管1’の接線方向に接続し、うず巻管1’の深さ一杯に下端が挿入された排出管2’の下方から排ガスを上昇させて排出するように形成され、入口管1、うず巻管1’、トラップ3の内周及び排出管2’の下端部の外周には付着板4’がそれぞれ設けられている。付着板4’の材料は第1実施形態と同じくクロム合金製材である。
【0020】
付着板4’はクロム合金製であるが、飛灰の付着生成物が所定以上の堆積厚さとなっても入口管1と排出管2’との間に差圧は殆ど生じないため、この実施形態では圧力センサは設けず、制御部20で一定時間が経過したことをカウンタ部(図示せず)で検出すると振動手段7へ制御信号を送りサイクロン全体を振動させるようにしている。
【0021】
上記構成の第2実施形態の飛灰除去装置A2 は、付着板4’がクロム合金製であるため、付着生成物が堆積しても、一定時間の経過により制御信号が振動手段7へ送られて振動手段7による外的要因で剥離され、漏斗状のトラップ3へと落下し灰ポット6へ収容されて処理される。入口管1から送り込まれる排ガスは、サイクロン内で回転し、比重の重い飛灰が遠心力により外周へ飛ばされて分離され、周囲の付着板4’の表面に付着し、比重の軽いガスは中心に集まって排出管2’へと送り出される。
【0022】
なお、上述した第1、第2の実施形態では飛灰の落下を促進する剥離促進手段の1つとして振動手段7による振動を用いているが、他の剥離促進手段とすることもできる。例えば、槌打手段、あるいは小さな鉄球を多孔板4又は付着板4’にぶつけて衝撃を加える。
【0023】
上記他の剥離促進手段の1つとして温度変化を付与する手段を用いることもできる。この場合、吹付手段により空気を多孔板4や付着板4’に吹き付けるようにすると、高温排ガスに晒されていた付着生成物が空気による直接的な冷却を受けて縮み、このためクロム合金から剥離して脱落する。
【0024】
又、クロム合金だけを冷却することにより付着生成物を脱落させるようにしてもよい。この場合、冷却管を多孔板4又は付着板4’に接するように設け、差圧が増大したとき又は一定時間が経過したときに、水や空気などの冷却媒体を流してクロム合金の温度を下げる。しかし、排ガスと接触している付着生成物の温度はあまり低下せず、このため熱膨張の差によってクロム合金から付着生成物が剥離して脱落する。サイクロン形式の場合、付着板4’の外側に冷却ジャケットを接して設け、冷却ジャケットに冷却媒体を流せばよい。
【0025】
上記異なる3つの剥離促進手段はそれぞれ独立に設けてもよいが、そのいずれか又はいくつかを組合わせて剥離作用が最も効果的となるようにしてもよい。
【0026】
図5は第3実施形態の飛灰除去装置A3 の縦断面図及び(a)図の矢視B−Bから見た断面図である。この実施形態は、煙道11、12に接続される煙道の一部をそのまま利用したものである。煙道の入口管1、出口管2の内周面には所定寸法の平板状の付着板4’の複数枚が煙道内周面に沿って取付けられ、中間長さ位置に漏斗状のトラップ3が設けられ、その下方に第1実施形態と同様に開閉弁5、灰ポット6が取付けられている。又、入口管1と出口管2の中間長さ位置の側方に振動手段7が取付けられている。付着板4’としてクロム合金材が用いられる点は第1実施形態と同じである。
【0027】
上記の飛灰除去装置A3 は、煙道をそのまま利用したものであるため、飛灰の捕集効率は第1、第2実施形態に比して高くないが、煙道の内周面に沿って設けられた多数の付着板4’の表面に接しながら流れる高温排ガスから粘着性の飛灰を捕集することができる。捕集されて出来た付着生成物は振動手段7により装置全体に振動が付与されて付着板4’から剥離し、落下して排ガスの流れにより移動し、トラップ3により捕集される。この例でも圧力センサは設けられておらず、一定時間が経過したことをカウンタにより検出すると振動手段7、開閉弁5の電磁駆動部5vへ制御部20から制御信号が送られる。
【0028】
