JP2004321890A - 集塵設備 - Google Patents

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JP2004321890A
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Soichiro Tanaka
聡一郎 田中
Takeshi Ochi
武 越智
Shoichi Ono
正一 大野
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

【課 題】気体が集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減し、ブロワーの電力消費量を削減できる集塵設備を提供する。
【解決手段】粉塵が浮遊する気体から粉塵を除去する集塵設備であって、気体が集塵設備内を流通する動力を供給するブロワーと、気体から粗粒粉塵を除去する第1ダストチャンバーと、第1ダストチャンバーから排出された気体から細粒粉塵を除去する第2ダストチャンバーと、第2ダストチャンバーから排出された気体に残留する粉塵を除去する電気集塵機とを配設される集塵設備である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気体が集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減し、ブロワーの電力消費量を削減できる集塵設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、 各種工場の機械装置や動力プラントには、 これらの設備から発生する粉塵による大気汚染を防止するために、 集塵機が設置される。 集塵機は、気体中に浮遊する粉塵を除去するものであり、気体の体積膨張を利用する集塵機(いわゆるダストチャンバー),遠心力を利用する集塵機(いわゆるサイクロン集塵機),フィルターを利用する集塵機(いわゆる濾過集塵機)あるいは電気的なクーロン力を利用する集塵機(いわゆる電気集塵機)等が広く使用されている。
【0003】
機械装置や動力プラントの操業においては、これらの集塵機を組合せて一連の集塵設備として使用される。たとえば図2に示すように、銅精錬で用いる自溶炉(図示せず)から排出される排ガスは、ボイラー1で排熱を回収した後、ダストチャンバー2,サイクロン集塵機6および電気集塵機4を組合せた一連の集塵設備で粉塵を除去し、次いで排ガス中に含まれるSOを硫酸として回収する。図2中の矢印aは、排ガスが流れる方向を示す。
【0004】
一連の集塵設備にはブロワー5が配設されており、ブロワー5によって排ガスが集塵設備内を流通し、さらに次工程に送給される。
図2に示す集塵設備の場合は、自溶炉(図示せず)から排出された排ガスは、ボイラー1で排熱を回収した後、ダストチャンバー2に送給される。ダストチャンバー2内で排ガスの体積が膨張するので、排ガスの流速が低下する。 その結果、 排ガス中の比較的粗粒の粉塵(以下、粗粒粉塵という)が下方に落下して、ダストチャンバー排出口8から排出される。
【0005】
こうして粗粒粉塵を除去された排ガスは、サイクロン集塵機6に送給される。サイクロン集塵機6内には内筒7が配設されており、内筒7外面とサイクロン集塵機6内壁面の空隙に排ガスが供給されるので、排ガスはサイクロン集塵機6内で旋回する。 こうして排ガス中に残留する比較的細粒の粉塵(以下、細粒粉塵という)に遠心力が生じて、細粒粉塵がサイクロン集塵機6内壁面の方向に飛散し、さらにサイクロン集塵機6内壁面に沿って下方に落下して、サイクロン集塵機排出口10から排出される。
【0006】
細粒粉塵を除去された排ガスは、 次に、内筒7を通って電気集塵機4に送給される。排ガス中に残留する粉塵を電気集塵機4で除去した後、 排ガスを次工程に送給する。
ここで、サイクロン集塵機6で細粒粉塵を除去された排ガスは、 内筒7を通って電気集塵機4に送給されるので、排ガス中に残留する粉塵が内筒7内面に付着する。 内筒7内面に粉塵が付着すると、排ガスの流通が阻害されるので圧力損失が増大し、その結果、 ブロワー5の負荷が増加して電力消費量が増加する。
【0007】