図6は第3実施形態の飛灰除去装置A4 の縦断面図、及び(a)図の矢視B−Bから見た横断面図である。この例でも煙道11、12に接続される煙道の一部をそのまま利用したものであり、入口管1の内周面に所定寸法の付着板4’が高温排ガスの流れを阻害する邪魔板として(b)図に示すように左右の側壁から交互に突出するように複数枚取付けられ、出口管2の付近の煙道下部に漏斗状のトラップ3が設けられている。トラップ3の下方に開閉弁5、灰ポット6が設けられ、煙道側方に装置全体に振動を与える振動手段7が設けられている。付着板4’は第1実施形態のクロム合金材が用いられている。
【0029】
この実施形態の飛灰除去装置A4 は、煙道をそのまま利用したものであるが、付着板4’が邪魔板として流れを阻害するように設けられているため、第3実施形態より飛灰の捕集効率が高い。高温排ガス中の粘着性の飛灰は付着板4’の表面に直接接触して付着する。付着板4’は互いにジグザグに設けられているため、ガスの流れの方向がジグザグに変化し、飛灰が付着板4’に付着し易い。
【0030】
付着した生成物を一定時間経過した後振動手段7により付着板4’から剥離させ、トラップ3に集められた後開閉弁5を経て灰ポット6に落とされる点は他の実施形態と同様である。
【0031】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、この発明の飛灰除去装置は煙道部分内側に飛灰の付着生成物に対する剥離容易性材の付着板を取り付け、付着板に一定量以上の生成物が付着すると剥離促進手段により剥離促進作用を付与して付着板から剥離させて取り除くようにしたから、従前のように付着した生成物を振動手段で振動させる程度では取り除くことができなかったのに対し、振動手段のような剥離促進手段による剥離促進作用を与えるだけで容易に生成物が剥離され、手作業による槌打作業などによらず生成物を取り除くことができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の飛灰除去装置A1 の縦断面図
【図2】図1の矢視II−IIから見た断面図
【図3】飛灰除去装置を煙道に設けた排ガス処理システムの全体概略図
【図4】(a)第2実施形態の飛灰除去装置A2 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【図5】(a)第3実施形態の飛灰除去装置A3 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【図6】(a)第4実施形態の飛灰除去装置A4 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【符号の説明】
1 入口管
2 出口管
2’ 排出管
3 トラップ
4 多孔板
4’ 付着板
4a 貫通孔
5 開閉弁
6 灰ポット
7 振動手段
8 圧力センサ
10 焼却炉
20 制御部
30 廃熱回収装置
40 浄化装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、焼却炉や溶融炉等から排出される高温排ガス中の飛灰を除去する飛灰除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
焼却炉や溶融炉等で発生する高温排ガスには飛灰が含まれており、その煙道には一般に排ガス処理装置を設けて浄化処理をした後大気中へ放出される。この飛灰には塩化物が含まれており、800℃以上の高温では気化しているが、600〜700℃に温度が低下すると液化あるいは固化して粘着性を帯び、煙道や後段の排ガス処理装置で付着現象を起こすので、飛灰はできるだけ焼却炉等の排ガス出口付近で除去するのが望ましい。
【0003】
このような飛灰を除去する装置の一例として特開平7−180825号公報の「石炭灰の焼却集塵方法」が公知である。この集塵方法は、流動床炉からの排ガスを集塵装置のフィルタ内に設けたセラミックフィルタエレメントに導いて排ガス中の飛灰をフィルタエレメントの外周面に付着・堆積させ、堆積量が一定に達したときにバックブローを行って飛灰を落下させ、落下した飛灰を流動床炉へ循環させるというものである。この集塵方法によれば、フィルタとしてセラミックフィルタエレメントを用いたから、高い集塵効率で飛灰を捕捉でき、かつフィルタがセラミック製のため高温での耐久性があるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特許公開公報による集塵方法以外にも飛灰を除去する方法又は装置が種々提案されており、例えば煙道内に脱塩剤を注入して付着生成物を破壊したり、振動装置で対象部位を振動させて付着生成物を振り落とすなどの方法又は手段が採用されている。しかし、いずれの方法又は手段を用いる場合であれ、排ガス中の飛灰はある程度除去できるとしても、対象部位の付着生成物に対する剥離性について材質的な考慮がされていないため、付着、堆積した生成物は肥大化し、これを除去する対策としては不十分である。
【0005】
例えば上記特許公開公報による集塵方法では、セラミックフィルタエレメントに飛灰を付着させて排気ガス中の飛灰を十分に除去できるが、フィルタエレメントの外面に付着した粘着性のある飛灰が堆積すると、バックブロー程度の除去方法では落下させることはできず、付着生成物が徐々に堆積されてフィルタが目詰りを起こすこととなる。バックブロー以外に振動作用等の外的除去作用を付加しても容易に付着生成物を落下させることは困難であり、このような堆積した付着生成物を除去するにはたがねではつる等の作業により除去する以外に方法がないというのが現状である。
【0006】
この発明では、上記の問題に留意して、高温排ガス中の飛灰を煙道内に設けた剥離容易な付着板に付着させて付着した生成物を剥離させることができる飛灰除去装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決する手段として焼却炉のような高温炉から排出される高温排ガス中の飛灰を付着させて除去する付着板を煙道部分内側に設け、この付着板を付着生成物に対する剥離容易性材とし、これに高温排ガスを導いて付着された生成物に対し振動、衝撃、温度変化の剥離促進作用のうち少なくとも1の作用を付与する剥離促進手段を付着板に関連させて設け、付着板に付着堆積した生成物を落下させて除去するようにした飛灰除去装置としたのである。
【0008】
上記の構成の飛灰除去装置によれば、高温排ガス中の飛灰を高効率に捕集し、付着した生成物を容易に剥離させる。焼却炉や溶融炉等から発生する高温排ガスを排出する煙道の一部に設けた付着板は、排ガス中の粘着性の高い飛灰が付着してもその生成物に対し剥離容易性材により形成されている。生成物が一定量以上になると振動、衝撃、温度変化のいずれかを与える剥離促進手段により剥離促進作用を与えると、生成物は付着板から容易に剥離し、落下する。落下した生成物は灰ポットのような収容手段に集められる。
【0009】
付着板は、例えばクロム合金材とし、クロム含有量が一定割合のものとする。付着生成物に対するクロムの作用でミクロな剥離が付着生成時に生じており、剥離促進手段による剥離促進作用が付与されるとマクロな剥離へと進展し生成物が付着板から剥離する。
【0010】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態の飛灰除去装置の主縦断面図、図2は図1の矢視II−IIから見た断面図である。図示の飛灰除去装置A1 は、焼却炉の直ぐ後に煙道11と12の間に置かれており、煙道の下流に置かれる、例えば図3に示す廃熱回収装置30、浄化装置40に飛灰が付着するのを防止するため、出来るだけ焼却炉寄りの上流側位置に設けられている。飛灰装置A1 は、煙道11に続く入口管1と、煙道12に接続される出口管2との間に漏斗状のトラップ3が形成され、これらの間のスペースに多孔板4が吊り下げて設けられている。
【0011】