したがって、省エネルギーの観点からブロワー5の電力消費量を削減するためには、排ガスが集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減しなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記のような問題を解決し、気体が集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減し、ブロワーの電力消費量を削減できる集塵設備を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、粉塵が浮遊する気体から粉塵を除去する集塵設備であって、気体が集塵設備内を流通する動力を供給するブロワーと、気体から粗粒粉塵を除去する第1ダストチャンバーと、第1ダストチャンバーから排出された気体から細粒粉塵を除去する第2ダストチャンバーと、第2ダストチャンバーから排出された気体に残留する粉塵を除去する電気集塵機とを配設されてなる集塵設備である。
【0010】
前記した発明においては、第1の好適態様として、第1ダストチャンバーから排出された気体が、第2ダストチャンバー内で旋回することが好ましい。
また第2の好適態様として、第2ダストチャンバーの内壁面が、ステンレス鋼の鏡板で内張りされてなることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の集塵設備の例を模式的に示す配置図である。 ここでは銅製錬で用いる自溶炉(図示せず)から排出される排ガスの排熱をボイラー1で回収した後、 排ガス中の粉塵を除去する例について説明する。 なお図1中の矢印aは、排ガスが流れる方向を示す。
【0012】
なお図1に示すように、一連の集塵設備にはブロワー5が配設されており、排ガスはブロワー5を動力源として集塵設備内を流通する。 ただし排ガス中に粉塵が残留している状態でブロワー5を稼動すると、ブロワー5の耐用性が劣化し設備故障の原因になる。したがってブロワー5は、電気集塵機4の出側に配設するのが好ましい。
【0013】
図1において、ボイラー1から排出された排ガスは、第1ダストチャンバー2に送給される。この第1ダストチャンバー2は、従来から知られているダストチャンバー(すなわち図2に示したダストチャンバー2)と本質的に同じものであるが、後述する第2ダストチャンバー3と区別するために、第1ダストチャンバー2と記載する。
【0014】
第1ダストチャンバー2内で排ガスの体積が膨張するので、排ガスの流速が低下し、粗粒粉塵が下方に落下する。 こうして粗粒粉塵が、第1ダストチャンバー排出口8から排出される。
粗粒粉塵を除去された排ガスは、次に、第2ダストチャンバー3に送給される。第2ダストチャンバー3内で排ガスの体積が再度膨張するので、排ガスの流速が一層低下し、細粒粉塵が下方に落下する。 こうして細粒粉塵が、第2ダストチャンバー排出口9から排出される。
【0015】
排ガスを第1ダストチャンバー2から第2ダストチャンバー3に送給するにあたって、第2ダストチャンバー3内壁面に沿う方向に排ガスを送給して、第2ダストチャンバー3内で排ガスを旋回させるのが好ましい。 その理由は、 排ガスが旋回することによって細粒粉塵に遠心力が生じるからである。その結果、 第2ダストチャンバー3内では、排ガスの体積膨張の効果に加えて、遠心力の効果も発揮されて、細粒粉塵を分離除去する能力が向上する。
【0016】
第2ダストチャンバー3内で排ガスが旋回すると、細粒粉塵は第2ダストチャンバー3内壁面の方向に飛散して、さらに第2ダストチャンバー3内壁面に沿って下方に落下する。そこで、平滑な表面を有する鏡板で第2ダストチャンバー3内壁面を内張りするのが好ましい。 第2ダストチャンバー3内壁面を鏡板で内張りすることによって、第2ダストチャンバー3内壁面に沿って落下する細粒粉塵の排出能力が向上する。
【0017】
鏡板の材質は、優れた耐磨耗性を有する材料(たとえばセラミックス,ステンレス鋼等)が好ましい。 ただし第2ダストチャンバー3を製作する際の費用や加工性を考慮すると、ステンレス鋼を使用するのが一層好ましい。
また第2ダストチャンバー3内で排ガスから分離される細粒粉塵は、第2ダストチャンバー3のコーナー部に滞留しやすい。そこで図3に示すように、第2ダストチャンバー3のコーナー部を曲面で構成したり、あるいは図4に示すように、鉛直方向に対して角度を有する斜面で構成すると、細粒粉塵の排出能力が一層向上する。
【0018】
なお図4に示すように、細粒粉塵を除去した排ガスを、第2ダストチャンバー3の上面から排出しても支障はない。
細粒粉塵を除去された排ガスは、次に、電気集塵機4に送給されて排ガス中に残留する粉塵を除去した後、 次工程に送給される。