多孔板4は付着生成物に対する剥離容易性材としてクロム合金製とされ、多数の貫通孔4aが設けられ、焼却炉10からの高温排ガス(800〜1200℃)中の飛灰を付着させる付着板としての役目をする部材であり、排ガスの流れを遮るように平板面を流れと直交する方向に設けてある。トラップ3の下部には開閉弁5により開閉される灰ポット6が設けられ、上部外側には多孔板4を振動させる振動手段7が剥離促進手段の1つとして取付けられている。8、8は多孔板4の前後の差圧を検出するための圧力センサ、5vは開閉弁5の電磁駆動部である。
【0012】
圧力センサ8、8による圧力測定信号は小型コンピュータ又はマイクロコンピュータを用いた制御部20へ送られ、ここでそれぞれの圧力が検出され、検出された圧力値から多孔板4の前後の差圧を演算してその差圧が一定値以上に達すると振動手段7へ制御信号を送り、振動手段7を駆動して振動を多孔板4に付与する。又、電磁駆動部5vにも制御信号を送り、開閉弁5を開放して落下した飛灰の付着生成物を灰ポット6へ受入れる。
【0013】
多孔板4のクロム合金は、クロム含有量が22〜27重量%のクロム合金であり、クロム以外の組成はC=0.1〜0.4、Si=0.2〜1.2、Mn=1〜10、Ni=3〜6(いずれも重量%)、残部がFe及び不可避な不純物である。MnとNiの合計が6重量%以上のものを用いるのが好ましい。又、振動手段7により振動を付与するのは飛灰の付着生成物の量が一定量以上となったとき、例えば差圧が一定値を超えたとき、あるいは一定時間が経過したときに行うのが望ましい。このため、制御部20には圧力の検出と並行して時間を測定するタイマ機能を備えておくとよい。
【0014】
上記構成としたこの実施形態の飛灰除去装置A1 によれば、高温排ガス中の飛灰を高効率に除去し、多孔板4に付着した付着生成物を自動的に回収することができる。焼却炉10から排出される高温排ガス(800〜1200℃)中の飛灰には、600〜700℃で粘着性の高くなる塩化物が含まれ、廃熱回収装置30や排ガス浄化装置40へ流れる前にこの塩化物を含む飛灰は、飛灰除去装置A1 により多孔板4に付着、除去され、浄化された後大気中に放出される。但し、飛灰には塩化物の少ない飛灰、即ち粘着性の低いものも含まれ、これらは多孔板4に付着せずそのまま通過するため、全体としての飛灰の除去率は80%程度であるが、粘着性の高い飛灰は高効率に除去される。
【0015】
高温排ガスが多孔板4に当たると多数の貫通孔4aを通過し、その際、排ガス中の飛灰は多孔板4の表面あるいは貫通孔4aの内面に付着する。付着した生成物の堆積が進み、貫通孔4aが少しずつ塞がれると、排ガスの流れが悪くなり、多孔板4の前後で圧力差が次第に大きくなる。この差圧が一定値以上になったことが制御部20で検出されると、制御信号が振動手段7に送られて多孔板4に振動が与えられ、多孔板4の振動により付着生成物は多孔板4から剥離されて落下する。
【0016】
この場合、多孔板4は所定量のクロムを含有するクロム合金製であるため付着生成物が剥離するが、鉄、ステンレス、セラミックなど他の金属類では付着生成物の剥離は生じず、剥離容易性の機能は得られない。この剥離のメカニズムは、飛灰中の塩化物に対しクロム成分による作用でクロム合金の表面にミクロな剥離が生じていたのが、振動という外的な要因によりマクロな剥離に進展し、付着した生成物が落下することによると考えられる。
【0017】
なお、多孔板のクロム合金材は、上記クロム含有率でなければ剥離性が不十分であり、クロム含有率が上記未満あるいはそれを超えるものでは十分な剥離性を得ることができない。落下した付着生成物は灰ポット6へ収容され、その後適宜処理される。
【0018】
図4に第2実施形態の飛灰除去装置A2 の縦断面図及び矢視B−Bからの横断面図を示す。この例の飛灰除去装置A2 はサイクロン形式を用いて飛灰を除去するようにしたものであり、多孔板4を設ける代りにサイクロンで高温排ガス中の飛灰を分離して付着板4’に付着させ、振動手段7による振動をサイクロン全体に与えて付着生成物を剥離、落下させ、自動的に付着生成物を取り除こうとするものである。
【0019】