このようにして細粒粉塵が、第2ダストチャンバー3内で分離除去され、かつ第2ダストチャンバー排出口9から速やかに排出される。しかも第2ダストチャンバー3内には内筒7が存在しないので、排ガスの流通は阻害されない。したがって排ガスが集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減し、ブロワー5の電力消費量を削減できる。
【0019】
なお、ここでは自溶炉の排ガスの集塵設備について説明したが、 本発明は、 その他の種々の機械装置や動力プラントから排出される各種気体から粉塵を除去する場合にも適用できる。
【0020】
【実施例】
図1に示すように、自溶炉(図示せず)から排出される排ガスの排熱をボイラー1で回収した後、 排ガス中の粉塵を除去しながら自溶炉を90日間操業した。これを発明例とする。
一方、比較例として、図2に示すように、自溶炉(図示せず)から排出される排ガスの排熱をボイラー1で回収した後、 排ガス中の粉塵を除去しながら自溶炉を90日間操業した。
【0021】
発明例と比較例について、第1ダストチャンバー2(あるいはダストチャンバー2)入側から電気集塵機4出側の間の圧力損失、およびブロワー5の電力原単位(すなわちマット1ton あたりの電力消費量)を調査した。その結果、 発明例の圧力損失は、比較例に比べて 392Pa(すなわち40mmAq)低減された。その結果、 発明例のブロワー5の電力原単位は、比較例に比べて13%削減された。サイクロンをダストチャンバーに切替えることにより、ダストチャンバーの負荷が減り、電気集塵機の負荷が増えたが、トータルの集塵率は発明例と比較例とで大差はなかった。
【0022】
したがって本発明では、気体が集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減し、ブロワーの電力消費量を削減できることが確かめられた。
【0023】
【発明の効果】
本発明では、気体が集塵設備内を流通する間に生じる圧力損失を低減できるので、ブロワーの電力消費量を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集塵設備の例を模式的に示す配置図である。
【図2】従来の集塵設備の例を模式的に示す配置図である。
【図3】本発明の集塵設備に適用するダストチャンバーの他の例を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の集塵設備に適用するダストチャンバーの他の例を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 ボイラー
2 ダストチャンバー(第1ダストチャンバー)
3 第2ダストチャンバー
4 電気集塵機
5 ブロワー
6 サイクロン集塵機
7 内筒
8 ダストチャンバー排出口(第1ダストチャンバー排出口)
9 第2ダストチャンバー排出口
10 サイクロン集塵機排出口

Claims (3)

  1. 粉塵が浮遊する気体から前記粉塵を除去する集塵設備であって、前記気体が前記集塵設備内を流通する動力を供給するブロワーと、前記気体から粗粒粉塵を除去する第1ダストチャンバーと、前記第1ダストチャンバーから排出された前記気体から細粒粉塵を除去する第2ダストチャンバーと、前記第2ダストチャンバーから排出された前記気体に残留する粉塵を除去する電気集塵機とを配設されてなることを特徴とする集塵設備。
  2. 前記第1ダストチャンバーから排出された前記気体が、前記第2ダストチャンバー内で旋回することを特徴とする請求項1に記載の集塵設備。
  3. 前記第2ダストチャンバーの内壁面が、ステンレス鋼の鏡板で内張りされてなることを特徴とする請求項1または2に記載の集塵設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100904406B1 (ko) 2007-04-23 2009-06-26 이상청 로의 집진 장치
CN105457427A (zh) * 2015-12-21 2016-04-06 黄河科技学院 用于城建小区清除雾霾的空气净化系统

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KR100904406B1 (ko) 2007-04-23 2009-06-26 이상청 로의 집진 장치
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