図示のように、入口管1に続くうず巻管1’の下部に漏斗状のトラップ3が設けられ、その中央位置で排ガスを上方へ導く排出管2’が設けられている。入口管1をうず巻管1’の接線方向に接続し、うず巻管1’の深さ一杯に下端が挿入された排出管2’の下方から排ガスを上昇させて排出するように形成され、入口管1、うず巻管1’、トラップ3の内周及び排出管2’の下端部の外周には付着板4’がそれぞれ設けられている。付着板4’の材料は第1実施形態と同じくクロム合金製材である。
【0020】
付着板4’はクロム合金製であるが、飛灰の付着生成物が所定以上の堆積厚さとなっても入口管1と排出管2’との間に差圧は殆ど生じないため、この実施形態では圧力センサは設けず、制御部20で一定時間が経過したことをカウンタ部(図示せず)で検出すると振動手段7へ制御信号を送りサイクロン全体を振動させるようにしている。
【0021】
上記構成の第2実施形態の飛灰除去装置A2 は、付着板4’がクロム合金製であるため、付着生成物が堆積しても、一定時間の経過により制御信号が振動手段7へ送られて振動手段7による外的要因で剥離され、漏斗状のトラップ3へと落下し灰ポット6へ収容されて処理される。入口管1から送り込まれる排ガスは、サイクロン内で回転し、比重の重い飛灰が遠心力により外周へ飛ばされて分離され、周囲の付着板4’の表面に付着し、比重の軽いガスは中心に集まって排出管2’へと送り出される。
【0022】
なお、上述した第1、第2の実施形態では飛灰の落下を促進する剥離促進手段の1つとして振動手段7による振動を用いているが、他の剥離促進手段とすることもできる。例えば、槌打手段、あるいは小さな鉄球を多孔板4又は付着板4’にぶつけて衝撃を加える。
【0023】
上記他の剥離促進手段の1つとして温度変化を付与する手段を用いることもできる。この場合、吹付手段により空気を多孔板4や付着板4’に吹き付けるようにすると、高温排ガスに晒されていた付着生成物が空気による直接的な冷却を受けて縮み、このためクロム合金から剥離して脱落する。
【0024】
又、クロム合金だけを冷却することにより付着生成物を脱落させるようにしてもよい。この場合、冷却管を多孔板4又は付着板4’に接するように設け、差圧が増大したとき又は一定時間が経過したときに、水や空気などの冷却媒体を流してクロム合金の温度を下げる。しかし、排ガスと接触している付着生成物の温度はあまり低下せず、このため熱膨張の差によってクロム合金から付着生成物が剥離して脱落する。サイクロン形式の場合、付着板4’の外側に冷却ジャケットを接して設け、冷却ジャケットに冷却媒体を流せばよい。
【0025】
上記異なる3つの剥離促進手段はそれぞれ独立に設けてもよいが、そのいずれか又はいくつかを組合わせて剥離作用が最も効果的となるようにしてもよい。
【0026】
図5は第3実施形態の飛灰除去装置A3 の縦断面図及び(a)図の矢視B−Bから見た断面図である。この実施形態は、煙道11、12に接続される煙道の一部をそのまま利用したものである。煙道の入口管1、出口管2の内周面には所定寸法の平板状の付着板4’の複数枚が煙道内周面に沿って取付けられ、中間長さ位置に漏斗状のトラップ3が設けられ、その下方に第1実施形態と同様に開閉弁5、灰ポット6が取付けられている。又、入口管1と出口管2の中間長さ位置の側方に振動手段7が取付けられている。付着板4’としてクロム合金材が用いられる点は第1実施形態と同じである。
【0027】
上記の飛灰除去装置A3 は、煙道をそのまま利用したものであるため、飛灰の捕集効率は第1、第2実施形態に比して高くないが、煙道の内周面に沿って設けられた多数の付着板4’の表面に接しながら流れる高温排ガスから粘着性の飛灰を捕集することができる。捕集されて出来た付着生成物は振動手段7により装置全体に振動が付与されて付着板4’から剥離し、落下して排ガスの流れにより移動し、トラップ3により捕集される。この例でも圧力センサは設けられておらず、一定時間が経過したことをカウンタにより検出すると振動手段7、開閉弁5の電磁駆動部5vへ制御部20から制御信号が送られる。
【0028】
図6は第3実施形態の飛灰除去装置A4 の縦断面図、及び(a)図の矢視B−Bから見た横断面図である。この例でも煙道11、12に接続される煙道の一部をそのまま利用したものであり、入口管1の内周面に所定寸法の付着板4’が高温排ガスの流れを阻害する邪魔板として(b)図に示すように左右の側壁から交互に突出するように複数枚取付けられ、出口管2の付近の煙道下部に漏斗状のトラップ3が設けられている。トラップ3の下方に開閉弁5、灰ポット6が設けられ、煙道側方に装置全体に振動を与える振動手段7が設けられている。付着板4’は第1実施形態のクロム合金材が用いられている。
【0029】
この実施形態の飛灰除去装置A4 は、煙道をそのまま利用したものであるが、付着板4’が邪魔板として流れを阻害するように設けられているため、第3実施形態より飛灰の捕集効率が高い。高温排ガス中の粘着性の飛灰は付着板4’の表面に直接接触して付着する。付着板4’は互いにジグザグに設けられているため、ガスの流れの方向がジグザグに変化し、飛灰が付着板4’に付着し易い。
【0030】
付着した生成物を一定時間経過した後振動手段7により付着板4’から剥離させ、トラップ3に集められた後開閉弁5を経て灰ポット6に落とされる点は他の実施形態と同様である。
【0031】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、この発明の飛灰除去装置は煙道部分内側に飛灰の付着生成物に対する剥離容易性材の付着板を取り付け、付着板に一定量以上の生成物が付着すると剥離促進手段により剥離促進作用を付与して付着板から剥離させて取り除くようにしたから、従前のように付着した生成物を振動手段で振動させる程度では取り除くことができなかったのに対し、振動手段のような剥離促進手段による剥離促進作用を与えるだけで容易に生成物が剥離され、手作業による槌打作業などによらず生成物を取り除くことができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の飛灰除去装置A1 の縦断面図
【図2】図1の矢視II−IIから見た断面図
【図3】飛灰除去装置を煙道に設けた排ガス処理システムの全体概略図
【図4】(a)第2実施形態の飛灰除去装置A2 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【図5】(a)第3実施形態の飛灰除去装置A3 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【図6】(a)第4実施形態の飛灰除去装置A4 の縦断面図、(b)(a)図の矢視B−Bから見た断面図
【符号の説明】
1 入口管
2 出口管
2’ 排出管
3 トラップ
4 多孔板
4’ 付着板
4a 貫通孔
5 開閉弁
6 灰ポット
7 振動手段
8 圧力センサ
10 焼却炉
20 制御部
30 廃熱回収装置
40 浄化装置
Claims (3)
- 溶融炉から排出される高温排ガス中の飛灰を付着させて除去する付着板を煙道部分内側に設け、この付着板を
Cr=22〜27重量%、C=0.1〜0.4重量%、Si=0.2〜1.2重量%、Mn=1〜10重量%、Ni=3〜6重量%、残部がFe及び不可避な不純物であり、かつMnとNiの合計が6重量%以上であるクロム合金製
の付着生成物に対する剥離容易性材とし、これに高温排ガスを導いて付着された生成物に対し振動、衝撃、温度変化の剥離促進作用のうち少なくとも1の作用を付与する剥離促進手段を付着板に関連させて設けると共に、剥離容易性材の流れ方向の前後の高温排ガスの差圧、又は一定時間の経過を検出すると、その制御信号により剥離促進手段を作動させ、付着板に付着堆積した生成物を落下させて除去するようにした飛灰除去装置。 - 前記剥離容易性材の付着板を多孔板により形成したことを特徴とする請求項1に記載の飛灰除去装置。
- 前記剥離促進手段を振動手段としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の飛灰除去装置。
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